JPH1016199A - ウエブガイドローラ清浄方法及び装置 - Google Patents

ウエブガイドローラ清浄方法及び装置

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JPH1016199A
JPH1016199A JP19287996A JP19287996A JPH1016199A JP H1016199 A JPH1016199 A JP H1016199A JP 19287996 A JP19287996 A JP 19287996A JP 19287996 A JP19287996 A JP 19287996A JP H1016199 A JPH1016199 A JP H1016199A
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Akira Hara
瑛 原
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F35/00Cleaning arrangements or devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2235/00Cleaning
    • B41P2235/10Cleaning characterised by the methods or devices

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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ウエブとガイドローラとの間に相対速度差を
持たせることなく、且つ装置的に安価で作業性良くガイ
ドローラを自動的に洗浄することができるガイドローラ
清浄方法および装置。 【解決手段】 ウエブ3を案内するガイドローラ4の表
面に付着したインキ等の汚れ層11を剥離除去するため
の粘着剤13をウエブ表面に塗布し、その粘着剤粘着層
14をガイドローラの表面に接触させ、インキ汚れ層を
ウエブ側に粘着転移せしめて、ガイドローラ表面を清浄
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、輪転印刷機、製紙
機械および捺染機械などで用いられているウエブガイド
ローラ(以下ガイドローラと称す)の清浄方式に係り、
特にウエブを導く多数のガイドローラ表面に付着するイ
ンキなどの汚れを清浄するのに好適なガイドローラ清浄
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】輪転印刷や製紙などの分野で使用される
装置には、ウエブを所定方向に導くガイドローラが多数
組み込まれている。このガイドローラについて、第4図
に示す新聞輪転機を例にして説明する。通常の印刷時に
おいて、給紙スタンド1のウエブロール2から供給され
るウエブ3は、多数のガイドローラ4を経由して印刷部
5の圧胴6に導かれる。ここでブランケット胴7により
圧胴6に押し付けられながら版胴8からブランケット胴
7に転移されたインキがウエブ3に転写される。印刷さ
れたウエブは、再び多数のガイドローラ4に導かれ、ド
ラッグローラ9により引っ張られて折機10で折り畳ま
れた後、デリバリーコンベア(図示せず)で他工程に搬
送される。ガイドローラは、印刷時間の経過につれてイ
ンキおよび紙粉等で汚れてくる。この状態で印刷を行う
と、ガイドローラの汚れが印刷紙面に移行し商品価値が
低下する。そのため、新聞輪転機の場合は、印刷作業を
中断し、ガイドローラの汚れ落としが行われている。こ
の作業は洗い油等で湿潤させたウエスをもって手作業に
て各々のガイドローラを清浄している。一方ではガイド
ローラの自動清浄装置も提案されている。例えば、特開
昭62−149449号公報に記載されているものは、
回転速度制御装置によりガイドローラの回転を制御する
ことにより、ガイドローラの回転周速度をウエブの走行
速度と僅かに異ならせ、この速度差による滑りによって
ガイドローラの表面をウエブで清浄するように構成され
ている。また他のガイドローラの自動清浄装置として、
特開平4−21445号公報にはウエブを案内するガイ
ドローラの表面に付着しているインキ汚れ層を溶解およ
び/または軟化させるための第1液をウエブ表面に塗布
し、この第1液塗布面に続くウエブ表面に第1液により
溶解および/または軟化させたインキ汚れ層に対して吸
着転移性をもつ第2液を第1液塗布面を除くウエブ表面
に塗布した後、第1液塗布面をガイドローラの表面に接
触させ、このガイドローラのインキ汚れ層を溶解および
/または軟化させ、このインキ汚れ層を第2液塗布面の
第2液に作用させてウエブ側に吸着転移せしめて清浄す
る構成が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】1系列に100本を越
えるガイドローラを有する新聞輪転機などの機械におい
て、手作業にて各々のガイドローラを清浄することは、
大変な労力を要することであり、また高い所にあるガイ
ドローラを清浄することは危険が伴うことである。更に
ガイドローラの設置されている場所によっては、作業者
の手が届かなかったり、あるいは狭い為に作業が困難な
場合も多いなど作業性、安全性の面で問題があった。ま
た、従来のガイドローラ自動清浄装置は、紙とガイドロ
ーラとの間に速度差を持たせるためのローラ駆動機構や
ブレーキ機構が必要となり、またウエブのテンションに
アンバランスが生じて紙切れの原因となるため、紙のテ
ンションの変動を補正する必要があるなど装置構成およ
び操作が複雑になる。また溶剤は、ウエブの動きに対す
るガイドローラの回転速度の変化に応じて供給制御しな
ければならず、そのための制御プログラムを搭載した制
御装置を必要とするなどの問題があつた。また2種の洗
浄液を使用する方法に於いては、複数個の洗浄液供給装
置を必要とし、それぞれの洗浄液供給装置間の作動タイ
ミング、すなわち2種の洗浄液のウエブに対する供給条
件を機械の運転状態、汚れの状況に合わせて制御しなけ
ればならないので、制御装置が複雑且つ高価になる等の
問題があった。この発明の目的はウエブとガイドローラ
との間に相対速度差を持たせることなく、且つ装置的に
安価で作業性良くガイドローラを自動的に清浄すること
ができるガイドローラ清浄方法および装置を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明に係るウエブガイドローラ清浄方法
はウエブを案内するガイドローラの表面に付着したイン
キ等の汚れ層を剥離除去するための粘着剤を前記ウエブ
表面に塗布し、該粘着剤塗布面を前記ガイドローラの表
面に接触させ、該ガイドローラのインキ汚れ層をウエブ
側に粘着転移せしめて、ガイドローラ表面を清浄する構
成にある。また請求項1の方法発明に関する他の発明は
次の構成またはそれらを組み合わせた構成に特徴を有す
る。 ガイドローラの表面が低表面エネルギー性物質で形成
されている。 ガイドローラの表面を梨地仕上面とし、インキ汚れ等
の異物質の付着し難い形状とする。 粘着剤が油性の汚れに対して粘着性を有する。 清浄すべきガイドローラ群の最後部の下流側で且つウ
エブの粘着剤が接触する部材にウエブの粘着剤に粘着転
移したインキ等の汚れを再転移させない処理を、ガイド
ローラ群の最終部を通過した後にウエブの粘着剤に施
す。
【0005】また請求項6の発明に係るウエブガイドロ
ーラ清浄装置はウエブを案内するガイドローラの表面に
付着したインキ等の汚れ層を剥離除去するための粘着剤
をウエブ表面に塗布する粘着剤塗布装置を備え、粘着剤
塗布装置は清浄すべきガイドローラに対してウエブの供
給側に配置され、ウエブの粘着剤塗布面をガイドローラ
のインキ汚れ層に作用させ、該インキ汚れ層を粘着剤塗
布面に粘着転移せしめて、ガイドローラの表面を清浄す
る構成にある。また請求項6の装置発明に関する他の発
明は次の構成またはそれらを組み合わせた構成に特徴を
有する。 ガイドローラの表面が低表面エネルギー性物質で形成
されている。 ガイドローラの表面を梨地仕上面とし、インキ汚れ等
の異物質の付着し難い形状とする。 ウエブのパスに配設された複数のガイドローラ群を該
ウエブで清浄する装置であって、ガイドローラ群の最後
部のローラと該ローラの下流側に配設され、ウエブの粘
着剤が接触する部材との間に配置され、該ウエブの粘着
剤に粘着転移したインキ等の汚れを前記部材に再転移さ
せない処理を施す粘着層処理手段を備えている。 粘着層処理手段がウエブの粘着層面に非粘着性を持た
せる処理を行う。 粘着層処理手段がウエブの粘着層面を非粘着性物質で
覆う処理を行う。
【0006】本発明の構成によると、本機の緩動運転に
よってウエブを緩動走行させつつ、粘着剤塗布装置を作
動させてガイドローラに接触するウエブ面に粘着剤を所
定の長さに塗布する。ウエブが走行を続け粘着剤塗布面
がガイドローラに達し、ガイドローラ上のインキ汚れ層
がウエブの粘着剤に触れた状態でローラ表面上を走行す
る間にインキ汚れ層はウエブの粘着層面にくっつき、ウ
エブがガイドローラから離れる際にウエブに転移し、ガ
イドローラを清浄する。このように、1つの粘着剤塗布
装置を設備するだけなので、装置が簡単になり、しかも
粘着剤を塗布するための制御プログラムも簡略化でき、
コスト低減が図れるとともに、簡単な装置により保守も
し易くなる。特に、ガイドローラの表面を低表面エネル
ギー性物質で形成したり、あるいは梨地仕上面とし、イ
ンキ汚れ等の異物質の付着し難い形状とすることにより
インキ汚れ層のガイドローラ表面に対する接着力は極め
て弱く、ウエブの粘着層に容易に粘着転移させることが
できるので、ウエブの使用量も少なく、また清浄時間も
短縮される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本発明の内容を容易に理解
できるよう一本のガイドローラの清浄について、図1を
用いて説明する。ウエブ3の表面には粘着剤塗布装置1
2によりガイドローラ4の表面に本機の運転時間の経過
に従って付着したインキ等の汚れ層11を剥離除去する
ための粘着剤13が塗布される。粘着剤塗布装置12
(12A,12B)は清浄すべきガイドローラ4を通る
ウエブ3の供給側で且つウエブ3の両面を塗布するよう
に配置されており、清浄動作開始時点で作動を始め、ウ
エブロール2から供給されるウエブ3のガイドローラ接
触面に粘着剤13を塗布し粘着層14を形成する。
【0008】粘着剤塗布装置12は粘着剤13を貯えた
液槽15、この液槽15に一部が没入された元ローラ1
6、元ローラ16から粘着剤13を受け渡され、ウエブ
3の表面に塗布するコーデングローラ17、およびコー
デングローラ17からなっており、他方の粘着剤塗布装
置のコーデングローラ17が対峙して配置されている。
この粘着剤塗布装置12は一例としてロールコーターを
使用する構成を図示したが、粘着剤を塗布する方式とし
ては、使用する粘着剤の特性、取付場所の条件等に応じ
て、ナイフコーター、バーコーター等の他の形式の塗布
装置を使用することができる。このような構成により、
ガイドローラ4上のインキ汚れ層11はウエブ3の粘着
層面14に触れた状態でローラ表面上を走行する間にウ
エブ3の粘着層面11にくっつき、ウエブ3がガイドロ
ーラ4から離れる際にウエブ3に転移し、ガイドローラ
4が清浄される。
【0009】ガイドローラ4に付着したインキ等の汚れ
をウエブの粘着層面に容易に転移させ、効率的に清浄す
るためのガイドローラの構成について説明する。ガイド
ローラ4は、その表面全体が低表面エネルギー性物質ま
たは梨地仕上面とし、インキ汚れ等の異物質の付着し難
い形状とした表面層4aを有する。ここで、低表面エネ
ルギー性とはインキ汚れ層のガイドローラ表面に対する
接着力が極めて弱い性質をもったもので、この性質はガ
イドローラを形成する物質自体が持っている場合とガイ
ドローラの表面形状で持たせる場合がある。例えば、フ
ッ素樹脂などの低表面エネルギー性樹脂の皮膜を形成す
る。
【0010】次に清浄方法について説明する。本機の緩
動運転によってウエブを緩動走行させつつ、粘着剤塗布
装置を作動させてガイドローラに接触するウエブ面に粘
着剤を所定の長さに塗布する。ウエブ3が走行を続け粘
着剤塗布面が各ガイドローラ4に達し、ガイドローラ上
のインキ汚れ層がウエブの粘着層面に触れた状態でロー
ラ表面上を走行する。その間にインキ汚れは順次ウエブ
3の粘着層14に転移し、ウエブ3の走行とともに本機
の終端に運び去られて、全てのガイドローラ4の表面は
清浄を完了する。
【0011】本機の清浄方法を次の条件により実験し
た。 インキの組成(%):顔料25,樹脂25,乾性油1
0,高沸点溶剤36,その他4 ガイドローラの表面:フッ素樹脂コーティング(商品
名:デュポンTFP) 粘着剤:アクリル系粘着剤(包装用粘着テープと同等
に処方されたもの) 上記実験によってガイドローラに付着したインキ汚れ層
はウエブの粘着層側に完全に転移されることが確かめら
れた。なお、ガイドローラの表面を形成する低表面エネ
ルギー性物質は、例えばフッ素樹脂、シリコン樹脂、ス
チール(クロム)などの材料が使用され、それらの材料
でコーティングしたり、スチールの場合はクロムメッキ
が施される。またインキ汚れ等の異物の付着し難い表面
形状としては、例えば細かい凹凸の表面を持った梨地ク
ロームメッキやセラミックスなどがある。
【0012】また粘着剤塗布面のウエブを走行方向の長
さは対象となるローラの本数、その表面の性質、インキ
汚れ度合等によって決められる。場合によっては粘着剤
塗布層の厚みも制御され、上記の状況に最適な粘着剤塗
布層を形成する。また一回のウエブ通過、つまりガイド
ローラの外周面が1回だけウエブの粘着層面に接触する
だけで完全に清浄されるか、あるいは数回のウエブ通
過、つまりガイドローラの外周面が複数回ウエブの粘着
層面に接触させる必要がある等の状況に応じ、清浄プロ
グラムを選択できる制御システムを備えている。
【0013】次にインキ汚れが転移した使用後のウエブ
の処理について説明する。一般に輪転印刷機においては
印刷部で印刷されたウエブは本機の最後尾部に設置され
た折機に導かれて、所定の折り丁に折畳まれて機外に排
出される。その他折機に代わるシーターにより枚葉で排
出される場合等もある。いずれの場合もウエブは固定的
なウエブガイド部材等で印刷面をこすられることになる
が、一般には折機の前の乾燥装置等により印刷インキは
乾燥しウエブに固着しているために、印刷画像が傷付い
たり、ガイド部材をインキで汚すことは殆どない。本発
明においても、ガイドローラのインキ汚れが粘着転移し
たウエブは上述の如く、折機、シーター等を経て機外に
排出されるが、図2に示すように折機10の固定ガイド
或はローラ20に粘着層が接触するために、インキ汚れ
を粘着しているウエブの粘着層が上記の折機部材を通過
する際に該粘着層共々インキ汚れを逆に折機部材に再転
移せしめることになる。符号21は折胴、22はデリバ
リーである。
【0014】この現象の防止手段の実施例を以下に説明
する。図2にインキ汚れが粘着転移したウエブの処理対
策の構成を示す。ここで、清浄すべき最終ガイドローラ
4Aとはウエブの粘着層が接触するガイドローラのう
ち、最も下流側に配置されたガイドローラである。従っ
て、本機に装備されたガイドローラの本数の全てを使用
したり、一部を使用したりするので、清浄すべてガイド
ローラ群の最終部は装備されたガイドローラの最下流側
に位置するガイドローラとは限らず、本機の使用態様に
よって変わる。 (第一実施例)本機の清浄すべき最終ガイドローラ4A
を通過した後のウエブの粘着剤が接触する部材、例えば
ガイド部材やローラの表面を、本機のガイドローラと同
様に低表面エネルギー性物質で形成するか、あるいは梨
地仕上面とし、インキ汚れ等の異物質の付着し難い形状
とする。 (第二実施例)本機の清浄すべき最終ガイドローラを通
過した後のウエブを折機等の通常紙パスを外し、バイパ
ス60に導き特設のリワインダー61に巻取って処理す
る。
【0015】(第三実施例)本機の最終ガイドローラと
折機の間にウエブの粘着剤に、粘着転移したインキ等の
汚れを再転移させない処理を行う粘着層処理手段50を
配設し、粘着層の粘着性を無くして、ウエブを通常通り
に折機、シーター等を通して排出する。図3に粘着層処
理手段の一例を示す。粘着層処理手段50はガイドロー
ラ群の最終ガイドローラ4Aとこの最終ガイドローラ4
Aを通過した後にウエブ3の粘着層面が接触する部材7
0との間に配設されており、粘着層処理装置51と乾燥
装置56からなっている。本例はウエブの粘着層面を非
粘着性にするもので、ウエブの粘着層面にニスをコーテ
ィングし乾燥処理する。粘着層処理装置51はニスをウ
エブの粘着層面に塗布するニスコーターで構成されてお
り、このニスコーターはニス53を貯えたニス槽52、
このニス槽52に一部が没入された元ローラ54、元ロ
ーラ54から中間ローラ54aを介してニス53を受け
渡され、ウエブ3の粘着層面に塗布するコーティングロ
ーラ55からなっている。ニスは、例えば印刷面のオー
バーコートに使用されるものと同種のニスを使用する。
乾燥装置56はウエブの粘着層面に塗布したニスに赤外
線を照射して乾燥(硬化)させる遠赤外線照射装置が用
いられる。ウエブの粘着層面に塗布したニスは遠赤外線
を照射することにより乾燥し、ウエブの粘着層上に非粘
着性の極く薄いニスの乾燥皮膜を形成する。
【0016】粘着剤処理手段の他の実施形態としては粘
着剤の処方に粘着剤固化促進のための添加剤を加えてお
き、粘着層処理装置50において紫外線、電磁波、高周
波を照射する。
【0017】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、ウエブ
とガイドローラとの間に速度差を持たせないので、装置
構成が簡単になる。また粘着剤をウエブ表面に所定の長
さ塗布するだけなので、従来の第一液、第二液を塗布す
る方法に比べて複雑な制御プログラムが不要となり、制
御装置が簡単になる。またインキ汚れ層をガイドローラ
の表面から除去するに必要なウエブ使用量が少なくな
り、結果としてウエブの走行長が短くなって、清浄時間
も短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るウエプガイドローラ清浄方法お
よび装置の概念図である。
【図2】 インキ汚れが粘着転移したウエブの処理対策
の構成図である。
【図3】 粘着層処理装置の1つの実施態様を示す構成
図である。
【図4】 新聞輪転機の概略構成図である。
【符号の説明】
1…給紙スタンド、2…ウエブロール、3…ウエブ、4
…ガイドローラ、5…印刷部、10…折機、12…粘着
剤塗布装置、50…ウエブの粘着層処理装置、60…粘
着層を有するウエブのバイパス

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエブを案内するガイドローラの表面に
    付着したインキ等の汚れ層を剥離除去するための粘着剤
    を前記ウエブ表面に塗布し、該粘着剤塗布面を前記ガイ
    ドローラの表面に接触させ、該ガイドローラのインキ汚
    れ層をウエブ側に粘着転移せしめて、ガイドローラ表面
    を清浄することを特徴とするウエブガイドローラ清浄方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ガイドローラの表面が低表面エネル
    ギー性物質で形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のウエブガイドローラ清浄方法。
  3. 【請求項3】 前記ガイドローラの表面を梨地仕上面と
    し、インキ汚れ等の異物質の付着し難い形状とすること
    を特徴とする請求項1記載のウエブガイドローラ清浄方
    法。
  4. 【請求項4】 前記粘着剤が油性の汚れに対して粘着性
    を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載のウエブガイドローラ清浄方法。
  5. 【請求項5】 前記清浄すべきガイドローラ群の最後部
    の下流側で且つウエブの粘着剤が接触する部材にウエブ
    の粘着剤に粘着転移したインキ等の汚れを再転移させな
    い処理を、前記ガイドローラ群の最終部を通過した後に
    ウエブの粘着剤に施すことを特徴とする請求項1記載の
    ウエブガイドローラ清浄方法。
  6. 【請求項6】 ウエブを案内するガイドローラの表面に
    付着したインキ等の汚れ層を剥離除去するための粘着剤
    を前記ウエブ表面に塗布する粘着剤塗布装置を備え、前
    記粘着剤塗布装置は清浄すべきガイドローラに対してウ
    エブの供給側に配置され、前記ウエブの粘着剤塗布面を
    ガイドローラのインキ汚れ層に作用させ、該インキ汚れ
    層を粘着剤塗布面に粘着転移せしめて、ガイドローラの
    表面を清浄することを特徴とするウエブガイドローラ清
    浄装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイドローラの表面が低表面エネル
    ギー性物質で形成されていることを特徴とする請求項6
    記載のウエブガイドローラ清浄装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイドローラの表面を梨地仕上面と
    し、インキ汚れ等の異物質の付着し難い形状とすること
    を特徴とする請求項6記載のウエブガイドローラ清浄装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ウエブのパスに配設された複数のガ
    イドローラ群を該ウエブで清浄する請求項6記載のウエ
    ブガイドローラ清浄装置において、 前記ガイドローラ群の最後部のローラと該ローラの下流
    側に配設され、ウエブの粘着剤が接触する部材との間に
    配置され、前記ウエブの粘着剤に粘着転移したインキ等
    の汚れを前記部材に再転移させない処理を施す粘着層処
    理手段を備えていることを特徴とするウエブガイドロー
    ラ清浄装置。
  10. 【請求項10】 前記粘着層処理手段がウエブの粘着層
    面に非粘着性を持たせる処理を行うことを特徴とする請
    求項9記載のウエブガイドローラ清浄装置。
  11. 【請求項11】 前記粘着層処理手段がウエブの粘着層
    面を非粘着性物質で覆う処理を行うことを特徴とする請
    求項8記載のウエブガイドローラ清浄装置。
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