JP2005195314A - 熱交換器およびその熱交換器を用いたクーリングモジュール - Google Patents

熱交換器およびその熱交換器を用いたクーリングモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】 積層されるチューブが水平方向姿勢で使用され、取付け部材によって取付けされるものにおいて、充分な耐振強度を確保できる熱交換器を提供する。
【解決手段】 車両の所定部位へ取付けるための取付け部材10によって支持されるものであって、上下方向に複数積層されるチューブ110と、チューブ110の積層方向に延びて、チューブ110の両長手方向端部に接続される一対のタンク140とを有する熱交換器において、タンク140は、金属材から形成されており、タンク140には、取付け部材10を固定するための雌ねじ部141が設けられるようにする。尚、雌ねじ部141は、タンク140の鉛直方向端部や、水平方向と交差する面に設けるようにするのが良い。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両エンジンの冷却水を冷却するラジエータや冷凍サイクル内の冷媒を凝縮する凝縮器等に用いて好適な熱交換器およびその熱交換器を用いたクーリングモジュールに関するものである。
従来の熱交換器として、例えば特許文献1に示されるように、フィンおよびチューブが上下方向に積層されて成るコア部の端部に設けられた補強部材(サイドプレート)に、車両ボディへの取付け用のブラケット(取付け部材)が設けられたものが知られている。
ブラケットは、断面が補強部材側に開口するコの字状を成しており、コの字の底部を成す第1壁部に突起部が設けられている。そして、コの字の側部を成す2つの第2壁部と補強部材とにボルトが挿通されて、ボルトの締め付けによってブラケットは補強部材に固定されている。
ここでは、ブラケットのボルトを挿通させる穴部の近傍に低剛性部(徐肉した貫通穴)を設けることで、ボルト締め付け時に第2壁部が補強部材側に湾曲し、大きな軸力を不要として両者を接触させて、確実な締結ができるようにしている。
特開2003−65694号公報
しかしながら、上記従来技術においては、車両側から主に上下方向の振動負荷が加わると、水平方向に延びる補強部材やチューブには上下方向の撓みを伴い易く、ブラケットが固定される補強部材の近傍(チューブやフィンを含む)に発生する応力が大きくなり(応力が集中して)、車両の振動条件の厳しいものにおいては、充分な強度を確保するのが難しい場合があった。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、積層されるチューブが水平方向姿勢で使用され、取付け部材によって取付けされるものにおいて、充分な耐振強度を確保できる熱交換器およびその熱交換器を用いたクーリングモジュールを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、車両の所定部位へ取付けるための取付け部材(10)によって支持されるものであって、上下方向に複数積層されるチューブ(110)と、チューブ(110)の積層方向に延びて、チューブ(110)の両長手方向端部に接続される一対のタンク(140)とを有する熱交換器において、タンク(140)は、金属材から形成されており、タンク(140)には、取付け部材(10)を固定するための雌ねじ部(141)が設けられたことを特徴としている。
これにより、取付け部材(10)は、タンク(140)に取付けられることになる。そして、車両走行時に主に発生する上下方向の振動負荷が取付け部材(10)を介して熱交換器(100)に伝達されることになるが、この振動負荷を剛性の高いタンク(140)で受けることができるので、充分な耐振強度を確保することができる。
請求項2に記載の発明では、雌ねじ部(141)がタンク(140)の鉛直方向端部に設けられていることを特徴としている。
これにより、熱交換器(100)に対して取付け部材(10)の固定を容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明では、雌ねじ部(141)が、タンク(140)の水平方向と交差する面に設けられていることを特徴としている。
これにより、車両走行時に発生する振動負荷の方向と、取付け部材(10)がタンク(140)に固定される方向とを異なる方向とすることができるので、耐振強度が高い状態で車両へと組み付けることができる。
請求項4に記載の発明では、タンク(140)は、上下方向端部の開口部(142)が閉塞部材(143)によって閉塞されて形成されており、閉塞部材(143)の中央側には、外周側の外側面(143a)よりもタンク(140)の内側にへこむ凹面部(143b)が形成され、雌ねじ部(141)は、凹面部(143b)に設けられると共に、外側面(143a)よりも外側に突出しないようにしたことを特徴としている。
これにより、最小のスペースで取付け部材(10)の固定が可能となり、取付け部における小型化が可能となる。
請求項5に記載の発明では、雌ねじ部(141)は、外周側部(141a)を形成する第1材と、ねじ山部(141b)を形成する第2材とから成り、第2材の破断強度は、第1材よりも高いことを特徴としている。
これにより、ねじ山部(141b)の強度を高めて必要ねじ山数を少なくすることができるので、雌ねじ部(141)の小型化が可能となる。よって、請求項4記載の発明のように、雌ねじ部(141)を外側面(143a)よりも突出しないようにする場合には、雌ねじ部(141)は、タンク(140)の内部に入り込む形となるが、その入り込む体積を小さくできるので、タンク(140)内での流体の流れに対する悪影響を小さくすることができる。
請求項6に記載の発明では、チューブ(110)領域に冷却用の空気を導くと共に、上下方向に分割されたシュラウド(210)を有し、シュラウド(210)は、雌ねじ部(141)に固定され、シュラウド(210)の雌ねじ部(141)近傍には、取付け部材(215e、216e)が一体的に設けられたことを特徴としている。
これにより、シュラウド(210)が熱交換器(100)と一体的に形成され、取付け部材(215e、216e)によって車両の所定部位に取付けされるクーリングモジュール(100B)とすることができる。ここで、シュラウド(210)は、剛性の高いタンク(140)に固定されて支持されることになるので、取付け部材(215e、216e)および雌ねじ部(141)間を繋ぐ領域以外は、ことさら強度を必要としないので、シュラウド(210)の薄肉化が可能となり、軽量化、コストダウンが可能となる。
また、請求項2に記載の発明のように雌ねじ部(141)をタンク(140)の鉛直方向端部に設けた場合には、熱交換器(100)の上下方向の出来栄え寸法バラツキを吸収しながらシュラウド(210)の組付けが可能(組付け性向上)となり、更に、熱交換器(100)の周囲とシュラウド(210)との隙間を小さくでき、冷却用の空気がこの隙間を通り、チューブ(110)領域を迂回してしまうのを防止できる。
請求項7に記載の発明では、車両の所定部位へ取付けるための取付け部材(215e、216e)によって支持されるものであって、上下方向に複数積層されるチューブ(110)と、チューブ(110)の積層方向に延びて、チューブ(110)の両長手方向端部に接続される一対のタンク(140)とを有する熱交換器において、タンク(140)には、取付け部材(215e、216e)を固定するための雌ねじ部(141)が設けられたことを特徴としており、タンク(140)の材質が金属材以外のものであっても、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項8に記載の発明では、雌ねじ部(141)が、タンク(140)の鉛直方向端部に設けられていることを特徴としている。
これにより、請求項2に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項9に記載の発明では、請求項7ないし8のいずれかに記載の熱交換器(100)を用いたクーリングモジュールであって、チューブ(110)領域に冷却用の空気を導くと共に、熱交換器(100)の上側に配される上壁部(216a)と、熱交換器(100)の下側に配される下壁部(215a)とが形成されて、上下方向に分割されたシュラウド(210)を有し、シュラウド(210)は、上壁部(216a)、下壁部(215a)が熱交換器(100)を上下方向に挟むようにして、雌ねじ部(141)に固定され、上壁部(216a)、下壁部(215a)の雌ねじ部(141)近傍には、取付け部材(215e、216e)が一体的に設けられたことを特徴としている。
これにより、取付け部材(215e、216e)は、上壁部(216a)、下壁部(215a)を介してタンク(140)に取付けられることになる。そして、車両走行時に主に発生する上下方向の振動負荷が取付け部材(215e、216e)を介して熱交換器(100)、シュラウド(210)に伝達されることになるが、この振動負荷を剛性の高いタンク(140)で受けることができるので、充分な耐振強度を有するクーリングモジュールとすることができる。
ここで、シュラウド(210)は、剛性の高いタンク(140)に固定されて支持されることになるので、取付け部材(215e、216e)および雌ねじ部(141)間を繋ぐ領域以外は、ことさら強度を必要としないので、シュラウド(210)の薄肉化が可能となり、軽量化、コストダウンが可能となる。
また、請求項8に記載の発明のように雌ねじ部(141)をタンク(140)の鉛直方向端部に設けた熱交換器(100)を用いた場合には、熱交換器(100)の上下方向の出来栄え寸法バラツキを吸収しながらシュラウド(210)の組付けが可能(組付け性向上)となり、更に、熱交換器(100)の上側とシュラウド(210)の上壁部(216a)との隙間、および熱交換器(100)の下側とシュラウド(210)の下壁部(215a)との隙間を小さくでき、冷却用の空気がこれらの隙間を通り、チューブ(110)領域を迂回してしまうのを防止できる。
請求項10に記載の発明では、タンク(140)、あるいはタンク(140)側におけるシュラウド(210)には、車両の前方側に延びて、車両の前方から流入する冷却用の空気をチューブ(110)側に導入する導風板(217)が設けられたことを特徴としている。
これにより、車両の前方から流入する冷却用の空気を効果的に熱交換器(100)のチューブ(110)領域に導くことができ、熱交換器(100)での熱交換性能を向上できる。
請求項11に記載の発明では、導風板(217)は、タンク(140)、あるいはシュラウド(210)に対して別部材として形成されたことを特徴としている。
通常、車両においては、熱交換器(100)から車両前方部に至る形状は車種ごとに異なる。よって、熱交換器(100)およびシュラウド(210)をクーリングモジュール(100B)の基本部として、導風板(217)のみ交換することで、異なる車種間での使用が可能となる。
クーリングモジュール(100B)としては、請求項12に記載の発明のように、熱交換器(100)の反シュラウド側に配置されて、上壁部(216a)と下壁部(215a)とに保持される他の熱交換器(300)を設けたものとすることもできる。
そして、請求項13に記載の発明のように、他の熱交換器(300)は、一対のヘッダタンク(340)と、ヘッダタンク(340)から突出する突出部(350)とを有すると共に、突出部(350)が上壁部(216a)および下壁部(215a)にそれぞれ設けられた挿入穴(216d、215d)に挿入されて、上壁部(216a)および下壁部(215a)に保持されるようにするのが良い。
請求項9ないし13に記載の発明では、請求項14に記載の発明のように、タンク(140)は、樹脂製とするのが良く、インサート成形による雌ねじ部(141)の設定が容易となる。
請求項15に記載の発明では、上壁部(216a)、下壁部(215a)の熱交換器(100)および他の熱交換器(300)のそれぞれの冷却用の空気上流側には、熱交換器(100)および他の熱交換器(300)との隙間における冷却用の空気流れを抑制する第1抑制板(215h、216h)が、一体的に形成されたことを特徴としている。
これにより、冷却用の空気を確実にチューブ(110)領域に流通させることができ、熱交換器(100)、他の熱交換器(300)の熱交換性能を向上させることができる。尚、第1抑制板(215h、216h)は、熱交換器(100)および他の熱交換器(300)に接触することが無いので、シュラウド(210)の組付け時に支障をきたすことが無い。
また、請求項16に記載の発明では、シュラウド(210)には、タンク(140)との隙間における冷却用の空気流れを抑制する第2抑制板(218)が、一体的に形成されたことを特徴としている。
これにより、タンク(140)側において請求項15に記載の発明と同様に、冷却用の空気を確実にチューブ(110)領域に流通させることができ、熱交換器(100)、他の熱交換器(300)の熱交換性能を向上させることができる。
請求項17に記載の発明では、シュラウド(210)は樹脂製であって、シュラウド(210)が雌ねじ部(141)に固定される部位は、丸穴(215c、216c)を有する金属製のカラー(219)が装着されて形成されており、タンク(140)とシュラウド(210)との間には、互いの嵌合により雌ねじ部(141)中心と丸穴(215c、216c)中心とのズレを抑制する凹凸部(216i、149)が形成されたことを特徴とている。
これにより、丸穴(215c、216c)による熱交換器(100)に対するシュラウド(210)の組付けガタを抑えると共に、熱交換器(100)に対する他の熱交換器(300)の組付けガタを抑えることができる。
そして、請求項18に記載の発明では、雌ねじ部(141)は、タンク(140)の鉛直方向端部に設けられ、カラー(219)は、上壁部(216a)、下壁部(215a)に設けられており、凹凸部(216i、149)は、タンク(140)と上壁部(216a)との間、タンク(140)と下壁部(215a)との間に形成されたこと特徴としている。
これにより、熱交換器(100)と他の熱交換器(300)とが並ぶ方向の組付けガタを抑えることができ、車両において前後方向のスペース確保が厳しいものにも搭載可能とするクーリングモジュール(100B)とすることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1〜図3を用いて説明する。尚、図1は熱交換器の全体構成を示す正面図および平面図、図2は図1のA−A部における断面図、図3は取付け部材による熱交換器の支持形態を示す外観斜視図である。
第1実施形態における熱交換器は、車両エンジンの冷却水を冷却する周知のラジエータ100に適用したものとしている。ここでは、ラジエータ100を構成するチューブ110、フィン120、タンク140等の各部材(以下で詳細説明)は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金から成り、各部材同士の当接部や嵌合部が一体的にろう付けされるアルミニウム製ラジエータとしている。
ラジエータ100は、チューブ110が水平方向配置となるクロスフロータイプのものであり、主にコア部101と一対のタンク140とから成る。コア部101は、チューブ110とフィン120とが交互に積層され、積層方向の最外方フィン120の更に外方に断面コの字状に形成された補強部材としてのサイドプレート130が設けられたもので、冷却水を冷却する部位(放熱部)となる。尚、ここではチューブ110の積層方向が上下方向となり、以下、この積層方向を上下方向と定義する。
タンク140は、板材からL字状に折り曲げられた部材を2つ一組にして向かい合わせることで断面四角状に形成される筒体の長手方向の両開口部142が、それぞれキャップ(本発明の閉塞部材に対応)143によって閉塞されて形成されている。そして、タンク140の長手方向が上下方向と成るように配置されて、タンク140は、対を成してチューブ110およびサイドプレート130の両長手方向両端部に接続され、チューブ110およびタンク140のそれぞれの内部同士が互いに連通している。
また、一方(図1中の左側)のタンク140の略中央には入口パイプ144が設けられており、この入口パイプ144からタンク140の内部に冷却水が流入するようにしている。尚、タンク140の下側にはラジエータ100内部の冷却水を排出するためのドレンコック146が設けられている。また、他方(図1中の右側)のタンク140の下側には出口パイプ145が設けられており、タンク140内の冷却水がこの出口パイプ145から流出するようにしている。
そして、本発明の特徴部として、タンク140の上下方向(鉛直方向)端部となるキャップ143に、ナット(本発明における雌ねじ部に対応)141を設けるようにしている。ナット141は、図2に示すように、一方の端部側が開口してフランジ部141cが設けられた筒状の外周側部141aの内側にねじ山部141bが形成されたものとしている。
一方、キャップ143の中央側は、外周側の外側面143aよりもタンク140の内側にへこむ凹面部143bとして形成されている。そして、この凹面部143bに設けられた穴部143cに上記のナット141が挿入されて、ナット141の端部側(フランジ部141cの端部側)がキャップ143の外側面143aよりも突出しないように接合されている。尚ここでは、フランジ部141cの厚さ寸法と凹面部143bの深さ寸法とを同一設定とすることで、ナット141の端部側の面と外側面143aとは、同一面と成るように設定している。
このように形成されるラジエータ100は、例えば図3に示すようなブラケット(本発明の取付け部材に対応)10を介して車両エンジンルーム内の前方に取付けられる。即ち、ブラケット10は、厚肉円板状の本体部11の両面中心部にそれぞれ取付けピン12と取付けねじ部13とが設けられたものであり、本体部11の取付けねじ部13側の面が、ナット141の端部側面とキャップ143の外側面143aに当接して、取付けねじ部13によってナット141に締結される。
更に、取付けピン12には図示しないマウントゴムが装着され、このマウントゴムがエンジンルーム内のアッパメンバおよびロウアメンバ(本発明の車両の所定部位に対応)に固定され、ラジエータ100は両タンク140の上下4点で支持されることになる。
このラジエータ100においては、車両エンジンからの冷却水は、周知のように入口パイプ144から流入し、一方のタンク140、各チューブ110を流れ、他方のタンク140を経て出口パイプ145から流出し、チューブ110を流通する間に外部からの冷却用の空気(以下、冷却風)によってフィン120の放熱効果を得て冷却される。
ところで、車両走行時においては、主に上下方向の振動負荷がブラケット10を介してラジエータ100に伝達されることになるが、本発明においては、タンク140の上下方向端部にナット141を設けて、このナット141にブラケット10を固定するようにしているので、ラジエータ100に対してブラケット10の固定を容易に行うことができると共に、車両からの振動負荷を剛性の高いタンク140で受けることができ、充分な耐振強度を確保することができる。
また、キャップ143に凹面部143bを設けて、ナット141の端部側面がキャップ143の外側面143aよりも外側に突出しないようにしているので、最小のスペースでブラケット10の固定が可能となり、取付け部における小型化が可能となる。
尚、ブレケット10については、その他にも種々の形態での対応が可能であり、例えば図4に示すように、ブラケット10aの本体部11をチューブ110の長手方向に沿うように延ばし、外周の3辺に折り曲げ部11aを設けて剛性を持たせて、ナット141に対応する位置に座ぐり部を有するボルト穴11bを設け、取付けピン12をボルト穴11bから所定量離れた位置に設けるようにしたものとして良い。尚、ブラケット10aは、ボルト穴11bにボルト400を挿通させてナット141に締結することでタンク140に固定される。
このブラケット10aを用いた場合は、ナット141(タンク140)と取付けピン12との間は、本体部11の剛性をもって接続される形となるので、ラジエータ100の耐振強度を充分に確保することが可能であり、また、ナット141に対する取付けピン12の位置の自由度を高めることができる。
尚、上記第1実施形態では、本発明の熱交換器としてラジエータ100に適用したものとして説明したが、他の熱交換器(以下の第2実施形態で説明するコンデンサ300等)に適用しても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図5に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態で説明したラジエータ100にコンデンサ300を一体的に組付けた複式熱交換器100Aに適用したものである。
コンデンサ300は、車両用冷凍サイクル中の冷媒を凝縮液化する周知の熱交換器であり、上記ラジエータ100と同様にアルミニウム製としている。
基本構造もラジエータ100と同様のクロスフロータイプであり、チューブ310、フィン320、サイドプレート330から成るコア部301を有し、チューブ310の両長手方向端部には、一対の円筒状のヘッダタンク340が接続されている。
そして、ヘッダタンク340には上下方向端部を閉塞するキャップ341が設けられており、このキャップ341から張出してサイドプレート330の端部に接合される張出し部342には、ピン350が設けられている(4ヶ所)。
尚、ラジエータ100、コンデンサ300の上下方向寸法は、略同一の設定としており、ラジエータ100とコンデンサ300は、冷却風の流れ方向に並ぶように配置され、ブラケット10bによって、一体的に固定される。
即ち、ブラケット10bは、上記第1実施形態中の図4で説明したブラケット10aに対して、本体部11をコンデンサ300側に延長したものとしており、この延長部にはコンデンサ300のピン350に対応するようにピン穴11cを設けている。
ブラケット10bをラジエータ100(ナット141)に組付ける際に、ピン穴11cにコンデンサ300のピン350が挿通されるようにしてボルト400で固定している。
これにより、ラジエータ100の耐振強度を充分に確保しつつ、コンデンサ300を一体的に有する複式熱交換器100Aとすることができる。
尚、上記第2実施形態では、コンデンサ300のヘッダタンク340の近傍にピン350を設けるものとして説明したが、ラジエータ100のようにヘッダタンク340にナットを設けるようにしても良く、これによれば、更にコンデンサ300の耐振強度を向上させることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図6に示す。第3実施形態は、上記第1実施形態で説明したナット141の小型化を図るようにしたものである。
ここでは、図6(b)に示すように、ナット141は2種類の金属材(本発明の第1材、第2材に対応)から形成されるようにしている。即ち、ナット141は、外周側部141aと、この外周側部141aの内周側にねじ込まれて自身の内周側にねじ山が形成されるねじ山部141bとから成るようにしており、ねじ山部141bを形成する金属材料の破断強度は、外周側部141aを形成する金属材料の破断強度よりも高くなるようにしている。更に具体的には、外周側部141aを基本材としてのアルミニウム系材で形成し、ねじ山部141bを鉄系材で形成している。
これにより、ねじ山部141bの強度を高めて必要ねじ山数を少なくすることができるので、上記第1実施形態で説明した図6(a)に比べて図6(b)のようにナット141の小型化(全長Lの短縮化)が可能となる。よって、ナット141をキャップ143の外側面143aよりも突出しないようにする際に、ナット141のタンク140内部に入り込む体積を小さくできるので、タンク140内での冷却水の流れに対する悪影響を小さくすることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図7、図8に示す。第4実施形態は、ラジエータ100にコンデンサ300および電動ファン200を一体的に組付けたクーリングモジュール100Bに適用したものである。尚、図7はクーリングモジュール100Bの全体構成を示す分解斜視図であり、図8はクーリングモジュール100Bの組付け状態を示す斜視図である。
クーリングモジュール100Bは、複数の熱交換器(ここでは熱交換器としてのラジエータ100、他の熱交換器としてのコンデンサ300の2つとしている)および電動ファン200が一体的に組付けられたものであり、この状態(図8)で車両への搭載を可能としている。ラジエータ100については上記第1実施形態で説明したものに対して、出口パイプ145を有するタンク140の上側に冷却水を注水するための注水口147が設けられたこと以外は同一であり、また、コンデンサ300については、第2実施形態で説明したものと同一のため、その構成に関わる説明は割愛する。よって、以下電動ファン200について詳述する。
電動ファン200は、上記ラジエータ100、コンデンサ300に冷却風を供給する送風機であり、シュラウド210にモータ220、ファン230が組付けられて形成されている。ここでは、電動ファン200は、ラジエータ100のコア部101側からファン230側に冷却風を吸込む吸込みタイプのものとしている。
シュラウド210は、例えばポリプロピレンのような樹脂材から成りインジェクション成形されており、ラジエータ100の外形に沿うように矩形状に形成された開口側外周部211から反ラジエータ側に向けて滑らかに傾斜して、リング部212に繋がる導風部210aを有している。そして、リング部212には複数のステー部213によって支持されるモータ取付け部214が設けられている。尚、モータ取付け部214にはモータ220が図示しないビスによって締結され、更に、モータ220のシャフトにはファン230がナット231(図8)によって締結されている。
シュラウド210の開口側外周部211の下側には、反モータ側に突出する下側枠体部215が一体で形成されている。また、下側枠体部215の上側には、この下側枠体部215に対して着脱可能に分割された上側枠体部216が設けられている。
下側枠体部215は、底面部(本発明における下壁部に対応)215aと2つの側面部215bとから成り、全体形状が上側に開口するコの字状となっている。底面部215aには、ラジエータ100のナット141の位置に対応するボルト穴215cおよびコンデンサ300のピン(本発明における突出部に対応)350の位置に対応するピン穴(本発明における挿入穴に対応)215dがそれぞれ設けられている。更に、底面部215の下側面でボルト穴215cに近接する部位には、車両への取付け用の取付けピン(本発明の取付け部材に対応)215eが一体で設けられている。また、側面部215bには嵌合部215fが設けられ、後述する上側枠体部216の凸部216fが嵌合されるようにしている。
一方、上側枠体部216は、上面部(本発明における上壁部に対応)216aと2つの側面部216bとから成り、全体形状が下側枠体部215よりも浅く、下側に開口するコの字状となっている。上面部216aには、ラジエータ100のナット141およびコンデンサ300のピン350の位置にそれぞれ対応するボルト穴216cおよびピン穴(本発明における挿入穴に対応)216dが設けられている。更に、上面部216aの上側面でボルト穴216cに近接する部位には、車両への取付け用の取付けピン(本発明の取付け部材に対応)216eが一体で設けられている。また、側面部216bの下側端部には凸部216fが設けられており、後述するように上側枠体部216がラジエータ100にボルト400によって組付けされる際に、凸部216fは下側枠体部215の嵌合部215fに嵌合されるようにしている。
そして、ラジエータ100およびコンデンサ300は、下側枠体部215内に配置され、ボルト400がボルト穴215cに挿通され、ラジエータ100のナット141に締結されることで、下側枠体部215(シュラウド210の大半の部分)はラジエータ100の下側に固定される。また、コンデンサ300は、ピン350がピン穴215dに挿入されることで位置決めされる。
更に、底面部215aと上面部216aとによって、ラジエータ100およびコンデンサ300が上下方向に挟まれるように、上側枠体部216がラジエータ100およびコンデンサ300の上側からセットされ、上記と同様にボルト400がボルト穴216cに挿通され、ラジエータ100のナット141に締結されることで、上側枠体部216はラジエータ100の上側に固定される。また、コンデンサ300は、ピン350がピン穴216dに挿入されることで位置決めされ、上下の枠体部215、216内に保持される。
このように、シュラウド210がラジエータ100およびコンデンサ300に一体的に組付けられて、クーリングモジュール100Bとして形成することができ、このクーリングモジュール100Bは、上下の枠体部215、216(底面部215a、上面部216a)にそれぞれ設けられた取付けピン215e、216eによって車両に取付け支持される。
そして、車両からの振動負荷を上記第1実施形態と同様に剛性の高いラジエータ100のタンク140で受けることができるので、充分な耐振強度を確保することができる。
また、シュラウド210は、ラジエータ100のタンク140に固定されて支持されることになるので、取付けピン215e、216eおよびナット141間を繋ぐ領域以外は、ことさら強度を必要としないので、シュラウド210の薄肉化が可能となり、軽量化、コストダウンが可能となる。
また、シュラウド210の上側枠体部216を上下方向に分割することで、ラジエータ100およびコンデンサ300の上下方向の出来栄え寸法バラツキを吸収しながらシュラウド210の組付けを可能(組付け性向上)とすることができ、また、ラジエータ100およびコンデンサ300の周囲とシュラウド210との隙間を小さくできるので、冷却風がこの隙間を通り、コア部101(チューブ110、フィン120)の領域を迂回してしまうのを防止できる。
尚、上記第4実施形態では、ラジエータ100に電動ファン200(シュラウド210)およびコンデンサ300が装着されるものとして説明したが、これに限らず、ラジエータ100と電動ファン200の組み合わせとしたものや、コンデンサ300に加えて更に他の熱交換器(例えば、インタークーラや、サブラジエータ等)が装着されるものとしても良い。
(第5実施形態)
上記第1〜第4実施形態では、ラジエータ100のタンク140の上下方向端部にナット141を設けるものとして説明したが、これに限らず、タンク140の水平方向と交差する面(タンク側面)に設けるようにしても良い。
例えば、図9(第5実施形態1)に示すように、タンク140の両パイプ144、145側の面や、図10(第5実施形態2)に示すように、タンク140の左右側の面に、ナット141を設けるようにしても良く、これによれば、車両走行時に発生する振動負荷の方向(上下方向)と、ブラケット10がタンク140に固定される方向(水平方向)とを異なる方向とすることができるので、耐振強度が高い状態で車両へと組み付けることができる。
更に、ナット141の設定部位としては、図11(第5実施形態3)、図12(第5実施形態4)に示すように、上記の図1、図9、図10で説明した組み合わせとなるようにしても良い。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態を図13〜図15に示す。第6実施形態は、上記第4実施形態に対して、ラジエータ100のタンク140を樹脂製タンクとしたものである。
タンク140は、例えば所定量のガラス繊維を含有するナイロン材から成り、入口パイプ144、出口パイプ145、ドレンコック146が射出成形により本体部に一体で形成され、上下方向端部にナット141がインサート成形されている。
尚、シュラウド210の上面部216a(図14中では図示省略するも底面部215aも同じ)には、インサート成形により金属製のカラー219が装着されており、カラー219の中心部に設けられた丸穴によってボルト穴216c(底面部215aにはボルト穴215c)が形成されている。また、コンデンサ300のピン350は、ヘッダタンク340の上下方向端部に設けられるようにしている。
シュラウド210はラジエータ100のナット141にボルト400によって固定され、また、コンデンサ300は底面部215a、上面部216aに挟まれて、ピン350がピン穴215d、216dに挿入されて保持され、クーリングモジュール100Bが形成される。
これにより、上記第4実施形態と同様の効果を得ることができると共に、ラジエータ100のタンク140を樹脂製としているので、インサート成形によりナット141の設定が容易となる。
尚、シュラウド210の側面部215b、216bは、図16(第6実施形態の変形例1)に示すように、廃止したものとしても良い。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態を図17に示す。第7実施形態は、上記第6実施形態に対して、コンデンサ300およびラジエータ100に冷却風を導入する導風板217を追加したものである。
導風板217は、シュラウド210の側面部215b(シュラウド210におけるラジエータ100のタンク140側)から図示しない車両のバンパー開口部あるいはグリル側に延びる樹脂製の板状部材であり、側面部215b側に固定穴217aが設けられている。また、側面部215bにも同様の固定穴215gが設けられており、両固定穴215g、217aに図示しないクリップピン(複数部材に挿通された後に先端側の傘状部が開いて係止されるピン)が挿通されて、導風板217は側面部215bに固定されている。
これにより、車両の前方から流入する冷却風を効果的にコンデンサ300およびラジエータ100の各コア部301、101領域に導くことができ、コンデンサ300、ラジエータ100における熱交換性能を向上できる。
また、通常、車両においては、ラジエータ100およびコンデンサ300から車両前方部に至る形状は車種ごとに異なる。よって、導風板217をシュラウド210に対して別部材(個々の機種の形状に応じた導風板217)とすることで、ラジエータ100、コンデンサ300およびシュラウド210をクーリングモジュール100Bの基本部として、導風板217のみ交換することで、異なる車種間での使用が可能となる。更には、車両の前方側衝突があった時でも、クリップピンの強度設計に応じて、衝突時の衝撃力で導風板217がクリップピン部で外れるように設定できるので、クーリングモジュール100Bの基本部の損傷を回避することができる。
尚、シュラウド210に側面部215b、216bを設けない場合は、図18(第7実施形態の変形例1)に示すように、底面部215a、上面部216aに設けた固定穴215g、216gを用いて導風板217を固定するようにすれば良い。また、図19(第7実施形態の変形例2)に示すように、タンク140に一体成形される張出し部148および固定穴148aを設けて、この固定穴148aを用いて導風板217を固定するようにしても良い。
また、上記第7実施形態(図17〜図19)においては、導風板217をクリップピンで固定しているが、導風板217およびシュラウド210を、あるいは導風板217およびタンク140を、互いに嵌合させることで固定しても良い。
また、導風板217をシュラウド210あるいはラジエータ100に対して別部材として設定したが、シュラウド210あるいはラジエータ100(タンク140)に一体で形成されるものとしても良い。これにより、導風板217の組付け工数を低減できる。この場合、導風板217の例えば中間部にあえて低剛性部(例えば薄肉部等)を設けることで、車両衝突時に優先的に導風板217を破損させて、クーリングモジュール100Bの損傷を回避できる。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態を図20、図21に示す。第8実施形態は、上記第6実施形態に対して、ラジエータ100およびコンデンサ300とシュラウド210との間のシール性を向上させたものである。
ここでは、シュラウド210の底面部215a、上面部216aにそれぞれ、シールリブ(本発明における第1抑制板に対応)215h、216hを一体的に設けている。シールリブ215h、216は、ラジエータ100およびコンデンサ300におけるそれぞれの冷却風の上流側に位置するように、且つ、サイドプレート130、330にオーバーラップするように上下方向に張出す板状部材としている。
また、シュラウド210のタンク140側面に対向する位置に、シールリブ(本発明における第2抑制板に対応)218を一体的に設けている。シールリブ218は、タンク140に当接しない範囲でシュラウド210とタンク140との隙間を塞ぐようにタンク140側に張出す板状部材としている。
上記シールリブ215h、216hによって、底面部216a、上面部215aと、ラジエータ100、コンデンサ300との隙間を冷却風が流通するのを抑制できる。具体的には、まず、上流側のシールリブ215h、216hによって、冷却風がコンデンサ300のコア部301側に導かれ(図20中の実線矢印)、仮に隙間を流れる冷却風が生じても、もうひとつのシールリブ215h、216hによって、ラジエータ100のコア部101側に導かれる(図20中の破線矢印)。
また、シールリブ218によって、シュラウド210とタンク140との隙間を冷却風が流通するのを抑制できる(図21中の2点鎖線矢印の流れを抑制できる)。
よって、冷却風を確実にラジエータ100、コンデンサ300の各コア部101、301に流通させることができ、ラジエータ100、コンデンサ300の熱交換性能を向上させることができる。尚、シールリブ215h、216hは、ラジエータ100およびコンデンサ300に接触することが無いので、シュラウド210の組付け時に支障をきたすことが無い。
尚、シュラウド210に側面部215b、216bを設けないものにおいては、図22(第8実施形態の変形例1)に示すように、シュラウド210の先端部をタンク140側に延設させることでシールリブ218を形成するようにしても良い(図22中の2点鎖線矢印の流れを抑制できる)。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態を図23、図24に示す。第9実施形態は、上記第6実施形態に対して、ラジエータ100とシュラウド210間に凹凸部を設けることで、ラジエータ100、シュラウド210、コンデンサ300の組付け時における位置ズレを抑制するようにしたものである。
ここでは凹凸部のうち、凸部は、タンク140の上下方向端部でナット141に近接する位置に一体的に設けられた位置ズレ抑制ピン(以下、抑制ピン)149としている。抑制ピン149は、ラジエータ100に4箇所設けられ、各抑制ピン149の直径は4mmとしている。
また、凹凸部のうち、凹部は、ナット141とボルト穴216c(ボルト穴215c)との中心を一致させた時の上面部216a(底面部215a)において、上記抑制ピン149に対応する位置に設けられた位置ズレ抑制穴(以下、抑制穴)216iとしている(上記抑制ピン149に対応して4箇所)。抑制穴216iは、上面部216a(底面部215a)の長手方向の一方が基準穴として、内径4.6mmとしており、また他方を抑制ピン149間寸法の出来栄えバラツキ吸収用の長穴として、4.6×7.6mmとしている。
上記抑制ピン149および抑制穴216iを設けたクーリングモジュール100Bの組付けにおいては、抑制ピン149を抑制穴216iに嵌合させた後に、ボルト400(図23中では図省略)がボルト穴216c(ボルト穴215c)に挿通されてナット141に締結される。この時、コンデンサ300は、ピン350によって、シュラウド210に保持される。
ここで、通常、カラー219によって形成されるボルト穴(丸穴)216c(ボルト穴215c)は、ラジエータ100のナット141間寸法(図23中のB寸法)の出来栄えバラツキを吸収するために、その内径は、使用されるボルト400の径寸法(例えばM6)に対して、大きく設定(例えば10mm)される。一方、図23中のコンデンサ300、ラジエータ100、シュラウド210が並ぶ配列方向においては、各部寸法はB寸法に比べて小さく、各部出来栄えのバラツキも小さいので、ボルト400外径とボルト穴216c(ボルト穴215c)との寸法差分がラジエータ100、シュラウド210、コンデンサ300の組付けガタとなる。
しかしながら、本実施形態では、抑制ピン149と抑制穴216iとの嵌合により、配列方向におけるシュラウド210に対するラジエータ100の組付けガタをを抑えることができる。よってC寸法を小さく設定することができる。そして、車両において前後方向のスペース確保が厳しいものにも搭載可能とするクーリングモジュール100Bとすることができる。
尚、上記第9実施形態においては、ナット141および抑制ピン149をタンク140の両パイプ144、145側の面に設けて、そのナット141および抑制ピン149に対向するようにボルト穴215c、216c、抑制穴216iを設けても良く、これにより、シュラウド210に対するラジエータ100の上下左右方向の組付けガタを抑えつつ、ラジエータ100とコンデンサ300との配列方向の組付けガタを抑えることができる。
第1実施形態におけるラジエータの全体構成を示す(a)は正面図、(b)は平面図である。 図1におけるA−A部を示す断面図である。 ラジエータへのブラケットの取付け状態を示す分解斜視図である。 ラジエータへのブラケットの他の取付け状態を示す分解斜視図である。 第2実施形態における複式熱交換器へのブラケットの取付け状態を示す分解斜視図である。 (a)は従来技術におけるナットを示す断面図であり、(b)は第3実施形態におけるナットを示す断面図である。 第4実施形態におけるクーリングモジュールの全体構成を示す分解斜視図である。 図7におけるクーリングモジュールの組付け状態を示す斜視図である。 第5実施形態1におけるナットの設定部位を示す(a)は正面図、(b)は平面図である。 第5実施形態2におけるナットの設定部位を示す(a)は正面図、(b)は側面図である。 第5実施形態3におけるナットの設定部位を示す(a)は正面図、(b)は平面図である。 第5実施形態4におけるナットの設定部位を示す(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。 第6実施形態におけるラジエータの全体構成を示す(a)は正面図、(b)は平面図である。 図13におけるナットを示す断面図である。 第6実施形態におけるクーリングモジュールの全体構成を示す分解斜視図である。 第6実施形態の変形例1におけるクーリングモジュールの全体構成を示す分解斜視図である。 第7実施形態におけるクーリングモジュールの全体構成を示す分解斜視図である。 第7実施形態の変形例1におけるクーリングモジュールの全体構成を示す分解斜視図である。 第7実施形態の変形例2におけるクーリングモジュールの全体構成を示す分解斜視図である。 第8実施形態におけるシールリブ(第1抑制板)を示す側面方向から見た断面図である。 第8実施形態におけるシールリブ(第2抑制板)を示す平面方向から見た断面図である。 第8実施形態の変形例1におけるシールリブ(第2抑制板)を示す平面方向から見た断面図である。 第9実施形態における位置ズレ抑制ピンおよび位置ズレ抑制穴を示す平面図である。 ラジエータの位置ズレ抑制ピンを示す正面図である。
符号の説明
10 ブラケット(取付け部材)
100 ラジエータ(熱交換器)
110 チューブ
140 タンク
141 ナット(雌ねじ部)
141a 外周側部
141b ねじ山部
142 開口部
143 キャップ(閉塞部材)
143a 外側面
143b 凹面部
149 位置ズレ抑制ピン(凸部)
210 シュラウド
215a 底面部(下壁部)
215c、216c ボルト穴(丸穴)
215d、216d ピン穴(挿入穴)
215e、216e 取付けピン(取付け部材)
215h、216h シールリブ(第1抑制板)
216a 上面部(上壁部)
216i 位置ずれ抑制穴(凹部)
217 導風板
218 シールリブ(第2抑制板)
219 カラー
300 コンデンサ(他の熱交換器)
340 ヘッダタンク
350 ピン(突出部)

Claims (18)

  1. 車両の所定部位へ取付けるための取付け部材(10)によって支持されるものであって、
    上下方向に複数積層されるチューブ(110)と、
    前記チューブ(110)の積層方向に延びて、前記チューブ(110)の両長手方向端部に接続される一対のタンク(140)とを有する熱交換器において、
    前記タンク(140)は、金属材から形成されており、
    前記タンク(140)には、前記取付け部材(10)を固定するための雌ねじ部(141)が設けられたことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記雌ねじ部(141)が、前記タンク(140)の鉛直方向端部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記雌ねじ部(141)が、前記タンク(140)の、水平方向と交差する面に設けられていることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  4. 前記タンク(140)は、上下方向端部の開口部(142)が閉塞部材(143)によって閉塞されて形成されており、
    前記閉塞部材(143)の中央側には、外周側の外側面(143a)よりも前記タンク(140)の内側にへこむ凹面部(143b)が形成され、
    前記雌ねじ部(141)は、前記凹面部(143b)に設けられると共に、前記外側面(143a)よりも外側に突出しないようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1つに記載の熱交換器。
  5. 前記雌ねじ部(141)は、外周側部(141a)を形成する第1材と、ねじ山部(141b)を形成する第2材とから成り、
    前記第2材の破断強度は、前記第1材よりも高いことを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1つに記載の熱交換器。
  6. 前記チューブ(110)領域に冷却用の空気を導くと共に、上下方向に分割されたシュラウド(210)を有し、
    前記シュラウド(210)は、前記雌ねじ部(141)に固定され、
    前記シュラウド(210)の前記雌ねじ部(141)近傍には、前記取付け部材(215e、216e)が一体的に設けられたことを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1つに記載の熱交換器。
  7. 車両の所定部位へ取付けるための取付け部材(215e、216e)によって支持されるものであって、
    上下方向に複数積層されるチューブ(110)と、
    前記チューブ(110)の積層方向に延びて、前記チューブ(110)の両長手方向端部に接続される一対のタンク(140)とを有する熱交換器において、
    前記タンク(140)には、前記取付け部材(215e、216e)を固定するための雌ねじ部(141)が設けられたことを特徴とする熱交換器。
  8. 前記雌ねじ部(141)が、前記タンク(140)の鉛直方向端部に設けられていることを特徴とする請求項7記載の熱交換器。
  9. 請求項7ないし8のいずれかに記載の熱交換器(100)を用いたクーリングモジュールであって、
    前記チューブ(110)領域に冷却用の空気を導くと共に、前記熱交換器(100)の上側に配される上壁部(216a)と、前記熱交換器(100)の下側に配される下壁部(215a)とが形成されて、上下方向に分割されたシュラウド(210)を有し、
    前記シュラウド(210)は、前記上壁部(216a)、前記下壁部(215a)が前記熱交換器(100)を上下方向に挟むようにして、前記雌ねじ部(141)に固定され、
    前記上壁部(216a)、前記下壁部(215a)の前記雌ねじ部(141)近傍には、前記取付け部材(215e、216e)が一体的に設けられたことを特徴とするクーリングモジュール。
  10. 前記タンク(140)、あるいは前記タンク(140)側における前記シュラウド(210)には、前記車両の前方側に延びて、前記車両の前方から流入する前記冷却用の空気を前記チューブ(110)側に導入する導風板(217)が設けられたことを特徴とする請求項9に記載のクーリングモジュール。
  11. 前記導風板(217)は、前記タンク(140)、あるいは前記シュラウド(210)に対して別部材として形成されたことを特徴とする請求項10に記載のクーリングモジュール。
  12. 前記熱交換器(100)の反シュラウド側に配置されて、前記上壁部(216a)と前記下壁部(215a)とに保持される他の熱交換器(300)が設けられたことを特徴とする請求項9ないし11のうちいずれか1つに記載のクーリングモジュール。
  13. 前記他の熱交換器(300)は、一対のヘッダタンク(340)と、前記ヘッダタンク(340)から突出する突出部(350)とを有すると共に、
    前記突出部(350)が前記上壁部(216a)および前記下壁部(215a)にそれぞれ設けられた挿入穴(216d、215d)に挿入されて、前記上壁部(216a)および前記下壁部(215a)に保持されることを特徴とする請求項12に記載のクーリングモジュール。
  14. 前記タンク(140)は、樹脂製であることを特徴とする請求項9ないし13のうちいずれか1つに記載のクーリングモジュール。
  15. 前記上壁部(216a)、前記下壁部(215a)の前記熱交換器(100)および前記他の熱交換器(300)のそれぞれの前記冷却用の空気上流側には、前記熱交換器(100)および前記他の熱交換器(300)との隙間における前記冷却用の空気流れを抑制する第1抑制板(215h、216h)が、一体的に形成されたことを特徴とする請求項12ないし14のうちいずれか1つに記載のクーリングモジュール。
  16. 前記シュラウド(210)には、前記タンク(140)との隙間における前記冷却用の空気流れを抑制する第2抑制板(218)が、一体的に形成されたことを特徴とする請求項9ないし15のうちいずれか1つに記載のクーリングモジュール。
  17. 前記シュラウド(210)は樹脂製であって、
    前記シュラウド(210)が前記雌ねじ部(141)に固定される部位は、丸穴(215c、216c)を有する金属製のカラー(219)が装着されて形成されており、
    前記タンク(140)と前記シュラウド(210)との間には、互いの嵌合により前記雌ねじ部(141)中心と前記丸穴(215c、216c)中心とのズレを抑制する凹凸部(216i、149)が形成されたことを特徴とする請求項12ないし16のうちいずれか1つに記載のクーリングモジュール。
  18. 前記雌ねじ部(141)は、前記タンク(140)の鉛直方向端部に設けられ、
    前記カラー(219)は、前記上壁部(216a)、前記下壁部(215a)に設けられており、
    前記凹凸部(216i、149)は、前記タンク(140)と前記上壁部(216a)との間、前記タンク(140)と前記下壁部(215a)との間に形成されたことを特徴とする請求項17に記載のクーリングモジュール。
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