JPH10160496A - 車両用ナビゲーション装置及びルート設定方法 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置及びルート設定方法

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JPH10160496A
JPH10160496A JP8334645A JP33464596A JPH10160496A JP H10160496 A JPH10160496 A JP H10160496A JP 8334645 A JP8334645 A JP 8334645A JP 33464596 A JP33464596 A JP 33464596A JP H10160496 A JPH10160496 A JP H10160496A
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Takahiro Iwami
隆広 岩見
Mitsugi Yamashita
貢 山下
Hideki Nakajima
秀樹 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的の設定を不要とする車両用ナビゲーショ
ン装置及びルート設定方法を提案する。 【解決手段】 運転者のスケジュールを記憶する電子手
帳80A、80B、パーソナルコンピュータ82に対し
てスケジュールの転送を指示し(S18)、転送された
スケジュールを保持する(S20)。そして、スケジュ
ールに設定されている目的地までの経路に関する情報を
収集し、収集された経路に関する情報に基づき、最適な
経路を車両の出発以前に検索する(S26、S28)。
このため、運転者による目的地の設定が不要となる。ま
た、運転者の乗車前に経路に関する情報を収集するの
で、最適な経路を出発以前に設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目的地までのルー
ト案内を行う車両用ナビゲーション装置及び車両用ナビ
ゲーション装置のルート設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】目的地までの走行経路を表示、案内する
ものとしてナビゲーションシステムが知られている。現
在、ナビゲーションシステムにおいて、出発地点から目
的地までの経路を決定する際に、複数の経路について検
討し、最も望ましい経路を選択することが実用化されて
いる。ここで、経路の選択は目的地を入力することによ
り行われているが、目的地をナビゲーション装置に入力
するには、例えば、ナビゲーション装置側に、カテゴリ
の指定を行い、これに対応してカテゴリ内の施設をナビ
ゲーション装置に表示させて選択する方法等が取られて
いる。例えば、都道府県を指定し、更に、ゴルフ場を指
定し、特定の都道府県内のゴルフ場の一覧を表示させる
ことで、目的のゴルフ場を選択させていた。また、他の
目的地設定方法としては、特開平2−187898号の
ように、目的地を電話番号で設定させる方法や、更に、
目的地を音声で入力させる方法も検討されている。
【0003】ここで、目的地の設定は、運転者が車両に
搭乗してから行うので、設定までに手間が係り、更に、
ナビゲーション装置側で、目的地が設定されてからルー
トを探索するまでに時間が必要となる。このため、本出
願人は、特開平7−31738号にて、目的地となる個
別情報(例えば住所録)が既に登録されている電子手帳
等の情報端末装置からナビゲーション装置へ目的地を転
送させることで、目的地を迅速に設定できるようにする
方法を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記情
報端末装置を用い目的地を設定する技術においても、情
報端末装置を操作し、ナビゲーション装置へ目的地を転
送させることが必要であり、車両を発進させる度に目的
地を設定する必要があった。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、第1の目的とするところは、目的
の設定を不要とする車両用ナビゲーション装置及びルー
ト設定方法を提案することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、予定時刻に目的地
に到着し得るルート設定方法を提案することにある。
【0007】本発明の第3の目的は、目的地に向けて車
両を直ちに発進させ得るルート設定方法を提案すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1のルート設定方法では、目的地及びその目
的地への移動日時をスケジュールデータとして記憶する
端末装置に対して、予め定められた時刻に前記スケジュ
ールデータの転送を指示するステップと、転送されたス
ケジュールデータを保持するステップと、前記目的地へ
の移動日時から、車両の出発日時を算出するステップ
と、前記出発日時に従い、目的地までの経路を車両の出
発日時以前に検索するステップと、からなることを技術
的特徴とする。
【0009】また、請求項2のルート設定方法では、目
的地及びその目的地への移動日時をスケジュールデータ
として記憶する端末装置に対して、予め定められた時刻
に前記スケジュールデータの転送を指示するステップ
と、転送されたスケジュールデータを保持するステップ
と、前記目的地への移動日時から、車両の出発日時を算
出するステップと、前記スケジュールデータに記憶され
ている目的地までの経路に関する情報を収集するステッ
プと、前記ステップにて収集された経路に関する情報に
基づき、最適な経路を車両の出発日以前に検索するステ
ップと、からなることを技術的特徴とする。
【0010】また、請求項3のルート設定方法では、運
転者のスケジュールに従い、目的地までの経路を検索す
るステップと、目的地までの車両による所要時間を算出
するステップと、目的地までの公共交通機関による所要
時間を算出するステップと、運転者のスケジュールに従
い、目的地へ予定時刻に車両によって到着し得るかを判
断するステップと、運転者のスケジュールに従い、目的
地へ予定時刻に公共交通機関によって到着し得るかを判
断するステップと、前記ステップにおいて、予定時刻に
車両によって到着し得ないとされ、且つ、予定時刻に公
共交通機関によって到着し得ると判断された際に、公共
交通機関の利用を指示するステップと、からなることを
技術的特徴とする。
【0011】また、請求項4のルート設定方法では、運
転者のスケジュールに従い、目的地までの経路を検索す
るステップと、目的地までの車両による所要時間を算出
するステップと、算出された前記所要時間に基づき、出
発時刻を逆算するステップと、出発時刻の直前に車両の
エンジンを始動するステップと、からなることを技術的
特徴とする。
【0012】また、請求項5の車両用ナビゲーション装
置では、運転者のスケジュールを記憶する端末装置に対
してスケジュールの転送を指示する転送指示手段と、前
記端末装置から転送されたスケジュールを保持する保持
手段と、前記スケジュールに従い、目的地までの経路を
車両の出発以前に検索する経路検索手段と、を備えるこ
とを技術的特徴とする。
【0013】請求項1のルート設定方法では、運転者の
スケジュールを記憶する端末装置に対してスケジュール
データの転送を指示し、転送されたスケジュールデータ
を保持する。そして、スケジュールデータに従い目的地
までの経路を車両の出発日時以前に検索する。このた
め、運転者による目的地の設定が不要となり、また、運
転者の乗車前に経路の設定が完了する。
【0014】請求項2のルート設定方法では、運転者の
スケジュールを記憶する端末装置に対してスケジュール
データの転送を指示し、転送されたスケジュールデータ
を保持する。そして、スケジュールデータに設定されて
いる目的地までの経路に関する情報を収集し、収集され
た経路に関する情報に基づき、最適な経路を車両の出発
以前に検索する。このため、運転者による目的地の設定
が不要となる。また、運転者の乗車前に経路に関する情
報を収集するので、最適な経路を出発以前に設定でき
る。
【0015】請求項3のルート設定方法では、運転者の
スケジュールに従い、目的地までの経路を検索し、目的
地までの車両による所要時間を算出すると共に、目的地
までの公共交通機関による所要時間を算出する。そし
て、目的地へ予定時刻に車両によって到着し得るかを判
断し、更に、公共交通機関によって到着し得るかを判断
する。最後に、予定時刻に車両によって到着し得ないと
判断され、且つ、予定時刻に公共交通機関によって到着
し得ると判断された際に、公共交通機関の利用を指示す
る。このため、運転者は、車両によって予定時刻に到着
できないときでも、公共交通機関によって予定時刻まで
に目的地へ到着することができる。
【0016】請求項4のルート設定方法では、運転者の
スケジュールに従い目的地までの経路を検索し、目的地
までの車両による所要時間を算出し、算出された所要時
間から出発時刻を逆算する。そして、出発時刻の直前に
車両のエンジンを始動しておく。暖気運転が完了してい
るため、直ちに車両を発進させることができる。
【0017】請求項5の車両用ナビゲーション装置で
は、転送指示手段が運転者のスケジュールを記憶する端
末装置に対してスケジュールの転送を指示し、保持手段
が端末装置から転送されたスケジュールを保持する。そ
して、経路検索手段が、スケジュールに従い目的地まで
の経路を車両の出発以前に検索する。このため、運転者
による目的地の設定が不要となり、また、運転者の乗車
前に経路の設定が完了している。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施態
様について図を参照して説明する。図1は、本発明の一
実施態様に係る車両用ナビゲーション装置10の構成を
示している。ナビゲーション装置10は、CPU10、
ROM14及びRAM16から成り種々の演算・制御を
行う制御部11と、後述する端末装置及び情報センタと
の通信を行うための通信手段20と、人工衛星からの電
波に基づき現在位置を算出するGPS(グローバルポジ
ショニングシステム)32、及び、地磁気から進行方向
を求める方位センサ34等から成る現在位置検出用セン
サ群30と、経路等の表示を行う表示装置40と、種々
のデータを保持するデータ記憶部70とから成る。
【0019】図示しないアクセルペダルの操作を検出す
るアクセルセンサ52と、図示しないシフトレバーの位
置を検出するシフトポジションセンサ54は、エンジン
(図示せず)を制御するE/GECU60、及び、オー
トマチックトランスミッション(図示せず)を制御する
A/TECU62に接続されている。該E/GECU6
0、及び、A/TECU62からの信号は、制御部11
側へ入力されるようになっている。また、制御部11か
ら始動信号により、E/GECU60を始動したり、停
止したりできるようになっている。
【0020】上記データ記憶部70には、経路を音声案
内するための音声データ72と、地図データ74と、地
名データ76と、道路に関するデータから成る道路デー
タ78とが保持されている。ここで、道路データ78と
しては、道路をノード点として記憶しているノードデー
タ78aと、道路の車線数を記憶している車線データ7
8bと、道路上の交差点に関するデータを記憶している
交差点データ78cと、各道路の制限速度を記憶してい
る制限速度データ78d等が記憶されている。
【0021】本発明の第1実施態様に係るナビゲーショ
ン装置による目的地の設定について図2を参照して説明
する。この第1実施態様においては、ナビゲーション装
置10がサーバとしての役割を果たす。図2は、該ナビ
ゲーション装置との通信を行う電子手帳80A、80
B、パーソナルコンピュータ82、及び、情報センタ8
4を示している。電子手帳80A、80B及びパーソナ
ルコンピュータ82には、車両を使用する運転者のスケ
ジュールが記憶されている。ナビゲーション装置10
は、定期的に該電子手帳80A、80B及びパーソナル
コンピュータ82に対して、運転者のスケジュールの転
送を指示し、転送されたスケジュールから目的地を抽出
し、該目的地までの経路を設定する。ここで、ナビゲー
ション装置10は、経路設定に際して情報センタ84に
対して交通情報(渋滞、工事等による通行制限、道路の
通行所要時間)の転送を要求し、この交通情報に基づい
て、渋滞等を回避し得る最適な経路を設定する。また、
情報センタ84は、ナビゲーション装置10からの目的
地の入力操作が送信されると、目的地までの経路案内に
必要なデータを、ナビゲーション装置10へ送信するこ
とも可能である。
【0022】ここで、該ナビゲーション装置10による
目的地及び経路設定について、当該処理を示す図3〜図
4のフローチャートを参照して更に詳細に説明する。図
3は、ナビゲーション装置10による目的地設定ルーチ
ンを示している。ナビゲーション装置10は、先ず、タ
イマを読み込み(S12)、予め設定されているスケジ
ュールの検索時間(例えば、毎日の午前8時)となった
かを判断する(S14)。ここで、検索時間になると
(S14がYes)、ナビゲーション装置10自身を起
動し(S16)、電子手帳80A、80B及びパーソナ
ルコンピュータ82に対して通信回線を順次接続して行
き、スケジュールの転送を指示し(S18)、転送され
たスケジュールデータを読み込む(S20)。
【0023】次に、車両に乗り込む乗員をスケジュール
データに基づき判断する(S22)。例えば、A氏のス
ケジュールを管理する電子手帳80Aには、図8に示す
ように6月1日に、C社での打合せが予定され、他方、
B氏のスケジュールを管理する電子手帳80Bには、図
8に示すように6月1日に車外での打合せが予定されて
いないとするなら、該ナビゲーション装置10は、6月
1日にはA氏が乗車するもとの判断すると共に、A氏の
訪問予定であるC社を目的地として設定する(S2
4)。なお、ここで、パーソナルコンピュータ82によ
って管理されているY氏、X氏のスケジュールについて
は、図示及び説明を省略する。引き続き、現在位置から
目的地であるC社までの経路を図1に示す道路データ7
8に基づき探索する(S26)。
【0024】その後、各種判断を行う(S28)。この
各種判断には、図4に示す出発準備処理と、図5に示す
ルート確認処理とが含まれる。ここでは、先ず、図4を
参照して出発準備処理について説明する。ナビゲーショ
ン装置10は、スケジュールデータ中に出発予定時刻が
設定されているかを判断し(S30)、出発予定時刻が
設定されている際には(S30がYes)、ステップ3
3へ移行する。他方、出発予定時刻が設定されていない
ときには(S30がNo)、上記処理において探索した
ルート、又は、後述するルート確認処理により再設定し
たルートに従い目的地までの所要時間を算出し(S3
1)、スケジュールデータ中の設定時刻(到着予定時
刻)から、該所要時間を減ずることにより出発時刻を算
出する(S32)。
【0025】次に、算出した出発時刻よりも所定時刻前
(例えば、5分前)かを判断する(S33)。所定時刻
前となると(S33がYes)、まず、搭乗するA氏に
よって過去に調整されたバックミラー、サイドミラー、
シート位置を検索し(S34)、該位置にバックミラ
ー、サイドミラー、シートを調整するようアクチュエー
タに指令する(S36)。その後、エンジンが始動でき
る場所か、即ち、ビルの地下駐車場等のエンジンの始動
が制限される場所ではないか、またシフトポジションが
NかP位置にあるかを判断する(S38)。ここで、エ
ンジンを始動し得ない場所である際、もしくはシフトポ
ジションがNかP以外の位置であるときには(S38が
No)、当該出発準備処理を終了する。
【0026】他方、エンジンを始動できる場所であり、
且つ、シフトポジションがNかP位置にある際には(S
38がYes)、エンジンを始動する(S40)。その
後、車内温度がA氏によって設定された所定温度(例え
ば30°C)以上かを判断する(S42)。ここで、所
定温度以上のときには(S42がYes)、空調装置に
より冷房を開始する(S44)。他方、所定温度以下の
場合には(S42がNo)、ステップ46へ移行し、車
内温度がA氏によって設定された所定温度(例えば10
°C)以下かを判断する(S46)。ここで、所定温度
以下のときには(S46がYes)、空調装置により暖
房を開始する(S48)。最後に、出発予定時間から所
定時間経過したかを判断し、例えば出発予定時刻から1
0分経過した際には(S50がYes)、エンジンを停
止することにより(S52)、燃料の消費を抑える。
【0027】この実施態様では、出発以前にバックミラ
ー、サイドミラー、シート位置の調整が完了しており、
また、エンジンの暖気が完了しているため、運転者は直
ちに出発することができる。更に、車内が空調装置によ
って所定温度に設定されているため、快適に車両へ搭乗
することができる。
【0028】引き続き、図5のフローチャートを参照し
てルート確認処理について説明する。ナビゲーション装
置10は、先ず、図4を参照して上述したようにして算
出した出発予定時刻から所定時間前(例えば3分前)か
を判断する(S60)。ここで、出発予定時刻の所定時
間前になると(S60がYes)、A氏のスケジュール
を管理する電子手帳80Aに対して、スケジュールデー
タの転送を再度指示し、スケジュールを入力する(S6
2)。そして、スケジュールに変更が有ったかを判断し
(S64)、スケジュールの変更があった場合には(S
64がYes)、目的地の変更かを判断する(S6
5)。ここで、目的地の変更の際には(S65がYe
s)、新たな目的地に向けて経路を再度探索する(S6
6)。他方、目的地の変更ではなく、例えば、A氏のス
ケジュール(C社打合せ)がキャンセル又は予定時刻変
更となった際には(S65がNo)、図4に示すステッ
プ118へ戻り、他の情報端末装置(電子手帳80B及
びパーソナルコンピュータ82)のスケジュールデータ
を検索し、乗員の判断から再度行い直す。
【0029】この後、情報センタ84に対して、設定さ
れた経路についての交通情報(渋滞、通行制限等)の転
送を指示し、送られた情報を入力する(S68)。そし
て、この情報からルート変更の必要があるかを判断する
(S70)。例えば、事故時により高速道路が閉鎖され
ている場合、或いは、経路上の或る交差点で渋滞が発生
している場合等に、ルート変更の必要有りと判断し(S
70がYes)、該閉鎖中の高速道路、或いは、渋滞中
の交差点を回避するルートを再設定する(S72)。そ
して、目的地までの所要時間を、上記入力した交通情報
(例えば、高速道路等のE地点からF地点までの所要時
間30分等)を勘案して計算する(S74)。引き続
き、目的地までの公共交通機関(地下鉄等)による所要
時間を計算する(S76)。
【0030】その後、例えば、ドアが開かれると運転者
の乗車と判断し(S78がYes)、この乗車時刻と上
記算出した車両での所要時間とから、目的地へ予定時刻
に到着し得るかを判断する(S80)。ここで、到着し
得る場合には(S80がYes)、当該ルート確認処理
を終了して、目的地までの経路案内処理を開始する。こ
の経路案内処理については、ナビゲーション装置10の
通常の処理であるため、説明を省略する。他方、目的地
へ予定時刻に到着し得ない際には(S80がNo)、上
記算出した公共交通機関にて予定時刻に到着できるかを
判断し(S82)、公共交通機関ならば到着し得る際に
は(S82がYes)、公共交通機関の利用を指示する
(S86)。これに加えて、所要時間の計算を行った交
通機関を通知する。例えば、「地下鉄の○○線で、××
駅まで向かい、××駅で環状線に乗り換えて、△△駅ま
で乗車して下さい」等の指示を行う。一方、公共交通機
関を用いても、予定時刻に到着できない場合には(S8
2がNo)、予定時刻に到着し得ない旨を表示する(S
84)。これによって、運転者は、車載電話等でC社に
対して到着が遅れる旨の連絡を行うことができる。
【0031】この第1実施態様では、図5を参照して上
述したようにナビゲーション装置10側からスケジュー
ルの変更が無いか端末装置側へ確認動作を行ったが、こ
の代わりに、スケジュールの変更があった際には端末装
置側から変更されたスケジュールをナビゲーション装置
10側へ自動的に送出するようにも構成できる。
【0032】引き続き、本発明の第2実施態様について
図6及び図7を参照して説明する。上述した第1実施態
様においては、ナビゲーション装置10がサーバの役割
を果たしたが、この第2実施態様では、図6に示すよう
にパーソナルコンピュータ82がサーバの役割を果す。
このパーソナルコンピュータ82による目的地設定ルー
チンについて、図7を参照して説明する。先ず、タイマ
を読み込み(S112)、予め設定されているスケジュ
ールの検索時間(例えば、毎日の午前8時)となったか
を判断する(S114)。ここで、検索時間となると
(S114がYes)、電子手帳80A及び電子手帳8
0Bに対して通信回線を順次接続して行き、スケジュー
ルの転送を指示し(S118)、転送されたスケジュー
ルデータを読み込む(S120)。
【0033】次に、車両に乗り込む乗員をスケジュール
データに基づき判断する(S122)。そして、スケジ
ュールから目的地を抽出・設定した後(S124)、乗
員の目的地まで経路を図示しないCDROMに保持され
た道路データに基づき探索する(S126)。その後、
情報センタ84に対して、該経路についての交通情報を
入力し(S128)、経路の再設定の必要があるかを判
断し(S130)、交通渋滞等により経路を変更する必
要がある場合には(S130がYes)、経路を再度探
索する(S132)。最後に、スケジュールに従い指定
された車両(10A又は10B)、或いは、現在使用さ
れていない側の車両に対して、上述設定した経路を転送
して(S134)、処理を終了する。
【0034】なお、この第2実施態様においても、図
4、図5を参照して上述した第1実施態様の出発準備処
理及びルート確認処理を実行することも可能である。こ
の第2実施態様においては、効率的に複数の車両を運行
できる利点がある。
【0035】
【効果】以上記述したように請求項1のルート設定方法
では、運転者のスケジュールを記憶する端末装置に対し
てスケジュールの転送を指示し、転送されたスケジュー
ルに従い目的地までの経路を車両の出発以前に検索す
る。このため、運転者による目的地の設定が不要とな
り、また、運転者の乗車前に経路の設定が完了してい
る。
【0036】請求項2のルート設定方法では、運転者の
スケジュールを記憶する端末装置に対してスケジュール
の転送を指示し、転送されたスケジュールに設定されて
いる目的地までの経路に関する情報を収集し、収集され
た経路に関する情報に基づき、最適な経路を車両の出発
以前に検索する。このため、運転者による目的地の設定
が不要となる。また、運転者の乗車前に経路に関する情
報を収集するので、最適な経路を出発以前に設定でき
る。
【0037】請求項3のルート設定方法では、予定時刻
に車両によって到着し得ないと判断され、且つ、予定時
刻に公共交通機関によって到着し得ると判断された際
に、公共交通機関の利用を指示する。このため、運転者
は、車両によって予定時刻に到着できないときでも、公
共交通機関によって予定時刻までに目的地へ到着するこ
とができる。
【0038】請求項4のルート設定方法では、出発の直
前に車両のエンジンを始動して暖気運転を完了しておく
ため、直ちに発進させることができる。
【0039】請求項5の車両用ナビゲーション装置で
は、運転者のスケジュールを記憶する端末装置に対して
スケジュールの転送を指示し、転送されたスケジュール
スケジュールに従い目的地までの経路を車両の出発以前
に検索する。このため、運転者による目的地の設定が不
要となり、また、運転者の乗車前に経路の設定が完了し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施態様に係るナビゲーション装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施態様に係るナビゲーション装置と情報
端末との構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すナビゲーション装置による目的地設
定ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】ナビゲーション装置による出発準備ルーチンを
示すフローチャートである。
【図5】ナビゲーション装置によるルート確認ルーチン
を示すフローチャートである。
【図6】第2実施態様に係るパーソナルコンピュータと
端末との構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示すパーソナルコンピュータによる目的
地設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図2に示す電子手帳に設定されているスケジュ
ールの内容を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ナビゲーション装置 11 制御部 20 車両データ記憶手段 22 モデル式演算手段 32 GPS 40 表示装置 70 データ記憶部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的地及びその目的地への移動日時をス
    ケジュールデータとして記憶する端末装置に対して、予
    め定められた時刻に前記スケジュールデータの転送を指
    示するステップと、 転送されたスケジュールデータを保持するステップと、 前記目的地への移動日時から、車両の出発日時を算出す
    るステップと、 前記出発日時に従い、目的地までの経路を車両の出発日
    時以前に検索するステップと、 からなることを特徴とするルート設定方法。
  2. 【請求項2】 目的地及びその目的地への移動日時をス
    ケジュールデータとして記憶する端末装置に対して、予
    め定められた時刻に前記スケジュールデータの転送を指
    示するステップと、 転送されたスケジュールデータを保持するステップと、 前記目的地への移動日時から、車両の出発日時を算出す
    るステップと、 前記スケジュールデータに記憶されている目的地までの
    経路に関する情報を収集するステップと、 前記ステップにて収集された経路に関する情報に基づ
    き、最適な経路を車両の出発日以前に検索するステップ
    と、 からなることを特徴とするルート設定方法。
  3. 【請求項3】 運転者のスケジュールに従い、目的地ま
    での経路を検索するステップと、 目的地までの車両による所要時間を算出するステップ
    と、 目的地までの公共交通機関による所要時間を算出するス
    テップと、 運転者のスケジュールに従い、目的地へ予定時刻に車両
    によって到着し得るかを判断するステップと、 運転者のスケジュールに従い、目的地へ予定時刻に公共
    交通機関によって到着し得るかを判断するステップと、 前記ステップにおいて、予定時刻に車両によって到着し
    得ないとされ、且つ、予定時刻に公共交通機関によって
    到着し得ると判断された際に、公共交通機関の利用を指
    示するステップと、からなることを特徴とするルート設
    定方法。
  4. 【請求項4】 運転者のスケジュールに従い、目的地ま
    での経路を検索するステップと、 目的地までの車両による所要時間を算出するステップ
    と、 算出された前記所要時間に基づき、出発時刻を逆算する
    ステップと、 出発時刻の直前に車両のエンジンを始動するステップ
    と、からなることを特徴とするルート設定方法。
  5. 【請求項5】 運転者のスケジュールを記憶する端末装
    置に対してスケジュールの転送を指示する転送指示手段
    と、 前記端末装置から転送されたスケジュールを保持する保
    持手段と、 前記スケジュールに従い、目的地までの経路を車両の出
    発以前に検索する経路検索手段と、を備えることを特徴
    とする車両用ナビゲーション装置。
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