JPH10167856A - 多孔質セラミック及びその製造方法 - Google Patents

多孔質セラミック及びその製造方法

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JPH10167856A
JPH10167856A JP35302196A JP35302196A JPH10167856A JP H10167856 A JPH10167856 A JP H10167856A JP 35302196 A JP35302196 A JP 35302196A JP 35302196 A JP35302196 A JP 35302196A JP H10167856 A JPH10167856 A JP H10167856A
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幸雄 銭谷
Yoji Fujiura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高強度の多孔質セラミックを安定して製造する
ことにある。 【解決手段】ゲル強度が10,000ダイン/cm2
上である水膨潤性吸水性樹脂の微粒子に水を吸わせてゲ
ルにする工程と、吸水したゲル及びセラミック粉末を混
合し成形する工程と、成形体を焼成する工程とを経るこ
とにより、気孔率40%以上で、同一成分からなる緻密
質セラミックの曲げ強度の15%以上の曲げ強度を有す
る多孔質セラミックを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多孔質セラミック及
びその製造方法に属する。この方法は、センサ素子、触
媒担体、不燃性建材、断熱材、防音材、衝撃吸収剤等に
用いられる多孔質セラミックの製造に好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、多孔質セラミックの製造法とし
て、(a)ひる石、パーライト等の骨格自身が多孔性で
ある軽量物質を利用する方法、(b)セラミック原料に
発泡剤を添加する方法、(c)セラミック原料に吸水性
樹脂を混ぜる方法が知られている。いずれも原料粉末を
所定形状に成形した後、炉内で焼成することにより、焼
結体としての多孔質セラミックを得る方法である。
【0003】これらの方法のうち、(a)は原料の種類
に制限を受ける、(b)は気孔量及び気孔径の安定化が
困難のため、同一品質の製品を安定して得ることができ
ない、等の問題があるのに対して、(c)はそのような
問題のない改善方法として提案されている(特開昭57
−47757号、特開昭62−212274号、特開昭
62−226874号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来知られて
いる(c)方法でも成形後、焼成完了までの間に成形体
が変形する、製品の強度が低いという問題があった。そ
れ故、本発明の目的は、高強度の多孔質セラミックを安
定して製造することのできる方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するため
に、本発明の多孔質セラミックの製造方法は、ゲル強度
が10,000ダイン/cm2以上である水膨潤性吸水
性樹脂の微粒子に水を吸わせてゲルにする工程と、吸水
したゲル及びセラミック粉末を混合し成形する工程と、
成形体を焼成する工程とを経ることを特徴とする。この
方法により、気孔率40%以上で、同一成分からなる緻
密質セラミックの曲げ強度の15%以上の曲げ強度を有
する多孔質セラミックが得られる。
【0006】
【作用】本発明では、セラミック粉末の成形に際して、
セラミック粉末に予め水膨潤性吸水性樹脂微粒子の吸水
ゲルを添加しておく。この水膨潤性吸水性樹脂の吸水ゲ
ルは表面に粘着性がある。しかも吸水性樹脂は微粒子で
あるため吸水ゲルには糊のような粘性がある。このた
め、水で練っても粘りのでない原料であっても、この吸
水ゲルの粘着性及び粘性が作用して、練ると粘り、可塑
性が付与され成形性が向上する。
【0007】また、この吸水性樹脂粒子の吸水ゲルは、
水溶性樹脂とは異なり、水を吸ってゲル状となった粒子
の内部に水を保持する作用を有するものである。即ち、
成形後の含水率が同じであっても多くの水分はこの水に
膨潤し水には溶解しない吸水ゲルの中に取り込まれてい
る。
【0008】このように吸水ゲルが水を取り込んでいる
ので、成形体の含水率が従来と同程度の範囲であっても
原料粒子の間隙に存在する水の量は少ない。しかも成形
体の機械的強度を支配しているゲルの強度は10,00
0ダイン/cm2以上である。従って、成形体は十分な
剛性を備えており、焼結するまで変形することはない。
好ましいゲル強度は、15,000〜50,000ダイ
ン/cm2である。成形体の強度が高いので、(吸水し
たゲル/セラミック粉末)混合比は、重量基準で0.2
〜2.4という広範囲から選択することができる。但
し、上記多孔質セラミックを得るために混合比は0.6
以上が好ましい。
【0009】なお、本発明においてゲル強度は次に示す
方法により測定して得られる値とする。 <ゲル強度測定法>生理食塩水に対する飽和吸液量がM
g/gの吸水性樹脂を用い、M×0.75gの生理食塩
水を1gの吸水性樹脂に吸収させて得られる吸水ゲル
に、常温下、直径3mmの円板を介して200gの荷重
を降下速度0.36cm/secで加えたときの反発応
力。
【0010】更にこの水膨潤性吸水性樹脂微粒子は、吸
水とともにゲル状に膨潤するが水には溶解しないため、
成形体中に独立した粒子状で点在することになる。従っ
て、焼成後はこの吸水ゲル粒子が有った部分が独立気孔
となると考えられ、焼成後に得られるセラミックは多孔
質であるにも拘わらず高い強度を有する。そして、多孔
質であるから、従来のセラミックの強度等の物性は維持
しながらセラミックの軽量化を図ることも可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】上記水膨潤性吸水性樹脂として
は、以下のような吸水性能、平均粒径、ゲル強度などの
物性を備えるものが好ましい。
【0012】先ず、純水に対する吸水性能は、50g/
g以上であり、好ましくは100〜1,000g/gで
ある。吸水性能が50g/gより低いと、成形体の保形
性が不十分である。又、該水膨潤性吸水性樹脂は、粉末
状又は粒状であり、その平均粒径は、1000ミクロン
以下、好ましくは、5〜550ミクロンである。平均粒
径が1000ミクロンより大きいと、成形体の保形性が
不十分である。
【0013】以上の物性を充足する水膨潤性吸水性樹脂
は、例えばデンプンまたはセルロースとカルボキシル
基、スルホン酸基などの親水基を含有する水溶性単量体
および/または加水分解により水溶性となる単量体と、
架橋剤とを必須成分として重合させ、必要により加水分
解を行うことにより得られる。この吸水性樹脂の製造法
及び具体例は、特開昭52−25886号、特公昭53
−46199号、特公昭53−46200号及び特公昭
55−21041号公報に記載されている。
【0014】水膨潤性吸水性樹脂の他の例としては、デ
ンプン−アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解
物、セルロース−アクリロニトリルグラフト重合物の加
水分解物、カルボキシメチルセルロースの架橋物、架橋
ポリアクリルアミドの部分加水分解物、架橋されたアク
リル酸−アクリルアミド共重合体、架橋されたスルホン
化ポリスチレン、特開昭52−14689号及び特開昭
52−27455号公報で開示されているビニルエステ
ル−不飽和カルボン酸共重合体ケン化物、架橋されたポ
リアクリル酸(塩)、架橋されたアクリル酸−アクリル
酸エステル共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マ
レイン酸共重合体及び架橋されたカルボン酸変性ポリビ
ニルアルコール、自己架橋型ポリアクリル酸塩などが挙
げられる。又、以上例示した吸水性樹脂は2種以上併用
してもよい。
【0015】本発明において、吸水ゲルは上記の吸水性
樹脂の微粒子に水を加えて膨潤させたものであり、この
膨潤倍率は特に限定されないが、吸水性樹脂の吸水性能
以上の水でゲル化させた状態のもの(飽和吸水ゲル)が
好ましい。
【0016】吸水ゲルからなる成形助剤は、セラミック
の成形工程で、粘土等のセラミック原料とともに用いら
れるものであり、セラミック原料としては、従来セラミ
ック製造用として好適な粘土や可塑性セラミック粉末が
勿論使用できるが、セラミック製造用として適さなかっ
た非可塑性ないし可塑性の低い原料も単独又は可塑性の
原料と混ぜて使用できる。この様なセラミック原料とし
ては例えば次のようなものが挙げられる。
【0017】(1)可塑性原料:カオリン、ロウ石、ベ
ントナイト、陶石等の粘土鉱物全般 (2)非可塑性ないし可塑性の低いセラミック原料:ア
ルミナ、チタニア、一度乾燥させて粉砕した蛙目粘土、
ケイ砂、マグネサイト、ケイ酸マグネシウム、一般窯業
製品の不良品を含む粉砕物、廃棄物焼却灰
【実施例】以下の各実施例において、評価の基準は次の
通りである。
【0018】[ゲル強度]あらかじめ吸水性樹脂の生理
食塩水に対する飽和吸液量(Mg/g)をティーバッグ
法(JIS K7223-1996)にて測定した。(M×0.75)
gの生理食塩水を100ccのビーカーに採り、600
rpsで撹拌しながら1gの吸水性樹脂(60〜100
メッシュ)を添加して均一に吸収させ、表面が平滑な吸
水ゲルを作製する。この吸水ゲルを25℃に保温し、下
記の条件で、ネオカードメーター(飯尾電機社製、M3
02型)を用いてゲル強度を測定した。 荷重 : 200g 感圧軸の直径 : 3mmφ 感圧軸の降下速度: 0.36cm/秒
【0019】[成形体曲げ弾性]混練機による押し出し
後乾燥前の成形体に対し、スパン20cmで種々の大き
さの荷重を加え、加重30秒後の鉛直方向の最大変位量
を測定した。この変位量は成形体の保形性に依存する。 [成形体及び焼成体の曲げ強度]成形体又は焼成体に対
し、JIS R1601に準拠して曲げ強度を測定し
た。
【0020】−実施例1− 水膨潤性吸水性樹脂微粒子として、平均粒径100μ
m、吸水性能400g/g、ゲル強度20,000ダイ
ン/cm2の架橋されたデンプン−アクリル酸グラフト
系樹脂(三洋化成工業株式会社製サンウェットIM−2
800D)を準備した。樹脂の平均粒径は、粉砕後に篩
いに通すことによって調整された。この樹脂1g当たり
水370gを吸わせて吸水ゲルとした。
【0021】平均粒径0.5μm、純度99%のアルミ
ナ粉末をセラミック原料として準備した。真空混練機の
中にこのセラミック原料1680gと吸水ゲル1850
gとを入れ、混練した。混練物中の無機物質100重量
部に対する樹脂成分の量は、0.05重量部である。混
練物を断面4cm×2cmの口金を備えた押し出し成形
機に入れて、40cm/minの速度で押し出し成形す
ることによって、4×2×25cmの大きさの成形体を
得た。この成形体を試料No.1とする。成形体の含水
率は、計算上52%である。この成形体に関して、曲げ
弾性及び曲げ強度を測定した。
【0022】次に成形体を自然乾燥し、含水率が12%
にまで低下した時点から電気炉に入れて50℃で加熱乾
燥し、続いて成形体を大気中、温度1500℃で焼成し
た。焼成体に関して嵩比重、気孔率、熱伝導率及び曲げ
強度を測定した。並行して、吸水性樹脂を加えることに
変えて少量の有機バインダーを添加し、加圧成形し、同
一条件で焼成することによって相対密度99.5%の焼
成体を得た。
【0023】−実施例2− 水膨潤性吸水性樹脂微粒子として、平均粒径100μ
m、吸水性能400g/g、ゲル強度30,000ダイ
ン/cm2の架橋されたポリアクリル系樹脂(三洋化成
工業株式会社製サンフレッシュST−500Dの粉砕
品)である以外は実施例1と同質のものを用い、実施例
1と同一条件で成形体及び焼成体を得た。成形体及び焼
成体の試料No.を2とする。
【0024】−実施例3− 水膨潤性吸水性樹脂微粒子として、平均粒径100μ
m、吸水性能320g/g、ゲル強度50,000ダイ
ン/cm2の架橋されたアクリル樹脂(上記サンフレッ
シュST−500Dの100部にエチレングリコールジ
グリシジルエーテルの5%水溶液3部をスプレーして浸
透させ、その後150℃で乾燥したもの)である以外は
実施例1と同質のものを用い、実施例1と同一条件で成
形体及び焼成体を得た。成形体及び焼成体の試料No.
を3とする。
【0025】−比較例1− 水膨潤性吸水性樹脂微粒子として、平均粒径100μ
m、吸水性能900g/g、ゲル強度9,000ダイン
/cm2の架橋されたデンプン−アクリル酸グラフト系
樹脂(三洋化成工業株式会社製サンフレッシュST−1
00)である以外は実施例1と同質のものを用い、実施
例1と同一条件で成形体及び焼成体を得た。成形体及び
焼成体の試料No.をR1とする。
【0026】−実施例4− 樹脂1g当たりの水の投入量を420gとして、成形体
の含水率を計算上56%とした以外は、実施例2と同一
条件で成形体及び焼成体を得た。成形体及び焼成体の試
料No.を4とする。 −比較例2− 樹脂1g当たりの水の投入量を420gとして、成形体
の含水率を計算上56%とした以外は、比較例1と同一
条件で成形体及び焼成体を得た。成形体及び焼成体の試
料No.をR2とする。
【0027】−実施例5− 混練物中の無機物質100重量部に対する樹脂成分の量
を0.1重量部とした以外は実施例2と同一条件で成形
体及び焼成体を得た。成形体及び焼成体の試料No.を
5とする。 −比較例3− 混練物中の無機物質100重量部に対する樹脂成分の量
を0.1重量部とした以外は比較例1と同一条件で成形
体及び焼成体を得た。成形体及び焼成体の試料No.を
R3とする。
【0028】−実施例6− 水膨潤性吸水性樹脂微粒子として、平均粒径500μm
である以外は実施例2と同質のものを用い、実施例2と
同一条件で成形体及び焼成体を得た。成形体及び焼成体
の試料No.を6とする。以上の各実施例及び比較例で
得た成形体及び焼成体の製造条件及び物性測定値を表1
及び表2に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、セラミック原料の種類
に制限を受けることなく高強度の多孔質セラミックを安
定して得ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気孔率40%以上で、同一成分からなる緻
    密質セラミックの曲げ強度の15%以上の曲げ強度を有
    する多孔質セラミック。
  2. 【請求項2】ゲル強度が10,000ダイン/cm2
    上である水膨潤性吸水性樹脂の微粒子に水を吸わせてゲ
    ルにする工程と、 吸水したゲル及びセラミック粉末を混合し成形する工程
    と、 成形体を焼成する工程とを経ることを特徴とする多孔質
    セラミックの製造方法。
  3. 【請求項3】混合比(吸水したゲル/セラミック粉末)
    が重量基準で0.2〜2.4である請求項2に記載の多
    孔質セラミックの製造方法。
  4. 【請求項4】水膨潤性吸水性樹脂の純水に対する吸水性
    能が100〜1,000g/gである請求項2又は3に
    記載の多孔質セラミックの製造方法。
  5. 【請求項5】水膨潤性吸水性樹脂微粒子の平均粒子径が
    5〜550μmである請求項2〜4のいずれかに記載の
    多孔質セラミックの製造方法。
  6. 【請求項6】ゲル化工程で水膨潤性吸水性樹脂微粒子を
    飽和吸水ゲルとする請求項2〜5のいずれかに記載の多
    孔質セラミックの製造方法。
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