JPH10167237A - カップ包装袋の抜き取り装置 - Google Patents

カップ包装袋の抜き取り装置

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JPH10167237A
JPH10167237A JP34277496A JP34277496A JPH10167237A JP H10167237 A JPH10167237 A JP H10167237A JP 34277496 A JP34277496 A JP 34277496A JP 34277496 A JP34277496 A JP 34277496A JP H10167237 A JPH10167237 A JP H10167237A
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Kiyonao Minami
清直 南
Atsushi Nakamura
篤志 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的に飲料用カップの包装袋を抜き取るこ
とができ、人手を省いて低コスト化を可能にするととも
に、人手に触れず衛生的であるカップ包装袋の抜き取り
装置を提供する。 【解決手段】 カップ1の多数を重ねてなるカップ列2
の底6側を閉鎖端4側にして収納する包装袋3を、前記
カップ列2から抜き取る装置であって、前記カップ列2
を搬送する搬送手段19、20と、該搬送手段19、2
0の途中に設けられ、前記包装袋3の閉鎖端4側の一部
を介して前記カップ列2の底6に対面し、そのあいだに
前記包装袋3を引き込みうるように対向させてなる一対
のローラ11、12を備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ包装袋の抜
き取り装置に関する。さらに詳しくは、カップ包装袋を
カップ列から自動的に抜き取り、カップが人手に触れる
ことなく充填機に供給されるよう構成されてなるカップ
包装袋の抜き取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、缶入り飲料のほかに、カップ入り
飲料が、飲みやすさや廃棄のし易さなどの点から好まれ
る傾向にある。ところで、図1に示されるように、飲料
が充填される紙または樹脂製のカップ1は、充填機によ
り飲料が充填されるまで、ほこりや細菌などの汚染物に
より汚染されるのを防ぐため、30〜50個を積み重ね
てなるカップ列2として包装袋3内に保管されており、
充填機に供給する直前に人手によって包装袋3を外して
から、充填機に供給している。
【0003】充填機は、カップ1に飲料を充填し、蓋を
するものであり、24時間稼働され、たとえば、1時間
に3万6千個のカップを処理する能力を持っており、毎
秒10個のカップを供給するため、人手による3交替制
の人海戦術で、包装袋3を取り外し、充填機に供給する
作業を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、包装袋
を取り外し、毎秒10個の速さでカップを充填機に供給
するという作業は経験を要するという問題や、早く充填
機に供給しようとあせるあまりに、包装袋を除いたあと
で積み重ねられたカップを落下させてしまうというミス
を生じやすく、衛生上の問題から落下したカップは使用
できなくなるという問題がある。
【0005】また、人海戦術によるため、人件費がかか
り、コストが高くなっているという問題もある。とく
に、1台の充填機に2人以上の作業者を必要とするの
で、突然に欠員がでたばあいのことを考えて補助要員を
確保しておく必要も生じている。
【0006】さらに、カップと包装袋は殺菌されている
のに、包装袋を取り外して充填機に供給する間にカップ
は人手に触れ、不衛生になるという問題もある。
【0007】本発明は、前記問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、自動的に飲料用カッ
プの包装袋を抜き取ることができ、人手を省いて低コス
ト化を可能にするとともに、人手に触れず衛生的である
カップ包装袋の抜き取り装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、カップ
の多数を重ねてなるカップ列の底側を閉鎖端側にして収
納する包装袋を、前記カップ列から抜き取る装置であっ
て、前記カップ列を搬送する搬送手段と、該搬送手段の
途中に設けられ、前記包装袋の閉鎖端側の一部を介して
前記カップ列の底に対面し、そのあいだに前記包装袋を
引き込みうるように対向させてなる一対のローラを備え
てなることを特徴としている。カップ列を搬送する搬送
手段としては、カップ列を寝かせて搬送するもの、立て
て搬送するもの、また、カップ列の積み重ね方向(軸方
向)に搬送するもの、積み重ね方向とは直交する方向に
搬送するものなどが考えられる。カップ列を内包する包
装袋のもう一方の端部(閉鎖端側ではないほう)は、開
口しており、閉鎖端側の一部を一対のローラのあいだに
引き込み、包装袋をカップ列から抜き取る。ローラは、
他の機械的な把持手段に比べて突起がなく、安全で、把
持した包装袋が破れることもない。また、回転による巻
き込み方式によるため、例えばシリンダーなどによる直
線引き抜き方式と比べて設置スペースを小さくすること
ができる。さらに、ローラのあいだで圧縮されて排出さ
れるので、廃棄物の減容にもなる。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記一対のロー
ラが、前記カップ列の底の角に対して、底面側から対向
する第1ローラと、側面側から対向する第2ローラとか
らなるものであり、底面の角を利用して、ローラのあい
だに向けて包装袋を進出させることができ、包装袋の引
き込みが確実になる。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記一対のロー
ラのうち、少なくとも1つが、弾性体であり、ローラ間
の押圧力を適度に調整し、包装袋の引き込みを確実にす
る。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記弾性体をゴ
ムとするものであり、グリップ性がよく、包装袋の引き
込みを確実にするとともに、素早く抜き取ることができ
る。
【0012】請求項5に記載の発明は、前記一対のロー
ラのそれぞれに、引き込まれた包装袋のローラへの巻き
込みを防止するためのスクレーパを設けるとともに、該
スクレーパに圧縮空気の吹出口を設け、ローラに引き込
まれた包装袋を吹き飛ばして排出するよう構成されてな
るものである。抜き取った袋がローラに巻き込まれず、
早く排出させることができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、前記搬送装置
が、前記カップ列をその積み重ね方向と直交する方向に
搬送するものであり、前記一対のローラは、そのように
搬送されてくるカップ列と干渉しないように、抜取引込
位置から退避位置に移動可能とされてなるものである。
カップ列は、寝かせた状態でも立てた状態でも搬送する
ことができるが、積み重ね方向(軸方向)と直交する方
向に搬送するばあい、カップ列の移動が一対のローラお
よびこれらの駆動機構を含む装置に妨げられないように
抜取位置から退避位置にこれら装置を移動させるもので
ある。
【0014】請求項7に記載の発明は、前記搬送手段が
横向きに寝かせられた前記カップ列を搬送するものであ
り、たとえば、搬送ベルトなど、従来からある簡単な構
成のものを利用することができるとともに、カップ列を
搬送手段に載置する作業が楽である。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明に加えて、横向きに寝かせられたカップ列の底を
前記第2ローラに向けて押し上げる押上手段が設けられ
てなるものである。押上手段によって、第2ローラと、
カップ列との距離が一定となるように調整できる。ま
た、カップ列が寝かせられる搬送ベルトなどの搬送手段
からカップ列を浮かすことができるので、包装袋と搬送
ベルトとのあいだの接触抵抗を少なくすることができ
る。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明に加えて、横向きに寝かせられたカップ列を前記
第1ローラに向けて押し出す押出手段が設けられてお
り、第1ローラと、カップ列との距離が一定となるよう
に調整できる。また、押上手段により、カップ列の底側
を押し上げてもずれることのないように、カップ列を支
える役目も果たしている。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図示例と
ともに説明する。図1は、本発明のカップ包装袋の抜き
取り装置が適用されるカップ包装袋にカップ列が内包さ
れている状態を示す説明図であり、図2は、本発明のカ
ップ包装袋の抜き取り装置の一実施例の概略説明図であ
り、図3乃至図5は、それぞれ図2に示される装置の平
面図、正面図および側面図である。
【0018】図1において、1はカップ、2はカップ1
の多数(好ましくは35個)を重ねてなるカップ列、3
はカップ包装袋であり、カップ列2は、その底6側を包
装袋3の閉鎖端4側にして収納されており、包装袋3の
開口端5は、破線で示されているように、捩じるなどし
て軽く閉じられ、カップ1の開口部7側からカップ1内
に入れられている。また、2点鎖線に示されるように、
カップ1の外側に折り曲げてもよい。
【0019】本発明のカップ包装袋の抜き取り装置は、
カップ列2をどの様に搬送するかによってその構成が異
なるが、一対のローラを用いて包装袋3をその間に引き
込んで抜き取るよう構成させてなることを特徴としてい
る。まず、図2乃至図5に基づいて、カップ列2を横向
きに寝かせて、カップ2の積み重ね方向とは直交する方
向にカップ列2を搬送する装置の一実施例を説明する。
【0020】このカップ包装袋の抜き取り装置は、図2
に示されるように、一対のローラ(第1ローラ11およ
び第2ローラ12)と、スクレーパ13、14と、押上
手段17と、押出手段18と、搬送ベルト19、20か
らなり、一対のローラ11、12をまず、退避位置B
(図4参照)に上昇させておき、搬送ベルト19、20
で所定位置にカップ列2を搬送し、ストッパー(図示せ
ず)などで止め、一対のローラ11、12を抜取位置A
(図4参照)にセットし、押上手段17でカップ列の底
6側を押し上げ(図2の矢印a参照)、第2ローラ12
との距離を一定にするとともに、搬送ベルト19、20
からカップを浮かせ(図2の矢印b、c参照)、押出手
段18でカップ列2がずれないように支えながら第1ロ
ーラ11との距離も一定にして、包装袋3の閉鎖端4
(図1参照)をローラ11、12のあいだに引き込み、
カップ列2から抜き取る。スクレーパ13、14は包装
袋3をローラ11、12から引き剥がし、吹出口15、
16から吹き出される圧縮空気によって引き剥がされた
包装袋3aを排出する。なお、搬送ベルト19、20に
載置するときには、包装袋3の開口端5を、図2に示さ
れるように、上に向けて折り曲げ、カップ列2の開口部
7に引っ掛からないようにする。
【0021】以下、図3乃至図5に基づいて、本発明の
カップ包装袋の抜き取り装置を詳細に説明する。このカ
ップ包装袋の抜き取り装置は、3個づつ包装袋3を抜き
取るよう構成されている。
【0022】一対のローラ11、12は、そのあいだに
包装袋3を引き込めるように適度な間隔を開けて、また
は接触状態に配設されている。その材質は、合成樹脂な
どを用いることができるが、包装袋3を適度に押圧し、
滑らずに素早く引き込め、音が静かであるという点か
ら、弾性体、なかでも天然または合成のゴム製であるこ
とが好ましい。また、金属または樹脂製の本体に、ゴム
をコーティングしてもよい。
【0023】また、一対のローラ11、12は、カップ
列2の底6の角8と対向するものであり、底6側から対
向する第1ローラ11と、側面9側から対向する第2ロ
ーラ12からなる。これらのローラ11、12は、フレ
ーム30に回転自在に支持されている。フレーム30
は、3個のカップ列2を横に並べて配置できる幅を有し
ており、各ローラ11、12の軸方向の長さは、フレー
ム30の幅よりも少し小さくされている。こうして、一
対のローラ11、12は、3個の包装袋3を一度に引き
込むことができる。また、一対のローラ11、12のそ
れぞれの一方の端部には、フレーム30の外側に設けら
れるプーリー21、22が連結されており、図4に示さ
れるように、フレーム30内に支持される駆動モータ2
3の駆動軸24に掛けられるベルト25およびアイドリ
ングプーリー26を介して駆動される。
【0024】また、フレーム30は、その下方に設けれ
た油圧または空圧のシリンダー28を介して、脚27に
上下動可能に支持されている。したがって、一対のロー
ラ11、12はフレーム30を介して、図4に示される
ように、抜取位置Aから退避位置Bへ移動する。図4に
おいて、カップ列2は、紙面奥側から手前側に搬送され
てくるが、フレーム30を退避位置Bに退けておいてか
ら、カップ列2を搬送するのでフレーム30に引っ掛か
ることなくカップ列3を所定の位置に搬送することがで
きる。つぎに、フレーム30を抜取位置Aに下降させる
と、フレーム30内に3つのカップ列2が配置されるこ
とになり、一対のローラ11、12をカップ列2の底6
の角8に近づけることができる。なお細かな位置の調整
は、押上手段17と押出手段18により行うことができ
る。
【0025】押上手段17は、図4および図5に示され
るように、押上プレート31と、脚27に固定具32を
介して固定される油圧または空圧のシリンダー33とか
らなり、図示例のように、3個のカップ列2のそれぞれ
に対して設けられることが、個々に対して調整できると
いう点から好ましい。押上プレート31の上面は、包装
袋3が引き込み易いように摺動するので、摺動性のよい
樹脂などから形成されることが好ましく、形状も点接触
となるような曲面であることが好ましい。押上手段17
は、カップ列2の底6側を第2ローラに向けて押し上
げ、第2ローラ12との距離を、包装袋3が引き込まれ
易いように一定にする。また、搬送ベルト19および搬
送ベルト20からカップ列2を浮かせ、カップ列2の下
側で搬送ベルト19、20の間に挟まれる包装袋3が、
抵抗なく抜き取られるようにしている。
【0026】押出手段18は、脚35に固定された台3
6(図4参照)上に配設された油圧または空圧のシリン
ダー37と、シリンダー37のロッド38の先端に回転
自在に支持されるローラ34からなる。押出手段18
は、押上手段17と同様に、3個のカップ列2のそれぞ
れに対して設けられていることが、個々に対して調整で
きるという点から好ましい。ローラ34は、回転自在に
支持されているので、包装袋3がローラ34と摺動する
ときの抵抗が少ない。押出手段18は、カップ列2を第
1ローラ11に向けて進出させるとともに、前述の押上
手段17によって底6側が押し上げられたカップ列2が
ずれないように支えることもできる。なお、脚27の上
方には位置決めプレート40があり(図4参照)、カッ
プ列2の底6が第1ローラに向けて進出しすぎないよう
に規制している。
【0027】スクレーパ13、14は、図2に示される
ように、一対のローラ11、12のそれぞれに設けられ
ている。このスクレーパ13、14は、それぞれ吹出口
15、16を有しており、ローラ11、12への巻き込
みを防止し、包装袋3を排出する方向に向けて吹き飛ば
し、包装袋3を素早く排出させることができる。
【0028】搬送ベルト19、20は、カップ列2が滑
らないように、その上面がゴムなどのグリップ製のよい
もので、また、滑り止めの溝または突条などが形成され
ていることも好ましい。また、図示例では、2本の無限
軌道ベルトを用いているが、本発明ではこれに限定され
ず、幅広の1本の無限軌道ベルトや、3本以上のものの
ほか、従来からよく利用されるローラ式の搬送手段等を
適宜採用することができる。また、図示しないが、3個
のカップ列2が所定位置に搬送されてきたら、これを止
めるストッパが適宜設けられていることが好ましい。
【0029】前述の図2乃至図5に示されるカップ抜き
取り装置は、寝かせられたカップ列2をカップの積み重
ね方向と直行する方向に搬送し、3個づつ包装袋3を抜
き取るよう構成されている。しかしながら、本発明で
は、これに限定されず、カップ列2を立てて搬送するよ
うに構成することもできる。また、一対のローラに向け
て、積み重ね方向にカップ列を送り込むように構成する
こともできる。さらに、一対のローラの間に吸引装置を
設け、包装袋を吸引してローラに引き込むように構成す
ることもできる。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のうち請
求項1記載の発明は、カップ列を搬送する搬送手段と、
カップ列に向けて移動するか、またはカップ列を移動さ
せるかして、カップ列に対して適当な位置に配設させる
ことのできる一対のローラからなるものであり、カップ
列から包装袋を自動的に抜き取ることができる。したが
って人手を経ず効率的で衛生的にカップを充填機に供給
することができる。
【0031】また本発明は、ローラを用いているので、
包装袋を早く抜き取ることができるとともに、包装袋が
長くても抜き取る作業スペースを少なくすることがで
き、また、突起物がないため取り扱い易い。つまり、シ
リンダーなどを用いたばあい、包装袋の長さに応じた長
さのシリンダーが必要であるとともに、包装袋を把持す
るための突起物が外部に出るような構成になるので、取
り扱いに注意を要するのである。また、このように包装
袋の一部を機械的に把持するような構成では、包装袋が
破れ易く、袋の100%完全な抜き取りができない。本
発明では、包装袋を一対のローラのあいだに引き込むよ
う構成されているので、完全に抜き取ることができる。
さらに、ローラのあいだで包装袋が圧縮されるので、廃
棄される包装袋の容積の減量ができる。
【0032】請求項2記載の発明では、カップ列の底の
角にある包装袋を第1ローラと第2ローラで挟む用に構
成されているので、包装袋を容易に引き込むことができ
る。
【0033】請求項3および4記載の発明では、第1ロ
ーラと第2ローラのうちの少なくとも1つが弾性体であ
り、ゴム製であるように構成されているので、包装袋が
ローラのあいだで適度に押圧され、グリップ性もよいの
で滑らず、素早く、確実に包装袋を抜き取ることができ
る。
【0034】請求項5記載の発明では、圧縮空気の吹出
口付きのスクレーパをローラのそれぞれに設けたので、
抜き取った包装袋がローラに巻き込まれず、素早く排出
することができる。
【0035】請求項6記載の発明では、一対のローラが
抜取位置と退避位置のあいだを移動可能であり、搬送装
置によって搬送されるカップ列が一対のローラによって
妨げられることがない。
【0036】請求項7乃至9記載の発明は、カップ列を
寝かせた状態で搬送するものであり、包装袋を抜き取る
ときは、押上手段および押出手段でカップ列を一対のロ
ーラに対して一定の位置に位置決めでき、かつ、搬送手
段からカップ列を浮かして、包装袋と搬送手段(搬送ベ
ルト)との接触抵抗を極力少なくしてから抜き取ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカップ包装袋の抜き取り装置が適用さ
れるカップ包装袋にカップ列が内包されている状態を示
す説明図である。
【図2】本発明のカップ包装袋の抜き取り装置の一実施
例の概略説明図である。
【図3】図2のカップ包装袋の抜き取り装置の平面図で
ある。
【図4】図2のカップ包装袋の抜き取り装置の正面図で
ある。
【図5】図2のカップ包装袋の抜き取り装置の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 カップ 2 カップ列 3 包装袋 4 包装袋の閉鎖端 5 包装袋の開口端 6 カップ列の底 8 カップ列の底の角 9 カップ列の側面 11 第1ローラ 12 第2ローラ 13、14 スクレーパ 15、16 吹出口 17 押上手段 18 押出手段 19、20 搬送ベルト A 抜取位置 B 退避位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柚木 隆志 愛知県豊橋市三弥町字中原1番地2 株式 会社神戸製鋼所豊橋FA・ロボットセンタ ー内 (72)発明者 岩本 巍 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢製作所内 (72)発明者 南 清直 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢製作所内 (72)発明者 中村 篤志 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢製作所内 (72)発明者 中口 昌彦 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップの多数を重ねてなるカップ列の底
    側を閉鎖端側にして収納する包装袋を、前記カップ列か
    ら抜き取る装置であって、 前記カップ列を搬送する搬送手段と、 該搬送手段の途中に設けられ、前記包装袋の閉鎖端側の
    一部を介して前記カップ列の底に対面し、そのあいだに
    前記包装袋を引き込みうるように対向させてなる一対の
    ローラを備えてなることを特徴とするカップ包装袋の抜
    き取り装置。
  2. 【請求項2】 前記一対のローラは、前記カップ列の底
    の角に対して、底面側から対向する第1ローラと、側面
    側から対向する第2ローラとからなる請求項1記載のカ
    ップ包装袋の抜き取り装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のローラのうち、少なくとも1
    つが、弾性体である請求項1または2記載のカップ包装
    袋の抜き取り装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性体は、ゴムである請求項3記載
    のカップ包装袋の抜き取り装置。
  5. 【請求項5】 前記一対のローラのそれぞれに、引き込
    まれた包装袋のローラへの巻き込みを防止するためのス
    クレーパを設けるとともに、該スクレーパに圧縮空気の
    吹出口を設け、ローラに引き込まれた包装袋を吹き飛ば
    して排出するよう構成されてなる請求項1、2、3また
    は4記載のカップ包装袋の抜き取り装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段は、前記カップ列をその積
    み重ね方向と直交する方向に搬送するものであり、前記
    一対のローラは、そのように搬送されてくるカップ列と
    干渉しないように、抜取位置から退避位置に移動可能と
    されてなる請求項1、2、3、4または5記載のカップ
    包装袋の抜き取り装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送手段は、横向きに寝かせられた
    前記カップ列を搬送するものである請求項1、2、3、
    4、5または6記載のカップ包装袋の抜き取り装置。
  8. 【請求項8】 横向きに寝かせられたカップ列の底側を
    前記第2ローラに向けて押し上げる押上手段が設けられ
    てなる請求項7記載のカップ包装袋の抜き取り装置。
  9. 【請求項9】 横向きに寝かせられたカップ列を前記第
    1ローラに向けて押し出す押出手段が設けられてなる請
    求項8記載のカップ包装袋の抜き取り装置。
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