JPH1016008A - プラスチック成形用金型及び該金型を用いた射出成形装置 - Google Patents
プラスチック成形用金型及び該金型を用いた射出成形装置Info
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- JPH1016008A JPH1016008A JP17235896A JP17235896A JPH1016008A JP H1016008 A JPH1016008 A JP H1016008A JP 17235896 A JP17235896 A JP 17235896A JP 17235896 A JP17235896 A JP 17235896A JP H1016008 A JPH1016008 A JP H1016008A
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
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- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/38—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the material or the manufacturing process
- B29C33/3814—Porous moulds
Abstract
(57)【要約】
【課題】 しっとりとした塗装感と外力に対する耐傷性
とを併せ持つ性能を持った表面形状の成形を行うことを
可能とするプラスチック成形用金型、及びウエルドライ
ン及びガスマークを解消させる手段を備えた射出成形装
置を提供する。 【解決手段】 プラスチック成形用金型１の表面にエッ
チング加工をすることによって得られる形状を溶融プラ
スチックに転写して、該溶融プラスチックにエッチング
形状を付与する。前記エッチング加工による形状は、そ
の谷部３を丸みを帯びた形状とし、該エッチングの山部
４をケバ立った形状とする。なお、前記金型の一部を焼
結金属として（図示せず）、その空孔を通して金型内の
ガスを排気することによりウェルドライン等を発生させ
ない。
とを併せ持つ性能を持った表面形状の成形を行うことを
可能とするプラスチック成形用金型、及びウエルドライ
ン及びガスマークを解消させる手段を備えた射出成形装
置を提供する。 【解決手段】 プラスチック成形用金型１の表面にエッ
チング加工をすることによって得られる形状を溶融プラ
スチックに転写して、該溶融プラスチックにエッチング
形状を付与する。前記エッチング加工による形状は、そ
の谷部３を丸みを帯びた形状とし、該エッチングの山部
４をケバ立った形状とする。なお、前記金型の一部を焼
結金属として（図示せず）、その空孔を通して金型内の
ガスを排気することによりウェルドライン等を発生させ
ない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック成形
品の射出成形装置に関し、より詳細には、成形品の外観
特性及び機械的特性を改善するための金型構造及び該金
型を用いた射出成形装置に関する。
品の射出成形装置に関し、より詳細には、成形品の外観
特性及び機械的特性を改善するための金型構造及び該金
型を用いた射出成形装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は、エッチング仕上げ表面１９を保
有するように加工した従来のプラスチック成形品の製品
の一例としてのテレビキャビネットを示す図である。図
５は、エッチング仕上げ表面を形成することにより耐傷
性を向上させた従来技術による成形品の一例の詳細を部
分断面図として示すものである。図６は、エッチング仕
上げ表面を形成することにより塗装感を出した従来技術
による成形品の他の例の詳細を部分断面図として示すも
のである。図５及び図６に示される成形品２１は、プラ
スチック成形金型２０の表面にエッチング加工を施して
凹凸形状を形成し、溶融プラスチックの表面に前記形状
を転写させて成形したもので、いずれの例においても、
エッチング加工は、塗装感を生ぜしめ、成形不良を目立
たなくし、かつ耐傷性を向上させる目的で金型２０の表
面に施される。ここでは、高い耐傷性を保持するため
に、図５に示すように、前記エッチング形状により作ら
れる表面のシボが丸みを帯びた形状に成形される必要が
あるが、このような形状では、成形品２１の表面の光沢
が上がり、塗装したようなしっとり感を発現させること
ができない。
有するように加工した従来のプラスチック成形品の製品
の一例としてのテレビキャビネットを示す図である。図
５は、エッチング仕上げ表面を形成することにより耐傷
性を向上させた従来技術による成形品の一例の詳細を部
分断面図として示すものである。図６は、エッチング仕
上げ表面を形成することにより塗装感を出した従来技術
による成形品の他の例の詳細を部分断面図として示すも
のである。図５及び図６に示される成形品２１は、プラ
スチック成形金型２０の表面にエッチング加工を施して
凹凸形状を形成し、溶融プラスチックの表面に前記形状
を転写させて成形したもので、いずれの例においても、
エッチング加工は、塗装感を生ぜしめ、成形不良を目立
たなくし、かつ耐傷性を向上させる目的で金型２０の表
面に施される。ここでは、高い耐傷性を保持するため
に、図５に示すように、前記エッチング形状により作ら
れる表面のシボが丸みを帯びた形状に成形される必要が
あるが、このような形状では、成形品２１の表面の光沢
が上がり、塗装したようなしっとり感を発現させること
ができない。
【０００３】また、図６に示すように、前記成形品２１
の表面に微細なケバ立ちを形成させると、該成形品表面
の光沢が低下し、しっとりとした塗装感を発現させるこ
とができるが、一方、前記の微細なケバ立ちは、外力に
よって変形し易く、該ケバ立ちの山がつぶれた部分とそ
の周囲とに光沢差が発現してしまい、著しく外観特性を
低下させるという耐傷性低下の問題が生じる。
の表面に微細なケバ立ちを形成させると、該成形品表面
の光沢が低下し、しっとりとした塗装感を発現させるこ
とができるが、一方、前記の微細なケバ立ちは、外力に
よって変形し易く、該ケバ立ちの山がつぶれた部分とそ
の周囲とに光沢差が発現してしまい、著しく外観特性を
低下させるという耐傷性低下の問題が生じる。
【０００４】次いで、上述の金型を用いる場合も含め、
当該金型により射出成形を行う場合の従来技術における
ウエルドライン等の発生についての問題について以下に
述べる。図７は、成形金型を構成要素とする射出成形装
置の要部の断面図を（Ａ）に、（Ａ）図におけるＣ−Ｃ
矢視図を（Ｂ）に示すものである。図７において、５は
キャビティ、６はコア、７は空隙部、８はゲート、９は
スプール、１０は穿孔ピンである。成形時に、加熱され
溶融したプラスチックは、スプール９からゲート８を経
て空隙部７の内部へと圧送される。このとき溶融したプ
ラスチックは、図７（Ｂ）に示すように、穿孔ピン１０
の周囲を矢印Ａ，Ｂに示すごとく分岐して進み、ゲート
８の反対側部分で接合し、空隙部７の内部を充填する。
このとき、溶融プラスチック流の接合部では、該プラス
チックの表面温度が若干低下していることと、前記プラ
スチック流の前方に空気やガスが溜っていて、接合面が
完全に融合することができずに、ウエルドラインＷやガ
スマークが発生するという問題が生じる。このようなウ
エルドラインＷは、程度の差はあれ必ず発生し、製品の
強度を低下させるとともに、外観上も商品価値を下げる
要因となっていた。
当該金型により射出成形を行う場合の従来技術における
ウエルドライン等の発生についての問題について以下に
述べる。図７は、成形金型を構成要素とする射出成形装
置の要部の断面図を（Ａ）に、（Ａ）図におけるＣ−Ｃ
矢視図を（Ｂ）に示すものである。図７において、５は
キャビティ、６はコア、７は空隙部、８はゲート、９は
スプール、１０は穿孔ピンである。成形時に、加熱され
溶融したプラスチックは、スプール９からゲート８を経
て空隙部７の内部へと圧送される。このとき溶融したプ
ラスチックは、図７（Ｂ）に示すように、穿孔ピン１０
の周囲を矢印Ａ，Ｂに示すごとく分岐して進み、ゲート
８の反対側部分で接合し、空隙部７の内部を充填する。
このとき、溶融プラスチック流の接合部では、該プラス
チックの表面温度が若干低下していることと、前記プラ
スチック流の前方に空気やガスが溜っていて、接合面が
完全に融合することができずに、ウエルドラインＷやガ
スマークが発生するという問題が生じる。このようなウ
エルドラインＷは、程度の差はあれ必ず発生し、製品の
強度を低下させるとともに、外観上も商品価値を下げる
要因となっていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術における問題点に鑑みてなされたもので、しっ
とりとした塗装感と外力に対する耐傷性とを併せ持つ性
能を持った表面形状の成形を行うことを可能とするプラ
スチック成形用金型、及びウエルドライン及びガスマー
クを解消させる手段を備えた射出成形装置を提供するこ
とをその解決すべき課題とする。
従来技術における問題点に鑑みてなされたもので、しっ
とりとした塗装感と外力に対する耐傷性とを併せ持つ性
能を持った表面形状の成形を行うことを可能とするプラ
スチック成形用金型、及びウエルドライン及びガスマー
クを解消させる手段を備えた射出成形装置を提供するこ
とをその解決すべき課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、表面
にエッチング加工をすることによって得られる形状を溶
融プラスチックに転写して、該溶融プラスチックに該形
状を付与するプラスチック成形用金型において、前記エ
ッチング加工をすることによって得られる形状の谷部を
丸みを帯びた形状とし、該形状の山部をケバ立った形状
として、このプラスチック成形用金型を用いて成形され
た製品の表面にしっとりとした塗装感と外力に対する耐
傷性とを併せ持つようにすることを可能としたものであ
る。
にエッチング加工をすることによって得られる形状を溶
融プラスチックに転写して、該溶融プラスチックに該形
状を付与するプラスチック成形用金型において、前記エ
ッチング加工をすることによって得られる形状の谷部を
丸みを帯びた形状とし、該形状の山部をケバ立った形状
として、このプラスチック成形用金型を用いて成形され
た製品の表面にしっとりとした塗装感と外力に対する耐
傷性とを併せ持つようにすることを可能としたものであ
る。
【０００７】請求項２の発明は、表面にエッチング加工
をすることによって得られる形状を溶融プラスチックに
転写して、該溶融プラスチックに該形状を付与するプラ
スチック成形用金型において、前記プラスチック成形用
金型の少くとも一部を構成する材料を焼結金属として、
前記プラスチック成形用金型による成形時に、該金型内
のガス分を排気させ、ウエルドライン及びガスマーク等
を無くすようにしたものである。
をすることによって得られる形状を溶融プラスチックに
転写して、該溶融プラスチックに該形状を付与するプラ
スチック成形用金型において、前記プラスチック成形用
金型の少くとも一部を構成する材料を焼結金属として、
前記プラスチック成形用金型による成形時に、該金型内
のガス分を排気させ、ウエルドライン及びガスマーク等
を無くすようにしたものである。
【０００８】請求項３の発明は、請求項２記載のプラス
チック成形用金型を用い、プラスチック流の接合部にお
けるガスを該金型の焼結金属の空孔を通してバキューム
ポンプにより強制排気させるようにして、上記焼結金属
からのガス分の排気をより効率的に行うようにしたもの
である。
チック成形用金型を用い、プラスチック流の接合部にお
けるガスを該金型の焼結金属の空孔を通してバキューム
ポンプにより強制排気させるようにして、上記焼結金属
からのガス分の排気をより効率的に行うようにしたもの
である。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態につ
いて添付された図面に基づいて説明する。図１は、本発
明によるエッチング仕上げを施した表面を有する金型、
及びその金型によるプラスチック成形品表面の一例の詳
細を部分断面図として示すものである。図２は、本発明
によるプラスチック成形用金型を構成要素とする射出成
形装置の要部の断面図を（Ａ）に、（Ａ）図におけるＣ
−Ｃ矢視図を（Ｂ）に示すものである。なお、図２
（Ａ）は、本発明を特徴付ける点を除いて、図７に示さ
れる従来例と同様で、同一の参照番号は同一の要素を示
すものであり、図７の説明を参照することとする。図３
は、成形工程における状態を表わす図２におけるＤ部の
部分拡大断面図である。
いて添付された図面に基づいて説明する。図１は、本発
明によるエッチング仕上げを施した表面を有する金型、
及びその金型によるプラスチック成形品表面の一例の詳
細を部分断面図として示すものである。図２は、本発明
によるプラスチック成形用金型を構成要素とする射出成
形装置の要部の断面図を（Ａ）に、（Ａ）図におけるＣ
−Ｃ矢視図を（Ｂ）に示すものである。なお、図２
（Ａ）は、本発明を特徴付ける点を除いて、図７に示さ
れる従来例と同様で、同一の参照番号は同一の要素を示
すものであり、図７の説明を参照することとする。図３
は、成形工程における状態を表わす図２におけるＤ部の
部分拡大断面図である。
【００１０】（実施形態１）この実施形態では、成形品
２の表面に塗装感と耐傷性を付与するために用意される
プラスチック成形用金型１は、そのエッチング加工によ
って得られる形状の谷部３には、図１に示すように、丸
みを帯びた形状を付与し、一方、同様にエッチング形状
加工によって得られる山部４には、微細なケバ立ちを付
与する。このようなエッチングによる形状を転写して、
成形品２が該形状を保有することによって、成形品２に
おける該エッチング形状の山部（前記金型１のエッチン
グ加工による形状の谷部３を転写した部分）は、外力に
対して変形が起こりにくくなって耐傷性が向上し、同時
に、前記山部の光沢が上がって、成形品２の表面に擦過
傷等の光り傷がついても目立ちにくくなるという利点が
得られる。また、成形品２における該エッチング形状の
谷部（前記金型１のエッチング形状の山部４を転写した
部分）は、光沢が下がり、成形品２にしっとりとした塗
装感を付与することができる。
２の表面に塗装感と耐傷性を付与するために用意される
プラスチック成形用金型１は、そのエッチング加工によ
って得られる形状の谷部３には、図１に示すように、丸
みを帯びた形状を付与し、一方、同様にエッチング形状
加工によって得られる山部４には、微細なケバ立ちを付
与する。このようなエッチングによる形状を転写して、
成形品２が該形状を保有することによって、成形品２に
おける該エッチング形状の山部（前記金型１のエッチン
グ加工による形状の谷部３を転写した部分）は、外力に
対して変形が起こりにくくなって耐傷性が向上し、同時
に、前記山部の光沢が上がって、成形品２の表面に擦過
傷等の光り傷がついても目立ちにくくなるという利点が
得られる。また、成形品２における該エッチング形状の
谷部（前記金型１のエッチング形状の山部４を転写した
部分）は、光沢が下がり、成形品２にしっとりとした塗
装感を付与することができる。
【００１１】（実施形態２）この実施形態では、ウエル
ドライン及びガスマークを解消するためのプラスチック
成形用金型１６の材料構成について説明する。図２
（Ｂ）に示す溶融プラスチック流の接合部分近傍に、前
記金型材料として焼結合金１１を用い、表面に凹凸のエ
ッチング加工による形状１８を設けた部分をもつ金型を
使用する（図３、参照）。プラスチック流の接合部にお
いては、図３に示すように、溶融プラスチックが前記エ
ッチング形状１８を完全に転写せず、空隙間１３が発生
して、ガス１４が溜まる。このとき、溶融プラスチック
の樹脂圧力によってガス１４を焼結合金１１の空孔１５
へと排出させることにより、溶融プラスチックが前記焼
結合金１１の壁面に密着し、この結果、ウエルドライン
およびガスマークの発生を抑えることが可能となる
（尚、焼結金属の平面加工表面では樹脂の流れの抵抗が
少なく、多孔質部の孔は数ミクロン単位のものであり、
相当な圧力が加わらないとガスがうまく抜けず、又、ガ
スが接合面に集中する為、ウエルドの深さが大きくなる
などの欠点がある）。なお、焼結合金１１に形成するエ
ッチング加工により得られる形状１８は、溶融プラスチ
ックに乱流を起こさせ、広範囲の空隙部１３にガス１４
を分散させる効果を持ち、効率的なガス排出を可能して
いる。また、前記エッチング加工による形状１８を保有
した焼結金属１１を金型のキャビティ側とコア側の両側
に設置することによって、より大きな効果を得ることが
できる。さらに、焼結合金１１のエッチング形状１８を
転写して成形品１６の表面に形成された形状は、該成形
品１６の製品表面に塗装感を付与する。また、このよう
なエッチング形状の替りとして、同程度の凹凸を持つロ
ーレット加工においても同様の効果を得ることができ
る。
ドライン及びガスマークを解消するためのプラスチック
成形用金型１６の材料構成について説明する。図２
（Ｂ）に示す溶融プラスチック流の接合部分近傍に、前
記金型材料として焼結合金１１を用い、表面に凹凸のエ
ッチング加工による形状１８を設けた部分をもつ金型を
使用する（図３、参照）。プラスチック流の接合部にお
いては、図３に示すように、溶融プラスチックが前記エ
ッチング形状１８を完全に転写せず、空隙間１３が発生
して、ガス１４が溜まる。このとき、溶融プラスチック
の樹脂圧力によってガス１４を焼結合金１１の空孔１５
へと排出させることにより、溶融プラスチックが前記焼
結合金１１の壁面に密着し、この結果、ウエルドライン
およびガスマークの発生を抑えることが可能となる
（尚、焼結金属の平面加工表面では樹脂の流れの抵抗が
少なく、多孔質部の孔は数ミクロン単位のものであり、
相当な圧力が加わらないとガスがうまく抜けず、又、ガ
スが接合面に集中する為、ウエルドの深さが大きくなる
などの欠点がある）。なお、焼結合金１１に形成するエ
ッチング加工により得られる形状１８は、溶融プラスチ
ックに乱流を起こさせ、広範囲の空隙部１３にガス１４
を分散させる効果を持ち、効率的なガス排出を可能して
いる。また、前記エッチング加工による形状１８を保有
した焼結金属１１を金型のキャビティ側とコア側の両側
に設置することによって、より大きな効果を得ることが
できる。さらに、焼結合金１１のエッチング形状１８を
転写して成形品１６の表面に形成された形状は、該成形
品１６の製品表面に塗装感を付与する。また、このよう
なエッチング形状の替りとして、同程度の凹凸を持つロ
ーレット加工においても同様の効果を得ることができ
る。
【００１２】（実施形態３）実施形態２の構成におい
て、前記焼結金属１１の後方に強制ガス抜き装置１２を
接続して、空隙部１３内のガス１４を焼結合金１１の空
孔１５を通じて排気させると、実施形態２で得られる効
果をより効率的に得ることができる。
て、前記焼結金属１１の後方に強制ガス抜き装置１２を
接続して、空隙部１３内のガス１４を焼結合金１１の空
孔１５を通じて排気させると、実施形態２で得られる効
果をより効率的に得ることができる。
【００１３】
【発明の効果】上述した本発明により、以下の効果が得
られる。 請求項１の効果：本発明におけるプラスチック成形用金
型により作られる製品は、耐傷性が向上し、同時にしっ
とりとした塗装感を持たせることができるため、外観品
位が向上するとともに不良率が少なくなり、生産性が向
上する。 請求項２及び３の効果：本発明の焼結金属を構成材料と
したプラスチック成形用金型を用い、さらにバキューム
ポンプにより効率的に強制排気をすることによって、ウ
エルドラインがほとんど発生しないので、機械的強度が
向上するとともに、商品性を高めるために従来行ってい
た２次的な仕上げ（バフかけ，塗装等）が不要になるこ
とにより、仕上げ工程が削減され、総合的なコストダウ
ンが図れる。
られる。 請求項１の効果：本発明におけるプラスチック成形用金
型により作られる製品は、耐傷性が向上し、同時にしっ
とりとした塗装感を持たせることができるため、外観品
位が向上するとともに不良率が少なくなり、生産性が向
上する。 請求項２及び３の効果：本発明の焼結金属を構成材料と
したプラスチック成形用金型を用い、さらにバキューム
ポンプにより効率的に強制排気をすることによって、ウ
エルドラインがほとんど発生しないので、機械的強度が
向上するとともに、商品性を高めるために従来行ってい
た２次的な仕上げ（バフかけ，塗装等）が不要になるこ
とにより、仕上げ工程が削減され、総合的なコストダウ
ンが図れる。
【図１】本発明による表面エッチング仕上げを施した金
型、及びその金型によるプラスチック成形品表面の一例
の詳細を部分断面図として示すものである。
型、及びその金型によるプラスチック成形品表面の一例
の詳細を部分断面図として示すものである。
【図２】本発明によるプラスチック成形用金型を構成要
素とする射出成形装置の要部の断面図を（Ａ）に、
（Ａ）図におけるＣ−Ｃ矢視図を（Ｂ）に示すものであ
る。
素とする射出成形装置の要部の断面図を（Ａ）に、
（Ａ）図におけるＣ−Ｃ矢視図を（Ｂ）に示すものであ
る。
【図３】成形工程における状態を表わす図２におけるＤ
部の部分拡大断面図である。
部の部分拡大断面図である。
【図４】エッチング仕上げ表面１９を保有するように加
工した従来のプラスチック成形品の製品の一例としての
テレビキャビネットを示す図である。
工した従来のプラスチック成形品の製品の一例としての
テレビキャビネットを示す図である。
【図５】エッチング仕上げ表面を形成することにより耐
傷性を向上させた従来技術による成形品の一例の詳細を
部分断面図として示すものである。
傷性を向上させた従来技術による成形品の一例の詳細を
部分断面図として示すものである。
【図６】エッチング仕上げ表面を形成することにより塗
装感を出した従来技術による成形品の他の例の詳細を部
分断面図として示すものである。
装感を出した従来技術による成形品の他の例の詳細を部
分断面図として示すものである。
【図７】成形金型を構成要素とする射出成形装置の要部
の断面図を（Ａ）に、（Ａ）図におけるＣ−Ｃ矢視図を
（Ｂ）に示すものである。
の断面図を（Ａ）に、（Ａ）図におけるＣ−Ｃ矢視図を
（Ｂ）に示すものである。
１，１７…プラスチック成形用金型、２，１６，２１…
成形品、３…谷部、４…山部、５…キャビティ、６…コ
ア、７…空隙部、８…ゲート、９…スプール、１０…穿
孔ピン、１１…焼結合金、１２…強制ガス抜き装置、１
３…空隙間、１４…ガス、１５…空孔、１８…エッチン
グ形状、１９…エッチング仕上げ表面、２０…プラスチ
ック成形金型。
成形品、３…谷部、４…山部、５…キャビティ、６…コ
ア、７…空隙部、８…ゲート、９…スプール、１０…穿
孔ピン、１１…焼結合金、１２…強制ガス抜き装置、１
３…空隙間、１４…ガス、１５…空孔、１８…エッチン
グ形状、１９…エッチング仕上げ表面、２０…プラスチ
ック成形金型。
Claims (3)
- 【請求項１】 表面にエッチング加工をすることによっ
て得られる形状を溶融プラスチックに転写して、該溶融
プラスチックに該形状を付与するプラスチック成形用金
型において、前記エッチング加工をすることによって得
られる形状の谷部を丸みを帯びた形状とし、該形状の山
部をケバ立った形状とするようにしたことを特徴とする
プラスチック成形用金型。 - 【請求項２】 表面にエッチング加工をすることによっ
て得られる形状を溶融プラスチックに転写して、該溶融
プラスチックに該形状を付与するプラスチック成形用金
型において、前記プラスチック成形用金型の少くとも一
部を構成する材料に焼結金属を用いるようにしたことを
特徴とするプラスチック成形用金型。 - 【請求項３】 請求項２記載のプラスチック成形用金型
を用い、プラスチック流の接合部におけるガスを該金型
の焼結金属の空孔を通してバキュームポンプにより強制
排気させるようにしたことを特徴とする射出成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17235896A JPH1016008A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | プラスチック成形用金型及び該金型を用いた射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17235896A JPH1016008A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | プラスチック成形用金型及び該金型を用いた射出成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1016008A true JPH1016008A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15940431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17235896A Pending JPH1016008A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | プラスチック成形用金型及び該金型を用いた射出成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1016008A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008248388A (ja) * | 2000-04-28 | 2008-10-16 | Sharp Corp | 型押し具 |
| JP2010150366A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Nissan Motor Co Ltd | 樹脂成型体 |
| USRE43694E1 (en) | 2000-04-28 | 2012-10-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Stamping tool, casting mold and methods for structuring a surface of a work piece |
| JP2014043204A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Toyota Motor Corp | 自動車の内装品、自動車の内装品の成形型、および自動車の内装品の製造方法 |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP17235896A patent/JPH1016008A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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