JP4002569B2 - 紙製パレットに用いる紙シート - Google Patents

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本発明は、全体、又は大部分を段ボールや紙製品で構成され、物品を運搬、保管する際に使用する紙製パレットに用いる紙シートに関するものである。
従来から、貨物積載用として木製の平パレットが使用されている。しかしながら、近年の自然保護や木材の使用制限の問題、また、使用する材料の固定に金属製の釘が使用される関係で重量が嵩む問題、表面が荒れた木片や釘などで怪我をする危険性などが指摘され、軽量化やコスト低減、廃棄処理及び再利用性に対する要請が高くなってきている。
また、特殊な用途や輸出に使用される木製パレットでは、木材中の水分によって製品の価値が低下することがあり、木材中に寄生する虫や雑菌を殺すために薫蒸処理などが必要な場合もあった。さらにまた木製パレットでは、製品をパレットに積載してトラックなどで運搬する際に路面の凹凸によって生じる振動を減衰する程度が小さいため、緩衝性もあまり期待できなかった。また、現行の木製パレットやプラスチック製パレットは、資源としてリサイクルすることが難しく、破棄する場合にも簡単に処分することが難しかった。
そのため特許文献1には、合紙などをアングル状に成型した天板補強材に、合紙、段ボールシートなどの平板を配設して天板とし、この天板の底板に、別途合紙などで作成した2以上複数の脚桁を平行に接着して作成する紙製パレットが提案されている。また、このように脚桁を接着した場合、耐衝撃性、耐水性に問題が生じる場合があるので特許文献2には、紙製品で上面側及び下面側の両デッキボードを一体に構成したスリーブ状の本体を形成し、この本体により、別途紙製品で作成した桁を包み込むことにより、桁を本体に確実強固に保持すると共に各部で衝撃を吸収することができるようにし、合わせて接着部への水の染み込みの防止を図った紙製パレットが提案されている。
特開平8−72876号公報 特開2000−335579公報
しかしながらこれら特許文献1、2に示された紙製パレットは、桁の部分をそれぞれ別ピースとして作成する必要があり、それだけコストが嵩むと共に組み立てのための工数が掛かって生産性の面などに問題があった。また、特許文献1に示された紙製パレットは、フォークの差込口が一方向にしか設けられておらず、汎用性に乏しかった。
そのため本発明においては、プラスチックなどの廃棄物処理に問題を生じる材料を使用せず、それにもかかわらず強度を保ち、組み立て性と汎用性を改善して安価に製作できる紙製パレットに用いる紙シートを提供することが課題である。
上記課題を解決するため本発明においては、全部又は大部分が段ボール又は紙製品からなり桁部によって製品載置部を支持する紙製パレット本体であって、該パレット本体が一又は複数枚のシートによって形成された紙製パレットに用いる紙シートにおいて、
前記一のシートのパレット本体形状と対応する中央部位の対辺両側を延在して、該延在部を折線を介して3つの幅域に区画するとともに、対応する幅域に切り込み若しくは折線を入れて、中央部位の対辺と隣接する第1の幅域に夫々桁形成部を、該第1の幅域の外側に位置する第2の幅域に、前記桁形成部を折り曲げて形成した桁上面に位置させる梁部を、更に第2の幅域の外側に位置する第3の幅域に前記桁形成部を折り曲げて形成した桁部の少なくとも1面の桁補強を行う桁補強部が夫々設けられていることを特徴とする。
更に本発明は、前記中央部位の両側の一対の第1の幅域に形成された桁形成部は前記中央部位の対角線の対隅部に夫々桁部が形成されるように、前記中央部位に対して回転対称位置に設けられているのがよく、又前記対辺における桁部形成位置に対してその反対側の他の隅部に他のシートの桁形成部により形成される桁部周面の少なくとも1面の桁補強を行う桁補強片(参照:11)が他の桁形成部と分離して設けられているのがよい。
又前記第2の幅域に形成される梁部は重ね合わせた他のシートとともに、中央部位の1の辺の両偶部に形成された2つの桁を上部を覆うように形成され更に前記第2の幅域に形成される梁部は、重ね合わせた他のシートとともに、中央部位の1の辺の両偶部に形成された2つの桁を上部を覆うように形成されているのがよい。
更に、前記第3の幅域に形成される桁補強部は、重ね合わせた他のシートとともに、中央部位の1の辺の両偶部に形成された2つの桁の少なくとも1面の桁補強を行うように幅域長手方向の両側に一対設けられているのがよい。
又前記対辺の両側に夫々設けられた第1の幅域における桁形成部を形成するそれぞれの片を前記対辺方向に沿って折り曲げて対偶位置に桁を形成すると共に、該片を折り曲げた後にできた開口をフォークリフトのフォークを差し込む穴とするのがよい。
以上種々述べてきたように本発明に係る紙製パレットは、対向する一対の端縁または端縁近傍の互いに対角位置に切り込みを設けて折り起こすと共に折り曲げ、桁形成部と桁補強部を形成した段ボール又は紙製品からなるシートを互いに桁形成部が90度ずれるよう重ね合わせ、本発明に対応する下側シート(一のシート)の切り込みを設けた上部を延設して前記桁形成部で形成された桁の上部を保護するようにしたから、4隅の桁部は重ね合わせた2枚の紙シート(一のシートと他のシート)によって形成されて別途作成する必要が無く、それだけ材料費が節約できると共に組み立ても容易で安価に製作でき、プラスチックなどを用いた場合の廃棄物処理の問題も生じない。また、桁形成部は互いに90度ずれているから各シートの端縁を有効に利用でき、かつ、それぞれの桁形成部で桁を形成した後の穴はフォークの差込口として使用することができ、四方からフォークを差し込むことが可能な汎用性に富んだパレットを提供できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施例に係る紙製パレットで、パレット本体上面に製品載置部が固定されている状態を示した完成図、図2は図1より製品載置部を取り付ける前の紙製パレット本体を示し、特に該紙製パレット本体の組み立て方法を説明するための図、図3、図4は前記紙製パレット本体を形成する際に下側となる紙シートと上側となる紙シート夫々の切り込みと折り畳みの位置を説明するための図である。
図5は、前記製品載置部を作成するための紙シートの切り込みと折り畳みの位置を説明するための図である。
本発明の実施例に用いる下側紙シート1は図3に示すように、ハンドフォークのコロが入る開口10を中央に有し紙製パレット本体100Aと対応する形状の紙シート中央部位1Aの左右長手方向(目方向15左右)両側の対辺の延在部分に夫々折れ線若しくは切り込みにより桁形成部11を形成するための第1の幅域1B、1Bと、その外側の延在部に梁部12に対応する幅に設定した第2の幅域1C、1Cが、更に第2の幅域の外側の延在部分に桁補強部13、14を形成する第3の幅域1D、1Dが夫々左右対称に配置されている。
そして第3の幅域1Dは、夫々中央を切り欠く1Dとともに、その切り欠き位置より上下に切り込み線1Dを入れ、更にその切り込み線1D止設位置1Dより直角に折れ線を入れることにより、前記第3の幅域1Dの上側と下側、即ち下側紙シート1の4偶にそれぞれ第1の桁補強部13の片13〜13、13〜13、第2の桁補強部14の14〜14、14〜14か形成される。
第2の幅域1Cは、隣接する幅域間の境界線に沿って上下に平行に折線(点線)を入れて夫々下側紙シート1と上側紙シート2との各偶に設けた桁形成部11及び21の上面を隠蔽する梁として形成される。
第1の幅域1Bは、フォークリフトのフォーク部を入れる開口に対応する片11〜11間を上向きコの字状に切り込み線を入れて片11と補強片としての片11間を分離するとともに 片11〜11と11とは折線を介して連接させる。
この結果、紙製パレット本体100Aの隅の対角上に桁を形成する桁形成部11と、その桁を補強する第1の桁補強部13、及び上側紙シート2の隅の対角上に桁を形成する桁形成部21で形成される桁を補強する第2の桁補強部14と、ハンドフォークのコロが入る開口10を有し、それぞれの桁形成部11、第1及び第2の桁補強部13、14は、実線部に切れ込みを入れて点線で示したところで折り曲げて形成することが出来る。
上側紙シート2は、図4に示すように、ハンドフォークのコロが入る開口20を中央に有しパレット本体100A形状と対応するシート中央部位2Aを下側紙シート1に対し90度変位して形成し、該方形部位2Aの上下長手方向(目方向23上下)両側の対辺の延設部分に夫々折れ線とフォークリフトのフォーク部を入れる開口9に対応するL字状切り込み溝2Bにより桁形成部21を形成する片21〜21が対角線の対偶位置に形成され、又桁形成部21を形成する片21との間は切り込み溝2Bにより分離されて第3の桁補強部22が形成される。即ちシート中央部位2Aを挟んでその両側に位置する一対の第3の桁補強部22と桁形成部21は回転対称位置の対角線の対偶位置に形成される。
この結果上側紙シート2の中央方形部位2Aに対して対向した辺における回転対称となる一隅部に一対の前記桁形成部21、21と、前記辺における他の隅部に一対の桁補強部22、22が設けられることになる。
この結果紙製パレット本体100Aの隅の対角上に桁を形成する桁形成部21と、下側紙シート1の桁形成部11で形成される桁を補強する第3の桁補強部22と、ハンドフォークのコロが入る開口20とを有し、それぞれの桁形成部21は、切れ込み線としての実践部に沿って若しくは点線で示した折り曲げ線に沿って折り曲げる。また、図5に示した製品載置用紙シート3も実線部に切れ込みを入れて点線で示した4辺の壁30、31を起立させたところで折り曲げ、図1に示したように接続部32を介してワイヤ6で互いの壁30、31をつなぎ、製品を載置できるように組み立てる。
次に図1に基づいて本発明の紙製パレットの一具体例について説明する。全体として100で示す紙製パレットは、図中上部に箱状に形成された製品載置部100Bと、この製品載置部100Bを載置するためのパレット本体100Aからなる。
図中1は本発明の実施例に係る紙製パレット本体100Aにおける下側となる下側紙シート、2は下側紙シート1に載せる上側紙シート、3はこの上側と下側の紙シート1、2で構成された紙製パレット本体100A上に製品を載置する製品載置ボードを形成する製品載置用紙シートで、この製品載置用ボードは図示した形態だけでなく、載置する製品に応じて種々変更できる。なお、これら紙シート1、2、3は、段ボールや合紙など、ある程度の強度を有する紙製品ならどのようなものを用いてもよいが、段ボールのように軽くて強度があり、かつ、容易に折り曲げられるものが好ましい。図2に示すように、4は下側と上側の紙シート1、2で構成された紙製パレット本体100Aの桁部分を補強するための紙管、5は紙管4を固定するための補強用部材で、片5の両側に片5、5が延在しており、片5はパレット本体上面と、片5,5は桁内周壁と接着させて補強を行う。この紙管4、補強用部材5は、製品の重量や水濡れに対する強度が必要な場合に用いる。6は製品載置用紙シート3の4辺の壁30、31を起立させたところで側面側に折り曲げで上部開放型の方形製品載置部を形成するときのワイヤ、7はこの製品載置部100Bを下側紙シート1と上側紙シート2で形成した紙製パレット本体100Aに固定するためのボクサー、8、9は紙製パレットにおけるフォークリフトのフォーク部を入れる開口で90度づつ変位させて開口してある。
10は、本発明の実施例に係る紙製パレット100に製品を載置してハンドフォークで運搬する際、ハンドフォークのコロの部分を入れる中央開口、11はそれぞれの片11〜11を中央方形部位1Aの対辺に沿って対偶方向即ち、片11方向に折り曲げて桁を作ると共に片11〜11の折曲により除去された開口8をフォークリフトのフォークを差し込む穴とする桁形成部で、分離して起立された下側シート1の桁形成部11の補強片11は後記するように、桁形成部21の片21に接着する。
又梁部12は下側シート1の桁形成部11上側シート2の桁形成部21を上から覆って保護する上面封止部で、その両側に桁形成部11及び21の一部となす片11、補強片11に連接してある。梁部12の外側には、桁形成部11で形成される桁を補強する第1の桁補強部13、上側紙シート2の桁形成部21で形成される桁を補強する第2の桁補強部14が位置し、図3に示すように下側紙シート1の4偶にそれぞれ片13〜13、13〜13、14〜14、14〜14からなり、13は下側シート1の桁形成部11の片11に積層され、13は桁形成部11の片11に積層されることとなる。又後記するように下側シート1の桁形成部11の片11は上側シートの補強部22と接着されて、又上側シートの桁形成部21の片21を下側シート1の桁形成部11に接着する。
この結果上側シートの桁形成部21の片21〜21も第2の補強部14〜14及び補強片11に積層され、下側シート1の桁形成部11の片11〜11は第1の補強部13〜13及び第3の補強部22に積層され、更に11と11も接合しているために、上下側シートの桁形成部11及び21はいずれも3つの周面若しくは4つの周面が補強部116、13〜13、13〜13、14〜14、14〜14及び22によって二重にされていることとなる、
15は下側紙シート1が段ボールで構成されているときの目の方向を示す。20は、本紙製パレット100に製品を載置してハンドフォークで運搬する際、ハンドフォークのコロの部分を入れる開口、21はそれぞれの片21〜21をシート中央方形部位の各辺に沿って対角線方向に90度づつ折り曲げて桁部を作ると共に、片21〜21を折り曲げた後にできた開口をフォークリフトのフォークを差し込む穴とする桁形成部が形成でき、22は下側紙シート1の桁形成部11で形成される桁片11を補強する第3の桁補強部で図4に示すように下側紙シート1の左下偶と右上偶の対角線位置にそれぞれ第3の桁補強部22、22として機能する片が形成されている。23は上側紙シート2が段ボールで構成されているときの目の方向を示す。
また図5において、32は互いの壁30、31を接続する接続部で、31と32の間の実線は切断線を示し、破線は折り曲げ線を示す。
なお、これら紙シート1、2における桁形成部11、21で形成される桁は、各紙シート1、2の対角関係となる位置に形成されるため、同一要素に同一番号を付すと共に同一添字を付してある。また、各紙シート1、2、3における実線は切断線を示し、破線は折り曲げ線を示す。
本発明の実施例に係る紙製パレット100は、パレットを作成するために用いられる接着剤やワイヤ、ボクサー又は製品を表示するための接着剤付の樹脂フィルムなどで作られた製品を表示するためのラベルなどそれ以外の部分を、段ボールや合紙などの紙製品のシートを用いてパレットを構成したもので、図2に示すように、下側紙シート1の上に上側紙シート2を、それぞれの紙シート1、2における桁形成部が互いに90度ずれるように載せ、四隅に桁形成部11、21で作成した桁を形成すると共に、必要に応じてこの桁に紙管4などの補強材を矢印の方向に入れて接着して紙製パレット本体100Aを構成し、さらに図1のように図5に示す製品載置用紙シート3の4辺の壁30、31を起立させて接続部32を介してワイヤ6で互いの壁30、31をつなぎ、製品を載置できるように組み立てた製品載置部100Bをボクサー7にて固定したものである。なお、紙シート1、2が段ボールで構成される場合、前記したようにこの桁形成部を互いに90度ずらすと共に目の方向15、23も互いに90度ずらす。
そして、この下側紙1の上に前記したように互いの桁形成部が90度ずれるように、また、これらシート1、2が段ボールの場合、目の方向15、23が90度ずれるように上側紙シート2を載せ、図2に示したように、上側紙シート2の第3の桁補強部22を垂直に起立させ、その第3の桁補強部22が桁の内側となるよう下側紙シート1の桁形成部11を合わせて接着すると共に、桁形成部11の片11を、桁形成部11の片11と第3の桁補強部22の間に入れて桁形成部11と接着して桁を形成する。
また、上側シート2の桁形成部21を対向する片の折り曲げて桁を形成し、桁形成部21の片21を下側シート1の桁形成部11の補強片11に接着する。そしてこの段階で夫々の桁部に補強材が必要な場合は、紙管4と補強用部材5をこの桁に入れ、図2に示すように片5の両側の延在片5,5を折り曲げた状態で片5はパレット本体上面と、片5,5は桁内周壁と接着させて補強を行う。こうして補強材4,5が入れられたら、桁の上部に梁部12を接着し、更に桁補強部13の片13が桁形成部11の片11へ、桁補強部13の片13が桁形成部11の片11へ、桁補強部14の片14が桁形成部21の片21へ、桁補強部14の片14が桁形成部21の片21へ接着される。そして最後に、図1に示すように製品載置用紙シート3にワイヤ6などを打って形成した製品載置部100Bを載せ、製品載置部100Bと紙製パレット本体100Aとをボクサー7などで止めると紙製パレット100が完成する。
このように、互いに桁形成部を90度ずらせて重ねた下側紙シート1と上側紙シート2における、それぞれの対角部に4つの桁部を形成して紙製パレットを構成することにより、この桁部を形成する桁形成部11の片11〜11、及び21の片21〜21が有ったところは図1に示したように、8、9として開口となるから、この部分にフォークリフトのフォーク部を入れることができる。また桁部は、重ね合わせた下側紙シート1と上側紙シート2における切り込みを入れた端部を折り曲げるだけで形成できるから、別途作成する場合のような工数を必要とせず、非常に簡単に、そして安価に製作することができる。
また、前記したように各桁の周面は、補強片11と桁補強部13、14、22で少なくとも三周面補強されているから、強固な桁とすることができ、また、この下側紙シート1と上側紙シート2が段ボールの場合、その目の方向を90度ずらせることにより、落下による衝撃や振動に強く、輸送時の強度も得られる紙製パレットを提供できる。また、この桁部に、補強用紙管4と補強用部材5とを入れることにより、水濡れなどに対しても強い紙製パレットを提供することができる。なお、紙管4は、樹脂などで形成した同様の部材を用いても良いことは自明である。
本発明によれば、プラスチックなどの廃棄物処理に問題を生じる材料を使用せず、それにもかかわらず強度を保ち、組み立て性と汎用性を改善して安価に製作できる紙製パレットを提供出来る。
本発明の実施例に係る紙製パレットで、紙製パレット本体上面に製品載置部が固定されている状態を示した完成図である。 図1の紙製パレットに用いられる紙製パレット本体の組み立て方法を説明するための図である。 図2の紙製パレット本体を作成するための下側紙シートの切断と折り畳みの位置を説明するための図である。 図2の紙製パレット本体を作成するための上側紙シートの切断と折り畳みの位置を説明するための図である。 前記製品載置部を作成するための紙シートの切り込みと折り畳みの位置を説明するための図である。
符号の説明
1 下側紙シート
2 上側紙シート
4 紙管
5 補強用部材
10、20 ハンドフォークのコロの部分を入れる開口
11 桁形成部
12 梁部
13、14 桁補強部
21 桁形成部
22 桁補強部
100 紙製パレット
100A 紙製パレット本体
100B 製品載置部

Claims (6)

  1. 全部又は大部分が段ボール又は紙製品からなり桁部によって製品載置部を支持する紙製パレット本体であって、該パレット本体が一又は複数枚のシートによって形成された紙製パレットに用いる紙シートにおいて、
    前記一のシートのパレット本体形状と対応する中央部位の対辺両側を延在して、該延在部を折線を介して3つの幅域に区画するとともに、対応する幅域に切り込み若しくは折線を入れて、中央部位の対辺と隣接する第1の幅域に夫々桁形成部を、該第1の幅域の外側に位置する第2の幅域に、前記桁形成部を折り曲げて形成した桁上面に位置させる梁部を、更に第2の幅域の外側に位置する第3の幅域に前記桁形成部を折り曲げて形成した桁部の少なくとも1面の桁補強を行う桁補強部が夫々設けられていることを特徴とする紙製パレットに用いる紙シート。
  2. 前記中央部位の両側の一対の第1の幅域に形成された桁形成部は前記中央部位の対角線の対隅部に夫々桁部が形成されるように、前記中央部位に対して回転対称位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の紙製パレットに用いる紙シート。
  3. 前記対辺における桁部形成位置に対してその反対側の他の隅部に他のシートの桁形成部により形成される桁部周面の少なくとも1面の桁補強を行う桁補強片が他の桁形成部と分離して設けられていることを特徴とする請求項2記載の紙製パレットに用いる紙シート。
  4. 前記第2の幅域に形成される梁部は、重ね合わせた他のシートとともに、中央部位の一の辺の両偶部に形成された2つの桁部の上面を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1記載の紙製パレットに用いる紙シート。
  5. 前記第3の幅域に形成される桁補強部は、重ね合わせた他のシートとともにシート中央部位の一の辺の両偶部に形成された2つの桁部夫々の少なくとも1面の桁補強を行うように幅域長手方向の両側に一対設けられていることを特徴とする請求項1記載の紙製パレットに用いる紙シート。
  6. 前記対辺の両側に夫々設けられた第1の幅域における前記桁形成部を形成するそれぞれの片を前記対辺方向に沿って折り曲げて桁部を形成すると共に、該片を折り曲げた後の開口をフォークリフトのフォークを差込穴として形成されていることを特徴とする請求項1記載の紙製パレットに用いる紙シート。

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