JPH10167116A - 自動車ルーフ部におけるワイヤーハーネス配設構造 - Google Patents

自動車ルーフ部におけるワイヤーハーネス配設構造

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JPH10167116A
JPH10167116A JP8333609A JP33360996A JPH10167116A JP H10167116 A JPH10167116 A JP H10167116A JP 8333609 A JP8333609 A JP 8333609A JP 33360996 A JP33360996 A JP 33360996A JP H10167116 A JPH10167116 A JP H10167116A
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JP
Japan
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wire harness
roof
lamp
roof panel
harness
Prior art date
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Pending
Application number
JP8333609A
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English (en)
Inventor
Nobuo Toyoda
延男 豊田
Taro Harada
太郎 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スポットランプ及びルームランプ用のワイヤ
ーハーネスの長さを短くすることができると共に、ワイ
ヤーハーネスの固定箇所の数を少なくし得てハーネス固
定用テープの使用量の削減を図ることができるような構
成の自動車ルーフ部におけるワイヤーハーネス配設構造
を提供する。 【解決手段】 自動車20のルーフパネル2に車体前後
方向に沿って延びる複数の凸状ビード21を屈曲成形
し、ルーフパネル2の前方側から引き回されるスポット
ランプ5及びルームランプ4用ワイヤーハーネス7の配
線経路の長さを最短にすべく、複数の凸状ビード21の
うちルームランプ4に最も近い凸状ビード21の裏面側
の内部にワイヤーハーネス7を配設する。また、ルーフ
パネル2の裏面にルーフライニング3を固定するために
使用される接着テープ8aにてワイヤーハーネス7の一
部を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ルーフ部に
おけるワイヤーハーネス配設構造に関し、さらに詳しく
は、自動車ルーフ部の前端箇所及び中央箇所にそれぞれ
取付けられるスポットランプ及びルームランプに電力を
供給するためのワイヤーハーネスの配設構造(配線構
造)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8は従来の自動車ルーフ部に
おけるワイヤーハーネス配設構造を示すものであって、
同図において、1は自動車のルーフ部、2はこのルーフ
部1の表面(上面)を構成するルーフパネル、3は前記
ルーフ部1の裏面(下面)を構成するルーフライニン
グ、4はこのルーフライニング3の中央箇所に取付けら
れたルームランプ、5はフロントウインド6の上部中央
箇所に対応するルーフライニング3の前端中央箇所に取
付られたスポットランプ、7はこれらのスポットランプ
5及びルームランプ4に電力を供給するためのワイヤハ
ーネスである。
【0003】上述のルーフライニング3は両面接着テー
プ8a,8bにてルーフパネル2の裏面に接着され、ル
ーフパネル2とルーフライニング3とによりルーフ部1
が構成されている。また、図7に示すように、ワイヤー
ハーネス7は、フロントピラー9内からルーフパネル2
及びルーフライニング3の右前端縁部2a,3a間の隙
間部分10(図8参照)を通してルーフ部1の前部中央
箇所に引き回されてスポットランプ5に接続され、さら
に、ルーフパネル2及びルーフライニング3の左前端縁
部間の隙間部分及びそれらの側縁部間の隙間部分(何れ
も図示省略)を順次介してルームランプ4にまで引き回
されてこのルームランプ4に接続されている。そして、
上述の如く配線されたワイヤーハーネス7は、複数のハ
ーネス固定用テープ11によってその複数箇所が例えば
ルーフライニング3に固定(止着)されるようになって
いる。なお、図8において、12はルーフサイドパネル
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のワイヤーハーネス配設構造では、次のような
問題点がある。すなわち、スポットランプ5及びルーム
ランプ4に電力を供給するために1本のワイヤーハーネ
ス7(ケーブル)を使用するのが一般的であるが、その
配線経路として上述の如くルーフパネル2の端縁とルー
フライニング3の端縁との間の隙間部分10(図8参
照)を利用するようにしているため、配線に必要なワイ
ヤーハーネス7の長さが必然的に長くなってしまうとい
う不具合がある。その上、長い経路に沿って引き回され
たワイヤーハーネス7を固定するためには、その固定箇
所を多くしなければならなず、ハーネス固定用テープ1
1の使用量(使用数)が多くなるという不具合がある。
そして、これらの不具合により、コスト高になるという
問題点がある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、スポットランプ及びル
ームランプ用のワイヤーハーネスの長さを短くすること
ができると共に、ワイヤーハーネスの固定箇所の数を少
なくし得てハーネス固定用テープの使用量の削減を図る
ことができるような構成の自動車ルーフ部におけるワイ
ヤーハーネス配設構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、自動車のルーフパネルに車体前後方
向に沿って延びる複数の凸状ビードを屈曲成形し、前記
ルーフパネルの前方側から引き回されるスポットランプ
及びルームランプ用ワイヤーハーネスの配線経路の長さ
を最短にすべく、前記複数の凸状ビードのうち前記ルー
ムランプに最も近い凸状ビードの裏面側の内部に前記ワ
イヤーハーネスを配設するようにしている。
【0007】また、本発明では、前記ルーフパネルの裏
面にルーフライニングを固定するために使用される接着
テープにて前記ワイヤーハーネスの一部を固定するよう
にしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1〜図6を参照して説明する。なお、図1〜図6にお
いて、図7及び図8と共通の部分には同一の符号を付す
こととする。
【0009】図1は本発明に係るワイヤーハーネス配設
構造を備えた四輪自動車20を示すものであって、本例
の四輪自動車20のルーフ部1を構成するルーフパネル
2には図2及び図4に示すように車体前後方向にほぼ沿
って長手状に延びる複数の凸状ビード21が屈曲成形さ
れている。なお、この凸状ビード21は、図4に明示す
るように上方に向けて湾曲状に突出されると共に、ルー
フパネル2の車体前後方向のほぼ全長に亘って形成され
ている。かくして、これら複数の凸状ビード21の存在
によりルーフパネル2が補強され、ルーフパネル2の面
剛性が充分に大きく確保されている。
【0010】また、上述のルーフパネル2の裏面には、
例えば一対の両面接着テープ8a,8b(図3参照)に
てルーフライニング3が接着固定されている。このルー
フライニング3は一体成形品から成り、図5に示すよう
にルーフライニング3の中央部分3aはルームランプ4
を取付けるために車室内の側に膨らむように屈曲成形さ
れている。そして、このルーフライニング3の前端部及
び後端部すなわち前席及び後席にそれぞれ対応する前後
両端部3b,3cは、ヘッドクリアランスをできるだけ
広くするため及び接着テープによる取付けのために、ル
ーフパネル2に当接する形状となされている(図5参
照)。
【0011】しかして、ルーフライニング3がルーフパ
ネル2の裏面に接着固定されてこれらの両部材2,3に
てルーフ部1が構成され、図5に示すように、ルーフラ
イニング3の前端部3bの左右中央箇所にスポットラン
プ5が取付けられると共に、ルーフライニング3の中央
部分3aにルームランプ4が取付けられている。
【0012】これらのスポットランプ5及びルームラン
プ4には、図外のエンジンルーム内のバッテリー(電
源)から引き出されたワイヤーハーネス7が接続されて
いる。本例では、ワイヤーハーネス7の配線経路を最短
とすべく、ワイヤーハーネス7は次のような経路で配線
されている。すなわち、図3に明示するように、バッテ
リーから引き出されたワイヤーハーネス7はフロントピ
ラー9の内部を通してルーフパネル2の右側前端縁の裏
面に沿って配線され、次いで図4に示すようにルーフパ
ネル2の左右中央箇所の付近に形成されている凸状ビー
ド21内(ルームランプ4及びスポットランプ5に最も
近い凸状ビード21とルーフライニング3との間に形成
される空間部内)に引き回されてこの凸状ビード21に
沿って配線されている。そして、この配線経路の途中に
おいてワイヤーハーネス7がスポットランプ5に接続さ
れると共に、このワイヤーハーネス7がルームランプ4
にまで引き回されて接続され、これによりスポットラン
プ5とルームランプ4とが互いに並列に接続されてい
る。
【0013】なお、本例の場合には、上述の如く引き回
されたワイヤーハーネス7は、ルーフパネル2の右側前
端縁並びにルーフライニング3の前端側の左右中央箇所
においてハーネス固定用接着テープ11a,11bによ
ってそれぞれ固定され(図3参照)、さらに、ルーフパ
ネル2にルーフライニング3を接着するためのルーフラ
イニング固定用両面接着テープ8aによって図6に示す
如く固定されるようになっている。
【0014】このような構成のワイヤーハーネス配設構
造によれば、スポットランプ5とルームランプ4との間
においてはワイヤーハーネス7をルーフパネル2のほぼ
左右中央箇所のルームランプ4に最も近い凸状ビード2
1内に通すようにしているので、これらの間のワイヤー
ハーネス7の配線経路の長さは最短となる。従って、ス
ポットランプ5及びルームランプ4に電力を供給するた
めに必要なワイヤーハーネス7の長さが短くて済み、そ
の分だけコストダウンを図ることができる。また、ワイ
ヤーハーネス7の配線経路が短くなるのに応じてハーネ
ス固定用接着テープ11a,11bで固定すべき箇所の
数を削減できる上に、ルーフライニング固定用両面接着
テープ8aをワイヤーハーネス7の固定に兼用するよう
にしているため、ハーネス固定用接着テープ11a,1
1bの使用量(使用数)を削減することができ、この点
でもコストダウンを図ることができる。
【0015】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、ルーフパネル2に形成される凸状ビード2
1の断面形状は湾曲状である必要は必ずしもなく、断面
コ字状或いは逆V字状等に成形してこの内部にワイヤー
ハーネス7を通すようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、自動車のルーフ
パネルに車体前後方向に沿って延びる複数の凸状ビード
を屈曲成形し、前記ルーフパネルの前方側から引き回さ
れるスポットランプ及びルームランプ用ワイヤーハーネ
スの配線経路の長さを最短にすべく、前記複数の凸状ビ
ードのうち前記ルームランプに最も近い凸状ビードの裏
面側の内部に前記ワイヤーハーネスを配設するようにし
たものであるから、ワイヤーハーネスの配線経路の長さ
を最短にできると共に、これに伴ってワイヤーハーネス
固定用接着テープによる固定箇所の数を削減し得てワイ
ヤーハーネス固定用接着テープの使用量を減らすことが
でき、コストダウンを図ることが可能となる。
【0017】また、本発明では、前記ルーフパネルの裏
面にルーフライニングを固定するために使用される接着
テープ(ルーフライニング固定用接着テープ)にて前記
ワイヤーハーネスの一部を固定するようにしているの
で、ルーフライニング固定用接着テープをワイヤーハー
ネス固定用として兼用できることとなり、この固定箇所
におけるルーフライニング固定用接着テープの使用を省
略でき、その分だけワイヤーハーネス固定用接着テープ
の使用量を減らすことができて、より一層のコストダウ
ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤーハーネス配設構造を備え
た四輪自動車の斜視図である。
【図2】上述の四輪自動車のルーフパネル部分を示す斜
視図である。
【図3】上述の四輪自動車のルーフ部におけるワイヤー
ハーネスの配線経路を示す斜視図である。
【図4】図1におけるA−A線拡大断面図である。
【図5】図1におけるB−B線拡大断面図である。
【図6】図4において矢印Xで示す部分の拡大断面図で
ある。
【図7】従来のワイヤーハーネス配設構造を示す斜視図
である。
【図8】図7におけるC−C線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフ部 2 ルーフパネル 3 ルーフライニング 3b 前端部分 3c 後端部分 4 ルームランプ 5 スポットランプ 7 ワイヤーハーネス 8a,8b ルーフライニング固定用両面接着テープ 11a,11b ハーネス固定用接着テープ 20 四輪自動車 21 凸状ビード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のルーフパネルに車体前後方向に
    沿って延びる複数の凸状ビードを屈曲成形し、前記ルー
    フパネルの前方側から引き回されるスポットランプ及び
    ルームランプ用ワイヤーハーネスの配線経路の長さを最
    短にすべく、前記複数の凸状ビードのうち前記ルームラ
    ンプに最も近い凸状ビードの裏面側の内部に前記ワイヤ
    ーハーネスを配設するようにしたことを特徴とする自動
    車ルーフ部におけるワイヤーハーネス配設構造。
  2. 【請求項2】 前記ルーフパネルの裏面にルーフライニ
    ングを固定するために使用される接着テープにて前記ワ
    イヤーハーネスの一部を固定するようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載の自動車ルーフ部におけるワイヤ
    ーハーネス配設構造。
JP8333609A 1996-12-13 1996-12-13 自動車ルーフ部におけるワイヤーハーネス配設構造 Pending JPH10167116A (ja)

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JP8333609A JPH10167116A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 自動車ルーフ部におけるワイヤーハーネス配設構造

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JP8333609A JPH10167116A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 自動車ルーフ部におけるワイヤーハーネス配設構造

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JPH10167116A true JPH10167116A (ja) 1998-06-23

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JP8333609A Pending JPH10167116A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 自動車ルーフ部におけるワイヤーハーネス配設構造

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JP (1) JPH10167116A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006096856A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Dainippon Ink & Chem Inc 自動車用ワイヤーハーネス固定用粘着シート及び自動車用成型部品
JP2006206820A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Dainippon Ink & Chem Inc 自動車用ワイヤーハーネス固定用粘着シート及び自動車用成型部品
JP2009056930A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Press Kogyo Co Ltd 建設機械用キャビン
US8322782B2 (en) 2006-12-29 2012-12-04 Honda Motor Co., Ltd. Securing wire harness to a roof liner

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8322782B2 (en) 2006-12-29 2012-12-04 Honda Motor Co., Ltd. Securing wire harness to a roof liner
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