JPH10164367A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10164367A
JPH10164367A JP8316234A JP31623496A JPH10164367A JP H10164367 A JPH10164367 A JP H10164367A JP 8316234 A JP8316234 A JP 8316234A JP 31623496 A JP31623496 A JP 31623496A JP H10164367 A JPH10164367 A JP H10164367A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毎回シェーディング方式を用いなくても読取
部に付着したゴミの移動を検出できるようにする。 【解決手段】 ピークレジスタ30の値が更新されたと
きは、その更新履歴をSRAM2に保存し、ピークカウ
ンタ31によって連続して何ラインのピークレジスタ3
0の値が変更されたかをカウントしてSRAM2に保存
し、そのカウント値がピークレベル追従設定レジスタ2
9の設定値と同じになったとき、その画素のシェーディ
ングデータが異常であることを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファクシミリ装
置等の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の画像処理装置は、
光学系スキャナによって読み取り原稿にLEDアレイ等
の光を照射し、その反射光を光電変換することによって
読み取り画像データをアナログ信号に変換して入力して
いる。
【0003】そのような光学系スキャナでは、読み取り
位置によって光量が異なるので、その光量に応じて読み
取り画像データをシェーディング補正している。ところ
が、そのシェーディング補正のために白基準面を読み取
るとき、その白基準面にゴミ等の汚れが付着していたり
密着センサ内にゴミがあった場合、正しいシェーディン
グ補正を行なえなくなる。
【0004】そこで従来、白基準面を読み取って得たシ
ェーディング補正のための初期値をRAM等の記憶部に
保存し、画像読み取りの度に、読み取った画像データと
その初期値とを比較して異常画素を検出する画像処理装
置(例えば、特開平4−150569号公報参照)があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の画像処理装置では、予め白基準板の読み取りによ
って得られたシェーディングデータと、画像読取前に毎
回白基準板の読み取りによって得られたシェーディング
データとを比較することによって異常画素の検出を行な
っているので、出荷前にシェーディングを行なう画像処
理装置には適用できないという問題があった。
【0006】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、毎回シェーディング方式を用いなくても読取部
に付着したゴミの移動を検出できるようにすることを目
的とする。
【0007】また、読取部のゴミを検出したときには再
シェーディングを行なうが、出荷前にシェーディングデ
ータを設定した画像処理装置において、出荷後にユーザ
が再シェーディングを行なうには密着センサへのゴミの
混入や白基準板の白基準面の汚れがあると難しい。
【0008】そこで、毎回シェーディング方式を用いな
くても読取部に付着したゴミの移動を検出し、その検出
結果に基づいてシェーディングデータを正常値にしてゴ
ミの移動による画像異常を防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、原稿の画像を読み取り、その読み取った
画像データに出荷前に設定されたシェーディングデータ
に基づいてシェーディング補正を施した後にピークレベ
ル補正を施して保存する画像処理装置において、上記画
像データにシェーディング補正を施した後のピークレベ
ル補正時、予め設定したピークレベル追従を行なう範囲
内でのピークレベル追従で各画素のピーク更新状態を示
すピーク更新履歴を保存し、そのピーク更新履歴に基づ
いてピーク更新状態が続いたライン数をカウントし、そ
のカウントした値が予め設定した値と一致したときにシ
ェーディングデータの異常を検出する手段を設けたもの
である。
【0010】また、上記シェーディングデータの異常を
検出したとき、その前後画素のシェーディングデータの
平均値を算出する手段と、上記異常を検出したシェーデ
ィングデータを上記平均値に書き換える手段を設けると
よい。さらに、上記予め設定した値のライン数を変更す
る手段を設けるとよい。
【0011】さらにまた、上記ピークレベル追従を行な
う範囲外でも上記ピーク更新履歴を保存し、そのピーク
更新履歴に基づいてピークレベル追従を行なう範囲外で
もシェーディングデータの異常を検出する手段を設ける
とよい。そしてまた、上記ピークレベル追従を行なう範
囲とピークレベル追従を禁止する範囲とを画素単位で設
定する手段を設けるとよい。
【0012】この発明の請求項1の画像処理装置によれ
ば、読み取り画像データのピークレベル追従によるシェ
ーディングデータの異常を検出することによって、毎回
シェーディング方式を用いなくても読取部に付着したゴ
ミの移動を検出することができる。
【0013】また、この発明の請求項2の画像処理装置
によれば、異常を検出したシェーディングデータを、そ
の異常検出した画素の前後の画素のシェーディングデー
タの平均値に書き替えて正常値に設定するので、ゴミの
移動による画像異常を防止することができる。
【0014】さらに、この発明の請求項3の画像処理装
置によれば、ピークレベル追従時の異常検出条件を任意
に変更できるので、読取部の特性に合わせてゴミの移動
を検出することができる。
【0015】また、この発明の請求項4の画像処理装置
によれば、ピークレベル追従時に、ピークレベル追従を
行なう範囲外のゴミの移動も検出することができる。
【0016】さらに、この発明の請求項5の画像処理装
置によれば、ピークレベル追従時に正常に追従できない
範囲に対してピークレベル追従禁止範囲を設定すること
により、シェーディングデータの異常の検出を正確に行
なうことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図2はこの発明の一実
施形態である画像処理装置の構成を示すブロック図であ
る。図1は図2に示した画像処理コントローラの詳細な
内部構成を示すブロック図である。
【0018】図2に示すように、この画像処理装置は、
この装置の各部の制御を行なうCPU1と、CPU1が
参照するシステム用のデータと画像処理用のデータとを
保存し、電源OFF時でも一時リチウム電池等の蓄電池
によってデータ内容がバックアップされるSRAM2
と、SRAM2のリード/ライト制御,ROMのリード
制御,及びI/Oのリード/ライト制御を行なうメモリ
インタフェース(I/F)3を備えている。
【0019】また、この画像処理装置のシステム全体の
リセットをコントロールし、ROM暴走,RAM暴走を
検知してシステムリセットをかけるリセットコントロー
ラ4と、システム全体の割込みをコントロールし、サー
マル割込み,モデム割込み,タイマ割込み,外部割込み
等の制御を行なう割込みコントローラ5を備えている。
【0020】さらに、スキャナ10を駆動するための駆
動信号発生及びビデオ信号の取り込み等の処理を行なう
スキャナコントローラ6と、プロッタ11を制御し、各
制御信号の発生やサーマルヘッドの温度検出等の処理を
行なうプロッタコントローラ7を備えている。
【0021】また、スキャナ10から読み込んだ画像信
号をスキャナコントローラ6を通して入力し、ビデオア
ンプゲイン調整,A/D変換,暗出力補正,シェーディ
ング補正,ピークレベル補正,MTF補正等の各種画像
処理補正をかけた後に2値化してSRAM2内のライン
バッファに保存する画像処理コントローラ8を備えてい
る。
【0022】さらに、CPU1が読み出してこのシステ
ム全体をコントロールするシステム制御用のファームウ
ェアプログラムを格納したROM9を備えている。
【0023】次に、この発明に特に関わる上記画像処理
コントローラ8について説明する。図1に示すように、
スキャナ10はCIS,CCD等の密着センサを備えた
画像読み取り装置であり、原稿画像や白基準面を読み取
り、その読み取った画像を光電変換してアナログ信号を
出力する。その出力されたアナログビデオ信号は、スキ
ャナコントローラ6を通じて画像処理コントローラ8に
出力される。
【0024】その出力されたアナログビデオ信号は、画
像処理コントローラ8のビデオアンプ回路21に入力さ
れ、ビデオアンプ回路21はそのアナログビデオ信号を
A/Dコンバータ22のリファレンス電圧の範囲内に入
るようにレベルを調整し、そのゲイン調整後にA/Dコ
ンバータ22へ出力する。
【0025】A/Dコンバータ22は、ビデオアンプ回
路21から入力した信号をアナログ(A)信号からデジ
タル(D)信号に変換した後、暗出力補正回路23へ出
力する。暗出力補正回路23は、A/Dコンバータ22
から入力したデジタル信号を、原稿の読み取りレベルか
ら何も読み取っていないときのレベルをマイナスして正
しい読み取りレベルになるように暗出力補正をかける。
その補正をかける暗出力データは、原稿を読み取る前に
予め取り込んでSRAM2に保存しておく。
【0026】そのSRAM2には、工場出荷前に予め白
基準面を読み取って得られたシェーディング補正データ
を保存している。
【0027】シェーディング補正回路24は、SRAM
2から工場出荷前に予め白基準面を読み取って得られた
シェーディング補正データを使用して、暗出力補正回路
23から受け取ったデータに補正をかける。ピークレベ
ル補正回路25では、原稿読み取り範囲内のある範囲の
データのピークレベルの追従を行なって、現ピークレベ
ルよりも大きい値のピークレベルのときには、ピークレ
ジスタ30の値をインクリメントし、数ライン連続して
現ピークレベルよりも大きい値のピークレベルではない
ときにはピークレジスタ30の値をデクリメントする。
【0028】ピークレベル追従設定レジスタ29とピー
クカウンタ31の各動作については後述する。オフセッ
ト調整回路26では、ピークレベル補正回路25でピー
クレベル補正後にソフトで設定した値をプラス又はマイ
ナスすることによってオフセット調整を行ない、自動濃
度調整をかける範囲がピークレベルの25〜75%にな
るように調整している。
【0029】MTF補正回路27では、オフセット調整
回路26から入力したスキャナ10のMTFによる画像
データの劣化を補正している。2値化回路28では、M
TF補正回路27から入力したデータに自動濃度調整を
行なった後に2値化処理を行なって、最終的に“0”と
“1”のデータをSRAM2内のラインバッファに転送
して格納する。そして、SRAM2に格納されたデータ
をプロッタコントローラ7を通じてプロッタ11へ出力
してプリントする。
【0030】すなわち、この画像処理装置は、原稿の画
像を読み取り、その読み取った画像データに出荷前に設
定されたシェーディングデータに基づいてシェーディン
グ補正を施した後にピークレベル補正を施して保存し、
それをプリントする。
【0031】そして、上記CPU1及び画像処理コント
ローラ8等が、画像データにシェーディング補正を施し
た後のピークレベル補正時、予め設定したピークレベル
追従を行なう範囲内でのピークレベル追従で各画素のピ
ーク更新状態を示すピーク更新履歴を保存し、そのピー
ク更新履歴に基づいてピーク更新状態が続いたライン数
をカウントし、そのカウントした値が予め設定した値と
一致したときにシェーディングデータの異常を検出する
手段の機能を果たす。
【0032】また、シェーディングデータの異常を検出
したとき、その前後画素のシェーディングデータの平均
値を算出する手段と、異常を検出したシェーディングデ
ータを平均値に書き換える手段の機能も果たす。さら
に、予め設定した値のライン数を変更する手段の機能も
果たす。
【0033】さらにまた、ピークレベル追従を行なう範
囲外でもピーク更新履歴を保存し、そのピーク更新履歴
に基づいてピークレベル追従を行なう範囲外でもシェー
ディングデータの異常を検出する手段の機能を果たす。
そしてまた、ピークレベル追従を行なう範囲とピークレ
ベル追従を禁止する範囲とを画素単位で設定する手段の
機能を果たす。
【0034】次に、請求項1にかかわる機能について説
明する。この画像処理装置は、シェーディング補正回路
24によってシェーディング補正をかけた値をピークレ
ベル補正回路25でピークレベル補正をかけるが、その
ときに、現ピークレベルよりも大きな値を入力したとき
にはピークレジスタ30の値をインクリメントする処理
を行なう。つまり、このピークレベルをインクリメント
する処理によって原稿の地肌のレベルを読み取ってい
る。
【0035】ところで、スキャナ10に密着センサを使
用しているときには、出荷前にシェーディングデータを
取ったときと、出荷後に動作させたときとでは、輸送時
の振動等によって白基準板に付着したゴミや密着センサ
内のゴミの移動が発生することがある。そうした場合、
もともとゴミがあった場所と移動先の場所とでシェーデ
ィングデータが異常になる。
【0036】そのような場合、もともとゴミがあった場
所がピークレベル追従範囲内であったときには、シェー
ディング補正を過剰にかけてしまうので、ピークレベル
を常に1インクリメントしてしまう。そうするとピーク
レベルが異常になる。
【0037】それを防止するために、この画像処理装置
では、ピークレジスタ30の値が更新されたときは、そ
の更新履歴をSRAM2に保存し、ピークカウンタ31
によって連続して何ラインのピークレジスタ30の値が
変更されたかをカウントしてSRAM2に保存し、その
カウント値がピークレベル追従設定レジスタ29の設定
値と同じになったとき、その画素のシェーディングデー
タが異常であることを検出する。
【0038】次に、請求項2に示した画像処理装置にか
かわる機能について説明する。上述した処理動作におい
て、CPU1は、シェーディングデータの異常を検出し
た後、その異常画素の前後の画素のシェーディングデー
タを足して2で割った値(前後の画素のシェーディング
データの平均値)を算出し、その値を異常画素のシェー
ディングデータが保存されているSRAM2のアドレス
に書き込んで書き替える。したがって、その書き換え後
のシェーディングデータによって、密着センサや白基準
板のゴミの移動があっても正常なシェーディング補正を
行なえる。
【0039】次に、請求項3に示した画像処理装置にか
かわる機能について説明する。上述した処理動作におい
て、連続して何ラインのピークレジスタ30の値が更新
されたのかをカウントし、そのカウント値がピークレベ
ル追従レジスタ29の設定値と同じになったらシェーデ
ィングデータの異常を検出しているが、このときのライ
ン数の設定をピークレベル追従レジスタ29で設定させ
て、コンパレータでピークカウンタ31と比較すること
によって検出を行なう。
【0040】したがって、ライン数の設定を変更するこ
とにより、シェーディングデータの異常の検出率を変化
させることができ、スキャナ毎に合わせて検出条件を任
意に設定することができる。
【0041】次に、請求項4に示した画像処理装置にか
かわる機能について説明する。ピークレベル追従設定レ
ジスタ29に設定されているピークレベル追従範囲内の
ときには、現ピークレベルよりも大きな値を入力したと
きにはインクリメントし、ピークカウンタ31をインク
リメントし、ピーク更新の履歴をSRAM2に保存する
が、これではピーク追従範囲内のみのシェーディングデ
ータの異常検出になる。
【0042】そこで、ピークレベル追従範囲外で現ピー
クレベルよりも大きな値を入力したときには、ピークレ
ベルインクリメントを行なわずに、ピークカウンタ31
のインクリメントとピーク更新履歴をSRAM2に保存
する動作のみを行なう。したがって、ピークレベル追従
範囲外でもシェーディングデータの異常を検出すること
ができる。
【0043】次に、請求項5に示した画像処理装置にか
かわる機能について説明する。上記処理において、ある
一定の範囲を連続してピークレベル追従範囲に設定する
と、例えば、原稿を抑えるローラが全面にないときには
正常にピークレベル追従できなくなる恐れが有る。
【0044】そこで、ピークレベル追従設定レジスタ2
9でピークレベル追従範囲と共にピークレベル追従禁止
範囲を画素単位で設定する。例えば、何画素目から何画
素目を範囲に指定するのをソフト設定する。そして、ピ
ークレベル追従時にはピークレベル追従禁止範囲では、
現ピークレベルよりも大きいピークレベルを入力したと
きでもピークレジスタ30をインクリメントしないよう
にする。
【0045】また、ピークレベル追従範囲とピークレベ
ル追従禁止範囲が重なっているときは、ピークレベル追
従禁止範囲を優先して、その範囲内では追従を行なわな
い。ただし、ピークカウンタ31のインクリメントとピ
ーク更新履歴の保存はピークレベル追従禁止範囲でも行
なうようにする。
【0046】次に、この画像処理装置の上記機能による
画像処理について説明する。図3のフローチャートに示
すように、この処理は、ステップ(図中「S」で示す)
1でピークレベル追従範囲を設定し、ステップ2でピー
クレベル追従禁止範囲を設定し、ステップ3でピークレ
ジスタ初期値を設定し、ステップ4でピークカウンタを
リセットすると、ステップ5で画像処理開始か否かを判
断する。
【0047】ステップ5の判断で画像処理開始なら、ス
テップ6で現ピークレベルよりも大きい値が入力された
か否かを判断して、入力されなければこの処理を終了す
るが、入力されたらステップ7でピークレベル追従範囲
か否かを判断する。
【0048】ステップ7の判断でピークレベル追従範囲
でなければステップ9へ進み、ピークレベル追従範囲な
らステップ8でピークレジスタの値をインクリメントす
る。そして、ステップ9でピーク更新履歴データを読み
出し、ステップ10でピークレジスタのカウンタをイン
クリメントし、ステップ11でピークレジスタのカウン
タのカウント値がピークレベル追従設定レジスタの設定
値と同じか否かを判断する。
【0049】ステップ11の判断で同じでなければこの
処理を終了するが、同じならステップ12でシェーディ
ングデータの異常を検出し、ステップ13でその異常画
素の前後の画素のシェーディングデータを読み出し、そ
の2つのシェーディングデータの平均値を算出し、ステ
ップ14で異常画素のシェーディングデータを保存して
いるSRAMのアドレスにその2つのシェーディングデ
ータの平均値のシェーディングデータを書き込み、ステ
ップ16でSRAMにピーク更新履歴データを書き込ん
で、この処理を終了する。
【0050】この画像処理装置は、出荷後に毎回シェー
ディングを行なわなくても、密着センサや白基準面のゴ
ミの移動を自動的に検出することができる。また、その
ゴミの移動によってシェーディング補正データが異常に
なった場所のシェーディング補正データを補正できるの
で、ゴミが移動しても正常な画像処理を行なえる。
【0051】さらに、ゴミの移動の検出時の検出条件を
任意に設定できるので、スキャナの特性を考慮してゴミ
の移動を検出することができる。さらまた、ピークレベ
ル追従範囲外でもピークレベル状態を検出することがで
きるので、ピークレベル追従範囲外でもゴミの移動を検
出することができる。
【0052】そしてまた、ピークレベル追従範囲とピー
クレベル追従禁止範囲を任意に設定することができるの
で、ピークレベルの追従をする場所としない場所を自由
に設定することができ、より正確な画像処理を行なえ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る画像処理装置によれば、出荷前にシェーディングデー
タを設定してしまって出荷後には毎回シェーディング方
式を用いなくても読取部に付着したゴミの移動を検出す
ることができる。また、その検出結果に基づいてシェー
ディングデータを正常値にしてゴミの移動による画像異
常を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示した画像処理コントローラの詳細な内
部構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態である画像処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した画像処理装置における読み取り画
像処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1:CPU 2:SRAM 3:メモリインタフェース(I/F) 4:リセットコントローラ 5:割込みコントローラ 6:スキャナコントローラ 7:プロッタコントローラ 8:画像処理コントローラ 9:ROM 10:スキャナ 11:プロッタ 21:ビデオアンプ回路 22:A/Dコンバータ 23:暗出力補正回路 24:シェーディング補正回路 25:ピークレベル補正回路 26:オフセット調整回路 27:MTF補正回路 28:2値化回路 29:ピークレベル追従設定レジスタ 30:ピークレジスタ 31:ピークカウンタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取り、その読み取った
    画像データに出荷前に設定されたシェーディングデータ
    に基づいてシェーディング補正を施した後にピークレベ
    ル補正を施して保存する画像処理装置において、 前記画像データにシェーディング補正を施した後のピー
    クレベル補正時、予め設定したピークレベル追従を行な
    う範囲内でのピークレベル追従で各画素のピーク更新状
    態を示すピーク更新履歴を保存し、該ピーク更新履歴に
    基づいてピーク更新状態が続いたライン数をカウント
    し、該カウントした値が予め設定した値と一致したとき
    にシェーディングデータの異常を検出する手段を設けた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記シェーディングデータの異常を検出したとき、その
    前後画素のシェーディングデータの平均値を算出する手
    段と、前記異常を検出したシェーディングデータを前記
    平均値に書き換える手段とを設けたことを特徴とする画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記予め設定した値のライン数を変更する手段を設けた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記ピークレベル追従を行なう範囲外でも前記ピーク更
    新履歴を保存し、該ピーク更新履歴に基づいてピークレ
    ベル追従を行なう範囲外でもシェーディングデータの異
    常を検出する手段を設けたことを特徴とする画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記ピークレベル追従を行なう範囲とピークレベル追従
    を禁止する範囲とを画素単位で設定する手段を設けたこ
    とを特徴とする画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100472466B1 (ko) * 2002-07-27 2005-03-10 삼성전자주식회사 데이터 처리 기기에 있어서 화질 관리 방법 및 장치
JP2009152920A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Murata Mach Ltd 画像読取装置
US9282220B2 (en) 2013-07-17 2016-03-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Image scanning apparatus and method for correcting vertical streak thereof

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