JPH10163647A - 電子部品の封止構造 - Google Patents

電子部品の封止構造

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JPH10163647A
JPH10163647A JP33440796A JP33440796A JPH10163647A JP H10163647 A JPH10163647 A JP H10163647A JP 33440796 A JP33440796 A JP 33440796A JP 33440796 A JP33440796 A JP 33440796A JP H10163647 A JPH10163647 A JP H10163647A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、軽量化が可能で、必要とする耐湿性を
確保でき、安価で生産性に優れた電子部品の封止構造を
得る。 【解決手段】 熱硬化性樹脂基板2と樹脂枠3とをプリ
プレグ4を介し貼り合わせて樹脂ケース1を構成し、そ
の凹部5内に弾性表面波素子等のフリップチップ10を
装着し、前記凹部内に空洞が残るように接着剤シート6
で前記凹部5の上部開口を気密封止することで樹脂パッ
ケージを構成している。前記樹脂基板2の上面には、導
電パターン7が形成され、また前記フリップチップ10
に金属バンプとしてのAuバンプ11が形成されてお
り、前記導電パターン7に前記フリップチップ10がA
uバンプ11を介して接続固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂ケースを用い
て素子を気密封止した電子部品の封止構造に係り、とく
に弾性表面波素子等の圧電素子を樹脂ケース内に収納す
るのに適した電子部品の封止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品の封止構造としてセラミ
ックケースを用いるものが知られている。例えば、表面
実装型の弾性表面波フィルタはセラミックケース内に弾
性表面波素子をチップマウントし、ワイヤーボンディン
グ後に蓋を溶接し封止する構造である。
【0003】また、特開平2−179018号では、銅
張り樹脂積層板に、樹脂板から形成した枠板及び蓋板を
組み合わせた樹脂パッケージ構造を用い、その樹脂パッ
ケージ内に弾性表面波素子を収納した構造が開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のセラ
ミックケースを用いる構造は、セラミックケース自体が
高価な上、シーム溶接工数もかかるため、安価なデバイ
スを作製することは困難であった。また、ワイヤーボン
ディングを行うためにワイヤの長さにゆとりが必要であ
り、素子の寸法にかかわらずセラミックケースに一定以
上の大きさが必要となり、小型化ができない。
【0005】また、前述した樹脂積層板、枠板及び蓋板
の三者からなる樹脂パッケージを用いた構造であると、
銅張り樹脂積層板、枠板及び蓋板の三者を一体化するた
めの接着剤を加熱硬化させる際に、樹脂パッケージ内部
の膨張空気が接着箇所に入って気孔を生じ、気密性が損
なわれる問題があった。とくに、同時に多数個取りで製
造する場合には、集合基板の中央部分の膨張空気が外部
に逃げにくく、枠板と蓋板との接着部分に気泡として残
り、個別部品に切り離したときに気孔となって気密性不
良となり、その問題が一層顕著に現れる。
【0006】さらに、蓋板の下面に形成された電磁シー
ルド用導体層をアースするために枠板にスルーホール
(貫通孔の内面に導体をめっき等で形成した貫通導電
孔)を設けた場合、蓋板を接着封止するための接着剤が
樹脂積層板の外部端子(ユーザー端子)に流れ込み、外
部端子としての使用が困難となる恐れがでてくる。
【0007】本発明は、上記の点に鑑み、小型、軽量化
が可能で、必要とする耐湿性を確保でき、安価で生産性
に優れた電子部品の封止構造を提供することを目的とす
る。
【0008】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子部品の封止構造は、樹脂ケースの凹部
に素子を装着し、前記凹部内に空洞が残るように接着剤
シートで前記凹部の開口を気密封止したことを特徴とし
ている。
【0010】前記電子部品の封止構造において、前記凹
部底面に導電パターンが形成されており、該導電パター
ンに前記素子が金属バンプを介して接続固定された構成
としてもよい。
【0011】前記樹脂ケースが熱硬化性樹脂基板と樹脂
枠とをプリプレグを介し貼り合わせて構成されており、
前記素子と接続する導電パターンが前記樹脂基板上に形
成された構成にするとよい。
【0012】前記樹脂枠には貫通孔又は溝が無く、前記
樹脂基板に貫通孔又は溝が形成され、該貫通孔又は溝の
内面に外部接続用電極が形成された構成としてもよい。
【0013】前記樹脂基板の前記樹脂枠の貼り合わせ部
分よりも内側部分に前記導電パターンが形成され、該導
電パターンに接続する貫通導電孔が前記樹脂基板に形成
され、該貫通導電孔を充填材で封止した構成としてもよ
い。
【0014】前記接着剤シートの外側面に導電性接着剤
を塗布、硬化させてシールド導体膜を形成するようにし
てもよい。
【0015】前記樹脂ケースにアース電極を形成し、該
アース電極と前記シールド導体膜とを接続導体で接続す
るようにしてもよい。
【0016】前記素子が弾性表面波素子等の圧電素子で
あってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子部品の封
止構造の実施の形態を図面に従って説明する。
【0018】図1は本発明に係る第1の実施の形態であ
って、一部を断面とした斜視図、図2はその外観を示す
斜視図である。また、図3は第1の実施の形態の場合の
製造工程図、図4乃至図11は各製造工程を説明するた
めの図である。
【0019】まず、図1及び図2で電子部品の封止構造
の全体構成を簡潔に説明する。この電子部品の封止構造
は、セラミックよりも安価な樹脂ケースを用いており、
この樹脂ケース1は、熱硬化性樹脂基板2と樹脂枠3と
をプリプレグ(接着樹脂シート)4を介し貼り合わせて
構成されている。そして、樹脂ケース1の凹部5内に弾
性表面波素子等の圧電素子を構成するフリップチップ1
0が装着され、前記凹部内に空洞が残るように接着剤シ
ート6で前記凹部5の上部開口を気密封止することで樹
脂パッケージを構成している。ここで、気密封止の樹脂
パッケージを構成する際に、樹脂等の蓋板を用いないで
接着剤シート6で封止するのは、後述する製造工程の説
明で詳細に述べるが、接着剤を加熱硬化させる際の膨張
空気の逃げ対策が不要となるからである。前記樹脂基板
2の上面には、導電パターン7が形成され、また前記フ
リップチップ10に金属バンプとしてのAuバンプ11
が形成されており、前記導電パターン7に前記フリップ
チップ10がAuバンプ11を介して接続固定されてい
る。前記樹脂枠3には貫通孔又は溝が無く、前記樹脂基
板2にスルーホール(貫通孔の内面に導体をめっき等で
形成した貫通導電孔)を2分割した形状の円弧状溝の内
面にユーザー端子となる外部接続用電極9が形成されて
いる。さらに、前記接着剤シート6の外側面(上面)に
は導電性接着剤を塗布、硬化させたシールド導体膜22
が形成されており、該シールド導体膜22は外部接続用
電極のうちのアース電極21に導電性接着剤又ははんだ
からなる接続導体23で接続されている。但し、アース
電極21は外部接続を兼ねない構成とすることも可能で
ある。
【0020】前記樹脂ケース1を構成するための樹脂基
板2及び樹脂枠3は、耐熱性の高い熱硬化性積層樹脂基
板、とくにガラス・エポキシ樹脂、BTレジン等の基板
で、強度、耐湿性、低線膨張係数、低反り性を考慮して
ガラス基材入り基板であることが望ましい。そして樹脂
基板2の上面(凹部5の底面及び樹脂枠3が載置される
面)には導電パターン7が設けられているが、この導電
パターン7は基板に貼られたCu箔に基板側よりCu,
Ni,Auめっきを順次積層して形成される。つまり、
製造工程の図5に示すように、樹脂基板2上の導電パタ
ーン7はCu層(Cu箔の上にCuめっきを積層)7
a、Niめっき層7b、Auめっき層7cで構成されて
いる。但し、図5はスルーホールにかからない部分の断
面を示すものとする。
【0021】また、前記樹脂ケース1の凹部5の開口を
密封するための接着剤シート6は、ガラス繊維、樹脂繊
維の少なくとも一方を用いた不織布を基材とし、該基材
に熱硬化性の接着性樹脂が塗布、含浸されたものであ
り、通常接着力の強力な面は不織布が接着性樹脂で十分
に覆われた片面となっている(例えば、日東電工Fペレ
ット等)。接着剤シート6の他面は不織布が露出した面
で接着力は弱い。従って、凹部5を気密封止する際に
は、接着剤シート6の不織布面を上にし、接着性樹脂面
を下面として樹脂枠3の上端面に貼り付ける。前記接着
剤シート6は接着性樹脂を加熱硬化させる際に、前記不
織布の基材が接着性樹脂の流動を抑制する制御基材とし
て機能する。従って、凹部5の開口を接着剤シート6で
封止した際に、凹部5の内側に空洞が確実に残り、接着
剤シート6に含まれる接着性樹脂が流れて凹部5内に載
置されたフリップチップ10に直接触れることはない。
また、基材により接着剤シート6は硬化後もある程度平
滑な面を保つことができる。
【0022】なお、接着剤シート6の接着性樹脂には、
常温(25℃)では固体のエポキシ系の材料、とくにフ
ェノールノボラック系エポキシ、オクトクレゾールノボ
ラック系エポキシ等を用い接着性及び耐熱性を考慮して
いる。さらに、樹脂基板2及び樹脂枠3との熱膨張率も
近づけるため、フィラーとして溶融シリカを混入してい
る。この溶融シリカの混入は耐湿性の向上にも有効であ
る。
【0023】次に、電子部品の封止構造の実施の形態に
ついて、その製造工程に従って詳細に説明する。
【0024】図3の製造工程図に示すように、まず、樹
脂ケース受入れ工程#1で、図4及び図5の多数の樹脂
ケース部分31が形成された枠付き集合基板30を受け
入れる。ここで、枠付き集合基板30は、図5に示すよ
うに、個々の樹脂ケース部分31に対応する導電パター
ン7とスルーホール39(後工程で分割されて外部接続
用電極9となる)とを形成した集合樹脂基板32と、こ
れと同材質で樹脂ケース部分31の凹部5をなす多数の
抜き穴33aを形成した集合樹脂枠33とをプリプレグ
34を介在させて加熱、加圧し相互に気密に接着一体化
したものである。
【0025】前記集合樹脂基板32及び集合樹脂枠33
は比較的誘電率が低く耐熱性の高い熱硬化性樹脂、とく
にガラス・エポキシ樹脂、BTレジン等で、強度、耐湿
性、低線膨張係数、低反り性を考慮してガラス基材入り
基板を用いることが望ましい。
【0026】集合樹脂基板32上の導電パターン7はC
u箔付き基板を用い、エッチング後Cu,Ni,Auめ
っきを順次施して形成される。膜厚は、例えばCu箔1
8μm、Cuめっき10μm、Niめっき5μm、Au
めっき0.5〜1μmである。
【0027】前記集合樹脂枠33の抜き穴33aは、ル
ーター加工、プレス(打ち抜き)加工で作製できるが、
その際、プリプレグ34を貼り合わせておいて一緒に加
工してもよい。また、集合樹脂枠33は抜き穴33aを
予め有する成形品としてもよい。
【0028】前記プリプレグ34としてはAuめっき膜
に対する付着性の良好なBTレジン系のものを用いるこ
とで、導電パターン7がスルーホール39に接続するた
めに集合樹脂枠33の貼り合わせ領域にまで延在してい
ても、集合樹脂枠33を集合樹脂基板32に対して気密
性を保って接合できる。
【0029】前記枠付き集合基板30を受入れ後、図3
のフリップチップボンド工程#2を実行する。すなわ
ち、図6の如く弾性表面波素子等の圧電素子のフリップ
チップ10を受入れ、これを集合基板30に多数形成さ
れた樹脂ケース部分31の凹部5に図5の仮想線の如く
装着する。このフリップチップ10の装着、固定は、フ
リップチップ10の片面に形成された金属バンプとして
のAuバンプ11を集合基板30側凹部底面の導電パタ
ーン7に対接させて超音波を加え、導電パターン7のA
uめっき層7cに接合することによって実行可能である
(いわゆるフェースダウンボンディングにより固定が可
能である。)。
【0030】それから、接着剤シートを受入れ、接着剤
シートセット工程#3を実行する。すなわち、枠付き集
合基板30の全面に対応した1枚の広い面積の接着剤シ
ート36を図7のようにフリップチップ装着済みの枠付
き集合基板30上に重ねて配置し、各樹脂ケース部分3
1の凹部5開口を閉じる。
【0031】ここで使用する接着剤シート36は、ガラ
ス繊維、樹脂繊維の少なくとも一方を用いた不織布を基
材(例えば厚さ110μmのガラス繊維不織布)とし、
該基材に熱硬化性の接着性樹脂が塗布、含浸されたもの
であり、通常接着力の強力な面は不織布が接着性樹脂で
十分に覆われた片面となっている(例えば日東電工Fペ
レットを用いる)。接着剤シート36の他面は不織布が
露出した面で接着力は弱い。従って、枠付き集合基板3
0上に配置する際には、接着剤シート36の不織布面を
上にし、接着性樹脂面を下面として集合樹脂枠33の上
端面に対接させる。なお、接着剤シート36の接着性樹
脂には、常温(25℃)では固体のエポキシ系の材料、
とくにフェノールノボラック系エポキシ、オクトクレゾ
ールノボラック系エポキシ等とフェノール硬化剤等を用
い接着性及び耐熱性を考慮している。さらに、枠付き集
合基板30との熱膨張率も近づけるため、及び耐湿性を
向上させるためフィラーとして溶融シリカを混入してい
る。
【0032】そして、図3の硬化工程#4を実行して図
8のように接着剤シート36を加熱硬化させて集合樹脂
枠33の上端面に接着し、樹脂ケース部分31の凹部5
を内部に空洞が残った状態で気密封止する。
【0033】接着剤シート36の硬化は2段階に分けて
行うことで応力の緩和を図っており、第1段階でまず1
20℃程度で1時間加熱し、次いで第1段階よりも高い
温度で第2段階の加熱硬化処理、例えば150℃で2.
5〜3時間の加熱硬化処理を実行して硬化工程#4を完
了する。このとき、接着剤シート36の肉厚と第1段階
の加熱硬化処理が接着性樹脂の凹部5内部への垂れ具合
にとくに影響するが、0.4mm以下の肉厚の接着剤シー
ト36を用い、120℃〜150℃の範囲で第1段階の
加熱硬化処理を実行することが樹脂垂れが少なくて好ま
しい(このときは枠付き集合基板30と接着剤シート3
6との接着も良好である。)。
【0034】前記接着剤シート36は不織布の基材(例
えば厚み110μm程度)を有しているため、基材に含
浸、塗布されている接着性樹脂の加熱硬化処理中での樹
脂垂れを防止している。また、加熱硬化処理中に、凹部
5内部の熱により膨張した空気が凹部5の外部に出よう
とするが、接着性樹脂が流動状態のときに外に逃げるこ
とができ、集合基板30を用いた場合であっても気密性
不良は発生しない。従来のような樹脂板等の蓋体を用い
た場合は集合基板のとくに中央部分の空気が外に逃げ出
しにくく、集合基板と蓋体間に気泡となって残留し、個
別部品に分離したときに気密不良となる問題があった
が、この問題が解決される。
【0035】次に、導電性接着剤を用い、導電性接着剤
印刷工程#5を実行する。図9のように、この工程#5
で枠付き集合基板30の各凹部5を密閉した接着剤シー
ト36の上面の全面にわたり導電性接着剤41を印刷
し、より平滑な面を上面に作る。その後、硬化工程#6
で導電性接着剤41を加熱温度150〜200℃で1〜
2時間程度かけて硬化させ、シールド導体膜42を接着
剤シート36の上側に50〜75μmの厚みで形成す
る。このシールド導体膜42は電子部品の樹脂パッケー
ジに電磁シールド効果を持たせるとともに、パッケージ
上面を平坦にして真空吸着ノズルを有する電子部品装着
機でのピックアップを確実に行えるようにする。また、
シールド導体膜42は気密性を向上させる効果もある。
【0036】枠付き集合基板30の各凹部5内にフリッ
プチップ10を装着し、接着剤シート36及び導電性接
着剤41の接着硬化処理を行ったことにより、多数の電
子部品が同時に得られたが、個々の電子部品に分離する
ためにダイシングテープを用いてテープ接着工程#7、
カット工程#8及び剥離工程#9を順次実行する。すな
わち、図10の如く枠付き集合基板30の底面をダイシ
ングテープ(熱剥離シート)45で固定して図10の破
線の如く個別の電子部品毎に(個別の樹脂パッケージ毎
に)切断し(カットし)、その後ダイシングテープ45
を加熱発泡させて当該テープから電子部品を剥離して分
割する。
【0037】この結果、図11のように、スルーホール
を2分割した形状の外部接続用電極9(ユーザー端子)
を有する樹脂ケース1を接着剤シート6で気密封止し、
さらにシールド導体膜22をその上面に形成した樹脂パ
ッケージを持つ個々の電子部品が得られる。その後、ア
ース付け工程#10で樹脂パッケージ上面のシールド導
体膜22を外部接続用電極のうちのアース電極21に導
電性接着剤又ははんだからなる接続導体23で接続す
る。
【0038】以上の工程により得られた個々の電子部品
は検査、梱包工程#11で気密性等の検査を受けた後、
梱包される。
【0039】製品の樹脂パッケージの気密性は、接着
性、耐湿性の良い接着剤シート6を用い、樹脂基板2と
樹脂枠3の界面も相性の良い組み合わせとすることによ
り、充分信頼性の高いものとすることができ、例えばP
CT(プレッシャー・クッカー・テスト)を試験条件1
21℃、2気圧、湿度100%で96時間投入後、フロ
リナート液に入れて気泡が出るか否かのバブルリークテ
ストを1分間行っても不良の発生は無かった(125℃
で100個中0個)。上記条件でのPCT96時間は、
相対湿度から求める対応年数で換算すると、東京の平均
環境(気温18℃、湿度60%)で142年間に相当
し、充分な信頼性があることが判る。
【0040】この第1の実施の形態によれば、次の通り
の効果を得ることができる。
【0041】(1) 樹脂ケース1の凹部5に圧電素子の
フリップチップ10を装着し、凹部5内に空洞が残るよ
うに接着剤シート6で凹部5の開口を気密封止した樹脂
パッケージ構造であり、セラミックパッケージに比べて
安価で軽量の電子部品を作ることができる。例えば、パ
ッケージのコストに関しては、樹脂パッケージとするこ
とで、セラミックパッケージの1/5〜1/7に原価を
下げることができる。また、重量に関しては、約1/2
程度の軽量化を図ることができる。さらに、凹部5内部
に空洞が残り、接着剤シート6がフリップチップ10に
直接触れないようにすることで、電子部品装着機等を用
いた実装時に内部のフリップチップ10が押圧されて破
損することを防止できる。従って、圧電素子等を収納し
たパッケージとして充分使用できる。
【0042】(2) 樹脂ケース1を熱硬化性樹脂基板2
と樹脂枠3とをプリプレグ4を介し貼り合わせて構成し
ており、樹脂基板2及び樹脂枠3共に熱硬化性樹脂の積
層基板作製技術で所要の肉厚のものを得ることができ
る。また、多数個の樹脂ケース部分を一つの集合基板上
に作り、封止工程まで集合基板の状態で作製でき、製造
工数が少なくて済む。
【0043】(3) 封止材としての接着剤シート6をそ
のまま蓋として用いた為、電子部品の薄型化が可能であ
る。また、接着剤シート6の加熱硬化時に樹脂パッケー
ジ内部の膨張した空気は接着剤シート6の流動状態の接
着性樹脂を通して外部に抜けるため、集合基板を用いて
製作する場合に特に問題となる気密封止不良の問題がな
い。例えば、樹脂製の蓋板を樹脂ケースに接着剤で接着
する場合、歩留まりが95%程度であるのに対し、本実
施の形態の樹脂パッケージでは歩留まりが100%であ
る。
【0044】(4) 接着剤シート6は、ガラス繊維、樹
脂繊維の少なくとも一方を用いた不織布を基材とし、該
基材に熱硬化性の接着性樹脂が塗布、含浸されたもので
あり、接着剤シート6の加熱硬化処理時に接着性樹脂が
あまり流れ出さず、上面もある程度平滑な面を保つこと
ができる。また、樹脂ケース1の凹部5のある面と接着
剤シート6の接着性樹脂面とを合わせることで、接着剤
シート6が樹脂ケース1とうまく濡れることができ、接
着強度の強い封止ができる。
【0045】(5) 樹脂ケース1の凹部底面に導電パタ
ーン7が形成されており、該導電パターン7の最上層の
Auめっき層7cに対しフリップチップ10のAuバン
プ11を超音波接合等で接続、固定しており、充分な固
着強度を確保できるとともに、ワイヤーボンディングの
場合に比較してパッケージ形状を小型化できる。また、
圧電素子を構成するフリップチップ10と樹脂ケース1
の樹脂基板2との熱膨張率とを近づけることにより製品
のヒートサイクルに対する信頼性を向上させることがで
きる。
【0046】(6) 分割されて樹脂ケース1の樹脂基板
2となる集合樹脂基板32には、分割されて外部接続用
電極9となるスルーホール39が形成されているが、分
割されて樹脂枠3となる集合樹脂枠33には貫通穴又は
溝が無いため、接着剤シート36の接着性樹脂が加熱硬
化時にスルーホール39に流入することがなく、ユーザ
ー端子、すなわち外部接続用電極9となる部分が接着性
樹脂で覆われて不良となる問題を解消できる。なお、集
合樹脂基板32と集合樹脂枠33との接合のためのプリ
プレグ34にスルーホール39に対応した穴を形成して
おくことで、プリプレグ34がスルーホール39内に流
れ込むことはない。これにより、外部接続用電極9の不
良に起因する実装不良を解消できる。
【0047】(7) 樹脂パッケージ上面の導電性接着剤
を印刷、塗布してなるシールド導体膜22を、外部接続
用電極のうちのアース電極21に導電性接着剤又ははん
だからなる接続導体23で接続しており、装置基板への
実装時において電磁シールド効果を確実に得ることがで
きる。また、パッケージ上面をシールド導体膜22で平
坦にして真空吸着ノズルを有する電子部品装着機での自
動装着を確実に行えるようにする効果(吸着不良防止効
果)や、気密性を向上させる効果を奏することもでき
る。
【0048】図12は本発明の第2の実施の形態を示
す。この場合、樹脂基板2上の導電パターン7は、樹脂
基板2上に直接Cu層(Cu箔の上にCuめっきを積
層)7aを形成した後、樹脂枠3が載置される領域にレ
ジスト7dを印刷、塗布して設けておく。レジスト7d
としては、エポキシ系でイミダゾール硬化系の熱硬化性
の高耐熱高接着材料を用いる。その後、レジストの設け
られていないCu層7a上にNiめっき層7b、Auめ
っき層7cを順次形成して導電パターン7を構成する。
この結果、プリプレグ4を介して樹脂枠3が接合される
部分はプリプレグ4に対して充分接着性の良好なレジス
ト面となり、プリプレグ4を介在させて樹脂基板2と樹
脂枠3との気密接合を確実に実行できる。なお、Cu層
7aは外部接続用電極9と接続するために樹脂枠3が載
置される領域にまで延在している必要がある。その他の
構成は前述した第1の実施の形態と同様であり、同一又
は相当部分に同一符号を付した。また、製造工程も導電
パターン7に関する部分を除き第1の実施の形態と同様
である。
【0049】この第2の実施の形態の場合、導電パター
ン7のAu層7cよりも接着性の良いCu層7aにレジ
スト7dを塗布しており、さらにレジスト7dに対し接
着性の良いプリプレグ4を用いることで樹脂基板2と樹
脂枠3との接着を確実に実行でき、レジスト7dが導電
パターン7形成による溝を埋めることができ、パターン
の溝が原因で発生する気泡の残留が少なく、気密封止の
信頼性を高め、高耐湿性を得ることができる。なお、そ
の他の作用効果は前述した第1の実施の形態と同様であ
る。
【0050】図13は本発明の第3の実施の形態を示
す。この場合、樹脂基板2上の導電パターン7は、Cu
層(Cu箔の上にCuめっきを積層)7a、Niめっき
層7b、Auめっき層7cを順次形成したものである
が、樹脂枠3が載置される領域には存在しないようにし
ている(樹脂枠3が載置される領域の内側に導電パター
ン7が存在している。)。この結果、樹脂基板2上面に
対してプリプレグ4を直接接着させることで樹脂基板2
と樹脂枠3とを接合一体化することができ、両者間の気
密性を一層確実にすることができる。この場合、樹脂枠
3が貼り合わされる領域の内側において樹脂基板2にス
ルーホール(貫通導電孔)51を設け、樹脂基板2の底
面側の外部接続用電極59と導電パターン7とを当該ス
ルーホール51内面の導体で接続する。この際、スルー
ホール51を導電性接着剤、はんだ、又は絶縁性接着剤
からなる充填材52で気密封止する。なお、その他の構
成は前述した第1の実施の形態と同様であり、同一又は
相当部分に同一符号を付した。また、製造工程も導電パ
ターン7及びスルーホールに関する部分を除き第1の実
施の形態と同様である。
【0051】この第3の実施の形態の場合、プリプレグ
4が樹脂基板2表面に直接接着するため、樹脂基板2と
樹脂枠3とを高強度で接着でき、気密性の信頼度を向上
させることが可能である。また、プリプレグ4に貫通孔
を形成する必要が全く無くなるため、プリプレグ4を樹
脂枠3となる樹脂板に接着しておいて加工することが可
能である。なお、その他の作用効果は前述した第1の実
施の形態と同様である。
【0052】上記各実施の形態では、封止材としての接
着剤シート6の硬化後に、導電性接着剤を印刷、塗布し
て平坦なシールド導体膜22を樹脂パッケージの上面に
形成したが、その代わりに平坦な金属板、金属箔、金属
めっき板等の導電性板を貼り付けてもよいし、シールド
効果が不要の場合には平坦な樹脂板等を貼り付けるよう
にしてもよい。
【0053】また、樹脂基板2上の導電パターン7が樹
脂枠3を貼り付ける領域にまで延在している場合におい
て、プリプレグ4を介在させて樹脂基板2上に樹脂枠3
を接合する際の接着性改善のために、導電パターン7の
最上層のAu層の代わりに接着性の良いAg層をめっき
等で形成したり、接着面のめっき層をエッチング溶液等
で荒らして密着性を上げるようにしても良い。
【0054】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電子
部品の封止構造によれば、樹脂ケースの凹部に素子を装
着し、前記凹部内に空洞が残るように接着剤シートで前
記凹部の開口を気密封止したので、小型、軽量化が可能
で、必要とする耐湿性を確保でき、さらには原価低減及
び生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の封止構造の第1の実施
の形態を示す一部を断面とした斜視図である。
【図2】同じく外観を示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態の場合の製造工程図である。
【図4】枠付き集合基板受入れ工程で受入れる枠付き集
合基板を示す斜視図である。
【図5】前記枠付き集合基板の樹脂ケース1個に相当す
る部分の拡大断面図である。
【図6】フリップチップボンド工程を説明する斜視図で
ある。
【図7】接着剤シートセット工程を説明する部分拡大断
面図である。
【図8】接着剤シートの硬化工程を説明する部分拡大断
面図である。
【図9】導電性接着剤印刷工程を説明する部分拡大断面
図である。
【図10】個々の電子部品に分離するためのダイシング
テープ接着、カット及び剥離工程を説明する斜視図であ
る。
【図11】アース付け工程を説明する斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 樹脂ケース 2 樹脂基板 3 樹脂枠 4 プリプレグ 5 凹部 6 接着剤シート 7 導電パターン 9 外部接続用電極 10 フリップチップ 11 Auバンプ 21 アース電極 22 シールド導体膜 23 接続導体 30 枠付き集合基板 31 樹脂ケース部分 32 集合樹脂基板 33 集合樹脂枠 34 プリプレグ 36 接着剤シート 39 スルーホール 41 導電性接着剤 42 シールド導体膜 52 充填材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 修一郎 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂ケースの凹部に素子を装着し、前記
    凹部内に空洞が残るように接着剤シートで前記凹部の開
    口を気密封止したことを特徴とする電子部品の封止構
    造。
  2. 【請求項2】 前記凹部底面に導電パターンが形成され
    ており、該導電パターンに前記素子が金属バンプを介し
    て接続固定されている請求項1記載の電子部品の封止構
    造。
  3. 【請求項3】 前記樹脂ケースが熱硬化性樹脂基板と樹
    脂枠とをプリプレグを介し貼り合わせて構成されてお
    り、前記素子と接続する導電パターンが前記樹脂基板上
    に形成されている請求項1記載の電子部品の封止構造。
  4. 【請求項4】 前記樹脂枠には貫通孔又は溝が無く、前
    記樹脂基板に貫通孔又は溝が形成され、該貫通孔又は溝
    の内面に外部接続用電極が形成されている請求項3記載
    の電子部品の封止構造。
  5. 【請求項5】 前記樹脂基板の前記樹脂枠の貼り合わせ
    部分よりも内側部分に前記導電パターンが形成され、該
    導電パターンに接続する貫通導電孔が前記樹脂基板に形
    成され、該貫通導電孔を充填材で封止した請求項3記載
    の電子部品の封止構造。
  6. 【請求項6】 前記接着剤シートの外側面に導電性接着
    剤を塗布、硬化させてシールド導体膜を形成した請求項
    1,2,3,4又は5記載の電子部品の封止構造。
  7. 【請求項7】 前記樹脂ケースにアース電極が形成さ
    れ、該アース電極と前記シールド導体膜とが接続導体で
    接続されている請求項6記載の電子部品の封止構造。
  8. 【請求項8】 前記素子が弾性表面波素子等の圧電素子
    である請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の電子
    部品の封止構造。
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