JPH11281286A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH11281286A JPH11281286A JP7869398A JP7869398A JPH11281286A JP H11281286 A JPH11281286 A JP H11281286A JP 7869398 A JP7869398 A JP 7869398A JP 7869398 A JP7869398 A JP 7869398A JP H11281286 A JPH11281286 A JP H11281286A
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- Japan
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- header
- bracket
- along
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/001—Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
- F28F9/002—Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0246—Arrangements for connecting header boxes with flow lines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0246—Arrangements for connecting header boxes with flow lines
- F28F9/0251—Massive connectors, e.g. blocks; Plate-like connectors
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- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
素な構造にて、部品点数少なくかつ容易にヘッダーに位
置決め状態で仮固定できるようにして、熱交換器の製造
コストを低減すること。 【解決手段】 ブラケット7は、ヘッダー3の外周面形
状に沿って周方向に延びる沿い板部7bを有し、沿い板
部7bの沿い面8に小突起9が1つ形成されると共に、
ヘッダー3の外周面に嵌合穴部10が形成され、小突起
9と嵌合穴部10が嵌合されると共にブラケット7の沿
い板部7bの沿い面8がヘッダー3の外周部に沿わされ
て、ブラケット7とヘッダー3とが一括ろう付けにより
接合一体化されている。
Description
ー用凝縮器などに用いられるアルミニウム等の金属製の
熱交換器及びその製造方法に関する。
わゆるマルチフロータイプと称されるアルミニウム製の
熱交換器が好んで使用されている。この熱交換器は、図
7に示されるように、複数本の熱交換用の偏平チューブ
(1)…が所定間隔おきに並列状態に配置されると共
に、偏平チューブ(1)…間にフィン(2)…が配置さ
れ、かつ、チューブ(1)…の両端部が一対の中空ヘッ
ダー(3)(3)に連通状態に接続された基本構造を有
する。なお、(4)は仕切りで、冷媒がチューブ(1)
…群を蛇行状に流通されるようにするものである。この
熱交換器は、チューブ(1)…、フィン(2)…、ヘッ
ダー(3)等の熱交換器構成部材を相互仮組したのち、
炉中にて一括ろう付けして製造される。
には、外付け部品として、熱交換器を車体等の取付け側
に取り付けるためのブラケット(57)が備えられてい
る。また、外部の配管とヘッダー(3)とを連通接続す
るための冷媒入口用フランジジョイント(55)と、同
出口用フランジジョイント(56)が他の外付け部品と
して備えられる。
出加工品等によるもので、ヘッダー(3)への取付け方
法として、ヘッダーに仮固定し、炉中にて他の熱交換器
構成部材とともに一括ろう付けによりヘッダー(3)に
取り付ける方法が従来より用いられている。
造では、ブラケット(57)は、ヘッダー(3)の外周
部に沿う沿い部(57a)を有すると共に、この沿い部
(57a)から延ばされてチューブ(1)…間の間隙に
嵌合される嵌合部(57b)を有しており、沿い部(5
7a)をヘッダー(3)の外周部に沿わせると共に、嵌
合部(57b)をチューブ(1)…間に嵌合させて仮固
定し、その状態で炉中にて一括ろう付けすることにより
ヘッダー(3)に取り付けられている。
ブラケット(57)は、ヘッダー(3)の外周部に沿う
沿い部(57a)を有するのみで、クランプ状の治具
(58)を用い、沿い部(57a)をヘッダー(3)の
外周部に沿わせた状態で治具(58)にて仮固定し、そ
の状態で炉中にて一括ろう付けしてヘッダー(3)に取
り付けられている。
ブラケット(57)は、ヘッダー(3)の外周部に沿う
沿い部(57a)を有するのみで、沿い部(57a)を
ヘッダー(3)の外周部に沿わせた状態で、この沿い部
(57a)をアルゴン溶接にてヘッダー(3)の外周部
に点付け(59)して仮固定し、その状態で炉中にて一
括ろう付けしてヘッダー(3)に取り付けられている。
6)は、ブロック状の切削品等によるもので、ヘッダー
(3)への取付け方法として、ブラケット(57)と同
様に、ヘッダーに仮固定し、炉中にて他の熱交換器構成
部材とともに一括ろう付けによりヘッダー(3)に取り
付ける方法が従来より用いられている。
造では、フランジジョイント(56)は、ヘッダー
(3)に沿う沿い面(56a)を有し、その沿い面(5
6a)内に管部(56b)が一体成形されており、この
管部(56b)をヘッダー(3)の周壁に設けられた挿
入孔(60)内に挿入嵌合することによってフランジジ
ョイント(56)を位置決め状態にヘッダー(3)に組
み付けるようになされている。そして、この組付け状態
においてフランジジョイント(56)をヘッダー(3)
に仮固定するため、治具を用いたり、あるいは、アルゴ
ン溶接にて点付けし、そして、炉中にて一括ろう付けし
てヘッダー(3)に取り付けられられるものである。
フランジジョイント(56)は、同じくヘッダー(3)
に沿う沿い面(56a)を有し、その沿い面(56a)
内においてスリーブ(61)が挿入嵌合され、このスリ
ーブ(61)をヘッダー(3)の周壁に設けられた挿入
孔(60)内に挿入嵌合することによってフランジジョ
イント(56)を位置決め状態にヘッダー(3)に組み
付けるようになされている。そして、同様にこの組付け
状態においてフランジジョイント(56)をヘッダー
(3)に仮固定するため、治具を用いたり、あるいは、
アルゴン溶接にて点付けし、そして、炉中にて一括ろう
付けしてヘッダー(3)に取り付けられられるものであ
る。
フランジジョイント(56)は、同じくヘッダー(3)
に沿う沿い面(56a)を有し、この沿い面(56a)
内に凹部(56c)を有している一方、ヘッダー(3)
において、その周壁に設けられた挿入孔(60)の周縁
部が外方に突出され、この突出管部(62)をフランジ
ジョイント(56)の凹部(56c)に挿入嵌合するこ
とによってフランジジョイント(56)が位置決め状態
にヘッダー(3)に組み付けられるようになされてい
る。そして、この組付け状態においてフランジジョイン
ト(56)をヘッダー(3)に仮固定するため、同様
に、治具を用いたり、あるいは、アルゴン溶接にて点付
けし、そして、フランジジョイント(56)は炉中にて
一括ろう付けされてヘッダー(3)に取り付けられるも
のである。
ット(57)の取付けに関しては、仮固定のために、ブ
ラケット(57)の形状を図8(イ)に示すようにチュ
ーブ(1)…との配置関係を考慮した複雑な形状に設計
すると、その加工が厄介で部品コストが高くつくという
問題があった。また、チューブ(1)…間への嵌合作業
は、どのチューブ(1)…間に嵌合するかの注意が必要
であり、手間を要するものであった。また、図8(ロ)
に示すようにクランプ状の治具(58)を用いる仮固定
法では、ブラケット(57)の構造は簡素化されるもの
の、クランプ状治具(58)を用いたブラケット(5
7)の仮止め作業はかなり厄介なものであった。更に、
図8(ハ)に示すアルゴン溶接による点付け(59)で
は、高価な溶接設備と人的熟練を要するのみならず、熱
影響に関しての品質面での配慮を怠ることができないも
のであった。
ては、ヘッダー(3)への位置決めのために、図9
(イ)に示すようにフランジジョイント(56)に管部
(56b)を一体成形したり、あるいは、図9(ハ)に
示すようにヘッダー(3)に突出管部(62)を一体成
形することは、部品加工を複雑で厄介なものにし、コス
トアップを招く。また、図9(ロ)に示すようにスリー
ブ(61)を用いる方法では、部品点数増を招く。ま
た、いずれの場合も、フランジジョイント(56)をヘ
ッダー(3)に位置決め状態に組付けたのち、治具や点
溶接による仮固定を行わなければならず、組み付け作業
が厄介であった。
み、例えば上記のようなブラケットやフランジジョイン
トなどの外付け部品を、加工容易な簡素な構造にて、部
品点数少なくかつ容易にヘッダーに組み付け、仮固定す
ることができ、もって熱交換器の製造コストを低減する
ことができる構造の熱交換器を提供することを課題とす
る。
交換用チューブの端部を連通状態に接続した中空ヘッダ
ーが備えられ、該中空ヘッダーの外周部に外付け部品が
一体的に取り付けられた熱交換器において、前記外付け
部品は、ヘッダーの外周面形状に沿って周方向に延びる
沿い板部を有し、該沿い板部の沿い面の面内とヘッダー
の外周面とのいずれか一方に1つの小突起が設けられる
と共に、他方に該小突起を嵌合させる嵌合穴部が設けら
れ、小突起と嵌合穴部が嵌合されると共に外付け部品の
沿い面がヘッダーの外周部に沿わされて、外付け部品と
ヘッダーとが一括ろう付けにより接合一体化されてなる
ことを特徴とする熱交換器によって解決される。
ヘッダーの外周面に沿わせる際に、小突起と嵌合穴部を
互いに嵌合させるようにするだけで、外付け部品は、そ
の沿い面とヘッダー外周面との係合、及び、小突起と嵌
合穴部との嵌合による相乗作用によって、位置決め状態
となり、同時に仮固定状態を得られる。仮固定のための
治具や点溶接は不要であり、位置決めと仮固定を容易に
行うことができる。また、位置決めと仮固定のための加
工は、外付け部品側に沿い面を形成すると共に、小突起
と嵌合穴部を形成するだけでよく、構成簡素で加工が容
易であり、部品点数も少なくてよく、その結果として、
熱交換器の製造コストが効果的に低減される。
品の沿い板部に対して、その沿い面の面内に設けられる
構成であるから、小突起と嵌合穴部との嵌合部の全周領
域には外付け部品の沿い板部が存在する。従って、一括
ろう付けにおいて、ろう材が小突起と嵌合穴部との嵌合
部の全周領域に確実性高くいきわたり、その結果、ヘッ
ダーに小突起や嵌合穴部を設けることによる漏れの問題
を生じさせる心配もない。
と嵌合穴部は各1つ備えられた構造であるから、小突起
と嵌合穴部との嵌合を容易で確実なものにすることがで
きる。即ち、複数の小突起をそれぞれそれらの対応嵌合
穴部に嵌合させる構成とすると、小突起間の寸法上の制
約が厳しくなり、加工に高精度が要求されるところ、そ
のような制約からなくなる。
け型とにパンチプレスにて形成されたものであるのがよ
い。かかるようなパンチプレスによれば、狭い領域範囲
に高さの高い小突起を形成することができ、しかも、加
工が極めて容易である。
示すカークーラー用凝縮器に適用した場合について説明
する。
トを外付け部品とした場合のものである。同図におい
て、(7)はブラケット、(3)は外周円形状のヘッダ
ー、(1)はチューブである。
で、一方の側に、熱交換器を車体等の取り付け側に取り
付けるための取付け板部(7a)が備えられている。こ
の取付け板部(7a)は、ヘッダー(3)を挟んでチュ
ーブ(1)…とは反対の側に突出されて備えられる。ま
た、ブラケット(7)のもう一方の側には、ヘッダー
(3)の外周面形状に沿う円弧状の沿い板部(7b)が
備えられている。そして、この沿い板部(7b)の周方
向先端部側の位置においてその内面沿い面(8)の面内
に、小突起(9)が一つ形成されている。また、ヘッダ
ー(3)の外周部には、熱交換器の一括ろう付け時に上
向きとなる周壁部分に、小突起(9)を適合状態に嵌合
させる嵌合穴部(10)が形成されている。
(11)と、図示しない受け型とを用い、沿い板部(7
b)の外周側をパンチ(11)の側に、内周側を受け型
の側に向けてセットし、パンチプレスを行うことにより
形成されたものである。小突起(9)をパンチプレスに
て形成することにより、小さな突起でありながら高さの
高い突起を形成することができる。このパンチ加工にお
いて、受け型の成形凹部は、小突起(9)の形状を図示
のように円柱状とするような凹部に形成されていると共
に、パンチ(11)の方は、その先端周縁部にその全周
にわたって所定の曲率半径の丸味(11a)がつけられ
ており、これにより、高さの高い小突起(9)を形成で
きながら、小突起(9)における肉と沿い板部(7b)
の肉との連接部分(12)を厚肉にすることができて小
突起(9)と沿い板部(7b)との連接部強度を高いも
のにすることができる。小突起(9)の高さは、ヘッダ
ー(3)の嵌合穴部(10)との嵌合を確実なものにす
る等の理由から、ヘッダー(3)の肉厚の50%以上に
設定されるのが好ましい。
(7b)の内面沿い面(8)をヘッダー(3)の外周部
に沿わせるようにしながら、その小突起(9)をヘッダ
ー(3)の嵌合穴部(10)に嵌合することによって組
み付けられる。
ダー(3)の周方向になるべく大きな角度範囲にわたっ
て沿うように設計されているのが安定した組み付け状態
を得る上では好ましいが、これが大きすぎると、小突起
(9)を嵌合穴部(10)に嵌合して沿い面(8)をヘ
ッダー(3)の外周部に沿わせる際に、ブラケット
(7)やヘッダー(3)に弾性変形範囲を越えた変形を
生じ、不具合となる。このような点から、上記のような
円形ヘッダー(3)の場合、ブラケット(7)の沿い面
(8)は、ヘッダー(3)の外周部を例えばθ=60〜
150°の角度範囲にわたって沿うように設計されるの
がよい。しかし、沿い面(8)の設計は小突起(9)の
高さやブラケット(7)の形状など、様々な要素を加味
して決定されるものであって上記範囲に限定されるもの
ではない。
(7)は、その沿い面(8)がヘッダー(3)の外周部
に沿って嵌合されていること、そして、小突起(9)が
嵌合穴部(10)に嵌合されていることの組み合わせに
よって、ヘッダー(3)の外周部に位置決め状態にし
て、同時に仮固定状態に組み付けられる。仮固定に治具
や点溶接は不要であるし、小突起(9)と嵌合穴部(1
0)を形成するだけでよいから部品加工も容易である。
とりわけ、熱交換器の一括ろう付け姿勢との関係におい
て上記のような態様にて組み付けることにより、図1
(ロ)に示すように、ブラケット(7)の自重も作用し
て、ブラケット(7)は、その沿い面(8)をヘッダー
(3)の外周面に密着させるようにヘッダー(3)に仮
固定される。また、ブラケット(7)の自重と、嵌合穴
部(10)内での小突起(9)の引っ掛かりの作用で、
ブラケット(7)が脱落を起こすのも効果的に防ぐこと
ができ、安定した仮固定状態を保持することができる。
定させた熱交換器は、炉中で一括ろう付けされ、その際
同時に、ブラケット(7)とヘッダー(3)は互いに接
合一体化される。なお、ブラケット(7)とヘッダー
(3)の少なくともいずれか一方にそれらをろう付け接
合するためのろう材層がクラッドされていることはいう
までもない。こうして一括ろう付けされた熱交換器にお
いて、ブラケット(7)とヘッダー(3)とのろう付け
接合部は、ヘッダー(3)に嵌合穴部(10)を形成し
たとはいえども、その嵌合穴部(10)は小突起(9)
に塞がれ、しかも、嵌合穴部(10)の周囲は全周、ブ
ラケット(7)の沿い面(8)に囲まれて塞がれている
ことにより、ヘッダー(3)に漏れを生じさせることは
ない。また、小突起(9)は、先端に丸味(11a)の
ついたパンチ(11)を用いて形成したものであるか
ら、小突起(9)と沿い板部(7b)との連接部(1
2)は厚肉となり、そのため、嵌合穴部(10)の内周
と小突起(9)の外周との間のろう付けがたとえ完全な
ものでなかったとしても、連接部(12)の強度と耐久
性が確保され、ヘッダー(3)に漏れを生じさせること
はない。
ット(7)がアルミニウム製の押出型材品からなるもの
である。図3(ロ)に示す変形例は、ブラケット(7)
が、その取付け板部(7a)をヘッダー(3)を挟むチ
ューブ(1)…側に位置させて取り付けられる態様のも
のである。この場合、ブラケット(7)の沿い面(8)
をヘッダー(3)の外周部に密着させる方向に付勢する
組み付け状態とするため、小突起(9)と嵌合穴部(1
0)は、一括ろう付け姿勢状態において、ヘッダー
(3)の周壁の、チューブ(1)…とは反対の側の斜め
下方に形成されている。このように、小突起(9)と嵌
合穴部(10)の各形成位置は、ブラケット(7)の重
心位置がヘッダー(3)を挟むどちらかがわに位置する
かに依存して、適宜決定すればよい。図4に示す変形例
は、ブラケット(7)の取付け板部(7a)がチューブ
(1)…側に配置される構成であって、ヘッダー(3)
の外周部に組み付ける際にブラケット(7)に、その自
重により、ひねり力も作用するものであるが、ブラケッ
ト(7)はヘッダー(3)から脱落を起こすことなく、
しっかりと仮固定状態を維持することができる。
ト(5)を外付け部品とした場合のものを示す。
ム製押出型材の切断品に所定の切削等の加工を施して製
作されたもので、一方の側に、ブロック状のジョイント
本体部(5a)が備えられている。(5b)はフランジ
結合面である。このジョイント本体部(5a)は、ヘッ
ダー(3)を挟んでチューブ(1)…とは反対の側に突
出されて備えられる。即ち、一括ろう付け時のフランジ
ジョイント(5)の重心は、ヘッダー(3)を挟んでチ
ューブ(1)とは反対の側に位置する。また、このフラ
ンジジョイント(5)のもう一方の側には、ヘッダー
(3)の外周面形状に沿う円弧状の沿い板部(5c)が
備えられている。そして、この沿い板部(5c)の周方
向先端部側の位置においてその内面沿い面(8)の面内
に、小突起(9)が一つ形成されている。また、ヘッダ
ー(3)の外周部には、熱交換器の一括ろう付け時に上
向きとなる周壁部分に、小突起(9)を適合状態に嵌合
させる嵌合穴部(10)が形成されている。本フランジ
ジョイント(5)では、沿い面(8)は、沿い板部(5
c)の内面からジョイント本体部(5a)の内面にわた
るように備えられている。ブラケット(7)の沿い面
(8)は、ブラケット(7)の場合と同様、ヘッダー
(3)の外周部を例えば60〜150°の角度範囲にわ
たって沿うように設計される。
沿い面(8)をヘッダー(3)の外周部に沿わせるよう
にしながら、小突起(9)をヘッダー(3)の嵌合穴部
(10)に嵌合することによって組み付けられる。
イント(5)は、その沿い面(8)がヘッダー(3)の
外周部に沿って嵌合されていること、そして、小突起
(9)が嵌合穴部(10)に嵌合されていることの組み
合わせによって、ヘッダー(3)の外周部に位置決め状
態にして、同時に仮固定状態に組み付けられる。しか
も、フランジジョイント(5)の自重も作用して、フラ
ンジジョイント(5)は、その沿い面(8)をヘッダー
(3)の外周面に密着させるようにヘッダー(3)に仮
固定される。また、フランジジョイント(5)の自重
と、嵌合穴部(10)内での小突起(9)の引っ掛かり
の作用で、ブラケット(7)が脱落を起こすのも効果的
に防ぐことができ、安定した仮固定状態を保持すること
ができる。
(5)を仮固定させた熱交換器は、炉中で一括ろう付け
され、フランジジョイント(5)とヘッダー(3)は互
いに接合一体化される。フランジジョイント(5)とヘ
ッダー(3)とのろう付け接合部は、ヘッダー(3)に
嵌合穴部(10)を形成したとはいえども、その嵌合穴
部(10)は小突起(9)に塞がれ、しかも、嵌合穴部
(10)の周囲は全周、ブラケット(7)の沿い面
(8)に囲まれて塞がれていることにより、ヘッダー
(3)に漏れを生じさせることはない。
(6)を外付け部品とした場合のもので、フランジジョ
イント(6)はヘッダー(3)への取付け状態におい
て、その重心が、ヘッダー(3)を挟んでチューブ
(1)…側に位置する。従って、小突起(9)と嵌合穴
部(10)も、それを考慮した位置に備えられている。
また、フランジジョイント(6)には当て部(6d)が
備えられ、この当て部(6d)がチューブ(1)に当接
されるようになされている。
部が貫通孔により構成される場合について説明したが、
本発明はそれだけに限られず、嵌合穴部が凹部(有底
穴)により構成されていてもよい。
部が、ヘッダーの側に小突起が設けられる構成となされ
てもよい。更にヘッダーは外周円形のものに限られるも
のではない。また、本発明における外付け部品は、上記
のほか、配管を支持するためのブラケットなど各種部品
であってよい。更に小突起の形状は角形や細長形状など
各種形状のものであってよい。
付け部品が、ヘッダーの外周面形状に沿って周方向に延
びる沿い板部を有し、該沿い板部の沿い面の面内とヘッ
ダーの外周面とのいずれか一方に1つの小突起が設けら
れると共に、他方に該小突起を嵌合させる嵌合穴部が設
けられ、小突起と嵌合穴部が嵌合されると共に外付け部
品の沿い面がヘッダーの外周部に沿わされて、外付け部
品とヘッダーとが一括ろう付けにより接合一体化された
ものであるから、外付け部品を、加工容易な簡素な構造
にて、部品点数少なくかつ容易にヘッダーに組み付け、
仮固定することができ、従って、外付け部品の取付けに
かかわるコストを低減し得て、熱交換器の製造コストを
低減することができる。
品の沿い板部に対して、その沿い面の面内に設けられる
構成であるから、小突起と嵌合穴部との嵌合部の全周領
域には外付け部品の沿い板部が存在し、従って、一括ろ
う付けにおいて、小突起と嵌合穴部との嵌合部の全周領
域にろう材が確実製高くいきわたり、ヘッダーに小突起
や嵌合穴部を設けることによる漏れの問題を生じさせる
ことがない。
と嵌合穴部は各1つ備えられた構造であるから、小突起
と嵌合穴部との嵌合を容易にかつ確実に行うことができ
る。
を示すもので、図(イ)は組み付け前の平面断面図、図
(ロ)は組み付け後の平面断面図である。
小突起と嵌合穴部との嵌合部分を拡大して示す平面断面
図、図(ハ)は小突起形成用のパンチの側面図である。
断面平面図である。
とした場合の実施形態を示すもので、図(イ)は組み付
け前の平面断面図、図(ロ)は組み付け後の平面断面図
である。
とした場合の実施形態を示すもので、図(イ)は組み付
け前の平面断面図、図(ロ)は組み付け後の平面断面図
である。
正面図、図(ロ)は平面図である。
もので、図(イ)は正面図、図(ロ)は平面図、図
(ハ)は正面図である。
固定方法を示すもので、図(イ)、図(ロ)及び図
(ハ)はそれぞれ断面平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数本の熱交換用チューブの端部を連通
状態に接続した中空ヘッダーが備えられ、該中空ヘッダ
ーの外周部に外付け部品が一体的に取り付けられた熱交
換器において、 前記外付け部品は、ヘッダーの外周面形状に沿って周方
向に延びる沿い板部を有し、該沿い板部の沿い面の面内
とヘッダーの外周面とのいずれか一方に1つの小突起が
設けられると共に、他方に該小突起を嵌合させる嵌合穴
部が設けられ、小突起と嵌合穴部が嵌合されると共に外
付け部品の沿い面がヘッダーの外周部に沿わされて、外
付け部品とヘッダーとが一括ろう付けにより接合一体化
されてなることを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7869398A JPH11281286A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7869398A JPH11281286A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11281286A true JPH11281286A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13668955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7869398A Pending JPH11281286A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11281286A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2807153A1 (fr) * | 2000-04-03 | 2001-10-05 | Ebea S A | Procedure de fabrication des moyens de connexion d'un echangeur thermique, bloc de raccordement et tube collecteur associes |
JP2006112759A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Calsonic Kansei Corp | 熱交換器のヘッダタンクとコネクタの接合構造及び接合方法 |
CN106907951A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-06-30 | 珠海格力电器股份有限公司 | 集流管装配支架、微通道换热器和集流管装配方法 |
US20190257596A1 (en) * | 2018-02-19 | 2019-08-22 | Denso International America, Inc. | Heat Exchanger |
WO2023136352A1 (ja) * | 2022-01-17 | 2023-07-20 | 株式会社日本クライメイトシステムズ | 熱交換器 |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP7869398A patent/JPH11281286A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US20190257596A1 (en) * | 2018-02-19 | 2019-08-22 | Denso International America, Inc. | Heat Exchanger |
US10794641B2 (en) * | 2018-02-19 | 2020-10-06 | Denso International America, Inc. | Heat exchanger |
WO2023136352A1 (ja) * | 2022-01-17 | 2023-07-20 | 株式会社日本クライメイトシステムズ | 熱交換器 |
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