JP2000173065A - 光ディスクプレーヤ装置およびフォーカスサーボ機構の感度検出方法 - Google Patents

光ディスクプレーヤ装置およびフォーカスサーボ機構の感度検出方法

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JP2000173065A
JP2000173065A JP10343198A JP34319898A JP2000173065A JP 2000173065 A JP2000173065 A JP 2000173065A JP 10343198 A JP10343198 A JP 10343198A JP 34319898 A JP34319898 A JP 34319898A JP 2000173065 A JP2000173065 A JP 2000173065A
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objective lens
focus
optical
focus servo
servo mechanism
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JP10343198A
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Yoichi Oshima
洋一 大島
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカスサーボ機構の感度を検出する。 【解決手段】 フォーカスサーボ機構を介して対物レン
ズ4dをその光軸方向に移動し、対物レンズ4dが移動
されている際に、光学ピックアップ装置4に対向して配
置された光ディスク101の表面において対物レンズ4
dにて集光された光源4aで発せられた光が合焦状態に
なったことおよび光ディスク101の信号記録面におい
て上記光が合焦状態になったことを検出し、光ディスク
101の表面または信号記録面のいずれか一方における
合焦状態が検出されてから他方における合焦状態が検出
されるまでの時間を検出し、この時間を所定の時間と比
較し、この比較の結果に基づいてフォーカスサーボ機構
の感度を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学ピックアップ
に備えられ対物レンズをその光軸方向に駆動するフォー
カスサーボ機構の感度を検出するような光ディスクプレ
ーヤ装置およびフォーカスサーボ機構の感度検出方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体として、光デ
ィスクが提供されている。この光ディスク(いわゆる光
磁気ディスクを含む)は、ポリカーボネイトの如き透明
材料よりなる円盤状のディスク基板の主面部上に、情報
記録層(または、反射層)が形成され、この情報記録層
(または、反射層)および該ディスク基板の間の界面部
が信号記録面となされている。また、情報記録層を二層
または多層有する光ディスクも提供されている。
【0003】この情報記録面上には、螺旋状となされた
記録トラックが形成されている。この光ディスクにおい
ては、上記記録トラックに沿って、情報信号が記録され
ている。
【0004】このような光ディスクに対する情報の記
録、または、再生は、該光ディスクに対して情報信号の
書き込み、または、読み出しを行う光学ピックアップ装
置を有して構成された光ディスクプレーヤ装置において
行われる。
【0005】この光ディスクプレーヤ装置においては、
上記光ディスクは、回転駆動機構により、中心部分を保
持されて回転駆動される。この回転駆動機構は、上記光
ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータを有し
て構成されている。
【0006】そして、上記光学ピックアップ装置は、上
記回転駆動機構により保持されて回転駆動される光ディ
スクの情報記録面に対して、対向して配設されている。
この光学ピックアップ装置は、レーザダイオードの如き
光源を有し、この光源より発せられた光束を、対物レン
ズを介して、上記光ディスクの情報記録面上に集光させ
て照射する。
【0007】上記光学ピックアップ装置は、上記光ディ
スクの回転に伴う上記情報記録層の面ぶれに上記対物レ
ンズを追従させるためのフォーカスサーボ機構を備えて
いる。このフォーカスサーボ機構は、上記対物レンズを
この対物レンズの光軸方向、すなわち上記光ディスクの
接離方向に移動操作するアクチュエータを有している。
このアクチュエータは、上記対物レンズをこの対物レン
ズの光束の照射位置と上記情報記録層の位置ずれの量お
よび方向を示すフォーカスエラー信号に基づいて駆動
し、該対物レンズを該情報記録層に追従させる。このフ
ォーカスサーボ機構のフォーカスサーボ動作により、上
記光ディスクにおいては、常に、上記情報記録層に上記
光束が集光して照射される。
【0008】上記光学ピックアップ装置は、上記光ディ
スクの回転に伴う上記記録トラックの偏心に上記対物レ
ンズを追従させるためのトラッキングサーボ機構を備え
ている。このトラッキングサーボ機構は、上記対物レン
ズをこの対物レンズの光軸および上記記録トラックの接
線に直交する方向に移動操作するアクチュエータを有し
ている。このアクチュエータは、上記対物レンズより射
出される光束の照射位置と上記記録トラックとの位置ず
れの量および方向を示すトラッキングエラー信号に基づ
いて駆動し、該対物レンズを該記録トラックに追従させ
る。このトラッキングサーボ機構のトラッキングサーボ
動作により、上記光ディスクにおいては、常に、上記記
録トラック上に上記光束が集光されて照射される。
【0009】また、上記光学ピックアップ装置は、この
光学ピックアップ装置を移動操作可能に支持しているス
レッド送り機構により、上記回転駆動装置に保持された
光ディスクの内外周に亘って移動操作されることができ
る。すなわち、この光学ピックアップ装置は、上記光デ
ィスクの内外周に亘って移動操作されることにより、こ
の光ディスクの情報記録面の全面に亘って情報信号の書
き込み、または、読み出しが行え、また、この情報記録
面の所望の位置に対して、該情報信号の書き込み、また
は、読み出しを行う、いわゆるランダムアクセス動作を
行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の光学
ピックアップ装置においては、対物レンズを駆動する二
軸アクチュエータのフォーカス方向、すなわちフォーカ
スサーボ機構の感度等は考慮に入れてはいなかった。こ
のため、例えば二層の情報記録層を有する光ディスクに
おいて、ある層から他の層へフォーカス移動するレイヤ
ジャンプの動作では、感度がばらつくことがあり、正確
な動作ができなかった。
【0011】このような感度ばらつきに拘わらず正確な
動作を行うために、フォーカスエラー信号を細かく観察
しながら動作を行う必要があり、専用のハードウェア等
が必要となっていた。そのため、装置のコストアップを
招き、また、複雑な回路を必要としていた。
【0012】本発明は、上述の実情に鑑みてなされるも
のであって、二軸アクチュエータのフォーカス方向の感
度が考慮に入れられ、動作を行う際にも細かくフォーカ
スエラー信号を観測しながら行う必要のないようフォー
カスサーボ機構の感度を検出するような光ディスクプレ
ーヤ装置およびフォーカスサーボ機構の感度検出方法を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る光ディスクプレーヤ装置は、光源
と、前記光源で発せられた光を集光する対物レンズと、
前記対物レンズから入射した光を受光する受光部と、前
記対物レンズをその光軸方向に移動するフォーカスサー
ボ機構とを有する光ピックアップ装置を備える光ディス
クプレーヤ装置において、上記ピックアップ装置の備え
る上記フォーカスサーボ機構によって上記対物レンズを
その光軸方向に移動するレンズ移動手段と、上記レンズ
移動手段によって上記対物レンズが移動されている際
に、上記光学ピックアップ装置に対向して配置された光
ディスクの表面または信号記録面において上記対物レン
ズにて集光された上記光源で発せられた光が合焦状態と
なったことを検出する合焦検出手段と、上記合焦検出手
段からの検出結果に基づいて、上記光ディスクの表面ま
たは信号記録面のいずれか一方における合焦状態が検出
されてから他方における合焦状態が検出されるまでの時
刻の間隔の時間を検出する時間検出手段と、上記時間検
出手段で検出した時間を所定時間と比較する時間比較手
段と、上記時間比較手段の結果に基づいて上記フォーカ
スサーボ機構の感度を検出する感度検出手段とを備える
ものである。
【0014】また、本発明に係るフォーカスサーボ機構
の感度検出方法は、光源と、前記光源で発せられた光を
集光する対物レンズと、前記対物レンズから入射した光
を受光する受光部とともに光学ピックアップ装置を構成
する前記対物レンズをその光軸方向に移動するフォーカ
スサーボ機構の感度を検出するフォーカスサーボ機構の
感度検出方法において、上記フォーカスサーボ機構によ
り上記対物レンズをその光軸方向に移動して、上記光学
ピックアップ装置に対向して配置された光ディスクの表
面および信号記録面からのそれぞれの反射光を上記受光
部で受光してそれぞれ合焦状態となった時刻の間隔の時
間を検出し、上記検出した時間を所定時間と比較し、上
記比較の結果に基づいて上記フォーカスサーボ機構の感
度を検出するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0016】この実施の形態は、本発明を、図1に示す
ように、情報信号の記録媒体として光ディスク(いわゆ
る光磁気ディスクを含む)を用いる光ディスクプレーヤ
装置に適用したものである。なお、本実施の形態におい
ては、フォーカスサーボ機構とは、二軸アクチュエータ
の機構部分のみならず、これらを駆動制御する部分をも
含めたものとする。
【0017】光ディスク101は、ポリカーボネイトの
如き透明材料よりなる円盤状のディスク基板の主面部上
に、信号記録層(または、反射層)が形成され、この信
号記録層(または、反射層)および該ディスク基板の間
の界面部が情報記録面となされている。
【0018】上記情報記録面上には、螺旋状となされた
記録トラックが形成されている。この光ディスクにおい
ては、上記記録トラックに沿って、情報信号が記録され
ている。
【0019】上記光ディスク101は、回転駆動機構に
より、中心部分を保持されて回転駆動される。この回転
駆動機構は、上記光ディスク101を回転駆動するため
のスピンドルモータ1を有して構成されている。このス
ピンドルモータ1の駆動軸には、上記光ディスク101
の中心部分が載置されるディスクテーブル2が取付けら
れている。このディスクテーブル2の上面部には、上記
光ディスク101の中心部分に開設された円形の位置決
め孔に嵌合してこの光ディスク101を位置決めするた
めのセンタリング突起3が設けられている。
【0020】そして、この光ディスクプレーヤ装置は、
上記光ディスク101に対する情報信号の書き込み、ま
たは、読み出しを行う光学ピックアップ装置4を有して
いる。この光学ピックアップ装置4は、上記回転駆動機
構により保持されて回転駆動される光ディスク101の
情報記録面に対向して配設されている。この光学ピック
アップ装置4は、レーザダイオードの如き光源4aを有
し、この光源4aより発せられた光束を、コリメータレ
ンズ4f、グレーティング4b、ビームスプリッタ4c
および対物レンズ4dを介して、上記光ディスク101
の情報記録面上に集光させて照射する。
【0021】上記対物レンズ4dは、後述するフォーカ
スサーボ機構およびトラッキングサーボ機構を構成する
アクチュエータ5により、移動操作可能に支持されてい
る。
【0022】そして、この光学ピックアップ装置4は、
上記光束の上記情報記録面による反射光束の光量や偏光
方向を検出して、該情報記録面上に記録された情報信号
を読み取ることができる。すなわち、上記光束の上記情
報記録面による反射光束は、上記対物レンズ4dを再び
経て、上記ビームスプリッタ4cに戻る。上記反射光束
は、上記ビームスプリッタ4cの傾斜された反射面によ
り反射され、上記光源3aに戻る光路より分岐されて、
検出レンズ4gを経て、光検出器4eにより受光され
る。
【0023】上記光検出器4eは、上記反射光束を同時
に受光する複数のフォトダイオードの如き受光素子を有
して構成されてた受光部である。これら各受光素子は、
受光した光束の光量に応じた検出出力(RF出力)を出
力する。この検出出力は、RFアンプ6およびエラー生
成演算回路7に送られる。RFアンプ6を経た検出出力
RF_ACは、復調/データ抽出回路8およびMIRR
ブロック9に送られる。復調/データ抽出部8では、R
FアンプからのRF出力RF_ACが復調されるととも
に、データ抽出をなされて、出力端子10より出力され
る。MIRRブロック9では、後に詳細に説明するよう
に、RF出力RF_ACから光ディスク101のディス
ク表面および情報記録面のMIRR信号がそれぞれ取り
出される。これら復調/データ抽出回路8およびMIR
Rブロック9は、制御部11により制御されて動作す
る。
【0024】この光学ピックアップ装置4は、上記光デ
ィスク101の回転に伴う上記記録トラックの偏心、お
よび、該光ディスク101の回転に伴う情報記録面の面
振れに上記対物レンズ4dを追従させるためのフォーカ
スサーボ機構およびトラッキングサーボ機構を備えてい
る。
【0025】上記フォーカスサーボ機構は、上記アクチ
ュエータ5により、上記対物レンズ4dをこの対物レン
ズ4dの光軸方向(フォーカス方向)に移動操作するも
のである。また、上記トラッキングサーボ機構は、上記
アクチュエータ5により、上記対物レンズ4dをこの対
物レンズ4dの光軸および上記記録トラックの接線に直
交する方向(トラッキング方向)に移動操作するもので
ある。
【0026】上記エラー生成回路7においては、上記検
出出力(RF出力)より、上記対物レンズ4dより射出
される光束の照射位置と上記記録トラックとの位置ずれ
の量および方向を示すトラッキングエラー信号ETと、
該対物レンズ4dより射出される光束の集光点の位置と
上記情報記録面との距離および方向を示すフォーカスエ
ラー信号EFとを生成する。
【0027】上記フォーカスエラー信号EFは、フォー
カスサーボ/ドライブ12に送られる。このフォーカス
サーボ/ドライブ12は、上記フォーカスエラー信号E
Fに基づき、上記アクチュエータ5をフォーカス方向に
駆動させるフォーカスサーボを行う。
【0028】また、上記トラッキングエラー信号E
Tは、トラッキングサーボ/ドライブ13およびスレッ
ドサーボ/ドライブ14に送られる。このトラッキング
サーボ/ドライブ13は、上記トラッキングエラー信号
Tに基づき、上記アクチュエータ5をトラッキング方
向に駆動させるトラッキングサーボを行う。上記スレッ
ドドライブ14は、上記トラッキングエラー信号ET
基づき、後述するスレッド送り機構15を駆動するスレ
ッドサーボを行う。
【0029】これらスレッドサーボ/ドライブ14、ト
ラッキングサーボ/ドライブ13およびフォーカスサー
ボ/ドライブ12は、上記制御部11により制御されて
動作する。
【0030】上記アクチュエータ5は、上記トラッキン
グエラー信号ETおよび上記フォーカスエラー信号EF
基づいて駆動されることにより、トラッキングサーボ機
構およびフォーカスサーボ機構として、上記対物レンズ
4dを上記情報記録面および上記記録トラックに追従さ
せる。これらトラッキングサーボ機構およびフォーカス
サーボ機構によるトラッキングサーボ動作およびフォー
カスサーボ動作により、上記光ディスク101において
は、常に、上記記録トラック上に上記光束が集光されて
照射される。
【0031】また、上記光学ピックアップ装置4は、こ
の光学ピックアップ装置4を移動操作可能に支持してい
るスレッド送り機構15により、上記回転駆動装置に保
持された光ディスク101の内外周に亘って移動操作さ
れることができる。
【0032】上記スレッド送り機構15は、記録、再生
モード時には、上記スレッドサーボ/ドライブ14によ
り、上記トラッキングエラー信号ETに基づいて(この
トラッキングエラー信号ETのDC(直流)成分に応じ
て)、駆動される。また、上記スレッド送り機構15
は、上記スレッドサーボ/ドライブ14により、上記制
御部11による制御に応じて、上記光学ピックアップ装
置4を上記光ディスク11に対する所望の位置へ移動操
作するべく駆動される。
【0033】すなわち、この光学ピックアップ装置4
は、上記光ディスク101の内外周に亘って移動操作さ
れることにより、この光ディスク101の情報記録面の
全面に亘って情報信号の書き込み、または、読み出しが
行え、また、この情報記録面の所望の位置に対して、該
情報信号の書き込み、または、読み出しを行う、いわゆ
るランダムアクセス動作を行うことができる。
【0034】上記制御部11は、この光ディスクプレー
ヤ装置の各部における処理を制御する。上記制御部11
は、光学ピックアップ装置4の対物レンズ4dを光軸方
向に強制的に移動させた際に、上記MIRRブロック9
から供給されるMIRR信号に基づいて、光ディスク1
01の表面および情報記録面からのそれぞれの反射光を
上記受光部で受光した時刻の間隔の時間を検出し、その
時間を例えば内部のROMに格納した所定時間と比較
し、この比較の結果に基づいて上記フォーカスサーボ機
構の感度を検出する感度検出するフォーカスサーボ機構
の感度の検出を行う。このフォーカスサーボ機構の感度
の検出の手順は、例えば制御部11における機能ブロッ
クとして構成することができる。上記MIRR信号を発
生するフォーカスサーチ、およびフォーカスサーボ機構
の感動検出方法については、後述する。
【0035】このように、上記制御部11には、ピック
アップ装置4の備える上記フォーカスサーボ機構によっ
て上記対物レンズ4dをその光軸方向に移動するレンズ
移動手段と、上記対物レンズ4dが移動されている際
に、上記光学ピックアップ装置4に対向して配置された
光ディスク101の表面または信号記録面において対物
レンズ4dにて集光された光源4aで発せられた光が合
焦状態となったことを検出する合焦検出手段と、光ディ
スク101の表面または信号記録面のいずれか一方にお
ける合焦状態が検出されてから他方における合焦状態が
検出されるまでの時刻の間隔の時間を検出する時間検出
手段と、この検出した時間を上記所定時間と比較する時
間比較手段と、上記比較の結果に基づいて上記フォーカ
スサーボ機構の感度を検出する感度検出手段とを機能ブ
ロックとして有している。
【0036】光ディスクプレーヤ装置においては、制御
部11は、検出したフォーカスサーボ機構の感度を用い
て、フォーカスサーボ/ドライブ12を制御することに
より、複数の情報記録面を有する光ディスクにおける情
報記録面の間のジャンプであるレイヤジャンプを正確に
行うことができるようになる。また、制御部は、検出し
たフォーカスサーボ機構の感度を用いて、フォーカスサ
ーボ/ドライブ12を制御することによって、フォーカ
スサーチのスピードの制御を正確に行うことができるよ
うになり、フォーカスエラーを示すいわゆるS字曲線の
間隔が安定する。
【0037】続いて、このディスクプレーヤ装置におけ
る、上記光ディスク101の記録トラック上に光束が合
焦状態となるようにおこなうフォーカスサーチについ
て、図2を参照して説明する。
【0038】光ディスク1の情報記録層の情報記録面に
形成された記録トラックに記録された情報を再生するた
めには、光学ピックアップ4の対物レンズ4dにて光デ
ィスク101に集光して照射される光束が情報記録層の
情報記録面で合焦状態にあることが必要とされる。この
ため、光学ピックアップ4の対物レンズ4dの焦点が光
ディスク101における情報記録面となり、光ディスク
101に照射される光束が光ディスク101の情報記録
面において合焦状態となるように、光学ピックアップ4
の二軸アクチュエータ4に対物レンズ4dを光ディスク
101の光軸方向に移動させて適当な位置を探すフォー
カスサーチが行われる。
【0039】フォーカスサーチを行い、光学ピックアッ
プ4の対物レンズ4dを光ディスク101に対する接離
方向に移動させると、対物レンズ4dから照射される光
束の焦点が光ディスク101の表面および光ディスク1
01の情報記録層101bにある状態で、それぞれ光デ
ィスク101の表面および光ディスク101の情報記録
層101bから戻り光が得られる。情報記録層101b
とは、光ディスク101にあって情報が記録されている
面である。これら光ディスク101の表面および情報記
録層101bからの戻り光は、例えば反射率の相違によ
って区別することができる。
【0040】光ディスク101は、光束が照射される光
学ピックアップ4に対向する側から順に、基材層101
a、情報記録層101b、および保護層の各層から構成
される。そして、基材層101aと情報記録層101b
の界面が情報記録面となっている。
【0041】なお、基材層の厚みは、いわゆるCD(co
mpact disc)においては1.2mm、いわゆるDVD
(digital versatile disc または digital video dis
c)においては0.6mmである。情報記録層101b
における情報は、正確には、相変化材料のように一定の
厚みを有する材料相に記録されることがあるし、反射層
が用いられる場合には基材部101aとの界面部に記録
されることもある。
【0042】続いて、光ディスクプレーヤ装置において
光学ピックアップ4の対物レンズ4dでフォーカスサー
チを行うことによりフォーカスサーボ機構の感度を検出
する方法について説明する。
【0043】上述のように、光ディスクプレーヤ装置に
おいては、光ディスク101に対して情報信号を記録/
再生する際には、光ディスク101の情報記録面に対物
レンズ4dの焦点を合わせるためのフォーカスサーチが
行われる。フォーカスサーチは、光学ピックアップ装置
3の二軸アクチュエータ5のフォーカシング機構にて対
物レンズ4dを光ディスク101の接離方向に移動させ
ることにより、対物レンズ4dから光ディスク101に
集光して照射される光束が、光ディスク101の情報記
録面で合焦状態となる適当な位置を探索するものであ
る。
【0044】図3中のAのフォーカスエラー(FE)信
号に示すように、二軸アクチュエータ5のフォーカスサ
ーボ機構により対物レンズ4dを光ディスク101の接
離方向に移動させるフォーカスサーチを行うと、図3中
のBに示すように、最初に光ディスク101の表面反射
によるMIRR信号が得られ、その時間t後に情報記録
面によるMIRR信号が得られる。これらのMIRR信
号は、それぞれ光ディスク101の表面および情報記録
面からの戻り光によるものである。これらのMIRR信
号は、上述のようにMIRRブロック9から与えられ
る。なお、ここでのフォーカスサーチは例えば一定電圧
を印加する条件の下に実行する。
【0045】そして、このようにサーチを行った場合に
おける、光ディスク101の表面および情報記録面から
のMIRR信号を制御部11にてモニターし、その時間
差tを観測する。なお、この制御部11は、例えば、C
PU、ROM、RAMを含んで構成されるいわゆるマイ
クロコントローラとして構成される。様々な種類のディ
スクに対応するため、その後、通常動作を行い、情報記
録面に記録された信号を処理する。情報記録面に記録さ
れた信号に基づいて、その光ディスク101の種類に対
応した方法で処理を行うようにする。
【0046】制御部11は、先ほど検出した光ディスク
101の場合の基準となる時間を保持しており、そのデ
ータと今回計測した時間とを比較する。この基準となる
時間は、例えば制御部11に内蔵されるROMに格納し
ておくことができる。
【0047】制御部11は、今回計測した時間tと、基
準となる時間を比較することによって、光学ピックアッ
プ4のフォーカスサーボ方向の二軸感度とドライバーア
ンプの感度の積、すなわちトータルのフォーカスサーボ
方向の感度が、基準となる感度を有するフォーカスサー
ボ機構からどれぐらい差があるか正確に知ることができ
る。なお、上述の感度検出の一連の工程は、例えば制御
部11においてROMに記録されたプログラムによって
所定の順序に従って実行される。
【0048】このようなフォーカスサーボ機構の感度検
出は、対物レンズのフォーカスサーボ機構によるサーチ
スピードは、フォーカスサーボコイルに加えられる電圧
と、光学ピックアップのフォーカスサーボ方向の電圧感
度の積で決まるが、この各セットによって異なるスピー
ドに対応する感度を検出するために行われる。
【0049】すなわち、本実施の形態では、反射された
信号の時間差を、標準的なセットと、比較することによ
って光学ピックアップと、それをドライブするドライバ
ーアンプのゲインばらつきを含めたトータルのフォーカ
スサーボ機構の感度を測定するものである。
【0050】続いて、光ディスクプレーヤ装置におい
て、光ディスク101の表面および情報記録面の位置に
対応する信号を検出するMIRRブロック9の構成の具
体例について、図4に示す回路図を参照して説明する。
【0051】上記MIRR(ミラー)信号は、MIRR
ブロック部9にて、RFアンプ6からのRF信号RF_
ACから取り出される。すなわち、MIRRブロック部
9において、光学ピックアップ装置4からRFアンプ6
を経て供給されるRF信号であるRF_ACについて、
ローパスフィルタ部MIR_LPF21でトラバース信
号が抽出される。ローバスフィルタ部MIR_LPF2
1で抽出されたトラバース信号は、増幅部MIR_Am
p22で増幅される。なお、MIR_LPFのカットオ
フ周波数は、例えば、60kHzおよび30Hzの2モ
ードであり、MIR_Ampの増幅率は、12dBおよ
び2dBの2モードである。
【0052】MIR_Amp22にて増幅されたトラバ
ース信号は、ピーク/ボトムホールド部であるPeak
/Bot_Hold23で、信号のピークおよびボトム
がホールドされる。なお、ピークとボトムの時定数の絶
対値および比は、外付けコンデンサで設定することがで
きる。スピンドル速度、トラバース速度等のモードによ
る時定数は、例えば32ステップで調整が可能である。
【0053】Peak/Bot_Hold23でホール
ドされたピーク電圧およびボトム電圧からは、中点電圧
生成部であるMIR_Half24にてピーク電圧およ
びボトム電圧の中点電圧が生成される。
【0054】そして、比較部であるMIR_Comp2
6で、MIR_Amp22からの出力信号をMirr_
Half24からの中点電圧でコンパレートし、MIR
R信号を出力する。なお、調整部であるMirr_AD
J25でリファレンス信号にオフセット注入が可能であ
る。
【0055】続いて、上記MIRRブロックにおける各
部の信号について、図5を参照して説明する。
【0056】図5中のAに示す、光学ピックアップ装置
4から入力したRF信号であるRF_ACからは、MI
R_LPF21にて濾波して同図中のBに示すようなト
ラバース信号S1がえられる。このトラバース信号S1
は、MIR_Amp22で増幅されて増幅されたトラバ
ース信号S2となる。
【0057】図5中のCに示すように、Mir_Amp
22にて増幅されたトラバース信号S2からは、Pea
k/Bot_Hold23にて増幅されたトラバース信
号S2からピーク電圧S3およびボトム電圧S4が得ら
れ、さらにMir_Half24にてピーク電圧S3お
よびボトム電圧S4から図中の破線で示す中点信号S5
が生成される。
【0058】そして、図5中のCおよびDに示すよう
に、Mir_Amp22にて増幅されたトラバース信号
S2とMir_Half24にて生成された中点信号S
5を比較することにより、図中のDのMIRR信号が得
られる。すなわち、増幅されたトラバース信号S2が中
点電圧S5を上回るか下回るかによってそれぞれハイレ
ベルおよびローレベルとなる。
【0059】なお、上述の実施の形態においては、便宜
上、光ディスク101の情報記録面に形成された記録ト
ラックを横切ることにより得られるトラバース信号を用
いてMIRR信号の説明をした。すなわち、本発明の形
態において、光ディスク101の表面および光ディスク
101の情報記録面101bの検出に利用するMIRR
信号は、光学ピックアップ装置4の対物レンズ4bを光
ディスク101の接離方向に移動することにより得られ
るものである。しかし、本発明における光ディスク10
1の表面および情報記録面の検出は、トラバース信号に
よるものに限定されない。例えば、フォーカスエラー信
号に基づいて同様にして光ディスク101の表面および
情報記録面を検出することができる。
【0060】以上説明したように、光学式ディスクで、
対物レンズをサーチを行うとディスクの表面での反射
と、情報記録面での反射の2つの信号を見ることができ
る。この2つの信号の時間差は、2つの反射面の距離と
対物レンズのサーチスピードに依存する。対物レンズの
サーチスピードは、フォーカスサーボコイルに加えられ
る電圧と、光学ピックアップのフォーカスサーボ方向の
電圧感度の積で決まるがこのスピードは、各セットによ
ってばらつきがある。
【0061】そこで、本実施の形態では、反射された信
号の時間差を、標準的なセットと、比較することによっ
て光学ピックアップと、それをドライブするドライバー
アンプのゲインばらつきを含めたトータルのフォーカス
サーボ機構の感度を測定するものである。
【0062】
【発明の効果】上述のように、本発明は、光ディスクの
表面および情報記録面からの反射の時間差を、基準時間
と比較することにより二軸アクチュエータの光軸方向の
フォーカスサーボ機構の感度を検出している。したがっ
て、光学ピックアップの光軸方向の感度と、二軸アクチ
ュエータにより対物レンズを光軸方向に駆動する駆動ア
ンプを含めたフォーカスサーボ機構の感度を正確に測定
することができる。このように測定したフォーカスサー
ボ機構の正確な感度を用いることにより、光ディスクに
おけるレイヤ間ジャンプやフォーカスサーチを精度よく
行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用した光ディスクプレ
ーヤ装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】光ディスクの表面と情報記録面への光ビームの
合焦状態を示す図である。
【図3】フォーカスエラー信号とMIRR信号との関係
を示す図である。
【図4】MIRR信号を抽出するMIRRブロックの回
路図である。
【図5】MIRR信号のRF信号からの抽出を説明する
図である。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ、4 光学ピックアップ装置、4
d 対物レンズ、5二軸アクチュエータ、11 制御
部、12 フォーカスサーボ/ドライブ、13トラッキ
ングサーボ/ドライブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、前記光源で発せられた光を集光
    する対物レンズと、前記対物レンズから入射した光を受
    光する受光部と、前記対物レンズをその光軸方向に移動
    するフォーカスサーボ機構とを有する光ピックアップ装
    置を備える光ディスクプレーヤ装置において、 上記フォーカスサーボ機構を介して上記対物レンズをそ
    の光軸方向に移動するレンズ移動手段と、 上記レンズ移動手段によって上記対物レンズが移動され
    ている際に、上記光学ピックアップ装置に対向して配置
    された光ディスクの表面において上記対物レンズにて集
    光された上記光源で発せられた光が合焦状態となったこ
    とおよび上記光ディスクの信号記録面において上記光が
    合焦状態になったことを検出する合焦検出手段と、 上記合焦検出手段からの検出結果に基づいて、上記光デ
    ィスクの表面または信号記録面のいずれか一方における
    合焦状態が検出されてから他方における合焦状態が検出
    されるまでの時間を検出する時間検出手段と、 上記時間検出手段で検出した時間を所定時間と比較する
    時間比較手段と、 上記時間比較手段の結果に基づいて上記フォーカスサー
    ボ機構の感度を検出する感度検出手段とを備えることを
    特徴とする光ディスクプレーヤ装置。
  2. 【請求項2】 光源と、前記光源で発せられた光を集光
    する対物レンズと、前記対物レンズから入射した光を受
    光する受光部とともに光学ピックアップ装置を構成し前
    記対物レンズをその光軸方向に移動するフォーカスサー
    ボ機構の感度を検出するフォーカスサーボ機構の感度検
    出方法において、 上記フォーカスサーボ機構により上記対物レンズをその
    光軸方向に移動させ、上記光学ピックアップ装置に対向
    して配置された光ディスクからの反射光を上記受光部で
    受光して、上記光ディスクの表面において合焦状態とな
    った時および上記光ディスクの信号記録面において合焦
    状態となった時の間の時間を検出し、 上記検出した時間を所定時間と比較し、 上記比較の結果に基づいて上記フォーカスサーボ機構の
    感度を検出することを特徴とするフォーカスサーボ機構
    の感度検出方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6775209B2 (en) 2001-01-11 2004-08-10 Sony Computer Entertainment, Inc. Optical disk apparatus and method of controlling movement of objective lens
KR100718435B1 (ko) 2006-03-30 2007-05-14 주식회사 대우일렉트로닉스 광 기록/재생장치에서 광픽업 포커스 dc 감도 자가진단방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6775209B2 (en) 2001-01-11 2004-08-10 Sony Computer Entertainment, Inc. Optical disk apparatus and method of controlling movement of objective lens
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