JPH10161508A - Micrプリンタ兼用画像形成装置 - Google Patents

Micrプリンタ兼用画像形成装置

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JPH10161508A
JPH10161508A JP8319764A JP31976496A JPH10161508A JP H10161508 A JPH10161508 A JP H10161508A JP 8319764 A JP8319764 A JP 8319764A JP 31976496 A JP31976496 A JP 31976496A JP H10161508 A JPH10161508 A JP H10161508A
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cartridge
micr
image forming
image
forming apparatus
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Satoshi Matsuzaka
聡 松坂
Kazumasa Fujiwara
一雅 藤原
Akimi Shiokawa
晶巳 塩川
Hiroshi Hashino
浩 橋野
Satoshi Kishino
聡 岸野
Osamu Shimizu
治 清水
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカートリッジを交換することにより
MICRプリンタとして使用できるMICRプリンタ兼
用画像形成装置。 【解決手段】 像担持体51、現像ロール69、トナー
回収容器54を有するプロセスカートリッジU2が着脱
自在に装着されるカートリッジ装着空間Vと、像担持体
51表面に所定の光量の光ビームLにより静電潜像を形
成する光書込装置ROSと、カートリッジ装着空間Vに
装着されたプロセスカートリッジU2が通常カートリッ
ジである場合および磁気読取可能な強磁性トナー像を形
成するMICRカートリッジである場合にそれぞれ使用
される画像形成プロセスのパラメータを記憶するパラメ
ータ記憶手段Meを有し、前記カートリッジ装着空間V
に装着されたプロセスカートリッジU2の種類に応じて
画像形成プロセスのパラメータを設定するパラメータ変
更装置とをそなえたMICRプリンタ兼用画像形成装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーによって像
担持体上の静電潜像を現像する電子写真画像形成装置・
同プリンタ等の画像形成装置に関し、特に磁気読取可能
な強磁性トナー像を形成するMICR(Magnetic Ink c
haracter recognition)で読取可能な画像を形成するこ
とが可能なMICRプリンタ兼用の画像形成装置に関す
る。本発明の画像形成装置は通常の画像形成装置として
も、また、MICR用プリンタとしても使用可能であ
る。
【0002】
【従来の技術】発行会社名(例えば銀行名)等の記号が
強磁性トナーで印刷されたCHECK(小切手)を自動
的に読取って、読取った内容を自動的にコンピュータに
入力したり、ディスプレイに表示したりするMICRシ
ステムにおいてCHECK(小切手)に印字されたMI
CRフォント部は、磁気量が適切で磁気読取記号認識が
正確にでき、磁気読取の際の磁気ヘッドとの摺擦におい
ても画像欠落がし難い耐久安定性が要求される。このた
め、従来のCHECKは、オフセット印刷やドットプリ
ンタにより作成されてきたが、近年例えば、特開平4−
358165号公報や特開平7−3623号公報で提案
されているようにMICR用トナーが開発され、電子写
真によるCHECKの作成が行われ始めている。
【0003】MICR用トナーは、MICR特性(磁気
読取特性)と耐久安定性を得るために、通常電子写真プ
ロセスで使用されている通常トナーに比べて、磁気量を
安定させるために、特殊な磁性粉を使用したり、耐久性
を安定させるためにワックス(Wax)量が多く含まれて
いる。このため、画像形成装置としてはMICRトナー
に適した電子写真プロセスに対応しなくてはならず、そ
れゆえ画像形成装置としては、MICR専用プリンタと
ならざるを得なかった。また、MICR用プリンタはC
HECKの発行機であり、銀行等特殊な業界のみが使用
するので市場の流通量が極端に少ないため、低価格で提
供することが困難であった。そこで、従来は、画像形成
装置本体の大部分は既存のプリンタの部品を流用し、M
ICRトナーに適した電子写真プロセスで特殊な部分の
みを変更することで低価格化を計る試みがなされ、実用
化されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、MICRプ
リンタを必要とするユーザは当然のことながら通常プリ
ンタのユーザでもあり、このようなユーザは通常プリン
タとMICRプリンタの両方を設置する必要がある。し
たがって、MICRプリンタとしてはある程度低価格で
提供できたとしても、画像形成装置としては複数台必要
となり、設置スペースおよび消費電力が複数台分必要と
なり、不経済である。ユーザによっては、MICRプリ
ンタをそのまま通常プリンタとして使用している場合も
あるが、前述のとおり、MICRプリンタは通常プリン
タに比べ、市場での流通量が極端に少ない。このため、
印字枚数1枚当たりの単価は高価となる。
【0005】なお従来、特開平8−95468号公報に
記載されているように、黒トナーまたはカラートナーを
有する個々のプロセスカートリッジを入れ換えることに
より異なる色のトナー像を形成する画像形成装置は公知
である。しかしながら、電子写真プロセスを用いた通常
の画像形成機能と特殊なMICRプリンタの機能とを合
わせ持った画像形成装置は従来知られてない。
【0006】本発明者は、画像形成装置本体とこの本体
に着脱自在なプロセスカートリッジとを備えた画像形成
装置において、通常トナーを収容したプロセスカートリ
ッジとMICRトナーを収容したプロセスカートリッジ
を用いて繰り返し実験を行った。その実験によれば、両
トナー(通常トナーおよびMICRトナー)の差は総括
して下記の3つであることが分かった。 (1)現像性 (2)クリーニング性 (3)定着性
【0007】通常トナーは濃度が出易く、像担持体51
表面に残った不要トナーのクリーニング性に優れてお
り、安定した定着を得るために必要な熱量も比較的少な
い。それに対し、MICRトナーは濃度が出難く、像担
持体51表面に残った不要トナーも清掃し難く、安定し
た定着を得るために通常トナーよりも多くの熱量を必要
とする。また、通常プリンタとMICRプリンタに要求
される画像品質にも差がある。通常プリンタには文章、
図面、イラスト等あらゆるドキュメントに対応するが故
に、ベタ黒濃度、細線再現性、ハーフトーンの階調性、
文字部のキレ等高品質が要求される。一方、MICRプ
リンタには、マイカ(MICR)フォントと呼ばれる細
線で構成された画像部の品質が要求される。MICRフ
ォント部の磁気による信号強度が適切であり、文字固有
の磁気信号の波形認識が正確に行われるために、細線再
現性と磁気読取の際の磁気ヘッドとの摺擦においても画
像欠落がし難い耐久安定性が特に要求されるのである。
よって、両トナーにおける画像形成プロセスの最適パラ
メータは異なる。
【0008】現像器およびクリーナはプロセスカートリ
ッジに設けられるので、前記両トナーの前記(1)現像
性および(2)クリーニング性の差をプロセスカートリ
ッジで吸収し、定着装置は画像形成装置本体に設けられ
るので、前記両トナーの前記(3)定着性の差は画像形
成装置本体側で吸収することができれば、プロセスカー
トリッジとして、通常カートリッジおよびMICRカー
トリッジを準備して、それらのカートリッジを交換する
だけで、MICRプリンタ兼用画像形成装置を得ること
ができる。
【0009】(クリーニング性に対する検討)実験によ
り、前記(2)クリーニング性に関しては、より清掃し
難いMICRトナーが清掃できる高硬度のウレタンブレ
ードを用いると、清掃し易い通常トナーは清掃できるこ
とが分かった。すなわち、前記両トナーのクリーニング
性の差は、MICRトナー清掃用のクリーニングブレー
ドを使用することで吸収することができる。
【0010】(現像性に対する検討)現像性に関して
は、画像形成プロセスの帯電、露光、現像プロセスで大
きく変わり、パラメータとしては、帯電バイアス、現像
バイアス等の各種電位から、レーザビーム光量、像担持
体表面材料(感光体)の種類、現像装置の構成、現像ロ
ール材質、形状、磁極密度、磁極位置等、数えきれない
程のパラメータがあり、最適値も組み合わせにより異な
る。根本的には、MICRトナーと通常トナーとが両立
する各種パラメータの共通の組み合わせと共通の最適値
が見つけ出せればプロセスカートリッジはトナー以外全
て共通で使用できるのであるが、実験に次ぐ実験の結果
見いだすことはできなかった。そこで、価格と共通化を
考慮してトナー収容容器と共に交換する部品、例えば、
プロセスカートリッジに設けられた像担持体、帯電ロー
ル、現像ロール、に限りパラメータおよび最適値を変更
できるものとして更なる実験を繰り返した。その結果、
現像ロールにおけるアルミ管の表面に通常プリンタでは
モリブデン酸皮膜を形成し、MICRプリンタではアル
マイト皮膜を形成することで両立できることが分かっ
た。なお、上記条件において、MICRプリンタとして
使用する時に、使用するカートリッジの現像性に合わせ
て適切なレーザビーム光量に変化させると良いことが分
かった。
【0011】(定着性に対する検討)トナーに与える熱
量は多すぎるとオフセットが発生し、少なすぎると定着
不良が発生するため、通常どの画像形成装置の定着装置
でも温度測定する手段を有し、温度を一定に保つために
ある閾値で熱の発生源をON/OFF制御している。ト
ナーに与えられる熱量は、温度と時間の積であるため、
通常トナーとMICRトナーとの定着時の最適熱量の差
は温度で調節するかまたは時間で調節することができ
る。通常トナーよりもMICRトナーの方が必要な定着
熱量が多いので、定着時間を同じにした場合には、MI
CRトナーの定着温度を上昇させる必要があることが分
かった。
【0012】本発明は前述の実験および検討結果に基づ
いてなされたもので、次の記載内容を課題とする。 (O01)画像形成装置本体とこの画像形成装置本体に着
脱自在なプロセスカートリッジとを備えた画像形成装置
において、プロセスカートリッジを交換することにより
MICRプリンタとして使用できる画像形成装置を提供
すること。
【0013】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本出願の発明を説明するが、本発明の
構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を明か
にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだ
ものを付記している。なお、本発明を後述の実施例の符
号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易に
するためであり、本発明の範囲を実施例に限定するため
ではない。
【0014】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明のMICRプリンタ兼用画像形成装置
は、次の要件を備えたことを特徴とする、(A01)表面
に静電潜像が形成される像担持体(51)、前記像担持
体(51)に隣接して配置され且つ前記像担持体(5
1)と隣接する現像領域に現像剤を搬送して前記像担持
体(51)上の静電潜像にトナー像を現像する現像ロー
ル(69)を有する現像器(66〜71)、および像担
持体(51)上の残留トナーを回収する回収容器(5
4)を有するプロセスカートリッジ(U2)が着脱自在
に装着されるカートリッジ装着空間(V)、(A02)前
記像担持体(51)表面に所定の光量の光ビーム(L)
により静電潜像を形成する光書込装置(ROS)、(A
03)前記像担持体(51)表面に形成されたトナー像を
被転写材に転写する転写装置(34)、(A04)被転写
材上のトナー像を所定の定着温度で定着する定着装置
(F)、(A05)前記カートリッジ装着空間(V)に装
着されたプロセスカートリッジ(U2)が通常カートリ
ッジである場合および磁気読取可能な強磁性トナー像を
形成するMICRカートリッジである場合にそれぞれ使
用される画像形成プロセスのパラメータを記憶するパラ
メータ記憶手段(Me)を有し、前記カートリッジ装着
空間(V)に装着されたプロセスカートリッジ(U2)
の種類に応じて画像形成プロセスのパラメータを設定す
るパラメータ変更装置(C+Me)。
【0015】(第1発明の作用)前述の構成を備えた本
出願の第1発明のMICRプリンタ兼用画像形成装置で
は、カートリッジ装着空間(V)には、像担持体(5
1)、現像器(66〜71)、およびトナー回収容器
(54)を有するプロセスカートリッジ(U2)が着脱
自在に装着される。光書込装置(ROS)は、前記像担
持体(51)表面に所定の光量の光ビーム(L)により
静電潜像を形成する。前記像担持体(51)に隣接して
配置された現像器(66〜71)の現像ロール(69)
は、前記像担持体(51)と隣接する現像領域に現像剤
を搬送して前記像担持体(51)上の静電潜像にトナー
像を現像する。前記回収容器(54)は、像担持体(5
1)上の残留トナーを回収する。転写装置(34)は、
前記像担持体(51)表面に形成されたトナー像を被転
写材に転写する。定着装置(F)は、被転写材上のトナ
ー像を所定の定着温度で定着する。パラメータ変更装置
(C+Me)のパラメータ記憶手段(Me)は、前記カー
トリッジ装着空間(V)に装着されたプロセスカートリ
ッジ(U2)が通常カートリッジである場合および磁気
読取可能な強磁性トナー像を形成するMICRカートリ
ッジである場合にそれぞれ使用される画像形成プロセス
のパラメータを記憶する。パラメータ変更装置(C+M
e)は、前記カートリッジ装着空間(V)に装着された
プロセスカートリッジ(U2)の種類に応じて画像形成
プロセスのパラメータを設定する。したがって、第1発
明のMICRプリンタ兼用画像形成装置は、通常カート
リッジおよびMICRカートリッジを使用する場合にそ
れぞれ適切に設定されたプロセスパラメータにより画像
形成を行うことができる。また、MICRプリンタを通
常の画像形成装置の構成部品と共通の部品を使用して構
成することができるので、MICRプリンタを低コスト
で提供することができる。
【0016】(第2発明)また、第2発明のMICRプ
リンタ用のプロセスカートリッジ(U2)は、カートリ
ッジ識別装置(Sg)を備えたMICRプリンタ兼用画
像形成装置の画像形成装置本体(U1)のカートリッジ
装着空間(V)に着脱自在に装着されるMICRプリン
タ用のプロセスカートリッジ(U2)において、次の要
件を備えたことを特徴とする、(B01)表面に静電潜像
が形成される像担持体(51)、(B02)前記像担持体
(51)に隣接して配置され且つ前記像担持体(51)
と隣接する現像領域に現像剤を搬送して前記像担持体
(51)上の静電潜像にトナー像を現像する現像ロール
(69)を有する現像器(66〜71)、(B03)前記
像担持体(51)上の残留トナーを回収する回収容器
(54)、(B04)前記カートリッジ装着空間(V)に
装着されたプロセスカートリッジ(U2)が磁気読取可
能な強磁性トナー像を形成するMICRカートリッジで
あることを示すカートリッジ識別用被検出部材(8
1)。
【0017】(第2発明の作用)前述の構成を備えた第
2発明のMICRプリンタ用のプロセスカートリッジ
(U2)は、カートリッジ識別装置(Sg)を備えたMI
CRプリンタ兼用画像形成装置の画像形成装置本体(U
1)のカートリッジ装着空間(V)に着脱自在に装着さ
れる。前記プロセスカートリッジ(U2)は、像担持体
(51)、現像器(66〜71)、および回収容器(5
4)を有している。プロセスカートリッジ(U2)の像
担持体(51)表面には静電潜像が形成される。現像器
(66〜71)の現像ロール(69)は、前記像担持体
(51)に隣接して配置され且つ前記像担持体(51)
と隣接する現像領域に現像剤を搬送して前記像担持体
(51)上の静電潜像にトナー像を現像する。回収容器
(54)は、前記像担持体(51)上の残留トナーを回
収する。前記プロセスカートリッジ(U2)は、前記カ
ートリッジ装着空間(V)に装着されたプロセスカート
リッジ(U2)が磁気読取可能な強磁性トナー像を形成
するMICRカートリッジであることを示すカートリッ
ジ識別用被検出部材(81)を有している。したがっ
て、MICRプリンタ兼用画像形成装置は、画像形成装
置本体(U1)に装着されたカートリッジがMICRカ
ートリッジの場合にはMICRカートリッジに適したパ
ラメータを設定して画像形成プロセスを実行することが
できる。したがって、第2発明のMICRプリンタ用の
プロセスカートリッジ(U2)は、MICRプリンタ兼
用画像形成装置の画像形成装置本体(U1)に着脱自在
に装着することにより、MICRプリンタとして使用で
きる。したがって、MICRプリンタを、通常の画像形
成装置の構成部品と共通の画像形成装置本体を使用して
構成することができるので、MICRプリンタを低コス
トで提供することかできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1発明の実施の形態1)第1発明の実施の形態1の
MICRプリンタ兼用画像形成装置は、前記第1発明に
おいて次の要件を備えたことを特徴とする、(A06)ア
ルミ管表面にモリブデン酸皮膜が形成された現像ロール
(69)を有する前記通常カートリッジ、およびアルミ
管表面にアルマイト皮膜が形成された現像ロール(6
9)を有する前記MICRカートリッジ。 (第1発明の実施の形態1の作用)前述の構成を備えた
第1発明の実施の形態1のMICRプリンタ兼用画像形
成装置では、アルミ管表面にモリブデン酸皮膜が形成さ
れた現像ロール(69)を有する前記通常カートリッ
ジ、およびアルミ管表面にアルマイト皮膜が形成された
現像ロール(69)を有する前記MICRカートリッジ
が使用される。これにより、共通の画像形成装置本体
(U1)を用いて、通常プリンタとしても、MICRプ
リンタとしても実用的な画質を得ることができる。前記
通常カートリッジの現像ロール(69)としては、アル
ミ管表面に、無電解Niメッキ、アルミそのまま、フェ
ノール樹脂膜、還元クロム酸膜等を形成したものを使用
することができる。
【0019】(第1発明の実施の形態2)第1発明の実
施の形態2のMICRプリンタ兼用画像形成装置は、前
記第1発明において次の要件を備えたことを特徴とす
る、(A07)プロセスカートリッジ(U2)がMICR
カートリッジである場合に、前記画像形成プロセスのパ
ラメータである前記光書込装置(ROS)の光ビーム
(L)の光量を、通常カートリッジの場合に比較して変
化させる前記パラメータ変更装置(C+Me)。 (第1発明の実施の形態2の作用)前述の構成を備えた
第1発明の実施の形態2のMICRプリンタ兼用画像形
成装置では、プロセスカートリッジ(U2)がMICR
カートリッジである場合に、前記パラメータ変更装置
(C+Me)は、前記画像形成プロセスのパラメータで
ある前記光書込装置(ROS)の光ビーム(L)の光量
を、通常カートリッジの場合に比較して変化させる。こ
れにより、共通の画像形成装置本体(U1)を用いて、
通常プリンタおよびMICRプリンタのそれぞれに適切
な光量で静電潜像の書込を行うことができる。
【0020】(第1発明の実施の形態3)第1発明の実
施の形態3のMICRプリンタ兼用画像形成装置は、前
記第1発明において次の要件を備えたことを特徴とす
る、(A08)プロセスカートリッジ(U2)がMICR
カートリッジである場合に、前記画像形成プロセスのパ
ラメータである前記定着装置(F)の定着温度を通常カ
ートリッジの場合に比較して変化させる前記パラメータ
変更装置(C+Me)。 (第1発明の実施の形態3の作用)前述の構成を備えた
第1発明の実施の形態3のMICRプリンタ兼用画像形
成装置では、プロセスカートリッジ(U2)がMICR
カートリッジである場合に、前記パラメータ変更装置
(C+Me)は、前記画像形成プロセスのパラメータで
ある前記定着装置(F)の定着温度を通常カートリッジ
の場合に比較して変化させる。これにより、共通の画像
形成装置本体(U1)を用いて、通常プリンタおよびM
ICRプリンタのそれぞれに適切な定着温度により定着
を行うことができる。
【0021】(第1発明の実施の形態4)第1発明の実
施の形態4のMICRプリンタ兼用画像形成装置は、前
記第1発明または第1発明の実施の形態1ないし3のい
ずれかにおいて次の要件を備えたことを特徴とする、
(A09)パラメータ変更用入力キー、(A010)前記パ
ラメータ変更用入力キーの入力の有無に応じて前記画像
形成プロセスのパラメータを設定する前記パラメータ変
更装置(C+Me)。 (第1発明の実施の形態4の作用)前述の構成を備えた
第1発明の実施の形態4のMICRプリンタ兼用画像形
成装置では、前記パラメータ変更装置(C+Me)は、
前記パラメータ変更用入力キーの入力の有無に応じて前
記画像形成プロセスのパラメータを設定する。これによ
り、共通の画像形成装置本体(U1)を用いて、通常プ
リンタおよびMICRプリンタのそれぞれに適切なプロ
セスパラメータを設定して、画像形成を行うことができ
る。
【0022】(第1発明の実施の形態5)第1発明の実
施の形態5のMICRプリンタ兼用画像形成装置は、前
記第1発明または第1発明の実施の形態1ないし3のい
ずれかにおいて次の要件を備えたことを特徴とする、
(A011)前記カートリッジ装着空間(V)に装着され
たプロセスカートリッジ(U2)が通常カートリッジで
あるのか磁気読取可能な強磁性トナー像を形成するMI
CRカートリッジであるのかを検出するカートリッジ識
別装置(Sg)、(A012)カートリッジ識別装置(S
g)により識別されたプロセスカートリッジ(U2)の種
類に応じて画像形成プロセスのパラメータを設定する前
記パラメータ変更装置(C+Me)。 (第1発明の実施の形態5の作用)前述の構成を備えた
第1発明の実施の形態5のMICRプリンタ兼用画像形
成装置では、カートリッジ識別装置(Sg)は、前記カ
ートリッジ装着空間(V)に装着されたプロセスカート
リッジ(U2)が通常カートリッジであるのか磁気読取
可能な強磁性トナー像を形成するMICRカートリッジ
であるのかを検出する。前記パラメータ変更装置(C+
Me)は、カートリッジ識別装置(Sg)により識別され
たプロセスカートリッジ(U2)の種類に応じて画像形
成プロセスのパラメータを設定する。これにより、共通
の画像形成装置本体(U1)を用いて、通常プリンタお
よびMICRプリンタのそれぞれに適切なプロセスパラ
メータを自動的に設定して、画像形成を行うことができ
る。
【0023】(第1発明の実施の形態6)第1発明の実
施の形態6のMICRプリンタ兼用画像形成装置は、前
記第1発明の実施の形態5において次の要件を備えたこ
とを特徴とする、(A013)装着された前記プロセスカ
ートリッジ(U2)からの反射光量を検出する光センサ
により構成された前記カートリッジ識別装置。 (第1発明の実施の形態6の作用)前述の構成を備えた
第1発明の実施の形態6のMICRプリンタ兼用画像形
成装置では、前記カートリッジ識別装置の光センサは、
装着された前記プロセスカートリッジ(U2)からの反
射光量を検出する。検出した反射光量により、前記カー
トリッジ装着空間(V)に装着された前記プロセスカー
トリッジ(U2)が通常カートリッジであるかMICR
カートリッジであるかを感知することができる。
【0024】(第1発明の実施の形態7)第1発明の実
施の形態7のMICRプリンタ兼用画像形成装置は、前
記第1発明の実施の形態5において次の要件を備えたこ
とを特徴とする、(A014)装着された前記プロセスカ
ートリッジ(U2)からの磁力を検出する磁気センサに
より構成された前記カートリッジ識別装置(Sg)。 (第1発明の実施の形態7の作用)前述の構成を備えた
第1発明の実施の形態7のMICRプリンタ兼用画像形
成装置では、磁気センサにより構成された前記カートリ
ッジ識別装置は、装着された前記プロセスカートリッジ
(U2)からの磁力を検出する。前記磁力が検出される
か否かにより、前記カートリッジ装着空間(V)に装着
された前記プロセスカートリッジ(U2)が通常カート
リッジであるのかまたはMICRカートリッジであるの
かを感知することができる。
【0025】(第1発明の実施の形態8)第1発明の実
施の形態8のMICRプリンタ兼用画像形成装置は、前
記第1発明の実施の形態5において次の要件を備えたこ
とを特徴とする、(A015)装着された前記MICRカ
ートリッジまたは通常カートリッジのいずれか一方のカ
ートリッジに接触するカートリッジ接触端子(103)
を有し、前記カートリッジ接触端子(103)が前記一
方のカートリッジに接触した場合に接触しない場合と異
なる電気信号を出力する前記カートリッジ識別装置。 (第1発明の実施の形態8の作用)前述の構成を備えた
第1発明の実施の形態8のMICRプリンタ兼用画像形
成装置では、装着された前記MICRカートリッジまた
は通常カートリッジのいずれか一方のカートリッジに接
触するカートリッジ接触端子(103)を有する前記カ
ートリッジ識別装置は、前記カートリッジ接触端子(1
03)が前記一方のカートリッジに接触した場合に接触
しない場合と異なる電気信号を出力する。
【0026】(第1発明の実施の形態9)第1発明の実
施の形態9のMICRプリンタ兼用画像形成装置は、前
記第1発明の実施の形態5において次の要件を備えたこ
とを特徴とする、(A016)カートリッジ識別用入力キ
ーを有するコントローラパネル、(A017)前記カート
リッジ識別用入力キーの有無を判別する手段により構成
された前記カートリッジ識別装置。 (第1発明の実施の形態9の作用)前述の構成を備えた
第1発明の実施の形態9のMICRプリンタ兼用画像形
成装置では、前記カートリッジ識別用入力キーの有無を
判別する手段により構成された前記カートリッジ識別装
置は、コントローラパネルのカートリッジ識別用入力キ
ーの入力の有無により、画像形成装置本体(U1)に装
着されたプロセスカートリッジ(U2)が通常カートリ
ッジであるかMICRカートリッジであるかを識別す
る。
【0027】(第2発明の実施の形態1)第2発明の実
施の形態1のMICRプリンタ用のプロセスカートリッ
ジ(U2)は、前記第2発明において次の要件を備えた
ことを特徴とする、(B05)磁石により構成された前記
カートリッジ識別用被検出部材(81)。 (第2発明の実施の形態1の作用)前述の構成を備えた
第2発明の実施の形態1のMICRプリンタ用のプロセ
スカートリッジ(U2)では、磁石により構成されたカ
ートリッジ識別用被検出部材(81)を有する。したが
って、磁気センサを使用することにより、MICRプリ
ンタ兼用画像形成装置の画像形成装置本体(U1)のカ
ートリッジ装着空間(V)に着脱自在に装着されたプロ
セスカートリッジ(U2)がMICRカートリッジであ
るか否かを容易に識別することができる。
【0028】(第2発明の実施の形態2)第2発明の実
施の形態2のMICRプリンタ用プロセスカートリッジ
(U2)は、前記第2発明において次の要件を備えたこ
とを特徴とする、(B06)前記画像形成装置本体(U
1)のカートリッジ識別装置の構成部品に接触してカー
トリッジ識別装置の検出電位を変化させる導電部材によ
り構成された前記カートリッジ識別用被検出部材(9
5)。 (第2発明の実施の形態2の作用)前述の構成を備えた
第2発明の実施の形態2のMICRプリンタ用のプロセ
スカートリッジ(U2)では、導電部材により構成され
た前記カートリッジ識別用被検出部材(95)は、前記
画像形成装置本体(U1)のカートリッジ識別装置の構
成部品に接触してカートリッジ識別装置の検出電位を変
化させる。したがって、カートリッジ識別装置は、MI
CRプリンタ兼用画像形成装置の画像形成装置本体(U
1)のカートリッジ装着空間(V)に着脱自在に装着さ
れたプロセスカートリッジ(U2)がMICRカートリ
ッジであるか否かを容易に識別することができる。
【0029】(実施例)次に図面を参照しながら、本発
明の画像形成装置の実施の形態の例(実施例)を説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面
において互いに直交する矢印X,Y,Zの方向に直交座
標軸X軸、Y軸、Z軸を定義し、矢印X方向を前方、矢
印Y方向を左方、 矢印Z方向を上方とする。この場
合、X方向(前方)と逆向き(−X方向)は後方、Y方
向(左方)と逆向き(−Y方向)は右方、Z方向(上
方)と逆向き(−Z方向)は下方となる。また、前方
(X方向)及び後方(−X方向)を含めて前後方向又は
X軸方向といい、左方(B方向)及び右方(−Y方向)
を含めて左右方向又はY軸方向といい、上方(Z方向)
及び下方(−Z方向)を含めて上下方向又はZ軸方向と
いうことにする。さらに図中、「○」の中に「・」が記
載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、
「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏
に向かう矢印を意味するものとする。
【0030】(実施例1)図1は本発明のMICRプリ
ンタ兼用画像形成装置の実施例1の全体説明図である。
図2は同実施例1のMICRプリンタ兼用画像形成装置
本体を示す図である。図3は同実施例1のMICRプリ
ンタ兼用画像形成装置本体に着脱自在に装着されるプロ
セスカートリッジの説明図である。図4は前記図3の矢
印IVから見た図である。図1において、本発明の実施
例1のMICRプリンタ兼用画像形成装置Uは、画像形
成装置本体(MICRプリンタ兼用画像形成装置本体)
U1とこの画像形成装置本体U1に着脱自在に装着される
プロセスカートリッジU2とを有している。
【0031】画像形成装置本体U1は、レーザ駆動信号
出力装置19を有し、レーザ駆動信号出力装置19は、
ホストコンピュータ(図示せず)等から入力された画像
データに応じたレーザ駆動信号をROS(光書込走査装
置、すなわち、潜像形成装置)に出力する。前記ROS
は、後述するプロセスカートリッジU2の像担持体表面
に静電潜像を書き込む装置であり、前記レーザ駆動信号
により変調されたレーザビーム(光ビーム)Lを出射す
るレーザダイオード20、収束レンズ21、回転多面鏡
22、fθレンズ23、ミラー24、25等を有してい
る。前記ROSの下部には磁気センサSgが設けられて
いる。
【0032】画像形成装置本体U1は、下部に給紙トレ
イ26を有している。給紙トレイ26の右側(−Y側)
上方には給紙トレイ26から記録用紙(プリント用紙)
を取り出すための半月形の用紙取出ローラ27が配置さ
れている。用紙取出ローラ27の右方にはさばきローラ
装置28が設けられている。さばきローラ装置28は給
紙ローラ28aおよびリタードローラ28bを有してお
り、用紙取出ローラ27から取り出された用紙を1枚づ
つ用紙搬送路29に搬送する機能を有している。用紙搬
送路29には搬送ローラ31、レジローラ32が配置さ
れている。前記用紙搬送路29には前記搬送ローラ31
の上流側に手差し給紙路33が接続されている。
【0033】前記レジローラ32の左方には転写ロール
(転写装置)34が配置されている。転写ロール34は
後述のプロセスカートリッジU2の像担持体上のトナー
像を用紙に転写するための部材であり、用紙通過時にプ
ラスの電圧が印加される。転写ロール34の左方には前
記転写ロール34を通過した用紙に帯電した静電気を除
去する除電ブラシ35が配置されている。除電ブラシの
左方にはトナー像が転写された用紙を定着装置Fに搬送
する用紙搬送路36が設けられている。定着装置Fは加
熱ロール37および加圧ロール38を有し、通過する用
紙上の未定着トナー像を加熱定着する装置である。加熱
ロール37にはハロゲンヒータ37aが内蔵されてい
る。前記加熱ロール37の表面温度はサーミスタSmに
より検出されている。
【0034】定着装置Fの左方には用紙排出路39およ
び用紙反転路40が設けられている。前記用紙排出路3
9には用紙搬送ローラ41および用紙排出ローラ42が
設けられている。また、用紙反転路40には用紙搬送ロ
ーラ43,44が設けられている。前記用紙排出路39
および用紙反転路40の接続部には用紙の搬送方向を切
り替える切替ゲート46が設けられている。切替ゲート
46は通常は、定着装置Fから排出される用紙を前記用
紙排出路39に搬送する位置(実線位置)に保持されて
いる。そして、片面記録(片面プリント)を行う場合に
は、片面に記録が行われた用紙は、前記用紙排出路39
の排出ローラ42から用紙排出トレイ47に排出され
る。
【0035】しかし、用紙に両面記録を行う場合には、
前記切替ゲート46は、片面記録された用紙が一旦前記
用紙排出路39側に搬送された後、スイッチバックして
前記用紙反転路40に搬送されるように2点鎖線位置に
切り替えられる。スイッチバックして用紙反転路40に
搬送された用紙は前記給紙トレイ26に反転した状態で
収容されるようになっている。この反転した用紙を給紙
トレイ26から取り出して転写位置(転写ロール34の
位置)に搬送すると、最初に記録した面と反対側の面に
トナー像が転写される。このようにして、両面に画像記
録が行われた用紙は前記排出ローラ42から用紙排出ト
レイ47に排出される。なお、前記給紙トレイ26の上
方に配置された電源48は、前記用紙搬送等を行うため
のメインモータMm(図5参照)の駆動電流、加熱ロー
ル37の加熱電流、転写ロール34の転写電流等の給電
用の電源である。
【0036】前記電源48および転写ロール34等の上
方にはカートリッジ装着空間Vが形成されている。ま
た、前記カートリッジ装着空間Vの右側には、カートリ
ッジ装着空間Vを開閉するための開閉ドア49が軸49
a周りに回動可能に支持されている。前記符号19〜4
9、A、A1、Sg等で示された要素から画像形成装置本
体U1が構成されている。そして、画像形成装置本体U1
には、前記用紙取出ローラ27および転写ローラ28等
の上方に、プロセスカートリッジU2を挿入するための
カートリッジ装着空間Vが設けられている。前記プロセ
スカートリッジU2は、画像形成装置本体U1の右上方か
ら挿入、取出が行われるようになっている。
【0037】(プロセスカートリッジU2の構成)プロ
セスカートリッジU2には、通常カートリッジおよびM
ICRカートリッジの2種類が準備されるが、大部分に
おいて共通の構成を採用している。したがって、最初
に、通常カートリッジおよびMICRカートリッジの共
通の構成について説明し、その後で相違する構成につい
て説明する。
【0038】(通常カートリッジとMICRカートリッ
ジとの共通構成部分)図3、図4において、前記プロセ
スカートリッジU2は、前記像担持体ユニットU21およ
び画像記録ユニットU22を有している。前記像担持体ユ
ニットU21は、外壁を構成するケース50と、ケース5
0に支持された像担持体51と、像担持体51表面を一
様に帯電させる帯電ロール52と、像担持体51表面に
付着したトナーを回収するクリーナ53とを有してい
る。ケース50上面の前部(X側部分、図4参照)には
磁石装着部50aが形成されている。像担持体51はア
ルミ製円筒基材の表面にOPC(有機感光体)の表面層
を形成して構成されている。OPCはマイナス帯電なの
で、帯電ロール52には交流電圧に直流バイアス電圧を
重畳した電圧が印加されるように構成されている。前記
帯電ロール52に印加される電圧は、プロセスカートリ
ッジU2を画像形成装置本体U1に装着したときに、画像
形成装置本体U1の電源48から供給されるように構成
されている。なお、画像形成装置本体U1からプロセス
カートリッジU2への給電を行う構成としては、従来公
知の種々の構成を採用することができる。また、像担持
体51のアルミ製円筒基材はアースされる。
【0039】また、本実施例1はイメージ露光を行うよ
うに構成されており、レーザビームLは像担持体51上
の画像部分(記録用紙上でトナーが載る部分)を露光す
る。クリーナ53は前記ケース50により形成さたトナ
ー回収容器54およびクリーニングブレード55を有
し、クリーニングブレード55先端は前記像担持体51
に当接している。前記クリーニングブレードは本実施例
1では、高硬度のウレタンブレードが使用されている。
そして、前記像担持体51上の残留トナーは前記クリー
ニングブレード55により擦り取られて前記トナー回収
容器54内に貯蔵されるように構成されている。
【0040】図3において、前記トナー回収容器54の
下部にはヒンジ軸57回りに板バネ58の一端が回転自
在に支持されている。板バネ58の他端にはヒンジ軸5
9を介して保護カバー60が連結されている。前記保護
カバー60は前記板バネ58が前記ヒンジ軸57回りに
回転したとき図2の二点鎖線に示す閉塞位置と実線で示
す開放位置との間で移動可能である。そして、前記保護
カバー60は、前記プロセスカートリッジU2が前記画
像形成装置本体U1に装着される以前は図2の二点鎖線
で示す閉塞位置に保持されて前記像担持体51下方を被
覆し、装着後は実線で示す開放位置に保持されるように
なっている。前記保護カバー60は像担持体ユニットU
21後端部に設けられたカバー操作部材61(図4参照)
により開閉操作されるように構成されている。前記符号
51〜61で示された要素により像担持体ユニットU21
が構成されている。
【0041】前記画像記録ユニットU22は、一成分磁性
トナーを収容するホッパ66、このホッパ66に回転可
能に支持されたアジテータ(トナー撹拌部材)67を有
している。前記ホッパ66の外側面に一体的に構成され
た現像ロール収容部68には、現像ロール69が支持さ
れている。現像ロール69は回転可能なアルミパイプに
より構成されたスリーブ(すなわち、現像剤担持体)7
1およびその内部において固定支持された磁石ロール7
2から構成されている。スリーブ71内部の磁石ロール
72は、前記像担持体51に対向した位置にある現像極
Nと、前記スリーブ71上の現像剤の層厚を規制する層
厚規制部材73に隣接する上流側部分に存在する層形成
極Nと、それらの間にトナーを確実にスリーブ71上に
吸引保持するための2つの搬送磁極S,Sを有してい
る。前記プロセスカートリッジU2が前記画像形成装置
本体U1に装着された際には、前記電源48から前記現
像ロール69のスリーブ71に、交流電圧にマイナス直
流バイアス電圧を重畳した電圧が印加されるように構成
されている。前述したように、像担持体51のアルミ製
円筒基材がアースされるので、像担持体51とスリーブ
71との間には、交流電圧にマイナス直流バイアス電圧
を重畳した電圧が印加される。前記印加電圧により、ス
リーブ71上のマイナスに帯電したトナーは像担持体5
1上の静電潜像側に移動して、静電潜像はトナー像に現
像される。前記符号66〜71で示された要素から現像
器(66〜71)が構成されている。
【0042】前記ホッパ66の底面において前記現像ロ
ール収容部68との間に設けられた仕切壁74の上方に
は開口76が形成されている。そして、前記仕切壁74
の上端面はホッパ66から前記開口76を通って現像ロ
ール69側へのトナーの移動が容易に行われるように適
当な高さ(スリーブ71および層厚規制部材73の当接
部の高さより低い高さ)に設定されている。
【0043】図3、図4において、前記像担持体ユニッ
トU21および画像記録ユニットU22は、前後方向両端
(X軸方向両端)において軸77回りに相対的に回転可
能に連結されている。前記相対的に回転可能な像担持体
ユニットU21および画像記録ユニットU22は、圧縮バネ
78により前記軸77回りに開く方向の力を受けてい
る。そしてその力により現像ロール69は像担持体51
に押圧されている。なお、現像ロール69のスリーブ7
1および像担持体51は、それらの軸方向の外端部分、
すなわち、現像領域の外側部分が当接しており、スリー
ブ71および像担持体51間の現像領域(軸方向中央領
域)は適当な間隙に保持されている。前記符号66〜7
8で示された要素により前記プロセスカートリッジU2
の画像記録ユニットU22が構成されている。前記像担持
体ユニットU21および画像記録ユニットU22の間には、
像担持体51への潜像書込用のレーザビームLが入射す
るためのビーム入射用開口79が形成されている。
【0044】(通常カートリッジとMICRカートリッ
ジとの相違点)前記プロセスカートリッジU2は、前記
ホッパ66に通常使用するトナーが収容された通常カー
トリッジとMICR用トナーが収容されたMICRカー
トリッジとが準備される。そして、前記MICRカート
リッジU2の前記磁石装着部50a(図3、図4参照)に
は、永久磁石(カートリッジ識別用被検出部材)81が
装着される。したがって、MICRカートリッジU2が
装着された時には、前記磁気センサSgにより、装着さ
れたプロセスカートリッジU2がMICRカートリッジ
U2であることが検出される。なお、磁気センサSgは画
像形成装置本体U1に対して着脱自在であり、MICR
プリンタとしての機能を必要としないユーザに対して
は、磁気センサSgを取り付けず、通常プリンタとして
提供することができる。この場合はMICRプリンタ兼
用画像形成装置ではなく、単なる通常の画像形成装置本
体(通常のレーザビームプリンタ本体)として出荷され
ることになる。すなわち、MICRプリンタ兼用画像形
成装置の画像形成装置本体は、通常の画像形成装置本体
と共通の部品により構成することができるので、MIC
Rプリンタとして使用できる画像形成装置の製造コスト
を低く押さえることができる。
【0045】前述したとおり、前記通常カートリッジお
よびMICRカートリッジは共に一成分磁性トナーを使
用している。MICRトナーはCHECK(小切手)の
磁気力が適切で、MICR(Magnetic Ink character r
ecognition)による磁気読取記号を正確に認識できるよ
うにする必要があるために、磁性トナーとなる。通常カ
ートリッジのトナーとしては、2成分トナー、磁性1成
分トナー、非磁性1成分トナーを採用可能であるが、本
実施例1では、プロセスカートリッジU2の共通化を考
慮してMICRトナーと同じ磁性1成分トナーを使用し
ている。前記MICRトナーとしては、残留磁化が4.
0〜7.0emu/gであって、トナーの中に分散系が
0.01〜0.5μmのポリエチレンを2〜20重量%含
有させたものを使用している。通常トナーとしては残留
磁化が2.0〜4.0emu/gであってトナーの中にポ
リオレフィンを1〜5重量%含有させたものを使用して
いる。
【0046】本実施例1においては、通常カートリッジ
で使用される現像ロール69のスリーブ71はアルミ管
の表面に3μmのモリブデン酸皮膜が形成され、MIC
Rカートリッジで使用される現像ロール69のスリーブ
71はアルミ管の表面に3.5μmのアルマイト皮膜が
形成されている。
【0047】図5は本実施例1の制御部の構成を示すブ
ロック図である。図5において、プロセスコントローラ
Cは、コンピュータにより構成されている。磁気センサ
(カートリッジ識別装置)Sgはカートリッジ装着空間
Vに装着されたプロセスカートリッジU2が通常カート
リッジかまたはMICRカートリッジかを検出する。す
なわち、前記プロセスカートリッジU2がMICRカー
トリッジの場合には、前記磁石装着部50aに永久磁石
81が装着されているので、磁気センサSgは5Vを出
力するが、通常カートリッジの場合には0Vを出力す
る。A/D変換回路86は、前記磁気センサSgの検出
信号が0Vのときは「0」をプロセスコントローラCに
入力し、5Vのときは「1」をプロセスコントローラC
に入力する。プロセスコントローラCは前記A/D変換
回路86からの入力信号により、前記装着空間Vに装着
されたプロセスカートリッジU2が通常カートリッジか
またはMICRカートリッジかを識別する。前記サーミ
スタSmは前記加熱ロール37の温度を検出し、検出し
た温度信号は、A/D変換回路87を介して前記プロセ
スコントローラCに入力されている。前記プロセスコン
トローラCには露光系レジセンサSp、その他のセンサ
からの検出信号が信号レベルを調節されて入力されてい
る。
【0048】プロセスコントローラCは、前記レーザ駆
動信号出力装置19(図1参照)にレーザビームのオ
ン、オフを行うための画像データおよびレーザ光量制御
信号等のレーザ制御信号を出力している。レーザ駆動信
号出力装置19は、入力されたレーザ制御信号に応じ
て、レーザダイオード20を駆動する。前記プロセスコ
ントローラCは、メインモータ駆動回路88のモータ制
御信号を出力し、メインモータ駆動回路88は入力され
たモータ制御信号に応じてメインモータMmを駆動す
る。プロセスコントローラCは、前記サーミスタSmか
らの加熱ロール37の検出温度信号に応じてヒータ制御
信号をヒータ駆動回路89に出力している。ヒータ駆動
回路89は入力されたヒータ制御信号に応じてハロゲン
ヒータ37aを駆動する。また、プロセスコントローラ
Cには不揮発性メモリ(パラメータ記憶手段)Meが接
続されている。
【0049】図6は前記不揮発性メモリMeに記憶され
たデータの説明図である。図6において、不揮発性メモ
リMeには、光量テーブル、温度制御テーブル、および
カートリッジ識別フラグの値が記憶されている。光量テ
ーブルには、前記カートリッジ装着空間Vに装着された
プロセスカートリッジU2が通常カートリッジの場合と
MICRカートリッジの場合とで異なる光量のレーザビ
ームLを出射するための光量データが記憶されている。
前記光量データは、前記レーザビームLの光量がMIC
Rカートリッジの場合に通常カートリッジの場合よりも
多くなるような値が記憶されている。また、温度制御テ
ーブルには、前記カートリッジ装着空間Vに装着された
プロセスカートリッジU2が通常カートリッジの場合と
MICRカートリッジの場合とで異なる定着温度で定着
するための温度制御データが記憶されている。本実施例
1では、通常カートリッジの場合の定着温度は180℃
に設定されており、MICRカートリッジの場合の定着
温度は190℃に設定されている。また、前記カートリ
ッジ識別フラグは、通常カートリッジが装着されている
場合には「0」であり、MICRカートリッジが装置陸
されている場合には「1」が記憶される。前記プロセス
コントローラCおよび不揮発性メモリ(パラメータ記憶
手段)Meは、カートリッジ装着空間Vに装着されたプ
ロセスカートリッジU2が通常カートリッジの場合とM
ICRカートリッジの場合に応じて、プロセスパラメー
タを変更するパラメータ変更装置(C+Me)を構成し
ている。
【0050】(実施例1の作用)次に前述の構成を備え
た実施例1の作用を説明する。図7は本実施例1のフロ
ーチャートである。この図7のフローチャートは前記コ
ンピュータにより構成されたプロセスコントローラCの
ROMに記憶されたプログラムにより実行される。図7
において、電源オン(ON)時、または、カバー開閉時
のリセット時には、ステップST1において、本発明と
は関係の無い処理(初期化処理、エラーチェック処理
等)を行う。次にステップST2においてカートリッジ
装着空間Vに装着されたプロセスカートリッジU2が、
通常カートリッジかまたはMICRカートリッジか判断
する。この判断は、前記磁気センサSgの検出信号に応
じて前記A/D変換回路86(図5参照)がプロセスコ
ントローラCに入力する値「0」または「1」により判
断する。ステップST2において通常カートリッジと判
断された場合はステップST3に移る。ステップST3に
おいて、前記不揮発性メモリMeに記憶された光量テー
ブルに記憶された通常カートリッジ用レーザ光量を、レ
ーザダイオード20の出射光量の目標値として設定す
る。次にステップST4において、前記不揮発性メモリ
Meに記憶された温度制御テーブルに記憶された通常カ
ートリッジ用定着温度を、定着温度の目標温度として設
定する。次にステップST5においてカートリッジ識別
フラグをクリアする(「0」にする)。
【0051】前記ステップST2においてMICRカー
トリッジであると判断された場合にはステップST6に
移る。ステップST6において、前記不揮発性メモリMe
に記憶された光量テーブルに記憶されたMICRカート
リッジ用レーザ光量を、レーザダイオード20の出射光
量の目標値として設定する。次にステップST7におい
て、前記不揮発性メモリMeに記憶された温度制御テー
ブルに記憶されたMICRカートリッジ用定着温度を、
定着温度の目標温度として設定する。次にステップST
8においてカートリッジ識別フラグをセットする
(「1」にする)。
【0052】次にステップST9においてウォームアッ
プ処理を行う。ウォームアップ処理では、定着装置Fの
温度を目標値まで上昇させる。図8は定着装置Fのウォ
ームアップ処理のタイムチャートで、図8Aは通常カー
トリッジの場合のウォームアップ処理のタイムチャー
ト、図8BはMICRカートリッジの場合のウォームア
ップ処理のタイムチャートであり、図中太い実線は定着
装置Fの目標温度、点線は実際の温度を示す。定着装置
Fの温度(定着ロール37の表面温度)の目標値は、プ
ロセスカートリッジU2が通常カートリッジの場合は1
80℃であり、MICRカートリッジの場合は190℃
である。図8Aにおいて、プロセスカートリッジU2が
通常カートリッジの場合は定着装置Fの目標温度が18
0℃に設定されている。この場合、ウォームアップ処理
が開始されると、一定の上昇速度で定着温度が上昇す
る。そして、180℃に達してからオーバーシュートし
た後に定着温度が180℃に保持される。この実施例1
においてプロセスカートリッジU2が通常カートリッジ
の場合は定着装置Fの温度が最初に180℃に達した時
点でステップST10においてコントロールパネル、すな
わち、UI(ユーザインターフェース)の表示部に「準
備OK」または「Ready」の表示が行われる。
【0053】図8Bにおいて、プロセスカートリッジU
2がMICRカートリッジの場合は定着装置Fの目標温
度が最初は180℃に設定される。この場合、ウォーム
アップ処理が開始されると、一定の上昇速度で定着温度
が上昇する。そして、180℃に達した時点で目標温度
が190℃に変更され、それまでよりも低い上昇速度で
定着温度が上昇する。そして、190℃に達してからオ
ーバーシュートした後に定着温度が190℃に保持され
る。この実施例1においてプロセスカートリッジU2が
MICRカートリッジの場合は定着装置Fの温度が最初
に190℃に達した時点でステップST10においてUI
(ユーザインターフェース)の表示部に「準備OK」ま
たは「Ready」の表示が行われる。
【0054】次にステップSTA11において接続されて
いるコンピュータからプリント信号を受信したか否か判
断する。ノー(N)の場合は前記ステップST10に戻
る。イエス(Y)の場合は、ステップSTA12において
プリントモードでの処理を行ってから前記ステップST
10に戻る。
【0055】前記図7のフローチャートの説明から分か
るように、カートリッジ装着空間Vに装着されたカート
リッジが通常カートリッジかMICRカートリッジかに
よってプロセス制御パラメータが自動的に適切な値に設
定される。そして適切な画像記録が行われる。
【0056】図8Bにおいて、前記ウォームアップ処理
後の定着装置Fの温度制御は、通常カートリッジでは1
80℃に保持する制御が行われ、MICRカートリッジ
では190℃に保持する制御が行われている。しかし、
MICRカートリッジの場合に、連続画像記録枚数が1
0枚以上になると、定着装置の温度低下を防止するため
に、目標温度を195℃に上昇させる。そして、連続画
像記録枚数が20枚以上ある場合には20枚目以降の画
像記録を行う場合の定着装置Fの目標温度を200℃に
上昇させる。この理由は、安定した定着性を得るための
トナーに対する熱量の使用範囲が通常トナー(170℃
〜210℃)に比べ、MICRトナー(195〜210
℃)はせまい為、枚数に合わせて段階的に制御すること
により、温度上昇時に発生するオーバーシュートを低減
し安定した定着性能を得るためである。
【0057】(実施例2)図9は本発明のMICRプリ
ンタ兼用画像形成装置の実施例2の定着装置Fのウォー
ムアップ処理のタイムチャートで、図9Aは通常カート
リッジの場合のウォームアップ処理のタイムチャート、
図9BはMICRカートリッジの場合のウォームアップ
処理のタイムチャートであり、図中太い実線は定着装置
Fの目標温度、点線は実際の温度を示す。この実施例2
は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点
では前記実施例1と同様に構成されている。この実施例
2のMICRプリンタ兼用画像形成装置は、MICRカ
ートリッジを使用した場合の定着装置Fのウォームアッ
プ時の温度制御方法が前記実施例1と相違している。こ
の実施例2では、定着装置Fのウォームアップ時に定着
装置Fの定着ロール37および加圧ロール38を回転さ
せながらウォームアップを行う。この場合、ハロゲンヒ
ータ37aを内蔵した定着ロール37は加圧ロール38
に熱を伝達しながら加熱されるので、大きなオーバシュ
ートをすることなく、定着装置Fの温度が目標温度(1
90℃)に達する。前記実施例1ではオーバーシュート
した状態で画像記録が行われる場合があるため、定着ム
ラが生じるおそれがあるが、この実施例2では、オーバ
ーシュートした状態で画像記録が行われないので、安定
した定着を行うことができる。
【0058】(実施例3)図10は本発明のMICRプ
リンタ兼用画像形成装置の実施例3の定着装置Fのウォ
ームアップ処理のタイムチャートで、図10Aは通常カ
ートリッジの場合のウォームアップ処理のタイムチャー
ト、図10BはMICRカートリッジの場合のウォーム
アップ処理のタイムチャートであり、図中太い実線は定
着装置Fの目標温度、点線は実際の温度を示す。この実
施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、
他の点では前記実施例1と同様に構成されている。この
実施例3のMICRプリンタ兼用画像形成装置は、MI
CRカートリッジを使用した場合の定着装置Fのウォー
ムアップ時の温度制御方法が前記実施例1と相違してい
る。この実施例3では、定着装置Fのウォームアップ時
に定着装置Fの最初の目標温度が180℃に設定され、
180℃に達した後は目標温度(太い実線参照)を小刻
みに上昇させて、大きなオーバシュートをすることな
く、定着装置Fの温度を目標温度(190℃)に達する
ようにしている。この実施例3も前記実施例2と同様
に、オーバーシュートした状態で画像記録が行われない
ので、安定した定着を行うことができる。
【0059】(実施例4)図11は本発明のMICRプ
リンタ兼用画像形成装置の実施例4の定着装置Fのウォ
ームアップ処理のタイムチャートで、図11Aは通常カ
ートリッジの場合のウォームアップ処理のタイムチャー
ト、図11BはMICRカートリッジの場合のウォーム
アップ処理のタイムチャートであり、図中太い実線は定
着装置Fの目標温度、点線は実際の温度を示す。この実
施例4は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、
他の点では前記実施例1と同様に構成されている。この
実施例4のMICRプリンタ兼用画像形成装置は、MI
CRカートリッジを使用した場合の定着装置Fのウォー
ムアップ時の温度制御方法が前記実施例1と相違してい
る。この実施例4では、定着装置Fのウォームアップ時
に定着装置Fの最初の目標温度が180℃に設定され、
180℃に達した後は目標温度(太い実線参照)を19
0℃に設定しており、前記実施例1と同様のオーバシュ
ートが生じる。そこで、この実施例4では、定着装置F
の定着温度が最初に目標値190℃に達した時からオー
バーシュートが経過して次に目標値190℃になるまで
の時間(レスト時間、休息時間)t1だけ、「準備O
K」または「Ready」の表示を遅らせている。この実施
例4も前記実施例2、実施例3と同様に、オーバーシュ
ートした状態で画像記録が行われないので、安定した定
着を行うことができる。
【0060】(実施例5)図12は本発明のMICRプ
リンタ兼用画像形成装置の実施例5の制御部の構成を示
すブロック図で、前記実施例1の図5に対応する図であ
る。図13は実施例5のフローチャートで、前記実施例
1の図7に対応する図である。この実施例5は、下記の
点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実
施例1と同様に構成されている。この実施例5のMIC
Rプリンタ兼用画像形成装置は、前記画像形成装置本体
U1のカートリッジ装着空間Vに装着されたプロセスカ
ートリッジU2が通常カートリッジであるのかMICR
カートリッジであるのかを感知する手段が前記実施例1
と異なっている。すなわち、実施例1では、磁気センサ
Sgを用いていたのに対し、本実施例5では、ユーザが
切り替え操作するカートリッジ設定スイッチSWを用い
ている。カートリッジ設定スイッチSWは画像形成装置
本体U1の外側面の任意の位置に配置することが可能で
ある。プロセスコントローラCは、カートリッジ設定ス
イッチSWがオフ(OFF)の場合に通常カートリッジ
が装着されているものとして作動し、オン(ON)の場
合にMICRカートリッジが装着されているものとして
作動する。図13のフローチャートのステップST2に
示すように、装着されたプロセスカートリッジU2が通
常カートリッジかMICRカートリッジかは、カートリ
ッジ設定スイッチSWがオンかまたはオフかにより判断
している。
【0061】(実施例6)図14は本発明のMICRプ
リンタ兼用画像形成装置の実施例6の制御部の構成を示
すブロック図で、前記実施例1の図5に対応する図であ
る。図15は実施例6のフローチャートで、前記実施例
1の図7に対応する図である。この実施例6は、下記の
点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実
施例1と同様に構成されている。この実施例6のMIC
Rプリンタ兼用画像形成装置は、前記画像形成装置本体
U1のカートリッジ装着空間Vに装着されたプロセスカ
ートリッジU2が通常カートリッジであるのかMICR
カートリッジであるのかを感知する手段が前記実施例1
と異なっている。すなわち、実施例1では、磁気センサ
Sgを用いていたのに対し、本実施例6では、UI(ユ
ーザインタフェース)に設けられたカートリッジ設定ス
イッチの設定状態により、前記カートリッジ装着空間V
に通常カートリッジまたはMICRカートリッジのいず
れが装着されているかが判断される。図15のフローチ
ャートのステップST2に示すように、装着されたプロ
セスカートリッジU2が通常カートリッジかMICRカ
ートリッジかは、コントロールパネル、すなわち、UI
(ユーザインタフェース)のカートリッジ設定スイッチ
の状態により判断している。前記UIのカートリッジ設
定スイッチは前記実施例5と同様に1個のスイッチのオ
ン、オフにより通常カートリッジまたはMICRカート
リッジの設定を行うように構成することが可能である
が、通常カートリッジ設定用スイッチおよびMICRカ
ートリッジ設定用スイッチの合計2個のスイッチを設け
ることが可能である。
【0062】(実施例7)図16は本発明のMICRプ
リンタ兼用画像形成装置の実施例7の説明図で、カート
リッジ装着空間Vに装着されたプロセスカートリッジが
通常カートリッジかまたはMICRカートリッジかを自
動的に検出する構成の説明図である。図16において、
MICRカートリッジU2は前後両端に金属製のフレー
ム91,92を有している。フレーム91にはSUS製
の金属軸93が固定支持されており、フレーム92には
絶縁性のプラスチック軸94が固定支持されている。プ
ラスチック軸94の内部には導電性シャフト(カートリ
ッジ識別用被検出部材)95が支持されている。前記金
属軸93のフランジ93aおよびプラスチック軸94の
フランジ94aにはプラスチック製のハウジング96が
固定されている。前記金属軸93にはプラスチック製の
フランジ96が回転自在に支持されている。フランジ9
6にはリン青銅のドラム97が固着されている。前記プ
ラスチック軸94にはプラスチック製のフランジ98が
回転自在に支持されている。フランジ98にはリン青銅
のドラム99が固着されている。前記両フランジ96,
98およびドラム97,99により円筒アルミ101が
支持されている。円筒アルミ101の表面には感光体層
が形成されている。
【0063】前記フランジ98の外周にはギヤ102が
装着されている。前記ギヤ102は前記フレーム92に
支持された図示しないギヤの回転力が伝達されるように
構成されている。前記図示しないギヤはMICRカート
リッジU2が画像形成装置本体に装着されたときに画像
形成装置本体に支持されたギヤと噛み合って回転力が伝
達されるようになっている。前記符号96〜102で示
された要素により回転可能な像担持体が構成されてい
る。前記プラスチック軸94に支持された導電性シャフ
ト95は導電性のリン青銅のドラム99、アルミ円筒1
01、リン青銅のドラム97、金属軸93、および金属
製フレーム91を介してアースされるように構成されて
いる。画像形成装置本体には、カートリッジ装着空間V
に前記MICRカートリッジU2が装着された場合、前
記導電シャフト95の外端が接触する位置に導電性プレ
ート(接触端子)103が設けられており、前記導電性
プレート103には抵抗104を介して+5Vの電圧が
印加されている。したがって、前記導電性プレート10
3に接続された出力端子105には、カートリッジ装着
空間VにMICRカートリッジが装着されていない場合
には5Vの電圧が発生し、装着された場合には0Vが発
生するように構成されている。また、通常カートリッジ
には前記導電性シャフト95が設けられていないので、
カートリッジ装着空間Vに通常カートリッジが装着され
た場合も、出力端子105には5Vの電圧が発生する。
したがって、前記出力端子105の電圧を検出すること
により画像形成装置本体のカートリッジ装着空間Vに装
着されたプロセスカートリッジU2が通常カートリッジ
であるかMICRカートリッジであるかを識別すること
ができる。
【0064】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)プロセスカートリッジU2がMICRカートリ
ッジの場合の定着装置の温度制御は、10枚以上および
20枚以上の連続プリントの場合に目標温度を上昇させ
ずに一定のままとすることが可能である。 (H02)転写装置は転写ロールの代わりに転写コロトロ
ンを採用することが可能である。
【0065】
【発明の効果】前述の本発明の画像形成装置は、下記の
効果を奏することができる。 (E01)画像形成装置本体とこの画像形成装置本体に着
脱自在なプロセスカートリッジとを備えた画像形成装置
において、プロセスカートリッジを交換することにより
MICRプリンタとして使用できる画像形成装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のMICRプリンタ兼用画像形
成装置の実施例1の全体説明図である。
【図2】 図2は同実施例1のMICRプリンタ兼用画
像形成装置本体を示す図である。
【図3】 図3は同実施例1のMICRプリンタ兼用画
像形成装置本体に着脱自在に装着されるプロセスカート
リッジの説明図である。
【図4】 図4は前記図3の矢印IVから見た図であ
る。
【図5】 図5は本実施例1の制御部の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】 図6は前記不揮発性メモリMeに記憶された
データの説明図である。
【図7】 図7は本実施例1のフローチャートである。
【図8】 図8は定着装置Fのウォームアップ処理のタ
イムチャートで、図8Aは通常カートリッジの場合のウ
ォームアップ処理のタイムチャート、図8BはMICR
カートリッジの場合のウォームアップ処理のタイムチャ
ートであり、図中太い実線は定着装置Fの目標温度、点
線は実際の温度を示す。
【図9】 図9は本発明のMICRプリンタ兼用画像形
成装置の実施例2の定着装置Fのウォームアップ処理の
タイムチャートで、図9Aは通常カートリッジの場合の
ウォームアップ処理のタイムチャート、図9BはMIC
Rカートリッジの場合のウォームアップ処理のタイムチ
ャートであり、図中太い実線は定着装置Fの目標温度、
点線は実際の温度を示す。
【図10】 図10は本発明のMICRプリンタ兼用画
像形成装置の実施例3の定着装置Fのウォームアップ処
理のタイムチャートで、図10Aは通常カートリッジの
場合のウォームアップ処理のタイムチャート、図10B
はMICRカートリッジの場合のウォームアップ処理の
タイムチャートであり、図中太い実線は定着装置Fの目
標温度、点線は実際の温度を示す。
【図11】 図11は本発明のMICRプリンタ兼用画
像形成装置の実施例3の定着装置Fのウォームアップ処
理のタイムチャートで、図11Aは通常カートリッジの
場合のウォームアップ処理のタイムチャート、図11B
はMICRカートリッジの場合のウォームアップ処理の
タイムチャートであり、図中太い実線は定着装置Fの目
標温度、点線は実際の温度を示す。
【図12】 図12は本発明のMICRプリンタ兼用画
像形成装置の実施例5の制御部の構成を示すブロック図
で、前記実施例1の図5に対応する図である。
【図13】 図13は実施例5のフローチャートで、前
記実施例1の図7に対応する図である。
【図14】 図14は本発明のMICRプリンタ兼用画
像形成装置の実施例6の制御部の構成を示すブロック図
で、前記実施例1の図5に対応する図である。
【図15】 図15は実施例6のフローチャートで、前
記実施例1の図7に対応する図である。
【図16】 図16は本発明のMICRプリンタ兼用画
像形成装置の実施例7の説明図で、カートリッジ収容空
間に装着されたプロセスカートリッジが通常カートリッ
ジかまたはMICRカートリッジかを自動的に検出する
構成の説明図である。
【符号の説明】
F…定着装置、L…光ビーム(レーザビーム)、Me…
パラメータ記憶手段、(ROS)…光書込装置、Sg…
カートリッジ識別装置(磁気センサ)、U1…画像形成
装置本体、U2…プロセスカートリッジ、V…カートリ
ッジ装着空間、34…転写装置、51…像担持体、54
…回収容器、69…現像ロール、81…カートリッジ識
別用被検出部材、95…カートリッジ識別用被検出部材
(導電性シャフト)、103…カートリッジ接触端子、
(C+Me)…パラメータ変更装置、(66〜71)…
現像器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋野 浩 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 岸野 聡 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 清水 治 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の要件を備えたMICRプリンタ兼用
    画像形成装置、(A01)表面に静電潜像が形成される像
    担持体、前記像担持体に隣接して配置され且つ前記像担
    持体と隣接する現像領域に現像剤を搬送して前記像担持
    体上の静電潜像にトナー像を現像する現像ロールを有す
    る現像器、および像担持体上の残留トナーを回収する回
    収容器を有するプロセスカートリッジが着脱自在に装着
    されるカートリッジ装着部、(A02)前記像担持体表面
    に所定の光量の光ビームにより静電潜像を形成する光書
    込装置、(A03)前記像担持体表面に形成されたトナー
    像を被転写材に転写する転写装置、(A04)被転写材上
    のトナー像を所定の定着温度で定着する定着装置、(A
    05)前記カートリッジ装着部に装着されたプロセスカー
    トリッジが通常カートリッジである場合および磁気読取
    可能な強磁性トナー像を形成するMICRカートリッジ
    である場合にそれぞれ使用される画像形成プロセスのパ
    ラメータを記憶するパラメータ記憶手段を有し、前記カ
    ートリッジ装着部に装着されたプロセスカートリッジの
    種類に応じて画像形成プロセスのパラメータを設定する
    パラメータ変更装置。
  2. 【請求項2】 次の要件を備えた請求項1記載のMIC
    Rプリンタ兼用画像形成装置、(A06)アルミ管表面に
    モリブデン酸皮膜が形成された現像ロールを有する前記
    通常カートリッジ、およびアルミ管表面にアルマイト皮
    膜が形成された現像ロールを有する前記MICRカート
    リッジ。
  3. 【請求項3】 次の要件を備えた請求項1または2記載
    のMICRプリンタ兼用画像形成装置、(A07)プロセ
    スカートリッジがMICRカートリッジである場合に、
    前記画像形成プロセスのパラメータである前記光書込装
    置の光ビームの光量を、通常カートリッジの場合に比較
    して変化させる前記パラメータ変更装置。
  4. 【請求項4】 次の要件を備えた請求項1または2記載
    のMICRプリンタ兼用画像形成装置、(A08)プロセ
    スカートリッジがMICRカートリッジである場合に、
    前記画像形成プロセスのパラメータである前記定着装置
    の定着温度を通常カートリッジの場合に比較して変化さ
    せる前記パラメータ変更装置。
  5. 【請求項5】 次の要件を備えた請求項1〜4のいずれ
    か記載のMICRプリンタ兼用画像形成装置、(A09)
    パラメータ変更用入力キー、(A010)前記パラメータ
    変更用入力キーの入力の有無に応じて前記画像形成プロ
    セスのパラメータを設定する前記パラメータ変更装置。
  6. 【請求項6】 次の要件を備えた請求項1〜4のいずれ
    か記載のMICRプリンタ兼用画像形成装置、(A01
    1)前記カートリッジ装着部に装着されたプロセスカー
    トリッジが通常カートリッジであるのか磁気読取可能な
    強磁性トナー像を形成するMICRカートリッジである
    のかを検出するカートリッジ識別装置、(A012)カー
    トリッジ識別装置により識別されたプロセスカートリッ
    ジの種類に応じて画像形成プロセスのパラメータを設定
    する前記パラメータ変更装置。
  7. 【請求項7】 次の要件を備えた請求項6記載のMIC
    Rプリンタ兼用画像形成装置、(A013)装着された前
    記プロセスカートリッジからの反射光量を検出する光セ
    ンサにより構成された前記カートリッジ識別装置。
  8. 【請求項8】 次の要件を備えた請求項6記載のMIC
    Rプリンタ兼用画像形成装置、(A014)装着された前
    記プロセスカートリッジからの磁力を検出する磁気セン
    サにより構成された前記カートリッジ識別装置。
  9. 【請求項9】 次の要件を備えた請求項6記載のMIC
    Rプリンタ兼用画像形成装置、(A015)装着された前
    記MICRカートリッジまたは通常カートリッジのいず
    れか一方のカートリッジに接触するカートリッジ接触端
    子を有し、前記カートリッジ接触端子が前記一方のカー
    トリッジに接触した場合に接触しない場合と異なる電気
    信号を出力する前記カートリッジ識別装置。
  10. 【請求項10】 次の要件を備えた請求項6記載のMI
    CRプリンタ兼用画像形成装置、(A016)カートリッ
    ジ識別用入力キーを有するコントローラパネル、(A01
    7)前記カートリッジ識別用入力キーの有無を判別する
    手段により構成された前記カートリッジ識別装置。
  11. 【請求項11】 カートリッジ識別装置を備えたMIC
    Rプリンタ兼用画像形成装置の画像形成装置本体のカー
    トリッジ装着部に着脱自在に装着されるMICRプリン
    タ用のプロセスカートリッジにおいて、次の要件を備え
    たMICRプリンタ用のプロセスカートリッジ、(B0
    1)表面に静電潜像が形成される像担持体、(B02)前
    記像担持体に隣接して配置され且つ前記像担持体と隣接
    する現像領域に現像剤を搬送して前記像担持体上の静電
    潜像にトナー像を現像する現像ロールを有する現像器、
    (B03)前記像担持体上の残留トナーを回収する回収容
    器、(B04)前記カートリッジ装着部に装着されたプロ
    セスカートリッジが磁気読取可能な強磁性トナー像を形
    成するMICRカートリッジであることを示すカートリ
    ッジ識別用被検出部材。
  12. 【請求項12】 次の要件を備えた請求項11記載のM
    ICRプリンタ用のプロセスカートリッジ、(B05)磁
    石により構成された前記カートリッジ識別用被検出部
    材。
  13. 【請求項13】 次の要件を備えた請求項11記載のM
    ICRプリンタ用のプロセスカートリッジ、(B06)前
    記画像形成装置本体のカートリッジ識別装置の構成部品
    に接触してカートリッジ識別装置の検出電位を変化させ
    る導電部材により構成された前記カートリッジ識別用被
    検出部材。
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