JPH10161902A - 計算機制御システムおよびその動作再現装置 - Google Patents

計算機制御システムおよびその動作再現装置

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JPH10161902A
JPH10161902A JP8324037A JP32403796A JPH10161902A JP H10161902 A JPH10161902 A JP H10161902A JP 8324037 A JP8324037 A JP 8324037A JP 32403796 A JP32403796 A JP 32403796A JP H10161902 A JPH10161902 A JP H10161902A
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JP
Japan
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time
transmission
simulation
data
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JP8324037A
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Setsuo Kawakami
節雄 河上
Seiichi Fujioka
誠一 藤岡
Koichi Hiraoka
貢一 平岡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計算機制御システムの実稼働時の動作状況の
検証を利用者がより容易に実施できるようにする。 【解決手段】 処理や制御を行う複数の計算機102〜
105を有する計算機制御システムに動作再現装置10
1を設ける。動作再現装置101は、システムの実稼働
時にネットワーク上で通信される伝送データを取り込
み、時刻情報と共に記憶する。シミュレーション時に
は、記憶した伝送データを、記憶した時刻情報の時間間
隔で送信する。これにより、計算機102〜105は、
実稼働時と同様の動作を行うことになる。また、記憶し
た伝送データの送信タイミングを調整することで、動作
の検証を特定の時間範囲に分けて個別に実施したり、よ
り短時間に実施したりすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の計算機が通
信を行いつつ処理や制御を実施する計算機制御システム
の動作の検証を行うのに好適な動作再現装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ネットワークにより接続した複数の計算
機を利用してプラントの制御や管理を行う分散処理型の
計算機制御システムがある。この種のシステムの動作の
検証には、従来、シミュレーションの手法が利用されて
いる。この方法では、計算機制御システムの構成および
動作を規定するプラントモデルを、シミュレーション用
のプログラムに与えて、計算機制御システムの動作を模
擬的に再現する。利用者は、プラントモデルを作成する
ことにより、計算機制御システムの動作を検証すること
ができる。
【0003】また、計算機制御システムの実稼働時の動
作の検証は、各計算機が記憶または出力する管理用のロ
グ情報を用いて行うこともできる。この方法では、利用
者は、各計算機のログ情報を解析することで、実稼働時
の動作における計算機間の通信の状況や通信の内容を突
きとめることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、計算機制御システムの実稼働時の動作を
検証する場合に、利用者に面倒で時間のかかる作業を強
いることになる。
【0005】すなわち、シミュレーションを利用する方
法では、利用者は、実稼働時の各種条件を反映したプラ
ントモデルの作成または修正を行わなければならない。
実稼働時の各種条件をプラントモデルに反映させるため
には、稼働時のシステムの状態の分析など面倒な作業を
行う必要がある。また、プラントモデルを忠実に作成で
きたとしても、そのプラントモデルによるシミュレーシ
ョンが実際の動作をどの程度正確に再現しているかを検
証することはできない。
【0006】管理用のログ情報を利用する方法では、利
用者は、各計算機のログ情報の対応関係の把握や解析な
ど、時間のかかる面倒な作業を行わなければならない。
また、実際の計算機制御システムでは、ログ情報の内容
が全ての動作を検証するのには充分でない場合が多く、
断片的な動作しか検証できない場合が多い。
【0007】そこで、本発明は、計算機制御システムの
実稼働時の動作状況の検証を利用者がより容易に実施で
きるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、制御対象物を制御する計算機を含む複数
の計算機と、当該各計算機の送信情報を他の全ての計算
機に送るネットワークとを有し、前記送信情報に設定さ
れた識別情報を基に前記計算機が前記送信情報の受信お
よび処理を実施する計算機制御システムの動作の検証に
利用される動作再現装置であって、前記計算機制御シス
テムの稼動中に適用される情報収集機能と、動作状況の
検証時に適用されるシミュレーション機能とを有し、前
記情報収集機能の動作時に、前記ネットワーク上で通信
される送信情報を全て受信する受信手段と、受信した情
報を、受信時の時刻を表す時刻情報と組で記憶する第1
の記憶手段と、前記シミュレーション機能の動作時に、
前記第1の記憶手段の記憶する送信情報を、当該送信情
報と組で記憶されている時刻情報に基づく順番、また
は、順番および時間間隔により前記ネットワーク上で送
信する送信手段とを有することを特徴とする動作再現装
置を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下で、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0010】図1は、本発明の実施の形態に係る計算機
制御システムの構成図である。図1において、計算機制
御システムは、イーサーネットであるネットワーク12
1と、稼働時のシステムの通信を再現する機能を持つシ
ミュレーション用計算機101と、互いに関連する処理
や制御を行うノード(計算機)102〜105により構
成される。シミュレーション用計算機101とノード1
02〜105は、それぞれに、処理内容等を表示するモ
ニタ(図示略)を備えている。また、ノード102,1
05には、例えば新聞製造の輪転機等の、制御対象の設
備が接続されている。なお、ネットワーク121には、
ネットワーク上の信号を全ての計算機の受信ポートに伝
える他の形態のネットワークや無線通信を利用してもよ
い。
【0011】本計算機制御システムでネットワークを介
して行われる計算機間の通信は、相手先の装置のアドレ
スを指定して行うのではなく、機能コードTCD(Tran
saction CoDe)を指定して行う。このTCDは、通信デ
ータの持つ機能毎に固有の値をとる。上記の各計算機に
は、自計算機がどのTCDコードを受信し、その処理結
果をどのTCDコードにより送信するかを規定するTC
D定義テーブルが設けられている。
【0012】シミュレーション用計算機101は、TC
Dの設定された伝送データを受信する処理を行うTCD
入力処理部106と、受信した伝送データが一旦格納さ
れる受信バッファ107と、システムの稼働時の伝送デ
ータが格納されるオンラインデータファイル110と、
シミュレーション時の伝送データが格納されるシミュレ
ーション結果ファイル112と、受信バッファ107の
伝送データをオンラインデータファイル110またはシ
ミュレーション結果ファイル112に格納する処理を行
うデータ格納処理部108と、オンラインデータファイ
ル110の伝送データからシミュレーション時に送信す
るシミュレーションデータ(伝送データ)を生成する処
理を行うシミュレーションデータ編集処理部113と、
シミュレーションを実施する処理を行うシミュレーショ
ン実行処理部114と、シミュレーションデータが一時
的に格納される送信バッファ117と、送信バッファ1
17の伝送データを送信する処理を行うTCD出力処理
部118と、送受信時刻の管理に利用される時刻情報部
109と、TCD定義テーブル119と、シミュレーシ
ョンがどの程度忠実に実稼働時の動作を再現しているか
を検証するためのシミュレーションチェック処理部11
6と、利用者から与えれる情報を基に以上の各処理部の
処理を管理するシミュレーション管理処理部115とに
より構成される。なお、以上の各処理部は、CPUの処
理により実現される機能ブロックである。
【0013】以下で、伝送データと、各格納部の格納デ
ータの構成を説明する。
【0014】図2に、伝送データのフォーマットを示
す。図2において、伝送データは、上述のTCD201
と、通信内容を示すデータ202と、同内容の伝送デー
タを処理した回数を示すシミュレーションハンドリング
カウンタ203からなる。ハンドリングカウンタ203
は、実稼働時に“0”値をとり、シミュレーション時に
は“1”以上の値をとる。
【0015】図3に、オンラインデータファイル110
の格納データの一例を示す。図3に示すように、オンラ
インデータファイル110には、受信した伝送データの
TCD301およびデータ302と、受信時刻rtim
e303とからなるオンラインデータが受信順に格納さ
れる。なお、オンラインデータファイル110は、シス
テムの実稼働時のデータを例えば1日分記憶するのに充
分な記憶容量を有している。
【0016】図4に、シミュレーションデータファイル
111の格納データの一例を示す。シミュレーションデ
ータファイル111には、上記オンラインデータのTC
D401およびデータ402と、送信タイミングsti
me403と、“1”値をとるハンドリングカウンタ4
04とからなるシミュレーショデータが格納される。送
信タイミングstime403は、先頭のシミュレーシ
ョデータが送信されてから自シミュレーショデータが送
信されるまでの時間間隔を表す。
【0017】図5に、シミュレーション結果ファイル1
12の格納データの一例を示す。シミュレーション結果
ファイル112には、シミュレーション時に受信した伝
送データのTCD501およびデータ502と、その受
信時刻rtime503と、ハンドリングカウンタ50
4と、チェック結果505とからなるシミュレーション
結果データが格納される。チェック結果505は、ミュ
レーションチェック処理部116の処理結果であり、シ
ミュレーション時の通信が実稼働時の通信を忠実に再現
しているか否かを、各シミュレーション結果データ毎に
示す。
【0018】図6に、TCD定義テーブルの構成を示
す。TCD定義テーブルには、自装置で受信すべき伝送
データのTCDを示す入力TCD601と、そのTCD
の伝送データの処理結果を送信する場合に伝送データに
設定するTCDを示す出力TCDとが予め設定されてい
る。このTCD定義テーブルは、本計算機制御システム
の全ての計算機に設けられており、伝送データの送受信
に利用される。なお、シミュレーション計算機101で
は他の全ての計算機を対象に通信を行うため、TCD定
義テーブルは必ずしも必要ない。
【0019】図7に、受信バッファおよび送信バッファ
の格納データの構成を示す。図7に示すように、受信バ
ッファおよび送信バッファには、受信または送信する伝
送データ701がそのまま格納される。格納された伝送
データ701は、格納された順番で取り出され処理され
る。
【0020】次に、シミュレーション用計算機の処理に
ついて説明する。
【0021】図8に、データ格納処理部108の処理フ
ローを示す。図8に示すように、データ格納処理部10
8は、受信バッファ107に伝送データが格納される
と、まず、その伝送データを取り出し(802)、時刻
情報部109から現在の時刻を取り込む(803)。そ
して、取り出した伝送データのハンドリングカウンタが
“0”値であるか否かを判定する(802)。“0”値
の場合、データ格納処理部108は、システムの実稼働
時の伝送データであると認識して、取り出した上記伝送
データと時刻をオンラインデータファイル110に格納
し(805)、処理を終了する。上記処理802でハン
ドリングカウンタが“0”値でないと判定した場合、デ
ータ格納処理部108は、シミュレーション時の伝送デ
ータであると認識して、まず、その伝送データのデータ
と同じTCDの設定された伝送データがシミュレーショ
ン結果ファイル112に格納されているか否かを調べる
(806)。格納されていない場合は、取り出した上記
伝送データと時刻をシミュレーション結果ファイル11
2に格納し(807)、処理を終了する。同じTCDの
シミュレーション結果データが格納されている場合、デ
ータ格納処理部108は、そのシミュレーション結果デ
ータのハンドリングカウンタ値と、取り出した伝送デー
タのハンドリングカウンタ値とを比較して(808)、
取り出した伝送データのハンドリングカウンタ値がシミ
ュレーション結果データのハンドリングカウンタ値より
も大きい場合は、そのシミュレーション結果データのシ
ミュレーション結果ファイル112での格納位置に、上
記取り出した伝送データおよび時刻を上書きし(80
9)、処理を終了する。処理808で、取り出した伝送
データのハンドリングカウンタ値がシミュレーション結
果データのハンドリングカウンタ値以下の場合は、その
まま処理を終了する。以上のように、システムの実稼働
時には上記処理805が行われ、シミュレーション時に
は上記処理806〜809が行われる。
【0022】上記オンラインデータファイル110に格
納された、例えば1日分のオンラインデータは、例えば
設備の稼働停止時にシミュレーション管理処理部115
により起動されたシミュレーションデータ編集部113
により処理され、シミュレーションデータとしてシミュ
レーションデータファイル111に格納される。
【0023】図9に、シミュレーションデータ編集部1
13の処理フローを示す。図9に示すように、起動され
たシミュレーションデータ編集部113は、まず、オン
ラインデータファイル110よりオンラインデータを読
み出し(902)、そのオンラインデータのTCDとデ
ータをシミュレーションデータファイル111に格納す
る(903)。さらに、オンラインデータファイル11
0の先頭のオンラインデータの受信時刻rtimeと、
上記処理902で読み出したオンラインデータの受信時
刻rtimeとの時間差stimeを計算し、上記処理
903で格納したデータと組でstimeをシミュレー
ションデータファイル111に格納する(904)。読
み出したオンラインデータが先頭のオンラインデータで
ある場合、stimeは“0”となる。さらに、シミュ
レーションデータ編集部113は、処理903,904
で格納したデータと組で“1”値のハンドリングカウン
タを格納して(905)、シミュレーションデータを完
成させる。そして、以上の処理をオンラインデータファ
イル110の全てのオンラインデータについて行い、処
理を終了する。
【0024】シミュレーションデータファイル111に
格納されたシミュレーションデータは、シミュレーショ
ン時にシミュレーション管理処理部115により起動さ
れたシミュレーション実行処理部114の送信データと
して利用される。
【0025】図10に、シミュレーション実行処理部1
14の処理フローを示す。図10に示すように、起動さ
れたシミュレーション実行処理部114は、まず、シミ
ュレーションデータファイル111のシミュレーション
データを読み出し(1002)、読み出したデータが先
頭のシミュレーションデータであるか否かを判定する
(1003)。先頭のシミュレーションデータである場
合、シミュレーション実行処理部114は、時刻情報部
109より現在の時刻を取り込み、取り込んだ時刻を送
信基準時刻ctimeとして登録する(1004)。そ
して、読み出したシミュレーションデータを送信バッフ
ァ117に格納する(1005)。上記処理1003
で、先頭のシミュレーションデータでないと判定した場
合、シミュレーション実行処理部114は、読み出した
シミュレーションデータの送信タイミングstimeと
上記の送信基準時刻ctimeとの加算して送信時刻S
ENDTを求め(1006)、その送信時刻SENDT
と時刻情報部109の現在の時刻が一致した時点で、上
記読み出したシミュレーションデータを送信バッファ1
17に格納する(1007)。そして、以上の処理を、
シミュレーションデータファイル111の全てのシミュ
レーションデータについて繰り返す。
【0026】送信バッファ117に格納されたシミュレ
ーションデータは、TCD出力処理部118の処理によ
り伝送データとしてネットワーク121上に送信され
る。各ノード102〜105は、実稼働時と同様に、通
信される伝送データのTCDを基に伝送データの受信お
よび処理を行い、必要に応じて伝送データを送信する。
【0027】このとき各ノードのモニタには処理の状況
が表示され、その表示から利用者は、実稼働時と同様に
動作している計算機制御システムの動作を検証すること
ができる。
【0028】なお、以上の処理では、シミュレーション
データの送信タイミングを、実稼働時の伝送データの送
信タイミングに一致させているため、計算機制御システ
ムは実稼働時と同じタイミングで動作を再現する。しか
し、計算機制御システムを時間帯毎に分けて動作させた
り、より低速で時間をかけて動作させたり、逆に短時間
で高速に動作させるようにすることもできる。
【0029】時間帯毎に分けて動作させる場合には、シ
ミュレーションデータファイル111において、動作を
一時停止させたい時間の位置に停止コマンドを挿入し、
シミュレーション実行処理部114が停止コマンドを読
み込んだ時点で処理を一時停止するようにする。また、
停止コマンドの挿入位置や、一時停止したシミュレーシ
ョン実行処理部114の処理再開は、シミュレーション
管理処理部115において利用者が任意に指定できるよ
うにする。
【0030】動作を再現する速度を変更させる場合に
は、シミュレーション実行処理部114の処理で送信タ
イミングstimeの値を一定の割合で増減させればよ
い。stimeを例えば2倍して送信時間SENDTを
計算することでシステムの動作速度を実稼働時の2倍と
することができる。逆にstimeを例えば1/2倍す
ることで、システムの動作速度を実稼働時の1/2倍と
することができる。送信タイミングstimeの増減の
割合も、シミュレーション管理処理部115において利
用者が任意に指定できるようにする。
【0031】シミュレーション時に各ノードより送信さ
れた伝送データは、再びシミュレーション用計算機10
1で受信され、上述のデータ格納部108の処理により
シミュレーション結果ファイル112に格納され、シミ
ュレーションチェック処理部116により処理される。
シミュレーションチェック処理部116は、例えばシミ
ュレーションの完了時にシミュレーショ管理処理部11
5により起動される。
【0032】図11に、シミュレーションチェック処理
部116の処理フローを示す。この処理では、シミュレ
ーション結果ファイル112の格納データと、シミュレ
ーションデータファイル111の格納データとの比較に
より、シミュレーション時の通信状況が、実稼働時の通
信状況をどの程度忠実に再現しているかを検証できるよ
うにする情報を生成する。起動されたシミュレーション
チェック処理部116は、まず、シミュレーションデー
タファイル111の先頭のシミュレーションデータの送
信タイミングstime1を読み出し(1102)、さ
らに、シミュレーション結果ファイル112の先頭のシ
ミュレーション結果データの受信時刻rtime1’を
読み出す(1103)。そして、シミュレーション結果
ファイル112のシミュレーション結果データD1を読
み出し(1104)、データD1に設定されている受信
時刻rtimeX’を取り出す(1105)。そして、
受信時刻rtimeX’をシミュレーションデータファ
イル111のシミュレーションデータの時間軸上の時間
値に換算した換算時刻RTIMEXを求める(110
6)。すなわち、換算時刻RTIMEX=rtime
X’− rtime1’となる。そして、換算時刻RT
IMEXの前後に、予め設定された許容時間Tだけの時
間幅を設定し、その時間幅に含まれる送信タイミングs
timeを有するシミュレーションデータ群D2をシミ
ュレーションデータファイル111で特定する。そし
て、上記シミュレーション結果データD1に設定された
TCDと同じ値のTCDを有するシミュレーションデー
タがシミュレーションデータ群D2に含まれるか否かを
判定する(1108)。同じTCDのシミュレーション
データが含まれる場合、シミュレーションチェック処理
部116は、一致するTCDを有するシミュレーション
データとシミュレーション結果データの各データ502
と402を比較し(1109)、一致した場合はデータ
D1に対応するシミュレーション結果ファイル112の
チェック結果505に「OK」を格納する。上記処理1
108で同じTCDのシミュレーションデータが含まれ
なかった場合、または、上記処理1109でデータ部の
位置するものがなかった場合には、データD1に対応す
るシミュレーション結果ファイル112のチェック結果
505に「NG」を格納する。そして、シミュレーショ
ンチェック処理部116は、上記処理1104以降の処
理を、シミュレーション結果ファイル112の全てのシ
ミュレーション結果データについて繰り返す。
【0033】こうして完成されたシミュレーション結果
ファイル112のデータは、シミュレーショ用計算機1
01のモニタ等に出力される。その出力における「O
K」と「NG」の割合は、シミュレーション時のシステ
ムの動作が、実稼働時のシステムの動作をどの程度忠実
に再現したかの度合を示す。つまり、利用者は、「O
K」が多い場合は実稼働時のシステムの動作が忠実に再
現されたと検証でき、「NG」が多い場合には実稼働時
のシステムの動作が忠実に再現されなかったと検証でき
る。
【0034】次に、ノード102〜105の処理を説明
する。
【0035】図12に、ノード102〜105の処理フ
ローを示す。図12に示すように、ノード102〜10
5は、ネットワーク121で通信される伝送データを受
信し、TCD定義テーブルに入力TCDとして登録され
ているTCDの設定された伝送データのみを取り込む
(1202)。そして、取り込んだ伝送データのハンド
リングカウンタsimcountを読み出し(120
3)、さらに、データ部のデータを読み出して対応する
内部処理を実施する(1204)。この時の処理の内容
はモニタに表示される。次に、ノード102〜105
は、ハンドリングカウンタsimcountが“0”値
か否かを判定し、“0”値の場合には実稼働時の伝送デ
ータと認識し、上記入力TCD に対応して登録されて
いる出力TCDと、“0”値のハンドリングカウンタ
と、内部処理の処理結果のデータを設定した応答用の伝
送データを生成しネットワーク121で送信する(12
06)。ハンドリングカウンタsimcountが
“0”値でない場合には、simcountを“1”増
加させたハンドリングカウンタを設定して応答用の伝送
データを送信する(1206)。なお、ノード102〜
105の処理においてシミュレーション時には伝送デー
タを送信しないようにしてもよい。この場合には、各ノ
ードでの受信時の処理をより忠実に再現させることがで
きる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、計算機制御システムの
実稼働時の動作状況の検証を利用者がより容易に実施で
きるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る計算機制御システ
ムの構成図である。
【図2】 伝送データのフォーマットを示す図である。
【図3】 オンラインデータファイル110の格納デー
タの一例である。
【図4】 シミュレーションデータファイル111の格
納データの一例である。
【図5】 シミュレーション結果ファイル112の格納
データの一例である。
【図6】 TCD定義テーブルの構成を示す図である。
【図7】 受信バッファおよび送信バッファの格納デー
タの構成図である。
【図8】 データ格納処理部108の処理フローであ
る。
【図9】 シミュレーションデータ編集部113の処理
フローである。
【図10】 シミュレーション実行処理部114の処理
フローである。
【図11】 シミュレーションチェック処理部116の
処理フローである。
【図12】 ノード102〜105の処理フローであ
る。
【符号の説明】
101・・・シミュレーション用計算機、102〜105・
・・ノード(計算機)、106・・・TCD入力処理部、1
08・・・データ格納処理部、109・・・時刻情報部、11
0・・・インラインデータファイル、111・・・シミュレー
ションデータファイル、112・・・シミュレーション結
果ファイル、113・・・シミュレーションデータ編集
部、114・・・シミュレーション実行処理部、115・・・
シミュレーション管理処理部、116・・・シミュレーシ
ョンチェック処理部、118・・・TCD出力処理部、1
19・・・TCD定義テーブル。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象物を制御する計算機を含む複数の
    計算機と、当該各計算機の送信情報を他の全ての計算機
    に送るネットワークとを有し、前記送信情報に設定され
    た識別情報を基に前記計算機が前記送信情報の受信およ
    び処理を実施する計算機制御システムの動作の検証に利
    用される動作再現装置であって、 前記計算機制御システムの稼動中に適用される情報収集
    機能と、稼働時の動作状況の検証時に適用されるシミュ
    レーション機能とを有し、 前記情報収集機能の動作時に、前記ネットワーク上で通
    信される送信情報を全て受信する受信手段と、受信した
    情報を、受信時の時刻を表す時刻情報と組で記憶する第
    1の記憶手段と、前記シミュレーション機能の動作時
    に、前記第1の記憶手段の記憶する送信情報を、当該送
    信情報と組で記憶されている時刻情報に基づく順番、ま
    たは、順番および時間間隔により前記ネットワーク上で
    送信する送信手段とを有することを特徴とする動作再現
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の動作再現装置と、制御対象
    物を制御する計算機を含む複数の計算機と、当該各計算
    機の送信情報を他の全ての計算機に送るネットワークと
    を有し、前記送信情報に設定された識別情報を基に前記
    計算機が前記送信情報の受信および処理を実施すること
    を特徴とする計算機制御システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の計算機制御システムであっ
    て、 前記複数の計算機は、それぞれに、前記シミュレーショ
    ン機能の動作時に、前記送信情報の送信を行わないよう
    にする手段と、自計算機内の処理の状況を示す情報を出
    力する手段とを有することを特徴とする計算機制御シス
    テム。
  4. 【請求項4】請求項2記載の計算機制御システムであっ
    て、 前記送信手段は、前記第1の記憶手段の記憶する送信情
    報を、当該送信情報と組で記憶されている時刻情報に基
    づく順番および時間間隔により前記ネットワーク上で送
    信し、 前記動作再現装置は、外部より入力された指示に従っ
    て、前記送信手段での送信情報の送信の時間間隔を一定
    の割合で変更させる手段を有することを特徴とする計算
    機制御システム。
  5. 【請求項5】請求項2記載の計算機制御システムであっ
    て、 前記動作再現装置は、前記複数の計算機がシミュレーシ
    ョン時に前記ネットワーク上で送信した送信情報を全て
    受信する受信手段と、受信した情報を、受信時の時刻を
    表す時刻情報と組で記憶する第2の記憶手段と、前記第
    1および第2の記憶手段が記憶している送信情報および
    時刻情報を基に、前記複数の計算機が稼働時に前記ネッ
    トワーク上で送信した送信情報の送信状況と、前記複数
    の計算機がシミュレーション時に前記ネットワーク上で
    送信した送信情報の送信状況との整合する度合を表す情
    報を生成および出力する手段とを有することを特徴とす
    る計算機制御システム。
  6. 【請求項6】請求項2記載の計算機制御システムであっ
    て、 前記送信情報には、前記識別情報として、前記送信情報
    が表す機能に対応して割り振られたコード情報が設定さ
    れており、 前記複数の計算機は、受信対象の送信情報に設定された
    コード情報と、当該コード情報の設定された送信情報を
    処理した結果を送信するための送信情報に設定するコー
    ド情報とが組で登録されたテーブルを有し、当該テーブ
    ルを利用して、前記送信情報の受信および送信を行うこ
    とを特徴とする計算機制御システム。
JP8324037A 1996-12-04 1996-12-04 計算機制御システムおよびその動作再現装置 Pending JPH10161902A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010102372A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Toyota Motor Corp データ処理装置、検証システム、データ処理装置検証方法

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