JP3139543B2 - 多重故障を有するcmoslsiにおける故障ブロックの特定化方法 - Google Patents

多重故障を有するcmoslsiにおける故障ブロックの特定化方法

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JP3139543B2 JP10038625A JP3862598A JP3139543B2 JP 3139543 B2 JP3139543 B2 JP 3139543B2 JP 10038625 A JP10038625 A JP 10038625A JP 3862598 A JP3862598 A JP 3862598A JP 3139543 B2 JP3139543 B2 JP 3139543B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非破壊でCMOSL
SIの故障個所を絞り込む方法に関し、特に、複数のI
DDQ異常値を有する故障LSIの多重故障個所の絞り
込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCADを利用したシミュレーショ
ンによるLSIの故障個所を絞り込む方法は、一般的に
は、出力端子に異常が発生した情報をもとに推定する方
法であり、次の二つの方法があった。その第一の方法
は、故障辞書(Fault Dictionary)の作成による故障シ
ミュレーションの方法である。この方法は、内部回路の
各ブロックに故障を定義しながら、異常が発覚した出力
端子、出力値及びテストパターン番号を、実際の故障品
のデータと比較することにより、故障個所を推定する方
法であった。その一具体例を図11に示す。
【0003】LSI の出力端子における正常論理値
と、内部回路の各ノードにおける故障とを定義したLS
I の入力端子にテストパターン10を入力し、出力端
子から出力する論理を論理シミュレーション11により
検証する。一方、実際の故障LSIの論理動作試験12
を予め行っておき、実際の故障LSIの出力端子から出
力する論理を検証しておく。これら双方の検証結果をN
OR回路13に入力し、試験対象のLSIの出力端子か
ら出力する論理が故障LSIの出力端子から出力する論
理と一致した場合に、先に定義した故障位置が実故障の
位置として抽出される。
【0004】第二の方法は、異常が発覚した出力端子、
出力値及びテストパターン番号をもとに、出力端子から
入力端子の方向へ論理を逆にトレースする逆論理展開方
法である。この方法はバックトレース方法と呼ばれる。
この第二の方法の一例を図12に示す。LSI15の入
力端子に所定の信号16を入力したときに出力端子17
から出力される信号が期待値と異なっていた場合、その
出力値と期待値の相違を利用して、出力端子から入力端
子へ向かって内部に拡散していく信号の中から故障を伝
搬している信号を抽出し、その信号に基づいて故障個所
18を推定する。その推定箇所に故障を定義した後、再
度、論理シミュレーションを行うことにより、その推定
箇所が実際の故障箇所と一致するか否かが検証される。
通常、複数の出力異常箇所を調査し、それらの組み合わ
せにより疑似故障信号を限定しながら故障個所を絞り込
んでいくことが一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法
は、いずれも多重故障品の解析が不可能であるという点
及びシミュレーションデータが膨大な量になるという点
において実用的ではなかった。このうち、多重故障品の
解析に関しては、従来の方法では、多重故障数が分から
ないと、多重故障の解析できないという大きな問題点が
あった。すなわち、上述した従来の方法によると、出力
端子の異常データのみでは何個の故障が存在するか不明
であるため、解析者は出力端子の異常データから故障数
を推定して故障の解析を行っていた。しかしながら、故
障数の推定が間違っていると、間違った個数に対してシ
ミュレーションが行われるため、得られた結果は完全に
間違った結果に終わっていた。
【0006】次に、上述した従来の方法の各々における
問題点を以下に挙げる。まず、第一の方法である故障辞
書の作成により故障シュミレーションを行う方法では、
扱える故障モデルは単一縮退故障(例えば、故障の定義
として、出力にH(高電位)固定(Stuck−at−
1)、又は、L(低電位)固定(Stuck−at−
0)を用いるのみであり、オープン故障はシミュレーシ
ョンできないため、故障モードの特定化という点からは
一般的ではなかった。なぜならば、故障シミュレーショ
ンにより扱われる故障はモデル化された論理故障だけで
あり、論理が定まらないオープン故障は扱えないからで
ある。
【0007】さらに、定義する故障数は回路を構成する
すべての信号線に対して順次定義していかなければなら
ないため、データ量が膨大となり、実用的ではなかっ
た。一般に、定義する故障数(V0)はLSI を構成
する回路素子数(L)の3乗から4乗に比例すると言わ
れている。すなわち、 ln(V0)∝A・ln(L) 3≦A≦4 が成り立つ。例えば、10K(Kは1024個) ゲート
規模クラスのLSIでは故障辞書の量(V0)は108
乃至1012という天文学的な数字となり、実用的では
なかった。
【0008】第二の方法であるバックトレース方法は出
力端子異常の情報のみをデータとして使用するため、回
路内部にいくつの故障が発生しているか判断することが
できなかった。さらに、バックトレース方法の特徴は複
数個の出力異常端子が存在してはじめて故障発生箇所が
限定されることにあるが、バックトレース方法はあくま
で単一故障の場合のみを前提しているものであり、多重
故障に対処することは想定していなかった。
【0009】また、出力端子から内部回路へ向かう方向
は信号が拡大していく方向であるため、膨大な疑似故障
が検出されることになり、故障個所の絞り込みは不可能
となる欠点があった。このため、純粋にバックトレース
方法によって、故障箇所を絞り込むことが困難となって
きており、例えばLSIテステイングシンポジウムにお
いて報告されているように、最近では、電子ビーム試験
装置(EBT:Electron Beam Tester) を用いた物理解
析方法(ある程度の絞り込みが終了した段階で、電子を
被試験LSIの配線上に照射した際に発生する二次電子
を検出することにより、二次電子が有する電位情報を分
析するEBTを併用して、故障個所を絞り込む方法)を
併用し、非接触による電位コントラスト像や論理動作波
形を取得することにより、疑似故障個所を故障候補から
消していく方法がとられるようになってきている。
【0010】上述の方法とは別に、特開平8−2014
86号公報は、IDDQ値をCMOS論理回路の故障個
所の絞り込み方法を開示している。この方法は、静止状
態電源電流IDDQ値の測定値と論理動作テストパター
ン(FTP: Functional Test Pattern)とに基づき、
故障個所を検出するものである。具体的には、IDDQ
異常となる論理動作テストパターンとして、IDDQ異
常値が非連続的に発生する場合と、連続的に発生する場
合とに応じて、LSI設計時の論理シミュレーションを
用いる。異常電流を有する論理動作テストパターンと抽
出ブロックのリストから故障個所を絞り込む。故障個所
をさらに詳細に絞り込む場合には、信号配線のテキスト
データを用いる。
【0011】また、特開平8−248103号公報は、
論理回路の故障個所を絞り込むための別の方法を提供し
ている。この方法においては、先ず、IDDQ異常とな
る論理動作テストパターンにより、論理が変化する内部
ブロック群を抽出し、次いで、そのテストパターンと出
力異常が発覚した論理動作パターンとの差を計算する。
さらに、出力異常の端子からそのテストパターン差をさ
かのぼるか、あるいは、IDDQ異常により抽出した内
部ブロック群からのテストパターン差を進行させること
により、IDDQ異常の内部ブロック群の何れかに到達
し、または、出力異常端子に到達するIDDQ異常によ
り抽出されたブロックを検証する。これにより、故障を
内蔵しているブロック又は信号配線が絞り込まれる。
【0012】さらに、特開平8−304514号公報
は、IDDQ値を用いてCMOS論理回路の故障個所の
絞り込む方法を開示している。この方法は、IDDQ値
が規格値を超える時の論理動作テストパターンと、出力
異常が検出された出力端子と、そのときの論理動作テス
トパターンとを利用するものである。具体的には、ID
DQ異常となる論理動作テストパターンにより論理が変
化する内部ブロック群を抽出し、次に、そのテストパタ
ーンと出力異常が検出された論理動作テストパターンと
の差を計算する。IDDQ異常により抽出された内部ブ
ロック群からそのテストパターン差を進行させ、出力異
常端子に到達する、IDDQ異常により抽出されたブロ
ックに所定の故障を定義し、論理シミュレーションを行
い、出力モードを検証する。このようにして、故障を含
むブロック又は信号配線が絞り込まれる。
【0013】また、特開平9−166645号公報は、
CMOS論理回路の試験方法を開示している。この方法
においては、CMOS論理回路にテストパターンを与えたと
きの内部ノードの信号値は、論理シミュレータ又はLS
I テスタから、内部信号取り込み部を介して、電源電
流測定装置にテストパターン毎に取り込まれる。内部信
号の論理値が変化する活性化状態がテストパターン間の
比較により算出され、また、活性化状態が最大となるテ
ストパターンを示すアドレスが順次選択される。アドレ
スの選択は、端末装置から与えられている条件を満たす
か、あるいは、テストパターンによってはそれ以上未活
性化ノードを解消することができないと判明した時点で
終了する。IDDQ測定アドレス選択部で選択された測
定アドレスは、LSIテスタに与えられ、IDDQ測定
が行われる。
【0014】また、特開平8−304513号公報は、
論理回路の故障診断システムを提供している。このシス
テムは、ゲートの入出力の縮退故障だけではなく、ゲー
ト内部の縮退故障や短絡故障についても、故障個所の絞
り込みを行うものである。具体的には、先ず、被疑故障
ゲートの出力に不定故障を定義し、故障シミュレーショ
ンを行う。被疑故障ゲート判定手段は、不定故障により
エラーが検出された観測点において、不定が出力された
ときに、被疑故障ゲートであると判定する。これを繰り
返し、最終的に残った被疑故障ゲートが診断結果として
表示される。
【0015】しかしながら、上記各公報に提案されてい
る故障個所の絞り込み方法によっても、多重故障を有す
るブロックを正確に特定化することは困難であった。ま
た、上記各公報に提案されている各方法では、故障個所
の絞り込みは出力端子異常に依存しているため、出力端
子異常が検出されない場合には、故障個所の特定は不可
能であった。
【0016】本発明は、以上のような従来の方法におけ
る問題点に鑑みてなされたものであり、出力端子の異常
の有無にかかわらず多重故障個所を絞り込むことがで
き、かつ、多重故障を有するブロック又は信号配線を正
確に特定化することができる、CMOSLSIにおける
故障ブロックを特定化する方法を提供することを目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】CMOS論理回路は回路内部
に物理欠陥を有すると、一般的傾向として、「IDDQ
(Quiesent Vdd Supply Current)」と呼ばれる静止状態
電源電流に異常値が現れる。従って、このIDDQ異常
は、LSI回路内部の物理故障を顕在化させるシグナル
とみなすことができる。このIDDQ異常に関しては、
M. Sanada 、"Evaluation and Detection of CMOS-LSI
with Abnormal IDDQ" 、Microelectronics and Reliabi
lity, Vol. 35, No. 3, pp. 619-629, 1995 において詳
細な記述がなされている。
【0018】本発明は上述したIDDQ異常を利用した
ものである。通常、ゲートアレイ品に代表されるASI
C (Application Specific Integrated Circuits) 回路
は、予め準備された「ブロック」と呼ばれる基本的な論
理を構成する回路を組み合わせ、所望の電気回路を構成
することにより、実現される。本発明に係る故障ブロッ
クの特定化方法は、上述した設計方式を利用するもので
あり、具体的には、請求項1に記載されているように、
LSIの入力端子から入力されるテストベクタに従って
変化する、LSIを構成する基本的論理回路(以下、
「LSIを構成する基本的論理回路」を「ブロック」と
呼ぶ)単位での論理動作情報と、該テストベクタ毎にL
SIの論理動作の静止状態におけるリーク電流の値(以
下、「LSIの論理動作の静止状態におけるリーク電流
の値」を「IDDQ値」と呼ぶ)が所定値を越えるテス
トベクタ番号とを用いて、ブロック毎の論理演算を行う
ことにより故障ブロックを抽出する第一の過程と、故障
ブロックにおけるIDDQ異常値を有するテストベクタ
番号での論理情報を用いて、多重故障個所を絞り込む第
二の過程とからなる。
【0019】例えば、ブロック単位での論理動作情報と
しては、請求項2に記載されているように、テストベク
タに同期して変化する、各ブロック毎のテストベクタ番
号毎の入力論理の組合せを用いることができる。また、
正常状態において貫通電流が流れているLSI に関す
るIDDQ異常値としては、請求項3に記載されている
ように、正常な論理動作を行う論理回路(以下、単に
「良品」と呼ぶ)に対するIDDQ値と、正常な論理動
作を行うことができない論理回路(以下、単に「不良
品」と呼ぶ)に対するIDDQ値との間の差分により決
定される値を用いることができる。
【0020】請求項4に記載されているように、IDD
Q異常値が複数個存在する場合には、IDDQ値が所定
値を越えるテストベクタ番号は、該IDDQ異常値を分
類した各区分毎の該IDDQ異常値のテストベクタ番号
と、正常なIDDQ値を示すテストベクタ番号とを用い
ることができる。あるいは、請求項5に記載されている
ように、IDDQ異常値が複数個存在する場合には、I
DDQ値が所定値を越えるテストベクタ番号は、該ID
DQ異常値を分類した各区分間の該IDDQ異常値を組
み合せたテストベクタ番号と、正常なIDDQ値を示す
テストベクタ番号とを用いることもできる。
【0021】故障ブロックを抽出するための基本アルゴ
リズムとしての前記第一の過程は二通りに実施すること
ができる。一つは、請求項6に記載されているように、
IDDQ異常値を示すテストベクタ番号が、正常なID
DQ値を示すテストベクタ番号での入力論理に存在しな
いブロックを故障ブロックとして抽出する方式であり、
他の一つは、請求項7に記載されているように、IDD
Q異常値が連続したテストベクタ番号により検出される
複数種類の連続した入力論理の組合せ群が、正常なID
DQ値が連続したテストベクタ番号での入力論理の組合
せ群には存在しないブロックを故障ブロックとして抽出
する方式である。
【0022】
【発明の実施の形態】CMOS論理回路は回路内部に物
理欠陥を有すると、一般的傾向として、「IDDQ (Qu
iesent Vdd Supply Current)」と呼ばれる、論理の静止
状態における電源電流に異常値が現れる。図1は物理故
障の存在に起因する貫通電流の発生の様子を示す説明図
である。すなわち、LSI20の内部に物理故障21が
存在すると、任意のテストベクタ22を用いて設定され
た論理により、その物理故障21を介して、又は、物理
故障21の影響をうけて、電源電圧VDD23から接地
点GND24へ向かう貫通電流25が発生する。この貫
通電流25は電流計26により検出される。
【0023】通常、ゲートアレイ品に代表されるASIC
(Application Specific IntegratedCircuits) 品の設計
においては、予め準備された「ブロック」と呼ばれる基
本的な論理を構成する回路を組み合わせることにより、
所望の電気回路が実現される。そのようなASICのC
MOS回路内部に存在する故障個所の絞り込みは、テス
トベクタ毎に変化する各ブロックの論理シミュレーショ
ン情報と、IDDQ異常を発生させるテストベクタ番号
を用いることにより、可能となる。以下、(1)各ブロ
ックの論理シミュレーション情報、(2)IDDQ異常
を発生させるテストベクタ番号の抽出方法、(3)本発
明に係る故障ブロックの絞り込みの方法の手順、(4)
故障ブロック絞り込みのための方式について順に説明す
る。 (1)各ブロックの論理シミュレーション情報 論理シミュレーションは、LSIの入力端子から入力さ
れるテストベクタに対応して出力端子から出力される期
待値を検証する、論理検証のためのツールである。通
常、電気回路の動作確認と同時にタイミングや内部遅延
を検証するために用いられる。従って、必要となる検証
データは、各ブロック毎の出力端子に出力される論理
と、論理の時間的変化に関する情報とだけで本来十分で
ある。
【0024】しかしながら、本発明に係る方法において
必要とされるシミュレーションデータはテストベクタ番
号毎に変化する各ブロック毎の入力論理情報であり、通
常の論理シミュレーション結果をアレンジし直さねばな
らない。図2は、論理シミュレーション結果を本発明に
係る方法において必要とされる結果にアレンジし直しす
過程を示した図である。先ず、各ブロック30a,30
b,30c,−−毎の出力端子31(各ブロックの右端
の部分)に出力する論理と、この論理の時間的変化を示
す情報とを各ブロック30a,30b,30c,−−毎
の出力端子31に出力する論理と、この論理のテストベ
クタ番号毎の変化情報とに直す。次に、各ブロック30
a,30b,30c,−−毎の出力端子31が、次段の
ブロックに接続される入力端子32との間の関係から、
ブロック毎の入力端子32に入力する論理情報と、論理
のテストベクタ番号毎の変化情報とに直される。 (2)IDDQ異常を発生させるテストベクタ番号の抽
出方法 テストベクタ毎のIDDQ異常の有無に関する情報は、
不良品LSI の入力端子からテストベクタを入力し、
各テストベクタにおける論理の静止状態におけるリーク
電流値を測定し、規格値を越えたリーク電流値をIDD
Q異常値として識別することにより得られるテストベク
タ情報である。
【0025】図3は上述したテストベクタ毎のIDDQ
異常有無情報を示すグラフであり、X軸にテストベクタ
番号(以降、「TVno. 」と記す)を、Y軸にIDD
Q値を示す。正常品のLSIに対するIDDQ値33は
規格値以下(例えば、正常状態において回路に貫通電流
が発生しない時は1μA以下)であるのに対して、不良
品LSIにおいては、規格値の数百倍から数千倍の値の
貫通電流34が流れる。
【0026】なお、試験対象のLSIのIDDQ値は、
例えば、テスタを用いて、電源電流を測定することによ
り得られる。また、論理動作不良は入力信号に対する試
験対象のLSIの出力値を期待値と比較することにより
検出することができる。図4に示すグラフのように、正
常状態において貫通電流が流れているLSIのIDDQ
異常値の判定は、正常品のLSIに対するIDDQ値3
5(実線)と不良品のLSIに対するIDDQ値36
(破線)との間のの差分37を計算し、この差分37
(太線)に基づいて行われる。 (3)本発明に係る故障ブロックの絞り込みの方法の手
順 図5は、本発明に係る故障ブロックの絞り込みの方法の
手順を示すフローである。LSIの論理動作をテストす
るために準備されたテストベクタ40は、テストベクタ
毎に変化する、LSIを構成する各ブロック毎の論理情
報41と、テストベクタ毎のIDDQ異常の有無に関す
る情報42を検出するために用いられる。
【0027】先ず、テストベクタ毎に変化する各ブロッ
クの論理情報41は、上述した方式により、LSI設計
CADデータ43を用いて、LSIを構成する全ブロッ
クに展開される。次に、ブロック毎の入力論理情報をテ
ストベクタ番号順に論理シミュレーションにより抽出す
る。また、故障LSI44から、IDDQ異常が発生す
るテストベクタ番号とIDDQ値との関係を、LSIテ
スタを用いて出力し、診断に用いるテストベクタ番号情
報を後述する方法により抽出する。
【0028】以上の各ブロックの入力論理情報とIDD
Q異常の有無の情報42と組み合わせることにより、各
ブロック毎に演算処理が実施され(ステップ50)、故
障個所を内蔵したブロックが抽出される(ステップ5
1)。 (4)故障ブロック絞り込みのための方式 図6は、本発明に係る故障ブロックを絞り込む方法の基
本的な考え方を述べる説明図である。
【0029】ASICに代表される論理LSIは、ブロ
ックと称する基本論理回路の組合せを用いて、所望の電
気回路を構成している。そして、LSIの電源端子より
検出されるIDDQ値はLSIを構成する各ブロックの
IDDQ値の合計値である。従って、IDDQ異常が検
出されたということは、何れかのブロックに発生したI
DDQ異常が電源端子を介して検出されたことを意味し
ており、そのIDDQ異常が発生したブロックを検出す
るためには、各ブロック毎にIDDQ異常を内蔵してい
るかどうかを検証すればよいことがわかる。
【0030】図6は、n個のブロックB1,B2,B
3,−−−、Bnから構成されるLSIにおいて、ブロ
ックB2にIDDQ異常が発生している状態を示してい
る。図6の(A)は、n個のブロックB1,B2,B
3,−−−、Bnから構成されるLSIのIDDQ値の
総計を示す。このIDDQ値の総計は、図6の(B)に
示すように、LSIを構成する各ブロックB1,B2,
B3,−−−、BnのIDDQ値を合計した値に等し
い。ブロックB2以外のブロックB1,B3,−−−、
BnにおけるIDDQ値は全て規格値以下であるのに対
して、ブロックB2におけるIDDQ値のみが規格値を
超えている。このため、全ブロックB1,B2,B3,
−−−、BnのIDDQ値の総計は図6の(A)のグラ
フに示すような値をとる。
【0031】図6の(B)に示す各ブロックB1,B
2,B3,−−−、BnのIDDQ値を示すグラフから
わかるように、故障ブロックを絞り込むためには、各ブ
ロック毎に後述するアルゴリズムを用いて診断し、故障
ブロックを抽出すればよい。次に、LSI内部に多重故
障が存在する場合の故障ブロック絞り込み方式について
述べる。
【0032】一般に、LSI内部に多重故障が存在する
場合、複数種類のIDDQ異常値が抽出される。図7は
テストベクタ毎のIDDQ異常有無情報を示すグラフで
あり、X軸にテストベクタ番号(TVno. )を、Y軸
にIDDQ値を示す。ここでは、図7に示すように、C
1、C 2、C 3という3種類のIDDQ異常値が検出さ
れたと仮定する。また、このLSI は多重故障品では
あるが、何個の故障個所を有するかは不明であると仮定
する。そのため、3種類のIDDQ異常値C 1、C 2、
C 3のそれぞれについてテストベクタ番号を抽出し、以
下の診断を行う。
【0033】(1)第1の診断範囲として、IDDQ異
常値C1に注目したテストベクタ番号及びIDDQ異常
値C2,C3以外の正常状態のテストベクタ番号を抽出
し、これらのテストベクタ番号を診断に用いる。 (2)第2の診断範囲として、IDDQ異常値C2に注
目したテストベクタ番号及びIDDQ異常値C1,C3
以外の正常状態のテストベクタ番号を抽出し、これらの
テストベクタ番号を診断に用いる。
【0034】(3)第3の診断範囲として、IDDQ異
常値C3に注目したテストベクタ番号及びIDDQ異常
値C1,C2以外の正常状態のテストベクタ番号を抽出
し、これらのテストベクタ番号を診断に用いる。 以上の3通りの診断の結果として、2種類の診断出力が
考えられる。第1、第2及び第3の診断において抽出さ
れた故障ブロックが各々異なる場合には、3種類の故障
が内蔵されていたことになる。その理由は、C1,C
2,C3という3種類のIDDQ異常値を示すブロック
が存在していたためであり、各々の故障ブロックがそれ
ぞれ該当する論理でIDDQ異常を示したためでる。
【0035】第1及び第2の診断において抽出された故
障ブロックの何れか一方と、第3の診断において抽出さ
れた故障ブロックとが同一ブロックであった場合、2種
類の故障が内蔵されていたことになる。その理由は、C
1及びC2という2種類のIDDQ異常値を示すブロッ
クのみが存在していたためであり、IDDQ異常値C3
はIDDQ異常値C1及びC2が合計された値として検
出されたにすぎないからである。
【0036】図8はテストベクタ毎のIDDQ異常の有
無に関する情報を示すグラフである。C1,C2,C3
という3種類のIDDQ異常値が検出されたと仮定す
る。さらに、このLSIは多重故障品ではあるが、何個
の故障個所を有するかは不明であると仮定する。以下に
述べる例は、IDDQ異常値の識別において、任意のI
DDQ異常値C1及びC2の合計が残りの一つのIDD
Q異常値C3と等しい値を示した場合(C1+C2=C
3)、任意の複数のIDDQ値の合計と等しいIDDQ
異常値を有するテストベクタ番号を用いて、診断を行う
例である。
【0037】(1)第1の診断範囲として、IDDQ異
常値C1及びC3の双方に注目したテストベクタ番号及
びIDDQ異常値C2以外の正常状態のテストベクタ番
号を抽出し、これらのテストベクタ番号を診断に用い
る。その結果、IDDQ異常値C1を発生する故障ブロ
ックが抽出される。 (2)IDDQ異常値C2及びC3の双方に注目したテ
ストベクタ番号及びIDDQ異常値C1以外の正常状態
のテストベクタ番号を抽出し、これらのテストベクタ番
号を診断に用いる。その結果、IDDQ異常値C2を発
生する故障ブロックが抽出される。
【0038】以上の結果は、図7に示した故障診断アル
ゴリズムにおける診断出力と同一の結果を得ることにな
る。しかしながら、C1,C2,C3という3種類のI
DDQ異常値を、異常を示すテストベクタ番号として、
同時に用いた場合、図8に示した診断アルゴリズムによ
れば、故障が内蔵されていないと診断されることにな
る。
【0039】次に、IDDQ異常を内蔵するブロックを
抽出する方法について説明する。回路ブロックは組合せ
回路と順序回路という2種類の回路に分類される。組合
せ回路は入力端子に信号が印加されるとその内部論理が
一意的に決定される回路形式である。順序回路は、クロ
ック信号に同期してデータが入力され、回路内部に蓄え
られ、出力されるといった性質を有する回路形式であ
る。従って、これら2種類の回路の故障診断は異なった
方式で実施される。
【0040】(1)組合せ回路に対する故障ブロックの
抽出方式 組合せ回路に対する故障ブロック抽出の基本アルゴリズ
ムは、IDDQ異常値を示すテストベクタ番号が、正常
なIDDQ値を示すテストベクタ番号での入力論理に存
在しないブロックを故障ブロックとして抽出する方式で
ある。以下に例を示して説明する。
【0041】図9はテストベクタ番号順に、同一のID
DQ異常値と正常状態の入力論理を示す、4入力論理を
有するベクタ表である。上述したように、この値以外の
IDDQ異常値を示すテストベクタ番号は除外されてい
る。故障診断においては、テストベクタ番号a、bにお
いて検出されたIDDQ異常値の入力論理Aと同一の入
力論理が正常なIDDQ値を有するテストベクタ番号に
存在するかどうかが検査される。
【0042】図9(A)に示すように、IDDQ異常値
の入力論理Aと同一の入力論理が正常なIDDQ値を有
するテストベクタ番号に存在しない場合、このブロック
は故障の疑い有りとして抽出される。一方、図9(B)
に示すように、入力論理Aと同一の入力論理が正常なI
DDQ値を有するテストベクタ番号に存在したとき、こ
のブロックは故障なし、すなわち、正常として抽出され
る。なぜならば、組合せ回路は入力端子に対応して内部
論理が一意的に決定される回路形式であるから、入力論
理Aと同一の入力論理が正常なIDDQ値を有するテス
トベクタ番号に存在したという事実は内部論理に故障が
ないことを意味するからである。
【0043】(2)順序回路に対する故障ブロックの抽
出方式 順序回路に対する故障ブロック抽出の基本アルゴリズム
は、IDDQ異常値が連続したテストベクタ番号として
検出される複数種類の連続した入力論理の組合せ群が、
正常なIDDQ値が連続したテストベクタ番号での入力
論理の組合せ群には存在しないブロックを故障ブロック
として抽出する方式である。以下に例を示して説明す
る。
【0044】図10はテストベクタ番号順に、同一のI
DDQ異常値と正常状態の入力論理を示す、4入力論理
を有するベクタ表である。上述したように、この値以外
のIDDQ異常値を示すテストベクタ番号は除外されて
いる。故障診断においては、連続したテストベクタ番号
a、b及びc、d、eとして検出されたIDDQ異常値
の入力論理A、B及びC、D、Eと同一の連続した入力
論理が正常なIDDQ値を有するテストベクタ番号にそ
れぞれ存在するかどうかが検査される。
【0045】図10(A)に示すように、IDDQ異常
値の入力論理A、B及びC、D、Eと同一の連続した入
力論理が正常なIDDQ値を有するテストベクタ番号に
存在しない場合、このブロックは故障の疑い有りとして
抽出される。図10(B)に示すように、連続した入力
論理A、Bと同一の入力論理が正常状態のテストベクタ
番号y、zに存在したとき、このブロックは正常として
抽出される。なぜならば、順序回路においては、連続し
た入力端子に対応した内部論理はデータの保持状態とい
う一意的な論理で決定されているため、連続した入力論
理A、Bと同一の入力論理が正常状態のテストベクタ番
号y、zに存在するという事実はデータの保持状態に故
障がなく、従って、内部論理にも故障がないことを意味
するからである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る故障
ブロックの特定化方法は、IDDQ異常が発生したとい
う現象を用いて、多重故障箇所を絞り込む方法である。
本方法は以下に述べる4つの大きな効果を有する。第一
の効果は、出力端子異常の有無に関係なく、故障個所を
絞り込めるという点である。
【0047】第二の効果は、容易に故障個所を絞り込む
ことができるという点である。すなわち、本方法は、L
SI設計段階での検証ツールとして用いられる論理シミ
ュレーションを基にした各ブロック毎のダンプリスト
と、IDDQ異常が発生したテストベクタ番号のみのデ
ータとで実行できるため、回路の構造が不明である場合
であっても、容易に故障個所を絞り込むことが可能であ
る。
【0048】さらに、上述したデータは故障品のIDD
Q異常が発生したテストベクタ番号のみでよいため、故
障品が存在しなくても、このデータだけで解析が可能と
なる効果がある。第三の効果は、IDDQ異常値を分類
した各区分毎のIDDQ異常値のテストベクタ番号と、
正常なIDDQ値を示すテストベクタ番号とを用いるこ
とにより、多重故障を有するブロックを正確に特定化で
きるという点である。
【0049】第四の効果は、高速処理が可能であるとい
う点である。本方法は、コンピュータが得意とする演算
処理を実行するだけで実施することができるため、高速
処理が可能である。また、LSIが大規模になったとし
ても、分割したブロック単位での演算が可能であるた
め、コンピュータの容量がLSIの規模と比較して小さ
くなったとしても、その影響を受けないというメリット
がある。
【0050】さらに、その演算はブロック毎に独自に行
われるため、並列処理による短時間処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は物理故障の存在による貫通電流発生の様
子を示す説明図である。
【図2】図2は、本発明に係る故障ブロックを絞り込む
方法の基本的な考え方を説明する概略図である。
【図3】図3は、テストベクタ番号に対してIDDQ異
常が発生する状態を示すグラフであり、X軸にテストベ
クタ番号を、Y軸にIDDQ値を示す。
【図4】図4は、正常品LSIに対するIDDQ値と、
不良品LSIに対するIDDQ値と、これら双方のID
DQ値の間の差分とを示すグラフである。この差分が、
正常状態において貫通電流が流れているLSIのIDD
Q異常値の判定手段として用いられる。
【図5】図5は、IDDQ異常が発生したLSIにおい
て、その故障ブロックを絞り込む手順を示すフロー図で
ある。
【図6】図6は、本発明に係る故障ブロックを絞り込む
方法の基本的な考え方を述べる説明図である。
【図7】図7はテストベクタ毎のIDDQ異常の有無に
関する情報を示すグラフである。このグラフは、C1,
C2,C3という3種類のIDDQ異常値が検出された
状態を示しており、さらに、3 種類のIDDQ異常値を
別々に診断するためのテストベクタ分類を示している。
【図8】図8はテストベクタ毎のIDDQ異常の有無に
関する情報を示すグラフである。このグラフは、C1,
C2,C3という3種類のIDDQ異常値が検出された
状態を示しており、さらに、C1+C2=C3という関
係が明確になったときに診断を行うためのテストベクタ
分類を示している。
【図9】図9は組合せ回路に対する故障ブロックの抽出
方式を説明するベクタ表であり、(A)は故障ブロック
として抽出されたときのベクタ表、(B)は正常ブロッ
クとして抽出されたときのベクタ表をそれぞれ示す。
【図10】図10は順序回路に対する故障ブロックの抽
出方式を説明する図であり、(A)は故障ブロックとし
て抽出されたときのベクタ表であり、(B)は正常ブロ
ックとして抽出されたときのベクタ表である。
【図11】図11は、従来例の一例としての故障辞書作
成による故障シミュレーション方法を説明する概略図で
ある。
【図12】図12は従来例の他の例としてのバックトレ
ース方法、すなわち、出力端子から入力端子方向へ論理
を逆にトレースする方法を説明する概略図である。
【符号の説明】
10 テストパターン 11 論理シミュレーション 12 故障LSIの論理動作試験 13 NOR回路 15 LSI 16 テストベクタ 17 出力端子 18 故障個所 20 LSI 21 故障個所 22 テストベクタ 23 電源電圧 24 接地点 25 貫通電流 26 電流計 30a 、30b 、30c ブロック 31 出力端子 32 入力端子 35 正常LSIのIDDQ値 36 故障LSIのIDDQ値 37 正常LSIのIDDQ値と故障LSIのIDDQ
値との差分

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LSIの入力端子から入力されるテスト
    ベクタに従って変化する、LSIを構成する基本的論理
    回路であるブロック単位での論理動作情報と、該テスト
    ベクタ毎にLSIの論理動作の静止状態におけるリーク
    電流の値IDDQが所定値を越えるテストベクタ番号と
    を用いて、前記ブロック毎の論理演算を行うことにより
    故障ブロックを抽出する第一の過程と、 故障ブロックにおけるIDDQ異常値を有するテストベ
    クタ番号での論理情報を用いて、多重故障個所を絞り込
    む第二の過程と、 を備える、多重故障を有するCMOSLSIの故障ブロ
    ックの特定化方法。
  2. 【請求項2】 前記ブロック単位での論理動作情報は、
    前記テストベクタに同期して変化する、各ブロック毎の
    テストベクタ番号毎の入力論理の組合せからなることを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記IDDQ異常値は、良品に対するID
    DQ値と不良品に対するIDDQ値との間の差分により
    決定される値であることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記IDDQ異常値が複数個存在する場
    合、前記IDDQ値が所定値を越えるテストベクタ番号
    は、該IDDQ異常値を分類した各区分毎の該IDDQ
    異常値のテストベクタ番号と、正常なIDDQ値を示す
    テストベクタ番号とを用いることを特徴とする請求項1
    又は3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記IDDQ異常値が複数個存在する場
    合、前記IDDQ値が所定値を越えるテストベクタ番号
    は、該IDDQ異常値を分類した各区分間の該IDDQ
    異常値を組み合せたテストベクタ番号と、正常なIDD
    Q値を示すテストベクタ番号とを用いることを特徴とす
    る請求項1又は3記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第一の過程は、IDDQ異常値を示
    すテストベクタ番号が、正常なIDDQ値を示すテスト
    ベクタ番号での入力論理に存在しないブロックを故障ブ
    ロックとして抽出する過程であることを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第一の過程は、IDDQ異常値が連
    続したテストベクタ番号により検出される複数種類の連
    続した入力論理の組合せ群が、正常なIDDQ値が連続
    したテストベクタ番号での入力論理の組合せ群には存在
    しないブロックを故障ブロックとして抽出する過程であ
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
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