JP3557820B2 - 車両用ナビゲーション装置及び車両用ナビゲーション装置のルート設定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、目的地までのルート案内を行う車両用ナビゲーション装置及び車両用ナビゲーション装置のルート設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
目的地までの走行経路を表示、案内するものとしてナビゲーションシステムが知られている。現在、ナビゲーションシステムにおいて、出発地点から目的地までの経路を決定する際に、複数の経路について検討し、最も望ましい経路を選択することが実用化されている。
ここで、経路の選択は目的地を入力することにより行われているが、目的地をナビゲーション装置に入力するには、例えば、ナビゲーション装置側に、カテゴリの指定を行い、これに対応してカテゴリ内の施設をナビゲーション装置に表示させて選択する方法等が取られている。例えば、都道府県を指定し、更に、ゴルフ場を指定し、特定の都道府県内のゴルフ場の一覧を表示させることで、目的のゴルフ場を選択させていた。また、他の目的地設定方法としては、特開平2−187898号のように、目的地を電話番号で設定させる方法や、更に、目的地を音声で入力させる方法も検討されている。
【0003】
ここで、目的地の設定は、運転者が車両に搭乗してから行うので、設定までに手間が係り、更に、ナビゲーション装置側で、目的地が設定されてからルートを探索するまでに時間が必要となる。このため、本出願人は、特開平7−31738号にて、目的地となる個別情報(例えば住所録)が既に登録されている電子手帳等の情報端末装置からナビゲーション装置へ目的地を転送させることで、目的地を迅速に設定できるようにする方法を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記情報端末装置を用い目的地を設定する技術においても、情報端末装置を操作し、ナビゲーション装置へ目的地を転送させることが必要であり、車両を発進させる度に目的地を設定する必要があった。
【0006】
本発明の目的は、予定時刻に目的地に到着し得るルート設定方法を提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1は、車両用ナビゲーション装置のルート設定方法であって、
目的地及びその目的地への移動日時をスケジュールデータとして記憶する端末装置に対して、予め定められた時刻に前記スケジュールデータの前記車両用ナビゲーション装置への転送を指示するステップと、
車両の現在位置から前記目的地への経路を探索するステップと、
探索された経路の所要時間を算出するステップと、
算出された所要時間と前記目的地への移動日時から、出発予定時刻を算出するステップと、
算出された出発予定時刻の直前に前記経路に関する交通情報を取得するステップと、
前記交通情報に基づき、前記経路の変更の必要があるか否かを判断するステップと、
変更の必要ありと判断された場合に、新たな経路を探索し設定するステップと、
からなることを技術的特徴とする。
【0009】
また、請求項2の車両用ナビゲーション装置のルート設定方法では、請求項1において、
前記経路の変更の必要があるか否かを判断するステップは、
前記交通情報によって、前記経路上に渋滞もしくは通行制限が発生していることが判明した場合に、経路の変更の必要ありと判断することを技術的特徴とする。
【0010】
また、請求項3の車両用ナビゲーション装置のルート設定方法では、請求項2において、現在地から目的地までの公共交通機関による所要時間を算出するステップと、
新たに探索された経路に基づいて、目的地までの所要時間を算出するステップと、
運転者の乗車時刻を取得するステップと、
取得した乗車時間、新たに探索された経路による目的地までの所要時間、スケジュールデータ中の目的地への到着予定時刻から、該乗車時間では、前記到着予定時刻に到着することができないと判断され、かつ、公共交通機関による所要時間から、公共交通機関によれば前記到着時刻へ到着することが可能と判断された場合に、運転者に対し、公共交通機関の利用を指示するステップと、
を含むことを技術的特徴とする。
【0011】
また、請求項4のナビゲーション装置は、目的地及びその目的地への移動日時をスケジュールデータとして記憶する端末装置に対して、予め定められた時刻に前記スケジュールデータの転送を指示する手段と、
車両の現在位置から前記目的地への経路を探索する手段と、
探索された経路の所要時間を算出する手段と
算出された所要時間と前記目的地への移動日時から、出発予定時刻を算出する手段と、
算出された出発予定時刻の所定時間前に前記経路に関する交通情報を取得する手段と、
前記交通情報に基づき、前記経路の変更の必要があるか否かを判断する手段と、
変更の必要ありと判断された場合に、新たな経路を探索し設定する手段と、
を備えたことを技術的特徴とする。
【0014】
請求項1、請求項2のルート設定方法では、運転者のスケジュールを記憶する端末装置に対してスケジュールデータの転送を指示し、転送されたスケジュールデータを保持する。そして、スケジュールデータに設定されている目的地までの経路に関する情報を収集し、収集された経路に関する情報に基づき、最適な経路を車両の出発以前に検索する。このため、運転者による目的地の設定が不要となる。また、運転者の乗車前に経路に関する情報を収集するので、最適な経路を出発以前に設定できる。
【0015】
請求項3のルート設定方法では、運転者のスケジュールに従い、目的地までの経路を検索し、目的地までの車両による所要時間を算出すると共に、目的地までの公共交通機関による所要時間を算出する。そして、目的地へ予定時刻に車両によって到着し得るかを判断し、更に、公共交通機関によって到着し得るかを判断する。最後に、予定時刻に車両によって到着し得ないと判断され、且つ、予定時刻に公共交通機関によって到着し得ると判断された際に、公共交通機関の利用を指示する。このため、運転者は、車両によって予定時刻に到着できないときでも、公共交通機関によって予定時刻までに目的地へ到着することができる。
【0016】
請求項4の車両用ナビゲーション装置では、運転者のスケジュールを記憶する端末装置に対してスケジュールデータの転送を指示し、転送されたスケジュールデータを保持する。そして、スケジュールデータに設定されている目的地までの経路に関する情報を収集し、収集された経路に関する情報に基づき、最適な経路を車両の出発以前に検索する。このため、運転者による目的地の設定が不要となる。また、運転者の乗車前に経路に関する情報を収集するので、最適な経路を出発以前に設定できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施態様について図を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施態様に係る車両用ナビゲーション装置10の構成を示している。
ナビゲーション装置10は、CPU10、ROM14及びRAM16から成り種々の演算・制御を行う制御部11と、後述する端末装置及び情報センタとの通信を行うための通信手段20と、人工衛星からの電波に基づき現在位置を算出するGPS(グローバルポジショニングシステム)32、及び、地磁気から進行方向を求める方位センサ34等から成る現在位置検出用センサ群30と、経路等の表示を行う表示装置40と、種々のデータを保持するデータ記憶部70とから成る。
【0019】
図示しないアクセルペダルの操作を検出するアクセルセンサ52と、図示しないシフトレバーの位置を検出するシフトポジションセンサ54は、エンジン(図示せず)を制御するE/GECU60、及び、オートマチックトランスミッション(図示せず)を制御するA/TECU62に接続されている。該E/GECU60、及び、A/TECU62からの信号は、制御部11側へ入力されるようになっている。また、制御部11から始動信号により、E/GECU60を始動したり、停止したりできるようになっている。
【0020】
上記データ記憶部70には、経路を音声案内するための音声データ72と、地図データ74と、地名データ76と、道路に関するデータから成る道路データ78とが保持されている。ここで、道路データ78としては、道路をノード点として記憶しているノードデータ78aと、道路の車線数を記憶している車線データ78bと、道路上の交差点に関するデータを記憶している交差点データ78cと、各道路の制限速度を記憶している制限速度データ78d等が記憶されている。
【0021】
本発明の第1実施態様に係るナビゲーション装置による目的地の設定について図2を参照して説明する。この第1実施態様においては、ナビゲーション装置10がサーバとしての役割を果たす。図2は、該ナビゲーション装置との通信を行う電子手帳80A、80B、パーソナルコンピュータ82、及び、情報センタ84を示している。電子手帳80A、80B及びパーソナルコンピュータ82には、車両を使用する運転者のスケジュールが記憶されている。ナビゲーション装置10は、定期的に該電子手帳80A、80B及びパーソナルコンピュータ82に対して、運転者のスケジュールの転送を指示し、転送されたスケジュールから目的地を抽出し、該目的地までの経路を設定する。ここで、ナビゲーション装置10は、経路設定に際して情報センタ84に対して交通情報(渋滞、工事等による通行制限、道路の通行所要時間)の転送を要求し、この交通情報に基づいて、渋滞等を回避し得る最適な経路を設定する。
また、情報センタ84は、ナビゲーション装置10からの目的地の入力操作が送信されると、目的地までの経路案内に必要なデータを、ナビゲーション装置10へ送信することも可能である。
【0022】
ここで、該ナビゲーション装置10による目的地及び経路設定について、当該処理を示す図3〜図4のフローチャートを参照して更に詳細に説明する。
図3は、ナビゲーション装置10による目的地設定ルーチンを示している。ナビゲーション装置10は、先ず、タイマを読み込み(S12)、予め設定されているスケジュールの検索時間(例えば、毎日の午前8時)となったかを判断する(S14)。ここで、検索時間になると(S14がYes)、ナビゲーション装置10自身を起動し(S16)、電子手帳80A、80B及びパーソナルコンピュータ82に対して通信回線を順次接続して行き、スケジュールの転送を指示し(S18)、転送されたスケジュールデータを読み込む(S20)。
【0023】
次に、車両に乗り込む乗員をスケジュールデータに基づき判断する(S22)。例えば、A氏のスケジュールを管理する電子手帳80Aには、図8に示すように6月1日に、C社での打合せが予定され、他方、B氏のスケジュールを管理する電子手帳80Bには、図8に示すように6月1日に車外での打合せが予定されていないとするなら、該ナビゲーション装置10は、6月1日にはA氏が乗車するもとの判断すると共に、A氏の訪問予定であるC社を目的地として設定する(S24)。なお、ここで、パーソナルコンピュータ82によって管理されているY氏、X氏のスケジュールについては、図示及び説明を省略する。引き続き、現在位置から目的地であるC社までの経路を図1に示す道路データ78に基づき探索する(S26)。
【0024】
その後、各種判断を行う(S28)。この各種判断には、図4に示す出発準備処理と、図5に示すルート確認処理とが含まれる。ここでは、先ず、図4を参照して出発準備処理について説明する。
ナビゲーション装置10は、スケジュールデータ中に出発予定時刻が設定されているかを判断し(S30)、出発予定時刻が設定されている際には(S30がYes)、ステップ33へ移行する。他方、出発予定時刻が設定されていないときには(S30がNo)、上記処理において探索したルート、又は、後述するルート確認処理により再設定したルートに従い目的地までの所要時間を算出し(S31)、スケジュールデータ中の設定時刻(到着予定時刻)から、該所要時間を減ずることにより出発時刻を算出する(S32)。
【0025】
次に、算出した出発時刻よりも所定時刻前(例えば、5分前)かを判断する(S33)。所定時刻前となると(S33がYes)、まず、搭乗するA氏によって過去に調整されたバックミラー、サイドミラー、シート位置を検索し(S34)、該位置にバックミラー、サイドミラー、シートを調整するようアクチュエータに指令する(S36)。その後、エンジンが始動できる場所か、即ち、ビルの地下駐車場等のエンジンの始動が制限される場所ではないか、またシフトポジションがNかP位置にあるかを判断する(S38)。ここで、エンジンを始動し得ない場所である際、もしくはシフトポジションがNかP以外の位置であるときには(S38がNo)、当該出発準備処理を終了する。
【0026】
他方、エンジンを始動できる場所であり、且つ、シフトポジションがNかP位置にある際には(S38がYes)、エンジンを始動する(S40)。その後、車内温度がA氏によって設定された所定温度(例えば30°C)以上かを判断する(S42)。ここで、所定温度以上のときには(S42がYes)、空調装置により冷房を開始する(S44)。他方、所定温度以下の場合には(S42がNo)、ステップ46へ移行し、車内温度がA氏によって設定された所定温度(例えば10°C)以下かを判断する(S46)。ここで、所定温度以下のときには(S46がYes)、空調装置により暖房を開始する(S48)。最後に、出発予定時間から所定時間経過したかを判断し、例えば出発予定時刻から10分経過した際には(S50がYes)、エンジンを停止することにより(S52)、燃料の消費を抑える。
【0027】
この実施態様では、出発以前にバックミラー、サイドミラー、シート位置の調整が完了しており、また、エンジンの暖気が完了しているため、運転者は直ちに出発することができる。更に、車内が空調装置によって所定温度に設定されているため、快適に車両へ搭乗することができる。
【0028】
引き続き、図5のフローチャートを参照してルート確認処理について説明する。ナビゲーション装置10は、先ず、図4を参照して上述したようにして算出した出発予定時刻から所定時間前(例えば3分前)かを判断する(S60)。ここで、出発予定時刻の所定時間前になると(S60がYes)、A氏のスケジュールを管理する電子手帳80Aに対して、スケジュールデータの転送を再度指示し、スケジュールを入力する(S62)。そして、スケジュールに変更が有ったかを判断し(S64)、スケジュールの変更があった場合には(S64がYes)、目的地の変更かを判断する(S65)。ここで、目的地の変更の際には(S65がYes)、新たな目的地に向けて経路を再度探索する(S66)。他方、目的地の変更ではなく、例えば、A氏のスケジュール(C社打合せ)がキャンセル又は予定時刻変更となった際には(S65がNo)、図4に示すステップ118へ戻り、他の情報端末装置(電子手帳80B及びパーソナルコンピュータ82)のスケジュールデータを検索し、乗員の判断から再度行い直す。
【0029】
この後、情報センタ84に対して、設定された経路についての交通情報(渋滞、通行制限等)の転送を指示し、送られた情報を入力する(S68)。そして、この情報からルート変更の必要があるかを判断する(S70)。例えば、事故時により高速道路が閉鎖されている場合、或いは、経路上の或る交差点で渋滞が発生している場合等に、ルート変更の必要有りと判断し(S70がYes)、該閉鎖中の高速道路、或いは、渋滞中の交差点を回避するルートを再設定する(S72)。そして、目的地までの所要時間を、上記入力した交通情報(例えば、高速道路等のE地点からF地点までの所要時間30分等)を勘案して計算する(S74)。引き続き、目的地までの公共交通機関(地下鉄等)による所要時間を計算する(S76)。
【0030】
その後、例えば、ドアが開かれると運転者の乗車と判断し(S78がYes)、この乗車時刻と上記算出した車両での所要時間とから、目的地へ予定時刻に到着し得るかを判断する(S80)。ここで、到着し得る場合には(S80がYes)、当該ルート確認処理を終了して、目的地までの経路案内処理を開始する。この経路案内処理については、ナビゲーション装置10の通常の処理であるため、説明を省略する。他方、目的地へ予定時刻に到着し得ない際には(S80がNo)、上記算出した公共交通機関にて予定時刻に到着できるかを判断し(S82)、公共交通機関ならば到着し得る際には(S82がYes)、公共交通機関の利用を指示する(S86)。これに加えて、所要時間の計算を行った交通機関を通知する。例えば、「地下鉄の○○線で、××駅まで向かい、××駅で環状線に乗り換えて、△△駅まで乗車して下さい」等の指示を行う。一方、公共交通機関を用いても、予定時刻に到着できない場合には(S82がNo)、予定時刻に到着し得ない旨を表示する(S84)。これによって、運転者は、車載電話等でC社に対して到着が遅れる旨の連絡を行うことができる。
【0031】
この第1実施態様では、図5を参照して上述したようにナビゲーション装置10側からスケジュールの変更が無いか端末装置側へ確認動作を行ったが、この代わりに、スケジュールの変更があった際には端末装置側から変更されたスケジュールをナビゲーション装置10側へ自動的に送出するようにも構成できる。
【0032】
引き続き、本発明の第2実施態様について図6及び図7を参照して説明する。上述した第1実施態様においては、ナビゲーション装置10がサーバの役割を果たしたが、この第2実施態様では、図6に示すようにパーソナルコンピュータ82がサーバの役割を果す。このパーソナルコンピュータ82による目的地設定ルーチンについて、図7を参照して説明する。先ず、タイマを読み込み(S112)、予め設定されているスケジュールの検索時間(例えば、毎日の午前8時)となったかを判断する(S114)。ここで、検索時間となると(S114がYes)、電子手帳80A及び電子手帳80Bに対して通信回線を順次接続して行き、スケジュールの転送を指示し(S118)、転送されたスケジュールデータを読み込む(S120)。
【0033】
次に、車両に乗り込む乗員をスケジュールデータに基づき判断する(S122)。そして、スケジュールから目的地を抽出・設定した後(S124)、乗員の目的地まで経路を図示しないCDROMに保持された道路データに基づき探索する(S126)。その後、情報センタ84に対して、該経路についての交通情報を入力し(S128)、経路の再設定の必要があるかを判断し(S130)、交通渋滞等により経路を変更する必要がある場合には(S130がYes)、経路を再度探索する(S132)。最後に、スケジュールに従い指定された車両(10A又は10B)、或いは、現在使用されていない側の車両に対して、上述設定した経路を転送して(S134)、処理を終了する。
【0034】
なお、この第2実施態様においても、図4、図5を参照して上述した第1実施態様の出発準備処理及びルート確認処理を実行することも可能である。この第2実施態様においては、効率的に複数の車両を運行できる利点がある。
【0036】
【効果】
請求項1、請求項2のルート設定方法では、運転者のスケジュールを記憶する端末装置に対してスケジュールの転送を指示し、転送されたスケジュールに設定されている目的地までの経路に関する情報を収集し、収集された経路に関する情報に基づき、最適な経路を車両の出発以前に検索する。このため、運転者による目的地の設定が不要となる。また、運転者の乗車前に経路に関する情報を収集するので、最適な経路を出発以前に設定できる。
【0037】
請求項3のルート設定方法では、予定時刻に車両によって到着し得ないと判断され、且つ、予定時刻に公共交通機関によって到着し得ると判断された際に、公共交通機関の利用を指示する。このため、運転者は、車両によって予定時刻に到着できないときでも、公共交通機関によって予定時刻までに目的地へ到着することができる。
【0038】
請求項4では、運転者のスケジュールを記憶する端末装置に対してスケジュールの転送を指示し、転送されたスケジュールに設定されている目的地までの経路に関する情報を収集し、収集された経路に関する情報に基づき、最適な経路を車両の出発以前に検索する。このため、運転者による目的地の設定が不要となる。また、運転者の乗車前に経路に関する情報を収集するので、最適な経路を出発以前に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施態様に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施態様に係るナビゲーション装置と情報端末との構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すナビゲーション装置による目的地設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】ナビゲーション装置による出発準備ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】ナビゲーション装置によるルート確認ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】第2実施態様に係るパーソナルコンピュータと端末との構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示すパーソナルコンピュータによる目的地設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図2に示す電子手帳に設定されているスケジュールの内容を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ナビゲーション装置
11 制御部
20 車両データ記憶手段
22 モデル式演算手段
32 GPS
40 表示装置
70 データ記憶部
Claims (4)
- 車両用ナビゲーション装置のルート設定方法であって、
目的地及びその目的地への移動日時をスケジュールデータとして記憶する端末装置に対して、予め定められた時刻に前記スケジュールデータの前記車両用ナビゲーション装置への転送を指示するステップと、
車両の現在位置から前記目的地への経路を探索するステップと、
探索された経路の所要時間を算出するステップと、
算出された所要時間と前記目的地への移動日時から、出発予定時刻を算出するステップと、
算出された出発予定時刻の直前に前記経路に関する交通情報を取得するステップと、
前記交通情報に基づき、前記経路の変更の必要があるか否かを判断するステップと、
変更の必要ありと判断された場合に、新たな経路を探索し設定するステップと、
からなることを特徴とする車両用ナビゲーション装置のルート設定方法。 - 前記経路の変更の必要があるか否かを判断するステップは、
前記交通情報によって、前記経路上に渋滞もしくは通行制限が発生していることが判明した場合に、経路の変更の必要ありと判断することを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置のルート設定方法。 - 現在地から目的地までの公共交通機関による所要時間を算出するステップと、
新たに探索された経路に基づいて、目的地までの所要時間を算出するステップと、
運転者の乗車時刻を取得するステップと、
取得した乗車時間、新たに探索された経路による目的地までの所要時間、スケジュールデータ中の目的地への到着予定時刻から、該乗車時間では、前記到着予定時刻に到着することができないと判断され、かつ、公共交通機関による所要時間から、公共交通機関によれば前記到着時刻へ到着することが可能と判断された場合に、運転者に対し、公共交通機関の利用を指示するステップと、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の車両用ナビゲーション装置のルート設定方法。 - 目的地及びその目的地への移動日時をスケジュールデータとして記憶する端末装置に対して、予め定められた時刻に前記スケジュールデータの転送を指示する手段と、
車両の現在位置から前記目的地への経路を探索する手段と、
探索された経路の所要時間を算出する手段と
算出された所要時間と前記目的地への移動日時から、出発予定時刻を算出する手段と、
算出された出発予定時刻の所定時間前に前記経路に関する交通情報を取得する手段と、
前記交通情報に基づき、前記経路の変更の必要があるか否かを判断する手段と、
変更の必要ありと判断された場合に、新たな経路を探索し設定する手段と、
を備えたことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
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