JP2603451Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2603451Y2
JP2603451Y2 JP1993043545U JP4354593U JP2603451Y2 JP 2603451 Y2 JP2603451 Y2 JP 2603451Y2 JP 1993043545 U JP1993043545 U JP 1993043545U JP 4354593 U JP4354593 U JP 4354593U JP 2603451 Y2 JP2603451 Y2 JP 2603451Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空調装置等に用いられ
る凝縮器や蒸発器のような熱交換器に関し、特に、自動
車に搭載するのに適した熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3(a)および(b)は、熱交換器の
従来例を示す上面図および正面図である。図3(a)お
よび(b)において、従来の熱交換器は、断面偏平状を
呈し、その厚さ方向に平行に並列配設された複数の偏平
冷媒管10と、最外部に配設された偏平冷媒管10のさ
らに外側に配設された上下2つのサイドメンバ20と、
複数の偏平冷媒管10およびサイドメンバ20の各間隙
に配設されたコルゲート状の放熱フィン40と、複数の
偏平冷媒管10およびサイドメンバ20の両端側にあっ
て、互いに対向する一対のヘッダパイプ30とを有して
いる。
【0003】一対のヘッダパイプ30の内部にはそれぞ
れ、1または2枚の仕切り板31が備えられており、各
ヘッダパイプ30の内部は仕切り板31を挟んで区画さ
れている。また、図中右側のヘッダパイプ30には、流
入パイプ51および流出パイプ52が挿着されている。
【0004】さらに、複数の偏平冷媒管10の両端は、
一対のヘッダパイプ30の側面に形成された挿入孔に挿
入されている。
【0005】また、2つのサイドメンバ20はそれぞ
れ、各両端が一対のヘッダパイプ30の側面にろう付け
等により接合されている。そして、2つのサイドメンバ
20および一対のヘッダパイプ30は、この熱交換器の
外周を取り囲む枠体を形成し、熱交換器の構造強度を保
っている。
【0006】以上説明したこの熱交換器においては、複
数の偏平冷媒管10は、区画されたヘッダパイプ30の
内部を介して連通接続され、流入パイプ51から流入す
る冷媒は、複数の偏平冷媒管10内を蛇行して流れた
後、流出パイプ52から流出する。冷媒は、蛇行流時
に、放熱フィン40より放熱する。
【0007】次に、上記熱交換器のサイドメンバ20の
ヘッダパイプ30に対する取付け構造を詳しく説明す
る。
【0008】図4(a)および(b)は、上記熱交換器
におけるサイドメンバ20の接合部分の詳細を示す上面
図および正面図である。図4(a)および(b)におい
て、サイドメンバ20は、その長手方向に延びる基部の
両側に直立した側板部21と、側板部21に所定の間隔
をおいて形成され、サイドメンバの軽量化と自動車等へ
の取付け用として機能する孔22と、基部の両端(図中
では一端)において曲面を呈して直立する曲板部25と
を有している。そして、サイドメンバ20は、曲板部2
5の外側の面がヘッダパイプ30の側面に接触された状
態でろう付け等により接合されている。また、ヘッダパ
イプ30の端部は、キャップ32が接合されることによ
って、密閉されている。
【0009】従来、熱交換器におけるヘッダパイプに対
するサイドメンバの取付け構造として、上述した例(第
1の構造)の他にも提案または実用されている。
【0010】例えば、特開平3−55492号公報に
は、一対のヘッダパイプあるいはそのカバーの端部に、
ヘッダパイプあるいはそのカバーに嵌合する嵌合穴を両
端に備えたサイドメンバを嵌合させた構造(第2の構
造)の熱交換器が示されている。
【0011】また、実開平3−87063号公報には、
一対のヘッダパイプの端部に互いに対向する側面にそれ
ぞれ形成されたスリット状の通孔に、端部に向かうほど
幅の狭くなるテーパ部を備えたサイドメンバを挿入させ
た構造(第3の構造)の熱交換器が示されている。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前述した第
1〜第3の構造のいずれも、工業的量産性に関し好まし
くない点があることが判明した。
【0013】即ち、第1の構造では、一対のヘッダパイ
プ30間にサイドメンバ20を設ける形式であるため、
一対のヘッダパイプ30間の間隔とサイドメンバ20の
長さとが異なる場合、確実な接合がなされない。しか
も、一対のヘッダパイプ30間の間隔は偏平冷媒管10
の挿入状態によって増減しやすく、また、サイドメンバ
20の長さ寸法も曲板部25の曲げ加工状態によって増
減しやすく、実際上ばらつきが生じやすい構造である。
このため、熱交換器の製造工程において、接合不良が起
こる虞がある。さらに、サイドメンバ20の曲板部25
をヘッダパイプ30の側面形状に応じた形状に加工する
ことも難しい作業である。
【0014】同様に、第2の構造においても、一対のヘ
ッダパイプ間の間隔が冷媒管の挿入状態によって増減し
た場合、一対のヘッダパイプとサイドメンバ両端の嵌合
穴とを嵌合できずに接合不良が起こる虞がある。
【0015】また、第3の構造においては、ヘッダパイ
プ端部の側面にパイプ中空部を挟むスリット状の通孔を
設ける加工が難しいと共に、この通孔へサイドメンバの
テーパ部を挿入する作業は熟練者でない者には煩わしい
作業である。
【0016】以上述べたように、従来の熱交換器は、そ
のヘッダパイプに対するサイドメンバの取付け構造に起
因する問題点、即ち、各部材の寸法あるいは取付け状態
のばらつきに対する寸法許容量が小さい点、このために
取付け不良が生じやすい点、取付け作業がしずらい点、
部材を予め特別な形状に加工する必要がある点から、工
業的量産性に関し好ましくないものであった。
【0017】本考案の課題は、ヘッダパイプに対するサ
イドメンバの取付け構造に起因する問題点の改善された
工業的量産性に優れる熱交換器を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、並列に
配設された複数の冷媒管と、該複数の冷媒管のうちの最
外列の前記冷媒管のさらに外側に配設されたサイドメン
バと、前記冷媒管および前記サイドメンバの両端側にあ
って、互いに対向する一対のヘッダパイプとを有し、前
記冷媒管は、その両端がそれぞれ前記ヘッダパイプの側
面に設けられた挿入孔に挿入され、前記ヘッダパイプに
連通接続された熱交換器において、前記ヘッダパイプの
端部開口を閉塞するように接合された板状を呈するキャ
ップを有し、前記サイドメンバは、その両端に平板部を
有し、該平板部の板面が前記キャップの板面に接合され
たことを特徴とする熱交換器が得られる。
【0019】
【作用】サイドメンバの両端に平板部を設け、この平板
部をヘッダパイプの端面に接合するようにしたため、互
いの寸法許容量が大きく、かつ、取り付け作業がしやす
い。ただし、一対のヘッダパイプ間の間隔距離は、冷媒
管が挿入されることによって、最低限の正確度は維持さ
れる。また、サイドメンバの平板部は一般的な形状であ
ると共に、ヘッダパイプを特別な形状とする必要もな
い。
【0020】
【実施例】以下、本考案の一実施例による熱交換器を説
明する。
【0021】図1(a)および(b)は、熱交換器の従
来例を示す上面図および正面図である。尚、同両図にお
いて、従来例と同一部あるいは同様部には、図3(a)
および(b)と同一符号を付し、詳述しない。
【0022】図1(a)および(b)において、本熱交
換器は、従来例と同様に、複数の偏平冷媒管10と、上
下2つのサイドメンバ20と、複数の放熱フィン40
と、一対のヘッダパイプ30とを有している。一対のヘ
ッダパイプ30の内部にはそれぞれ、1または2枚の仕
切り板31が備えられており、各ヘッダパイプ30の内
部は仕切り板31を挟んで区画されている。また、図中
右側のヘッダパイプ30には、流入パイプ51および流
出パイプ52が挿着されている。
【0023】次に、上記熱交換器のサイドメンバ20の
ヘッダパイプ30に対する取付け構造を詳しく説明す
る。
【0024】図2(a)および(b)は、本熱交換器に
おけるサイドメンバ20の接合部分の詳細を示す上面図
および正面図である。同両図においても、従来例と同一
部あるいは同様部には、図4(a)および(b)と同一
符号を付し、詳述しない。
【0025】図2(a)および(b)において、サイド
メンバ20は、側板部21と、孔22と、基部の両端
(図中では一端)において基部と同一面上を延びて半円
形を呈する平板部23とを有している。一方、ヘッダパ
イプ30の端部には、キャップ32が接合され、ヘッダ
パイプ30の実質的な端面を形成している。
【0026】そして、サイドメンバ20は、その平板部
23の半円形がキャップ32(ヘッダパイプ30の端
面)の円形にほぼ重なるように、かつ、平板部23の下
側面がキャップ32(ヘッダパイプ30の端面)に接触
された状態で、ろう付け等により接合されている。
【0027】以上説明したように、本実施例による熱交
換器においては、サイドメンバ20およびヘッダパイプ
30相互の取付けに関する寸法許容量が大きく、例え
ば、偏平冷媒管10の長さ寸法や挿入状態に多少の不具
合があっても、接合不良が生じにくい。また、平面同志
の接合であるから、取り付け作業がしやすい。ただし、
一対のヘッダパイプ30間の間隔距離は、偏平冷媒管1
0が挿入されることによって、最低限の正確度は維持さ
れる。
【0028】さらに、サイドメンバ20の平板部23は
一般的な形状であると共にヘッダパイプ30を特別な形
状とする必要もないため、部材の加工工数が削減され
る。
【0029】尚、サイドメンバ20の平板部23は、基
部と同一平面上であったり、半円形を呈するのに限った
ものではないことはいうまでもない。
【0030】また、接合がろう付けによる場合には、サ
イドメンバ20およびキャップ32の材質は、アルミニ
ウムであることが好ましい。
【0031】
【考案の効果】本考案による熱交換器は、サイドメンバ
や冷媒管等各部材の寸法あるいは取付け状態のばらつき
に対する寸法許容量が大きく、また、予め特別な形状に
加工する必要もなく、工業的量産性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による熱交換器を示す(a)
は上面図、(b)は正面図である。
【図2】図1に示す熱交換器のサイドメンバの接合部分
の詳細を示す(a)は上面図、(b)は正面図である。
【図3】従来例による熱交換器を示す(a)は上面図、
(b)は正面図である。
【図4】図3に示す熱交換器のサイドメンバの接合部分
の詳細を示す(a)は上面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
10 偏平冷媒管 20 サイドメンバ 21 側板部 22 孔 23 平板部 25 曲板部 30 ヘッダパイプ 31 仕切り板 32 キャップ 40 放熱フィン 51 流入パイプ 52 流出パイプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に配設された複数の冷媒管と、該複
    数の冷媒管のうちの最外列の前記冷媒管のさらに外側に
    配設されたサイドメンバと、前記冷媒管および前記サイ
    ドメンバの両端側にあって、互いに対向する一対のヘッ
    ダパイプとを有し、前記冷媒管は、その両端がそれぞれ
    前記ヘッダパイプの側面に設けられた挿入孔に挿入さ
    れ、前記ヘッダパイプに連通接続された熱交換器におい
    て、前記ヘッダパイプの端部開口を閉塞するように接合
    された板状を呈するキャップを有し、前記サイドメンバ
    は、その両端に平板部を有し、該平板部の板面が前記
    ャップの板面に接合されたことを特徴とする熱交換器。
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