JPH0733082B2 - ウエブガイドローラ洗浄方法及び装置 - Google Patents

ウエブガイドローラ洗浄方法及び装置

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JPH0733082B2
JPH0733082B2 JP2125267A JP12526790A JPH0733082B2 JP H0733082 B2 JPH0733082 B2 JP H0733082B2 JP 2125267 A JP2125267 A JP 2125267A JP 12526790 A JP12526790 A JP 12526790A JP H0733082 B2 JPH0733082 B2 JP H0733082B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、輪転印刷機、製紙機械および捺染機械などで
用いられているウエブガイドローラ(以下ガイドローラ
と称す)の洗浄方式に係り、特にウエブを導く多数のガ
イドローラ表面に付着するインキなどの汚れを拭浄する
のに好適なガイドローラ洗浄方法および装置に関する。
〔従来の技術〕
輪転印刷や製紙などの分野で使用される装置には、ウエ
ブを所定方向に導くガイドローラが多数組み込まれてい
る。このガイドローラについて、第4図に示す新聞輪転
機を例にして説明する。
通常の印刷時において、給紙スタンド1のウエブロール
2から供給されるウエブ3は、多数のガイドローラ4を
経由して印刷ユニット5の圧胴6に導かれる。ここでブ
ランケット胴7により圧胴6に押し付けられながら版胴
8からブランケット胴7に転移されたインキがウエブ3
に転写される。印刷されたウエブは、再び多数のガイド
ローラ4に導かれ、ドラッグローラ9により引っ張られ
て折り機10で折り畳まれた後、デリバリーコンベア(図
示せず)で他工程に搬送される。
ガイドローラは、印刷時間の経過につれてインキおよび
紙粉等で汚れてくる。この状態で印刷を行うと、ガイド
ローラの汚れが印刷紙面に移行し商品価値が低下する。
そのため、新聞輪転機の場合は、印刷作業を中断し、ガ
イドローラの汚れ落としが行われている。この作業は洗
い油等で湿潤させたウエスをもって手作業にて各々のガ
イドローラを洗浄している。
一方では、ガイドローラの自動洗浄装置も提案されてい
る。例えば、特開昭62−149449号公報に記載されている
ものは、回転速度制御装置によりガイドローラの回転を
制御することにより、ガイドローラの回転周速度をウエ
ブの走行速度と僅かに異ならせ、この速度差による滑り
によってガイドローラの表面をウエブで拭浄するように
構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
1系列に100本を越えるガイドローラを有する新聞輪転
機などの機械において、手作業にて各々のガイドローラ
を洗浄することは、大変な労力を要することであり、ま
た高い所にあるガイドローラを洗浄することは危険が伴
うことである。更にガイドローラの設置されている場所
によっては、作業者の手が届かなかったり、あるいは狭
い為に作業が困難な場合も多いなど作業性、安全性の面
で問題があった。
また、従来のガイドローラ自動洗浄装置は、紙とガイド
ローラとの間に速度差を持たせるためのローラ駆動機構
やブレーキ機構が必要となり、またウエブのテンション
にアンバランスが生じて紙切れの原因となるため、紙の
テンションの変動を補正する必要があるなど装置構成お
よび操作が複雑になる。また溶剤は、ウエブの動きに対
するガイドローラの回転速度の変化に応じて供給制御し
なければならず、そのための制御プログラムを搭載した
制御装置を必要とするなどの問題があつた。
この発明の目的は、ウエブとガイドローラとの間に相対
速度差を持たせることなく、ガイドローラを自動的に洗
浄することができるガイドローラ洗浄方法および装置を
提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、請求項1の発明に係るウ
エブガイドローラ洗浄方法はウエブを案内するガイドロ
ーラの表面に付着しているインキ汚れ層を溶解および/
または軟化させるための第1液を前記ウエブ表面に塗布
し、該第1液塗布面に続くウエブ表面に、前記第1液に
より溶解および/または軟化させたインキ汚れ層に対し
て吸着転移性をもつ第2液を前記第1液塗布面を除くウ
エブ表面に塗布した後、前記第1液塗布面を前記ガイド
ローラの表面に接触させ、該ガイドローラのインキ汚れ
層を溶解および/または軟化させ、該インキ汚れ層を第
2液塗布面の第2液に作用させてウエブ側に吸着転移せ
しめて洗浄する構成にある。
また請求項2の発明に係るウエブガイドローラ洗浄装置
はウエブを案内するガイドローラの表面に付着している
インキ汚れ層を溶解および/または軟化させるための第
1液を前記ウエブ表面に塗布する第1液塗布装置と、前
記第1液により溶解および/または軟化させたインキ汚
れ層に対して吸着転移性をもつ第2液を前記第1液塗布
面を除くウエブ表面に塗布する第2液塗布装置とを備
え、前記第1液塗布装置と第2液塗布装置は洗浄すべき
ガイドローラに対してウエブの供給側に配置され、前記
ウエブの第1液塗布面により溶解および/または軟化さ
せたインキ汚れ層に第2液塗布面の第2液を作用させ、
該インキ汚れ層を第2液塗布面に転移せしめて洗浄する
ようにした構成にある。
〔作 用〕
ウエブを緩動走行させつつ、第1液塗布装置を作動させ
てガイドローラに接触するウエブ面に第1液を所定の長
さに塗布する。次いで第2液塗布装置を作動させて第1
液塗布面に続いて第2液を所定の長さに塗布して第2液
塗布面を形成する。この第1液塗布面により、洗浄すべ
きガイドローラ表面に付着しているインキ汚れ層を溶解
および/または軟化させてインキ汚れ溶解層を形成す
る。その後、インキ汚れ溶解層は、続く第2液塗布面に
触れた状態でローラ表面上を走行する間に、第2液塗布
面に吸着され、ウエブがガイドローラから離れる際にウ
エブに転移し、ガイドローラが拭浄される。このように
ウエブとガイドローラとの間に相対速度差を生じさせる
ことなく、第1液により溶解および/または軟化したイ
ンキ汚れ層を、第2液塗布面に吸着転移させることがで
きるので、ウエブの使用量が少なくなり、洗浄時間が短
縮される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により説明する。なお、本
発明の内容を容易に理解するため、1本のガイドローラ
の洗浄について説明する。
塗布装置は、洗浄すべきガイドローラ4を通るウエブ3
の供給側に配置されており、第1液および第2液塗布装
置20,30により構成されている。
第1塗布装置20は、ガイドローラ4に付着したインキ汚
れを溶解および/または軟化させる溶剤をウエブ3の表
面に塗布する。
第2液塗布装置30は、第1液塗布後に第2液を塗布する
もので、この第2液は第1液で溶解および/または軟化
されたインキ汚れを吸着してウエブ3に転移させるため
に用いられる。なお、第1液で溶解および/または軟化
させたインキ汚れ(以下インキ汚れ溶解層と称す)をウ
エブに転移させるため、第2液を塗布されたウエブに対
するインキ汚れ溶解層の濡れ性は、インキ汚れ溶解層の
ガイドローラ表面に対する濡れ性よりも大きいものが望
ましい。
この塗布装置は、ウエブの表面に第1液および第2液を
塗る方式として、ローラや回転ブラシによる接触タイプ
おるいはスプレーによる非接触タイプにより構成され
る。
次に、洗浄方法について説明する。
ウエブ3を緩動走行させながら、第1液塗布装置20を作
動させてガイドローラ4に接触するウエブ面に第1液を
所定の長さに塗布する(第1図中符号21部分)。次いで
第2液塗布装置30を作動させて第1液塗布面21に続いて
第2液を所定の長さに塗布する(第1図中符号31部
分)。
なお、21と31は接していても、中間に塗布されない部分
があっても良い。同様にして第1液と第2液を順次塗
り、第1図に示すように第1液塗布面21と第2液塗布面
31を形成する。そして、洗浄すべきガイドローラの表面
40に付着しているインキ汚れ層41(第3図a)が第1液
により溶解および/または軟化させてインキ汚れ溶解層
42(第3図b)を形成する。このインキ汚れ溶解層は、
続く第2液塗布面31に触れた状態でローラ表面上を走行
する間に、第2液塗布面に吸着され(第3図c)、ウエ
ブがガイドローラから離れる際にインキ汚れ溶解層42が
ウエブに転移し(第3図d)、ガイドローラが拭浄され
る。
上記洗浄方法を次の条件により実験した。
インキの組成(%):顔料25,樹脂25,乾性油10,高沸
点石油系溶剤36,その他4 ガイドローラの表面:フッ素樹脂コーティング 第1液:0号ソルベントL(日本石油(株)製造) 第2液:エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテ
ル ガイドローラに付着したインキ汚れ層は、上記実験によ
りウエブ側に転移されることが確かめられた。なお、ガ
イドローラの表面は、フッ素樹脂コーティングの他に、
スチール,クロームメッキ,セラミックスなどの材料が
使用される。
ところで、液塗布面のウエブ走行方向の長さは、使用す
る溶剤、ローラ表面の性質、インキ汚れの度合や何本の
ガイドローラを受け持たせるかによって決められ、また
一回の通過で完全に拭浄させるのか、あるいは数回に分
けて拭浄させるかなどの色々なバリエーションを選択す
ることができる。要するに、第1液塗布面はローラ表面
のインキ汚れ層を溶解および/または軟化させ、このイ
ンキ汚れ溶解層を第2液塗布面への転移できる作用を持
たせることである。
本実施例では、第1図に示すように、第1液および第2
液をウエブ3の幅方向全面に塗布されているが、これに
限定されるものでなく、例えば塗布装置をウエブ幅方向
にウエブの走行速度に関連させて移動させ、ウエブ表面
に一定幅をもつサインウェーブ状の第1液および第2液
塗布面を形成しても良い。また各塗布面は、連続的また
は塗布されていない部分を有する不連続に形成しても良
い。
〔発明の効果〕
上述のとおり、本発明によれば、ウエブとガイドローラ
との間に速度差を持たせないので、装置構成が簡単にな
る。また第1液および第2液はウエブ表面に所定の長さ
を順次塗布するだけなので、従来のガイドローラの回転
速度に関連させて塗布するものに比べて、複雑な制御プ
ログラムが不要となり、制御装置が簡単になる。また第
1液によって溶解および/または軟化させたインキ汚れ
層に対して吸着転移性をもつ第2液をウエブに塗布する
構成としたので、インキ汚れ層をガイドローラの表面か
ら除去するのに必要なウエブ使用量が少なくなり、結果
としてウエブの走行長が短くなって、洗浄時間も短縮さ
れる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の洗浄方式を説明するための模式図、
第2図は第1図の側面図、第3図はガイドローラの洗浄
作用を説明する図、第4図は新聞輪転機の概略構成図で
ある。 1……給紙スタンド、3……ウエブ、4……ガイドロー
ラ、5……印刷ユニット、20……第1液塗布装置、21…
…第1液塗布面、30……第2液塗布装置、31……第2塗
布面、40……ローラ表面、41……インキ汚れ層、42……
インキ汚れ溶解層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエブを案内するガイドローラの表面に付
    着しているインキ汚れ層を溶解および/または軟化させ
    るための第1液を前記ウエブ表面に塗布し、該第1液塗
    布面に続くウエブ表面に、前記第1液により溶解および
    /または軟化させたインキ汚れ層に対して吸着転移性を
    持つ第2液を前記第1液塗布面を除くウエブ表面に塗布
    した後、前記第1液塗布面を前記ガイドローラの表面に
    接触させ、該ガイドローラのインキ汚れ層を溶解および
    /または軟化させ、該インキ汚れ層を第2液塗布面の第
    2液に作用させてウエブ側に吸着転移せしめて洗浄する
    ことを特徴とするウエブガイドローラの洗浄方法。
  2. 【請求項2】ウエブを案内するガイドローラの表面に付
    着しているインキ汚れ層を溶解および/または軟化させ
    るための第1液を前記ウエブ表面に塗布する第1液塗布
    装置と、 前記第1液により溶解および/または軟化させたインキ
    汚れ層に対して吸着転移性をもつ第2液を前記第1液塗
    布面を除くウエブ表面に塗布する第2液塗布装置とを備
    え、 前記第1液塗布装置と第2液塗布装置は洗浄すべきガイ
    ドローラに対してウエブの供給側に配置され、前記ウエ
    ブの第1液塗布面により溶解および/または軟化させた
    インキ汚れ層に第2液塗布面の第2液を作用させ、該イ
    ンキ汚れ層を第2液塗布面に転移せしめて洗浄すること
    を特徴とするウエブガイドローラ洗浄装置。
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