JP2001051024A - 半導体試験装置の半導体試験用プログラム実行方法 - Google Patents
半導体試験装置の半導体試験用プログラム実行方法Info
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Abstract
にACパラメトリック試験を行えるようにして試験時間
を大幅に短縮化する。 【解決手段】 半導体試験装置は、半導体試験用プログ
ラムを実行することにより複数の半導体装置に対して所
定のACパラメトリック試験を行う。まず、複数の半導
体装置に対して同じタイミングで並列的にパターンが印
加される。このパターンの印加結果に基づいて次回のパ
ターン印加のタイミングが複数の半導体装置毎に設定さ
れる。設定されたタイミングで複数の半導体装置に対し
て並列的にパターンが印加される。このパターンの印加
結果に基づいて複数の半導体装置毎にACパラメトリッ
ク試験が終了したか否かが判定される。ここで、ACパ
ラメトリック試験が終了していないと判定された半導体
装置に対しては、次回のパターン印加のタイミングが設
定され、パターン印加処理が繰り返し実行される。
Description
対してACパラメトリック(スイッチング特性)試験を
行う半導体試験装置の半導体試験用プログラム実行方法
に関する。
体メモリ等の各種の半導体デバイスに対して直流試験、
機能試験等を行うものとして、半導体試験装置が知られ
ている。半導体試験装置が行う試験は大別して、機能試
験と直流試験である。機能試験は、被検査用半導体デバ
イスに所定の試験パターン信号を与え、この試験パター
ン信号に対して予定通りの動作を被検査用半導体デバイ
スが行ったか否かを検査するものである。直流試験は、
被検査用半導体デバイスの各端子の直流特性が予定した
特性を満たしているか否かを検査するものである。
は、複数個の被検査用半導体デバイスに対して同時に機
能試験や直流試験を行うことによって、被検査用半導体
デバイスの1個当たりに要する試験時間の大幅な短縮化
を図っている。ところが、機能試験の中のACパラメト
リック(スイッチング特性)試験を複数個の被検査用半
導体デバイスに対して同時に行おうとした場合、その試
験方法(シーケンシャルサーチ又はバイナリサーチ)に
よっては、被検査用半導体デバイス毎に異なる値のタイ
ミングエッジを用いて試験を行わなければならなかった
ために、複数個の被検査用半導体デバイスに対して並列
的に同時に試験を行うことができなかった。従って、従
来の半導体試験装置は、ACパラメトリック試験を行う
場合には、複数の被検査用半導体デバイスの一つ一つに
対してそれぞれ順番に試験を行っていたため、試験時間
を短縮化することができなかった。
たものであり、その目的は、複数の被検査用半導体デバ
イスに対して同時にACパラメトリック試験を行うこと
ができ、試験時間を大幅に短縮化することのできる半導
体試験装置の半導体試験用プログラム実行方法を提供す
ることにある。
導体試験装置の半導体試験用プログラム実行方法は、半
導体試験用プログラムを実行することにより複数の半導
体装置に対して所定のACパラメトリック試験を行う半
導体試験装置の半導体試験用プログラム実行方法におい
て、前記複数の半導体装置に対して予め設定されたタイ
ミングで並列的にパターンを印加する第1のステップ
と、前記第1のステップによる前記パターンの印加結果
に基づいて次回のパターン印加のタイミングを前記複数
の半導体装置毎に設定する第2のステップと、前記第2
のステップによって設定されたタイミングで前記複数の
半導体装置に対して並列的にパターンを印加する第3の
ステップと、前記第3のステップによる前記パターンの
印加結果に基づいて前記複数の半導体装置毎に前記AC
パラメトリック試験が終了したか否かを判定する第4の
ステップと、前記第4のステップで前記ACパラメトリ
ック試験が終了していないと判定された半導体装置に対
して、次回のパターン印加のタイミングを設定し、前記
第3のステップにリターンする第5のステップとを含む
ものである。
ク試験を行う場合、第1回目は半導体試験用プログラム
によってパスとなるように予め設定された共通のタイミ
ングで全ての半導体装置に並列的にパターンを印加す
る。第2回目は半導体試験用プログラムによってフェイ
ルとなるように予め設定された共通のタイミングで全て
の半導体装置に並列的にパターンを印加する。第3回目
は、第1回目と第2回目のタイミングの中間のタイミン
グでパターンを並列的に印加する。これによって、半導
体装置の有するACパラメトリック特性に応じて、パタ
ーンの印加結果はパス又はフェイルとなる。この印加結
果に応じて、次のタイミングを半導体装置毎に設定す
る。これ以降はそれぞれの印加結果に応じて異なるタイ
ミングで並列的にパターンの印加が行われ、ACパラメ
トリック試験が複数の半導体装置に対して並行して同時
に実行されるようになり、従来に比べて格段に試験時間
を大幅に短縮化することができる。また、異なる分解能
のシーケンシャルサーチによってACパラメトリック試
験を行う場合には、第1回目は半導体試験用プログラム
によってフェイルとなるように予め設定された共通のタ
イミングで全ての半導体装置に並列的にパターンを印加
する。第2回目は半導体試験用プログラムによって予め
設定された1段階目の分解能に対応したタイミングで全
ての半導体装置に並列的にパターンを印加する。これに
よって、半導体装置の有するACパラメトリック特性に
応じて、パターンの印加結果がフェイル又はパスとなる
ので、この印加結果に応じて、次回のタイミングを半導
体装置毎に設定する。すなわち、フェイルとなった半導
体装置に対しては、1段階目の分解能に対応したタイミ
ングを設定し、パスとなった半導体装置に対しては2段
階目の細かな分解能に対応したタイミングを設定する。
これ以降はそれぞれの印加結果に応じて異なるタイミン
グで並列的にパターンの印加が行われ、ACパラメトリ
ック試験が複数の半導体装置に対して並行して同時に実
行されるようになる。
導体試験用プログラム実行方法は、前記パターン印加の
タイミングの設定をバイナリサーチによって行うもので
ある。これは、ACパラメトリック試験を前述のバイナ
リサーチで行う場合に限定したものである。
導体試験用プログラム実行方法は、前記パターン印加の
タイミングの設定を分解能の異なる2段階のシーケンシ
ャルサーチによって行うものである。これは、ACパラ
メトリック試験を前述のような分解能の異なる2段階の
シーケンシャルサーチで行う場合に限定したものであ
る。
形態に係る半導体試験装置の半導体試験用プログラム実
行方法について、図面を参照しながら説明する。
の概略構成を示す図である。同図に示す半導体試験装置
は、試験対象として複数個(ここでは4個)の半導体デ
バイス81〜84に対して同時にACパラメトリック
(スイッチング特性)試験を行うことのできるものであ
り、テスタプロセッサ10、タイミングジェネレータ2
0、パターンジェネレータ30、データセレクタ40、
フォーマットコントロール部50、ピンカード60、デ
ジタルコンペア部70を含んで構成されている。
ーティングシステム(OS)によって所定の半導体試験
用プログラムを実行して半導体デバイス81〜84に対
するACパラメトリック試験を行うために、半導体試験
装置の全体を制御する。半導体試験用プログラムには、
ACパラメトリック試験を行うために半導体デバイス8
1〜84に入力するパターンデータを作成するメモリパ
ターンプログラムと、試験条件を規定してACパラメト
リック特性試験を実施するテスト実行プログラムとが含
まれている。
の基本周期を設定するとともに、この設定した基本周期
内に含まれる各種のタイミングエッジを生成するもので
あり、いわゆるパーピン型のタイミングジェネレータで
ある。パーピン型のタイミングジェネレータ20は、半
導体デバイス81〜84の各ピンのそれぞれに1対1に
対応した複数のタイミングエッジ発生回路を有してお
り、互いに独立に各種のタイミングエッジを発生するこ
とができるようになっている。しかも、それぞれのタイ
ミングエッジ等は、各ピン毎に任意の値を設定すること
ができる。
イス81〜84の各ピンに入力するパターンデータを発
生するものである。データセレクタ40は、パターンジ
ェネレータ30から出力される各種のパターンデータ
と、これを入力する半導体デバイス81〜84の各ピン
とを対応させるものである。フォーマットコントロール
部50は、パターンジェネレータ30によって発生され
データセレクタ40によって選択されたパターンデータ
と、タイミングジェネレータ20によって生成されたタ
イミングエッジとに基づいて、半導体デバイス81〜8
4に対する波形制御を行うものである。
ントロール部50及びデジタルコンペア部70と、半導
体デバイス81〜84との間の物理的なインタフェース
をとるためのものである。ピンカード60は、半導体デ
バイス81〜84の対応するピンに所定のパターン波形
を印加するドライバと、ピンに現れる電圧波形と所定の
ローレベル電圧およびハイレベル電圧との比較を同時に
行うデュアルコンパレータと、任意に負荷電流の値が設
定可能なプログラマブル負荷と、ピンに接続された所定
の抵抗値(例えば50Ω)を有する終端抵抗とを含んで
構成されている。なお、半導体デバイス81〜84のピ
ンの中には、アドレス端子に対応するピンのように所定
のデータを入力するだけのピンもあり、このようなピン
については上述したデュアルコンパレータやプログラマ
ブル負荷、終端抵抗は不要であって、ドライバのみが接
続されている。
ス81〜84の各ピンの出力に対して、データセレクタ
40で選択された各ピン毎の期待値データを比較する。
この比較を行うタイミングは、タイミングジェネレータ
20で生成されるストローブ信号のタイミングエッジS
TRBで指定される。
実行プログラムを実行してACパラメトリック試験を行
う場合の処理の流れを示す図である。この実施の形態に
係る半導体試験装置は、1個の半導体デバイスに対する
テスト実行プログラムに基づいて複数個(ここでは4
個)の半導体デバイス81〜84に対してそれぞれ同じ
ようにACパラメトリック試験を行うように動作する。
従って、複数個の半導体デバイス用にテスト実行プログ
ラムを作成しなくてもよいという利点がある。
イスの数に応じただけ確保する。ステップS2では、確
保された変数に応じてそれぞれの各半導体デバイス毎
(DUT1〜DUT4)に演算処理を行う。この演算処
理は、試験方法(バイナリサーチ又はシーケンシャルサ
ーチ)に基づいて半導体デバイス毎にタイミングエッジ
を設定したり、テスト結果から最終的な値を算出したり
する。全ての半導体デバイス81〜84について最終的
な値を求めることができた場合には、試験を終了する。
ステップS3では、テスタハードウェアに対してステッ
プS2の演算結果の書き込みを行う。このとき、全ての
半導体デバイスに対して同時に演算結果を書き込んだ
り、個別に書き込んだりする。ステップS4では、テス
タハードウェアによって、テスト実行プログラムを実行
して所定の測定動作を開始するが、その測定動作に先立
って、パーピン型のタイミングジェネレータ20内のタ
イミングエッジ発生回路に各ピンに対応したタイミング
エッジの設定を行う。ステップS5では、全ての半導体
デバイス81〜84に対して同時にテストパターンを印
加し、所定の測定動作を行う。ステップS6では、測定
動作の結果、それがPASSであるかFAILであるか
を判断し、ステップS2にリターンする。
りエッジからデータが出力されるまでの時間をディレイ
(DELAY)という演算式に基づいてバイナリサーチ
で測定するというACパラメトリック試験を4個の半導
体デバイス81〜84に対して行う場合の具体例につい
て説明する。演算式DELAYは、 target=master+current_val
ue のように表され、これに基づいて相対値で測定が行われ
る。
に従って実行されるACパラメトリック試験の動作の概
略を示すタイミングチャート図である。
ち下がり、200nSで立ち上がる信号である。データ
DAT1は半導体デバイス81から、データDAT2は
半導体デバイス82から、データDAT3は半導体デバ
イス83から、データDAT4は半導体デバイス84か
らそれぞれ出力される信号であり、読み出し信号/RD
が立ち下がってから65,55,35,85nSでそれ
ぞれ出力する。このように各半導体デバイス81〜84
は、読み出し信号/RDの入力に応じてそれぞれ異なる
タイミングでデータDAT1〜4を出力する。そこで、
このように異なるタイミングでデータDAT1〜4を出
力する各半導体デバイス81〜84に対して、どのよう
にして同時にACパラメトリック試験が実行されるかに
ついて説明する。
テスタプロセッサ10は、オペレーティングシステムに
よって上述のテスト実行プログラムに基づいて4個の半
導体デバイスに対してそれぞれの変数領域を確保する。
ステップS2で、テスタプロセッサ10は、ステートメ
ントに定義されているパスレジスタpass_valu
eの値90nSでパスになることをチェックするため
に、現在値レジスタcurrent_valueにパス
レジスタの値90nSを代入する。次に演算式DELA
Yにおけるマスタレジスタmasterの値が必要なの
で、シグナルオブジェクトから読み出し波形/RDの立
ちあがりタイミングである100nSという値をマスタ
レジスタmasterに代入する。この結果を上述の演
算式DELAYに代入する。その結果、ターゲットレジ
スタtargetの値は190nSとなる。
ステップS2の結果をテスタハードウェアに書き込む。
ステップS4でテスタハードウェアはタイミングジェネ
レータ20内のタイミングエッジ発生回路にタイミング
エッジとしてターゲットレジスタtargetに値19
0nSを設定する。ステップS5で、テスタハードウェ
アは全ての半導体デバイス81〜84に対して同時にテ
ストパターンを印加し、所定の測定動作を行う。ステッ
プS6で、テスタプロセッサ10は、測定動作のテスト
結果(PASS/FAIL)を処理する。この場合に
は、全ての半導体デバイス81〜84の結果はパスとな
る。この結果は、図3の右下側に各半導体デバイス81
〜84(DUT1〜DUT4)毎に示されている。この
第1回目のテスト結果は、テストの順序が1、テストの
値が90nS及びテストの結果がPASSと表示されて
いる。
10は、ステートメントに定義されているフェイルレジ
スタfail_valueの値30nSでフェイルにな
ることをチェックするために、現在値レジスタcurr
ent_valueにフェイルレジスタfail_va
lueの値30nSを代入し、演算式DELAYによる
演算を行う。その結果、ターゲットレジスタtarge
tの値は130nSとなる。上述の場合と同様にして、
ターゲットレジスタtargetの値130nSをタイ
ミングエッジとする測定動作が行われる。この測定動作
の結果、全ての半導体デバイス81〜84のテスト結果
はフェイルとなる。この結果は、図3の左下側に示され
ており、テストの順序が2、テストの値が30nS及び
テストの結果がFAILと表示されている。
10は、フェイルレジスタfail_valueの値3
0nSとパスレジスタpass_valueの値90n
Sとの中間値60nSを現在値レジスタcurrent
_valueに代入し、演算式DELAYによる演算を
行う。その結果、ターゲットレジスタtargetの値
は160nSとなる。ターゲットレジスタtarget
の値160nSをタイミングエッジとする測定動作が行
われる。この測定動作の結果、半導体デバイス81、8
4のテスト結果はフェイルとなり、半導体デバイス8
2、83のテスト結果はパスとなる。この結果は、図3
の下側に示されており、テストの順序が3、テストの値
が60nS及びテストの結果がPASS又はFAILと
表示されている。テスト結果がパスの場合は、テストに
使った中間値を第4回目のテストでパスレジスタpas
s_valueに代入する。テスト結果がフェイルの場
合は、テストに使った中間値を第4回目のテストでフェ
イルレジスタfail_valueに代入する。
10は、前回のテスト結果(PASS/FAIL)に応
じた演算処理を行う。半導体デバイス81(DUT1)
及び84(DUT4)については、前回のテスト結果が
FAILなので、前回のテストに使った中間値60nS
をフェイルレジスタfail_valueに代入し、こ
れとパスレジスタpass_valueの値90nSと
の中間値70nSを現在値レジスタcurrent_v
alueに代入し、演算式DELAYによる演算を行
う。なお、60nSと90nSの中間値は75nSであ
るが、分解能resolutionが10nSなので、
ここでは70nSが中間値となる。一方、半導体デバイ
ス82(DUT2)及び83(DUT3)については、
前回のテスト結果がPASSなので、前回のテストに使
った中間値60nSをパスレジスタpass_valu
eに代入し、これとフェイルレジスタfail_val
ueの値30nSとの中間値40nSを現在値レジスタ
current_valueに代入し、演算式DELA
Yによる演算を行う。その結果、半導体デバイス81
(DUT1)及び84(DUT4)のターゲットレジス
タtargetの値は170nSとなり、半導体デバイ
ス82(DUT2)及び83(DUT3)のターゲット
レジスタtargetの値140nSとなり、それぞれ
のターゲットの値をタイミングエッジとする測定動作が
並列的に行われる。
あり、テストの順序が4、テストの値が70nS及びテ
ストの結果がPASSと表示されている。半導体デバイ
ス82のテスト結果はフェイルであり、テストの順序が
4、テストの値が40nS及びテストの結果がFAIL
と表示されている。半導体デバイス83のテスト結果は
パスであり、テストの順序が4、テストの値が40nS
及びテストの結果がPASSと表示されている。半導体
デバイス84のテスト結果はフェイルであり、テストの
順序が4、テストの値が70nS及びテストの結果がF
AILと表示されている。
10は、第4回目のテストの場合と同様に前回のテスト
結果(PASS/FAIL)に応じた演算処理を行う。
半導体デバイス81(DUT1)については、前回のテ
スト結果がパスなので、前回のテストに使った中間値7
0nSをパスレジスタpass_valueに代入し、
これと前回のフェイルレジスタfail_valueの
値60nSとの差分の絶対値を求め、その値が分解能r
esolution(10nS)以下であるかどうかの
判定を行う。この場合は、差分の絶対値が分解能以下な
ので、半導体デバイス81(DUT1)については、最
終的なパスレジスタpass_valueの値を70n
Sとしてテストを終了する。
は、前回のテスト結果がフェイルなので、前回のテスト
に使った中間値40nSをフェイルレジスタfail_
valueに代入し、これと前回のパスレジスタfai
l_valueの値60nSとの差分の絶対値を求め、
その値が分解能resolution(10nS)以下
であるかどうかの判定を行う。この場合は、差分の絶対
値が分解能より大きいので、フェイルレジスタfail
_valueの値40nSとパスレジスタpass_v
alueの値60nSとの中間値50nSを現在値レジ
スタcurrent_valueに代入し、演算式DE
LAYによる演算を行う。
は、前回のテスト結果がPASSなので、前回のテスト
に使った中間値40nSをパスレジスタpass_va
lueに代入し、これと前回のフェイルレジスタfai
l_valueの値30nSとの差分の絶対値を求め、
その値が分解能resolution(10nS)以下
であるかどうかの判定を行う。この場合は差分の絶対値
が分解能以下なので、半導体デバイス83(DUT3)
については最終的なパスレジスタpass_value
の値を40nSとしてテストを終了する。
は、前回のテスト結果がフェイルなので、前回のテスト
に使った中間値70nSをフェイルレジスタfail_
valueに代入し、これと前回のパスレジスタpas
s_valueの値90nSとの差分の絶対値を求め、
その値が分解能resolution(10nS)以下
であるかどうかの判定を行う。この場合は、差分の絶対
値が分解能より大きいので、フェイルレジスタfail
_valueの値70nSとパスレジスタpass_v
alueの値90nSとの中間値80nSを現在値レジ
スタcurrent_valueに代入し、演算式DE
LAYによる演算を行う。この結果、半導体デバイス8
2(DUT2)のターゲットレジスタtargetの値
は150nSとなり、半導体デバイス84(DUT4)
のターゲットレジスタtargetの値は180nSと
なり、それぞれのターゲットの値をタイミングエッジと
する測定動作が並列的に行われる。
結果はフェイルであり、テストの順序が5、テストの値
が50nS及びテストの結果がFAILと表示されてい
る。半導体デバイス84(DUT4)のテスト結果もフ
ェイルであり、テストの順序が5、テストの値が80n
S及びテストの結果がFAILと表示されている。
10は、第5回目のテストの場合と同様に前回のテスト
結果(PASS/FAIL)に応じた演算処理を行う。
半導体デバイス82(DUT2)については、前回のテ
スト結果がフェイルなので、前回のテストに使った中間
値50nSをフェイルレジスタpass_valueに
代入し、これと前回のパスレジスタpass_valu
eの値60nSとの差分の絶対値を求め、その値が分解
能resolution(10nS)以下であるかどう
かの判定を行う。この場合は、差分の絶対値が分解能以
下なので、この半導体デバイス82(DUT2)につい
ては最終的なパスレジスタpass_valueの値を
60nSとしてテストを終了する。半導体デバイス84
(DUT4)については、前回のテスト結果がフェイル
なので、前回のテストに使った中間値80nSをフェイ
ルレジスタfail_valueに代入し、これと前回
のパスレジスタpass_valueの値90nSとの
差分の絶対値を求め、その値が分解能resoluti
on(10nS)以下であるかどうかの判定を行う。こ
の場合は、差分の絶対値が分解能以下なので、この半導
体デバイス84(DUT4)については最終的なパスレ
ジスタpass_valueの値を90nSとしてテス
トを終了する。
果、半導体デバイス(DUT1)81は70nS、半導
体デバイス(DUT2)82は60nS、半導体デバイ
ス(DUT3)83は40nS、半導体デバイス(DU
T4)84は90nSという測定結果を、全体で5回の
パターン印加測定を行うだけで得ることができる。
体試験装置の半導体試験用プログラム実行方法によれ
ば、複数の被検査用半導体デバイスに対して異なるタイ
ミングエッジに基づいて同時にACパラメトリック試験
を行うことができるので、上述のように試験時間を大幅
に短縮化することができるという効果がある。すなわ
ち、図3に示すような半導体デバイスの場合には、従来
だと18回のパターン印加測定を行わなければACパラ
メトリック試験を終了することができなかったのに対し
て、この実施の形態では、従来の約3分の1の5回のパ
ターン印加測定を行うだけで、ACパラトメリック試験
を終了することができる。
のステップに、ステップS6及びS2が第2及び第4の
ステップに、ステップS2が第5のステップに、それぞ
れ対応する。
ーチによってACパラメトリック試験を行う場合につい
て説明したが、シーケンシャルサーチの場合にも同様に
適用することができる。図4及び図5は分解能の異なる
2段階のシーケンシャルサーチを用いてACパラメトリ
ック試験を行った場合の具体例を示す図である。被検査
用半導体デバイスのACパラメトリック特性は図3の場
合と同じものとする。この場合、まず、第1段階のシー
ケンシャルサーチとして、分解能40nSでサーチが行
われる。半導体デバイス(DUT1〜3)81〜83に
ついては、30nS、70nSの順番でサーチが行わ
れ、70nSでテスト結果がPASSとなるので、三回
目以降のテストでは、分解能10nSでサーチが行われ
る。そして、半導体デバイス(DUT1)81の場合
は、40nS、50nS及び60nSでFAILと判定
されるので、70nSがACパラメトリック特性として
抽出される。半導体デバイス(DUT2)82の場合
は、40nS及び50nSでFAIL、60nSでPA
SSと判定されるので、60nSがACパラメトリック
特性として抽出される。半導体デバイス(DUT3)8
3の場合は、40nでPASSと判定されるので、40
nSがACパラメトリック特性として抽出される。一
方、半導体デバイス(DUT4)84の場合は、110
nSでPASSとなるので、分解能10nSのサーチ
は、80nS及び90nSの順番で行われ、90nSで
PASSと判定されるので、90nSがACパラメトリ
ック特性として抽出される。この場合も複数の被検査用
半導体デバイスに対して異なるタイミングエッジに基づ
いて同時にACパラメトリック試験を行うことができる
ので、上述のように試験時間を大幅に短縮化することが
できるという効果がある。
81〜84の機能試験を行う半導体試験装置を考えた
が、試験対象物としての半導体装置は、半導体デバイス
に限定されず、各種のプロセッサやロジック用IC等で
あってもよい。
の被検査用半導体デバイスに対して同時にACパラメト
リック試験を行うことができ、試験時間を大幅に短縮化
することができるという効果がある。
ムを実行してACパラメトリック試験を行う場合の処理
の流れを示す図である。
成を示す図である。
Cパラメトリック試験の動作の概略を示すタイミングチ
ャート図である。
を示す図である。
を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体試験用プログラムを実行すること
により複数の半導体装置に対して所定のACパラメトリ
ック試験を行う半導体試験装置の半導体試験用プログラ
ム実行方法において、 前記複数の半導体装置に対して予め設定されたタイミン
グで並列的にパターンを印加する第1のステップと、 前記第1のステップによる前記パターンの印加結果に基
づいて次回のパターン印加のタイミングを前記複数の半
導体装置毎に設定する第2のステップと、 前記第2のステップによって設定されたタイミングで前
記複数の半導体装置に対して並列的にパターンを印加す
る第3のステップと、 前記第3のステップによる前記パターンの印加結果に基
づいて前記複数の半導体装置毎に前記ACパラメトリッ
ク試験が終了したか否かを判定する第4のステップと、 前記第4のステップで前記ACパラメトリック試験が終
了していないと判定された半導体装置に対して、次回の
パターン印加のタイミングを設定し、前記第3のステッ
プにリターンする第5のステップとを含むことを特徴と
する半導体試験装置の半導体試験用プログラム実行方
法。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記パターン印加のタイミングの設定をバイナリサーチ
によって行うことを特徴とする半導体試験装置の半導体
試験用プログラム実行方法。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記パターン印加のタイミングの設定を分解能の異なる
2段階のシーケンシャルサーチによって行うことを特徴
とする半導体試験装置の半導体試験用プログラム実行方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22848699A JP4209561B2 (ja) | 1999-08-12 | 1999-08-12 | 半導体試験装置の半導体試験用プログラム実行方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22848699A JP4209561B2 (ja) | 1999-08-12 | 1999-08-12 | 半導体試験装置の半導体試験用プログラム実行方法 |
Publications (2)
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