JPH10162496A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JPH10162496A
JPH10162496A JP31671796A JP31671796A JPH10162496A JP H10162496 A JPH10162496 A JP H10162496A JP 31671796 A JP31671796 A JP 31671796A JP 31671796 A JP31671796 A JP 31671796A JP H10162496 A JPH10162496 A JP H10162496A
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JP
Japan
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optical disk
signal
optical
reproducing apparatus
servo
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JP31671796A
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English (en)
Inventor
Takatsugu Takeda
隆次 竹田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミラーディスクを迅速に判別する光ディスク
再生装置を提供する。 【解決手段】 トラッキングサーボをオフにした状態に
おいてトラッキングエラー生成部303から得られるト
ラバース信号310を、波形整形部450のシュミット
トリガ回路でパルス波形に整形した後にカウンタ402
において計数する。この計数値が閾値に達しない場合
は、当該光ディスクはミラーディスクであると判別し、
制御部400にその旨表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクから情
報信号の再生を行う光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体となる光学記
録媒体として光ディスクが提案されている。また、この
光ディスクに対して情報信号の再生を行う光ディスク再
生装置が提案されている。上記光ディスクは、一主面上
または両主面上に形成された信号記録層と、この信号記
録層を保持するポリカーボネイトの如き透明材料からな
る基板とを有して構成されている。上記光ディスク再生
装置には、上記光ディスクを保持して回転駆動する回転
駆動機構と、上記光ディスクから情報信号の読み出しを
行う光学ピックアップ機構が設けられている。
【0003】図6に示すように、光学ピックアップ機構
200は、光源となる半導体レーザ201と、この半導
体レーザ201より発せられた光束が入射されるグレー
ティング(回折格子)202と、ビームスプリッタ20
3と、このビームスプリッタ203を経た光束が入射さ
れる対物レンズ204と、上記光ディスク801の信号
記録面801aからの反射光束を検出する光検出器であ
るフォトディテクタ205とを有している。上記半導体
レーザ201は、コヒーレント特性の良い安定した光束
を生成する。上記グレーティング202は、入射される
光束を三本の光束に分割した上、光ディスク801の信
号記録面801a上に、ビームスポット210として集
光して照射する。このように光束を分割するのは、いわ
ゆる3ビーム法によるトラッキング信号の検出のためで
ある。上記ビームスプリッタ203は、光学材料より平
行平面板として構成され、反射面となる主面部を、半導
体レーザ201よりの光束の光軸に対して45度の傾き
となるように配設されている。
【0004】上記対物レンズ204に入射された光束
は、この対物レンズ204によって、上記光ディスク8
01の信号記録面上801aのビームスポット210に
集光して照射される。この対物レンズ201は、上記ビ
ームスポット210が上記信号記録面801a上の情報
信号が記録されるトラック上に常に位置するように、2
軸アクチュエータに支持されて移動駆動される。
【0005】上記フォトディテクタ205は、フォトダ
イオードの如き受光素子であって、上記ビームスプリッ
タ203を経た反射光束を受光し、電気信号に変換す
る。このフォトディテクタ205より出力される電気信
号に基づいて、上記光ディスク801の信号記録面80
1aに記録された情報信号の再生が行われる。
【0006】上記光ディスク801においては、上記対
物レンズ204を経た光束がビームスポット210に集
光されて照射されることにより、このビームスポット2
10において情報信号の読み出しが行われる。上記光デ
ィスク801の信号記録面801aのビームスポット2
10に集光して照射された光束は、この信号記録面80
1a上に記録された情報信号に応じて、光量、または、
偏光方向を変調されてこの信号記録面801aにより反
射され、上記対物レンズ204を経て上記ビームスプリ
ッタ202に至る。この反射光束は、上記ビームスプリ
ッタ202により、上記半導体レーザ201に戻る経路
に対して分岐され、上記フォトディテクタ205に向か
う。
【0007】次に、上述のいわゆる3ビーム法による3
本に分割された光束のビームスポット210と、このビ
ームスポット210からの反射光束の上記フォトディテ
クタ205による検出について、図7及び図8を参照の
上で説明する。
【0008】上記半導体レーザ201に発し、グレーテ
ィング202によって3本に分割された光束は、対物レ
ンズ204で集光されて、光ディスク801の信号記録
面801a上に3つのビームスポット210、すなわち
メインビーム210a、サブビーム210b及びサブビ
ーム210cを形成する。これら3つのビームスポット
210は、上記光学ピックアップ機構200に関する図
示しないトラッキングサーボによって、上記光ディスク
801の信号記録面801a上のトラック801bに対
して、図示の配置になるように調整される。すなわち、
メインビーム210aは、上記トラック210bの中央
に追従するように調整され、その反射光束は受光部A2
05a、受光部B205b、受光部C205c及び受光
部D205dの4つのフォトディテクタ205によって
検出される。上記中央のメインビーム210aの両側に
あるサブビーム210b及びサブビーム210cは、そ
れぞれトラック801bの外側及び内側の境界上に追従
するように調整され、受光部E205e及び受光部F2
05fによってそれぞれ検出される。
【0009】上記光ディスク801は、一般に回転駆動
機構の回転軸に対して偏心しているので、上記トラッキ
ングサーボが作動していない場合には、上記ビームスポ
ット210は上記トラック801bに追従することがで
きない。すなわち、上記トラック210bは、上記ビー
ムスポット210に対して相対的に横(トラバース)方
向に常に変動している。上記フォトディテクタ205は
上記ビームスポット210のトラック801bに対する
変動を反射光束の変化として検出する。この反射光束の
変化は、フォトディテクタ205で電気信号に変換さ
れ、上記ビームスポット210のトラック210bに対
する変位を表すことからトラッキングエラー信号と称さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な光ディスクは、音声及び画像信号の記録媒体として、
また、コンピュータ用の補助記録装置として広く利用さ
れている。DVD(デジタル・ビデオ・ディスク)と呼
ばれる光ディスクは、基板厚0.6mmの2枚の光ディ
スクの信号記録層同士を張り合わせて、厚さ1.2mm
の円盤体を構成するようになしたものである。CD(コ
ンパクト・ディスク)と呼ばれる光ディスクは、ディス
ク厚1.2mm、直径120mmの円盤状にポリカーボ
ネイトにより形成されて、一主面に信号記録層を有して
いる。また、LD(レーザ・ディスク)(商標)と呼ば
れている直径300mmの光ディスクは、ビデオ信号と
音声信号との記録に用いられている。
【0011】これらの光ディスクは、情報記録面に情報
信号が記録されたトラックが存在しない、いわゆるミラ
ーディスクである場合がある。このような場合には、情
報信号の読み取りは当然できないので、情報信号が記録
されている通常の光ディスクと区別して処理をする必要
がある。
【0012】従来の光ディスク再生装置は、このような
ミラーディスクに対する判別を行わず、通常の光ディス
クと同じ手順で処理を行っていた。このような従来の光
ディスク再生装置における光ディスク再生の手順を、図
9のフローチャートに従って説明する。
【0013】ステップS1としては、上記光ディスク再
生装置の再生ボタンが押圧される。これによって、以下
の光ディスク801の再生の一連の工程が開始される。
【0014】次のステップS2としては、フォーカスサ
ーボがオンされる。すなわち、上記光学ピックアップ装
置の対物レンズ204から上記光ディスク801の情報
記録面801a上に集光して照射される光束のビームス
ポット210についての焦点が調整される。
【0015】次のステップS3としては、スピンドルサ
ーボがオンされる。このスピンドルサーボは、上記ビー
ムスポット210における上記光ディスク801の線速
度が所定の値になるように上記光ディスク801の回転
駆動を調整する。
【0016】次のステップS4としては、チルトサーボ
をオンする。上記チルトサーボは、上記光ディスク80
1の情報記録面210aに上記対物レンズ204から光
束が垂直に入射するようにサーボをかける。
【0017】次のステップS5としては、トラッキング
サーボをオンする。このトラッキングサーボは、上記ビ
ームスポット210が上記光ディスク801の情報記録
面801a上のトラックに追随するようにする。
【0018】次のステップS6としては、上記光学ピッ
クアップ装置が、上記光ディスク801の信号記録面8
01aから情報信号を読み出すことができるか確認をさ
れる。情報信号を読み出せる場合は、次のS7に進み、
読み出せない場合には例外処理のステップS9に進む。
【0019】次のステップS7としては、最小チャプタ
ーがサーチされる。すなわち、上記光ディスク801の
情報記録面801aにおける情報信号の記録の始点が探
索される。
【0020】次のステップS8としては、情報信号が出
力される。すなわち、上記始点から順に、情報信号が読
み出されて出力される。情報信号の読み出しが終わる
と、この再生の一連の工程は終了する。
【0021】例外処理のS9としては、上記ステップS
6で情報信号が読み出せなかった回数に応じ、その回数
が4回以上であるときは上記例外処理のステップS10
に進み、4回未満であるときには上記ステップS2に戻
る。すなわち、情報信号の読み出しに失敗したので、サ
ーボをオンしなおして再度試みる。
【0022】次のS10としては、再生を中止する。す
なわち、情報信号を4回読み出せなかったので、上記光
ディスク801の情報記録面801aからは有効な情報
信号を読み出すことができないと判断して、光ディスク
801の再生の一連の工程を中止する。
【0023】上述のように、従来の光ディスク再生装置
は、再生の一連の処理を開始するが、トラッキングサー
ボをオンするステップに至ると信号記録面にトラックが
存在しないために正常な処理がなされない。このため、
このステップを含むループを数回(ここでは3回)繰り
返した後に、例外処理を行って停止していた。このよう
に従来の方法に従うと、一連の処理を中止するまでに相
当の時間を要する。
【0024】また、上記トラッキングサーボが正常に動
作しないために、オフセットの状態によっては光学ピッ
クアップ機構が内周に突っ込みこの光学ピックアップ機
構に悪影響を与える場合があるといった問題も生じてい
た。
【0025】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、当該光ディスクがミラーディス
ク否かを迅速に判別した上で、その情報信号の再生を行
う光ディスク再生装置を提供しようとするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る光ディスク再生装置は、情報信号の記
録媒体である光ディスクを保持して回転駆動する回転駆
動手段と、この回転駆動手段により回転駆動されている
光ディスクの信号記録面上に光束を集光させ情報信号の
再生を行う光学ピックアップ手段と、上記光学ピックア
ップ手段に基づいて上記光束の集光点の上記トラックか
らの変位に応じたトラッキングエラー信号を生成するト
ラッキングエラー生成手段と、上記トラッキングエラー
信号に基づいて上記光ディスクはミラーディスクか否か
を判別する判別手段とを有することとなされたものであ
る。
【0027】上記光ディスク再生装置は、回転駆動手段
にて光ディスクを回転駆動し、光学ピックアップ手段に
て上記光ディスクに光束を集光して照射させ情報信号の
再生を行うが、その際に上記光ディスクに照射した光束
の反射光束の状態に基づいてトラッキングエラー検出手
段にてトラッキングエラーを検出し、上記光ディスクが
ミラーディスクであるか否かを判別する。
【0028】また、本発明に係る光ディスク再生装置
は、上記判別手段は、上記トラッキングエラー信号に基
づいて上記集光点がトラックを横切るトラバース信号を
計数して所定の閾値と比較することで判別を行うことと
なされたものである。
【0029】上記本発明に係る光ディスク再生装置は、
上記トラッキングエラーからビームスポットのトラック
のトラバース方向への変位を示すトラバース信号を生成
し、このトラバース信号を計数することによって上記光
ディスクがミラーディスクであるか否かを判別する。
【0030】さらに、本発明に係る光ディスク再生装置
は、上記判別手段は、上記トラバース信号をヒシテリシ
スを持ったレベル弁別を行うことにより計数することと
なされたものである。
【0031】上記光ディスク再生装置は、上記トラバー
ス信号をヒシテリシス特性を有するレベル弁別を行うこ
とによって、ノイズの混入を防止しつつ2値信号に変換
するものである。
【0032】そして、本発明に係る光ディスク再生装置
は、上記光ディスク判別手段からの判別出力により上記
光ディスクがミラーディスクと判別された場合には、上
記回転手段の回転駆動を停止し、上記光ディスクからの
情報信号の再生を行う一連の動作を中止することとなさ
れたものである。
【0033】上記本発明に係る光ディスク再生装置は、
ミラーディスクであるか否かを判別した後、その光ディ
スクがミラーディスクでなく再生が可能である場合に
は、その情報信号の再生を行う。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照しながら説明する。この実施の形態は、本
発明に係る光ディスク再生装置を用い、当該光ディスク
はミラーディスクか否かを判別することとして構成した
ものである。
【0035】また、この実施の形態は、本発明に係る光
ディスク再生装置を用い、この光ディスクから情報信号
の読み取りができる装置として構成したものである。図
1に示されているように、この発明に係る光ディスク再
生装置は、回転駆動機構100と、光学ピックアップ機
構200と、サーボ機構300と、制御部400と、信
号処理部500と、表示部600と、RFアンプ700
とから構成されている。
【0036】上記光学ピックアップ機構200は、上記
回転駆動機構100によって回転駆動されているDVD
等の光ディスク801の情報記録面801aからから情
報信号の読み取りを行う。その際、上記サーボ機構30
0は、上記光学ピックアップ機構200が、上記光ディ
スク801の信号記録面801aに集光して照射する光
束のビームスポット210が、トラック801bに所定
の線速度で追従するように、上記回転駆動機構100の
回転駆動及び上記光学ピックアップ機構200の移動等
をサーボ機構300により調整する。上記RFアンプ7
00は、上記光ピックアップ機構200から得た情報信
号を所定のレベルまで増幅し、その情報信号を制御部4
00と信号処理部500とに与える。上記制御部400
は、上記サーボ機構300とRFアンプ700とから得
られたデータに基づいて、上記光ディスク801がミラ
ーディスクであるか否かを判別する。上記信号処理部5
00は、RFアンプ700から受け取った情報信号を処
理した後に出力する。上記表示部600は、上記光ディ
スク801がミラーディスクであるか否かの判別の結果
を上記制御部400から受け取り、その結果を表示す
る。
【0037】上記回転駆動機構100は、上記光ディス
ク801を保持固定する図示しないチャッキング機構
と、スピンドルモータ101とから構成される。このス
ピンドルモータ101は、図示しないスピンドルサーボ
の制御を受けて、上記光ディスク801の信号記録面8
01a上のビームスポット205における線速度が一定
になるよう角速度を調整する。
【0038】上記光ピックアップ機構200は、図6も
共に参照すると、半導体レーザ201と、グレーティン
グ202と、ビームスプリッタ203と、対物レンズ2
04と、フォトディテクタ205と、アクチュエータ2
06と、チルトセンサ207と、回転支点208と、チ
ルトサーボ用モータ209とから構成される。上記半導
体レーザ201を発した光束は、上記グレーティング2
02を通過する際に3本の光束に分割される。そして、
ビームスプリッタによって反射された後、対物レンズ2
04によって集光されて光ディスク801の信号記録面
801a上のビームスポット210に集光して照射され
る。上記ビームスポット210からの反射光束は、再び
上記対物レンズ204によって集光され、上記ビームス
プリッタ204によって入射光束と分離された後、フォ
トディテクタ205で電気信号に変換される。上記アク
チュエータ206は、上記ビームスポット210が上記
トラック801b追随するように、上記対物レンズ20
4の位置をフォーカス方向とトラッキング方向の2方向
に調整する。上記チルトセンサ207は、対物レンズ2
04が発する光束が常に上記光ディスク801の信号記
録面801aに垂直に入射するように、上記チルトサー
ボ用モータ209によって上記光ピックアップ機構20
0を上記回転中心208を軸にして回転させて補正を行
う。
【0039】上記サーボ機構300は、フォーカスエラ
ー生成部301と、フォーカスサーボ302と、トラッ
キングエラー生成部303と、トラッキングサーボ30
4と、差動部305と、チルトサーボ306と、図示し
ないスレッドサーボと、スピンドルサーボとから構成さ
れる。
【0040】上記フォーカスエラーサーボ302は、光
ピックアップ機構200から得られた信号を基礎にフォ
ーカスエラー生成部301で生成されたフォーカスエラ
ー信号を受け取り、上記光ピックアップ機構200から
光ディスク801に集光して照射される光束のビームス
ポット210が、上記光ディスク801の信号記録面8
01a上に適当に結ばれるように、上記アクチュエータ
204を上記光ディスク801の接離方向に駆動調整す
る。上記トラッキングサーボ304は、上記光ピックア
ップ機構200から得られた信号に基づいてトラッキン
グエラー生成部303で生成されたトラッキングエラー
信号を与えられ、上記光学ピックアップ機構200から
光ディスク801に集光して照射される光束のビームス
ポット210が上記光ディスクの信号記録面801a上
のトラック801bに追従するように、上記アクチュエ
ータ206をトラック801bに対して横(トラバー
ス)方向に移動調整する。図示しないスレッドサーボ
は、上記対物レンズ204が、上記光学ピックアップ機
構200の中央に位置するように上記光学ピックアップ
機構200の位置を移動調整する。同じく図示しないス
ピンドルサーボは、上記光ピックアップ機構200から
上記光ディスク801の信号記録801a面に集光され
て照射される光束のビームスポット210における線速
度が一定になるように、上記スピンドルモータ101を
駆動調整する。上記チルトサーボ306は、上記チルト
センサ207から得られる信号を上記差動部305で差
動演算して得られるチルトエラー信号によって、上記光
ピックアップ機構200の上記光ディスク801の信号
記録面801aに対する光軸の垂直からの傾きを検出
し、その傾きを補正するように上記チルトサーボ用モー
タ209を駆動調整する。
【0041】上記制御部400はコントローラ401と
波形整形部450とから構成されている。上記コントロ
ーラ401は、上記光ディスク801から上記光ピック
アップ機構200が読み取った情報信号を上記RFアン
プ700を介して受け取り、常時モニタしている。上記
コントローラ401は、内部にカウンタ402を有し、
所定の場合に計数をさせ、その結果に基づいて判断を行
う。上記カウンタ402は、波形整形部450から整形
されたパルス波を受け取り、上記コントローラ401に
指示された所定時間にわたって上記パルス波を計数す
る。上記波形整形部450は、上記トラッキングエラー
生成部303から与えられたトラバース信号310の波
形をを整形してパルス波とする。
【0042】上記波形整形部450は、図4に示すよう
に、ダイオード451と、第1の抵抗452と、第2の
抵抗453と、第1のNAND回路454と、第2のN
AND回路455から構成される。上記波形整形回路4
50は、入力端から出力端の間に入力端を短絡してそれ
ぞれインバータとなされた第1のNAND回路と第2の
NAND回路を直列に結合して配置している。また、上
記波形整形部450の入力端は+5ボルトの電位に第1
の抵抗452を介して接続されると共に、上記入力端は
並列に結合された上記ダイオード451と上記第2の抵
抗453とを介して接地されている。ここに、上記ダイ
オード451は、上記+5ボルト電位から上記第1の抵
抗452と第2の抵抗453に比例配分して与えられる
電位に対して逆方向となされている。この回路は、ヒシ
テリシス特性を有する一種のシュミットトリガ回路とな
っており、2つのレベルによって入力信号を2値信号に
変換する。
【0043】ここで、上記トラッキングエラー生成部3
03から、波形整形部450に導かれるトラバース信号
310は、受光部E205e及び受光部F205fから
の光検出信号の差を取って正負の値を取るようになした
ものである。図2に、上記フォトディテクタ205の受
光部E205e及び受光部F205f(図8参照)の光
検出信号を示す。これらの受光部E205e及び受光部
F205fは、それぞれサブビーム210b及びサブビ
ーム210cに対応している。上記サブビーム210b
及びサブビームcはそれぞれトラック801bの内側及
び外側の境界に追従されおり、これに対応する検出信号
は180度の位相差を有していることが看取される。図
3に示される、上記トラッキング信号の差を取って値が
正負の値を取るようになした信号は、上記トラック80
1bの横(トラバース)方向への移動を表すのでトラバ
ース信号と呼ばれる。
【0044】続いて、上述のように構成されている光デ
ィスク再生装置が、当該光ディスク801がミラーディ
スクであるか否かを判別する一連の処理の工程を、図5
に示すフローチャートによって説明する。
【0045】ステップS101としては、光ディスク再
生装置の再生ボタンが押印され、この光ディスク再生装
置は一連の再生の処理の工程を開始する。このステップ
S101においては、関連する全てのサーボ、すなわち
上述のフォーカスサーボ302と、トラッキングサーボ
304と、スレッドサーボと、スピンドルサーボと、チ
ルトサーボとの5個のサーボは、オフ状態となってい
る。なお、スレッドサーボは、この再生のフローにおい
ては余り関連がないので以下の説明は省略する。
【0046】次のステップS102としては、上記光デ
ィスク再生装置は、上述のフォーカスサーボ302をオ
ンにする。すなわち、このフォーカスサーボ302は、
上記光学ピックアップ機構200から上記光ディスク8
01に集光して照射される光束のビームスポット210
が、信号記録面801aに常に適当に結ばれるように上
記アクチュエータ206によって対物レンズ204を上
記光ディスク801に対する接離方向に移動調整する。
【0047】次のステップS103としては、上記光デ
ィスク再生装置は、上述したスピンドルサーボをオンす
る。すなわち、このスピンドルサーボは、上記光学ピッ
クアップ機構200によって上記光ディスク801の信
号記録面801a上に光束が集光して照射される上記ビ
ームスポット210における線速度が所定値に保持され
るように上記スピンドルモータ101の角速度を調整す
る。
【0048】次のステップS104としては、上記光デ
ィスク再生装置は、上記チルトサーボ306をオンす
る。すなわち、チルトサーボ306は、上記光学ピック
アップ機構200から上記光ディスク801の信号記録
面801aに集光して照射される光束が、上記信号記録
面801aに対して常に垂直に入射するように、上記チ
ルト用サーボモータを駆動調整して光学ピックアップ機
構200を回転支点208を軸に回転調整する。
【0049】次のステップS105としては、上記光デ
ィスク再生装置は、所定時間トラバース信号310をカ
ウントする。一般に、上記光ディスク801は上記回転
駆動機構100の軸に対して偏心しているので、上記光
学ピックアップ機構200から光ディスク801の信号
記録面801a上に集光して照射されている光束のビー
ムスポット210に対して、トラック801bは横(ト
ラバース)方向に常に変動している。この横方向の変動
は、光学ピックアップ機構200によってトラッキング
エラー信号として検出される。このトラッキングエラー
信号は、上記トラバース信号310を含み、上記トラッ
キングエラー生成部303を経て、波形整形部450で
パルス波に波形を整形された後、上記カウンタ402に
導かれる。上記カウンタ402は、このトラバース信号
310を、上記コントローラ401の制御の下に所定時
間にわたって計数する。
【0050】次のステップS106としては、上記光デ
ィスク再生装置は、上記トラバース信号310に関して
上記計数により得た数を予め設定された所定値と比較し
て、上記計数された数が所定値に満たない場合には例外
処理のステップS110に分岐し、そうでない場合には
ステップS107に進む。上記所定値は、偏心の小さい
複数の光ディスクについてトラバース信号を計数し、予
め適当と思われる数に設定しておく。上記光ディスク再
生装置は、上記計数した数が上記所定値に満たない場合
には当該光ディスクはミラーディスクであると判断して
再生の一連の処理の工程から分岐し、対応する例外処理
を行う。
【0051】次のステップS107としては、上記光デ
ィスク再生装置は、トラッキングサーボ304をオンす
る。すなわち、トラッキングサーボ304は、上記光デ
ィスク801の信号記録面801a上のビームスポット
210がトラック801bに追従するように上記光学ピ
ックアップ機構200の対物レンズ204の位置を上記
光ディスク801のトラバース方向に移動調整する。こ
れによって、上記光学ピックアップ機構200は、上記
情報記録面801aのトラック801bからの反射光束
に基づいて情報信号の読み出しが行えるようになる。
【0052】次のステップS108としては、上記光デ
ィスク801の情報信号の記録の始まる最小チャプター
をサーチする。すなわち、上記光ディスク801の情報
記録信号面801aにおいて実際に情報信号の記録が開
始される位置を探索する。
【0053】次のステップS109としては、上記光デ
ィスクから情報記録信号を読み出して出力する。S10
8において、上記光ディスク801の信号記録面801
aにおける情報信号の記録の始点は検出されているの
で、上記始点から情報信号を順に読みだして出力する。
情報信号は、上記光学ピックアップ機構200によって
読み出され、RFアンプ700で所定のレベルまで増幅
され、さらに信号処理部で必要な処理をなされた後、出
力される。そして、情報信号の読み出しが終了すると、
この再生の一連の工程を終了する。
【0054】続いて、例外処理のステップS110につ
いて述べる。例外処理の工程の最後のステップS110
では、再生の一連の工程を終了する。すなわち、再生は
失敗したとして、一連の処理を中止し、回転駆動機構、
サーボ等の停止その他の後処理を行う。なお、このステ
ップS110では、これまでの再生の一連の工程を中止
した原因、すなわち、上記光ディスク801がミラーデ
ィスクであるか、または、データを読み出せなかったか
が判明しているので、ユーザに了知させるために、表示
部にその旨表示させることができる。
【0055】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る光ディスク
再生装置は、光ディスクの回転駆動手段と、この光ディ
スクからの読み出しを行う光学ピックアップ手段と、ト
ラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー生
成手段と、上記トラッキングエラー信号に基づいて上記
光ディスクはミラーディスクか否かを判別する判別手段
とから構成される。このような構成の光ディスク再生装
置により、当該ディスクがミラーディスクであるか否か
の判別を正確かつ迅速に行うことができる。
【0056】また、本発明に係る光ディスク再生装置
は、光ディスクの信号記録面上に集光して照射された光
束の集光点であるビームスポットがトラックを横切る態
様を報告するトラバース信号を計数する。このトラバー
ス信号の計数に基づいて上記判別を行うので、その判別
は正確かつ迅速である。
【0057】さらに、本発明に係る光ディスク再生装置
は、上記トラバース信号をヒシテリシスを有する弁別回
路で2値化する。したがって、ノイズを有効に除去する
ことができるので信頼性が高い。
【0058】そして、本発明に係る光ディスク再生装置
は、上記ディスクが光ディスクであると判別された場合
には再生を行う一連の動作を中止する。このように、ミ
ラーディスクへの対応が図られ、ユーザーの負担を軽減
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光ディスク再生装置の全体の構成を模式的に
表す側面図である。
【図2】 各受光部からの光検出信号の波形を示すグラ
フである。
【図3】 トラバース信号の波形を示すグラフである。
【図4】 光ディスク再生装置の波形整形部の回路図で
ある。
【図5】 光ディスク再生装置の再生のフローチャート
である。
【図6】 光学ピックアップ機構の側面図である。
【図7】 ビームスポットを示す模式図である。
【図8】 フォトディテクタを示す模式図である。
【図9】 従来の光ディスク再生装置の再生のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
100 回転駆動機構、101 スピンドルモータ、2
00光学ピックアップ機構、204 対物レンズ、20
5 フォトディテクタ、210 ビームスポット、30
0 サーボ機構、302 フォーカスサーボ、304
トラッキングサーボ、306 チルトサーボ、310
トラバース信号、400 信号処理部、401 コント
ローラ、402 カウンタ、450 波形整形部、50
0 制御部、600 表示部、700 RFアンプ、8
01 光ディスク、801a 信号記録面、801b
トラック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号の記録媒体である光ディスクを
    保持して回転駆動する回転駆動手段と、 この回転駆動手段により回転駆動されている光ディスク
    の信号記録面上に光束を集光させ情報信号の再生を行う
    光学ピックアップ手段と、 上記光学ピックアップ手段に基づいて上記光束の集光点
    の上記トラックからの変位に応じたトラッキングエラー
    信号を生成するトラッキングエラー生成手段と、 上記トラッキングエラー信号に基づいて上記光ディスク
    はミラーディスクか否かを判別する判別手段とを有する
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 上記判別手段は、上記トラッキングエラ
    ー信号に基づいて上記集光点がトラックを横切るトラバ
    ース信号を計数して所定の閾値と比較することで判別を
    行うことを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装
    置。
  3. 【請求項3】 上記判別手段は、上記トラバース信号を
    ヒシテリシスを持ったレベル弁別を行うことにより計数
    することを特徴とする請求項2記載の光ディスク再生装
    置。
  4. 【請求項4】 上記判別手段からの判別出力により上記
    光ディスクがミラーディスクと判別された場合には、上
    記回転駆動手段の回転駆動を停止し、上記光ディスクか
    らの情報信号の再生を行う一連の動作を中止することを
    特徴とする請求項2記載の光ディスク再生装置。
JP31671796A 1996-11-27 1996-11-27 光ディスク再生装置 Pending JPH10162496A (ja)

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