JPH10320039A

JPH10320039A - プラント制御システム

Info

Publication number: JPH10320039A
Application number: JP13258397A
Authority: JP
Inventors: Masayasu Imada; 正健今田
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1997-05-22
Filing date: 1997-05-22
Publication date: 1998-12-04

Abstract

(57)【要約】【課題】システムとしてのコストダウンを図れ、ま
た、収集可能なデータの種類を多くし、収集精度の高い
プラント制御システムを得る。【解決手段】プラント制御用コントローラ１０にアプ
リケーションデータ収集機能３５を設け、データ表示記
録装置２０からのデータ収集要求に基づき、アプリケー
ションデータ収集機能３５は内部メモリ１５からアプリ
ケーションデータを収集し、データ表示記録装置２０に
送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、プラントを制御
すると共に、プラントの運転状態に関するデータを表示
する機能を備えたプラント制御システムに関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】図２４は従来のプラント制御システムの
構成を示すブロック図である。図２４において、制御用
計算機１Ａ，１Ｂは、データウェイ２と接続される共通
メモリ３Ａ，３Ｂをそれぞれ備え、プラントを制御する
ための演算処理を行うものである。プラント制御用コン
トローラ４は、データウェイ２と接続される共通メモリ
５、ＣＰＵ６、実際の制御対象であるプラント設備とし
てのプラントフィールド７と接続されるＩＯＩ／Ｆ（入
出力インターフェース）及び内部メモリ９を備え、プラ
ントフィールド７を制御するものである。プラント制御
用コントローラ１０は、データウェイ２と接続される共
通メモリ１１、ＣＰＵ１２、プラントフィールド７と接
続されるＩＯＩ／Ｆ１３、シリアルＩ／Ｆ１４、内部メ
モリ１５、及びフィールドネットワーク１６と接続され
る共通メモリ１７を備え、プラントフィールド７を制御
するものである。シーケンサ１８Ａ，１８Ｂはフィール
ドネットワーク２と接続される共通メモリ１９Ａ，１９
Ｂを備え、プラントフィールド７をシーケンス制御する
ものである。データ表示記録装置２０は、汎用ネットワ
ーク２５に接続され、表示装置２１、記録装置２２、Ｃ
ＰＵ２３、及び汎用ネットワークＩ／Ｆ（インターフェ
ース）２４を備え、プラントフィールド７の運転状態の
トレースデータを表示，記録するものである。データ収
集装置２６は、汎用ネットワーク２５と接続された汎用
ネットワークＩ／Ｆ２７、内部メモリ２８、ＣＰＵ２
９、データウェイ２と接続された共通メモリ３０、フィ
ールドネットワーク１６と接続された共通メモリ３１、
実際の制御対象であるプラントフィールド７と接続され
たＩＯＩ／Ｆ３２を備え、プラントに関するデータを収
集するものである。データ表示記録装置２０と汎用ネッ
トワーク２５とデータ収集装置２８からデータトレース
バックシステム３３を構成している。

【０００３】次に動作について説明する。一般に、デー
タトレースバックシステムはプラント設備の運転状態を
高速スキャニングし、任意のトリガ条件の成立によりそ
の前後のトレースデータをホールドし、データの表示及
び記録を行う。この時の従来のプラント制御システムの
動作を図２５に示すが、この図２５は説明の便宜上、デ
ータトレースバックシステム３３がプラント制御用コン
トローラ１０の内部メモリ１５の情報をデータウェイ２
を介して収集，記録する場合について示している。

【０００４】一般にプラント制御用コントローラ１０が
制御情報を別のプラント制御用コントローラ４や制御用
計算機１Ａ，１Ｂまたはシーケンサ１８Ａ，１８Ｂに伝
送する方法には、送信側と受信側間のＮ対Ｎで行われる
通信のほかに、データウェイ２及びフィールドネットワ
ーク１６に接続された各装置が内蔵する共通メモリに対
して、各共通メモリの内容を定周期に同一化させるとい
う方法があり、データウェイ２及びフィールドネットワ
ーク１６がもつ伝送機能によって実現されている。例え
ば、プラント制御用コントローラ１０が自体の内部メモ
リ１５のデータやＩＯＩ／Ｆ１３から得たデータを処理
し他の装置に伝送する場合、そのデータを自体の共通メ
モリ１１及び共通メモリ１７に設定することで、データ
ウェイ２及びフィールドネットワーク１６に接続された
他のすべての共通メモリを持つ装置に対して直ちにデー
タが伝送されるようになっている。

【０００５】データトレースバックシステム３３がプラ
ント制御用コントローラ１０からデータウェイ２を介し
てデータを収集する場合、まず、データ表示記録装置２
０が汎用ネットワーク２５で接続されたデータ収集装置
２６に対して図２５のに示すように収集データの指定
を行い、続いて図２５のに示すように収集データ数な
どのデータ収集条件を指定する。データ収集装置２６は
自体に備えたデータウェイ２用の共通メモリ３０上の指
定されたデータを、図２５の及び’に示すように指
定された条件を満たすまで一定周期で記録し、条件が満
たされた時点で図２５のに示すように記録したデータ
を汎用ネットワーク２５を通じてデータ表示記録装置２
０に送信し、図２５のに示すようにデータ表示記録装
置２０が送信されてきたデータを自体の記録装置２２に
記録する。

【０００６】また、データトレースバックシステム３３
は、例えばデータ収集装置２８に指定する収集データ種
別をフィールドネットワーク１６に接続された共通メモ
リ３１上のデータとすることにより、フィールドネット
ワーク１６で伝送されるデータを収集することもでき
る。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】従来のプラント制御シ
ステムは、データトレースバックシステムを構成するデ
ータ収集装置などの外部装置を特別に設ける必要がある
ため、システムとしてコストアップになるほか、プラン
ト制御用コントローラの情報を得る際にデータウェイ及
びフィールドネットワークに接続された共通メモリを介
してデータを収集するため収集できるデータの種類に限
りがあり、また収集周期が伝送路の性能に依存するとい
う問題点があった。なお、特開平１−２６６６８５公報
に示されるトレンドデータ収集装置は、フィールド機器
のデータを収集するフィールド・コントロール・ステー
ションを管理するオペレータズ・ステーション（データ
トレースバックシステムに相当）に設けられているの
で、上述した従来のプラント制御システムと同様に特別
なデータ収集装置が必要で、同様な問題点を生じる。

【０００８】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、プラント設備のトレースデー
タの収集において、システムとしてコストダウンを図る
ことができ、また、収集可能なデータの種類を多くし、
収集精度の高いプラント制御システムを得ることを目的
とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】第１の発明は、プラント
制御用コントローラ１０に設けられたデータ収集手段に
よりプラント設備の運転状態に関する各種データを収集
し、データ表示記録装置２０に送信するようにしたこと
を特徴とするものである。

【００１０】第２の発明は、プラント設備を制御するプ
ラント制御用コントローラ１０と、このプラント制御用
コントローラ１０に接続されプラント設備の運転状態に
関するデータを表示，記録するデータ表示記録装置２０
とを備えたプラント制御システムにおいて、上記データ
表示記録装置２０からのデータ収集要求に基づき上記プ
ラント制御用コントローラ１０の内部メモリ１５からア
プリケーションデータを収集し、上記データ表示記録装
置２０に送信するアプリケーションデータ収集手段を上
記プラント制御用コントローラ１０に設けたことを特徴
とするものである。

【００１１】第３の発明は、第２の発明の構成におい
て、上記データ表示記録装置２０からのデータ収集要求
を受信してその要求内容を解析する受信・解析機能３５
ａと、上記要求内容に従って上記内部メモリ１５からア
プリケーションデータを収集するデータ収集機能３５ｂ
と、上記収集したアプリケーションデータを上記内部メ
モリ１５の空き領域に一時保存するデータ一時保存機能
３５ｃと、上記一時保存したデータを上記データ表示記
録装置２０へ送信するデータ送信機能３５ｄとを有する
上記アプリケーションデータ収集手段としてのアプリケ
ーションデータ収集機能３５を、上記プラント制御用コ
ントローラ１０内のＣＰＵ１２のソフトウェアで実現し
たことを特徴とするものである。

【００１２】第４の発明は、第２の発明の構成におい
て、上記データ表示記録装置２０からのデータ収集要求
を受信してその要求内容を解析する受信・解析回路３９
ａと、上記要求内容に従って上記内部メモリ１５からア
プリケーションデータを収集するデータ収集回路３９ｂ
と、上記収集したアプリケーションデータを一時保存す
るデータ一時保存回路３９ｃと、上記一時保存したデー
タを上記データ表示記録装置２０へ送信するデータ送信
回路３９ｄとを有する上記アプリケーションデータ収集
手段としてのアプリケーションデータ収集装置３９をハ
ーバウェアで実現したことを特徴とするものである。

【００１３】第５の発明は、プラント設備を制御するプ
ラント制御用コントローラ１０と、このプラント制御用
コントローラ１０に接続されプラント設備の運転状態に
関するデータを表示，記録するデータ表示記録装置２０
とを備えたプラント制御システムにおいて、上記データ
表示記録装置２０からのデータ収集要求に基づき上記プ
ラント制御用コントローラ１０の入出力インターフェー
ス１３からプラント設備の入出力データを収集し、上記
データ表示記録装置に送信する入出力データ収集手段を
上記プラント制御用コントローラ１０に設けたことを特
徴とするものである。

【００１４】第６の発明は、第５の発明の構成におい
て、上記データ表示記録装置２０からのデータ収集要求
を受信してその要求内容を解析する受信解析機能３６ａ
と、上記要求内容に従って上記入出力インターフェース
１３から入出力データを収集するデータ収集機能３６ｂ
と、上記収集した入出力データを上記内部メモリ１５の
空き領域に一時保存するデータ一時保存機能３６ｃと、
上記一時保存したデータを上記データ表示記録装置２０
へ送信するデータ送信機能３６ｄとを有する上記入出力
データ収集手段としての入出力データ収集機能３６を、
上記プラント制御用コントローラ１０内のＣＰＵ１２の
ソフトウェアで実現したことを特徴とするものである。

【００１５】第７の発明は、第５の発明の構成におい
て，上記データ表示記録装置２０からのデータ収集要求
を受信してその要求内容を解析する受信・解析回路４１
ａと、上記要求内容に従って上記入出力インターフェー
ス１３から入出力データを収集するデータ収集回路４０
ｂと、上記収集した入出力データを一時保存するデータ
一時保存回路４０ｃと、上記一時保存したデータを上記
データ表示記録装置２０へ送信するデータ送信回路４０
ｄとを有する上記入出力データ収集手段としての入出力
データ収集装置４０をハードウェアで実現したことを特
徴とするものである。

【００１６】第８の発明は、プラント設備を制御するプ
ラント制御用コントローラ１０と、このプラント制御用
コントローラ１０に接続されプラント設備の運転状態に
関するデータを表示，記録するデータ表示記録装置２０
とを備えたプラント制御用システムにおいて、上記デー
タ表示記録装置２０からのデータ収集要求に基づき、上
記プラント制御用コントローラ１０と制御用計算機１
Ａ，１Ｂとを接続しているデータウェイ２からのデータ
を収集し、上記データ表示記録装置２０に送信するデー
タウェイデータ収集手段を上記プラント制御用コントロ
ーラ１０に設けたことを特徴とするものである。

【００１７】第９の発明は、第８の発明の構成におい
て、上記データ表示記録装置２０からのデータ収集要求
を受信してその要求内容を解析する受信・解析機能３７
ａと、上記要求内容に従って上記データウェイ２からの
データを収集するデータ収集機能３７ｂと、上記収集し
たデータを上記内部メモリ１５の空き領域に一時保存す
るデータ一時保存機能３７ｃと、上記一時保存したデー
タを上記データ表示記録装置２０へ送信するデータ送信
機能３７ｄとを有する上記データウェイデータ収集手段
としてのデータウェイデータ収集機能３７を、上記プラ
ント制御用コントローラ１０内のＣＰＵ１２のソフトウ
ェアで実現したことを特徴とするものである。

【００１８】第１０の発明は、第８の発明の構成におい
て、上記データ表示記録装置２０からのデータ収集要求
を受信してその要求内容を解析する受信・解析回路４１
ａと、上記要求内容に従って上記データウェイ２からの
データを収集するデータ収集回路４１ｂと、上記収集し
たデータを一時保存するデータ一時保存回路４１ｃと、
上記一時保存したデータを上記データ表示記録装置２０
へ送信するデータ送信回路４１ｄとを有する上記データ
ウェイデータ収集手段としてのデータウェイデータ収集
装置４１をハードウェアで実現したことを特徴とするも
のである。

【００１９】第１１の発明は、プラント設備を制御する
プラント制御用コントローラ１０と、このプラント制御
用コントローラ１０に接続されプラント設備の運転状態
に関するデータを表示，記録するデータ表示記録装置２
０とを備えたプラント制御システムにおいて、上記デー
タ表示記録装置２０からのデータ収集要求に基づき、上
記プラント制御用コントローラ１０と、シーケンサ１８
Ａ，１８Ｂとを接続しているフィールドネットワーク１
６からデータを収集し、上記データ表示記録装置２０に
送信するフィールドネットワークデータ収集手段を上記
プラント制御用コントローラ１０に設けたことを特徴と
するものである。

【００２０】第１２の発明は、第１１の発明の構成にお
いて、上記データ表示記録装置２０からのデータ収集要
求を受信してその要求内容を解析する受信・解析機能３
８ａと、上記要求内容に従って上記フィールドネットワ
ーク１６からのデータを収集するデータ収集機能３８ｂ
と、上記収集したデータを上記内部メモリ１５の空き領
域に一時保存するデータ一時保存機能３８ｃと、上記一
時保存したデータを上記データ表示記録装置２０へ送信
するデータ送信機能３８ｄとを有する上記フィールドネ
ットワークデータ収集手段としてのフィールドネットワ
ークデータ収集機能３８を、上記プラント制御用コント
ローラ１０内のＣＰＵ１２のソフトウェアで実現したこ
とを特徴とするものである。

【００２１】第１３の発明は、第１１の発明の構成にお
いて，上記データ表示記録装置２０からのデータ収集要
求を受信してその要求内容を解析する受信・解析回路４
２ａと、上記要求内容に従って上記フィールドネットワ
ーク１６からのデータを収集するデータ収集回路４２ｂ
と、上記収集したデータを一時保存するデータ一時保存
回路４２ｃと、上記一時保存したデータを上記データ表
示記録装置２０へ送信するデータ送信回路４２ｄとを有
する上記フィールドネットワークデータ収集手段として
のフィールドネットワークデータ収集装置４２をハード
ウェアで実現したことを特徴とするものである。

【００２２】第１４の発明は、プラント設備を制御する
プラント制御用コントローラと、プラントを制御するた
めの演算処理を行う制御用計算機と、プラント設備の運
転状態に関するデータを表示，記録するデータ表示記録
装置とがデータウェイにそれぞれ接続してプラント制御
システムを構成し、上記データ表示記録装置からのデー
タ収集要求に基づき、上記プラント制御用コントローラ
内部の各種データを収集し、上記データ表示記録装置に
送信するデータ収集手段を上記プラント制御用コントロ
ーラに設けた。

【００２３】第１５の発明によれば、プラント設備を制
御するプラント制御用コントローラと、プラントをシー
ケンス制御するシーケンサと、プラント設備の運転状態
に関するデータを表示，記録するデータ表示記録装置と
がフィールドネットワークにそれぞれ接続してプラント
制御システムを構成し、データ収集手段をプラント制御
用コントローラに設けた。

【００２４】

【発明の実施の形態】

実施の形態１．以下、この発明の実施の形態１を図に基
づいて説明する。図１は本実施の形態１に係るプラント
制御システムの構成を示すブロック図である。図１にお
いて、図２４に示す構成要素に対応するものには同一の
符号を付し、その説明を省略する。図１において、デー
タ表示記録装置２０のシリアルＩ／Ｆ（インターフェー
ス）４６とプラント制御用コントローラ１０のシリアル
Ｉ／Ｆ１４とはシリアル伝送路３４により接続されてい
る。プラント制御用コントローラ１０のＣＰＵ１２には
ソフトウェア処理により実現されるアプリケーションデ
ータの収集機能３５が設けられている。このアプリケー
ションデータ収集機能３５は、データ表示記録装置２０
からのデータ収集要求に基づきプラント制御用コントロ
ーラ１０の内部メモリ１５からアプリケーションデータ
を収集して内部メモリ１５中の空き領域に保存し、この
保存したアプリケーションデータをデータ表示記録装置
２０に送信するものである。

【００２５】図２は図１中のＣＰＵ１２内のアプリケー
ションデータ収集機能３５の機能ブロック図である。こ
のアプリケーションデータ収集機能３５は、データ表示
記録装置２０（図１）からのデータ収集要求をシリアル
Ｉ／Ｆ１４を介して受信してその要求内容を解析する受
信・解析機能３５ａと、上記要求内容に従って内部メモ
リ１５からアプリケーションデータを収集するデータ収
集機能３５ｂと、このデータ収集機能３５ｂで収集した
アプリケーションデータを内部メモリ１５の空き領域に
一時保存するデータ一時保存機能３５ｃと、シリアルＩ
／Ｆ１４を介してデータを表示記録装置２０へ上記一時
保存データを送信するデータ送信機能３５ｄとを備えて
いる。

【００２６】図３は本実施の形態１の動作を説明するた
めの図である。図４は本実施の形態１及び後述する実施
の形態２〜１０で使用される要求形式を示す図であり、
この要求形式はデータ収集対象モジュール名と収集デー
タソース数と収集データソースアドレスから構成されて
いる。図５は本実施の形態１及び後述する実施の形態２
〜１０で使用される回答形式を示す図であり、この回答
形式は収集データソース数とソース毎の収集データ数と
収集データアドレスから構成されている。この回答形式
において、「収集データアドレス（１）−Ｎｏ．
（１）」とは、収集データのアドレスが要求形式で指定
された「収集データアドレス（１）」にて収集された１
番目のデータであることを示す。一般に回答形式の「収
集データアドレス（ｋ）−Ｎｏ．（ｌ）」とは、要求形
式で指定された「収集データソースアドレス（ｋ）にて
収集されたｌ番目のデータを示す。ただし１≦ｋ≦ｎ，
１≦ｌ≦ｍである。

【００２７】本実施の形態１において図４の要求形式を
用いる場合、データ収集対象モジュール名は内部メモリ
１５を示す。また、このデータ収集対象モジュール名は
ＣＰＵ１２の処理単位を示し、アプリケーションデータ
収集機能３５がアプリケーションデータを内部メモリ１
５から収集する処理に必要である。また、要求形式の収
集データソース数ｎは，この要求形式にて指定されるア
ドレスの総数を示すもので、収集したデータを一時保存
するためのデータバッファエリアの確保に必要である。
このデータバッファエリアのサイズは少なくともｎ×ｍ
必要である。また、要求形式の収集データソースアドレ
ス（１）〜（ｎ）は、内部メモリ１５中のアプリケーシ
ョンデータエリアにあるソースアドレスを明示的に指定
するもので、アプリケーションデータ収集機能３５は、
そのソースアドレスで示されたアプリケーションデータ
を一定周期で収集し、データバッファエリアに一時保存
する。

【００２８】図６は本実施の形態１におけるアプリケー
ションデータ収集機能３５と内部メモリ１５と回答形式
６１の関係を説明するための図である。図６に示すよう
に内部メモリ１５にはアプリケーションデータエリア１
５ａとデータバッファエリア１５ｂが設けられる。な
お、データバッファエリア１５ｂはアプリケーションデ
ータエリア１５ａとして使っていないエリアが割り当て
られる。この例の場合、収集データソース数ｎが３で、
ソース毎の収集データ数ｍが３であるとき、アプリケー
ションデータ収集機能３５は内部メモリ１５のアプリケ
ーションデータエリア１５ａから１回目が「１，４，
７」、２回目が「２，５，８」、３回目が「３，６，
９」で示すデータを収集し、データバッファエリア１５
ｂに「１，４，７，２，５，８，３，６，９」という順
にデータを保存し、６１で示すような回答形式でデータ
表示記録装置２０（図１参照）へ送信する。

【００２９】次に図１〜図６を参照して本実施の形態１
の特徴とする動作について説明する。データ表示記録装
置２０は、自体のシリアルＩ／Ｆ４６と、シリアル伝送
路３４と、プラント制御用コントローラ１０のシリアル
Ｉ／Ｆ１４とを介して、プラント制御用コントローラ１
０のＣＰＵ１２内部のアプリケーションデータ収集機能
３５に対して図４に示すような要求形式にてデータ収集
要求を行う。アプリケーションデータ収集機能３５は、
ＣＰＵ１２のソフトウェア処理によって実現される機能
であり、プラント制御用コントローラ１０のＣＰＵ１２
の演算や制御動作の合間に、データ表示記録装置２０か
らの図４に示すような要求形式によるデータ収集要求に
対応するアプリケーションデータを内部メモリ１５から
収集し、内部メモリ１５の空き領域をデータバッファと
して収集アプリケーションデータを一時保存する。そし
てアプリケーションデータ収集機能３５は予め設定され
ているデータ数のアプリケーションデータを収集し、一
時保存したアプリケーションデータを図５に示すような
回答形式にてシリアル伝送路３４を通じてデータ表示記
録装置２０に送信し、データ表示記録装置２０がそのア
プリケーションデータを記録装置２２に記録する。

【００３０】このように、本実施の形態１によれば、プ
ラント制御用コントローラ１０のＣＰＵ１２内部にアプ
リケーションデータ収集機能３５を設けたので、従来の
ような特別なデータ収集装置などの外部装置を用いるこ
となくデータ収集を行え、これによりシステムとしての
コストダウンを図ることができ、また、従来のような外
部装置では直接アクセスできなかったプラント制御用コ
ントローラ１０の内部メモリ１５のアプリケーションデ
ータを収集することができる。

【００３１】実施の形態２．以下、この発明の実施の形
態２を図に基づいて説明する。図７は本実施の形態２に
係るプラント制御システムの構成を示すブロック図であ
る。図７おいて、図１に示す構成要素に対応するものに
は同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施の形
態２では、プラント制御用コントローラ１０にハードウ
ェアで実現されたアプリケーションデータ収集装置３９
が設けられている。このアプリケーションデータ収集装
置３９は、データ表示記録装置２０からのデータ収集要
求に基づきプラント制御用コントローラ１０の内部メモ
リ１５からのアプリケーションデータを収集して保存
し、この保存したアプリケーションデータをデータ表示
記録装置２０に送信するものである。

【００３２】図７は図６中のアプリケーションデータ収
集装置３９の内部構成を示すブロック図である。図７に
おいて、アプリケーションデータ収集装置３９は、デー
タ表示記録装置２０からのデータ収集要求をシリアルＩ
／Ｆ１４を介して受信してその要求内容を解析する受信
・解析回路３９ａと、上記要求内容に従って内部メモリ
１５からアプリケーションデータを収集するデータ収集
回路３９ｂと、上記収集したアプリケーションデータを
一時保存するデータ一時保存回路３９ｃと、上記一時保
存したデータをシリアルＩ／Ｆ１４を介してデータ表示
記録装置２０へ送信するデータ送信回路３９ｄとを備え
ている。

【００３３】次に図６〜図９及び図４と図５を参照して
本実施の形態２の特徴とする動作について説明する。デ
ータ表示記録装置２０は、自体のシリアルＩ／Ｆ４６
と、シリアル伝送路３４と、プラント制御用コントロー
ラ１０のシリアルＩ／Ｆ１４とを介して、プラント制御
用コントローラ１０のアプリケーションデータ収集装置
３９に対して図４に示すような要求形式にてデータ収集
要求を行う。アプリケーションデータ収集装置３９は、
プラント制御用コントローラ１０のＣＰＵ１２の演算や
制御動作の合間に、データ表示記録装置２０からのデー
タ収集要求に対応するアプリケーションデータを内部メ
モリ１５から収集し、データ一時保存回路３９ｃに一時
保存する。そしてアプリケーションデータ収集装置３９
は予め設定されているデータ数のアプリケーションデー
タを収集し、一時保存したアプリケーションデータを図
５に示すような回答形式にてシリアル伝送路３４を通じ
てデータ表示記録装置２０に送信し、データ表示記録装
置２０がそのアプリケーションデータを記録装置２２に
記録する。

【００３４】このように本実施の形態２によれば、プラ
ント制御用コントローラ１０にアプリケーションデータ
収集装置３９を設けたので、従来のような特別なデータ
収集装置などの外部装置を用いることなくデータ収集を
行え、これによりシステムとしてのコストダウンを図る
ことができ、また、従来のような外部装置では直接アク
セスできなかったプラント制御用コントローラ１０の内
部メモリ１５のアプリケーションデータを収集すること
ができる。また、プラント制御用コントローラ１０のＣ
ＰＵ１２を用いずにアプリケーションデータを収集する
ので、ＣＰＵ１２の負荷を低減させることができる。

【００３５】実施の形態３．以下、この発明の実施の形
態３を図に基づいて説明する。図１０は本実施の形態３
に係るプラント制御システムの構成を示すブロック図で
ある。図１０において、図１に示す構成要素に対応する
ものには同一の符号を付し、その説明を省略する。本実
施の形態３では、プラント制御用コントローラ１０のＣ
ＰＵ１２の内部にソフトウェアで実現されたＩＯデータ
収集機能（入出力データ収集機能）３６が設けられてい
る。このＩＯデータ収集機能３６は、データ表示記録装
置２０からのデータ収集要求に基づきプラント制御用コ
ントローラ１０のＩＯＩ／Ｆ（入出力インターフェー
ス）１３からプラント設備としてのプラントフィールド
７の入出力データを収集して内部メモリ１５中の空き領
域に保存し、この保存した入出力データをデータ表示記
録装置２０に送信するものである。

【００３６】図１１は図１０中のＩＯデータ収集機能３
６の機能ブロック図である。図１１において、ＩＯデー
タ収集機能３６は、データ表示記録装置２０からのデー
タ収集要求をシリアルＩ／Ｆ１４を介して受信してその
要求内容を解析する受信・解析機能３６ａと、上記要求
内容に従ってＩＯＩ／Ｆ１３から入出力データを収集す
るデータ収集機能３６ｂと、上記収集した入出力データ
を内部メモリ１５の空き領域に一時保存するデータ一時
保存機能３６ｃと、上記一時保存したデータをシリアル
Ｉ／Ｆ１４を介してデータ表示記録装置２０へ送信する
データ送信機能３６ｄとを備えている。

【００３７】次に図１０と図１１及び図４と図５を参照
して本実施の形態３の特徴とする動作について説明す
る。データ表示記録装置２０は、自体のシリアルＩ／Ｆ
４６と、シリアル伝送路３４と、プラント制御用コント
ローラ１０のシリアルＩ／Ｆ１４とを介して、プラント
制御用コントローラ１０のＩＯデータ収集機能３６に対
して図４に示すような要求形式にてデータ収集要求を行
う。ＩＯデータ収集機能３６は、プラント制御用コント
ローラ１０のＣＰＵ１２の演算や制御動作の合間にデー
タ表示記録装置２０からのデータ収集要求に対応する入
出力データ（プラントフィールド７に対する入出力デー
タ）をＩＯＩ／Ｆ１３から収集し、内部メモリ１５中の
空き領域をデータバッファとしてそこに収集入出力デー
タを一時保存する。そしてＩＯデータ収集機能１２は予
め設定されているデータ数の入出力データを収集し、一
時保存した入出力データを図５に示すような回答形式に
てシリアル伝送路３４を通じてデータ表示記録装置２０
に送信し、データ表示記録装置２０がその入出力データ
を記録装置２２に記録する。

【００３８】このように本実施の形態３によれば、プラ
ント制御用コントローラ１０のＣＰＵ１２内部にＩＯデ
ータ収集機能３６を設けたので、従来のような特別なデ
ータ収集装置などの外部装置を用いることなくデータ収
集を行え、これによりシステムとしてのコストダウンを
図ることができ、また、従来のような外部装置では直接
アクセスできなかったプラント制御用コントローラ１０
のＩＯＩ／Ｆ１３の入出力データを収集することができ
る。

【００３９】実施の形態４．以下、この発明の実施の形
態４を図に基づいて説明する。図１２は本実施の形態４
に係るプラント制御システムの構成を示すブロック図で
ある。図１２において、図１０に示す構成要素に対応す
るものには同一の符号を付し、その説明を省略する。本
実施の形態４では、プラント制御用コントローラ１０に
ハードウェアで実現されＩＯデータ収集装置（入出力デ
ータ収集装置）４０が設けられている。このＩＯデータ
収集装置４は、データ表示記録装置２０からのデータ収
集要求に基づきプラント制御用コントローラ１０のＩＯ
Ｉ／Ｆ（入出力インターフェース）１３からプラント設
備としてのプラントフィールド７の入出力データを収集
して保存し、この保存した入出力データをデータ表示記
録装置２０に送信するものである。

【００４０】図１３は図１２中のＩＯデータ収集装置４
０の内部構成を示すブロック図である。図１３におい
て、ＩＯデータ収集装置４０は、データ表示規約装置２
０からのデータ収集要求をシリアルＩ／Ｆ１４を介して
受信してその要求内容を解析する受信・解析回路４０ａ
と、上記要求内容に従ってＩＯＩ／Ｆ１３から入出力デ
ータを収集するデータ収集回路４０ｂと、上記収集した
入出力データを一時保存するデータ一時保存回路４０ｃ
と、上記一時保存したデータをシリアルＩ／Ｆ１４を介
してデータ表示記録装置２０へ送信するデータ送信回路
４０ｄとを備えている。

【００４１】次に図１２と図１３及び図４と図５を参照
して本実施の形態４の特徴とする動作について説明す
る。データ表示記録装置２０は、自体のシリアルＩ／Ｆ
４６と、シリアル伝送路３４と、プラント制御用コント
ローラ１０のシリアルＩ／Ｆ１４とを介して、プラント
制御用コントローラ１０のＩＯデータ収集装置４０に対
して図４に示すような要求形式にてデータ収集要求を行
う。プラント制御用コントローラ１０のＣＰＵ１２の演
算や制御動作の合間に、データ表示記録装置２０からの
データ収集要求に対応する入出力データをＩＯＩ／Ｆ１
３から収集し、データ一時保存回路４０ｃに一時保存す
る。そしてＩＯデータ収集装置４０は予め設定されてい
るデータ数のデータを収集し、一時保存した入出力デー
タを図５に示すような回答形式にてシリアル伝送路３４
を通じてデータ表示記録装置２０に送信し、データ表示
記録装置２０がその入出力データを記録装置２２に記録
する。

【００４２】このように本実施の形態４によれば、プラ
ント制御用コントローラ１０にＩＯデータ収集装置４０
を設けたので、従来のような特別なデータ収集装置など
の外部装置を用いることなくデータ収集を行え、これに
よりシステムとしてのコストダウンを図ることができ、
また、従来のような外部装置では直接アクセスできなか
ったプラント制御用コントローラ１０のＩＯＩ／Ｆ１３
の入出力データを収集することができる。また、プラン
ト制御用コントローラ１０のＣＰＵ１２を用いずにデー
タを収集するので、ＣＰＵ１２の負荷を低減させること
ができる。

【００４３】実施の形態５．以下、この発明の実施の形
態５を図に基づいて説明する。図１４は本実施の形態５
に係るプラント制御システムの構成を示すブロック図で
ある。図１４において、図１に示す構成要素に対応する
ものには同一の符号を付し、その説明を省略する。本実
施の形態５では、プラント制御コントローラ１０のＣＰ
Ｕ１２の内部にソフトウェアで実現されたデータウェイ
データ収集機能３７が設けられている。このデータウェ
イデータ収集機能３７は、データ表示記録装置２０から
のデータ収集要求に基づきデータウェイ２からのデータ
を収集して内部メモリ１５中の空き領域に保存し、この
保存したデータをデータ表示記録装置２０に送信するも
のである。

【００４４】図１５は図１４中のデータウェイデータ収
集機能３７の機能ブロック図である。図１５において、
データウェイデータ収集機能３７は、データ表示記録装
置２０からのデータ収集要求をシリアルＩ／Ｆ１４を介
して受信してその要求内容を解析する受信・解析機能３
７ａと、上記要求内容に従ってデータウェイ２からのデ
ータを共通メモリ１１を介して収集するデータ収集機能
３７ｂと、上記収集したデータを内部メモリ１５の空き
領域に一時保存するデータ一時保存機能３７ｃと、上記
一時保存したデータをシリアルＩ／Ｆ１４を介してデー
タ表示記録装置２０へ送信するデータ送信機能３７ｄと
を備えている。

【００４５】次に図１４と図１５及び図４と図５を参照
して本実施の形態５の特徴とする動作について説明す
る。データ表示記録装置２０は、自体のシリアルＩ／Ｆ
４６と、シリアル伝送路３４と、プラント制御用コント
ローラ１０のシリアルＩ／Ｆ１４とを介して、プラント
制御用コントローラ１０のデータウェイデータ収集機能
３７に対して図４に示すような要求形式にてデータ収集
要求を行う。データウェイデータ収集機能３７は、プラ
ント制御用コントローラ１０のＣＰＵ１２の演算や制御
動作の合間に、データ表示記録装置２０からのデータ収
集要求に対応するデータをデータウェイ２から収集し、
内部メモリ１５中の空き領域をデータバッファとしてそ
こに収集データを一時保存する。そしてデータウェイデ
ータ収集機能３７は予め設定されているデータ数のデー
タを収集し、一時保存したデータを図５に示すような回
答形式にてシリアル伝送路３４を通じてデータ表示記録
装置２０に送信し、データ表示記録装置２０がそのデー
タを記録装置２２に記録する。

【００４６】このように本実施の形態５によれば、プラ
ント制御用コントローラ１０のＣＰＵ１２内部にデータ
ウェイデータ収集機能３７を設けたので、従来のような
特別なデータ収集装置などの外部装置を用いることなく
データ収集を行え、これによりシステムとしてのコスト
ダウンを図ることができ、また、従来のような外部装置
では直接アクセスできなかったデータウェイ２のデータ
を収集することができる。

【００４７】実施の形態６．以下、この発明の実施の形
態６を図に基づいて説明する。図１６は本実施の形態６
に係るプラント制御システムの構成を示すブロック図で
ある。図１６において、図１４に示す構成要素に対応す
るものには同一の符号を付し、その説明を省略する。本
実施の形態６では、プラント制御用コントローラ１０に
ハードウェアで実現されたデータウェイデータ収集装置
４１が設けられている。このデータウェイデータ収集装
置４１は、データ表示記録装置２０からのデータ収集要
求に基づきデータウェイ２からのデータを収集して保存
し、この保存したデータをデータ表示記録装置２０に送
信するものである。

【００４８】図１７は図１６中のデータウェイデータ収
集装置４１の内部構成を示すブロック図である。図１７
において、データウェイデータ収集装置４１は、データ
表示記録装置２０からのデータ収集要求を受信してその
要求内容を解析する受信・解析回路４１ａと、上記要求
内容に従ってデータウェイ２からのデータを共通メモリ
１１を介して収集するデータ収集回路４１ｂと、上記収
集したデータを一時保存するデータ一時保存回路４１ｃ
と、上記一時保存したデータをデータ表示記録装置２０
へ送信するデータ送信回路４１ｄと備えている。

【００４９】次に図１６と図１７及び図４と図５を参照
して本実施の形態６の特徴とする動作について説明す
る。データ表示記録装置２０は、自体のシリアルＩ／Ｆ
４６と、シリアル伝送路３４と、プラント制御用コント
ローラ１０のシリアルＩ／Ｆ１４とを介して、プラント
制御用コントローラ１０のデータウェイデータ収集装置
４１に対して図４に示すような要求形式にてデータ収集
要求を行う。データウェイデータ収集装置４１は、プラ
ント制御用コントローラ１０のＣＰＵ１２の演算や制御
動作の合間に、データ表示記録装置２０からのデータ収
集要求に対応するデータをデータウェイ２から収集し、
データ一時保存回路４１ｃに一時保存する。そしてデー
タウェイデータ収集装置４１は予め設定されているデー
タ数のデータを収集し、一時保存したデータを図５に示
すような回答形式にてシリアル伝送路３４を通じてデー
タ表示記録装置２０に送信し、データ表示記録装置２０
がそのデータを記録装置２２に記録する。

【００５０】このように本実施の形態６によれば、プラ
ント制御用コントローラ１０にデータウェイデータ収集
装置４１を設けたので、従来のような特別なデータ収集
装置などの外部装置を用いることなくデータ収集を行
え、これによりシステムとしてのコストダウンを図るこ
とができ、また、従来のような外部装置では直接アクセ
スできなかったデータウェイ２のデータを収集すること
ができる。また、プラント制御用コントローラ１０のＣ
ＰＵ１２を用いずにデータウェイ２のデータを収集する
ので、ＣＰＵ１２の負荷を低減させることができる。

【００５１】実施の形態７．以下、この発明の実施の形
態７を図に基づいて説明する。図１８は本実施の形態７
に係るプラント制御システムの構成を示すブロック図で
ある。図１８において、図１に示す構成要素に対応する
ものには同一の符号を付し、その説明を省略する。本実
施の形態７では、プラント制御用コントローラ１０のＣ
ＰＵ１２の内部にソフトウェアで実現されフィールドネ
ットワークデータ収集機能３８が設けられている。この
フィールドネットワークデータ収集機能３８は、データ
表示記録装置２０からのデータ収集要求に基づき、プラ
ント制御用コントローラ１０とシーケンサ１８Ａ，１８
Ｂを接続しているフィールドネットワーク１６からデー
タを収集して内部メモリ１５中の空き領域に保存し、こ
の保存したデータをデータ表示記録装置２９に送信する
ものである。

【００５２】図１９は図１８中のフィールドネットワー
クデータ収集機能３８の機能ブロック図である。図１９
において、フィールドネットワークデータ収集機能３８
は、データ表示記録装置２０からのデータ収集要求をシ
リアルＩ／Ｆ１４を介して受信してその要求内容を解析
する受信・解析機能３８ａと、上記要求内容に従って上
記フィールドネットワーク１６からのデータを共通メモ
リ１７を介して収集するデータ収集機能３８ｂと、上記
収集したデータを内部メモリ１５の空き領域に一時保存
するデータ一時保存機能３８ｃと、上記一時保存したデ
ータをシリアルＩ／Ｆ１４を介してデータ表示記録装置
２０へ送信するデータ送信機能３８ｄとを備えている。

【００５３】次に図１８と図１９及び図４と図５を参照
して本実施の形態７の特徴とする動作について説明す
る。データ表示記録装置２０は、自体のシリアルＩ／Ｆ
４６と、シリアル伝送路３４と、プラント制御用コント
ローラ１０のシリアルＩ／Ｆ１４とを介して、プラント
制御用コントローラ１０のフィールドネットワークデー
タ収集機能３８に対して図４に示すような要求形式にて
データ収集要求を行う。フィールドネットワークデータ
収集機能３８は、プラント制御用コントローラ１０のＣ
ＰＵ１２の演算や制御動作の合間に、データ表示記録装
置２０からのデータ収集要求に対応するデータをフィー
ルドネットワーク１６から収集し、内部メモリ１５中の
空き領域をデータバッファとしてそこに収集データを一
時保存する。そしてフィールドネットワークデータ収集
機能３８は予め設定されているデータ数のデータを収集
し、一時保存したデータを図５に示すような回答形式に
てシリアル伝送路３４を通じてデータ表示記録装置２０
に送信し、データ表示記録装置２０がそのデータを記録
装置２２に記録する。

【００５４】このように本実施の形態７によれば、プラ
ント制御用コントローラ１０にフィールドネットワーク
データ収集機能３８を設けたので、従来のような特別な
データ収集装置などの外部装置を用いることなくデータ
収集を行え、これによりシステムとしてのコストダウン
を図ることができ、また、従来のような外部装置では直
接アクセスできなかったフィールドネットワーク１６の
データを収集することができる。

【００５５】実施の形態８．以下、この発明の実施の形
態８を図に基づいて説明する。図２０は本実施の形態８
に係るプラント制御システムの構成を示すブロック図で
ある。図２０において、図１８に示す構成要素に対応す
るものには同一の符号を付し、その説明を省略する。本
実施の形態８では、プラント制御用コントローラ１０に
ハードウェアで実現されたフィールドネットワークデー
タ収集装置４２が設けられている。このフィールドネッ
トワークデータ収集装置４２は、データ表示記録装置２
０からのデータ収集要求に基づき、フィールドネットワ
ーク１６からデータを収集して保存し、この保存したデ
ータをデータ表示記録装置２０に送信するものである。

【００５６】図２１は図２０中のフィールドネットワー
クデータ収集装置４２の機能ブロック図である。、図２
１において、フィールドネットワークデータ収集装置４
２は、データ表示記録装置２０からのデータ収集要求を
シリアルＩ／Ｆ１４を介して受信してその要求内容を解
析する受信・解析回路４２ａと、上記要求内容に従って
フィールドネットワーク１６からのデータを共通メモリ
１７を介して収集するデータ収集回路４２ｂと、上記収
集したデータを一時保存するデータ一時保存回路４２ｃ
と、上記一時保存したデータをシリアルＩ／Ｆ１４を介
してデータ表示記録装置２０へ送信するデータ送信回路
４２ｄとを備えている。

【００５７】次に図２０と図２１及び図４と図５を参照
して本実施の形態８の特徴とする動作について説明す
る。データ表示記録装置２０は、自体のシリアルＩ／Ｆ
４６と、シリアル伝送路３４と、プラント制御用コント
ローラ１０のシリアルＩ／Ｆ１４とを介して、プラント
制御用コントローラ１０のフィールドネットワークデー
タ収集装置４２に対して図４に示すような要求形式にて
データ収集要求を行う。フィールドネットワークデータ
収集装置４２は、プラント制御用コントローラ１０のＣ
ＰＵ１２の演算や制御動作の合間に、データ表示記録装
置２０からのデータ収集要求に対応するデータをフィー
ルドネットワーク１６から収集し、データ一時保存回路
４２ｃに一時保存する。そしてフィールドネットワーク
データ収集装置４２は予め設定されているデータ数のデ
ータを収集し、一時保存したデータを図５に示すような
回答形式にてシリアル伝送路３４を通じてデータ表示記
録装置２０に送信し、データ表示記録装置２０がそのデ
ータを記録装置２２に記録する。

【００５８】このように本実施の形態８によれば、プラ
ント制御用コントローラ１０にフィールドネットワーク
データ収集装置４２を設けたので、従来のような特別な
データ収集装置などの外部装置を用いることなくデータ
収集を行え、これによりシステムとしてのコストダウン
を図ることができ、また、従来のような外部装置では直
接アクセスできなかったフィールドネットワーク１６の
データを収集することができる。また、プラント制御用
コントローラ１０のＣＰＵ１２を用いずにフィールドネ
ットワーク１６のデータを収集するので、ＣＰＵ１２の
負荷を低減させることができる。

【００５９】実施の形態９．以下、この発明の実施の形
態９を図に基づいて説明する。図２２は本実施の形態９
に係るプラント制御システムの構成を示すブロック図で
ある。図２２において、図１に示す構成要素に対応する
ものには同一の符号を付し、その説明を省略する。本実
施の形態９では、データ表示記録装置２０はデータウェ
イＩ／Ｆ４４によりデータウェイ２に接続され、データ
ウェイ２上の任意の場所に設置可能である。プラント制
御用コントローラ１０のＣＰＵ１２内部にはソフトウェ
アで実現されたデータ収集機能４３が設けられている。
このデータ収集機能４３は、データウェイ２を介するデ
ータ表示記録装置２０からのデータ収集要求に基づき、
プラント制御用コントローラ１０内部の各種データを収
集して内部メモリ１５中の空き領域に保存し、この保存
したデータをデータ表示記録装置２０に送信するもので
ある。なお、ソフトウェアによるデータ収集機能４３に
代わってハードウェアによるデータ収集装置を設けても
よい。

【００６０】本実施の形態９の動作については、前述し
た実施の形態１，３，５，７で説明したので省略する。
即ち、本実施の形態９において、データ収集機能４３
が、内部メモリ１５のアプリケーションデータの収集を
行う場合は実施の形態１の動作を行い、プラントフィー
ル７の入出力データの収集を行う場合は実施の形態３の
動作を行い、データウェイ２のデータの収集を行う場合
は実施の形態５の動作を行い、フィールドネットワーク
１６のデータの収集を行う場合は実施の形態７の動作を
行う。

【００６１】このように本実施の形態９によれば、プラ
ント制御用コントローラ１０のＣＰＵ１２に内部にデー
タ収集機能４３を設けたので、従来のような特別なデー
タ収集装置などの外部装置を用いることなくデータ収集
を行え、これによりシステムとしてのコストダウンを図
ることができ、また、従来のような外部装置では直接ア
クセスできなかったプラント制御用コントローラ１０内
部の各種データを収集することができる。

【００６２】実施の形態１０．以下、この発明の実施の
形態１０を図に基づいて説明する。図２３は本実施の形
態１０に係るプラント制御システムの構成を示すブロッ
ク図である。図２３において、図１に示す構成要素に対
応するものには同一の符号を付し、その説明を省略す
る。本実施の形態１０では、データ表示記録装置２０
は、フィールドネットワークＩ／Ｆ４５によりフィール
ドネットワーク１６に接続され、フィールドネットワー
ク１６上の任意の場所に設置可能である。プラント制御
用コントローラ１０のＣＰＵ１２内部にはソフトウェア
で実現されたデータ収集機能４３が設けられている。こ
のデータ収集機能４３はフィールドネットワーク１６を
介するデータ表示記録装置２０からのデータ収集要求に
基づき、プラント制御用コントローラ１０内部の各種デ
ータを収集して内部メモリ１５中の空き領域に保存し、
この保存したデータをデータ表示記録装置２０に送信す
るものである。なお、ソフトウェアによるデータ収集機
能４３に代わってハードウェアによるデータ収集装置を
設けてもよい。

【００６３】本実施の形態９の動作については、前述し
た実施の形態１，３，５，７で説明したので省略する。
即ち、本実施の形態９において、データ収集機能４３
が、内部メモリ１５のアプリケーションデータの収集を
行う場合は実施の形態１の動作を行い、プラントフィー
ルド７の入出力データの収集を行う場合は実施の形態３
の動作を行い、データウェイ２のデータの収集を行う場
合は実施の形態５の動作を行い、フィールドネットワー
ク１６のデータの収集を行う場合は実施の形態７の動作
を行う。

【００６４】このように本実施の形態１０によれば、プ
ラント制御用コントローラ１０のＣＰＵ１２内部にデー
タ収集機能４３を設けたので、従来のような特別なデー
タ収集装置などの外部装置を用いることなくデータ収集
を行え、これによりシステムとしてのコストダウンを図
ることができ、また、従来のような外部装置では直接ア
クセスできなかったプラント制御用コントローラ１０内
部の各種データを収集することができる。

【００６５】

【発明の効果】以上のように第１の発明によれば、プラ
ント制御用コントローラに設けられたデータ収集手段に
よりプラント設備の運転状態に関する各種データを収集
し、データ表示記録装置に送信するようにしたので、プ
ラントの制御方式の改善やシステムの立ち上げ時の調整
及び故障原因の究明などに有効な情報となるプラント設
備の運転状態のトレースデータ等を、従来のような特別
なデータ収集装置などの外部装置を用意することなく収
集でき、これによりシステムとしてのコストダウンを図
ることができ、また、従来のような外部装置では直接ア
クセスできなかったプラント制御用コントローラの内部
データ等を収集することができ、収集可能なデータの種
類がが多くなり、収集精度が高まる等の効果が得られ
る。

【００６６】第２の発明によれば、データ表示記録装置
からのデータ収集要求に基づきプラント制御用コントロ
ーラの内部メモリからアプリケーションデータを収集
し、上記データ表示記録装置に送信するアプリケーショ
ンデータ収集手段を上記プラント制御用コントローラに
設けたので、従来のような特別なデータ収集装置などの
外部装置を用いることなくデータ収集を行え、これによ
りシステムとしてのコストダウンを図ることができ、ま
た、従来のような外部装置では直接アクセスできなかっ
たプラント制御用コントローラの内部メモリのアプリケ
ーションデータを収集することができる等の効果が得ら
れる。

【００６７】第３の発明によれば、第２の発明における
アプリケーションデータ収集手段としてのアプリケーシ
ョンデータ収集機能をプラント制御用コントローラ内の
ＣＰＵのソフトウェアで実現したので、アプリケーショ
ンデータの収集が可能となり、第２の発明の効果を達成
できる。

【００６８】第４の発明によれば、第２の発明における
アプリケーションデータ収集手段としてのアプリケーシ
ョンデータ収集装置をハードウェアで実現したので、ア
プリケーションデータの収集が可能となり、第２の発明
の効果を達成できる。また、プラント制御用コントロー
ラ内のＣＰＵの負荷を軽減させることができるという効
果もある。

【００６９】第５の発明によれば、データ表示記録装置
からのデータ収集要求に基づきプラント制御用コントロ
ーラの入出力インターフェースからプラント設備の入出
力データを収集し、上記データ表示記録装置に送信する
入出力データ収集手段を上記プラント制御用コントロー
ラに設けたので、従来のような特別なデータ収集装置な
どの外部装置を用いることなくデータ収集を行え、これ
によりシステムとしてのコストダウンを図ることがで
き、また、従来のような外部装置では直接アクセスでき
なかったプラント制御用コントローラの入出力インター
フェースの入出力データを収集することができる等の効
果が得られる。

【００７０】第６の発明によれば、第５の発明における
入出力データ収集手段としての入出力データ収集機能を
プラント制御用コントローラ内のＣＰＵのソフトウェア
で実現したので入出力データの収集が可能となり、第５
の発明の効果を達成できる。

【００７１】第７の発明によれば、第５の発明における
入出力データ収集手段としての入出力データ収集装置を
ハードウェアで実現したので、入出力データの収集が可
能となり、第５の発明の効果を達成できる。また、プラ
ント制御用コントローラ内のＣＰＵの負荷を軽減させる
ことができるという効果もある。

【００７２】第８の発明によれば、データ表示記録装置
からのデータ収集要求に基づき、プラント制御用コント
ローラと制御用計算機を接続しているデータウェイから
のデータを収集し、上記データ表示記録装置に送信する
データウェイデータ収集手段を上記プラント制御用コン
トローラに設けたので、従来のような特別なデータ収集
装置などの外部装置を用いることなくデータ収集を行
え、これによりシステムとしてのコストダウンを図るこ
とができ、また、従来のような外部装置では直接アクセ
スできなかったデータウェイのデータを収集することが
できる等の効果が得られる。

【００７３】第９の発明によれば、第８の発明における
データウェイデータ収集手段としてのデータウェイデー
タ収集機能をプラント制御用コントローラ内のＣＰＵの
ソフトウェアで実現したので、データウェイのデータの
収集が可能となり、第８の発明の効果を達成できる。

【００７４】第１０の発明によれば、第９の発明におけ
るデータウェイデータ収集手段としてのデータウェイデ
ータ収集装置をハードウェアで実現したので、データウ
ェイのデータの収集が可能となり、第８の発明の効果を
達成できる。また、プラント制御用コントローラ内のＣ
ＰＵの負荷を軽減させることができるという効果もあ
る。

【００７５】第１１の発明によれば、データ表示記録装
置からのデータ収集要求に基づき、プラント制御用コン
トローラとシーケンサを接続しているフィールドネット
ワークからのデータを収集し、上記データ表示記録装置
に送信するフィールドネットワークデータ収集手段を上
記プラント制御用コントローラに設けたので、従来のよ
うな特別なデータ収集装置などの外部装置を用いること
なくデータ収集を行え、これによりシステムとしてのコ
ストダウンを図ることができ、また、従来のような外部
装置では直接アクセスできなかったフィールドネットワ
ークのデータを収集することができるなどの効果が得ら
れる。

【００７６】第１２の発明によれば、第１１の発明にお
けるフィールドネットワークデータ収集手段としてのフ
ィールドネットワークデータ収集機能をプラント制御用
コントローラのＣＰＵのソフトウェアで実現したので、
フィールドネットワークのデータの収集が可能となり、
第１１の発明の効果を達成できる。

【００７７】第１３の発明によれば、第１１の発明にお
けるフィールドネットワークデータ収集手段としてのフ
ィールドネットワークデータ収集装置をハードウェアで
実現したのでフィールドネットワークのデータの収集が
可能となり、第１１の発明の効果を達成できる。また、
プラント制御用コントローラ内のＣＰＵの負荷を軽減さ
せることができるという効果もある。

【００７８】第１４の発明によれば、プラント設備を制
御するプラント制御用コントローラと、プラントを制御
するための演算処理を行う制御用計算機と、プラント設
備の運転状態に関するデータを表示，記録するデータ表
示記録装置とがデータウェイにそれぞれ接続してプラン
ト制御システムを構成し、上記データ表示記録装置から
のデータ収集要求に基づき、上記プラント制御用コント
ローラ内部の各種データを収集し、上記データ表示記録
装置に送信するデータ収集手段を上記プラント制御用コ
ントローラに設けたので、従来のような特別なデータ収
集装置などの外部装置を用いることなくデータ収集を行
え、これによりシステムとしてのコストダウンを図るこ
とができ、また、従来のような外部装置では直接アクセ
スできなかったプラント制御用コントローラの内部の各
種データを収集することができいる等の効果が得られ
る。また、データウェイ上の任意の場所にデータ表示記
録装置を設置できるので、データを任意の場所にて表
示，蓄積することができるという効果も得られる。

【００７９】第１５の発明によれば、プラント設備を制
御するプラント制御用コントローラと、プラントをシー
ケンス制御するシーケンサと、プラント整備の運転状態
に関するデータを表示，記録するデータ表示記録装置と
がフィールドネットワークにそれぞれ接続してプラント
制御システムを構成し、上記データ表示記録装置からの
データ収集要求に基づき、上記プラント制御用コントロ
ーラ内部の各種データを収集し、上記データ表示記録装
置に送信するデータ収集手段を上記プラント制御用コン
トローラに設けたので、従来のような特別なデータ収集
装置などの外部装置を用いることなくデータ収集を行
え、これによりシステムとてのコストダウンを図ること
ができ、また、従来のような外部装置では直接アクセス
できなかったプラント制御用コントローラの内部の各種
データを収集することができるなどの効果が得られる。
また、フィールドネットワーク上の任意の場所にデータ
表示記録装置を設置できるので、データを任意の場所に
て表示，蓄積することができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施の形態１に係るプラント制御
システムの構成を示すブロック図である。

【図２】図１中のアプリケーションデータ収集機能の
機能ブロック図である。

【図３】実施の形態１の動作を説明するための図であ
る。

【図４】実施の形態１〜１０で使用される要求形式を
示す図である。

【図５】実施の形態１〜１０で使用される回答形式を
示す図である。

【図６】実施の形態１におけるアプリケーションデー
タ収集機能と内部メモリと回答形式の関係を説明するた
めの図である。

【図７】この発明の実施の形態２に係るプラント制御
システムの構成を示すブロック図である。

【図８】図７中のアプリケーションデータ収集装置の
ブロック図である。

【図９】実施の形態２の動作を説明するための図であ
る。

【図１０】この発明の実施の形態３に係るプラント制
御システムの構成を示すブロック図である。

【図１１】図１０のＩＯデータ収集機能の機能ブロッ
ク図である。

【図１２】この発明の実施の形態４に係るプラント制
御システムの構成を示すブロック図である。

【図１３】図１２中のＩＯデータ収集装置の内部構成
を示すブロック図である。

【図１４】この発明の実施の形態５に係るプラント制
御システムの構成を示すブロック図である。

【図１５】図１４中のデータウェイデータ収集機能の
機能ブロック図である。

【図１６】この発明の実施の形態６に係るプラント制
御システムの構成を示すブロック図である。

【図１７】図１６中のデータウェイデータ収集装置の
ブロック図である。

【図１８】この発明の実施の形態７に係るプラント制
御システムの構成を示すブロック図である。

【図１９】図１８中のフィールドネットワークデータ
収集機能の機能ブロック図である。

【図２０】この発明の実施の形態８に係るプラント制
御システムの構成を示すブロック図である。

【図２１】図２０中のフィールドネットワークデータ
収集装置の構成を示すブロック図である。

【図２２】この発明の実施の形態９に係るプラント制
御システムの構成を示すブロック図である。

【図２３】この発明の実施の形態１０に係るプラント
制御システムの構成を示すブロック図である。

【図２４】従来のプラント制御システムの構成を示す
ブロック図である。

【図２５】従来のプラント制御システムの動作を説明
するための図である。

【符号の説明】

１Ａ，１Ｂ制御用計算機、２データウェイ、３Ａ，
３Ｂ，５，１１，１７，１９Ａ，１９Ｂ，３０，３１
共通メモリ、４，１０プラント制御用コントローラ、
６，１２，２３，２９ＣＰＵ、７プラントフィール
ド（プラント設備）、８，１３，３２ＩＯＩ／Ｆ（入
出力インターフェース）、９，１５，２８内部メモ
リ、１４，４６シリアルＩ／Ｆ（シリアルインターフ
ェース）、１５ａアプリケーションデータエリア、１
５ｂデータバッファエリア、１６フィールドネット
ワーク、１８Ａ，１８Ｂシーケンサ、２０データ表
示記録装置、２１表示装置、２２記憶装置、２４，
２７汎用ネットワークＩ／Ｆ（汎用ネットワークイン
ターフェース）、２５汎用ネットワーク、２６デー
タ収集装置、３３データトレースバックシステム、３
４シリアル伝送路、３５アプリケーションデータ収
集機能（アプリケーションデータ収集手段）、３６Ｉ
Ｏデータ収集機能（入出力データ収集手段）、３７デ
ータウェイデータ収集機能（データウェイデータ収集手
段）、３８フィールドネットワークデータ収集機能
（フィールドネットワークデータ収集手段）、３９ア
プリケーションデータ収集装置（アプリケーションデー
タ収集手段）、４０ＩＯデータ収集装置（入出力デー
タ収集手段）、４１データウェイデータ収集装置（デ
ータウェイデータ収集手段）、４２フィールドネット
ワークデータ収集装置（フィールドネットワークネット
ワークデータ収集手段）、４３データ収集機能（デー
タ収集手段）、４４データウェイＩ／Ｆ（データウェ
イインターフェース）、４５フィールドネットワーク
Ｉ／Ｆ（フィールドネットワークインターフェース）、
３５ａ，３６ａ，３７ａ，３８ａ受信・解析機能、３
５ｂ，３６ｂ，３７ｂ，３８ｂデータ収集機能、３５
ｃ，３６ｃ，３７ｃ，３８ｃデータ一時保存機能、３
５ｄ，３６ｄ，３７ｄ，３８ｄデータ送信機能、３９
ａ，４０ａ，４１ａ，４２ａ受信・解析回路、３９
ｂ，４０ｂ，４１ｂ，４２ｂデータ収集回路、３９
ｃ，４０ｃ，４１ｃ，４２ｃデータ一時保存回路、３
９ｄ，４０ｄ，４１ｄ，４２ｄデータ送信回路。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】プラント制御用コントローラに設けられ
たデータ収集手段によりプラント設備の運転状態に関す
る各種データを収集し、データ表示記録装置に送信する
ようにしたことを特徴とするプラント制御システム。
【請求項２】プラント設備を制御するプラント制御用
コントローラと、このプラント制御用コントローラに接
続されプラント設備の運転状態に関するデータを表示，
記録するデータ表示記録装置とを備えたプラント制御シ
ステムにおいて、上記データ表示記録装置からのデータ
収集要求に基づき上記プラント制御用コントローラの内
部メモリからアプリケーションデータを収集し、上記デ
ータ表示記録装置に送信するアプリケーションデータ収
集手段を上記プラント制御用コントローラに設けたこと
を特徴とするプラント制御システム。
【請求項３】上記データ表示記録装置からのデータ収
集要求を受信してその要求内容を解析する受信・解析機
能と、上記要求内容に従って上記内部メモリからアプリ
ケーションデータを収集するデータ収集機能と、上記収
集したアプリケーションデータを上記内部メモリの空き
領域に一時保存するデータ一時保存機能と、上記一時保
存したデータを上記データ表示記録装置へ送信するデー
タ送信機能とを有する上記アプリケーションデータ収集
手段としてのアプリケーションデータ収集機能を上記プ
ラント制御用コントローラ内のＣＰＵのソフトウェアで
実現したことを特徴とする請求項第２項記載のプラント
制御システム。
【請求項４】上記データ表示記録装置からのデータ収
集要求を受信してその要求内容を解析する受信・解析回
路と、上記要求内容に従って上記内部メモリからアプリ
ケーションデータを収集するデータ収集回路と、上記収
集したアプリケーションデータを一時保存するデータ一
時保存回路と、上記一時保存したデータを上記データ表
示記録装置へ送信するデータ送信回路とを有する上記ア
プリケーションデータ収集手段としてのアプリケーショ
ンデータ収集装置を、ハードウェアで実現したことを特
徴とする請求項第２項記載のプラント制御システム。
【請求項５】プラント設備を制御するプラント制御用
コントローラと、このプラント制御用コントローラに接
続されプラント設備の運転状態に関するデータを表示，
記録するデータ表示記録装置とを備えたプラント制御シ
ステムにおいて、上記データ表示記録装置からのデータ
収集要求に基づき上記プラント制御用コントローラの入
出力インターフェースからプラント設備の入出力データ
を収集し、上記データ表示記録装置に送信する入出力デ
ータ収集手段を上記プラント制御用コントローラに設け
たことを特徴とするプラント制御システム。
【請求項６】上記データ表示記録装置からのデータ収
集要求を受信してその要求内容を解析する受信・解析機
能と、上記要求内容に従って上記入出力インターフェー
スから入出力データを収集するデータ収集機能と、上記
収集した入出力データを上記内部メモリの空き領域に一
時保存するデータ一時保存機能と、上記一時保存したデ
ータを上記データ表示記録装置へ送信するデータ送信機
能とを有する上記入出力データ収集記録装置へ送信する
データ送信機能とを有する上記入出力データ収集手段と
しての入出力データ収集機能を、上記プラント制御用コ
ントローラ内のＣＰＵのソフトウェアで実現したことを
特徴とする請求項第５項記載のプラント制御システム。
【請求項７】上記データ表示記録装置からのデータ収
集要求を受信してその要求内容を解析する受信・解析回
路と、上記要求内容に従って上記入出力インターフェー
スから入出力データを収集するデータ収集回路と、上記
収集した入出力データを一時保存するデータ一時保存回
路と、上記一時保存したデータを上記データ表示記録装
置へ送信するデータ送信回路とを有する上記入出力デー
タ収集手段としての入出力データ収集装置をハードウェ
アで実現したことを特徴とする請求項第５項記載のプラ
ント制御システム。
【請求項８】プラント設備を制御するプラント制御用
コントローラと、このプラント制御用コントローラに接
続されプラント設備の運転状態に関するデータを表示，
記録するデータ表示記録装置とを備えたプラント制御シ
ステムにおいて、上記データ表示記録装置からのデータ
収集要求に基づき、上記プラント制御用コントローラと
制御用計算機を接続しているデータウェイからのデータ
を収集し、上記データ表示記録装置に送信するデータウ
ェイデータ収集手段を上記プラント制御用コントローラ
に設けたことを特徴とするプラント制御システム。
【請求項９】上記データ表示記録装置からのデータ収
集要求を受信してその要求内容を解析する受信・解析機
能と、上記要求内容に従って上記データウェイからのデ
ータを収集するデータ収集機能と、上記収集したデータ
を上記内部メモリの空き領域に一時保存するデータ一時
保存機能と、上記一時保存したデータを上記データ表示
記録装置へ送信するデータ送信機能とを有する上記デー
タウェイデータ収集手段としてのデータウェイデータ収
集機能を、上記プラント制御用コントローラ内のＣＰＵ
のソフトウェアで実現したことを特徴とする請求項第８
項記載のプラント制御システム。
【請求項１０】上記データ表示記録装置からのデータ
収集要求を受信してその要求内容を解析する受信・解析
回路と、上記要求内容に従って上記データウェイからの
データを収集するデータ収集回路と、上記収集したデー
タを一時保存するデータ一時保存回路と、上記一時保存
したデータを上記データ表示記録装置へ送信するデータ
送信回路とを有する上記データウェイデータ収集手段と
してのデータウェイデータ収集装置をハードウェアで実
現したことを特徴とする請求項第８項記載のプラント制
御システム。
【請求項１１】プラント設備を制御するプラント制御
用コントローラと、このプラント制御用コントローラに
接続されプラント設備の運転状態に関するデータを表
示，記録するデータ表示記録装置とを備えたプラント制
御システムにおいて、上記データ表示記録装置からのデ
ータ収集要求に基づき、上記プラント制御用コントロー
ラとシーケンサを接続しているフィールドネットワーク
からデータを収集し、上記データ表示記録装置に送信す
るフィールドネットワークデータ収集手段を上記プラン
ト制御用コントローラに設けたことを特徴すとるプラン
ト制御用システム。
【請求項１２】上記データ表示記録装置からのデータ
収集要求を受信してその要求内容を解析する受信・解析
機能と、上記要求内容に従って上記フィールドネットワ
ークからのデータを収集するデータ収集機能と、上記収
集したデータを上記内部メモリの空き領域に一時保存す
るデータ一時保存機能と、上記一時保存したデータを上
記データ表示記録装置へ送信するデータ送信機能とを有
する上記フィールドネットワークデータ収集手段として
のフィールドネットワークデータ収集機能を、上記プラ
ント制御用コントローラ内のＣＰＵのソフトウェアで実
現したことを特徴とする請求項第１１項記載のプラント
制御システム。
【請求項１３】上記データ表示記録装置からのデータ
収集要求を受信してその要求内容を解析する受信・解析
回路と、上記要求内容に従って上記フィールドネットワ
ークからのデータを収集するデータ収集回路と、上記収
集したデータを一時保存するデータ一時保存回路と、上
記一時保存したデータを上記データ表示記録装置へ送信
するデータ送信回路とを有する上記フィールドネットワ
ークデータ収集手段としてのフィールドネットワークデ
ータ収集装置をハードウェアで実現したことを特徴とす
る請求項第１１項記載のプラント制御システム。
【請求項１４】プラント設備を制御するプラント制御
用コントローラと、プラントを制御するための演算処理
を行う制御用計算機と、プラント設備の運転状態に関す
るデータを表示，記録するデータ表示記録装置とがデー
タウェイにそれぞれ接続してプラント制御システムを構
成し、上記データ表示記録装置からのデータ収集要求に
基づき、上記プラント制御用コントローラ内部の各種デ
ータを収集し、上記データ表示記録装置に送信するデー
タ収集手段を上記プラント制御用コントローラに設けた
ことを特徴とするプラント制御システム。
【請求項１５】プラント設備を制御するプラント制御
用コントローラと、プラントをシーケンス制御するシー
ケンサと、プラント設備の運転状態に関するデータを表
示，記録するデータ表示記録装置とがフィールドネット
ワークにそれぞれ接続してプラント制御システムを構成
し、上記データ表示記録装置からのデータ収集要求に基
づき、上記プラント制御用コントローラ内部の各種デー
タを収集し、上記データ表示記録装置に送信するデータ
収集手段を上記プラント制御用コントローラに設けたこ
とを特徴とするプラント制御システム。