JP2009137609A - 梱包箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】方形の底面部10の各辺の縁にそれぞれ垂設された方形の側面部20、30を有し、側面部20、30はそれぞれ、熱可塑性樹脂製中空構造板および合成樹脂性シートからなる群から選ばれた板21、31と、板21、31の各辺の縁にそれぞれ所定の部材で打ち付けられ接合された木製の棧22、32とを有し、棧22、32が板21、31よりも外方を向く状態で備えられている梱包箱100。
【選択図】図1
Description
なお、本形態では補強棧33が側板31の長手方向中央部に一本備えられている構成となっているが、補強棧33は、側板31の寸法に応じて複数設けても良い。
熱可塑性樹脂としてはプロピレンの単独重合体、プロピレンとエチレンとの共重合体、プロピレンとブテンなどのα−オレフィンとの共重合体、プロピレンとエチレンとブテンなどのα−オレフィンとの共重合体を例示し得るが、このうちプロピレンの単独重合体、プロピレンとエチレンとの共重合体が、物性や加工性などの点から好ましい。熱可塑性樹脂は広範囲の添加剤を含有することができ、これら添加剤として難燃剤、可塑剤、繊維状ガラスなどの強化剤、酸化防止剤、離型剤、鉱物質充填剤、顔料、染料、摩耗抵抗剤を例示し得る。熱可塑性樹脂製中空構造板は耐水防水性、加工性、軽量性、リブ方向の圧縮強度等における高強度性などに優れ、また、小刀や鋸などで容易に切断し得る素材である。
合成樹脂製シートは、公知の合成樹脂から公知の製造方法で製造されるものであり、また、非発泡体のシートであっても発泡体のシートであってもよい。発泡体のシートは、シートの重量という観点や資源の節約という観点などから好ましいものであり、また防水性の観点から独立気泡の発泡体が好ましい。好ましい発泡体のシートの例として、プロピレンの単独重合体から製造された発泡倍率が例えば3倍のものを挙げることができる。合成樹脂製シート用の合成樹脂は、非発泡体または発泡体のシートが得られるものであって、棧22、棧32、補強棧33と釘60で接合し得るものであればよく、その種類は特に制限されない。好ましい合成樹脂としてポリオレフィン系樹脂が例示され、より具体的には種々の密度のエチレンの単独重合体、プロピレンの単独重合体、ブテン−1の単独重合体、4−メチルペンテン−1の単独重合体、エチレンおよび/またはプロピレンとブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセンなどのα−オレフィンとの共重合体が例示される。これらの熱可塑性ポリオレフィン系樹脂は、単独で用いてもよいし混合物として用いてもよい。好ましい熱可塑性ポリオレフィン系樹脂はエチレンの単独重合体やプロピレンの単独重合体である。
梱包箱100の製造言い換えると組み立てにあたっては、まず所定の大きさに加工された各部材を作成し、各部材を釘60で打ち付けて接合することにより、下台10、一対の側面パネル20、一対の側面パネル30、上面パネル40を別個に作製する(第1の工程)とともに、角金50を準備する。釘打ちは、全て同一の釘60を用い、棧22、棧32、補強棧33側から釘60を打ち、クリンチ構造を形成することで行う。すなわち、側面パネル20の作製にあっては、図3に示すように各棧22側から棲板21に向けて複数の釘60を打ち、各釘60の先端を折り曲げて各棧22と棲板21とをクリンチ止めする。また側面パネル30の作製にあっては、図4に示すように各棧32、補強棧33側から側板31に向けて複数の釘60を打ち、各釘60の先端を折り曲げて棧32、補強棧33と側板31とをクリンチ止めする。各釘60の先端は、クリンチ止めを行っても、棧22、棧32、補強棧33の表面に出ないようにする。この釘打ちにおいて、上述のように、側面パネル20、30において、棧22、32、補強棧33の厚さ、棲板21、側板31の厚さが共通化されていることにより、使用する釘60、釘打ち機、釘打ち機の空気圧は共通であればよく、作業性が極めて高い。
このとき、棧22、32が外方を向くようにする(第2の工程)。
また、釘打ちを、外棧によって外方に露出した棧22、32に行えばよいので、内棧である場合に比べて容易に釘打ちが行われる。
降雨量:6mm/min
降雨時間:1時間
これらは、強い台風並みの降雨条件に相当するものであり、降雨量については、JIS Z 0216(2000年版ISO 2875)規格である、1m2 当り100±20リットル/時間 より厳しい条件となっている。
なお、角金は取り付けていない。
このように、外棧構造を採用した梱包箱100は、内棧構造のものに比べて、防水性のみならず、強度の点においても優れている。
「方形」とは、長方形、正方形を含む概念であり、梱包箱100は、直方体状でなく立方体状であってもよい。
20、30 側面部
21、31 熱可塑性樹脂製中空構造の板
21 隣り合う2つの側面部のうち一方の側面部に備えられている板
22、32 棧
22 隣り合う2つの側面部のうち一方の側面部に備えられている棧
32 隣り合う2つの側面部のうち他方の側面部に備えられている棧
33 補強棧
100 梱包箱
Claims (6)
- 方形の底面部の各辺の縁にそれぞれ垂設された方形の側面部を有する梱包箱において、
前記側面部はそれぞれ、熱可塑性樹脂製中空構造板および合成樹脂性シートからなる群から選ばれた板と、前記板の各辺の縁にそれぞれ所定の部材で打ち付けられ接合された木製の棧とを有し、前記棧が前記板よりも外方を向く状態で備えられている梱包箱。 - 請求項1記載の梱包箱において、
前記底面部の各角において隣り合う2つの前記側面部のうち、一方の側面部に備えられている前記板は、同側面部に備えられている前記棧と、他方の側面部に備えられている前記棧との間に挟まれた状態で、これら2つの棧に接合されていることを特徴とする梱包箱。 - 請求項2記載の梱包箱において、
前記底面部の各角において、前記一方の側面部に備えられている前記板と前記2つの棧とにまたがるように固定された角金を有することを特徴とする梱包箱。 - 請求項1ないし3の何れか1つに記載の梱包箱において、
前記側面部のそれぞれに備えられている前記板は、少なくともその厚みが互いに同じであり、
前記側面部のそれぞれに備えられている前記棧は、少なくともその厚みと幅とが互いに同じであることを特徴とする梱包箱。 - 請求項1ないし4の何れか1つに記載の梱包箱において、
前記側面部に互いに平行に配置された前記棧の間を連結する補強棧を有し、
前記補強棧が前記板よりも外方を向く状態で備えられていることを特徴とする梱包箱。 - 請求項5記載の梱包箱において、
前記側面部のそれぞれに備えられている前記板は、少なくともその厚みが互いに同じであり、
前記側面部のそれぞれに備えられている前記棧および前記補強棧は、少なくともその厚みと幅とが互いに同じであることを特徴とする梱包箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007314946A JP2009137609A (ja) | 2007-12-05 | 2007-12-05 | 梱包箱 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009137609A true JP2009137609A (ja) | 2009-06-25 |
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Family Applications (1)
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JP2007314946A Pending JP2009137609A (ja) | 2007-12-05 | 2007-12-05 | 梱包箱 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-12-05 JP JP2007314946A patent/JP2009137609A/ja active Pending
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