JPH10167848A - ブレーキ摺動部 - Google Patents

ブレーキ摺動部

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JPH10167848A
JPH10167848A JP8326448A JP32644896A JPH10167848A JP H10167848 A JPH10167848 A JP H10167848A JP 8326448 A JP8326448 A JP 8326448A JP 32644896 A JP32644896 A JP 32644896A JP H10167848 A JPH10167848 A JP H10167848A
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JP
Japan
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composite material
carbon fiber
brake
carbon
pitch
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Pending
Application number
JP8326448A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Yamamoto
巌 山本
Toshihiro Fukagawa
敏弘 深川
Akira Obara
昭 小原
Akihiko Yoshitani
明彦 葭谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキング初期の摩擦係数の低下が起こら
ない好適なブレーキ摺動部を提供する。 【解決手段】 炭素繊維強化炭素複合材で形成された環
状ディスクロータとステータから成るブレーキ摺動部で
あって、該炭素繊維強化炭素複合材がピッチ系炭素繊維
を2次元ランダムに配向して構成され、嵩密度1.6〜
1.8、炭素繊維の体積含有率が30〜50%、最終気
孔率が12%以下、摺動面のロックウェル硬度が85H
RP以上であることを特徴とするブレーキ摺動部。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強度及び摩擦、摺
動特性に優れる、炭素繊維強化炭素複合材(以下C/C
複合材)で形成されたブレーキ摺動部に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般のブレーキ材料は回転体と固定体を
摩擦接合することにより運動エネルギーを熱エネルギー
へ変換させ、運動している物体を減速、さらには停止さ
せる機能を持っているものである。近年、高速化や大型
化による重量増により、特に航空機用ブレーキ材として
は、C/C複合材が、その優れた熱伝導率と、大きな熱
容量、高強度等から、多くの飛行機で 実用化される様
になってきている。
【0003】一般にC/C複合材はPAN系、ピッチ
系、或いはレーヨン系などの長又は短炭素繊維にフェノ
ール樹脂、フラン樹脂などの熱硬化性樹脂或いはピッチ
類などの熱可塑性樹脂等を含浸又は混合して加熱成形し
たものを非酸化性ガス雰囲気において焼成し、更に緻密
化、黒鉛化処理することにより製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そしてC/Cブレーキ
材として望まれる特性としては、第1に定められた停止
距離以内に停止できる制動能力を有する材料であるこ
と、すなわち、適度な摩擦係数を有する材料であること
である。第2に制動時に過大な制動トルク値を発生し、
いわゆるガク効きを起こさしめたり、ブレーキ材回りに
過大な荷重を負わせたりしない性状を有していないこと
が望まれる。すなわち、過大な摩擦係数を有しない材料
でかつ瞬時摩擦係数が適度な値を示す材料であることで
ある。
【0005】第3は、摩耗量が少ないことが必要であ
る。C/C複合材はマトリックス炭素と炭素繊維からな
るものであるが、ブレーキ材として使用した時には摺動
面から炭素繊維又はマトリックス炭素がはがれ落ちるこ
とにより摩耗し、使用回数に限界があるが、これを大幅
に改良し、ブレーキの寿命を延ばすことである。第4
に、C/C複合材はブレーキアッセンブリーとして組立
られ、油圧によって駆動するピストンで押しつけられ摺
動する。一般にピストンはC/C複合材よりサイズが小
さいので、C/C複合材は曲げ応力により湾曲し、摺動
面に均一に応力がかからなくなる。このため、実際の摺
動面積が少なくなって、設計のブレーキ性能が得られな
かったり、摩耗量が増加する不具合があった。すなわ
ち、曲げ弾性率が高く、湾曲しにくい材料が嘱望されて
いた。
【0006】最後に、摩擦係数が安定していることが必
要である。しかし、従来のC/C複合材は時間の経過と
ともに大気中の水分を吸着し、この吸着水のため摩擦係
数が低下することがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで発明者等は、上記
の課題を解決すべく鋭意検討を繰り返した結果、環状デ
ィスク形状のC/C複合材からなるステータとロ−タで
構成されるブレーキ摺動部において該C/C複合材がピ
ッチ系の短繊維を2次元ランダムに配向したものを強化
材とし、嵩密度1.6〜1.8、炭素繊維の体積含有率
が30〜50%、最終気孔率が12%以下、摺動面のロ
ックウェル硬度が85HRP以上、摺動面に垂直な方向
からの加重に対して、曲げ弾性率が5t/mm2 以上、
水銀ポロシティーによる気孔径の分布の測定において、
気孔径5μm以上の気孔が該炭素繊維強化炭素複合材の
全気孔に対して、20%以上を占めるものであることに
より、上述の課題を解決した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いる炭素繊維は、ピッチ系の炭素繊維で公知
のものが使用できるが、望ましくは、炭素繊維の引張弾
性率が10〜25t/mm2 のものであり、不活性ガス
雰囲気下で1600〜2000℃で焼成すると引張弾性
率が50t/mm2 以上に変換される性質を有するもの
であるとさらに望ましい。
【0009】用いられる炭素繊維の形態としては、複数
の単繊維からなるトウ、ストランド、ロービング、ヤー
ン等の形態であり、これをカッティングすることにより
得られる短繊維を用いることが好ましい。これら短繊維
は、複数の単繊維の束から形成されており、本発明にお
いては、通常0.3〜100mm、好ましくは5〜50
mm程度の短繊維を使用する。C/C複合材とする際に
該短繊維を開繊し、分散し、単繊維が2次元的にランダ
ム配向した(2次元ランダム)シートを作製し、マトリ
ックス物質を炭素繊維の間に充填させることが好まし
い。
【0010】ここで、上記短繊維状炭素繊維を乾式開繊
し、2次元ランダムシートを製造する具体的な製造方法
としては、例えば、紡績において一般的な機械的に炭素
繊維をモノフィラメント化し、シートを作製するランダ
ムウェーバーを使用して製造したり、エアーにより開繊
しシートを製造する方法などがある。
【0011】また上記短繊維状炭素繊維を湿式開繊し、
2次元ランダムシートを製造する方法としては、例え
ば、パルプ等の叩解処理に通常使用されているビーター
や、開繊処理に用いられるパルパーを使用し、溶媒中で
短繊維状炭素繊維を開繊後、例えば底部にスクリーンを
有する型枠等に少量ずつ供給したり、開繊後撹拌等の手
段で均一に分散させ、金網等で抄紙後、乾燥させて作製
させる方法が挙げられる。短繊維状の炭素繊維を均一に
分散させる溶媒としては、好ましくは水、あるいはアセ
トン、炭素数1から5のアルコール、アントラセン油等
を用いることができるが、その他の有機溶媒を用いても
よい。又、該溶媒中にフェノール樹脂、フラン樹脂ある
いは、ピッチ等を分散もしくは溶解させておくと、炭素
繊維同志が接着された状態となり、次工程での取扱をよ
り容易とするので好ましい。更に、繊維素グリコール酸
ナトリウム、ポリビニルアルコール、ヒドロキシセルロ
ース等の増粘剤を溶媒中に加えておくと、その効果が更
に増大するので好ましい。
【0012】2次元ランダムシートの目付(1m2 当た
りの重量)としては、目的に応じて種々のものが取り得
るが、取り扱い性、含浸性、均一性を考えると10〜5
00g/m2 が最適である。このようにして得られた2
次元ランダムシートにフェノール樹脂、フラン樹脂、あ
るいは石油系、石炭系ピッチ等のマトリックスを含浸さ
せた後に乾燥する。その際、マトリックスはアルコー
ル、アセトン、アントラセン油等の溶媒に溶解して適正
な粘度に調整したものを使用する。
【0013】次いで、この乾燥したシートを積層して目
的に応じた金型に充填し、100〜500℃の温度範囲
で加圧成形して、Vf(炭素繊維含有量)=10〜65
%、好ましくは35〜50%程度の成形体を得る。その
後、N2 ガスなどの不活性ガス雰囲気中で1〜200℃
/hrの昇温速度で800〜2200℃まで、好ましく
は1800〜2200℃まで昇温する1次焼成を経て、
C/C複合材を得る。
【0014】上記の焼成したC/C複合材には多数の空
隙があり、このままでは特性的に実用に供することがで
きない。そこで、この空隙を低減するために本発明で
は、CVDによる緻密化処理を行い、次いでピッチ又は
樹脂をマトリックスとして緻密化処理を行う。
【0015】CVDによる緻密化処理は、誘導加熱コイ
ル又は抵抗加熱等により反応器内に載置した上記C/C
複合材を加熱し、メタン又は、プロパンの様な炭化水素
類あるいはハロゲン化炭化水素類の蒸気をH2 ガス、A
rガスあるいはN2 ガスと共に反応器内へ供給し生成す
る熱分解炭素で空隙に含浸し、緻密化する。
【0016】ピッチ又は樹脂による緻密化処理は、CV
Dによる緻密化処理後のC/C複合材を載置した槽を所
定温度に加熱し、槽内を真空とした後に溶融したピッチ
又は樹脂を供給し加圧することにより空隙に含浸する。
この後、700〜2100℃好ましくは700〜100
0℃の温度で焼成する。このピッチ又は樹脂の含浸及び
焼成という緻密化処理を繰り返すことにより目的のC/
C複合材の緻密化処理を行う。さらに必要に応じ、黒鉛
化処理を行うことができる。
【0017】上記緻密化処理は、CVDによる緻密化処
理によって体積が10〜35%好ましくは10〜25%
増加するまで緻密化する。次いで、ピッチ又は樹脂の含
浸及び焼成による緻密化処理により嵩密度が、1.60
〜1.80、好ましくは1.65〜1.75、かつ最終
気孔率が12%以下、好ましくは10%以下になるまで
緻密化される。
【0018】そして、緻密化処理後に最終熱処理を行う
場合は、最終熱処理後の嵩密度が1.60〜1.80、
好ましくは1.65〜1.75、かつ気孔率が12%以
下、好ましくは10%以下になるように緻密化される。
該最終熱処理温度は、1400〜2100℃、好ましく
は1500〜1800℃で行われる。
【0019】このようにして製造されたC/C複合材
は、ロックウェル硬度計で測定した硬度が、85HRP
以上、好ましくは85〜120HRP、Vf(炭素繊維
の体積含有率)としては30〜50%、最終気孔率が1
2%以下、好ましくは10%以下、摺動面に垂直な方向
からの加重に対して、曲げ弾性率が5t/mm2 以上、
水銀ポロシティーによる気孔径の分布の測定において、
気孔径5μm以上の気孔が該炭素繊維強化炭素複合材の
全気孔に対して、20%以上を占める。気孔径が小さい
と気孔の表面積が大きくなり、空気中の水分を吸着しや
すくなるため、大気中での放置後の摩擦係数の安定性が
低下する。このC/C複合材を用いて、環状ディスクロ
ータ及びステータを製造し、組み合わせて得られるブレ
ーキ摺動部は、平均摩擦係数が、0.18〜0.26、
好ましくは0.19〜0.24、瞬時動摩擦係数が、
0.35以下摩耗量が、3×10-4mm/回/面 以
下、好ましくは2×10-4mm/回/面以下、3時間放
置後の摩擦試験において、ブレーキング初期の摩擦係数
の低下が起こらない、優れた性能を有するものである。
【0020】以下にC/C複合材の評価方法について説
明する。 (ブレーキ性能試験)慣性式摩擦試験機を使用して、C
/C複合材で形成された固定ディスク(ステータ)と回
転ディスク(ロータ)からなる試験片(平均摺動面直径
83.5mm)をホルダーに固定し、互いに摺動させて
摩擦試験を実施する(図1)。試験条件は、ブレーキ圧
力(摺動面圧力として)150psi、摺動面速度=2
2m/s(単位面積当たりの吸収エネルギーE=2.0
×103 J/)で実施し、平均摩擦係数、ブレーキング
初期(ブレーキ圧力が設定値に達する時間まで)の瞬時
摩擦係数、及び摩耗量を測定する。また、大気中に放置
後の摩擦係数の安定性を調べるために、上記の摩擦試験
を実施後に、3時間放置し(室温25℃、湿度80
%)、ブレーキ圧力(摺動面圧力として)60psi、
摺動面速度=13m/s(単位面積当たりの吸収エネル
ギーE=1.2×103 J/)で摺動させ、ブレーキン
グによる発生トルクを測定する。 (水銀ポロシティーの測定)CARLO ERBA I
NSTRUMENTS社のMACROPORESUNI
T 120を用い、真空から大気圧まで、ついで同社の
POROSIMETER 2000を用い、750気圧
まで加圧して水銀の気孔への浸入を測定し、圧力と水銀
の浸入量から気孔径分布を得た。
【0021】
【実施例】以下、本発明を、実施例を用いて、より詳細
に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、実施
例に限定されるものではない。
【0022】(実施例1)30mm長に切断したピッチ
系炭素繊維(三菱化学製「ダイアリード」K321)を
乾式開繊し、2次元ランダムに配向した185g/の炭
素繊維シートを得た。このシートへエタノールで希釈し
たフェノール樹脂を含浸させた後、乾燥して、目付量3
14g/のフェノール樹脂を含浸したシートを作製し
た。このシートを金型内へ積層し、280℃にて加圧成
形し、Vf49%の成形体を得た。この成形体を200
0℃で1次焼成した後、前述のCVDによる緻密化処理
(CVD体積%22%)を行い、続いて樹脂を含浸し
て、不活性雰囲気で1000℃で焼成して炭化する緻密
化工程を複数回繰り返し、1600℃の最終熱処理を行
って、嵩密度1.68、Vf39%、最終気孔率10
%、ロックウェル硬度104〜112HRP、摺動面に
垂直な方向からの加重に対しての曲げ弾性率が6.5t
/mm2 、水銀ポロシティーによる気孔径の分布の測定
において、気孔径5μm以上の気孔が全気孔に対して、
25%を占めるC/C複合材からなる環状ディスクロー
タ及びステータを得た。得られた環状ディスクロータ及
びステータを組み合わせて、ブレーキ摺動部を製造し
た。
【0023】このブレーキ摺動部の性能試験を行ったと
ころ、 平均摩擦係数 0.20 瞬時摩擦係数 0.33 摩耗量 1.2×10-4mm/回/面 3時間放置後の摩擦試験のトルクカーブを図2に示す。
適度な摩擦係数を有し、摩耗量が少なく、かつ3時間放
置後の摩擦係数も安定していた。
【0024】(比較例1)実施例1と同様の成形体を同
条件で1次焼成した後、ピッチのみで緻密化処理を行い
2000℃で最終熱処理し、嵩密度1.85、Vf40
%、最終気孔率8%、ロックウェル硬度60〜70HR
P、摺動面に垂直な方向からの加重に対しての曲げ弾性
率が6.5t/mm2 、水銀ポロシティーによる気孔径
の分布の測定において、気孔径5μm以上の気孔が全気
孔に対して、25%を占めるC/C複合材を得、環状デ
ィスクロータ及びステータからなるブレーキ摺動部を製
造した。
【0025】このブレーキ摺動部の性能試験を行ったと
ころ、 平均摩擦係数 0.29 瞬時摩擦係数 0.41 摩耗量 1.4×10-4mm/回/面 摩耗量及び、3時間放置後の摩擦係数の安定は良好なも
のの、摩擦係数、瞬時摩擦係数が高く、いわゆるガク効
きが懸念される結果となった。
【0026】(比較例2)PAN系炭素繊維(東レ製
「トレカ」T300)にフェノール樹脂を含浸した後に
乾燥し30mm長に切断したトウプリプレグを作製し、
金型内へ充填し、280℃にて加圧成形し、Vf34%
の成形体を得た。この成形体を2000℃で1次焼成し
た後、前述のCVDによる緻密化処理を行い、1600
℃の最終熱処理を行って、C/C複合材を得た。当該C
/C複合は、嵩密度1.68、Vf34%、最終気孔率
10%、ロックウェル硬度100〜110HRP、摺動
面に垂直な方向からの加重に対しての曲げ弾性率が2.
7t/mm2 、水銀ポロシティーによる気孔径の分布の
測定において、気孔径5μm以上の気孔が全気孔に対し
て、5%であった。このC/C複合材を用いて環状ディ
スクロータ及びステータからなるブレーキ摺動部を製造
した。
【0027】このブレーキ摺動部の性能試験を行ったと
ころ、 平均摩擦係数 0.22 瞬時摩擦係数 0.37 摩耗量 6.8×10-4mm/回/面 3時間放置後の摩擦試験のトルクカーブを図2に示す。
摩耗量が多く、3時間放置後の摩擦係数はブレーキング
初期に摩擦係数が低く、途中から急に効きはじめる結果
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いたブレーキ材の試験方法の説明
図。
【図2】実施例1と比較例2の3時間放置後の摩擦試験
のトルクカーブ
【符号の説明】
1 ロータディスク 2 ステータディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 葭谷 明彦 香川県坂出市番の州町1番地 三菱化学株 式会社坂出事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素繊維強化炭素複合材で形成された環
    状ディスクロータとステータから成るブレーキ摺動部で
    あって、該炭素繊維強化炭素複合材がピッチ系炭素繊維
    を2次元ランダムに配向して構成され、嵩密度1.6〜
    1.8、炭素繊維の体積含有率が30〜50%、最終気
    孔率が12%以下、摺動面のロックウェル硬度が85H
    RP以上であることを特徴とするブレーキ摺動部。
  2. 【請求項2】 摺動面に垂直な方向からの加重に対し
    て、曲げ弾性率が5t/mm2 以上であることを特徴と
    する請求項1記載のブレーキ摺動部。
  3. 【請求項3】 水銀ポロシティーによる気孔径の分布の
    測定において、気孔径5μm以上の気孔が 炭素繊維強
    化炭素複合材の全気孔に対して、20%以上を占めるこ
    とを特徴とする請求項1、2記載のブレーキ摺動部。
JP8326448A 1996-12-06 1996-12-06 ブレーキ摺動部 Pending JPH10167848A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126776A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Messier Bugatti C/cコンポジットに基づく摩擦部材の作成方法

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