JP2009056930A - 建設機械用キャビン - Google Patents

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Yusuke Harayama
雄介 原山
Shunji Kanda
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Abstract

【課題】転倒時にキャビンを保護できる建設機械用キャビンを提供する。
【解決手段】キャビンの骨組みの屋根部を構成する一対のルーフサイド13、13間に、X状の斜材24,25を配置したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設機械用キャビンに係り、特に、転倒時にキャビンを保護できる建設機械用キャビンに関するものである。
従来、油圧ショベルなどの建設機械用キャビンの骨組み構造、特に骨組みの屋根部の構造は、図3に示すように、左右のフロントポスト11と左右のリアポスト12の上部をルーフサイド13で連結して左右のピラー10を形成し、その左右のピラー10をフロントクロスメンバ14、ルーフ補強材15、リアクロスメンバ16で連結し、また左側のピラー10に、フロントポスト11間で乗降口を区画するセンターポスト17が設けられて構成される。
この骨組み構造を基に、左右のピラー10のルーフサイド13間にルーフパネル18が取り付けられ、左側のピラー10の乗降口にスライドドア(図示せず)が設けられ、また周囲に適宜ウインドウパネル(図示せず)が取り付けられて建設機械用キャビンとされる。
この建設機械用キャビンは、自走式の走行体に旋回自在に設けられ、運転員がキャビン内で、油圧ショベルなどを旋回・俯仰操作する関係上、視界確保のために周囲がガラスで覆った構造になっており、またピラー10等は視界の妨げにならないようにされる。
しかし、建設機械が万一転倒した場合、キャビンの強度が不足し、転倒で、骨組みが変形する問題がある。
特許文献1には、転倒防止時の運転員の保護を目的として、キャビンの後方から屋根部にかけて形鋼などにて運転室用保護構造体を取り付け、建設機械が万一転倒しても、運転室用保護構造体で転倒時の衝撃を受けてキャビンを保護することが提案されている。
また、特許文献2には、キャビンの側面のセンターピラーの横断面積を大きくし、その左右のセンターピラーの上部を左右方向に延びる上側突出部を設けて門型構造とし、キャビンボックス全体の剛性を高めることが提案されている。
特開2005−145182号公報 特開2001−140283号公報
しかしながら、特許文献1のようにキャビンを転倒時の変形から防止すべく運転室用保護構造体を取り付けたのでは、キャビン後方に運転室用保護構造体を取り付けるスペースを必要となり、実機が小さい機種にはレイアウトのスペースが確保できない問題がある。また運転室用保護構造体は、キャビンに視界の妨げになると共に、デザイン性にも落ちる問題がある。
特許文献2は、視界の妨げになったり、デザイン性を損なうことはないものの、キャビンの強度が十分でなく、また側面のセンターピラーの横断面を大きくしたのでは、キャビンに、側面に沿って移動するスライドドアが取り付けることができず、回転式のドアとなるため、そのドアの開放時に旋回したときなど、旋回半径が大きくなるため支障を生じる。これら問題を解消してキャビンの強度を高くするには、骨組み構造の強度を上げれば、例えば図3に示したルーフ補強材15の断面係数を大きくすることが考えられるが、フロントポスト11とルーフサイド13の内側には、フロントウインドをルーフ側にスライドさせるためのガイド溝が形成されており、ルーフ補強材15の断面を大きくしたのでは、ルーフサイド13にガイド溝を形成できなくなり、フロントウインドをスライドさせることができなくなる問題がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、転倒時にキャビンを保護できる建設機械用キャビンを提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、キャビンの骨組みの屋根部を構成する一対のルーフサイド間に、X状の斜材を配置したことを特徴とする建設機械用キャビンである。
請求項2の発明は、X状の斜材は、角形パイプを交差するようにX状に連結して形成される請求項1記載の建設機械用キャビンである。
請求項3の発明は、X状の斜材が、一対のルーフサイドの上面から突出するように配置され、その一対のルーフサイド間を覆うルーフパネルに上記斜材を覆うためのX状の逃がしビードが形成される請求項1記載の建設機械用キャビンである。
請求項4の発明は、一対のルーフサイドの内側には、フロントウインドウをスライドするためのガイド溝が形成され、X状の斜材の前端部の取付部が上記ガイド溝上のルーフサイドに連結される請求項3記載の建設機械用キャビンである。
請求項5の発明は、ルーフパネルの左右一側に前後に延びる水切りビードが形成される請求項3記載の建設機械用キャビンである。
本発明によれば、一対のルーフサイド間にX状の斜材を配置することで、万一転倒しても一方のピラーに加わる負荷を他方のピラーに効率良く伝えることができるため、キャビンの過度の変形を防止できるという優れた効果を発揮するものである。
以下、本発明の好適な一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の一実施の形態を示し、図2は図1のルーフパネルを取り付けたときのA−A線部の断面図を示したものである。
先ず、骨組み構造は、従来例と基本的には同じで、左右のフロントポスト11と左右のリアポスト12の上部をルーフサイド13で連結して左右のピラー10が形成され、フロントポスト11間を連結するフロントクロスメンバ14が設けられ、ルーフサイド13、13を連結するルーフ補強材28が配置され、ルーフサイド13,13の後端間を連結するリアクロスメンバ30が配置され、左側のルーフサイド13には、フロントポスト11側に運転員の乗降口を区画するセンターポスト17が設けられて構成される。なお、フロントポスト11とルーフサイド13とは継手22にて連結され、ルーフサイド13とリアポスト12とリアクロスメンバ30が継手23にて連結される。
フロントポスト11とルーフサイド13の内側には、フロントウインドウ20をスライドするためのガイド溝21が形成され、フロントウインドウ20の左右の上下には、ガイド溝21に案内されて転動するローラ22が設けられ、フロントウインドウ20が、図1に示した閉位置から、図2に示した天井の収納位置までスライドできるようになっている。
さて本発明においては、骨組みの屋根部を構成する一対のルーフサイド13,13間に、X状の斜材24,25を配置したものである。
このX状の斜材24,25は、閉断面構造の角パイプ26を交差するようにX状に連結して形成され、その斜材24,25の前端部の下部に扁平な取付部27が一体に設けられると共に斜材24,25の後端部に扁平な取付部28が一体に設けられて構成され、その前部の取付部27が、ガイド溝21上に位置したルーフサイド13、13の内側に連結され、後部の取付部28が、ルーフサイド13とリアポスト12とリアクロスメンバ30を接続する継手23に連結される。
X状の斜材24,25をルーフサイド13,13に取り付ける際に、前方の取付部27が、ガイド溝21上に位置したルーフサイド13、13の内側に連結されることで、斜材24,25が一対のルーフサイド13、13の上面から突出するようにされ、これにより、図2に示すように天井部にフロントウインドウ20を収容する空間を確保できるようにされる。
ルーフ補強材28は、X状の斜材24,25の前方のルーフサイド13、13に配置され、その両端がガイド溝21上に位置したルーフサイド13、13の内側に連結される。またルーフサイド13、13の後端には、リアポスト12,12の上端を連結するリアクロスメンバ30が設けられる。このルーフ補強材28とリアクロスメンバ30は、ルーフサイド13,13と同一の高さに形成され、ルーフサイド32を受けるようにされる。
この一対のルーフサイド13,13間を覆うルーフパネル32には、斜材24,25を覆うためのX状の逃がしビード33が形成される。逃がしビード33は、ルーフサイド13,13から突出した斜材24,25を覆うように断面突状に形成される。
また、ルーフパネル32には、ルーフ補強材28とフロントクロスメンバ14間に位置するようにフロントヘッドガラス35が設けられる。ルーフパネル32の左右のいずれか一側(図では左側)には、前後に延びる水切りビード34が形成される。このルーフパネル32は、左右のピラー10,10に溶接或いはネジ止めにて取り付けられる。
なお、図示はしていないが、左側のピラー10のフロントポスト11とセンターポスト17間の乗降口には、スライドドア或いは回動式のドアが取り付けられ、そのセンターポスト17とリアポスト12間にはウインドウ付きのサイドパネルが、左側のピラー10の側面にもウインドウ付きのサイドパネルが取り付けられ、リアポスト12,12間にウインドウ付きのリアパネルが取り付けられる。
以上において、本発明は、ルーフサイド13,13間にX状の斜材24,25が配置されることで、万一転倒した場合に、その転倒した側の一方のピラー10からの負荷を斜材24,25を介して他方のピラーに効率良く伝えることができ、変形に対して十分な強度を有し、キャビンのたわみ限界領域を確保し、転倒時の運転員の安全空間を確保することができる。
また、X状の斜材24,25を取り付けてもフロントウインドウ20はスライドして収納できできるため、運転員の高さ方向の作業空間が確保される。
また、ルーフパネル32は、X状の斜材24,25に合わせてX状の逃がしビード33を形成することで、ルーフ上に雨水が落ちてもその水溜まり量を減少させることができ、また、乗降口側のルーフパネル32の一側(左側)に水切りビード34を設けて、雨水を前後に流すことで、ルーフの水切り部品の削減が可能となる。
またルーフパネル32に、X状の逃がしビード33と水切りビード34を設けた単純な形状のため従来のルーフに比べてコスト変動もなく対応可能となる。
本発明の一実施の形態を示す斜視図である。 図1のA−A線部の断面図である。 従来のキャビンの骨組み構造を示す斜視図である。
符号の説明
10 ピラー
11 フロントポスト
12 リアポスト
13 ルーフサイド
24,25 斜材

Claims (5)

  1. キャビンの骨組みの屋根部を構成する一対のルーフサイド間に、X状の斜材を配置したことを特徴とする建設機械用キャビン。
  2. X状の斜材は、角形パイプを交差するようにX状に連結して形成される請求項1記載の建設機械用キャビン。
  3. X状の斜材が、一対のルーフサイドの上面から突出するように配置され、その一対のルーフサイド間を覆うルーフパネルに上記斜材を覆うためのX状の逃がしビードが形成される請求項1記載の建設機械用キャビン。
  4. 一対のルーフサイドの内側には、フロントウインドウをスライドするためのガイド溝が形成され、X状の斜材の前端部の取付部が上記ガイド溝上のルーフサイドに連結される請求項3記載の建設機械用キャビン。
  5. ルーフパネルの左右一側に前後に延びる水切りビードが形成される請求項3記載の建設機械用キャビン。
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