JPH1016969A - パレット - Google Patents

パレット

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JPH1016969A
JPH1016969A JP16940896A JP16940896A JPH1016969A JP H1016969 A JPH1016969 A JP H1016969A JP 16940896 A JP16940896 A JP 16940896A JP 16940896 A JP16940896 A JP 16940896A JP H1016969 A JPH1016969 A JP H1016969A
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Masahiko Saito
昌彦 斉藤
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Nishida Seikan Inc
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SUMISHO KAMI PULP KK
Sumitomo Chemical Co Ltd
Nishida Seikan Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量である;耐水性に優れている;長期間使
用しても表面が損傷し難い;少量多品種の製造が容易で
ある;錆びない;実用し得るレベルの強度を有する、と
いった特性をバランス良く有するパレットを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 積載部および該積載部と接合された台部
からなるパレットであって、積載部は熱可塑性樹脂から
成形された中空構造板からなる底面を有し、台部は支柱
および該支柱の少なくとも下面において接合されてなる
耐水性の板状物からなるパレットとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物の格納や運搬
等のために使用される荷台であるパレット(palle
t)に関する。詳しくは、本発明は、軽量である;耐水
性に優れている;長期間使用しても表面が損傷し難い;
種々のサイズのパレットを少量ずつ製造すること(以
下、「少量多品種の製造」とも言う)が容易である;錆
ない;実用し得るレベルの強度を有する、といった種々
の特性をバランス良く有するパレットに関する。
【0002】
【従来の技術】パレットとしては従来、木製のパレッ
ト、合成樹脂製のパレット、金属製のパレット、紙ダン
ボール製のパレットが知られており、使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、木製のパレッ
トは、重量が大である;耐水性に乏しい(「吸水し易
い」の意)ので水分を嫌う貨物に使用することは不適当
である;長期間使用すると表面が損傷し易い(ささくれ
易い)、という問題点を持っている。合成樹脂製のパレ
ットは、重量が大である;各タイプおよびサイズのパレ
ットを溶融樹脂から成形するための金型を必要とするの
で少量多品種のパレットを容易に製造し難い、という問
題点を持っている。
【0004】金属製のパレットは、重量が大である;パ
レットを構成する各部品は金属製であるから、これら部
品を接合するためには溶接等の手間のかかる方法によら
ねばならず、従って、少量多品種のパレットを容易に製
造し難い;錆易い、という問題点を持っている。紙ダン
ボール製のパレットは、耐水性に乏しい;強度が乏し
い、という問題点を持っている。
【0005】本発明の目的は、軽量である;耐水性に優
れている;長期間使用しても表面が損傷し難い;少量多
品種の製造が容易である;錆びない;実用し得るレベル
の強度を有する、といった種々の特性をバランス良く有
するパレットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、公知のパレ
ットである木製のパレット、合成樹脂製のパレット、金
属製のパレット、紙ダンボール製のパレットが有してい
る上記の問題点を持たず、種々の特性すなわち軽量であ
る;耐水性に優れている;長期間使用しても表面が損傷
し難い;少量多品種の製造が容易である;錆びない;実
用し得るレベルの強度を有する、といった特性をバラン
ス良く有するパレットの開発について研究を重ねてき
た。その結果、パレットを構成する積載部と台部とにお
いて、積載部の底面を特定の素材からなるものとし、台
部を支柱および該支柱の少なくとも下面において接合さ
れてなる耐水性の板状物からなるものとすることによ
り、公知のパレットが有する上記問題点を解決し、且
つ、上記の種々の特性をバランス良く有するパレットが
得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】すなわち本発明は、積載部および該積載部
と接合された台部からなるパレットであって、積載部は
熱可塑性樹脂から成形された中空構造板からなる底面を
有し、台部は支柱および該支柱の少なくとも下面におい
て接合されてなる耐水性の板状物からなるパレットであ
る。本願明細書で言うパレットの「積載部」とは、格納
したり運搬したりすべき貨物がパレットと接触する部分
すなわちパレットの上部を意味し、パレットの「台部」
とは、貨物を積載したパレット又はパレットのみをフォ
ークリフト等で移動するに際して、フォークリフトのフ
ォークの部分を差し込む部分すなわちパレットの下部を
意味するものとする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のパレットについて以下詳
細に説明するが、本発明を図によって説明する場合、図
示したものは本発明のパレットの例に過ぎず、本発明は
図示されたものに限定されるものではない。また、図は
本発明を分かり易く描くことに重点を置いており、縮尺
等は必ずしも実際のものを正確に反映したものではな
い。
【0009】図1は本発明のパレットの斜視図(図1
A)およびその分解状態を示す斜視図(図1B)であ
る。このパレットは、パレットの上部の皿型の物である
積載部1と、パレットの下部の3本の角筒型の物(筒の
中には後記の紙管からなる支柱が存在している)である
台部2とから構成されており、フォークリフトのフォー
クは台部2を構成する筒型の物3の間に差し込まれる。
このパレットのサイズは縦および横が約1100mm、
全体の高さが約250mmである。なお、図1のパレッ
トにかかる台部2は筒型の物3を3本備えているが、筒
型の物は3本に限定されるものではなく、パレットの用
途に応じて2本でもよいし4本またはそれ以上の本数で
もよい。
【0010】パレットを構成する積載部と台部とは接合
されている。接合の方法は特に制限されず、例えば傘釘
(例えば株式会社トライウォール製のトライウォールネ
ールなる商品名の傘釘)、ステープラー(staple
r、ホチキス)、リベット、ステッチ、プラスチック製
の鋲、接着剤等で接合し得る。図1のパレットは積載部
1と台部2とを傘釘で接合したものである。
【0011】図1のパレットの積載部1の底面や側面
(皿型の物の底面や側面)および台部2の側面(筒型の
物の側面)に描かれた丸印中の平行線は、これらを製造
するための素材である熱可塑性樹脂から成形された中空
構造板(後記)のリブの方向を示す。図1のパレットの
積載部1は中空構造板から製造された一体物、すなわち
皿型の物の底面と側面とが繋がっているものであるが、
積載部は、中空構造板を所定のサイズに切断して得られ
る底面(皿型の物の底板)と、中空構造板を所定のサイ
ズに切断して得られる4枚の側面(皿型の物の側面)と
を接合することによって製造することもできる。ここ
で、底面と側面との接合によって積載部を製作する場
合、側面の素材は中空構造板に限定されず、合成樹脂製
シート(後記)であってもよい。中空構造板の加工法に
ついては後記する。なお、図1のパレットの積載部1の
四隅(4つの角部)はエル(L)字型の補強具4で補強
されているが、本発明のパレットにおいてこの補強具は
必須のものではない。
【0012】図2は図1のパレットの台部2およびその
製造工程を示す斜視図である。但し、図2は便宜上、図
1の台部2を構成する3本の筒型の物3の内の1本のみ
を示したものである。この台部2は、中空構造板を角筒
型状に折り曲げてなる側板5と、筒の内部に存在する支
柱6なる紙管(後記)とから構成されている。支柱6は
台部2に強度(台部の上からの力に抗する強度)を付与
するためのものである。図2の台部2の紙管の個数は筒
型のもの1本あたり3個であるが、紙管の個数は3個に
限定されるものではなく、パレットの用途(特に、貨物
の重量)に応じて2個でもよいし3個より多くてもよ
い。
【0013】台部2を構成する側板5と支柱6とは接合
されている。側板5と支柱6とを接合する方法は特に制
限されず、両者は例えば傘釘、ステープラー、リベッ
ト、ステッチ、プラスチック製の鋲、接着剤等で接合し
得る。図2の台部2の側板5と支柱6とは、側板5の上
から支柱6の長手方向(支柱6の径方向と直行する方
向)に向かって打ち込まれた傘釘で接合されている。
【0014】本発明のパレットにかかる熱可塑性樹脂か
ら成形された中空構造板(例えば、図1の積載部1の底
面や側面および台部2の側板)は、図3に例示したよう
なリブ7を有する中空構造板である。中空構造板はプラ
スチック段ボールとも称され(「プラ段」と略称される
ことがある)、公知の素材である。中空構造板を製造す
るための熱可塑性樹脂として例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレンとプロピレンとの共重合体、エ
チレン及び/又はプロピレンと例えばブテン−1、ペン
テン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−
1、ノネン−1、4−メチルペンテン−1、デセン−1
のようなα−オレフィンとの共重合体で代表されるポリ
オレフィンを挙げることができ、この中でもポリプロピ
レン、ポリエチレン、エチレンとプロピレンとの共重合
体が好ましい。本発明のパレットの積載部にかかる中空
構造板の厚さは特に制限されず、パレットの用途等に応
じて適宜決定すればよいが、一般にその厚さは1〜15
mm、好ましくは9〜15mmである。
【0015】市販されている中空構造板の例として、熱
可塑性ポリプロピレン系樹脂から成形された住友化学工
業(株)製のサンプライ(登録商標)やスミパネル(登
録商標)を挙げることができ、種々の厚さのものを入手
し得る。ちなみに、図1のパレットの積載部に使われて
いる中空構造板は、厚さが9mmのスミパネル(登録商
標)である。
【0016】中空構造板は、熱可塑性樹脂から成形され
たリブを有する中空構造体であるから軽量である;樹脂
製であるから耐水性が優れている;樹脂製であるから長
期間使用しても表面が損傷し難い;リブを有する中空構
造体であるから加工性(板の切断し易さ、曲げ易さ、接
合し易さ等)に優れている;樹脂製であるから錆びな
い;リブを有する中空構造体であるから強度が優れてい
る(特に、リブの方向に対して直角の方向に折り曲げる
力に対して強い)、という特性を有する素材である。
【0017】このように、中空構造板は特に、リブの方
向に対して直角の方向に折り曲げる力に対して強いとい
う特性を有する素材であるから、パレットの強度の観点
から、中空構造板は図1に示したようなリブの方向で使
用するのが好ましい。積載部の底面のリブの方向をフォ
ークリフトのフォークの方向と直交させている理由は、
パレットをフォークリフトで持ち上げた時に積載部の底
面が変形しない(弓状に曲がらない)ようにするためで
ある。
【0018】本発明のパレットの支柱を構成する素材の
一例である紙管は公知の素材であって、(株)昭和丸筒
製や日本紙管工業(株)製の紙管を入手し得る。紙管
は、紙と紙との間を接着剤で強固に接合しつつ紙を幾重
にも巻いて製造された筒状の素材であるから、筒の長手
方向からの力に対して特に強く、且つ、水分を吸収して
紙と紙との間が容易に剥がれることのないものである。
【0019】本発明のパレットにかかる紙管等の支柱の
形状は特に制限されず、パレットの用途等に応じて適宜
選択すればよい。紙管の形状としては一般に丸型や角型
のものが良く知られている。ここで、角型の紙管とは、
角部が正しく角張っているもののみならず、丸みを帯び
たものをも意味するものとする。本発明のパレットの紙
管のサイズも特に制限されず、パレットの用途等に応じ
て適宜決定すればよい。一般に、丸型の紙管の場合、直
径は50〜200mm、高さは30〜200mm、肉厚
(多層からなる紙の半径方向の厚み)は5〜50mmで
あり、角型の紙管の場合、縦または横は50〜200m
m、高さは30〜200mm、肉厚(多層からなる紙の
半径方向の厚み)は5〜50mmである。図1の台部の
紙管のサイズは、直径が110mm、高さが90mm、
肉厚が40mmである。
【0020】図4Aは本発明のパレットにかかる支柱8
の他の例の斜視図であり、図4Bは該支柱8を製作する
ための材料の平面図および側面図である。図4Bは上記
中空構造板を所定のサイズに切断したものであり、その
平面図のブイ(V)字型溝(該溝はV字形の刃を押圧す
ることによって付けられる)の部分を折り曲げることに
よって、上下方向からの力に対して容易に変形しない図
4Aの支柱が得られる。ここで、重なる2面(図4Aの
左手前の2面)は例えば傘釘、ステープラー、リベッ
ト、ステッチ、プラスチック製の鋲、接着剤等で接合す
ればよい。
【0021】本発明にかかる積載部や台部を製造するた
めには、熱可塑性樹脂から成形されたリブを有する中空
構造体を、リブと平行な方向またはリブと直角の方向に
折り曲げなければならないが、その折り曲げ方法につい
て説明する。中空構造板をリブと平行の方向に折り曲げ
るには、例えば中空構造板上の折り曲げるべき線上に刃
先がユー(U)又はブイ(V)字形の刃を押圧すること
によって中空構造板上にリブと平行にユー(U)又はブ
イ(V)字形の溝を入れ、その溝の部分を手等の力によ
って折り曲げるか、又は、中空構造板上の折り曲げるべ
き線上にヒートバー(折り曲げるべき部分を熱で溶融す
るための加熱された棒状の治具であって、良く知られた
治具である)を当てた後、その部分を例えば手等の力に
よって折り曲げればよい。折り曲げを熱時(ヒートバー
を当てた部分が溶融状態にある時)に行なうと、折り曲
げ部の形状が固定されるから好都合である。
【0022】リブに対して直角の方向に折り曲げるには
例えば、中空構造板上の折り曲げるべき線上にナイフ等
の刃で切り溝を付け、その切り溝の部分を手等の力によ
って折り曲げ得る方法、又は、中空構造板上の折り曲げ
るべき線上にヒートバーを当てた後、その部分を例えば
手等の力によって折り曲げる方法を適用すればよい。前
者の折り曲げ方法は極めて容易に折り曲げ得る方法であ
り、且つ、折り曲げ部がシャープに美しく仕上がる方法
である。後者の折り曲げ方法においては、上記と同様の
理由から、折り曲げを熱時に行なうと、折り曲げ部の形
状が固定されるから好都合である。
【0023】折り曲げを冷時に行なう場合は特に、折り
曲げ部の形状は固定されないで可動性を有するから、例
えば図1の積載部1のように、皿型のものの隣り合う側
面の端部同志を補強具4で補強してもよいし、該端部同
志を熱融着させてもよいし、また、該端部同志を接着剤
で接合させてもよい。折り曲げを熱時に行なう場合にお
いても、かかる補強、熱融着または接着を行ってもよ
い。図2の製造工程に従って台部2の側板5の製造を行
なう場合には、側板5の形状(角筒型)の安定性の観点
から、折り曲げを冷時に行なう場合のみならず、熱時に
行なう場合においても、側板5の端部同志(重なり部
分)を接着剤等で接合するのが好ましい。
【0024】本発明のパレットの台部の側板の素材は中
空構造板に限定されず、耐水性の板状物であって図2の
ような形状に加工し得るものでありさえすればよい。こ
のような素材として耐水性の板紙や合成樹脂製シートを
例示することができ、これらは公知のものであってもよ
い。該合成樹脂製シート用の合成樹脂は、非発泡体また
は発泡体のシートが得られるものであって支柱と接合し
得るものであればよく、その種類は特に制限されない。
該合成樹脂の代表的で好ましい例として、エチレンやプ
ロピレンの単独重合体や共重合体等のポリオレフィン系
樹脂を挙げ得る。該共重合体としては、エチレン及び/
又はプロピレンとブテン−1、4−メチルペンテン−
1、ヘキセン等のα−オレフインとの共重合体を例示し
得る。これらのポリオレフィン系樹脂は、単独で用いて
もよいし混合物として用いてもよい。
【0025】該合成樹脂製シートは、公知の合成樹脂か
ら公知の製造方法で製造されたシートであってよく、ま
た、シートは非発泡体のシートであっても発泡体のシー
トであってもかまわない。発泡体のシートは、側板の軽
量化や資源の節約という観点等からは好ましいものであ
る。発泡倍率は、側板の損傷され難さの観点から2倍以
下が良く、好ましくは1.5倍以下である。発泡体のシ
ートの例として、プロピレンの単独重合体から製造され
た発泡倍率が例えば1.3倍の住友化学工業(株)製の
スミセラー(登録商標)を挙げることができる。
【0026】該合成樹脂製シートの厚さは特に制限され
ないが、一般に0.5〜20mmであり、好ましくは3
〜15mmである。本発明のパレットを構成する積載部
および台部として、図1に示した以外の積載部および台
部を以下に例示する。本発明のパレットは、これらの積
載部と台部とを任意に組み合わせることによっても得ら
れる。
【0027】図5は他の積載部11の例の斜視図であ
る。この積載部11は所定のサイズに切断された単なる
一枚の中空構造板であり、図1の積載部1の底面に相当
するものである。ここで、図5の積載部11の表面と切
断面とに記載した平行線は、中空構造板のリブを示す。
図6は更に他の積載部21の例の斜視図である。この積
載部21は、図7のような形状に切断された中空構造板
を折り曲げて作成したものである。
【0028】図8は他の台部22の例の斜視図である。
この台部22は上板12と下板13とこれら両方の板の
間に位置する9個の丸型紙管14とからなる。上板12
は9個の打ち抜き穴を有し、この穴のサイズは紙管14
の直径すなわち紙管14が丁度嵌まり込むだけのサイズ
である。下板13は穴を有さない。紙管14の下面と下
板13とは例えば傘釘、ステープラー、リベット、ステ
ッチ、プラスチック製の鋲、接着剤等で接合すればよ
い。又、紙管14の上部周辺と上板12とは接着剤等で
接合し、上板12と積載部の底部とは、傘釘、ステープ
ラー、リベット、ステッチ、プラスチック製の鋲、接着
剤等で接合すればよい。図8の台部22は9個の紙管1
4を有するものであるが、紙管の個数はパレットのサイ
ズや用途等に応じて、9個より多くても少なくてもよ
い。又、紙管は角型のものであってもよいし、図4Aの
支柱8に替えてもよい。なお、図8の台部22は2枚の
板(上板12、下板13)を有するものであるが、台部
22の強度を高めるために、上板12の上に紙管が嵌ま
り込む穴を有さない1枚以上の板を重ねて接合したり
(図示はしていない)、下板13の上に紙管が嵌まり込
む9個の穴を有する1枚以上の板を重ねて接合してもよ
い(図示はしていない)。
【0029】図9は更に他の台部32の例の斜視図であ
る。この台部32は、3枚の下板23と、各下板23の
上に接合された3個の丸型紙管24(合計9個の紙管2
4)とからなる。図9の場合においても、下板23の個
数および紙管24の型や個数を適宜変更し得るし、紙管
を図4Aの支柱8に替えてもよい。図10は更に他の台
部42の例の斜視図である。この台部42は下板33と
該下板33の上に接合された9個の角型紙管34とから
なり、構成上は、図8の台部22の上板12を省いたも
の、又は、図9の台部32の下板23を一体化したもの
に相当するものである。図10の場合においても、紙管
34の型や個数を適宜変更し得るし、紙管を図4Aの支
柱8に替えてもよい。
【0030】以上に例示した積載部(図1、5、6)と
台部(図1、8、9、10)とを任意に組み合わせるこ
とにより、種々のタイプの本発明のパレットを得ること
ができる。
【0031】
【発明の効果】本発明のパレットは、積載部が任意のサ
イズに容易に切断し得る中空構造板からなる底面を有
し、また、台部が任意のサイズに容易に製作し得る、紙
管等からなる支柱と、該紙管等が水で濡れた地面等に直
接触れないように配置形成された耐水性の中空構造板等
とからなるものであるから、軽量である;耐水性に優れ
ている;長期間使用しても表面が損傷し難い;少量多品
種の製造が容易である;錆びない;実用し得るレベルの
強度を有する、という効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは本発明のパレットの斜視図であり、図
1Bは図1Aパレットの分解状態を示す斜視図である。
【図2】図1のパレットの台部およびその製造工程を示
す斜視図である。
【図3】本発明にかかる中空構造板の斜視図である。
【図4】図4Aは本発明のパレットにかかる支柱の他の
例の斜視図であり、図4Bは図4Aの支柱を製作するた
めの材料の平面図および側面図である。
【図5】本発明のパレットにかかる他の積載部の斜視図
である。
【図6】本発明のパレットにかかる更に他の積載部の斜
視図である。
【図7】図6の積載部の展開図である。
【図8】本発明のパレットにかかる他の台部の斜視図で
ある。
【図9】本発明のパレットにかかる更に他の台部の斜視
図である。
【図10】本発明のパレットにかかるさらにその他の台
部の斜視図である。
【符号の説明】
1・11・21…積載部 2・22・32・42…台部 3…筒型の物 4…補強具 5…側板 6・8…支柱 7…リブ 12…上板 13・23…下板 14・24・34…紙管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載部および該積載部と接合された台部
    からなるパレットであって、積載部は熱可塑性樹脂から
    成形された中空構造板からなる底面を有し、台部は支柱
    および該支柱の少なくとも下面において接合されてなる
    耐水性の板状物からなるパレット。
  2. 【請求項2】 中空構造板の厚さが1〜15mmである
    請求項1のパレット。
  3. 【請求項3】 支柱が紙管である請求項1のパレット。
  4. 【請求項4】 耐水性の板状物が熱可塑性樹脂から成形
    された中空構造板である請求項1のパレット。
  5. 【請求項5】 台部が支柱および該支柱の上下面および
    側面において接合または接している熱可塑性樹脂から成
    形された中空構造板からなるパレット。
  6. 【請求項6】 台部が支柱および該支柱の上部周辺およ
    び下面において接合されてなる熱可塑性樹脂から成形さ
    れた中空構造板からなる請求項1のパレット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005188252A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Genzaburo Fukumoto 紙管を利用したパネル体

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