JPH0558346A - 車体の下部構造 - Google Patents
車体の下部構造Info
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- JPH0558346A JPH0558346A JP21750491A JP21750491A JPH0558346A JP H0558346 A JPH0558346 A JP H0558346A JP 21750491 A JP21750491 A JP 21750491A JP 21750491 A JP21750491 A JP 21750491A JP H0558346 A JPH0558346 A JP H0558346A
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- JP
- Japan
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- floor tunnel
- parts
- section
- vehicle body
- floor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フロアトンネル部に艤装部品を配管するため
の部品点数を低減すると共に、艤装部品の組付作業効率
を向上する。 【構成】 フロアパン10の長孔11には、押出によっ
て車体前後方向に沿ったフロアトンネル部12が挿入さ
れている。フロアトンネル部12の一方の側壁部12A
からは、壁部20がフロアトンネル部12内へ向けて突
出されており、複数の壁部20の先端部には、フロアト
ンネル部12の側壁部12Aに略平行とされた壁部22
が形成されている。従って、フロアトンネル部12の側
壁部12Aには、壁部20、22によってフロアトンネ
ル部12と仕切られた収容部としての閉断面部24、2
6、28、30、32が形成されており、これらの閉断
面部24、26、28、30、32内には、フューエル
チューブ34、ブレーキチューブ36等の艤装部品が挿
入されている。
の部品点数を低減すると共に、艤装部品の組付作業効率
を向上する。 【構成】 フロアパン10の長孔11には、押出によっ
て車体前後方向に沿ったフロアトンネル部12が挿入さ
れている。フロアトンネル部12の一方の側壁部12A
からは、壁部20がフロアトンネル部12内へ向けて突
出されており、複数の壁部20の先端部には、フロアト
ンネル部12の側壁部12Aに略平行とされた壁部22
が形成されている。従って、フロアトンネル部12の側
壁部12Aには、壁部20、22によってフロアトンネ
ル部12と仕切られた収容部としての閉断面部24、2
6、28、30、32が形成されており、これらの閉断
面部24、26、28、30、32内には、フューエル
チューブ34、ブレーキチューブ36等の艤装部品が挿
入されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車体の下部構造に係り、
特に、フロアトンネル部を備えた車体の下部構造に関す
る。
特に、フロアトンネル部を備えた車体の下部構造に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来、自動車車体のフロア部の車幅方向中
央部には、車体前後方向へ延びるフロアトンネル部が設
けられている。
央部には、車体前後方向へ延びるフロアトンネル部が設
けられている。
【0003】このフロアトンネル部は、フロアパンが車
室内側へ向けてプレス加工によって、断面コ字状に凹陥
された構成となっており、フロアトンネル部の近傍に
は、フロアトンネル部に沿ってブレーキチューブ、ヒー
トダクト、ワイヤーハーネス等の艤装部品が配管されて
いる。
室内側へ向けてプレス加工によって、断面コ字状に凹陥
された構成となっており、フロアトンネル部の近傍に
は、フロアトンネル部に沿ってブレーキチューブ、ヒー
トダクト、ワイヤーハーネス等の艤装部品が配管されて
いる。
【0004】これらの艤装部品をフロアトンネル部に配
管する車体の下部構造の一例としては、実開昭62−1
06815号公報のものがる。
管する車体の下部構造の一例としては、実開昭62−1
06815号公報のものがる。
【0005】図6に示される如く、この車体の下部構造
においては、フロアパン70のトンネル部72の両壁部
72A、72Bにそれぞれ連なって、フロアパン70の
平面部70Cから車体下方へ向けて凹陥された車体前後
方向へ延びる凹部76が形成されており、この凹部76
内にリヤヒータダクト78が配設されている。
においては、フロアパン70のトンネル部72の両壁部
72A、72Bにそれぞれ連なって、フロアパン70の
平面部70Cから車体下方へ向けて凹陥された車体前後
方向へ延びる凹部76が形成されており、この凹部76
内にリヤヒータダクト78が配設されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
体の下部構造においては、リヤヒータダクト78が凹部
76から突出するのを防止するために、カバーパネル8
0によって、凹部76を閉塞している。このように従来
の車体の下部構造においては、フロアトンネル部近傍に
は、フロアトンネル部に沿ってブレークチューブ、ヒー
トダクト、ワイヤーハーネス等の艤装部品を配管する場
合に、艤装部品をフロアトンネル部近傍に取付けるため
の、カバーパネル80等の取付部材を必要としていた。
このため、部品点数が多くなり、組付作業効率が低下す
るという不具合があった。
体の下部構造においては、リヤヒータダクト78が凹部
76から突出するのを防止するために、カバーパネル8
0によって、凹部76を閉塞している。このように従来
の車体の下部構造においては、フロアトンネル部近傍に
は、フロアトンネル部に沿ってブレークチューブ、ヒー
トダクト、ワイヤーハーネス等の艤装部品を配管する場
合に、艤装部品をフロアトンネル部近傍に取付けるため
の、カバーパネル80等の取付部材を必要としていた。
このため、部品点数が多くなり、組付作業効率が低下す
るという不具合があった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、フロアトンネ
ル部に艤装部品を配管するための部品点数を低減できる
と共に、艤装部品の組付作業効率を向上することができ
る車体の下部構造を得ることが目的である。
ル部に艤装部品を配管するための部品点数を低減できる
と共に、艤装部品の組付作業効率を向上することができ
る車体の下部構造を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、押し出し材により構成されたフロアトンネル部と、
このフロアトンネル部に沿って一体成型された壁部によ
ってフロアトンネル部と仕切られた収容部と、を備えた
ことを特徴としている。
は、押し出し材により構成されたフロアトンネル部と、
このフロアトンネル部に沿って一体成型された壁部によ
ってフロアトンネル部と仕切られた収容部と、を備えた
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、押し出し材に
より構成されたフロアトンネル部に一体成型された壁部
によって、フロアトンネル部と仕切られた収容部内にブ
レークチューブ、ヒートダクト、ワイヤーハーネス等の
艤装部品を配管することができると共に、エキゾースト
パイプを配管するためのフック等を係合することができ
る。従って、従来構造のように、フロアトンネル部に艤
装部品を配管するためのボルト等の取付部材を取付ける
必要がないため、部品点数を低減できると共に、艤装部
品の組付作業効率を向上することができる。
より構成されたフロアトンネル部に一体成型された壁部
によって、フロアトンネル部と仕切られた収容部内にブ
レークチューブ、ヒートダクト、ワイヤーハーネス等の
艤装部品を配管することができると共に、エキゾースト
パイプを配管するためのフック等を係合することができ
る。従って、従来構造のように、フロアトンネル部に艤
装部品を配管するためのボルト等の取付部材を取付ける
必要がないため、部品点数を低減できると共に、艤装部
品の組付作業効率を向上することができる。
【0010】
【実施例】本発明に係る車体の下部構造の第1実施例を
図1及び図2に従って説明する。なお、図中矢印FRは
車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を示す。
図1及び図2に従って説明する。なお、図中矢印FRは
車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を示す。
【0011】図1に示される如く、車体の下部に配置さ
れたフロアパン10は、一般のプレス加工板又はハニカ
ム構造板等で構成されており、フロアパン10の車幅方
向略中央部には、車体前後方向に沿った矩形状の長孔1
1が形成されている。この長孔11には、車体上下方向
下側から、アルミの押出によって形成されたフロアトン
ネル部12が挿入され固定されている。このフロアトン
ネル部12は、車室14内側(車体上下方向上側)へ向
けて断面台形状に凹陥されており、このフロアトンネル
部12内には、エキゾーストパイプ等の艤装部品16が
配管されている。
れたフロアパン10は、一般のプレス加工板又はハニカ
ム構造板等で構成されており、フロアパン10の車幅方
向略中央部には、車体前後方向に沿った矩形状の長孔1
1が形成されている。この長孔11には、車体上下方向
下側から、アルミの押出によって形成されたフロアトン
ネル部12が挿入され固定されている。このフロアトン
ネル部12は、車室14内側(車体上下方向上側)へ向
けて断面台形状に凹陥されており、このフロアトンネル
部12内には、エキゾーストパイプ等の艤装部品16が
配管されている。
【0012】図2に示される如く、フロアトンネル部1
2の一方の側壁部12Aからは、フロアトンネル部12
の上壁部12Bに平行に形成された複数の壁部20が、
フロアトンネル部12内へ向けて突出されている。ま
た、複数の壁部20の先端部には、フロアトンネル部1
2の側壁部12Aに略平行とされた壁部22が形成され
ている。
2の一方の側壁部12Aからは、フロアトンネル部12
の上壁部12Bに平行に形成された複数の壁部20が、
フロアトンネル部12内へ向けて突出されている。ま
た、複数の壁部20の先端部には、フロアトンネル部1
2の側壁部12Aに略平行とされた壁部22が形成され
ている。
【0013】従って、フロアトンネル部12の側壁部1
2Aには、フロアトンネル部12に沿って一体成型され
た壁部20、22によってフロアトンネル部12と仕切
られた収容部としての閉断面部24、26、28、3
0、32が形成されている。また、これらの閉断面部2
4、26、28、30、32は、長手方向両端部で開口
されており、これらの閉断面部24、26、28、3
0、32内には、フューエルチューブ34、ブレーキチ
ューブ36等の艤装部品が挿入されている。
2Aには、フロアトンネル部12に沿って一体成型され
た壁部20、22によってフロアトンネル部12と仕切
られた収容部としての閉断面部24、26、28、3
0、32が形成されている。また、これらの閉断面部2
4、26、28、30、32は、長手方向両端部で開口
されており、これらの閉断面部24、26、28、3
0、32内には、フューエルチューブ34、ブレーキチ
ューブ36等の艤装部品が挿入されている。
【0014】次に、本実施例の作用について説明する。
上記構成の本実施例では、押し出し材により構成された
フロアトンネル部12の側壁部12Aと、フロアトンネ
ル部12に一体成型された壁部20、22とによって、
フロアトンネル部12と仕切られた閉断面部24、2
6、28、30、32内にフューエルチューブ34、ブ
レーキチューブ36等の艤装部品を配管することができ
る。従って、従来構造のように、フロアトンネル部に艤
装部品を配管するための取付部材を取付ける必要がない
ため、部品点数を低減できると共に、艤装部品の組付作
業効率を向上することができる。また、飛石等から艤装
部品を保護することができる。
上記構成の本実施例では、押し出し材により構成された
フロアトンネル部12の側壁部12Aと、フロアトンネ
ル部12に一体成型された壁部20、22とによって、
フロアトンネル部12と仕切られた閉断面部24、2
6、28、30、32内にフューエルチューブ34、ブ
レーキチューブ36等の艤装部品を配管することができ
る。従って、従来構造のように、フロアトンネル部に艤
装部品を配管するための取付部材を取付ける必要がない
ため、部品点数を低減できると共に、艤装部品の組付作
業効率を向上することができる。また、飛石等から艤装
部品を保護することができる。
【0015】次に、本発明に係る車体の下部構造の第2
実施例を図3に従って説明する。なお、第1実施例と同
一部材には、同一符号を付してその説明を省略する。
実施例を図3に従って説明する。なお、第1実施例と同
一部材には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0016】図3に示される如く、フロアトンネル部1
2の側壁部12Aと側壁部12Cとは、それぞれフロア
トンネル部12の上壁部12Bの車室14内側(車体上
下方向上側)へ延設されており、壁部38、40を形成
している。これらの壁部38、40の上端部は上壁部1
2Bと平行に互いに接近する側へ屈曲されており、上壁
部38A、40Aとされている。
2の側壁部12Aと側壁部12Cとは、それぞれフロア
トンネル部12の上壁部12Bの車室14内側(車体上
下方向上側)へ延設されており、壁部38、40を形成
している。これらの壁部38、40の上端部は上壁部1
2Bと平行に互いに接近する側へ屈曲されており、上壁
部38A、40Aとされている。
【0017】従って、フロアトンネル部12の側壁部1
2Aには、壁部38、40及び上壁部38A、40Aに
よって区画された収容部44が形成されており、この収
容部44にはフューエルチューブ34、ブレーキチュー
ブ36、ワイヤハーネス46等の艤装部品が配管されい
る。また、上壁部38Aと上壁部40Aとの間には、車
体前後方向に沿って艤装部品挿入用の隙間42が形成さ
れている。
2Aには、壁部38、40及び上壁部38A、40Aに
よって区画された収容部44が形成されており、この収
容部44にはフューエルチューブ34、ブレーキチュー
ブ36、ワイヤハーネス46等の艤装部品が配管されい
る。また、上壁部38Aと上壁部40Aとの間には、車
体前後方向に沿って艤装部品挿入用の隙間42が形成さ
れている。
【0018】次に、本実施例の作用について説明する。
上記構成の本実施例では、押し出し材により構成された
フロアトンネル部12の上壁部12Bと、フロアトンネ
ル部12に一体成型された壁部38、40及び上壁部3
8A、40Aとによって、フロアトンネル部12と仕切
られた収容部44内にフューエルチューブ34、ブレー
キチューブ36、ワイヤハーネス46等の艤装部品を配
管することができる。従って、従来構造のように、フロ
アトンネル部に艤装部品を配管するための取付部材を取
付ける必要がないため、部品点数を低減できると共に、
艤装部品の組付作業効率を向上することができる。ま
た、飛石等から艤装部品を保護することができる。
上記構成の本実施例では、押し出し材により構成された
フロアトンネル部12の上壁部12Bと、フロアトンネ
ル部12に一体成型された壁部38、40及び上壁部3
8A、40Aとによって、フロアトンネル部12と仕切
られた収容部44内にフューエルチューブ34、ブレー
キチューブ36、ワイヤハーネス46等の艤装部品を配
管することができる。従って、従来構造のように、フロ
アトンネル部に艤装部品を配管するための取付部材を取
付ける必要がないため、部品点数を低減できると共に、
艤装部品の組付作業効率を向上することができる。ま
た、飛石等から艤装部品を保護することができる。
【0019】次に、本発明に係る車体の下部構造の第3
実施例を図4に従って説明する。なお、第1実施例と同
一部材には、同一符号を付してその説明を省略する。
実施例を図4に従って説明する。なお、第1実施例と同
一部材には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0020】図4に示される如く、フロアトンネル部1
2の側壁部12A、12Cの上下方向略中央部と、フロ
アトンネル部12のフロアパン10との接合部近傍の部
位とは、互いに離間する方向へ円弧状に湾曲した壁部4
8によって連結されている。従って、フロアトンネル部
12の側壁部12A、12Cと、フロアトンネル部12
のフロアパン10との接合部近傍の部位と、壁部48に
よって区画された収容部としての閉断面部50が形成さ
れており、この閉断面部50は、フロアトンネル部12
沿って形成されたリヤヒートダクトとなっている。
2の側壁部12A、12Cの上下方向略中央部と、フロ
アトンネル部12のフロアパン10との接合部近傍の部
位とは、互いに離間する方向へ円弧状に湾曲した壁部4
8によって連結されている。従って、フロアトンネル部
12の側壁部12A、12Cと、フロアトンネル部12
のフロアパン10との接合部近傍の部位と、壁部48に
よって区画された収容部としての閉断面部50が形成さ
れており、この閉断面部50は、フロアトンネル部12
沿って形成されたリヤヒートダクトとなっている。
【0021】また、フロアトンネル部12の側壁部12
A、12Cの上下方向略中央部と、フロアトンネル部1
2の上壁部12Bの略中央部とは、互いに近接する方向
へ円弧状に湾曲した壁部52によって連結されている。
従って、フロアトンネル部12の側壁部12A、12C
と、上壁部12Bと、壁部52とによって区画された収
容部としての閉断面部54が形成されており、この閉断
面部54はフロアトンネル部12沿って形成されたリヤ
ヒートダクトとなっている。
A、12Cの上下方向略中央部と、フロアトンネル部1
2の上壁部12Bの略中央部とは、互いに近接する方向
へ円弧状に湾曲した壁部52によって連結されている。
従って、フロアトンネル部12の側壁部12A、12C
と、上壁部12Bと、壁部52とによって区画された収
容部としての閉断面部54が形成されており、この閉断
面部54はフロアトンネル部12沿って形成されたリヤ
ヒートダクトとなっている。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
上記構成の本実施例では、押し出し材により構成された
フロアトンネル部12の側壁部12A、12Cと、フロ
アトンネル部12のフロアパン10との接合部近傍の部
位と、壁部48とによって仕切られた閉断面部50をリ
ヤヒートダクトとすることができる。また、フロアトン
ネル部12の側壁部12A、12Cと、上壁部12B
と、壁部52とによって仕切られた閉断面部54をリヤ
ヒートダクトとすることができる。
上記構成の本実施例では、押し出し材により構成された
フロアトンネル部12の側壁部12A、12Cと、フロ
アトンネル部12のフロアパン10との接合部近傍の部
位と、壁部48とによって仕切られた閉断面部50をリ
ヤヒートダクトとすることができる。また、フロアトン
ネル部12の側壁部12A、12Cと、上壁部12B
と、壁部52とによって仕切られた閉断面部54をリヤ
ヒートダクトとすることができる。
【0023】従って、従来構造のように、フロアトンネ
ル部にリヤヒートダクトを配管する必要がないため、配
管用の部品点数を低減できると共に、艤装部品の組付作
業効率を向上することができる。また、飛石等からリヤ
ヒートダクトを保護することができる。また、本実施例
では、壁部50、52はリブの機能を有しているため、
フロアトンネル部12の剛性を向上することができる。
ル部にリヤヒートダクトを配管する必要がないため、配
管用の部品点数を低減できると共に、艤装部品の組付作
業効率を向上することができる。また、飛石等からリヤ
ヒートダクトを保護することができる。また、本実施例
では、壁部50、52はリブの機能を有しているため、
フロアトンネル部12の剛性を向上することができる。
【0024】次に、本発明に係る車体の下部構造の第4
実施例を図5に従って説明する。なお、第1実施例と同
一部材には、同一符号を付してその説明を省略する。
実施例を図5に従って説明する。なお、第1実施例と同
一部材には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】図5に示される如く、フロアトンネル部1
2の側壁部12A、12Cの上下方向中央部近傍から
は、フロアトンネル部12の上壁部12Bに平行に形成
された2枚の壁部56、58が、フロアトンネル部12
内へ向けて平行に突出されている。これらの壁部56、
58の先端部は互いに接近する側へ屈曲されており、縦
壁部56A、58Aとされている。従って、フロアトン
ネル部12の側壁部12A、12Cには、壁部56、4
8及び縦壁部56A、58Aによって区画された収容部
60が形成されており、縦壁部56Aと縦壁部58Aと
の間には、車体前後方向に沿って隙間62が形成されて
いる。
2の側壁部12A、12Cの上下方向中央部近傍から
は、フロアトンネル部12の上壁部12Bに平行に形成
された2枚の壁部56、58が、フロアトンネル部12
内へ向けて平行に突出されている。これらの壁部56、
58の先端部は互いに接近する側へ屈曲されており、縦
壁部56A、58Aとされている。従って、フロアトン
ネル部12の側壁部12A、12Cには、壁部56、4
8及び縦壁部56A、58Aによって区画された収容部
60が形成されており、縦壁部56Aと縦壁部58Aと
の間には、車体前後方向に沿って隙間62が形成されて
いる。
【0026】この隙間62からは、収容部60内へハン
ガー64の一方に設けられた、ブロック状の係合部64
Aが長手方向を車体前後方向とした場合に挿入可能とな
っている。このハンガー64の係合部64Aの長手方向
両端部には、ゴム等の弾性体から成るストッパ65が設
けられており、係合部64Aを収容部60内に挿入した
後、ハンガー64を90°回転することによって、スト
ッパ65が壁部56、58に当接して、ハンガー64が
固定されるようになっている。また、ハンガー64に
は、エキゾーストパイプ66が周知のブラケット67と
ゴムダンパ68を介して取付られている。
ガー64の一方に設けられた、ブロック状の係合部64
Aが長手方向を車体前後方向とした場合に挿入可能とな
っている。このハンガー64の係合部64Aの長手方向
両端部には、ゴム等の弾性体から成るストッパ65が設
けられており、係合部64Aを収容部60内に挿入した
後、ハンガー64を90°回転することによって、スト
ッパ65が壁部56、58に当接して、ハンガー64が
固定されるようになっている。また、ハンガー64に
は、エキゾーストパイプ66が周知のブラケット67と
ゴムダンパ68を介して取付られている。
【0027】次に、本実施例の作用について説明する。
上記構成の本実施例では、押し出し材により構成された
フロアトンネル部12の側壁部12A、12Cと、フロ
アトンネル部12に一体成型された壁部56、58及び
縦壁部56A、58Aとによって、フロアトンネル部1
2と仕切られた収容部60が形成されており、この収容
部60にハンガー64の係合部64Aを挿入し90°回
転することによってハンガー64をフロアトンネル部1
2に容易に取付けることができる。従って、従来構造の
ように、フロアトンネル部にハンガーを固定するための
ボルト等を取付ける必要がないため、部品点数を低減で
きると共に、エキゾーストパイプ66の組付作業効率を
向上することができる。また、ハンガー64を収容部6
0に沿って、車体前後方向へ容易に移動することができ
るため、振動及び騒音を低減するためのチューニングの
作業効率を向上することができる。
上記構成の本実施例では、押し出し材により構成された
フロアトンネル部12の側壁部12A、12Cと、フロ
アトンネル部12に一体成型された壁部56、58及び
縦壁部56A、58Aとによって、フロアトンネル部1
2と仕切られた収容部60が形成されており、この収容
部60にハンガー64の係合部64Aを挿入し90°回
転することによってハンガー64をフロアトンネル部1
2に容易に取付けることができる。従って、従来構造の
ように、フロアトンネル部にハンガーを固定するための
ボルト等を取付ける必要がないため、部品点数を低減で
きると共に、エキゾーストパイプ66の組付作業効率を
向上することができる。また、ハンガー64を収容部6
0に沿って、車体前後方向へ容易に移動することができ
るため、振動及び騒音を低減するためのチューニングの
作業効率を向上することができる。
【0028】なお、上記各実施例では、フロアトンネル
部12をアルミの押出材によって構成したが、フロアト
ンネル部12の材質はアルミに限定されない。
部12をアルミの押出材によって構成したが、フロアト
ンネル部12の材質はアルミに限定されない。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、フロアト
ンネル部に艤装部品を配管するための部品点数を低減で
きると共に、艤装部品の組付作業効率を向上することが
できるという優れた効果を有する。
ンネル部に艤装部品を配管するための部品点数を低減で
きると共に、艤装部品の組付作業効率を向上することが
できるという優れた効果を有する。
【図1】本発明の第1実施例の車体の下部構造を示す車
体斜め前方から見た斜視図である。
体斜め前方から見た斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の車体の下部構造を示す図
2に対応する断面図である。
2に対応する断面図である。
【図4】本発明の第3実施例の車体の下部構造を示す図
2に対応する断面図である。
2に対応する断面図である。
【図5】本発明の第4実施例の車体の下部構造を示す図
2に対応する断面図である。
2に対応する断面図である。
【図6】従来例の車体の下部構造を示す車体前方から見
た断面図である。
た断面図である。
10 フロアパン 12 フロアトンネル部 12A 側壁部 12B 上壁部 12C 側壁部 16 艤装部品 20 壁部 22 壁部 24 閉断面部(収容部) 26 閉断面部(収容部) 28 閉断面部(収容部) 30 閉断面部(収容部) 32 閉断面部(収容部) 34 フューエルチューブ 36 ブレーキチューブ 38 壁部 38A 上壁部 40 壁部 40A 上壁部 44 収容部 46 ワイヤハーネス 48 壁部 50 閉断面部(収容部) 52 壁部 54 閉断面部(収容部) 56 壁部 56A 縦壁部 58 壁部 58A 縦壁部 60 収容部 64 ハンガー 66 エキゾーストパイプ
Claims (1)
- 【請求項1】 押し出し材により構成されたフロアトン
ネル部と、このフロアトンネル部に沿って一体成型され
た壁部によってフロアトンネル部と仕切られた収容部
と、を備えたことを特徴とする車体の下部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21750491A JPH0558346A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 車体の下部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21750491A JPH0558346A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 車体の下部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558346A true JPH0558346A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16705275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21750491A Pending JPH0558346A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 車体の下部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0558346A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016078804A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | 本田技研工業株式会社 | 車両 |
WO2023152945A1 (ja) * | 2022-02-14 | 2023-08-17 | 三菱自動車工業株式会社 | 燃料配管の保護構造 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP21750491A patent/JPH0558346A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016078804A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | 本田技研工業株式会社 | 車両 |
WO2023152945A1 (ja) * | 2022-02-14 | 2023-08-17 | 三菱自動車工業株式会社 | 燃料配管の保護構造 |
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