JPH10160381A - 熱交換器およびその製造方法 - Google Patents
熱交換器およびその製造方法Info
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- JPH10160381A JPH10160381A JP33515396A JP33515396A JPH10160381A JP H10160381 A JPH10160381 A JP H10160381A JP 33515396 A JP33515396 A JP 33515396A JP 33515396 A JP33515396 A JP 33515396A JP H10160381 A JPH10160381 A JP H10160381A
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- Japan
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- heat exchanger
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/001—Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
- F28F9/002—Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッダどブラケットを容易に、しかも確実に
接合でき、作業効率や外観を向上できる。熱交換器およ
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ヘッダと、該ヘッダに接合されたブラケ
ットとを有する熱交換器において、前記ヘッダおよびブ
ラケットにそれぞれ平坦部を設け、該平坦部同士を接合
したことを特徴とする熱交換器およびその製造方法。
接合でき、作業効率や外観を向上できる。熱交換器およ
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ヘッダと、該ヘッダに接合されたブラケ
ットとを有する熱交換器において、前記ヘッダおよびブ
ラケットにそれぞれ平坦部を設け、該平坦部同士を接合
したことを特徴とする熱交換器およびその製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置等
に用いられる熱交換器およびその製造方法に関する。
に用いられる熱交換器およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両用空調装置等に用いられ
る熱交換器としては、図1に示すようなものが知られて
いる。なお、この熱交換器の外観を表した図1は、後述
の本発明の説明においても共通に使用する。図におい
て、1は熱交換器を示している。熱交換器1は、一対の
ヘッダ2、3と、該一対のヘッダ2、3を互いに連通す
る複数のチューブ4と、各チューブ4間に配設されたコ
ルゲートフィン5とを有している。ヘッダ2には、熱交
換器1の内部へ流体(たとえば、冷媒)を導入する導入
パイプ6が接続されている。また、ヘッダ3には流体
を、熱交換器1の外部へと導出する導出パイプ7が接続
されている。導入パイプ6からヘッダ2内へ導入された
流体は、各チューブ4に分配された後、ヘッダ3内へ集
合し導出パイプ7から外部へと導出される。そして、上
記のように熱交換器1内を流通する流体と、各チューブ
4とコルゲートフィン5により形成される熱交換部を通
過する熱交換用空気との間において熱交換が行われるよ
うになっている。
る熱交換器としては、図1に示すようなものが知られて
いる。なお、この熱交換器の外観を表した図1は、後述
の本発明の説明においても共通に使用する。図におい
て、1は熱交換器を示している。熱交換器1は、一対の
ヘッダ2、3と、該一対のヘッダ2、3を互いに連通す
る複数のチューブ4と、各チューブ4間に配設されたコ
ルゲートフィン5とを有している。ヘッダ2には、熱交
換器1の内部へ流体(たとえば、冷媒)を導入する導入
パイプ6が接続されている。また、ヘッダ3には流体
を、熱交換器1の外部へと導出する導出パイプ7が接続
されている。導入パイプ6からヘッダ2内へ導入された
流体は、各チューブ4に分配された後、ヘッダ3内へ集
合し導出パイプ7から外部へと導出される。そして、上
記のように熱交換器1内を流通する流体と、各チューブ
4とコルゲートフィン5により形成される熱交換部を通
過する熱交換用空気との間において熱交換が行われるよ
うになっている。
【0003】また、ヘッダ2、3には、ブラケット8が
接続されている。より詳しくは、ブラケット8には、図
6、図7に示すようにヘッダ2、3の外面に沿って形成
されたR部9が設けられており、該R部9とヘッダ2、
3、外面とがろう付けされている。そして、ブラケット
8の端部22を他部材(たとえば、車両用エンジン、車
体フレーム等)に連結することにより、熱交換器1がエ
ンジンルーム内等の所定の位置に配設されるようになっ
ている。
接続されている。より詳しくは、ブラケット8には、図
6、図7に示すようにヘッダ2、3の外面に沿って形成
されたR部9が設けられており、該R部9とヘッダ2、
3、外面とがろう付けされている。そして、ブラケット
8の端部22を他部材(たとえば、車両用エンジン、車
体フレーム等)に連結することにより、熱交換器1がエ
ンジンルーム内等の所定の位置に配設されるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヘッダ
2、3にブラケット8を強固に接合するためには、R部
9をヘッダ2、3の外面に沿って正確に加工する必要が
あるが、このR加工は寸法精度を出しにくい。このた
め、図7に示すように、R部9とヘッダ2、3の外面と
の間に空隙が生じ易く、ろう付け不良を招くおそれがあ
る。また、ヘッダ2、3とブラケット8とをろう付けす
る場合は、R部9をヘッダ2、3の外面に予めミグ溶接
等により仮止めした状態でろう付けするのが一般的であ
るが、この方法においては図6に示すような溶接ビード
10が残りやすく熱交換器の外観上好ましくない。ま
た、上記仮止めを治具等を用いて行う方法では、作業効
率の低下を招くおそれがある。
2、3にブラケット8を強固に接合するためには、R部
9をヘッダ2、3の外面に沿って正確に加工する必要が
あるが、このR加工は寸法精度を出しにくい。このた
め、図7に示すように、R部9とヘッダ2、3の外面と
の間に空隙が生じ易く、ろう付け不良を招くおそれがあ
る。また、ヘッダ2、3とブラケット8とをろう付けす
る場合は、R部9をヘッダ2、3の外面に予めミグ溶接
等により仮止めした状態でろう付けするのが一般的であ
るが、この方法においては図6に示すような溶接ビード
10が残りやすく熱交換器の外観上好ましくない。ま
た、上記仮止めを治具等を用いて行う方法では、作業効
率の低下を招くおそれがある。
【0005】本発明の課題は、ヘッダとブラケットとを
容易にしかも確実に接合するとともに、作業効率や熱交
換器の外観を向上することのできる熱交換器およびその
製造方法を提供することにある。
容易にしかも確実に接合するとともに、作業効率や熱交
換器の外観を向上することのできる熱交換器およびその
製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の熱交換器は、ヘッダと、該ヘッダに接合さ
れたブラケットとを有する熱交換器において、前記ヘッ
ダおよびブラケットにそれぞれ平坦部を設け、該平坦部
同士を接合したことを特徴とするものからなる。
に、本発明の熱交換器は、ヘッダと、該ヘッダに接合さ
れたブラケットとを有する熱交換器において、前記ヘッ
ダおよびブラケットにそれぞれ平坦部を設け、該平坦部
同士を接合したことを特徴とするものからなる。
【0007】上記ヘッダ外面には部分的に窪み部を形成
し、該窪み部底面をヘッダ側の平坦部として形成するこ
とが望ましい。
し、該窪み部底面をヘッダ側の平坦部として形成するこ
とが望ましい。
【0008】上記ヘッダと部の平坦部には、両部材を仮
止めする仮止め機構を設けることが望ましい。仮止め機
構は、たとえばヘッダ側の平坦部に設けられた凹部と、
ブラケット側の平坦部に設けられ、ヘッダ側の凹部に嵌
合可能な凸部とから構成できる。また、上記仮止め機構
は、ヘッダ側の平坦部に穿設された穴と、ブラケット側
の平坦部に設けられヘッダ側の穴に嵌合可能な凸部とか
ら構成することもできる。
止めする仮止め機構を設けることが望ましい。仮止め機
構は、たとえばヘッダ側の平坦部に設けられた凹部と、
ブラケット側の平坦部に設けられ、ヘッダ側の凹部に嵌
合可能な凸部とから構成できる。また、上記仮止め機構
は、ヘッダ側の平坦部に穿設された穴と、ブラケット側
の平坦部に設けられヘッダ側の穴に嵌合可能な凸部とか
ら構成することもできる。
【0009】上記課題を解決するための、本発明の熱交
換器の製造方法は、ヘッダにブラケットが接合される熱
交換器を製造するに際し、前記ヘッダおよびブラケット
にそれぞれ平坦部を設け、該平坦部同士を接合すること
を特徴とする方法からなる。
換器の製造方法は、ヘッダにブラケットが接合される熱
交換器を製造するに際し、前記ヘッダおよびブラケット
にそれぞれ平坦部を設け、該平坦部同士を接合すること
を特徴とする方法からなる。
【0010】上記接合は、とくに限定されるものではな
いがろう付け接合であることが望ましい。該ろう付けは
不活性ガス雰囲気中において行うことが望ましい。
いがろう付け接合であることが望ましい。該ろう付けは
不活性ガス雰囲気中において行うことが望ましい。
【0011】上記のような熱交換器においては、ヘッダ
およびブラケットのそれぞれに平坦部が設けられてお
り、該平坦部同士が接合されている。つまり、従来、寸
法管理等が困難であったブラケット側のR部の加工工程
を廃止し、プレス等により精度よく加工することができ
る平坦部を両部材に設け、該平坦部同士が接合されるの
で、両部材間における空隙の形成が確実に防止され、良
好な接合を実現できる。
およびブラケットのそれぞれに平坦部が設けられてお
り、該平坦部同士が接合されている。つまり、従来、寸
法管理等が困難であったブラケット側のR部の加工工程
を廃止し、プレス等により精度よく加工することができ
る平坦部を両部材に設け、該平坦部同士が接合されるの
で、両部材間における空隙の形成が確実に防止され、良
好な接合を実現できる。
【0012】また、ヘッダ外面に部分的に窪み部を形成
し、該窪み部底面をヘッダ側の平坦部にすれば、この窪
み部にブラケットを嵌合挿入することにより、ヘッダ外
面の所定位置にブラケットを確実に位置決めすることが
できる。
し、該窪み部底面をヘッダ側の平坦部にすれば、この窪
み部にブラケットを嵌合挿入することにより、ヘッダ外
面の所定位置にブラケットを確実に位置決めすることが
できる。
【0013】また、平坦部に仮止め機構を設ければ、ヘ
ッダとブラケットとを確実に仮止めした状態で接合する
ことができるので、ろう付け時の治具による固定やミグ
溶接等の前処理を省くことができ、作業性を向上するこ
とができる。また、溶接ビードが残ることによる熱交換
器の外観低下の問題も解消することができる。
ッダとブラケットとを確実に仮止めした状態で接合する
ことができるので、ろう付け時の治具による固定やミグ
溶接等の前処理を省くことができ、作業性を向上するこ
とができる。また、溶接ビードが残ることによる熱交換
器の外観低下の問題も解消することができる。
【0014】上記仮止め機構は、たとえばヘッダ側の平
坦部に設けられた凹部と、ブラケット側の平坦部に設け
られヘッダ側の凹部に嵌合可能な凸部とから構成でき
る。また、ヘッダ側の平坦部に設けられた穴と、ブラケ
ット側の平坦部に設けられヘッダ側の穴に嵌合可能な凸
部とから仮止め機構を構成することもできる。また、仮
止め機構を構成する凹凸部等は、たとえばプレス加工等
により平坦部を形成する際に同時に加工することもでき
るので、コストアップを抑制することができる。なお、
仮止め機構は上記の態様に限定されるものではなく、他
の公知の仮止め機構を採用することもできる。したがっ
て、仮止め機構を構成する凹凸部等の形状はとくに限定
されない。
坦部に設けられた凹部と、ブラケット側の平坦部に設け
られヘッダ側の凹部に嵌合可能な凸部とから構成でき
る。また、ヘッダ側の平坦部に設けられた穴と、ブラケ
ット側の平坦部に設けられヘッダ側の穴に嵌合可能な凸
部とから仮止め機構を構成することもできる。また、仮
止め機構を構成する凹凸部等は、たとえばプレス加工等
により平坦部を形成する際に同時に加工することもでき
るので、コストアップを抑制することができる。なお、
仮止め機構は上記の態様に限定されるものではなく、他
の公知の仮止め機構を採用することもできる。したがっ
て、仮止め機構を構成する凹凸部等の形状はとくに限定
されない。
【0015】また、本発明におけるヘッダとブラケット
との接合方法はとくに限定されるものではないが、ろう
付けであることが望ましい。また、該ろう付けは不活性
ガス雰囲気中で行うことが望ましい。
との接合方法はとくに限定されるものではないが、ろう
付けであることが望ましい。また、該ろう付けは不活性
ガス雰囲気中で行うことが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の熱交換器および
その製造方法の望ましい実施の形態について図面を参照
して説明する。まず熱交換器1の外観構成については、
図1に示した従来構成と略同じであるが、本発明におい
ては、ヘッダ2、3およびブラケット8にそれぞれ平坦
部が設けられている。
その製造方法の望ましい実施の形態について図面を参照
して説明する。まず熱交換器1の外観構成については、
図1に示した従来構成と略同じであるが、本発明におい
ては、ヘッダ2、3およびブラケット8にそれぞれ平坦
部が設けられている。
【0017】図2ないし図4は、本発明の第1実施態様
に係る熱交換器1のヘッダ2、3およびブラケット8を
示している。ヘッダ2、3には平坦部11、12が設け
られている。またブラケット8にも平坦部13が設けら
れている。そして、平坦部11、12と平坦部13を不
活性ガス雰囲気中でろう付けすることによりヘッダ2、
3にブラケット8が接合されている。本実施態様におい
ては、ヘッダ2、3の平坦部11、12は、ヘッダ2、
3外面に形成された窪み部14、15の底面で形成され
ている。
に係る熱交換器1のヘッダ2、3およびブラケット8を
示している。ヘッダ2、3には平坦部11、12が設け
られている。またブラケット8にも平坦部13が設けら
れている。そして、平坦部11、12と平坦部13を不
活性ガス雰囲気中でろう付けすることによりヘッダ2、
3にブラケット8が接合されている。本実施態様におい
ては、ヘッダ2、3の平坦部11、12は、ヘッダ2、
3外面に形成された窪み部14、15の底面で形成され
ている。
【0018】ヘッダ2、3の平坦部11、12には凹部
16が設けられている。一方、ブラケット8の平坦部1
3にはヘッダ2、3側の凹部16に嵌合可能な凸部17
が設けられている。そして、凹部16、凸部17により
仮止め機構18が構成されている。なお、本実施態様に
おいては、凸部17はブラケット8に一体的に形成され
ているがこれに限定されるものではなく、別部材の接合
構造にしてもよい。また、凹部16、凸部17の加工方
法はとくに限定されるものではなく、公知の加工方法の
中から選択することができる。
16が設けられている。一方、ブラケット8の平坦部1
3にはヘッダ2、3側の凹部16に嵌合可能な凸部17
が設けられている。そして、凹部16、凸部17により
仮止め機構18が構成されている。なお、本実施態様に
おいては、凸部17はブラケット8に一体的に形成され
ているがこれに限定されるものではなく、別部材の接合
構造にしてもよい。また、凹部16、凸部17の加工方
法はとくに限定されるものではなく、公知の加工方法の
中から選択することができる。
【0019】本実施態様に係る熱交換器1においては、
ヘッダ2、3の平坦部11、12とブラケット8の平坦
部13同士が接合されている。つまり、従来、寸法管理
等が困難であったブラケット8側のR部の加工を排除
し、精度よく容易に加工することができる平坦部11、
12と平坦部13との平坦部同士が接合されているの
で、両部材間における空隙の形成が確実に防止され、ヘ
ッダ2、3とブラケット8との良好な接合を確保でき
る。
ヘッダ2、3の平坦部11、12とブラケット8の平坦
部13同士が接合されている。つまり、従来、寸法管理
等が困難であったブラケット8側のR部の加工を排除
し、精度よく容易に加工することができる平坦部11、
12と平坦部13との平坦部同士が接合されているの
で、両部材間における空隙の形成が確実に防止され、ヘ
ッダ2、3とブラケット8との良好な接合を確保でき
る。
【0020】また、ヘッダ2、3の平坦部11、12
は、該ヘッダ2、3外面に部分的に形成された窪み部底
面からなっているので、単にブラケット8を窪み部に嵌
挿するだけで、ヘッダ2、3外面の所定の位置にブラケ
ット8を確実に位置決めすることができる。
は、該ヘッダ2、3外面に部分的に形成された窪み部底
面からなっているので、単にブラケット8を窪み部に嵌
挿するだけで、ヘッダ2、3外面の所定の位置にブラケ
ット8を確実に位置決めすることができる。
【0021】また、本実施態様においては、ヘッダ2、
3の平坦部11、12には、凹部16が設けられ、一
方、ブラケット8の平坦部13には凹部16に嵌合可能
な凸部17が設けられており、凹部16と凸部17によ
り仮止め機構18が構成されているので、平坦部同士の
ろう付けの際には、ヘッダパイプ2、3外面にブラケッ
ト8を確実に精度よく仮止めした状態でろう付けを行う
ことができる。したがって、治具固定等による仮止めの
ための前処理を省くことができるので作業性を向上する
ことができる。また、仮止めのためのミグ溶接等が不要
になるので、溶接ビード残りに起因する熱交換器1の外
観低下の問題を解消することができる。
3の平坦部11、12には、凹部16が設けられ、一
方、ブラケット8の平坦部13には凹部16に嵌合可能
な凸部17が設けられており、凹部16と凸部17によ
り仮止め機構18が構成されているので、平坦部同士の
ろう付けの際には、ヘッダパイプ2、3外面にブラケッ
ト8を確実に精度よく仮止めした状態でろう付けを行う
ことができる。したがって、治具固定等による仮止めの
ための前処理を省くことができるので作業性を向上する
ことができる。また、仮止めのためのミグ溶接等が不要
になるので、溶接ビード残りに起因する熱交換器1の外
観低下の問題を解消することができる。
【0022】図5は、本発明の第2実施態様に係る熱交
換器1のヘッダ2、3とブラケット8を示している。本
実施態様においては、ヘッダ2、3の平坦部11、12
には、穴19が設けられている。一方、ブラケット8の
平坦部13には穴19に嵌合可能な凸部20が設けられ
ている。そして、穴19と凸部20とにより仮止め機構
21が構成されている。
換器1のヘッダ2、3とブラケット8を示している。本
実施態様においては、ヘッダ2、3の平坦部11、12
には、穴19が設けられている。一方、ブラケット8の
平坦部13には穴19に嵌合可能な凸部20が設けられ
ている。そして、穴19と凸部20とにより仮止め機構
21が構成されている。
【0023】本実施態様のような構成においても、平坦
部同士の接合、仮止め機構設置等の作用により、ヘッダ
2、3とブラケット8とを確実に接合することができ
る。
部同士の接合、仮止め機構設置等の作用により、ヘッダ
2、3とブラケット8とを確実に接合することができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱交換器
およびその製造方法によるときは、ブラケットのR部の
加工を要しないため、ブラケットの加工が容易であり、
平坦部に加工するため寸法検査を実質的に要しなくな
り、ヘッダとブラケットとを容易にしかも確実に接合で
き、作業効率や熱交換器の外観を向上することができ
る。
およびその製造方法によるときは、ブラケットのR部の
加工を要しないため、ブラケットの加工が容易であり、
平坦部に加工するため寸法検査を実質的に要しなくな
り、ヘッダとブラケットとを容易にしかも確実に接合で
き、作業効率や熱交換器の外観を向上することができ
る。
【図1】本発明の第1実施態様に係る熱交換器(但し、
従来技術の説明にも使用)の斜視図である。
従来技術の説明にも使用)の斜視図である。
【図2】図1の熱交換器のブラケット部の拡大部分側面
図である。
図である。
【図3】図2のブラケット部のIII−III線に沿う
横断面図である。
横断面図である。
【図4】図2のブラケット部のIV−IV線に沿う断面
図である。
図である。
【図5】本発明の第2実施態様に係る熱交換器の部分断
面図である。
面図である。
【図6】従来の熱交換器のブラケット部の部分側面図で
ある。
ある。
【図7】図6のブラケット部のVII−VII線に沿う
横断面図である。
横断面図である。
1 熱交換器 2、3 ヘッダ 4 チューブ 5 コルゲートフィン 6 導入パイプ 7 導出パイプ 8 ブラケット 11、12、13 平坦部 14、15 窪み部 16 凹部 17 凸部 18 仮止め機構 19 穴 20 凸部 21 仮止め機構
Claims (7)
- 【請求項1】 ヘッダと、該ヘッダに接合されたブラケ
ットとを有する熱交換器において、前記ヘッダおよびブ
ラケットにそれぞれ平坦部を設け、該平坦部同士を接合
したことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 前記ヘッダ外面に部分的に窪み部が形成
され、該窪み部底面が前記ヘッダ側の平坦部に形成され
ている、請求項1の熱交換器。 - 【請求項3】 前記ヘッダとブラケットの平坦部に、両
部材を仮止めする仮止め機構が設けられている、請求項
1または2の熱交換器。 - 【請求項4】 前記仮止め機構が、ヘッダ側の平坦部に
設けられた凹部と、ブラケット側の平坦部に設けられ前
記凹部に嵌合可能な凸部とからなる、請求項3の熱交換
器。 - 【請求項5】 前記仮止め機構が、ヘッダ側の平坦部に
設けられた穴と、ブラケット側の平坦部に設けられ前記
穴に嵌合可能な凸部とからなる、請求項3の熱交換器。 - 【請求項6】 ヘッダにブラケットが接合される熱交換
器を製造するに際し、前記ヘッダおよびブラケットにそ
れぞれ平坦部を設け、該平坦部同士を接合することを特
徴とする熱交換器の製造方法。 - 【請求項7】 前記接合がろう付けにより行われる、請
求項6の熱交換器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33515396A JPH10160381A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 熱交換器およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33515396A JPH10160381A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 熱交換器およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10160381A true JPH10160381A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18285367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33515396A Pending JPH10160381A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 熱交換器およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10160381A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005195314A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-07-21 | Denso Corp | 熱交換器およびその熱交換器を用いたクーリングモジュール |
EP1933106A1 (de) * | 2006-12-13 | 2008-06-18 | Behr France Hambach S.A.R.L. | Wärmeübertrager, insbesondere für ein Kraftfahrzeug |
WO2023136352A1 (ja) * | 2022-01-17 | 2023-07-20 | 株式会社日本クライメイトシステムズ | 熱交換器 |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP33515396A patent/JPH10160381A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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