JPH0722278U - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0722278U
JPH0722278U JP4354593U JP4354593U JPH0722278U JP H0722278 U JPH0722278 U JP H0722278U JP 4354593 U JP4354593 U JP 4354593U JP 4354593 U JP4354593 U JP 4354593U JP H0722278 U JPH0722278 U JP H0722278U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドメンバや冷媒管等各部材の寸法あるい
は取付け状態のばらつきに対する寸法許容量が大きく、
また、予め特別な形状に加工する必要のない熱交換器を
提供する。 【構成】 サイドメンバ20は、その両端(図中では一
端)に平板部23を有している。サイドメンバ20は、
平板部23がヘッダパイプ30の端面であるキャップ3
2に接合されることで、ヘッダパイプ30に取付けられ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空調装置等に用いられる凝縮器や蒸発器のような熱交換器に関し、 特に、自動車に搭載するのに適した熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3(a)および(b)は、熱交換器の従来例を示す上面図および正面図であ る。図3(a)および(b)において、従来の熱交換器は、断面偏平状を呈し、 その厚さ方向に平行に並列配設された複数の偏平冷媒管10と、最外部に配設さ れた偏平冷媒管10のさらに外側に配設された上下2つのサイドメンバ20と、 複数の偏平冷媒管10およびサイドメンバ20の各間隙に配設されたコルゲート 状の放熱フィン40と、複数の偏平冷媒管10およびサイドメンバ20の両端側 にあって、互いに対向する一対のヘッダパイプ30とを有している。
【0003】 一対のヘッダパイプ30の内部にはそれぞれ、1または2枚の仕切り板31が 備えられており、各ヘッダパイプ30の内部は仕切り板31を挟んで区画されて いる。また、図中右側のヘッダパイプ30には、流入パイプ51および流出パイ プ52が挿着されている。
【0004】 さらに、複数の偏平冷媒管10の両端は、一対のヘッダパイプ30の側面に形 成された挿入孔に挿入されている。
【0005】 また、2つのサイドメンバ20はそれぞれ、各両端が一対のヘッダパイプ30 の側面にろう付け等により接合されている。そして、2つのサイドメンバ20お よび一対のヘッダパイプ30は、この熱交換器の外周を取り囲む枠体を形成し、 熱交換器の構造強度を保っている。
【0006】 以上説明したこの熱交換器においては、複数の偏平冷媒管10は、区画された ヘッダパイプ30の内部を介して連通接続され、流入パイプ51から流入する冷 媒は、複数の偏平冷媒管10内を蛇行して流れた後、流出パイプ52から流出す る。冷媒は、蛇行流時に、放熱フィン40より放熱する。
【0007】 次に、上記熱交換器のサイドメンバ20のヘッダパイプ30に対する取付け構 造を詳しく説明する。
【0008】 図4(a)および(b)は、上記熱交換器におけるサイドメンバ20の接合部 分の詳細を示す上面図および正面図である。図4(a)および(b)において、 サイドメンバ20は、その長手方向に延びる基部の両側に直立した側板部21と 、側板部21に所定の間隔をおいて形成され、サイドメンバの軽量化と自動車等 への取付け用として機能する孔22と、基部の両端(図中では一端)において曲 面を呈して直立する曲板部25とを有している。そして、サイドメンバ20は、 曲板部25の外側の面がヘッダパイプ30の側面に接触された状態でろう付け等 により接合されている。また、ヘッダパイプ30の端部は、キャップ32が接合 されることによって、密閉されている。
【0009】 従来、熱交換器におけるヘッダパイプに対するサイドメンバの取付け構造とし て、上述した例(第1の構造)の他にも提案または実用されている。
【0010】 例えば、特開平3−55492号公報には、一対のヘッダパイプあるいはその カバーの端部に、ヘッダパイプあるいはそのカバーに嵌合する嵌合穴を両端に備 えたサイドメンバを嵌合させた構造(第2の構造)の熱交換器が示されている。
【0011】 また、実開平3−87063号公報には、一対のヘッダパイプの端部に互いに 対向する側面にそれぞれ形成されたスリット状の通孔に、端部に向かうほど幅の 狭くなるテーパ部を備えたサイドメンバを挿入させた構造(第3の構造)の熱交 換器が示されている。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した第1〜第3の構造のいずれも、工業的量産性に関し好まし くない点があることが判明した。
【0013】 即ち、第1の構造では、一対のヘッダパイプ30間にサイドメンバ20を設け る形式であるため、一対のヘッダパイプ30間の間隔とサイドメンバ20の長さ とが異なる場合、確実な接合がなされない。しかも、一対のヘッダパイプ30間 の間隔は偏平冷媒管10の挿入状態によって増減しやすく、また、サイドメンバ 20の長さ寸法も曲板部25の曲げ加工状態によって増減しやすく、実際上ばら つきが生じやすい構造である。このため、熱交換器の製造工程において、接合不 良が起こる虞がある。さらに、サイドメンバ20の曲板部25をヘッダパイプ3 0の側面形状に応じた形状に加工することも難しい作業である。
【0014】 同様に、第2の構造においても、一対のヘッダパイプ間の間隔が冷媒管の挿入 状態によって増減した場合、一対のヘッダパイプとサイドメンバ両端の嵌合穴と を嵌合できずに接合不良が起こる虞がある。
【0015】 また、第3の構造においては、ヘッダパイプ端部の側面にパイプ中空部を挟む スリット状の通孔を設ける加工が難しいと共に、この通孔へサイドメンバのテー パ部を挿入する作業は熟練者でない者には煩わしい作業である。
【0016】 以上述べたように、従来の熱交換器は、そのヘッダパイプに対するサイドメン バの取付け構造に起因する問題点、即ち、各部材の寸法あるいは取付け状態のば らつきに対する寸法許容量が小さい点、このために取付け不良が生じやすい点、 取付け作業がしずらい点、部材を予め特別な形状に加工する必要がある点から、 工業的量産性に関し好ましくないものであった。
【0017】 本考案の課題は、ヘッダパイプに対するサイドメンバの取付け構造に起因する 問題点の改善された工業的量産性に優れる熱交換器を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、並列に配設された複数の冷媒管と、該複数の冷媒管のうちの 最外列の前記冷媒管のさらに外側に配設されたサイドメンバと、前記冷媒管およ び前記サイドメンバの両端側にあって、互いに対向する一対のヘッダパイプとを 有し、前記冷媒管は、その両端がそれぞれ前記ヘッダパイプの側面に設けられた 挿入孔に挿入され、前記ヘッダパイプに連通接続された熱交換器において、前記 サイドメンバは、その両端に平板部を有し、該平板部が前記ヘッダパイプの端面 に接合されたことを特徴とする熱交換器が得られる。
【0019】
【作用】
サイドメンバの両端に平板部を設け、この平板部をヘッダパイプの端面に接合 するようにしたため、互いの寸法許容量が大きく、かつ、取り付け作業がしやす い。ただし、一対のヘッダパイプ間の間隔距離は、冷媒管が挿入されることによ って、最低限の正確度は維持される。また、サイドメンバの平板部は一般的な形 状であると共に、ヘッダパイプを特別な形状とする必要もない。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の一実施例による熱交換器を説明する。
【0021】 図1(a)および(b)は、熱交換器の従来例を示す上面図および正面図であ る。尚、同両図において、従来例と同一部あるいは同様部には、図3(a)およ び(b)と同一符号を付し、詳述しない。
【0022】 図1(a)および(b)において、本熱交換器は、従来例と同様に、複数の偏 平冷媒管10と、上下2つのサイドメンバ20と、複数の放熱フィン40と、一 対のヘッダパイプ30とを有している。一対のヘッダパイプ30の内部にはそれ ぞれ、1または2枚の仕切り板31が備えられており、各ヘッダパイプ30の内 部は仕切り板31を挟んで区画されている。また、図中右側のヘッダパイプ30 には、流入パイプ51および流出パイプ52が挿着されている。
【0023】 次に、上記熱交換器のサイドメンバ20のヘッダパイプ30に対する取付け構 造を詳しく説明する。
【0024】 図2(a)および(b)は、本熱交換器におけるサイドメンバ20の接合部分 の詳細を示す上面図および正面図である。同両図においても、従来例と同一部あ るいは同様部には、図4(a)および(b)と同一符号を付し、詳述しない。
【0025】 図2(a)および(b)において、サイドメンバ20は、側板部21と、孔2 2と、基部の両端(図中では一端)において基部と同一面上を延びて半円形を呈 する平板部23とを有している。一方、ヘッダパイプ30の端部には、キャップ 32が接合され、ヘッダパイプ30の実質的な端面を形成している。
【0026】 そして、サイドメンバ20は、その平板部23の半円形がキャップ32(ヘッ ダパイプ30の端面)の円形にほぼ重なるように、かつ、平板部23の下側面が キャップ32(ヘッダパイプ30の端面)に接触された状態で、ろう付け等によ り接合されている。
【0027】 以上説明したように、本実施例による熱交換器においては、サイドメンバ20 およびヘッダパイプ30相互の取付けに関する寸法許容量が大きく、例えば、偏 平冷媒管10の長さ寸法や挿入状態に多少の不具合があっても、接合不良が生じ にくい。また、平面同志の接合であるから、取り付け作業がしやすい。ただし、 一対のヘッダパイプ30間の間隔距離は、偏平冷媒管10が挿入されることによ って、最低限の正確度は維持される。
【0028】 さらに、サイドメンバ20の平板部23は一般的な形状であると共にヘッダパ イプ30を特別な形状とする必要もないため、部材の加工工数が削減される。
【0029】 尚、サイドメンバ20の平板部23は、基部と同一平面上であったり、半円形 を呈するのに限ったものではないことはいうまでもない。
【0030】 また、接合がろう付けによる場合には、サイドメンバ20およびキャップ32 の材質は、アルミニウムであることが好ましい。
【0031】
【考案の効果】
本考案による熱交換器は、サイドメンバや冷媒管等各部材の寸法あるいは取付 け状態のばらつきに対する寸法許容量が大きく、また、予め特別な形状に加工す る必要もなく、工業的量産性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による熱交換器を示す(a)
は上面図、(b)は正面図である。
【図2】図1に示す熱交換器のサイドメンバの接合部分
の詳細を示す(a)は上面図、(b)は正面図である。
【図3】従来例による熱交換器を示す(a)は上面図、
(b)は正面図である。
【図4】図3に示す熱交換器のサイドメンバの接合部分
の詳細を示す(a)は上面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
10 偏平冷媒管 20 サイドメンバ 21 側板部 22 孔 23 平板部 25 曲板部 30 ヘッダパイプ 31 仕切り板 32 キャップ 40 放熱フィン 51 流入パイプ 52 流出パイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に配設された複数の冷媒管と、該複
    数の冷媒管のうちの最外列の前記冷媒管のさらに外側に
    配設されたサイドメンバと、前記冷媒管および前記サイ
    ドメンバの両端側にあって、互いに対向する一対のヘッ
    ダパイプとを有し、前記冷媒管は、その両端がそれぞれ
    前記ヘッダパイプの側面に設けられた挿入孔に挿入さ
    れ、前記ヘッダパイプに連通接続された熱交換器におい
    て、前記サイドメンバは、その両端に平板部を有し、該
    平板部が前記ヘッダパイプの端面に接合されたことを特
    徴とする熱交換器。
JP1993043545U 1993-08-09 1993-08-09 熱交換器 Expired - Fee Related JP2603451Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230003465A1 (en) * 2021-07-02 2023-01-05 Denso Thermal Systems S.P.A. Adaptive side plate for automotive heat exchanger

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