JPH10164405A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

Info

Publication number
JPH10164405A
JPH10164405A JP8319485A JP31948596A JPH10164405A JP H10164405 A JPH10164405 A JP H10164405A JP 8319485 A JP8319485 A JP 8319485A JP 31948596 A JP31948596 A JP 31948596A JP H10164405 A JPH10164405 A JP H10164405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subject
image
light
information
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8319485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4397055B2 (ja
Inventor
Masahisa Suzuki
政央 鈴木
Satoshi Ejima
聡 江島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP31948596A priority Critical patent/JP4397055B2/ja
Publication of JPH10164405A publication Critical patent/JPH10164405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4397055B2 publication Critical patent/JP4397055B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリの電力を節約する。 【解決手段】 液晶ディスプレイ(LCD)6を保護す
るLCDカバーが閉じている場合、LCD6において電
子ビューファインダ動作を行わないので、CPU39
は、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆動回
路53の動作を停止させる。この状態において、レリー
ズスイッチが半押し状態になったとき、CPU39は、
CCD20、画像処理部31、および、絞り駆動回路5
3の動作を再開させ、レリーズスイッチが全押し状態に
なったとき、被写体の撮影を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示制御装置に関
し、特に、所定の操作部の位置に対応して、内蔵する所
定の回路の動作を停止させる表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、CPUやRAMなどの電子デバイ
スの性能の向上に伴い、CCD(Charge Coupled Devic
e)などの光電変換素子を利用した電子カメラが開発さ
れている。
【0003】このような電子カメラのうち、液晶ディス
プレイ(LCD)を有する電子カメラは、CCDで光電
変換した被写体の画像をLCDに表示させて、LCDを
所謂電子ビューファインダとして利用している。
【0004】さらに、LCDを有する電子カメラのう
ち、LCDを使用しないときにLCDを覆う保護カバー
を有している電子カメラもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
電子カメラにおいては、例えば、保護カバーでLCDが
覆われ、LCDが利用されていないときにおいても、C
CDが動作したままとなり、CCDによりバッテリの電
力を浪費するという問題を有している。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、保護カバーの位置に応じてCCDの動作を停
止させるようにして、バッテリの電力の浪費を抑制する
ようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の表示制
御装置は、被写体からの光を集光する集光手段と、集光
手段により集光された被写体からの光を電気信号に変換
する光電変換手段と、電気信号に対応して被写体の画像
を表示する表示手段と、被写体を撮影するときに操作さ
れる第1の操作手段と、表示手段の動作を変更するとき
に操作される第2の操作手段と、光電変換手段を制御
し、光電変換手段を利用して測色または測光を行うとと
もに、第2の操作手段に対する操作に応じて、第1の操
作手段が操作されたとき以外においては光電変換手段の
動作を停止させる制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0008】請求項6に記載の表示制御装置は、被写体
からの光を集光する集光手段と、集光手段により集光さ
れた被写体からの光を電気信号に変換する光電変換手段
と、電気信号から画像信号を生成する生成手段と、画像
信号に対応する被写体の画像を表示する表示手段と、表
示手段に被写体の画像を表示させるときに第1の操作が
行われ、被写体を撮影するときに第2の操作が行われる
第1の操作手段と、表示手段の動作を変更するときに操
作される第2の操作手段と、変換手段を制御し、第2の
操作手段に対する操作に応じて、第1の操作手段に対し
て第1の操作が行われたときにおける被写体の画像信号
の生成を停止させる制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0009】請求項7に記載の表示制御装置は、被写体
からの光を集光する集光手段と、集光手段により集光さ
れた被写体からの光を電気信号に変換する光電変換手段
と、集光手段から光電変換手段に入射する光の開口を調
整する開口調整手段と、電気信号に対応する被写体の画
像を表示する表示手段と、表示手段に被写体の画像を表
示させるときに第1の操作が行われ、被写体を撮影する
ときに第2の操作が行われる第1の操作手段と、表示手
段の動作を変更するときに操作される第2の操作手段
と、開口調整手段を制御し、第2の操作手段に対する操
作に応じて、第1の操作手段に対して第1の操作が行わ
れたときにおける開口調整手段の動作を停止させる制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項8に記載の表示制御装置は、被写体
からの光を集光する集光手段と、集光手段により集光さ
れた被写体からの光を電気信号に変換する光電変換手段
と、電気信号に対応する被写体の画像を表示する表示手
段と、被写体を撮影するときに操作される第1の操作手
段と、表示手段の動作を変更するときに操作される第2
の操作手段と、被写体に照射する所定の光を発光する発
光手段と、発光手段を制御し、第2の操作手段に対する
操作に応じて、第1の操作手段が操作されたときの発光
手段の動作を停止させる制御手段とを備えることを特徴
とする。
【0011】請求項9に記載の表示制御装置は、被写体
からの光を集光する集光手段と、集光手段により集光さ
れた被写体からの光を電気信号に変換する光電変換手段
と、電気信号に対応する被写体の画像を表示する表示手
段と、表示手段に被写体の画像を表示させるときに第1
の操作が行われ、被写体の画像を撮影するときに第2の
操作が行われる第1の操作手段と、表示手段の動作を変
更するときに操作される第2の操作手段と、被写体まで
の距離を測定する測距手段と、光電変換手段を制御し、
第2の操作手段に対する操作に応じて、第1の操作手段
に対して第1の操作が行われたときにおける測距手段の
動作を停止させる制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0012】請求項1に記載の表示制御装置において
は、集光手段は、被写体からの光を集光し、光電変換手
段は、集光手段により集光された被写体からの光を電気
信号に変換し、表示手段は、電気信号に対応して被写体
の画像を表示し、第1の操作手段は、被写体を撮影する
ときに操作され、第2の操作手段は、表示手段の動作を
変更するときに操作される。そして、制御手段は、光電
変換手段を制御し、光電変換手段を利用して測色または
測光を行うとともに、第2の操作手段に対する操作に応
じて、第1の操作手段が操作されたとき以外においては
光電変換手段の動作を停止させる。
【0013】請求項6に記載の表示制御装置において
は、集光手段は、被写体からの光を集光し、光電変換手
段は、集光手段により集光された被写体からの光を電気
信号に変換し、生成手段は、電気信号から画像信号を生
成し、表示手段は、画像データに対応する被写体の画像
を表示し、第1の操作手段は、表示手段に被写体の画像
を表示させるときに第1の操作が行われ、被写体を撮影
するときに第2の操作が行われ、第2の操作手段は、表
示手段の動作を変更するときに操作される。そして、制
御手段は、変換手段を制御し、第2の操作手段に対する
操作に応じて、第1の操作手段に対して第1の操作が行
われたときにおける被写体の画像データの生成を停止さ
せる。
【0014】請求項7に記載の表示制御装置において
は、集光手段は、被写体からの光を集光し、光電変換手
段は、集光手段により集光された被写体からの光を電気
信号に変換し、開口調整手段は、集光手段から光電変換
手段に入射する光の開口を調整し、表示手段は、電気信
号に対応する被写体の画像を表示し、第1の操作手段
は、表示手段に被写体の画像を表示させるときに第1の
操作が行われ、被写体を撮影するときに第2の操作が行
われ、第2の操作手段は、表示手段の動作を変更すると
きに操作される。そして、制御手段は、開口調整手段を
制御し、第2の操作手段に対する操作に応じて、第1の
操作手段に対して第1の操作が行われたときにおける開
口調整手段の動作を停止させる。
【0015】請求項8に記載の表示制御装置において
は、集光手段は、被写体からの光を集光し、光電変換手
段は、集光手段により集光された被写体からの光を電気
信号に変換し、表示手段は、電気信号に対応する被写体
の画像を表示し、第1の操作手段は、被写体を撮影する
ときに操作され、第2の操作手段は、表示手段の動作を
変更するときに操作され、発光手段は、被写体に照射す
る所定の光を発光する。そして、制御手段は、発光手段
を制御し、第2の操作手段に対する操作に応じて、第1
の操作手段が操作されたときの発光手段の動作を停止さ
せる。
【0016】請求項9に記載の表示制御装置において
は、集光手段は、被写体からの光を集光し、光電変換手
段は、集光手段により集光された被写体からの光を電気
信号に変換し、表示手段は、電気信号に対応する被写体
の画像を表示し、第1の操作手段は、表示手段に被写体
の画像を表示させるときに第1の操作が行われ、被写体
の画像を撮影するときに第2の操作が行われ、第2の操
作手段は、表示手段の動作を変更するときに操作され、
制御手段は、光電変換手段を制御し、第2の操作手段に
対する操作に応じて、第1の操作手段に対して第1の操
作が行われたときにおける測距手段の動作(被写体まで
の距離の測定)を停止させる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0018】図1及び図2は、本発明を適用した電子カ
メラの一実施例の構成を示す斜視図である。本実施例の
電子カメラにおいては、被写体を撮影する場合におい
て、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユーザ側に
向けられる面が面X2とされている。面X1の上端部に
は、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ
2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3(集光手
段)、及び被写体を照明する光を発光する発光部(スト
ロボ)4(発光手段)が設けられている。
【0019】さらに、面X1には、ストロボ4を発光さ
せて撮影を行うときに、ストロボ4を発光させる前に発
光させて赤目を軽減する赤目軽減ランプ15、CCD2
0(図4)(光電変換手段)の動作を停止させていると
きに測光を行う測光素子16(測光手段)、CCD20
の動作を停止させているときに測色を行う測色素子17
(測色手段)、および、被写体までの距離を測定する測
距素子18(測距手段)が設けられている。
【0020】一方、面X1に対向する面X2の上端部
(面X1のファインダ2、操作レンズ3、発光部4が形
成されている上端部に対応する位置)には、上記ファイ
ンダ2、及びこの電子カメラ1に記録されている音声を
出力するスピーカ5が設けられている。また、面X2に
形成されているLCD6(表示手段)及び操作キー7
は、ファインダ2、撮影レンズ3、発光部4及びスピー
カ5よりも、鉛直下側に形成されている。LCD6の表
面上には、後述するペン型指示装置の接触操作により、
指示された位置に対応する位置データを出力する、いわ
ゆるタッチタブレット6Aが配置されている。
【0021】このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹
脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、
タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6
に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観
察することができる。
【0022】操作キー7は、LCD6に記録データを再
生表示する場合などに操作されるキーであり、ユーザに
よる操作(入力)を検知し、CPU39(図6)(制御
手段)に供給するようになされている。
【0023】操作キー7のうちのメニューキー7Aは、
LCD6上にメニュー画面を表示する場合に操作される
キーである。実行キー7Bは、ユーザによって選択され
た記録情報を再生する場合に操作されるキーである。
【0024】クリアキー7Cは、記録した情報を削除す
る場合に操作されるキーである。キャンセルキー7D
は、記録情報の再生処理を中断する場合に操作されるキ
ーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報
の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向
にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0025】面X2には、LCD6を使用していないと
きに保護する、摺動自在なLCDカバー14(第2の操
作手段)が設けられている。LCDカバー14は、鉛直
上方向に移動させた場合、図3に示すように、LCD6
及びタッチタブレット6Aを覆うようになされている。
また、LCDカバー14を鉛直下方向に移動した場合、
LCD6及びタッチタブレット6Aが現れるとともに、
LCDカバー14の腕部14Aによって、面Y2に配置
された電源スイッチ11(後述)がオン状態に切り換え
られるようになされている。
【0026】この電子カメラ1の上面である面Zには、
音声を集音するマイクロホン8、及び図示せぬイヤホン
が接続されるイヤホンジャック9が設けられている。
【0027】左側面(面Y1)には、被写体を撮像する
ときに操作されるレリーズスイッチ10(第1の操作手
段)と、撮影時の連写モードを切り換えるときに操作さ
れる連写モード切り換えスイッチ13が設けられてい
る。このレリーズスイッチ10及び連写モード切り換え
スイッチ13は、面X1の上端部に設けられているファ
インダ2、撮影レンズ3及び発光部4よりも鉛直下側に
配置されている。
【0028】なお、レリーズスイッチ10は、半分押し
た半押しと呼ばれる状態と、全押しと呼ばれる全部押し
た状態を検出することができるようになされている。
【0029】一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)
には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ1
2と、電源スイッチ11が設けられている。この録音ス
イッチ12及び電源スイッチ11は、上記レリーズスイ
ッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13と同様
に、面X1の上端部に設けられているファインダ2、撮
影レンズ3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されてい
る。また、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイ
ッチ10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちら
の手で持っても、違和感のないように構成されている。
【0030】なお、録音スイッチ12とレリーズスイッ
チ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方の
スイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを
打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤っ
てこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてし
まわないようにしてもよい。
【0031】上記連写モード切り換えスイッチ13は、
ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影す
るとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所
定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられ
る。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が
「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわ
ち、Sモードに切り換えられている)場合において、レ
リーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行
われるようになされている。
【0032】また、連写モード切り換えスイッチ13の
指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮
影が行われるようになされている(すなわち、低速連写
モードになる)。
【0033】さらに、連写モード切り換えスイッチ13
の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの
撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連
写モードになる)。
【0034】次に、電子カメラ1の内部の構成について
説明する。図4は、図1及び図2に示す電子カメラの内
部の構成例を示す斜視図である。CCD20は、撮影レ
ンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影レン
ズ3を介して結像する被写体の光画像を電気信号に光電
変換するようになされている。
【0035】ファインダ内表示素子26は、ファインダ
2の視野内に配置され、ファインダ2を介して被写体を
視ているユーザに対して、各種機能の設定状態などを表
示するようになされている。
【0036】LCD6の鉛直下側には、円柱形状の4本
のバッテリ(単3の乾電池)21が縦に並べられてお
り、このバッテリ21に蓄積されている電力が各部に供
給される。さらに、LCD6の鉛直下側には、バッテリ
21とともに、発光部4に光を発光させるための電荷を
蓄積しているコンデンサ22が配置されている。
【0037】回路基板23には、この電子カメラ1の各
部を制御する、種々の制御回路が形成されている。ま
た、回路基板23と、LCD6及びバッテリ21の間に
は、挿抜可能なメモリカード24が設けられており、こ
の電子カメラ1に入力される各種の情報が、それぞれ、
メモリカード24の予め設定されている領域に記録され
る。
【0038】さらに、電源スイッチ11に隣接して配置
されているLCDスイッチ25は、その突起部が押圧さ
れている間のみオン状態となるスイッチであり、LCD
カバー14を鉛直下方向に移動させた場合、図5(a)
に示すように、LCDカバー14の腕部14Aによっ
て、電源スイッチ11とともにオン状態に切り換えられ
るようになされている。
【0039】なお、LCDカバー14が鉛直上方向に位
置する場合、電源スイッチ11は、LCDスイッチ25
とは独立に、ユーザによって操作される。例えば、LC
Dカバー14が閉じられ、電子カメラ1が使用されてい
ない場合、図5(b)に示すように、電源スイッチ11
及びLCDスイッチ25がオフ状態になっている。この
状態において、ユーザが電源スイッチ11を図5(c)
に示すように、オン状態に切り換えると、電源スイッチ
11はオン状態となるが、LCDスイッチ25は、オフ
状態のままである。一方、図5(b)に示すように、電
源スイッチ11及びLCDスイッチ25がオフ状態にな
っているとき、LCDカバー14が開かれると、図5
(a)に示すように、電源スイッチ11及びLCDスイ
ッチ25がオン状態となる。そして、この後、LCDカ
バー14を閉じると、LCDスイッチ25だけが、図5
(c)に示すように、オフ状態となる。
【0040】なお、本実施例においては、メモリカード
24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモ
リを設け、そのメモリに各種情報を記録可能とするよう
にしてもよい。また、メモリ(メモリカード24)に記
録されている各種情報を、図示せぬインタフェースを介
して外部のパーソナルコンピュータに出力することがで
きるようにしてもよい。
【0041】次に、本実施例の電子カメラ1の内部の電
気的構成を、図6のブロック図を参照して説明する。複
数の画素を備えているCCD20は、各画素に結像した
光画像を画像信号(電気信号)に光電変換するようにな
されている。デジタルシグナルプロセッサ(以下、DS
Pという)33は、CCD20にCCD水平駆動パルス
を供給するとともに、CCD駆動回路34を制御し、C
CD20にCCD垂直駆動パルスを供給させるようにな
されている。
【0042】画像処理部31(生成手段)は、CPU3
9に制御され、CCD20が光電変換した画像信号を所
定のタイミングでサンプリングし、そのサンプリングし
た信号を、所定のレベルに増幅するようになされてい
る。アナログ/デジタル変換回路(以下、A/D変換回
路という)32は、画像処理部31でサンプリングした
画像信号をデジタル化してDSP33に供給するように
なされている。
【0043】DSP33は、バッファメモリ36および
メモリカード24に接続されるデータバスを制御し、A
/D変換回路32より供給された画像データをバッファ
メモリ36に一旦記憶させた後、バッファメモリ36に
記憶した画像データを読み出し、その画像データを、メ
モリカード24に記録するようになされている。
【0044】また、DSP33は、A/D変換回路32
より供給された画像データをフレームメモリ35に記憶
させ、LCD6に表示させるとともに、メモリカード2
4から撮影画像データを読み出し、その撮影画像データ
を伸張した後、伸張後の画像データをフレームメモリ3
5に記憶させ、LCD6に表示させるようになされてい
る。
【0045】さらに、DSP33は、電子カメラ1の起
動時において、CCD20の露光レベルが適正な値にな
るまで、電子シャッタタイムを調節しながら、CCD2
0を繰り返し動作させるようになされている。このと
き、CPU39が、最初に、測光回路51を動作させ、
測光素子16により検出された受光レベルに対応して、
CCD20の電子シャッタ時間の初期値を算出するよう
にしてもよい。このようにすることにより、CCD20
の露光時間の調節を短時間で行うことができる。
【0046】この他、DSP33は、メモリカード24
への記録、伸張後の画像データのバッファメモリ36へ
の記憶などにおけるデータ入出力のタイミング管理を行
うようになされている。
【0047】バッファメモリ36は、メモリカード24
に対するデータの入出力バッファと、圧縮処理などのバ
ッファとして利用される。
【0048】マイクロホン8は、音声情報を入力し(音
声を集音し)、その音声情報をA/DおよびD/A変換
回路42に供給するようになされている。
【0049】A/DおよびD/A変換回路42は、マイ
クロホン8により検出された音声に対応するアナログ信
号をデジタル信号に変換した後、そのデジタル信号をC
PU39に出力するとともに、CPU39より供給され
た音声データをアナログ化し、アナログ化した音声信号
をスピーカ5に出力するようになされている。
【0050】測光素子16は、被写体およびその周囲の
光量を測定し、その測定結果を測光回路51に出力する
ようになされている。
【0051】測光回路51は、測光素子16より供給さ
れた測光結果であるアナログ信号に対して所定の処理を
施した後、デジタル信号に変換し、そのデジタル信号を
CPU39に出力するようになされている。
【0052】測色素子17は、被写体およびその周囲の
色温度を測定し、その測定結果を測色回路52に出力す
るようになされている。
【0053】測色回路52は、測色素子17より供給さ
れた測色結果であるアナログ信号に対して所定の処理を
施した後、デジタル信号に変換し、そのデジタル信号を
CPU39に出力するようになされている。
【0054】測距回路55は、測距素子18によって測
定された電子カメラ1と被写体との測距値をデジタル信
号に変換し、その信号をCPU39に供給するようにな
されている。
【0055】タイマ45は、時計回路を内蔵し、現在の
時刻に対応するデータをCPU39に出力するようにな
されている。
【0056】絞り駆動回路53は、絞り54の開口径を
所定の値に設定するようになされている。
【0057】絞り54は、撮影レンズ3とCCD20の
間に配置され、撮影レンズ3からCCD20に入射する
光の開口を変更するようになされている。
【0058】CPU39は、LCDスイッチ25からの
信号に応じて、LCDカバー14が開いているときにお
いては、測光回路51および測色回路52の動作を停止
させ、LCDカバー14が閉じているときにおいては、
測光回路51および測色回路52を動作させるととも
に、レリーズスイッチ10が半押し状態(第1の操作を
行った状態)になるまで、CCD20の動作(例えば電
子シャッタ動作)を停止させるようになされている。
【0059】CPU39は、CCD20の動作を停止さ
せているとき、測光回路51および測色回路52を制御
し、測光素子16の測光結果を受け取るとともに、測色
素子17の測色結果を受け取るようになされている。
【0060】そして、CPU39は、内蔵する記憶部に
記憶されているテーブルを参照して、測色回路52より
供給された色温度に対応するホワイトバランス調整値を
算出し、そのホワイトバランス調整値を画像処理部31
に供給するようになされている。
【0061】即ち、LCDカバー14が閉じているとき
においては、LCD6が電子ビューファインダとして使
用されないので、CCD20の動作を停止させるように
する。CCD20は多くの電力を消費するので、このよ
うにCCD20の動作を停止させることにより、バッテ
リ21の電力を節約することができる。
【0062】また、CPU39は、LCDカバー14が
閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作されるま
で(レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで)、
画像処理部31が各種処理を行わないように、画像処理
部31を制御するようになされている。
【0063】さらに、CPU39は、LCDカバー14
が閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作される
まで(レリーズスイッチ10が半押し状態になるま
で)、絞り駆動回路53(開口調整手段)が絞り54の
開口径を変更などの動作を行わないように、絞り駆動回
路53を制御するようになされている。
【0064】CPU39は、ストロボ駆動回路37を制
御して、ストロボ4を適宜発光させるようになされてい
る他、赤目軽減ランプ駆動回路38を制御して、ストロ
ボ4を発光させる前に、赤目軽減ランプ15を適宜発光
させるようになされている。
【0065】なお、CPU39は、LCDカバー14が
開いているとき(即ち、電子ビューファインダが利用さ
れているとき)においては、ストロボ4を発光させない
ようにする。このようにすることにより、電子ビューフ
ァインダに表示されている画像の状態で、被写体を撮影
することができる。
【0066】CPU39は、タイマ45より供給される
日時データに従って、撮影した日時の情報を画像データ
のヘッダ情報として、メモリカード24の撮影画像記録
領域に記録するようになされている。(すなわち、メモ
リカード24の撮影画像記録領域に記録される撮影画像
データには、撮影日時のデータが付随している)。
【0067】また、CPU39は、デジタル化された音
声情報を圧縮した後、デジタル化及び圧縮化された音声
データを一旦、バッファメモリ36に記憶させた後、メ
モリカード24の所定の領域(音声記録領域)に記録す
るようになされている。また、このとき、メモリカード
24の音声記録領域には、録音日時のデータが音声デー
タのヘッダ情報として記録されるようになされている。
【0068】CPU39は、測距回路55より供給され
た信号に対応してレンズ駆動回路30を制御し、撮影レ
ンズ3を移動させることにより、オートフォーカス動作
を行う他、絞り駆動回路53を制御して、撮影レンズ3
とCCD20の間に配置されている絞り54の開口径を
変更させるようになされている。
【0069】さらに、CPU39は、ファインダ内表示
回路40を制御して、各種動作における設定などをファ
インダ内表示素子26に表示させるようになされてい
る。
【0070】CPU39は、インタフェース(I/F)
48を介して、所定の外部装置(図示せず)と所定のデ
ータの授受を行うようになされている。
【0071】また、CPU39は、操作キー7からの信
号を受け取り、適宜処理するようになされている。
【0072】ユーザの操作するペン(ペン型指示部材)
41によってタッチタブレット6Aの所定の位置が押圧
されると、CPU39は、タッチタブレット6Aの押圧
された位置のX−Y座標を読み取り、その座標データ
(後述する線画情報)を、バッファメモリ36に蓄積す
るようになされている。また、CPU39は、バッファ
メモリ36に蓄積した線画情報を、線画情報入力日時の
ヘッダ情報とともに、メモリカード24の線画情報記録
領域に記録するようになされている。
【0073】次に、本実施例の電子カメラ1の各種動作
について説明する。最初に、本装置のLCD6における
電子ビューファインダ動作について説明する。
【0074】ユーザがレリーズスイッチ10を半押し状
態にすると、DSP33は、CPU39より供給され
る、LCDスイッチ25の状態に対応する信号の値か
ら、LCDカバー14が開いているか否かを判断し、L
CDカバー14が閉じていると判断した場合、電子ビュ
ーファインダ動作を行わない。この場合、DSP33
は、レリーズスイッチ10が全押し状態となるまで、処
理を停止する。
【0075】なお、LCDカバー14が閉じている場
合、電子ビューファインダ動作を行わないので、CPU
39は、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆
動回路53の動作を停止させる。そして、CPU39
は、CCD20を停止させる代わりに、測光回路51お
よび測色回路52を動作させ、それらの測定結果を、画
像処理部31に供給する。画像処理部31は、それらの
測定結果の値を、ホワイトバランス制御や輝度値の制御
を行うときに利用する。
【0076】また、LCDカバー14が閉じている場
合、CCD20の動作は停止しているので、CCD20
による測距は行われない。従って、CPU39は、測距
素子18および測距回路55による測距値に基づいてレ
ンズ駆動回路30を制御し、オートフォーカス動作を行
う。
【0077】そして、この場合、レリーズスイッチ10
が全押しされたときに、CPU39は、CCD20およ
び絞り駆動回路53の動作を行わせる。
【0078】一方、LCDカバー14が開いている場
合、CCD20は、所定の時間毎に、所定の露光時間
で、電子シャッタ動作を行い、撮影レンズ3によって集
光された被写体の光画像を光電変換し、その動作で得ら
れた画像信号を画像処理部31に出力する。
【0079】画像処理部31は、ホワイトバランス制御
および輝度値の制御を行い、その画像信号に対して所定
の処理を施した後、画像信号をA/D変換回路32に出
力する。なお、CCD20が動作しているときは、画像
処理部31は、CPU39により、CCD20の出力を
利用して算出された、ホワイトバランス制御および輝度
値の制御に利用される調整値を利用する。
【0080】そして、A/D変換回路32は、その画像
信号(アナログ信号)を、デジタル信号である画像デー
タに変換し、その画像データをDSP33に出力する。
【0081】DSP33は、その画像データをフレーム
メモリ35に出力し、LCD6にその画像データに対応
する画像を表示させる。
【0082】また、この場合、CCD20の出力に基づ
いて測距が行われ、その測距値に対応してオートフォー
カス動作が行われる。
【0083】このように、電子カメラ1においては、L
CDカバー14が開いている場合、所定の時間間隔で、
CCD20が電子シャッタ動作し、その度に、CCD2
0から出力された信号を画像データに変換し、その画像
データをフレームメモリ35に出力して、LCD6に被
写体の画像を絶えず表示させることで、電子ビューファ
インダ動作を行うとともに、オートフォーカス動作を行
う。
【0084】また、上述のように、LCDカバー14が
閉じている場合においては、電子ビューファインダ動作
を行わず、CCD20、画像処理部31、および、絞り
駆動回路53の動作を停止させ、消費電力を節約してい
る。
【0085】次に、本装置による被写体の撮影について
説明する。
【0086】第1に、面Y1に設けられている連写モー
ド切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影
を行うモード)に切り換えられている場合について説明
する。最初に、図1に示す電源スイッチ11を「ON」
と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を
投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に設
けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の
撮影処理が開始される。
【0087】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態(第2の操作を行った状態)に
なったとき、被写体の撮影処理を開始させる。
【0088】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によってサンプリングされる。画像処理部31に
よってサンプリングされた画像信号は、A/D変換回路
32に供給され、そこでデジタル化されてDSP33に
出力される。
【0089】DSP33は、その画像データをバッファ
メモリ36に一旦出力した後、バッファメモリ36よ
り、その画像データを読み出し、離散的コサイン変換、
量子化及びハフマン符号化を組み合わせたJPEG(Jo
int Photographic Experts Group)方式に従って圧縮
し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録させ
る。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域に
は、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報
として記録される。
【0090】なお、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモードに切り換えられている場合においては、1コマ
の撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して
押されても、それ以降の撮影は行われない。また、レリ
ーズスイッチ10が継続して押されると、LCDカバー
14が開いている場合、LCD6に、撮影した画像が表
示される。
【0091】第2に、連写モード切り換えスイッチ13
がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切
り換えられている場合について説明する。電源スイッチ
11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カ
メラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリー
ズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始され
る。
【0092】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0093】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によって1秒間に8回の割合でサンプリングされ
る。また、このとき、画像処理部31は、CCD20の
全画素の画像電気信号のうち4分の3の画素を間引く。
【0094】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図7に示すよ
うに、2×2画素(4つの画素)を1つとする領域に分
割し、その1つの領域から、所定の位置に配置されてい
る1画素の画像信号をサンプリングし、残りの3画素を
間引く。
【0095】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第2回
目のサンプリング時(2コマ目)においては、各領域の
右上の画素bがサンプリングされ、その他の画素a,
c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目のサン
プリング時においては、左下の画素c、右下の画素d
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、4コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0096】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
デジタル化されてDSP33に出力される。
【0097】DSP33は、デジタル化された画像信号
をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号
を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタ
ル化及び圧縮処理された撮影画像データを、メモリカー
ド24の撮影画像記録領域に記録する。このとき、メモ
リカード24の撮影画像記録領域には、撮影日時のデー
タが、撮影画像データのヘッダ情報として記録される。
【0098】第3に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に
切り換えられている場合について説明する。電源スイッ
チ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子
カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリ
ーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始さ
れる。
【0099】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0100】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像す
る。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によって1秒間に30回の割合でサンプリングさ
れる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20
の全画素の画像電気信号のうち9分の8の画素を間引
く。
【0101】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図8に示すよ
うに、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つ
の領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像
電気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、
残りの8画素を間引く。
【0102】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目
のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右
側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他
の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降
のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0103】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
デジタル化されてDSP33に出力される。
【0104】DSP33は、デジタル化された画像信号
をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号
を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタ
ル化及び圧縮処理された撮影画像データを、撮影日時の
ヘッダ情報を付随して、メモリカード24の撮影画像記
録領域に記録する。
【0105】なお、必要に応じて、ストロボ4を動作さ
せ、被写体に光を照射させることもできる。ただし、L
CDカバー14が開いているとき、即ち、LCD6が電
子ビューファインダ動作を行っているとき、CPU39
は、ストロボ4を、発光させないように制御する。
【0106】次に、タッチタブレット6Aから2次元の
情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作について説
明する。
【0107】タッチタブレット6Aがペン41のペン先
で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標が、CPU
39に入力される。このX−Y座標は、バッファメモリ
36に記憶される。また、フレームメモリ35における
上記X−Y座標の各点に対応した箇所にデータを書き込
み、LCD6における上記X−Y座標に、ペン41の接
触に対応した線画を表示させることができる。
【0108】上述したように、タッチタブレット6A
は、透明部材によって構成されているので、ユーザは、
LCD6上に表示される点(ペン41のペン先で押圧さ
れた位置の点)を観察することができ、あたかもLCD
6上に直接ペン入力をしたかのように感じることができ
る。また、ペン41をタッチタブレット6A上で移動さ
せると、LCD6上には、ペン41の移動に伴う線が表
示される。さらに、ペン41をタッチタブレット6A上
で断続的に移動させると、LCD6上には、ペン41の
移動に伴う破線が表示される。以上のようにして、ユー
ザは、タッチタブレット6A(LCD6)に所望の文
字、図形等の線画情報を入力する。
【0109】また、LCD6上に撮影画像が表示されて
いる場合において、ペン41によって線画情報が入力さ
れると、この線画情報が、撮影画像情報とともに、フレ
ームメモリ35で合成され、LCD6上に同時に表示さ
れる。
【0110】なお、ユーザは、図示せぬ色選択スイッチ
を操作することによって、LCD6上に表示される線画
の色を、黒、白、赤、青等の色から選択することができ
る。
【0111】ペン41によるタッチタブレット6Aへの
線画情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押され
ると、バッファメモリ36に蓄積されている線画情報
が、入力日時のヘッダ情報とともにメモリカード24に
供給され、メモリカード24の線画情報記録領域に記録
される。
【0112】なお、メモリカード24に記録される線画
情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレ
ット6Aに入力された線画情報は空間周波数成分の高い
情報を多く含んでいるので、上記撮影画像の圧縮に用い
られるJPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効
率が悪く情報量が小さくならず、圧縮及び伸張に必要と
される時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式
による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ない
線画情報の圧縮には適していない(伸張してLCD6上
に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際
だってしまうため)。
【0113】そこで、本実施例においては、ファックス
等において用いられるランレングス法によって、線画情
報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、線
画画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の
情報(点)の継続する長さ、及び無情報(ペン入力のな
い部分)の継続する長さを符号化することにより、線画
情報を圧縮する方法である。
【0114】このランレングス法を用いることにより、
線画情報を最小に圧縮することができ、また、圧縮され
た線画情報を伸張した場合においても、情報の欠落を抑
制することが可能になる。なお、線画情報は、その情報
量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすること
もできる。
【0115】また、上述したように、LCD6上に撮影
画像が表示されている場合において、ペン入力を行う
と、撮影画像データとペン入力の線画情報がフレームメ
モリ35で合成され、撮影画像と線画の合成画像がLC
D6上に表示される。その一方で、メモリカード24に
おいては、撮影画像データは、撮影画像記録領域に記録
され、線画情報は、線画情報記録領域に記録される。こ
のように、2つの情報が、各々異なる領域に記録される
ので、ユーザは、撮影画像と線画の合成画像から、いず
れか一方の画像(例えば線画)を削除することができ、
さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法で圧縮するこ
ともできる。
【0116】メモリカード24の音声記録領域、撮影画
像記録領域、または線画情報記録領域にデータを記録し
た場合、図9に示すように、LCD6に所定の表示が行
われる。
【0117】図9に示すLCD6の表示画面上において
は、情報を記録した時点の年月日(記録年月日)(この
場合、1995年8月25日)が画面の下端部に表示さ
れ、その記録年月日に記録された情報の記録時刻が画面
の最も左側に表示されている。
【0118】記録時刻の右側には、サムネイル画像が表
示されている。このサムネイル画像は、メモリカード2
4に記録された撮影画像データの各画像データのビット
マップデータを間引いて(縮小して)作成されたもので
ある。この表示のある情報は、撮影画像情報を含む情報
である。つまり、「10時16分」と「10時21分」
に記録(入力)された情報には、撮影画像情報が含まれ
ており、「10時05分」、「10時28分」、「10
時54分」、「13時10分」に記録された情報には、
画像情報が含まれていない。
【0119】また、メモ記号「*」は、線画情報として
所定のメモが記録されていることを表している。
【0120】サムネイル画像の表示領域の右側には、音
声情報バーが表示され、録音時間の長さに対応する長さ
のバー(線)が表示される(音声情報が入力されていな
い場合は、表示されない)。
【0121】ユーザは、図9に示すLCD6の所望の情
報の表示ラインのいずれかの部分を、ペン41のペン先
で押圧して再生する情報を選択指定し、図2に示す実行
キー7Bをペン41のペン先で押圧することにより、選
択した情報を再生する。
【0122】例えば、図9に示す「10時05分」の表
示されているラインがペン41によって押圧されると、
CPU39は、選択された録音日時(10時05分)に
対応する音声データをメモリカード24から読み出し、
その音声データを伸張した後、A/DおよびD/A変換
回路42に供給する。A/DおよびD/A変換回路42
は、供給された音声データをアナログ化した後、スピー
カ5を介して再生する。
【0123】メモリカード24に記録した撮影画像デー
タを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像
を、ペン41のペン先で押圧することによりその情報を
選択し、実行キー7Bを押して選択した情報を再生させ
る。
【0124】CPU39は、選択された撮影日時に対応
する撮影画像データをメモリカード24から読み出すよ
うに、DSP33に指示する。DSP33は、メモリカ
ード24より読み出された撮影画像データ(圧縮されて
いる撮影画像データ)を伸張し、この撮影画像データを
ビットマップデータとしてフレームメモリ35に蓄積さ
せ、LCD6に表示させる。
【0125】Sモードで撮影された画像は、LCD6上
に、静止画像として表示される。この静止画像は、CC
D20の全ての画素の画像信号を再生したものであるこ
とはいうまでもない。
【0126】Lモードで撮影された画像は、LCD6上
において、1秒間に8コマの割合で連続して表示され
る。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD2
0の全画素数の4分の1である。
【0127】通常、人間の目は、静止画像の解像度の劣
化に対しては敏感に反応するため、静止画像の画素を間
引くことは、ユーザに画質の劣化として捉えられてしま
う。しかしながら、撮影時の連写速度が上がり、Lモー
ドにおいて1秒間に8コマ撮影され、この画像が1秒間
に8コマの速さで再生された場合においては、各コマの
画素数がCCD20の画素数の4分の1になるが、人間
の目は1秒間に8コマの画像を観察するので、1秒間に
人間の目に入る情報量は、静止画像の場合に比べて2倍
になる。
【0128】すなわち、Sモードで撮影された画像の1
コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像
の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影され
た画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒
間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コ
マ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像が
LCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情
報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる
(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入
る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にして
も、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほど気
にすることなく再生画像を観察することができる。
【0129】さらに、本実施例においては、各コマ毎に
異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングした画
素をLCD6に表示するようにしているので、人間の目
に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を間引
いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気にする
ことなくLCD6に表示されるLモードで撮影された画
像を観察することができる。
【0130】また、Hモードで撮影された画像は、LC
D6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表
示される。このとき、各コマに表示される画素数は、C
CD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場
合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるHモードで撮影され
た画像を観察することができる。
【0131】本実施例においては、Lモード及びHモー
ドで被写体を撮像する場合、画像処理部31が、再生時
における画質の劣化が気にならない程度にCCD20の
画素を間引くようにしているので、DSP33の負荷を
低減することができ、DSP33を、低速度、低電力で
作動させることができる。また、このことにより、装置
の低コスト化及び低消費電力化が可能になる。
【0132】ところで、本実施例においては、上述した
ように、メモリカード24に記録される各種の情報(デ
ータ)には、それぞれの情報が入力された日時のデータ
がヘッダ情報として付随されている。ユーザは、LCD
6上に表示される日時のデータから、所望の情報を選択
して再生することができる(図9)。
【0133】また、複数の情報(撮影画像、音声、線
画)が同時に入力された場合、各々の情報は、記録カー
ド24の所定の領域に別個に記録されるが、その各々の
情報には、互いに同一の日時のヘッダ情報が付随してい
る。
【0134】例えば、情報A(撮影画像)、情報B(音
声)、情報C(線画)が同時に入力された場合、メモリ
カード24の所定の領域に記録される各情報A,B,C
は、同一の入力日時のデータをヘッダ情報として各々備
えるようにする。また、情報Aのヘッダ情報を入力日時
のデータとし、情報B及びCのヘッダ情報を、情報Aに
関連する旨のデータとするようにしてもよい。
【0135】以上のようにすることにより、同時に入力
された情報は、再生時において、同時に再生される。
【0136】また、本実施例においては、第1の情報
(例えば、撮影画像)を記録した後に、第1の情報と異
なる第2の情報(例えば、線画)を、第1の情報に追加
した形で記録させることもできる。このように、第1の
情報に追加して、第2の情報を加える場合、第1の情報
を再生した状態で、第2の情報を入力するようにする。
以下に、この場合の詳細な説明をする。
【0137】例えば、予め記録されている音声情報が再
生されている場合において、レリーズスイッチ10が押
され、被写体の撮影処理が行われると、メモリカード2
4の撮影画像記録領域に記録される撮影画像データに
は、その音声情報の記録が開始された日時のヘッダ情報
が付随される。
【0138】また、例えば、1995年8月25日10
時5分に記録が開始された音声情報の再生中において、
再生開始から1分経過したとき(すなわち、再生データ
が1995年8月25日10時6分のデータになったと
き)、撮影処理が行われると、メモリカード24の撮影
画像記録領域に記録される撮影画像データには、199
5年8月25日10時6分のヘッダ情報が付随されるよ
うにすることもできる(なお、開始時刻(10時5分)
をヘッダ情報とするようにしてもよいし、いずれか一方
をデフォルトとして登録するようにしてもよい(その選
択は、ユーザによってなされる))。
【0139】同様に、予め記録されている音声情報が再
生されている場合において、線画情報が入力されると、
メモリカード24の線画情報記録領域には、その線画情
報とともに、音声情報の記録日時のヘッダ情報と同一の
ヘッダ情報が記録される。
【0140】予め、同時に入力された音声情報及び撮影
画像情報が再生されている場合において、線画情報が入
力されると、メモリカード24の線画情報記録領域に
は、その線画情報とともに、音声情報(または撮影画像
情報)の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記
録される。
【0141】予め、同時に入力された音声情報及び線画
情報が再生されている場合において、撮影画像情報が入
力されると、メモリカード24の撮影画像記録領域に
は、その撮影画像データとともに、音声情報(または線
画情報)の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が
記録される。
【0142】予め入力されている撮影画像が再生されて
いる場合において、音声情報が入力されると、メモリカ
ード24の音声情報記録領域には、その音声データとと
もに、撮影画像の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ
情報が記録される。
【0143】予め入力されている撮影画像が再生されて
いる場合において、線画情報が入力されると、メモリカ
ード24の線画情報記録領域には、その線画情報ととも
に、撮影画像の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情
報が記録される。
【0144】予め、同時に入力された撮影画像情報及び
線画情報が再生されている場合において、音声情報が入
力されると、メモリカード24の音声記録領域には、そ
の音声データとともに、撮影画像情報(または線画情
報)の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記録
される。
【0145】予め入力されている線画情報が再生されて
いる場合において、撮影画像情報が入力されると、メモ
リカード24の撮影画像記録領域には、その撮影画像デ
ータとともに、線画情報の記録日時のヘッダ情報と同一
のヘッダ情報が記録される。
【0146】予め入力されている線画情報が再生されて
いる場合において、音声情報が入力されると、メモリカ
ード24の音声記録領域には、その音声データととも
に、線画情報の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情
報が記録される。
【0147】以上のように、予め記録されている第1の
情報が再生されている場合において、第2の情報が入力
されると、第1の情報の記録日時が第2の情報のヘッダ
情報となる(以下、通常モードという)。このようにす
ることによって、後から情報を追加しても、元の情報と
追加された情報の関係を保つことができる。
【0148】さらに、本実施例においては、予め記録さ
れている第1の情報に第2の情報を追加した場合、第2
の情報の入力時刻を第2の情報のヘッダ情報として記録
するだけでなく、第1の情報のヘッダ情報を、第2の情
報のヘッダ情報で書き換えるようにしてもよい(以下、
記録日時変更モードという)。このようにする場合、電
子カメラ1に、記録日時のモード切り換えスイッチ(図
示せず)をさらに設け、ユーザの選択により記録日時の
変更(通常モードと記録日時変更モードの切り換え)が
行われるようにする。
【0149】例えば、ユーザが、後日の特定の時刻に、
特定の被写体を撮影することを予定しており、その撮影
画像についてのコメントを予め線画情報として記録した
場合(すなわち、線画情報が第1の情報)、上記の記録
日時のモード切り換えスイッチを、記録日時変更モード
に切り換え、記録した線画情報を再生しながら上記被写
体を撮影する(すなわち、撮影画像が第2の情報)。す
ると、線画情報(第1の情報)及び撮影画像(第2の情
報)の両方に、撮影画像(第2の情報)の入力日時がヘ
ッダ情報として付随される。
【0150】また、入力される情報に優先順位を付け、
その優先順位に対応させて、各情報に入力時刻のヘッダ
情報を付随させるようにしてもよい。
【0151】例えば、撮影画像の優先順位を第1位と
し、音声情報の優先順位を第2位とし、線画情報の優先
順位を第3位とした場合、予め記録されている線画情報
を再生させながら、音声情報を入力すると、メモリカー
ド24に記録される線画情報及び音声情報の両者には、
音声情報の入力時刻を含むヘッダ情報が付随される(音
声情報の優先順位が線画情報の優先順位よりも上位とさ
れているため)。さらに、その音声情報及び線画情報を
再生させながら、撮影画像を入力すると、メモリカード
24に記録される線画情報、音声情報、及び撮影画像に
は、撮影画像の入力時刻を含むヘッダ情報が付随される
(撮影画像の優先順位が、他の情報の優先順位よりも上
位とされているため)。この優先順位は、ユーザによっ
て設定されるものとしてもよい。
【0152】次に、被写体を撮影しているときに、音声
を記録する場合について説明する。
【0153】まず、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモード(単写モード)に切り換えられている場合につ
いて説明する。最初に、録音スイッチ12が押される
と、音声情報の入力が行われ、メモリカード24の音声
情報記録領域には、音声データとともに、記録開始日時
のヘッダ情報が記録される。そして、音声情報の入力
中、レリーズスイッチ10が押されると(Sモード)、
被写体が1コマ撮影され、その撮影画像データがメモリ
カード24に記録される。この撮影画像データには、レ
リーズスイッチ10が押されたとき(撮影開始時)の日
時のヘッダ情報が付随している。
【0154】一方、最初に、レリーズスイッチ10が押
されると、被写体が1コマ撮影される。このとき、メモ
リカード24に記録される撮影画像データには、撮影時
の日時がヘッダ情報として記録される。さらに、レリー
ズスイッチ10が継続して押されていると、撮影した画
像が、LCD6上に表示される。また、このとき、録音
スイッチ12が押されると、音声情報が入力される。こ
のとき、メモリカード24の音声情報記録領域に記録さ
れる音声データには、撮影したときの日時がヘッダ情報
として付随される。
【0155】次に、連写モード切り換えスイッチ13
が、LモードまたはHモード(連写モード)に切り換え
られている場合について説明する。最初に、レリーズス
イッチ10が押され、次に録音スイッチ12が押された
場合、及びレリーズスイッチ10と録音スイッチ12が
同時に押された場合、撮影画像及び音声情報は、次に示
すように記録される。
【0156】連写モード切り換えスイッチ13がLモー
ドに切り換えられている場合においては、1秒間に8コ
マの撮影が行われ、メモリカード24の撮影画像記録領
域に記録される各コマの撮影画像データには、各々が撮
影された日時のヘッダ情報が付随される。従って、各コ
マのヘッダには、0.125秒間隔の日時が記録される
ことになる。また、このとき、音声情報は0.125秒
毎に記録され(但し、継続して入力される)、メモリカ
ード24の音声情報記録領域に記録される音声データに
も、0.125秒間隔の日時のヘッダ情報が記録され
る。
【0157】同様に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモードに切り換えられている場合においては、1秒
間に30コマの撮影が行われ、メモリカード24の撮影
画像記録領域に記録される各コマの撮影画像データに
は、各々が撮影された日時のヘッダ情報が付随される。
従って、各コマのヘッダには、1/30秒間隔の日時が
記録されることになる。また、このとき、音声情報は1
/30秒毎に記録され(但し、継続して入力される)、
メモリカード24の音声情報記録領域に記録される音声
データにも、1/30秒間隔の日時のヘッダ情報が記録
される。
【0158】以上のようにすることにより、記録後に撮
影画像または音声を編集する場合、任意の撮影画像を除
去すると、その撮影画像のヘッダ情報と同一のヘッダ情
報を有する音声情報も除去することができる。
【0159】一方、連写モード切り換えスイッチ13
が、LモードまたはHモードに切り換えられている場合
(連写モードに切り換えられている場合)において、最
初に録音スイッチ12が押され、後からレリーズスイッ
チ10が押されると、メモリカード24に記録される情
報には、以下に示すヘッダ情報が記録される。
【0160】すなわち、この場合においては、レリーズ
スイッチ10が押されるまでの音声データが、メモリカ
ード24の音声情報記録領域に、1つのファイルとして
記録される。その後、レリーズスイッチ10が押された
場合には、撮影画像の各コマに対応する日時のヘッダ情
報が音声データとともに記録される。
【0161】以上のように、上述の電子カメラ1におい
ては、画像、音声、線画情報などが記録される。そし
て、LCDカバー14の開閉状態に応じて、CCD2
0、画像処理部31、絞り駆動回路53などの動作を停
止させることにより、バッテリ21の電力を節約してい
る。
【0162】なお、本発明は、上記実施例の電子カメラ
に限定されるものではなく、他の表示制御装置にも適用
が可能である。
【0163】
【発明の効果】以上のごとく、請求項1に記載の表示制
御装置によれば、光電変換手段を利用して測色または測
光を行うとともに、第2の操作部に対する操作に応じ
て、第1の操作部が操作されたとき以外においては光電
変換手段の動作を停止させるようにしたので、バッテリ
の電力を節約することができる。
【0164】請求項6に記載の表示制御装置によれば、
第2の操作部に対する操作に応じて、第1の操作部に対
して所定の操作が行われたときにおける被写体の画像デ
ータの生成を停止させるようにしたので、バッテリの電
力を節約することができる。
【0165】請求項7に記載の表示制御装置によれば、
第2の操作部に対する操作に応じて、第1の操作部に対
して所定の操作が行われたときにおける開口調整手段の
動作を停止させるようにしたので、バッテリの電力を節
約することができる。
【0166】請求項8に記載の表示制御装置によれば、
第2の操作部に対する操作に応じて、第1の操作部が操
作されたときの発光手段の動作を停止させるようにした
ので、バッテリの電力を節約することができる。
【0167】請求項9に記載の表示制御装置によれば、
第2の操作部に対する操作に応じて、第1の操作部が操
作されたときの測距手段の動作を停止させるようにした
ので、バッテリの電力を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子カメラの一実施例の正面
から見た場合の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す電子カメラ1の背面から見た場合の
構成を示す斜視図である。
【図3】LCDカバー14を閉じた状態の電子カメラ1
を示す斜視図である。
【図4】図1及び図2に示す電子カメラ1の内部の構成
を示す斜視図である。
【図5】LCDカバー14の位置と、電源スイッチ11
及びLCDスイッチ25の状態との関係を説明する図で
ある。
【図6】図1及び図2に示す電子カメラの内部の電気的
構成を示すブロック図である。
【図7】Lモード時における画素の間引き処理を説明す
る図である。
【図8】Hモード時における画素の間引き処理を説明す
る図である。
【図9】図1及び図2に示す電子カメラの表示画面の例
を示す図である。
【符号の説明】
1 電子カメラ 2 ファインダ 3 撮影レンズ 4 発光部 5 スピーカ 6 LCD 6A タッチタブレット 7 操作キー 7A メニューキー 7B 実行キー 7C クリアキー 7D キャンセルキー 7E スクロールキー 8 マイクロホン 9 イヤホンジャック 10 レリーズスイッチ 11 電源スイッチ 12 録音スイッチ 13 連写モード切り換えスイッチ 15 赤目軽減ランプ 16 測光素子 17 測色素子 18 測距素子 20 CCD 21 バッテリ 22 コンデンサ 23 回路基板 24 メモリカード 25 LCDスイッチ 26 ファインダ内表示素子 30 レンズ駆動回路 31 画像処理部 32 アナログ/デジタル変換回路 33 デジタルシグナルプロセッサ(DSP) 34 CCD駆動回路 35 フレームメモリ 36 バッファメモリ 37 ストロボ駆動回路 38 赤目軽減ランプ駆動回路 39 CPU 40 ファインダ内表示回路 42 A/DおよびD/A変換回路 45 タイマ 48 インタフェース 51 測光回路 52 測色回路 53 絞り駆動回路 54 絞り 55 測距回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光を集光する集光手段と、 前記集光手段により集光された前記被写体からの光を電
    気信号に変換する光電変換手段と、 前記電気信号に対応して前記被写体の画像を表示する表
    示手段と、 前記被写体を撮影するときに操作される第1の操作手段
    と、 前記表示手段の動作を変更するときに操作される第2の
    操作手段と、 前記光電変換手段を制御し、前記光電変換手段を利用し
    て測色または測光を行うとともに、前記第2の操作手段
    の操作に応じて、前記第1の操作手段が操作されたとき
    以外においては前記光電変換手段の動作を停止させる制
    御手段とを備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 測色を行う測色手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記光電変換手段の動作が停止してい
    る間、前記測色手段を動作させることを特徴とする請求
    項1に記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 測光を行う測光手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記光電変換手段の動作が停止してい
    る間、前記測光手段を動作させることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記光電変換手段は、前記測光手段によ
    る測光の結果を利用して初期の露出値を設定した後、測
    光を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装
    置。
  5. 【請求項5】 被写体までの距離を測定する測距手段を
    さらに備え、 前記制御手段は、前記光電変換手段の動作が停止してい
    る間、前記測距手段を動作させることを特徴とする請求
    項1に記載の表示制御装置。
  6. 【請求項6】 被写体からの光を集光する集光手段と、 前記集光手段により集光された前記被写体からの光を電
    気信号に変換する光電変換手段と、 前記電気信号から画像信号を生成する生成手段と、 前記画像信号に対応する前記被写体の画像を表示する表
    示手段と、 前記表示手段に前記被写体の画像を表示させるときに第
    1の操作が行われ、前記被写体を撮影するときに第2の
    操作が行われる第1の操作手段と、 前記表示手段の動作を変更するときに操作される第2の
    操作手段と、 前記変換手段を制御し、前記第2の操作手段に対する操
    作に応じて、前記第1の操作手段に対して前記第1の操
    作が行われたときにおける前記被写体の前記画像信号の
    生成を停止させる制御手段とを備えることを特徴とする
    表示制御装置。
  7. 【請求項7】 被写体からの光を集光する集光手段と、 前記集光手段により集光された前記被写体からの光を電
    気信号に変換する光電変換手段と、 前記集光手段から前記光電変換手段に入射する光の開口
    を調整する開口調整手段と、 前記電気信号に対応する前記被写体の画像を表示する表
    示手段と、 前記表示手段に前記被写体の画像を表示させるときに第
    1の操作が行われ、前記被写体を撮影するときに第2の
    操作が行われる第1の操作手段と、 前記表示手段の動作を変更するときに操作される第2の
    操作手段と、 前記開口調整手段を制御し、前記第2の操作手段に対す
    る操作に応じて、前記第1の操作手段に対して前記第1
    の操作が行われたときにおける前記開口調整手段の動作
    を停止させる制御手段とを備えることを特徴とする表示
    制御装置。
  8. 【請求項8】 被写体からの光を集光する集光手段と、 前記集光手段により集光された前記被写体からの光を電
    気信号に変換する光電変換手段と、 前記電気信号に対応する前記被写体の画像を表示する表
    示手段と、 前記被写体を撮影するときに操作される第1の操作手段
    と、 前記表示手段の動作を変更するときに操作される第2の
    操作手段と、 前記被写体に照射する所定の光を発光する発光手段と、 前記発光手段を制御し、前記第2の操作手段に対する操
    作に応じて、前記第1の操作手段が操作されたときの前
    記発光手段の動作を停止させる制御手段とを備えること
    を特徴とする表示制御装置。
  9. 【請求項9】 被写体からの光を集光する集光手段と、 前記集光手段により集光された前記被写体からの光を電
    気信号に変換する光電変換手段と、 前記電気信号に対応する前記被写体の画像を表示する表
    示手段と、 前記表示手段に前記被写体の画像を表示させるときに第
    1の操作が行われ、前記被写体の画像を撮影するときに
    第2の操作が行われる第1の操作手段と、 前記表示手段の動作を変更するときに操作される第2の
    操作手段と、 前記被写体までの距離を測定する測距手段と、 前記光電変換手段を制御し、前記第2の操作手段に対す
    る操作に応じて、前記第1の操作手段に対して前記第1
    の操作が行われたときにおける前記測距手段の動作を停
    止させる制御手段とを備えることを特徴とする表示制御
    装置。
JP31948596A 1996-11-29 1996-11-29 電子カメラ Expired - Lifetime JP4397055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31948596A JP4397055B2 (ja) 1996-11-29 1996-11-29 電子カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31948596A JP4397055B2 (ja) 1996-11-29 1996-11-29 電子カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10164405A true JPH10164405A (ja) 1998-06-19
JP4397055B2 JP4397055B2 (ja) 2010-01-13

Family

ID=18110742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31948596A Expired - Lifetime JP4397055B2 (ja) 1996-11-29 1996-11-29 電子カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4397055B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4397055B2 (ja) 2010-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH104531A (ja) 情報処理装置
JPH11146312A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および、記録媒体
JPH1013779A (ja) 情報処理装置
JPH11127415A (ja) 電子カメラ、電子カメラの制御方法、および、記録媒体
US6327423B1 (en) Information processing apparatus and recording medium
JPH10228483A (ja) 情報処理装置
JPH10313444A (ja) 情報処理装置および記録媒体
JPH10224684A (ja) 情報処理装置
JPH10228479A (ja) 情報処理装置
JPH1118042A (ja) 情報記録再生装置および記録媒体
JP4570171B2 (ja) 情報処理装置および記録媒体
JPH10224745A (ja) 情報処理装置
JPH118821A (ja) 情報処理装置および記録媒体
JPH11146311A (ja) 電子カメラ、電子カメラの制御方法、および記録媒体
JP3918228B2 (ja) 情報処理装置および記録媒体
JP4045377B2 (ja) 情報処理装置および記録媒体
JPH11341454A (ja) 画像情報処理装置、情報処理装置、並びに記録媒体
JP4671989B2 (ja) カメラ
JP4558108B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および、記録媒体
JP4437562B2 (ja) 情報処理装置および記憶媒体
JPH10224690A (ja) 情報処理装置および記録媒体
JP4423681B2 (ja) 情報処理装置および記録媒体
JP4397055B2 (ja) 電子カメラ
JPH1032735A (ja) 表示制御装置
JP4038842B2 (ja) 情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060922

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070402

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070604

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080425

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091020

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151030

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151030

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term