JPH10160798A - Icの試験方法 - Google Patents

Icの試験方法

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JPH10160798A
JPH10160798A JP8318166A JP31816696A JPH10160798A JP H10160798 A JPH10160798 A JP H10160798A JP 8318166 A JP8318166 A JP 8318166A JP 31816696 A JP31816696 A JP 31816696A JP H10160798 A JPH10160798 A JP H10160798A
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ics
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Kunihiko Nishiyama
邦彦 西山
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数ICの同時測定に際して同時には1個の
測定条件しか与えられない場合にも測定時間を短縮して
効率的な試験を行うICの試験方法を提供する。 【解決手段】 ステップSb2で複数のICを同一測定
条件で同時に測定する。ステップSb3ではIC毎に測
定条件を保存し、ステップSb4でこれらICの測定結
果が全て同一かを判別し、そうであればステップSb5
で測定条件が収束するまでステップSb2〜Sb5を繰
り返す。測定条件が収束した場合はステップSb7で対
象ICの候補から外し、ステップSb6で他に測定結果
が同一のIC群が存在するか調べる。存在する場合は上
記処理を繰り返す一方、存在しない場合はステップSb
8に進み、測定条件が未収束のICに対して、ステップ
Sb3で保存した測定条件から個別に測定を行う。一
方、ステップSb4で測定結果が同一でないことを検出
した場合はステップSb6に進み、上記同様の処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC(集積回路)
等の素子を複数個同時に測定するためのICの試験方法
に関し、とりわけ、測定結果がパスとなる領域とフェイ
ルとなる領域の境界を与える測定条件を求めるにあたっ
て、2分検索の手法により素子に与える測定条件を変化
させながら試験を行うICの試験方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3はIC試験装置の構成を示すブロッ
ク図であり、同図はまたIC試験装置1とその試験対象
である測定IC2の接続関係を示している。ここで、同
図においてはIC試験装置1に測定IC2を1つだけ接
続した形態としているが、一般には1台のIC試験装置
1に複数個の測定IC2が接続される。IC試験装置1
は、これら測定IC2に与える測定条件が同一である限
り、全ての測定IC2について同時に測定を行うことが
できる。この点、個々の測定IC2について互いに異な
る測定条件を与える必要がある場合は、これらを同時に
測定することはできず、個別かつ逐次的に測定しなけれ
ばならない。
【0003】さて、図3に示すように、IC試験装置1
は制御用CPU3(CPU:中央処理装置),メモリ
4,ハードウェア部5の各部に大別される。メモリ4に
は制御ソフトウェア6とデバイスプログラム7が格納さ
れている。制御ソフトウェア6はデバイスプログラム7
の記述に従ってハードウェアを制御するもので、制御用
CPU3が制御ソフトウェア6を実行することによりハ
ードウェア部5を制御している。ハードウェア部5は試
験用の電流・電圧等を測定IC2の各端子へ供給する印
加部8と、測定IC2の各端子から電流・電圧等を計測
する測定部9とから構成されており、制御用CPU3の
制御の下にこれら印加部8と測定部9を適宜作動させ
る。
【0004】次に、従来の技術によるICの試験方法に
ついて説明する。ここで、図4は従来及び本発明の双方
において、測定IC2に与える測定条件が試験の進捗に
伴って如何に変遷してゆくかを示したもので、2分検索
(以下、「バイナリサーチ」と称する)と呼ばれる手法
を採用している。そこでまず、IC試験におけるバイナ
リサーチについて同図を参照して説明する。
【0005】図中、符号10は測定条件の空間を表して
おり、測定条件空間10にはパス(PASS)領域11とフ
ェイル(FAIL)領域12が含まれる。パス領域11は測
定IC2の測定結果がパス(即ち、期待した測定結果が
得られた場合)となる測定条件の範囲であり、一方で、
フェイル領域12は測定結果がフェイル(即ち、期待し
た測定結果が得られない場合)となる測定条件の範囲で
ある。
【0006】バイナリサーチの手法を用いたIC試験で
は、初めは測定条件を適当に設定して例えば図4ので
示す測定条件を与えて測定する。この場合の測定結果が
図示したようにパスであるとすると、続く2回目の測定
では、1回目の測定で得られた測定結果とは反対の測定
結果(即ち、フェイル)が得られるような測定条件を
設定して測定を行う。ここで、測定結果としてフェイル
が得られなかったならば、よりフェイルになる確率の高
いと考えられる測定条件を設定して再び測定を行う。そ
して首尾よくフェイルの測定結果が得られたならば、3
回目以降の測定では、各測定時点よりも2回前及び1回
前の測定(即ち、3回目の測定であれば1回目及び2回
目の測定)で与えた測定条件の間で新たな測定条件を選
んで引き続き測定を行う。なお、バイナリサーチにおい
て、新たな測定条件としては、2回前及び1回前の測定
で使用した測定条件の中間点に相当する測定条件が与え
られる。
【0007】こうして測定を繰り返してゆくと、測定I
C2へ与える測定条件は図示したように→→→
→→……と順次変化して次第にパス領域とフェイル領
域の境界に収束してゆくことになる。こうした測定の繰
り返しは測定IC2に与えた測定条件の変化量が所定値
よりも小さくなるまで行われる。つまり、例えば4回目
の測定で与えた測定条件と5回目の測定で与えた測定条
件の差が所定値よりも小さくなっていれば、その時点で
バイナリサーチを終了させる。そして、こうして得られ
たパス領域とフェイル領域との境界点は、各ICの特性
などを知る上での判断材料となる。
【0008】さて、前述したように、IC試験装置1が
一時点の測定において複数の測定IC2に与えられる測
定条件は唯一つである。ところが、バイナリサーチを用
いた試験では各測定時点において、当該測定よりも以前
に得られた測定結果に依存して測定条件を設定する必要
がある。しかも、測定ICの特性はIC毎にばらつきが
あるのが通常であるから、測定IC2に順次与えられる
測定条件は、必ずしも全ての測定IC2について同じと
は限らない。そのため、従来はバイナリサーチによって
測定を行う際には、個々の測定IC2に対して逐次的に
測定を行っていた。そこで、この点について図5のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0009】まず、ステップSa1では、IC試験装置
1の試験項目のうちバイナリサーチ処理よりも以前に実
行される処理を行う。次に、ステップSa2において、
対象ICとしてある一つの測定IC2を選択し、当該測
定IC2についてだけ上述したバイナリサーチ処理を行
う。次に、ステップSa3では、対象となる全ての測定
IC2について測定を行ったかどうかを判別する。未だ
対象とする測定IC2が残っていればステップSa4に
処理を進めて、試験対象を別の測定IC2に変更したの
ち、新たな測定IC2についてステップSa2のバイナ
リサーチ処理を行う。そして、これ以後はステップSa
2〜Sa4の処理を繰り返し行い、ステップSa4にお
いて全ての測定IC2について測定が完了したことが検
出された時点で、処理をステップSa5に進める。ステ
ップSa5では、バイナリサーチ処理に続くその他の試
験項目の処理を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、IC試
験装置1から複数の測定IC2へ同時に与えられる測定
条件が一つであることと、各測定時点での測定条件を決
めるのにそれよりも以前の測定結果に依存するというバ
イナリサーチの特質から、従来は各測定IC2に対して
逐次的にバイナリサーチ処理を適用して複数のICを試
験していた。そのために、対象となる測定IC2の数が
増えるとそれに比例して測定時間が増大してしまい、効
率的にICの試験を行うことができず、試験時間の短縮
といったユーザの要望にも応えられるものではなかっ
た。
【0011】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、複数のICを同時に測定するにあた
って、IC試験装置からこれらICに対して同時には1
個の測定条件しか与えられない場合であっても、測定に
要する時間を可能な限り短縮して効率的な試験を実現す
るICの試験方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、複数のICを同時測定す
る際に該複数のICに対して同一の測定条件だけを与え
られるIC試験装置におけるICの試験方法において、
試験対象のICに共通に与えられる測定条件を新たに決
定する第1の過程と、前記試験対象のICに対して前記
測定条件を与えて同時測定を行う第2の過程と、前記試
験対象のICのうち同一の測定結果が得られたIC群を
検出する第3の過程と、前記IC群が検出されている
間、検出されたIC群を新たな試験対象のICとして前
記第1〜第3の過程を繰り返し実行する第4の過程と、
前記IC群が検出されなくなった時点で、未だ測定の終
了していないICについてIC毎に逐次的に測定を行う
第5の過程とを有することを特徴としている。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記試験対象のICに対して同時測
定を行う度に前記測定条件をIC毎に保存し、前記IC
群が存在しなくなった時点で、IC毎に保存された測定
条件から前記逐次的な測定を行うことを特徴としてい
る。また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載
の発明において、パスの測定結果を与える測定条件とフ
ェイルの測定結果を与える測定条件に基づいて、これら
測定条件の間で前記測定条件を順次変化させて2分検索
により前記測定を行い、前記測定条件の変化が収束した
時点で前記測定を終了させることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は、同実施形態による
ICの試験方法を説明するフローチャートである。ここ
で、本実施形態における装置の構成は基本的に図3に示
すものと同じであって、制御ソフトウェア6が以下に詳
述する処理を実現するように変更されている点と、測定
条件及び測定結果を格納するための領域が測定IC毎に
メモリ4上に確保されている点が相違する。なお、以下
の説明では、4個の測定IC2a,2b,2c,2d
(何れも図示省略)を対象として試験がなされるように
デバイスプログラム7が記述されているとする。もっと
も、本発明が測定ICの数に依存するものでないこと
は、以下の説明からも明らかである。
【0015】さて、図1のステップSb1では、バイナ
リサーチに先だってIC試験装置1で行われる処理を実
行するが、これは図5のステップSa1の処理と同じも
のである。次に、ステップSb2では、制御用CPU3
がデバイスプログラム7の記述に従って測定条件を適宜
設定するが、最初は図4のに相当する測定条件を設定
する。前述したように、測定条件は測定IC2a〜2d
について全て同じものであり、制御用CPU3はハード
ウェア部5内の印加部8を介して設定した測定条件を同
時に測定IC2a〜2dへ与えて測定を行う。
【0016】そしてこの測定が完了した時点で処理をス
テップSb3に進め、制御用CPU3は測定部9を介し
て測定IC2a〜2dから測定結果をそれぞれ取り込ん
でメモリ4に格納する。また、このとき制御用CPU3
は、ステップSb2で設定した測定条件を測定IC2a
〜2d毎に確保されたメモリ4の領域へそれぞれ保存す
る。なお、このように測定条件を測定IC毎に逐次保存
してゆく理由は後述の説明から明らかになる。
【0017】次に、処理をステップSb4に進め、制御
用CPU3はメモリ4に格納されている各測定ICの測
定結果を読み出して、測定IC2a〜2dから得た測定
結果が全て同一であるかどうか判別する。いま、これら
測定結果が全て同じであれば、測定IC2a〜2dの全
てに対して共通の測定条件を新たに設定して、引き続き
測定を行うことができる。そこで、処理をステップSb
5に進めて、これら測定IC2a〜2dに与えた測定条
件が収束したかどうかを、前述した従来と同様の手順に
よって判別する。
【0018】測定条件が未だ収束していないのであれば
処理をステップSb2に戻す。そして、制御用CPU3
は新たな測定条件(即ち、図4のに相当する測定条
件)を設定し、上記と同様に測定IC2a〜2dに対し
て同一測定条件下での同時測定処理(ステップSb
2),測定結果及び測定条件の保存処理(ステップSb
3),測定結果の判別処理(ステップSb4)を順次実
行する。このようにして、制御用CPU3は測定結果が
試験対象である全ての測定ICについて同一である間
は、測定条件だけを順次変えてバイナリサーチ処理を行
ってゆく。
【0019】そしていま、ステップSb4において得ら
れた測定結果が測定IC2a〜2dの間で異なることが
検出されたとする。ここで、以下の説明では測定IC2
b〜2dの測定結果が同一であって、測定IC2aの測
定結果だけが異なるものとする。そこで処理をステップ
Sb6に進め、制御用CPU3は試験対象候補である測
定IC2a〜2dの中に測定結果の同じものが存在する
かどうかを調べる。この場合は、いま述べたように測定
IC2b〜2dの測定結果が同一であるため、制御用C
PU3は処理をステップSb2に戻して、測定IC2a
を除く3個の測定IC2b〜2dに対して、測定条件を
変えながらステップSb2〜Sb6の処理を繰り返して
バイナリサーチによる測定を行う。なお、測定IC2a
の測定条件は、測定IC2b〜2dに対してバイナリサ
ーチがなされている間は変更されずに現時点での値がそ
のままメモリ4に保持される。
【0020】すなわち、測定IC2b〜2dの測定結果
が同一である間はステップSb2〜Sb5の処理を繰り
返し、その後に異なる測定結果が得られた時点で、ステ
ップSb6において測定結果が共通な測定IC群が存在
するかどうかを再び調べる。いま、例えば測定IC2b
〜2dのうち測定IC2dの測定結果だけが異なるとし
た場合、測定IC2b及び測定IC2cに対してステッ
プSb2〜Sb6の処理をさらに繰り返して上記同様に
バイナリサーチによる測定を行う。なお、この場合にも
測定IC2dの測定条件は現時点のものがメモリ4に保
持される。
【0021】そして、今度はこれら測定IC2b及び測
定IC2cについて測定条件が収束したとする。そうし
た場合、ステップSb5で測定条件の収束が検出された
のち、処理をステップSb7に進めて、制御用CPU3
は測定条件の収束により試験が終了した測定IC2b及
び測定IC2cを試験対象候補から除外する。次いで、
処理をステップSb6へ進めて、制御用CPU3はいま
処理した測定IC2b及び測定IC2c以外にも測定条
件の共通な測定ICが複数存在するかどうかを調べる。
しかし、上述したように測定IC2a及び測定IC2d
の測定条件は異なるのであってこれには該当しないた
め、この場合は処理をステップSb8に進める。
【0022】処理がステップSb8まで到達した場合、
同一測定条件を与えて同時に測定できる測定IC群はも
はや試験対象候補中には存在しないことを意味する。そ
こで、ステップSb8において、制御用CPU3は試験
の対象とする測定ICがまだ残っている場合,即ち、未
だ測定条件の収束していない測定ICが存在する場合
は、これら測定ICにつき従来と同様にして個別にバイ
ナリサーチによる測定を行う。
【0023】すなわち、制御用CPU3は測定IC2a
及び測定IC2dについて個別に保存されている測定条
件をメモリ4から読み出したのち、各測定条件以後のバ
イナリサーチ処理をこれら測定IC毎に逐次的に実行す
る。このように、先にステップSb3で測定IC毎に測
定条件を保存しておくことで、ステップSb8における
個別のバイナリサーチ処理が可能になる。そして、ステ
ップSb8でなされる個別のバイナリサーチ処理が完了
したあとは、処理をステップSb9に進めて、バイナリ
サーチ処理に続くその他の試験項目の処理を行う。この
ステップSb9の処理は図5のステップSa5の処理と
同じものである。
【0024】一方、前述の説明では、測定IC2b及び
測定IC2cに対する測定条件が収束した場合に、測定
結果が同一である測定対象ICはもはや存在しなかっ
た。しかしながら、例えば、測定IC2bと測定IC2
cの全ての測定条件が同じであるのに加え、測定IC2
aと測定IC2dの測定条件が少なくとも途中までは同
じであることもある。そうした場合、測定IC2b及び
測定IC2cに対して測定条件が収束するまで同時並列
的に測定が行われたのちに、処理はステップSb5から
ステップSb7→ステップSb6と進んだのちステップ
Sb2に戻る。そして、測定IC2a及び測定IC2d
に対して同一の測定結果が得られる間、ステップSb2
〜Sb5の処理が繰り返されて同時並列的な測定がなさ
れる。
【0025】他方、ステップSb8において対象とする
測定ICが存在しない場合、すなわち、全ての測定IC
について測定条件が収束している場合も考えられる。例
えば、いまの説明において、測定IC2aと測定IC2
dの測定条件が全て同じであれば、全ての測定ICにつ
いて測定条件が収束することになり、残りの測定ICは
存在しない。そこで、このような場合にあっては、ステ
ップSb8における個別のバイナリサーチ処理は行われ
ないことになる。
【0026】以上のように、本実施形態では、同一の測
定結果が得られた複数の測定ICについては、測定条件
を変えながら同時並列的にバイナリサーチ処理を行い、
こうした条件を満たす測定ICが存在しなくなった時点
で、測定条件の収束していない測定ICに対してそれぞ
れ個別に残りのバイナリサーチ処理がなされることにな
る。これにより、同時並列的にバイナリサーチ処理がな
された測定部分に相当する分だけ測定回数が低減される
ことになり、それに合わせて測定時間も短縮されること
になる。
【0027】ところで、図2はICの試験処理時間を従
来技術と本発明で対比させて示したものである。同図で
は対象とする測定ICの数を4個とし、これら測定IC
に対する処理時間は全て等しいものとしている。図中、
時間T1は或る一つの測定ICについてバイナリサーチ
処理を行うのに要する時間である。また、時間T2は本
発明において同一測定条件下で同時測定のなされる並列
測定部分の時間である。さらに、時間T3は各測定IC
について時間T1から時間T2を差し引いた時間を表し
ており、個別になされるバイナリサーチの処理部分に相
当する。そして、時間T4は従来方法を基準として、本
発明により短縮される処理時間を表している。この図か
ら分かるように、本発明では並列測定部分を大きくすれ
ばするほど、全体の試験回数が減って測定時間を短縮さ
せることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一の測定結果が得られるIC群については同一の測定
条件を与えて同時並列的に繰り返し測定を行い、同一の
測定結果が得られるIC群が存在しなくなった時点で、
測定の終了していないICについて個別に逐次的に測定
するので、同時並列的に測定する部分に相当する分だけ
全体の試験回数を低減させることができ、以て、ICの
試験時間を短縮できるという効果がある。
【0029】また、請求項2記載の発明によれば、同時
測定を行う度に測定条件をIC毎に保存しておき、IC
毎に逐次的に測定を行う際には、保存しておいた測定条
件から測定を行うようにしたので、他のICと共通して
同時並列的に測定を行った時点における測定条件からI
C毎に個別に測定を継続してゆくことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるICの試験方法を
説明するフローチャートである。
【図2】 対象とする測定ICを4個とした場合に、従
来技術及び本発明によりIC試験に要する処理時間を対
比した図である。
【図3】 IC試験装置1の構成とその試験対象である
測定IC2との接続関係を示したブロック図である。
【図4】 バイナリサーチの手法を用いて測定ICの試
験を行う場合に、測定ICに与える測定条件が試験の進
捗につれて変化してゆく様子を表した図である。
【図5】 従来の技術によるICの試験方法を説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 IC試験装置 2 測定IC 3 制御用CPU 4 メモリ 5 ハードウェア部 6 制御ソフトウェア 7 デバイスプログラム 8 印加部 9 測定部 10 測定条件空間 11 パス領域 12 フェイル領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のICを同時測定する際に該複数の
    ICに対して同一の測定条件だけを与えられるIC試験
    装置におけるICの試験方法において、 試験対象のICに共通に与えられる測定条件を新たに決
    定する第1の過程と、 前記試験対象のICに対して前記測定条件を与えて同時
    測定を行う第2の過程と、 前記試験対象のICのうち同一の測定結果が得られたI
    C群を検出する第3の過程と、 前記IC群が検出されている間、検出されたIC群を新
    たな試験対象のICとして前記第1〜第3の過程を繰り
    返し実行する第4の過程と、 前記IC群が検出されなくなった時点で、未だ測定の終
    了していないICについてIC毎に逐次的に測定を行う
    第5の過程とを有することを特徴とするICの試験方
    法。
  2. 【請求項2】 前記試験対象のICに対して同時測定を
    行う度に前記測定条件をIC毎に保存し、 前記IC群が存在しなくなった時点で、IC毎に保存さ
    れた測定条件から前記逐次的な測定を行うことを特徴と
    する請求項1記載のICの試験方法。
  3. 【請求項3】 パスの測定結果を与える測定条件とフェ
    イルの測定結果を与える測定条件に基づいて、これら測
    定条件の間で前記測定条件を順次変化させて2分検索に
    より前記測定を行い、 前記測定条件の変化が収束した時点で前記測定を終了さ
    せることを特徴とする請求項1又は2記載のICの試験
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6850860B2 (en) 2000-04-14 2005-02-01 Advantest Corporation Semiconductor device testing apparatus and test method therefor
US7313494B2 (en) 2004-11-02 2007-12-25 Elpida Memory, Inc. Semiconductor chip inspection supporting apparatus
JP2011141262A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Korea Aerospace Research Inst 高度測定装置および方法

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