JPH08180095A - 遅延故障シミュレーション方法、及び遅延故障解析装置 - Google Patents

遅延故障シミュレーション方法、及び遅延故障解析装置

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JPH08180095A
JPH08180095A JP33484594A JP33484594A JPH08180095A JP H08180095 A JPH08180095 A JP H08180095A JP 33484594 A JP33484594 A JP 33484594A JP 33484594 A JP33484594 A JP 33484594A JP H08180095 A JPH08180095 A JP H08180095A
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JP
Japan
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delay
fault
signal
signal path
stuck
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Withdrawn
Application number
JP33484594A
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English (en)
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Masaki Goto
正樹 後藤
Hiroshi Kotani
浩 小谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縮退故障モデルで遅延故障を模擬できる遅延
故障シミュレーション方法を提供する。 【構成】 計算機を介して模擬される回路の信号パスに
遅延セル31,32を挿入する。一方は立上りエッジ他
方は立下りエッジに関する遅延故障を仮定する。夫々の
遅延セルは遅延故障を仮定するための遅延量を以て信号
を伝達する遅延状態と遅延故障を生じさせずに信号を伝
達するノーマル状態とが選択端子N7,N8の論理値で
選択可能にされる。遅延状態の遅延セルの選択端子を縮
退故障ノードと仮定して縮退故障シミュレーションを行
い、該シミュレーション結果において上記仮定された縮
退故障ノードによる故障を信号パスにおける遅延故障に
置き換えて、実際のテスト結果に対応されるべき故障個
所を解析する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遅延故障シミュレーシ
ョン、特に縮退故障モデルを扱って動作できるハードウ
ェアシミュレータを用いて半導体集積回路の遅延故障シ
ミュレーションを行うことができる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路のテストによって不良で
あることが判定された場合、その故障個所を検出するた
めに故障シミュレーションを行うことができる。故障シ
ミュレーションでは半導体集積回路の内部論理回路に故
障を仮定してシミュレーションを行い、回路の故障情報
を故障辞書として得る。この故障情報とLSIテスタ等
によって実際に得られた情報とから、回路の故障個所に
ついての候補点を得る。そして、それら候補点を電子ビ
ームテスタやレーザービームテスタなどで観測すること
によって故障個所を指摘することができる。このような
故障シミュレーションについて記載された文献の例とし
ては特開昭62−137573号公報がある。故障シミ
ュレーションで扱う故障モデルの代表的な例としては縮
退故障を挙げることができる。縮退故障とは仮定した故
障ノードの論理値が所定論理値に固定される故障を仮定
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな故障モデルでは、仮定した縮退故障が実際の故障状
況と一致しないことが往々にある。そこで、本発明者は
故障シミュレーションによる故障箇所指摘の精度を向上
させるためには縮退故障モデルと遅延故障モデルの双方
に対して故障シミュレーションを行う必要性を見出し
た。遅延故障とは、信号パスの遅延成分によって生ずる
信号の立ち上がり遅延や立ち下がり遅延に起因する故障
である。
【0004】このとき、縮退故障モデルを用いるシミュ
レータとしてはハードウェアシミュレータが提供されて
いる。これは、模擬すべき回路を任意にマッピング可能
なハードウェアアクセラレータを備え、これにマッピン
グされた回路にテストパターンを与えて高速に縮退故障
シミュレーションを行うものであり、専らソフトウェア
によって計算機上だけで回路を模擬するソフトウェアシ
ミュレータに比べて計算機処理時間を数百倍から数千倍
高速化することができる。これに対し、遅延故障シミュ
レーションに関しては従来ソフトウェアシミュレータの
みが提供されている。
【0005】しかしながら、半導体集積回路の集積規模
の増大に伴って、ソフトウェアシミュレータによって故
障シミュレーションを行うには膨大な計算機処理時間と
リソースを必要とすることから、遅延故障シミュレーシ
ョンがソフトウェアシミュレータに依存しなければなら
ない状態では、縮退故障と遅延故障の双方を考慮して能
率的に故障シミュレーションを行うと共に故障シミュレ
ーションによる故障箇所指摘の精度を向上させることは
できない。
【0006】本発明の目的は、縮退故障モデルで遅延故
障を模擬できる遅延故障シミュレーション方法を提供す
ることにある。本発明の別の目的は、縮退故障と遅延故
障の双方を考慮して能率的に故障シミュレーションを行
うと共に故障シミュレーションによる故障箇所指摘の精
度を向上させることを可能にする遅延故障シミュレーシ
ョン方法、そして遅延故障解析装置を提供することにあ
る。
【0007】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】すなわち、計算機(10)を介して模擬さ
れる回路の信号パスに遅延セル(32)を挿入し、該遅
延セルは上記信号パスに遅延故障を仮定するための遅延
量を以て入力信号を出力に伝達する遅延状態(N8=
1)と上記信号パスに遅延故障を生じさせずに入力信号
を出力に伝達するノーマル状態(N8=0)とが選択可
能にされ、遅延状態を選択した遅延セルの選択端子(N
8)を縮退故障ノードと仮定して縮退故障シミュレーシ
ョンを行い、そのシミュレーション結果において上記仮
定された縮退故障ノードによる故障(N8=1)を上記
信号パスにおける遅延故障に置き換えて、実際のテスト
結果に対応されるべき故障個所を解析するものである。
【0010】信号立ち上がりと立ち下がりの双方に対し
て遅延故障を容易に仮定することを考慮した場合には、
信号パスに一対の遅延セル(31,32)を直列的に挿
入する。このとき、一方の遅延セル(31)は上記信号
パスに信号立ち上がりに際しての遅延故障を仮定するた
めの遅延量を以て入力信号を出力に伝達する遅延状態
(N7=1)と上記信号パスに上記信号立ち上がりに際
しての遅延故障を生じさせずに入力信号を出力に伝達す
るノーマル状態(N7=0)とが選択可能にされ、他方
の遅延セル(32)は上記信号パスに信号立ち下がりに
際しての遅延故障を仮定するための遅延量を以て入力信
号を出力に伝達する遅延状態(N8=1)と上記信号パ
スに上記信号立ち下がりに際しての遅延故障を生じさせ
ずに入力信号を出力に伝達するノーマル状態(N8=
0)とが選択可能にされ、何れか一方の遅延セルはノー
マル状態が選択され、他方の遅延セルは遅延状態が選択
され、遅延状態を選択した遅延セルの選択端子(N7,
N8)を縮退故障ノードと仮定して縮退故障シミュレー
ションを行い、そのシミュレーション結果において上記
仮定された縮退故障ノードによる故障を上記信号パスに
おける信号立ち上がり又は立ち下がりの遅延故障に置き
換えて、実際のテスト結果に対応されるべき故障個所を
解析する。
【0011】信号立ち上がりと立ち下がりの双方に対し
て遅延故障を容易に仮定することを考慮した場合には、
別の遅延セル(33)を採用できる。この遅延セル(3
3)は、信号立ち上がりに際しての遅延故障を仮定する
ための遅延量を以て入力信号を出力に伝達する第1の遅
延状態(N9=1,N10=0)と、上記信号パスに信
号立ち下がりに際しての遅延故障を仮定するための遅延
量を以て入力信号を出力に伝達する第2の遅延状態と
(N9=0,N10=1)、上記信号パスに上記信号立
ち上がり及び立ち下がりの何れに対しても遅延故障を生
じさせずに入力信号を出力に伝達するノーマル状態(N
9=0,N10=0)とが選択可能にされ、第1又は第
2の遅延状態を選択した遅延セルの選択端子を縮退故障
ノードと仮定して縮退故障シミュレーションを行い、そ
のシミュレーション結果において上記仮定された縮退故
障ノードによる故障を上記信号パスにおける信号立ち上
がり又は立ち下がりの遅延故障に置き換えて、実際のテ
スト結果に対応されるべき故障個所を解析する。
【0012】上記遅延セルは、計算機を介して模擬され
る回路の全ての信号パスに少なくとも1回挿入されれば
如何なる遅延故障も仮定することができるようになる。
【0013】上述の故障シミュレーション方法を実現す
るための遅延故障解析装置は、計算機(10)を介して
模擬される回路の信号パスに遅延セルを挿入し、該遅延
セルは上記信号パスに遅延故障を仮定するための遅延量
を以て入力信号を出力に伝達する遅延状態と上記信号パ
スに遅延故障を生じさせずに入力信号を出力に伝達する
ノーマル状態とが選択可能にされ、遅延セルにおいて遅
延状態を選択した遅延セルの選択端子を縮退故障ノード
と仮定して縮退故障シミュレーションを行うシミュレー
タ(1)と、上記シミュレータによる縮退故障シミュレ
ーションの結果と上記シミュレーションの対象とされた
実際の回路に対するテスト結果とに基づき、そのシミュ
レーション結果において上記仮定された縮退故障ノード
による故障を上記信号パスにおける遅延故障に置き換え
て、実際のテスト結果に対応されるべき故障個所を解析
する故障個所抽出手段(2)とを備えて構成される。
【0014】シミュレータによる故障シミュレーション
の高速化を図るには、上記シミュレータにハードウェア
アクセラレータ(11)を設けるとよい。ハードウェア
アクセラレータは多数のデータプロセッサを有し、遅延
セルを含めて模擬されるべき回路が当該回路の記述情報
にづいて上記多数のデータプロセッサにマッピングされ
るものである
【0015】
【作用】上記した手段によれば、遅延セルは遅延故障シ
ミュレーションされるべき対象回路の全ての信号パス又
は全ての着目ノード(例えば各ゲートの入力)に対して
少なくとも1回挿入される。遅延セルが挿入されること
により、仮定されるべき故障ノードは遅延セルの選択端
子のようなノードとされる。遅延セルの選択端子が一方
の論理値にセットされるなら、遅延セルはノーマル状態
とされ、それが挿入される信号パスに遅延故障を生じさ
せないように入力(信号パスの入力ノード)を出力(信
号パスの出力ノード)に伝達する。遅延セルの選択端子
が他方の論理値にセットされるなら、遅延セルはそれが
挿入された信号パスに遅延故障を生じさせる遅延時間を
以てその入力を出力に伝達し、その信号パスの終点位置
に到達しようとする信号がある一定時間を経過しても到
着しないようにされる。そのような遅延状態は、信号立
ち上がりと立ち下がりにおける回路動作特性に相違が有
る場合には、両者を区別して決定されることになる。そ
して、選択端子に他方の論理値を割り当てて遅延状態を
選択した遅延セルの選択端子を縮退故障ノードと仮定し
て縮退故障シミュレーションを行い、そのシミュレーシ
ョン結果において上記仮定された縮退故障ノードによる
故障を上記信号パスにおける遅延故障に置き換えて、実
際のテスト結果に対応されるべき故障個所が解析され
る。
【0016】
【実施例】図4の(A)には遅延故障と縮退故障の一般
的な相違が代表的に示されている。縮退故障はLSIの
等価回路表現データ若しくは論理記述表現データ上でゲ
ート入力や特定のネットなどが論理値”1”又は”0”
に固定されると仮定した故障である。同図には2入力ア
ンドゲートの一方の入力が倫理値”1”に固定された1
縮退故障が例示されている。遅延故障は、信号パスに立
ち上がり又は立ち下がり変化される信号を伝播させたと
き許容遅延時間を経過してもその変化が後段に伝達され
ない若しくはラッチできないと仮定した故障である。同
図には2入力アンドゲートの一方の入力へ伝達されるべ
き立ち上がり変化の信号が所定の許容時間内に到達しな
い状態の遅延故障が例示されている。信号の立ち上がり
と立ち下がりの夫々に許容される時間は格別に決定され
る性質のものである。図4において×印で示されるノー
ドN1は故障ポイント若しくは故障ノードを意味するも
のである。
【0017】図4の(B)には上記遅延故障に対して一
般的にどのようにテストされるかの一例が示される。こ
こで着目する信号経路は例えば3個の2入力アンドゲー
トの直列経路PASS1である。この経路PASS1に
供給されるべき信号はクロック信号CLK1を使ってス
キャンインラッチLAT−INにラッチされる。ラッチ
された信号はスキャンアウトラッチLAT−OUTに向
けて出力される。スキャンアウトラッチLAT−OUT
のラッチタイミングはクロック信号CLK2によって制
御される。双方のラッチLAT−IN,LAT−OUT
のラッチタイミングはある一定時間ずらされる。このラ
ッチタイミングの時間差は、許容される信号伝播遅延と
して予め定義されている。もしも、着目する信号経路が
その値よりも大きな遅延を発生するならば、正規の信号
はスキャンアウトラッチLAT−OUTにラッチされ
ず、遅延故障を生じていることになる。故障の実際の位
置は、連続するパス例えば当該パスを含む別のパスPA
SS2〜PASS4が全てテストされた後に決定され
る。この例に従えばN1が故障ノードとして抽出されて
いる。尚、実際には同図の例のように一つの信号経路に
おける一つのポイントを故障ノードとして抽出させるこ
とは往々にして難しく、仮に回路に供給されるテストパ
ターンが十分にすなわち故障箇所のほとんどを抽出可能
なように計算され尽くされているものであるならば、回
路中におけるノードの小さなサブセットを抽出すること
は比較的容易である。
【0018】図3には本発明の一実施例に係る遅延故障
解析装置のシステムブロック図が示される。このシステ
ムは、ハードウェアシミュレータ1、故障候補抽出部
2、デザインファイル3、テストパターンファイル4、
故障辞書ファイル5、テスト結果ファイル6、及び故障
候補点ファイル7を備える。上記デザインファイル3は
故障解析の対象とされるマイクロコンピュータ等の半導
体集積回路(単に半導体集積回路をLSIとも記す)の
回路構成などを特定するための論理記述若しくは回路記
述を含んでいる。上記テストパターンファイルは故障解
析対象LSIに対するテストパターンや期待値パターン
などを保有する。テスト結果ファイル6はテストパター
ンを実際の故障解析対象LSIに与えて動作させて得ら
れた結果を保有する。
【0019】上記ハードウェアシミュレータ1はエンジ
ニアリングワークステーションのようなコンピュータ1
0とハードウェアアクセラレータ11を供え、デザイン
ファイル3で特定される回路に対してテストパターンを
与えて縮退故障モデルによる故障シミュレーションを行
う回路である。ハードウェアアクセラレータ11は、特
に制限されないが、複数列複数行で配置されたバスの交
点部分にデータプロセッサが配置された、多数のデータ
プロセッサのマトリクスアレイを有し、シミュレーショ
ンによって模擬されるべき回路が当該回路の記述情報に
基づいて上記多数のデータプロセッサにマッピングされ
るものである。このハードウェアアクセラレータ11に
マッピングされた回路にテストパターンが与えられるこ
とにより、縮退故障シミュレーションを高速に実行で
き、専らソフトウェアによって計算機上だけで回路を模
擬するソフトウェアシミュレータに比べて計算機処理時
間を数百倍から数千倍高速化することができる。
【0020】故障辞書ファイル5はハードウェアシミュ
レータ1の出力を保有するものであり、例えば図5に示
されるように仮定した故障ノードの位置(例えばFau
lt=/Cell1/Pin1)、当該故障ノードにお
ける縮退故障が論理値”1”故障か論理値”0”故障か
の種別(例えばStack−@=0)、その故障を生じ
たシミュレータ上の時間(例えばTime=100)、
そしてその仮定された故障ノードによって影響を受ける
出力ピンの位置(例えばPin=/OPin20)等を
特定する情報が保持される。故障辞書ファイル5の内容
は、故障候補抽出部2にて、テストされたチップから得
られた実際のテスト結果ファイル6の内容と比較され、
例えばLSIのある出力ピンが故障ならばそれに起因す
る特定のノードの故障位置を故障候補として抽出する。
抽出された故障候補は故障候補点ファイル7に格納され
る。
【0021】ここまでの説明は縮退故障モデルをサポー
トするハードウェアシミュレータを備えた多くの装置に
共通な内容である。本実施例の遅延故障解析装置は、縮
退故障モデルで動作されるハードウェアシミュレータに
て遅延故障シミュレーションを行うことができるもので
あり、以下その内容について詳述する。
【0022】図1の(B)にはシミュレーション対象L
SIのある信号パスに介在された一つのアンドゲート3
0が代表的に示される。例えばこのアンドゲート30の
一つの入力(×印の位置)N2に縮退故障を仮定した場
合、そのノードは論理値”1”又は”0”に固定され、
その意味において当該ノードは論理ゲートに機能的な故
障を生じさせるノーマルノードとされる。
【0023】図1の(B)に示されるアンドゲート30
が例えば遅延故障を仮定したいある信号パスに含まれる
場合を想定したとき、例えば図4の(B)に示される信
号パスPASS1に含まれるアンドゲートであるとする
と、図1の(A)に示されるようにその信号経路に遅延
故障を仮定するためにそのアンドゲート30の前段に例
えば一対の遅延セル31,32を直列的に挿入する。上
記一対の遅延セル31,32は遅延故障を考慮すべき全
ての信号経路に少なくとも1回挿入される。N3,N4
は信号経路に結合される遅延セル31,32の入力端
子、N5,N6は着目する信号経路に結合される遅延セ
ル31,32の出力端子である。一方の遅延セル31は
信号の立ち上がりに際しての遅延故障を仮定するためも
のであり、他方の遅延セル32は信号の立ち下がりに際
しての遅延故障を仮定するためのものである。
【0024】一方の遅延セル31は、それが挿入された
信号パスに信号立ち上がりに際しての遅延故障を仮定す
るための遅延量を以て入力信号を出力に伝達する遅延状
態と、上記信号パスに上記信号立ち上がりに際しての遅
延故障を生じさせずに入力信号を出力に伝達するノーマ
ル状態とが選択可能にされ、選択端子N7を論理値”
1”にすることによって遅延状態が選択され、選択端子
N7を論理値”0”にすることによってノーマル状態が
選択される。他方の遅延セル32はそれが挿入された信
号パスに信号立ち下がりに際しての遅延故障を仮定する
ための遅延量を以て入力信号を出力に伝達する遅延状態
と、上記信号パスに上記信号立ち下がりに際しての遅延
故障を生じさせずに入力信号を出力に伝達するノーマル
状態とが選択可能にされ、選択端子N8を論理値”1”
にすることによって遅延状態が選択され、選択端子N8
を論理値”0”にすることによってノーマル状態が選択
される。
【0025】上記一対の遅延セル31,32が挿入され
た信号パスに対して立ち上がり及び立ち下がりの何れの
遅延故障も仮定しない場合には、双方の遅延セル31,
32はノーマル状態(端子N7,N8は論理値”0”)
にされる。双方のノーマル状態において当該信号パス上
に与えられる信号は当該信号パスにおける許容遅延時間
を越えて遅延されず(遅延時間をゼロとすることも可能
である)、その許容時間内に当該経路の終端に到達され
る。
【0026】上記一対の遅延セル31,32が挿入され
た信号パスに対して立ち上がりの遅延故障を仮定する場
合には、遅延セル31は遅延状態(端子N7は論理値”
1”)に,遅延セル32はノーマル状態(端子N8は論
理値”0”)にされる。この状態において当該信号パス
上に与えられる立ち上がり変化を有する信号は当該信号
パスにおける許容遅延時間を越えて遅延され、当該経路
の終端には立ち上がり変化された信号は許容時間内には
到達されない。
【0027】上記一対の遅延セル31,32が挿入され
た信号パスに対して立ち下がりの遅延故障を仮定する場
合には、遅延セル31はノーマル状態(端子N7は論理
値”0”)に,遅延セル32は遅延状態(端子N8は論
理値”1”)にされる。この状態において当該信号パス
上に与えられる立ち下がり変化を有する信号は当該信号
パスにおける許容遅延時間を越えて遅延され、当該経路
の終端には立ち下がり変化された信号は許容時間内には
到達されない。
【0028】遅延セル31,32における上記遅延状態
とノーマル状態は遅延セル31,32の端子N7,N8
を論理値”1”に固定するか否かによって決定される。
即ち、遅延セル31の端子N7に1縮退故障を仮定する
ことは信号の立ち上がり変化に対する遅延故障を仮定し
たのと等価とされる。また、遅延セル32の端子N8に
1縮退故障を仮定することは信号の立ち下がり変化に対
する遅延故障を仮定したのと等価とされる。ハードウェ
アシミュレータ1は、挿入された遅延セル31,32の
端子N7,N8に縮退故障が仮定されることによって遅
延故障を模擬する。挿入された遅延セル31,32の端
子N7,N8に縮退故障が仮定されると、信号は所定の
時間内には信号パスの目的とする地点に到達せず、それ
は、仮定された遅延故障に応ずる結果を、ある出力ノー
ド(スキャンアウトノード)に顕在化させる。その結果
は故障辞書に記録される。このように縮退故障を模擬す
るだけのハードウェアシミュレータ(故障シミュレー
タ)は、遅延故障を模擬できる。換言すれば、遅延状態
を選択した遅延セル31,32の選択端子N7,N8を
縮退故障ノードと仮定して縮退故障シミュレーションを
行うことができる。尚、遅延セル31,32の挿入やそ
れに対する遅延状態の選択などに関する情報は、特に制
限されないが、デザインファイル3を介してハードウェ
アシミュレータ1に与えられるものと理解された。
【0029】遅延セルの選択端子N7,N8に縮退故障
を仮定することによって遅延故障を模擬する故障シミュ
レーションの結果は故障辞書ファイル5に格納される。
故障候補抽出部2は、その故障シミュレーション結果に
対し、一対の遅延セル31,32において端子N7が1
縮退故障で端子N8が論理値”0”固定の状況は当該遅
延セル31,32が挿入された信号パスにおける信号立
ち上がりに対する遅延故障と把握し、また、一対の遅延
セル31,32において端子N7が論理値”0”固定で
端子N8が1縮退故障の状況は当該遅延セル31,32
が挿入された信号パスにおける信号立ち下がりに対する
遅延故障と把握し、そのようにして把握された内容が、
テストされたチップから得られた実際のテスト結果ファ
イル6の内容と比較され、例えばLSIのある出力ピン
が故障ならばそれに起因する特定のノードの故障位置を
故障候補として抽出する。故障候補抽出部2は、このよ
うにして実際のテスト結果に対応されるべき故障個所を
解析する。
【0030】遅延故障を模擬する縮退故障シミュレーシ
ョンにおいて、故障が検出されたなら(例えばある出力
ノードがエラー値を出力したとき)、その結果は故障辞
書ファイル5に記録されている。回路に対する実際のテ
スト結果は図3のテスト結果ファイル6に記録されてい
る。このテスト結果ファイル6は、ある出力ピンが誤っ
た論理値を出力したことを示している。テスト結果ファ
イル6は、故障候補抽出部2によって故障辞書ファイル
5の内容と比較される。このとき、ある遅延セルの選択
端子が引き起こした縮退故障(この例の場合には1縮退
故障)は、フェイルした遅延セルに対応されるゲート若
しくはそれが配置された信号線路において生じた遅延故
障を意味するものと理解する。明らかなことであるが、
遅延セルは実際の回路には存在していないと言うことで
ある。遅延セルは、この環境において遅延故障を模擬す
る目的で挿入されたものである。
【0031】図2の(A)には上記遅延セル32の一例
が示される。320は遅延時間δを形成するバッファで
ある。321はセレクタである。端子N8はセレクタの
選択端子とされる。セレクタ321の選択端子N8が論
理値”1”に設定されると、遅延セル32は遅延状態と
され、それが挿入された信号パスに上記遅延を生じさせ
る。セレクタ321の選択端子N8が論理値”0”に設
定されると、遅延セル32は上記ノーマル状態とされ
る。ここでハードウェアアクセラレータ11を用いて故
障シミュレーションを行う性質上、セレクタ321を含
めて当該信号パスに介在される全てのゲートの正常な動
作遅延時間を考慮する場合には、当該全てのゲートの正
常な動作遅延時間に上記遅延時間δを加算した時間を上
記遅延状態における遅延時間として把握するように、当
該遅延時間δを決定すればよい。一つの信号経路におけ
るセレクタ321やその他のゲートの動作遅延時間を実
質的に無視し得るなら、上記遅延セル32の遅延状態に
おける遅延時間を、バッファの遅延時間δそれ自体とす
るように当該遅延時間を決定することができる。この場
合、ノーマル状態における信号パスの遅延時間はゼロと
される。
【0032】図6にはマクロコンピュータなどの論理L
SIに対する故障解析の全体的なフローチャートが示さ
れる。即ち、故障解析の対象とされる論理LSIに対す
るテストパターンや期待値パターンなどがコンパイルさ
れ(ステップS1)、これによって得られた情報が実際
に論理LSIに与えられてテストされ、フェイルした情
報が取得される(ステップS2)。次に信号経路の要所
に縮退故障を仮定して縮退故障シミュレーションを行い
(ステップS3)、さらに、実際のLSIに対してDC
特性テストを施してその結果を得る(ステップS4)。
次いで、AC特性テストとしてディレイテストを行う
(ステップS5)。このディレイテストとして遅延故障
シミュレーションを行うことができる。このフローチャ
ートにおいて縮退故障テストはディレイテストの前に行
われている。縮退故障を生じていることが明らかなノー
ドを含む信号パスに対して重ねてディレイテストを行っ
ても実質的な意味がないと判断するときは、テストコス
トを優先させるためである。その後、LSIにオンチッ
プRAMが含まれている場合にはRAMテストを行い
(ステップS6)、更に、必要な場合にはその他の機能
テスト(ステップS7)やボード上にLSIを実装して
他の回路とのインタフェースなどを実際にテストするボ
ードテスト(ステップS8)が行われる。
【0033】上記した遅延セルの選択端子N7,N8に
縮退故障を仮定することによって遅延故障を模擬する故
障シミュレーションはステップS5のAC特性テストの
一貫として行われる。この遅延故障を模擬する故障シミ
ュレーションはハードウェアアクセラレータ11を備え
たハードウェアシミュレータで実現されるため、それを
ソフトウェア故障シミュレータで行う場合に比べて非常
に高速に(ソフトウェアシミュレータの数百倍から数千
倍の動作速度)で実現できる。したがって、縮退故障と
遅延故障の双方を考慮して能率的に故障シミュレーショ
ンを行うことができると共に故障シミュレーションによ
る故障箇所指摘の精度を向上させることができる。
【0034】図2の(B)には上記遅延セル31と32
の双方に機能を持つ遅延セルの一例が示される。同図に
示される遅延セル33は、それが挿入される信号パスに
信号立ち上がりに際しての遅延故障を仮定するための遅
延量を以て入力信号を出力に伝達する第1の遅延状態
と、上記信号パスに信号立ち下がりに際しての遅延故障
を仮定するための遅延量を以て入力信号を出力に伝達す
る第2の遅延状態と、上記信号パスに上記信号立ち上が
り及び立ち下がりの何れに対しても遅延故障を生じさせ
ずに入力信号を出力に伝達するノーマル状態とが選択可
能にされる。それらの状態は選択端子N9,N10に与
えられる論理値によって決定され、N9=0,N10=
0でノーマル状態、N9=1,N10=0で第1の遅延
状態、N9=0,N10=1で第2の遅延状態が選択さ
れる。同図に従えばその選択はセレクタ332が行う。
バッファ331は信号立ち上がりに際しての遅延故障を
仮定するための遅延時間例えばδ1を形成し、バッファ
330は信号立ち下がりに際しての遅延故障を仮定する
ための遅延時間例えばδ2を形成する。そのような遅延
時間をどのように決定するかは上述の場合と同様である
のでその詳細な説明は省略する。斯る遅延セル33を用
いる場合にも遅延セル33の選択端子(ノードN9,N
10)に縮退故障を仮定することによって遅延故障を模
擬する故障シミュレーションをハードウェアシミュレー
タ1で行うことができ、上記同様の効果を得ることがで
きる。
【0035】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。例えば遅
延セルで生成されるべき遅延時間を無限大に設定すれ
ば、遅延セルを挿入したままの状態で縮退故障シミュレ
ーションを行うことができる。また、信号立ち上がりだ
けを問題とする信号パス、信号立ち下がりだけを問題と
する信号パスに対しては図2の(A)に示すような遅延
セルは当該信号パスに1個挿入するだけでよい。また、
信号の立ち上がりと立ち下がりの双方に対する故障を仮
定すべき信号パスにおいても、双方における遅延状態の
遅延時間を同一にして差し支えない場合、また、遅延時
間の設定をその都度変化させる手法を採用する場合に
は、やはり図2の(A)に示すような遅延セルは当該信
号パスに1個挿入するだけでよい。
【0036】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるハード
ウェアアクセラレータを備えた縮退故障用のハードウェ
アシミュレータを備えたシステムに適用した場合につい
て説明したが、本発明は縮退故障用のソフトウェアシミ
ュレータを用いる場合にも適用することができる。ま
た、遅延セルはゲート毎に配置してもよい。
【0037】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0038】すなわち、遅延故障を模擬する目的で信号
パスに遅延セルを挿入することにより、遅延セルの選択
端子に縮退故障を仮定することによって遅延故障を模擬
して、故障シミュレーションを行うことができる。この
遅延故障を模擬する故障シミュレーションをハードウェ
アアクセラレータを備えたハードウェアシミュレータで
実現することにより、それをソフトウェア故障シミュレ
ータで行う場合に比べて非常に高速に行うことができ
る。さらに、縮退故障と遅延故障の双方を考慮して能率
的に故障シミュレーションを行うことができると共に故
障シミュレーションによる故障箇所指摘の精度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遅延故障を模擬するために一対の遅延セルをあ
る信号パスに挿入して遅延故障を模擬する原理的手法の
一例を示す説明図である。
【図2】遅延セルの論理を例示した論理回路図である。
【図3】本発明の一実施例に係る遅延故障解析装置のシ
ステムブロック図である。
【図4】遅延故障と縮退故障の一般的な相違を(A)に
示し、遅延故障に対して一般的にどのようにテストされ
るかを(B)に示す説明図である。
【図5】故障辞書ファイル5に格納される上場の一例説
明図である。
【図6】マクロコンピュータなどの論理LSIに対する
故障解析を全体的に示す一例フローチャートである。
【符号の説明】
1 ハードウェアシミュレータ 10 コンピュータ 11 ハードウェアアクセラレータ 2 故障候補抽出部 3 デザインファイル 31,32,33 遅延セル N7,N8,N9,N10 遅延セルの選択端子 4 テストパターンファイル 5 故障辞書ファイル 6 テスト結果ファイル 7 故障候補点ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9168−5L G06F 15/20 D 15/60 668 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機を介して模擬される回路の信号パ
    スに遅延セルを挿入し、該遅延セルは上記信号パスに遅
    延故障を仮定するための遅延量を以て入力信号を出力に
    伝達する遅延状態と上記信号パスに遅延故障を生じさせ
    ずに入力信号を出力に伝達するノーマル状態とが選択可
    能にされ、遅延状態を選択した遅延セルの選択端子を縮
    退故障ノードと仮定して縮退故障シミュレーションを行
    い、そのシミュレーション結果において上記仮定された
    縮退故障ノードによる故障を上記信号パスにおける遅延
    故障に置き換えて、実際のテスト結果に対応されるべき
    故障個所を解析することを特徴とする遅延故障シミュレ
    ーション方法。
  2. 【請求項2】 計算機を介して模擬される回路の信号パ
    スに一対の遅延セルを直列的に挿入し、一方の遅延セル
    は上記信号パスに信号立ち上がりに際しての遅延故障を
    仮定するための遅延量を以て入力信号を出力に伝達する
    遅延状態と上記信号パスに上記信号立ち上がりに際して
    の遅延故障を生じさせずに入力信号を出力に伝達するノ
    ーマル状態とが選択可能にされ、他方の遅延セルは上記
    信号パスに信号立ち下がりに際しての遅延故障を仮定す
    るための遅延量を以て入力信号を出力に伝達する遅延状
    態と上記信号パスに上記信号立ち下がりに際しての遅延
    故障を生じさせずに入力信号を出力に伝達するノーマル
    状態とが選択可能にされ、何れか一方の遅延セルはノー
    マル状態が選択され、他方の遅延セルは遅延状態が選択
    され、遅延状態を選択した遅延セルの選択端子を縮退故
    障ノードと仮定して縮退故障シミュレーションを行い、
    そのシミュレーション結果において上記仮定された縮退
    故障ノードによる故障を上記信号パスにおける信号立ち
    上がり又は立ち下がりの遅延故障に置き換えて、実際の
    テスト結果に対応されるべき故障個所を解析することを
    特徴とする遅延故障シミュレーション方法。
  3. 【請求項3】 計算機を介して模擬される回路の信号パ
    スに遅延セルを挿入し、該遅延セルは上記信号パスに信
    号立ち上がりに際しての遅延故障を仮定するための遅延
    量を以て入力信号を出力に伝達する第1の遅延状態と、
    上記信号パスに信号立ち下がりに際しての遅延故障を仮
    定するための遅延量を以て入力信号を出力に伝達する第
    2の遅延状態と、上記信号パスに上記信号立ち上がり及
    び立ち下がりの何れに対しても遅延故障を生じさせずに
    入力信号を出力に伝達するノーマル状態とが選択可能に
    され、第1又は第2の遅延状態を選択した遅延セルの選
    択端子を縮退故障ノードと仮定して縮退故障シミュレー
    ションを行い、そのシミュレーション結果において上記
    仮定された縮退故障ノードによる故障を上記信号パスに
    おける信号立ち上がり又は立ち下がりの遅延故障に置き
    換えて、実際のテスト結果に対応されるべき故障個所を
    解析することを特徴とする遅延故障シミュレーション方
    法。
  4. 【請求項4】 上記遅延セルは、計算機を介して模擬さ
    れる回路の全ての信号パスに少なくとも1回挿入される
    ものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1
    項記載の遅延故障シミュレーション方法。
  5. 【請求項5】 計算機を介して模擬される回路の信号パ
    スに遅延セルを挿入し、該遅延セルは上記信号パスに遅
    延故障を仮定するための遅延量を以て入力信号を出力に
    伝達する遅延状態と上記信号パスに遅延故障を生じさせ
    ずに入力信号を出力に伝達するノーマル状態とが選択可
    能にされ、遅延セルにおいて遅延状態を選択した遅延セ
    ルの選択端子を縮退故障ノードと仮定して縮退故障シミ
    ュレーションを行うシミュレータと、 上記シミュレータによる縮退故障シミュレーションの結
    果とそのシミュレーションの対象とされた実際の回路に
    対するテスト結果とに基づき、そのシミュレーション結
    果において上記仮定された縮退故障ノードによる故障を
    上記信号パスにおける遅延故障に置き換えて、実際のテ
    スト結果に対応されるべき故障個所を解析する故障個所
    抽出手段と、を備えて成るものであることを特徴とする
    遅延故障解析装置。
  6. 【請求項6】 上記シミュレータはハードウェアアクセ
    ラレータを供え、該ハードウェアアクセラレータは多数
    のデータプロセッサを有し、遅延セルを含めて模擬され
    るべき回路が当該回路の記述情報にづいて上記多数のデ
    ータプロセッサにマッピングされるものであることを特
    徴とする請求項5記載の遅延故障解析装置。
JP33484594A 1994-12-20 1994-12-20 遅延故障シミュレーション方法、及び遅延故障解析装置 Withdrawn JPH08180095A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100817236B1 (ko) * 2006-05-08 2008-03-27 엠텍비젼 주식회사 Jtag 컨트롤러를 이용한 지연 결함 테스트 장치 및지연 결함 테스트 방법
US7983858B2 (en) 2007-08-22 2011-07-19 Semiconductor Technology Academic Research Center Fault test apparatus and method for testing semiconductor device under test using fault excitation function
CN105373700A (zh) * 2015-10-30 2016-03-02 哈尔滨工程大学 一种基于信息熵和证据理论的机械故障诊断方法

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