JPH10166438A - 積層材の端末処理方法 - Google Patents

積層材の端末処理方法

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JPH10166438A
JPH10166438A JP35256596A JP35256596A JPH10166438A JP H10166438 A JPH10166438 A JP H10166438A JP 35256596 A JP35256596 A JP 35256596A JP 35256596 A JP35256596 A JP 35256596A JP H10166438 A JPH10166438 A JP H10166438A
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JP35256596A
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Akira Kanashiki
昭 金敷
Fumio Koyano
文男 小谷野
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層材を折り返して端末を処理した際、基材
の折り曲げ部に残留反力が発生し、この残留反力により
溶着部が剥離しやすい。 【解決手段】 熱可塑性発泡樹脂よりなる基材1aと、
この基材1aの表面に設けられた表皮1b及び裏面に設
けられた不織布1cからなる積層材の端末処理する端末
部に基材1aを薄肉とした薄肉部1dを形成し、かつ基
材1aの厚肉部と薄肉部1dの境界付近に基材1aのほ
ぼ溶融温度まで加熱した加熱折り曲げ治具4を当接して
境界付近を溶融軟化させた後、折り返し治具6で薄肉部
1dを不織布1c側へ折り曲げて、境界付近を熱変形さ
せ、その後折り返された薄肉部1dに加熱治具8を圧着
して、薄肉部1dの基材1aを厚肉部に溶着するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車の内装材等
に使用される積層材の端末を処理する積層材の端末処理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車の内装材として使用される
ルーフトリムは、発泡樹脂などにより形成された基材
と、その基材の表面を被覆する表皮とよりなる積層材が
使用されている。
【0003】またこの積層材よりなるルーフトリムを自
動車のルーフパネル内面に取付ける場合、ルーフトリム
の端末が表に表出しないよう端末を巻き込む端末処理を
行っており、このルーフトリムの端末を処理する方法が
例えば特開平5−111956号公報や、特開平6−1
27443号公報などで提案されている。
【0004】特開平5−111956号公報に記載され
た方法は、積層材の巻き込む端部より内側の部分をガイ
ド部材で押さえると共に、その端部の基材のみを加熱し
て軟化させ、次に上記端部の基材と表皮とをガイド部材
の沿わせて、上記基材が内側となるよう一緒に折り曲
げ、その後ガイド部材を後退させてから、端部の基材と
表皮をさらに巻き込んで、その端部の軟化した基材をそ
れよりも内側の部分に溶着させるようにしたものであ
る。
【0005】また特開平6−127443号公報に記載
の方法は、下型にシート状のルーフトリム材料を沿わせ
た状態で押えによりルーフトリム材料を把持し、この状
態でルーフトリム材料の端部を押し曲げて折り返した
後、折り返し部分を熱圧着するようにしたものである。
【0006】一方別の方法としては、PPO(ポリフェ
ニレンオキシド)樹脂などの発泡樹脂よりなる基材a
と、その表面を被覆する表皮bよりなる積層材cにより
ルーフトリムを形成し、かつこのルーフトリム端部の基
材aに図9に示すように薄肉部dを形成する。
【0007】そしてこの薄肉部dに図10に示すように
表皮b側より折り返し治具eを、また基材aを挟んで対
向する位置に折り曲げ治具fを当てて、上記折り返し治
具eを前進させながら折り曲げ治具fを後退させて、薄
肉部dを基材a側へ折り曲げた後、折り曲げ部に表皮b
側より240〜250℃に加熱した加熱子gを図11に
示すように当てて、基材aを溶着することにより、図1
2に示すようにルーフトリムの端末を処理している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近、熱可塑
性発泡樹脂よりなる基材の表面側に表皮を積層し、或い
は表面側に表皮を積層すると共に裏面側に低級音防止の
ための不織布を積層した積層材が使用されるようにな
り、このような積層材をルーフトリムとして使用した場
合、基材a自体が常温においては堅いものであり、又基
材aと薄肉部dとの間に不織布が介在することもあっ
て、基材の折り曲げ部に残留反力が内在しているため、
端末処理後残留反力により溶着部が剥離するおそれがあ
った。
【0009】この発明はかかる不具合を改善するために
なされたもので、基材の折り曲げ部に発生する残留反力
を低減することにより、端末処理後溶着部が残留反力に
より剥離することのない積層材の端末処理方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、熱可塑性発泡樹脂よりなる基材
と、この基材の表面に設けられた表皮からなる積層材の
端末部において、前記表皮側より基材側に折り曲げて互
いに重合する基材同士を溶着して端末処理する場合、ま
ず、前記積層材の端末部の前記折り曲げ部となる部分付
近に前記基材のほぼ溶融温度にまで加熱した加熱折り曲
げ治具を当接して前記折り曲げ部となる付近を溶融軟化
させた後、折り返し治具で前記端末部における表皮側を
前記基材側へ折り曲げて、この折り曲げ部付近を熱変形
させ、その後前記端末部に加熱治具を圧着して、前記互
いに重合する基材同士を溶着するようにしたことを特徴
とするものである。
【0011】上記方法により、基材の端末部の折り曲げ
部となる付近を加熱折り曲げ治具により溶融軟化させた
状態で端末部を折り曲げるため、折り曲げ部となる付近
が熱変形されて、基材の弾性による残留反力がほぼ消滅
させることとなる。
【0012】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、請求項1記載の加熱折り曲げ治具に、積層材の端
末部を加熱処理する突出部を形成して、基材の境界付近
を加熱する際、積層材の端末も同時に溶融軟化処理を施
したものである。
【0013】上記方法により、前記基材の厚肉部と薄肉
部の境界付近を溶融軟化させるのと同時に、積層材の端
末処理も行うため、端末処理後吸音層の端末がホツレる
等の心配はない。
【0014】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、請求項1又は2記載の発明の積層材の端末部にお
ける折り曲げ部を、薄肉としたことを特徴とするもので
ある。
【0015】上記方法により、溶融樹脂が不織布側に染
み出て、薄肉部と厚肉部との溶着を助長することとなっ
て、これによって残留反力により溶着部の剥離を更に防
止し得る。
【0016】上記目的を達成するため請求項4記載の発
明は、熱可塑性発泡樹脂よりなる基材と、この基材の表
面に設けられた表皮及び裏面に設けられた不織布からな
る積層材の端末部において、前記表皮側より不織布側に
折り曲げて互いに重合する不織布側を溶着して端末処理
する場合、まず、前記積層材の前記折り曲げ部となる付
近に前記基材のほぼ溶融温度にまで加熱した加熱折り曲
げ治具を当接して前記折り曲げ部となる付近を溶融軟化
させた後、折り返し治具で前記端末部における表皮側を
前記不織布側へ折り曲げて、折り曲げ部となる付近を熱
変形させ、その後前記端末部に加熱治具を圧着して、前
記互いに重合する不織布側において積層材を溶着するよ
うにしたことを特徴とする。
【0017】上記方法により、基材の折り曲げ部となる
付近を加熱折り曲げ治具により溶融軟化させた状態で端
末部を折り曲げるため、折り曲げ部となる付近が熱変形
されて、基材の弾性による残留反力がほぼ消滅させるこ
ととなる。
【0018】上記目的を達成するため請求項5記載の発
明は、請求項4の発明の加熱折り曲げ治具に、積層材の
端末部を加熱処理する突出部を形成して、基材の境界付
近を加熱する際、積層材の端末も同時に溶融軟化処理を
施したものである。
【0019】上記方法により、前記基材の厚肉部と薄肉
部の境界付近を溶融軟化させるのと同時に、積層材の端
末処理も行うため、端末処理後吸音層の端末がホツレる
等の心配はない。
【0020】上記目的を達成するため請求項6記載の発
明は、請求項4又は5記載の発明の積層材の端末部にお
ける折り曲げ部を、薄肉としたことを特徴とするもので
ある。
【0021】上記方法により、溶融樹脂が不織布側に染
み出て、薄肉部と厚肉部との溶着を助長することとなっ
て、これによって残留反力により溶着部の剥離を更に防
止し得る。
【0022】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、加熱折り曲げ治具に、積層材の端末部を加熱処理
する突出部を形成して、基材の境界付近を加熱する際、
積層材の端末も同時に溶融軟化処理を施したものであ
る。
【0023】上記方法により、基材の厚肉部と薄肉部の
境界付近を溶融軟化させるのと同時に、積層材の端末処
理も行うため、端末処理後吸音層の端末がホツレる等の
心配はない。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明の端末処理方法を自動車
の内装材であるルーフトリムに実施した実施の形態につ
いて図1ないし図7に示す図面を参照して詳述する。
【0025】これら図1において1は積層材より成形さ
れたルーフトリムで、PPO樹脂などの熱可塑性発泡樹
脂よりなる基材1aと、この基材1aの表面を被覆する
ように設けられた表皮1b及び基材1aの裏面に設けら
れた不織布1cより構成されている。
【0026】上記不織布1cは、車内の騒音を低減する
目的で設けられたもので、融点が260℃のポリエステ
ル(15〜50g/m2)を使用した低目付不織布等より
形成されていて、基材1aの裏面にラミネートされてい
る。
【0027】基材1aの裏面に不織布1cをラミネート
加工する方法としては、予め基材1aの裏面にホットメ
ルトパウダを塗布した後、不織布を重ねて110〜12
0℃の温度で加熱することにより、基材1aと不織布を
接着するか、予め不織布にホットメルトパウダを付着さ
せて、これを基材1aに重ね、110〜120℃の温度
で加熱することにより、基材1aと不織布を接着する方
法などが採用されている。
【0028】また上記ルーフトリム1の基材1aの厚み
は例えば5mm、表皮1bの厚みは1mm程度となってい
て、端末処理する端末部には、基材1aの厚みを1〜2
mm程度に薄くした薄肉部1dが形成されている。
【0029】一方上記ルーフトリム1の端末を処理する
端末処理装置は、図2に示すようにルーフトリム1を下
方より支持する下型2と、下型2の上方に設けられ、か
つ油圧シリンダなどのアクチュエータ3により斜め上方
よりルーフトリム1の折曲げ部に向かって進退自在な加
熱折り曲げ治具4と、アクチュエータ5により水平方向
へ移動自在な折り返し治具6と、下型2にセットされた
ルーフトリム1の折り曲げ部の上方に設けられ、かつア
クチュエータ7により上下動自在に設けられた加熱治具
8とより構成されていて、加熱折り曲げ治具4は図示し
ないヒータにより約280℃に加熱され、加熱子8は約
240〜250℃に加熱されている。
【0030】次に上記端末処理装置を使用してルーフト
リム1の端末を処理する方法について説明すると、まず
下型2のキャビティ2a内に、表皮1bを下向きにして
図3に示すようにルーフトリム1をセットしたら、約2
80℃に加熱した加熱折り曲げ治具4をアクチュエータ
3により前進させて、加熱折り曲げ治具4の先端を図4
に示すように基材1aの厚肉部と薄肉部1dの境界付近
(即ち折り曲げ部となる付近)に当接させ、境界付近の
基材1aを溶融させる。
【0031】基材1aの境界付近に加熱折り曲げ治具4
を数秒当接している間に、アクチュエータ5により折り
返し治具6を図4に示すように水平移動させて、先端を
境界付近に表皮1b側より当接させ、境界付近の形状を
保持する。
【0032】数秒が経過して境界付近が十分溶融軟化し
たら、図5に示すように加熱折り曲げ治具4をアクチュ
エータ3で前進させながら、アクチュエータ5により折
り返し治具6をさらに前進させて、基材1aの薄肉部1
dを不織布1c側へ折り返す。
【0033】このとき基材1aの厚肉部と薄肉部1dの
境界付近は加熱折り曲げ治具4の熱により十分に軟化さ
れているため、境界部は熱変形して、折り返した後の折
り曲げ部に、基材1aの弾性による残留反力はほとんど
消滅する。
【0034】その後折り返し治具6がアクチュエータ5
により後退されると同時に、240〜250℃に加熱さ
れた加熱治具8がアクチュエータ7により図6に示すよ
うに下降されて、薄肉部1dが上方より圧着され、加熱
治具8の熱により基材1a及び不織布1cが溶融され
て、基材1aが溶着される。
【0035】そして加熱治具8の上昇とともにルーフト
リム1の端末処理が完了すると共に、上記端末処理方法
により得られたルーフトリム1の端末は、図7に示すよ
うに基材1aが互いに溶着されていると共に、折り曲げ
部には残留反力がほとんど存在しないので、溶着部が剥
離する心配もない。
【0036】なお上記実施の形態は、端末処理装置によ
り端末を処理するようにしたものであるが、トリムピア
ス機を使用して端末処理する場合は、図8に示すよう
に、加熱折り曲げ治具4に不織布よりなる不織布1cの
端末を同時に処理する突出部4aを設けてもよいすなわ
ち基材1aの厚肉部と薄肉部1dの境界付近に加熱折り
曲げ治具4の先端を図8に示すように当接した際、突出
部4aが不織布1cの端末に当接するようにすることに
より、不織布1cの端末が基材1aに溶着されるため、
不織布1cの端末がホツレるのを防止することができる
ようになる。
【0037】また上記実施の形態では、不織布1cを使
用したが、不織布に限定されることはないと共に、適用
部材もルーフトリムに限定されることはなく、積層材を
使用した内装材全般に適用できるものである。
【0038】なお、上記実施の形態では、積層材からな
るドアドリム1は、基材1aの表面側に表皮1bを、裏
面側に不織布1cを設けて構成したが、これに限定され
るものでなく、基材1aの裏面側の不織布1cを用いな
い場合も考えられる。この場合、基材1aの厚肉部と薄
肉部1dの境界付近において、基材1a同士が溶着され
ることとなる。
【0039】又、基材1aの厚さ、材料的な性質等を考
慮して、折り曲げに対する内在反発力が小さい場合に
は、前記薄肉部1bとしない場合も考えられる。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、基材と
表皮からなる積層材或いは基材とその表面に表皮を裏面
に不織布を設けてなる積層材の端末部において、前記表
皮材側より基材側に互いに重合するように折り曲げ或い
は表皮材側より不織布側に互いに重合するように折り曲
げて、互いに重合する表皮側と基材側或いは表皮側と不
織布側を溶着して端末処理する場合、まず、この端末部
の折り曲げ部となる付近に、基材のほぼ溶融温度にまで
加熱した加熱折り曲げ治具を当接して折り曲げ部となる
付近を溶融軟化させた後、折り返し治具で前記折り曲げ
部となる部分における表皮側を前記基材側或いは不織布
側へ折り曲げて、この折り曲げ部となる部分付近を熱変
形させ、その後前記端末部に加熱治具を圧着して、前記
互いに重合する不織布側において積層材を溶着するよう
にしたもので、端末処理された積層材の折り曲げ部に
は、基材の弾性による残留反力がほとんど存在せず、こ
れと共に、溶融樹脂が不織布側に染み出て、薄肉部と厚
肉部との溶着を助長することとなって、これらによっ
て、残留反力による溶着部の剥離を確実に防止すること
ができる。
【0041】この結果、折り返し部が剥離することによ
る不良品の発生が防止できるため、歩留まりが向上する
と共に、車体へ取付ける際、折り返し部が剥離すること
がないため、取付け作業が容易かつ能率よく行えるよう
になる。
【0042】また、加熱折り返し治具に突出部を設け
て、基材の境界を加熱する際、不織布の端末も同時に処
理することにより、不織布を使用した場合に、端末がホ
ツレるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる積層材の端末処理
方法で処理するルーフトリムの断面図である。
【図2】この発明の実施の形態になる積層材の端末処理
方法に使用する端末処理装置の概略構成図である。
【図3】この発明の実施の形態になる積層材の端末処理
方法の工程図である。
【図4】この発明の実施の形態になる積層材の端末処理
方法の工程図である。
【図5】この発明の実施の形態になる積層材の端末処理
方法の工程図である。
【図6】この発明の実施の形態になる積層材の端末処理
方法の工程図である。
【図7】この発明の実施の形態になる積層材の端末処理
方法の工程図である。
【図8】この発明の実施の形態になる積層材の端末処理
方法を示す説明図である。
【図9】従来の積層材の端末処理方法を示す工程図であ
る。
【図10】従来の積層材の端末処理方法を示す工程図で
ある。
【図11】従来の積層材の端末処理方法を示す工程図で
ある。
【図12】従来の積層材の端末処理方法を示す工程図で
ある。
【符号の説明】
1 ルーフトリム(積層材) 1a 基材 1b 表皮 1c 不織布 1d 薄肉部 2 下型 4 加熱折り曲げ治具 6 折り返し治具 8 加熱治具
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 27/12 B32B 27/12 // B29K 105:04 B29L 9:00 31:58

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性発泡樹脂よりなる基材と、この
    基材の表面に設けられた表皮からなる積層材の端末部に
    おいて、前記表皮側より基材側に折り曲げて互いに重合
    する基材同士を溶着して端末処理する場合、まず、前記
    積層材の端末部の前記折り曲げ部となる付近に前記基材
    のほぼ溶融温度にまで加熱した加熱折り曲げ治具を当接
    して前記折り曲げ部付近を溶融軟化させた後、折り返し
    治具で前記端末部における表皮側を前記基材側へ折り曲
    げて、この折り曲げ部となる付近を熱変形させ、その後
    前記端末部に加熱治具を圧着して、前記互いに重合する
    基材同士を溶着するようにしたことを特徴とする積層材
    の端末処理方法。
  2. 【請求項2】 前記加熱折り曲げ治具に、積層材の端末
    部を加熱処理する突出部を形成して、基材の折り曲げ部
    を加熱処理する際、積層材の端末も同時に溶融軟化処理
    を施してなる請求項1記載の積層材の端末処理方法。
  3. 【請求項3】 前記積層材の端末部における折り曲げ部
    を、薄肉としたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    積層材の端末処理方法。
  4. 【請求項4】 熱可塑性発泡樹脂よりなる基材と、この
    基材の表面に設けられた表皮及び裏面に設けられた不織
    布からなる積層材の端末部において、前記表皮側より不
    織布側に折り曲げて互いに重合する不織布側を溶着して
    端末処理する場合、まず、前記積層材の端末部の前記折
    り曲げ部となる付近に前記基材のほぼ溶融温度にまで加
    熱した加熱折り曲げ治具を当接して前記折り曲げ部とな
    る付近を溶融軟化させた後、折り返し治具で前記端末部
    における表皮側を前記不織布側へ折り曲げて、この折り
    曲げ部となる付近を熱変形させ、その後前記端末部に加
    熱治具を圧着して、前記互いに重合する不織布側におい
    て積層材を溶着するようにしたことを特徴とする積層材
    の端末処理方法。
  5. 【請求項5】 前記加熱折り曲げ治具に、積層材の端末
    部を加熱処理する突出部を形成して、基材の折り曲げ部
    を加熱処理する際、積層材の端末も同時に溶融軟化処理
    を施してなる請求項4記載の積層材の端末処理方法。
  6. 【請求項6】 前記積層材の端末部における折り曲げ部
    を、薄肉としたことを特徴とする請求項4記載の積層材
    の端末処理方法。
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