JPH0550532A - プラスチツク製モールの端末加工方法 - Google Patents
プラスチツク製モールの端末加工方法Info
- Publication number
- JPH0550532A JPH0550532A JP3238790A JP23879091A JPH0550532A JP H0550532 A JPH0550532 A JP H0550532A JP 3238790 A JP3238790 A JP 3238790A JP 23879091 A JP23879091 A JP 23879091A JP H0550532 A JPH0550532 A JP H0550532A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- mole
- press
- mold
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/34—Heating or cooling presses or parts thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モールの端末を表面外観を良好にして、かつ
一定の所望形状に容易に成形できるプラスチック製モー
ルの端末加工方法を提供する。 【構成】 熱可塑性プラスチックの押出成形品からなる
モールの端末を、高周波加熱により軟化点以上融点以下
に加熱して軟化させた後に所望の型面を有するプレス型
で挟み、型面形状にプレス成形する。
一定の所望形状に容易に成形できるプラスチック製モー
ルの端末加工方法を提供する。 【構成】 熱可塑性プラスチックの押出成形品からなる
モールの端末を、高周波加熱により軟化点以上融点以下
に加熱して軟化させた後に所望の型面を有するプレス型
で挟み、型面形状にプレス成形する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック製モール
の端末加工方法に関し、、特には熱可塑性プラスチック
の押出成形品からなるモールの端末を所定形状に加工す
る方法に関する。
の端末加工方法に関し、、特には熱可塑性プラスチック
の押出成形品からなるモールの端末を所定形状に加工す
る方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年自動車の車体側面等に車体保護兼装
飾用として用いられているモールは、殆ど熱可塑性プラ
スチック製のものであり、中でも押出成形品からなるも
のが多用されている。これは、押出成形品が一定断面形
状の長尺品であり、車体前部から後部にわたって略直線
状のデザイン線を形成できることによる。しかし、モー
ルが装着される車体側面はドア等を有するため、前記押
出成形品からなるモールはドア幅等所定の長さに切断さ
れて使用される必要がある。またその切断端部によって
危害およびドア開閉に障害をきたさないようにその端部
は流線形あるいは段差形状に加工される必要がある。
飾用として用いられているモールは、殆ど熱可塑性プラ
スチック製のものであり、中でも押出成形品からなるも
のが多用されている。これは、押出成形品が一定断面形
状の長尺品であり、車体前部から後部にわたって略直線
状のデザイン線を形成できることによる。しかし、モー
ルが装着される車体側面はドア等を有するため、前記押
出成形品からなるモールはドア幅等所定の長さに切断さ
れて使用される必要がある。またその切断端部によって
危害およびドア開閉に障害をきたさないようにその端部
は流線形あるいは段差形状に加工される必要がある。
【０００３】そのため、従来は切断した押出成形品の端
部に端末キャップを被せることが行われていたが、近年
になって切断端部をキャップ形状のキャビティを有する
型内に装置し、射出成形によりキャップを形成すると同
時にそのキャップを押出成形品の切断端部に固着するこ
とが提案されるようになった。しかしながら、その射出
成形による方法にあっては、キャップと押出成形品との
境界に明確な接合線が形成されモールの外観を損なう欠
点があった。
部に端末キャップを被せることが行われていたが、近年
になって切断端部をキャップ形状のキャビティを有する
型内に装置し、射出成形によりキャップを形成すると同
時にそのキャップを押出成形品の切断端部に固着するこ
とが提案されるようになった。しかしながら、その射出
成形による方法にあっては、キャップと押出成形品との
境界に明確な接合線が形成されモールの外観を損なう欠
点があった。
【０００４】また、押出成形品の少なくとも一部と塊状
体とをシリコン樹脂のような誘電損失の少ない樹脂から
構成した成形型内に収容し、その型内で高周波加熱して
溶融することにより型面にならったモール形状にする方
法も提案されている（特公平１−２０９８０号公報）。
しかしその方法は、成形型を構成するシリコン樹脂が柔
らかく、また押出成形品等を硬化状態で成形型内に収容
するため、その押出成形品等と型面との擦れ合いによる
型面の摩耗が著しく、継続して良好かつ一定の外観から
なるモールを得難い問題がある。
体とをシリコン樹脂のような誘電損失の少ない樹脂から
構成した成形型内に収容し、その型内で高周波加熱して
溶融することにより型面にならったモール形状にする方
法も提案されている（特公平１−２０９８０号公報）。
しかしその方法は、成形型を構成するシリコン樹脂が柔
らかく、また押出成形品等を硬化状態で成形型内に収容
するため、その押出成形品等と型面との擦れ合いによる
型面の摩耗が著しく、継続して良好かつ一定の外観から
なるモールを得難い問題がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、前記
の点に鑑み、モールの端末を表面外観を良好にしてかつ
一定の所望形状に容易に形成できるプラスチック製モー
ルの端末加工方法を提供するものである。
の点に鑑み、モールの端末を表面外観を良好にしてかつ
一定の所望形状に容易に形成できるプラスチック製モー
ルの端末加工方法を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明は、熱可塑性プラスチックの押出成形品からな
るモールの端末を、高周波加熱により軟化点以上融点以
下に加熱して軟化させた後に所望の型面を有するプレス
型で挟み、型面形状にプレス成形することにしたのであ
る。
め本発明は、熱可塑性プラスチックの押出成形品からな
るモールの端末を、高周波加熱により軟化点以上融点以
下に加熱して軟化させた後に所望の型面を有するプレス
型で挟み、型面形状にプレス成形することにしたのであ
る。
【０００７】
【作用】ところで高周波加熱によらず通常の加熱ランプ
または加熱ヒーター等によりモールの端末を加熱する場
合には、モールの端末が表面側から加熱される。そのた
め、モールの端末全体をプレス成形可能なまで軟化させ
ようとすると、モールの端末表面を必要以上に加熱しな
ければ、端末内部まで加熱軟化させることができない。
その結果モールの端末表面が過度に軟化して、プレス成
形時にモールの端末表面に歪等の不具合を生じる欠点が
ある。
または加熱ヒーター等によりモールの端末を加熱する場
合には、モールの端末が表面側から加熱される。そのた
め、モールの端末全体をプレス成形可能なまで軟化させ
ようとすると、モールの端末表面を必要以上に加熱しな
ければ、端末内部まで加熱軟化させることができない。
その結果モールの端末表面が過度に軟化して、プレス成
形時にモールの端末表面に歪等の不具合を生じる欠点が
ある。
【０００８】それに対して本発明における高周波加熱
は、モールの端末に高周波電圧を印加することによりモ
ール端末内部の分子を振動させ、その分子の摩擦熱によ
りモールの端末内部から加熱を行うものであり、モール
の端末表面が必要以上に加熱されず過度に軟化すること
がない。そのため、軟化したモールの端末をプレス型で
挟んで成形する際に、モールの端末表面に前記過度の軟
化に起因する歪等の不具合を生じることがない。
は、モールの端末に高周波電圧を印加することによりモ
ール端末内部の分子を振動させ、その分子の摩擦熱によ
りモールの端末内部から加熱を行うものであり、モール
の端末表面が必要以上に加熱されず過度に軟化すること
がない。そのため、軟化したモールの端末をプレス型で
挟んで成形する際に、モールの端末表面に前記過度の軟
化に起因する歪等の不具合を生じることがない。
【０００９】また、モールの端末をプレス型外で軟化
し、その軟化した状態でプレス型面に挟むため、プレス
型面を摩耗の少ない材料、たとえばアルミニウム、鉄等
の金属で構成することができる。従って、プレス型面の
摩耗を殆ど生じなくできる。さらに、プレス型の型面形
状に成形されたモールの端末は、押出成形品の端末を軟
化変形させてなるものであって、別部材を接合したもの
ではないため表面に接合線がなく、良好な表面外観から
なる。
し、その軟化した状態でプレス型面に挟むため、プレス
型面を摩耗の少ない材料、たとえばアルミニウム、鉄等
の金属で構成することができる。従って、プレス型面の
摩耗を殆ど生じなくできる。さらに、プレス型の型面形
状に成形されたモールの端末は、押出成形品の端末を軟
化変形させてなるものであって、別部材を接合したもの
ではないため表面に接合線がなく、良好な表面外観から
なる。
【００１０】
【実施例】以下本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図１は本発明によるプラスチック製モールの端末加
工方法の工程図、図２は高周波加熱時を示す断面図、図
３はプレス成形時を示す断面図、図４は加工後のモール
端末の断面図である。
る。図１は本発明によるプラスチック製モールの端末加
工方法の工程図、図２は高周波加熱時を示す断面図、図
３はプレス成形時を示す断面図、図４は加工後のモール
端末の断面図である。
【００１１】まず押出成形により所定断面形状からなる
長尺の押出成形品を形成し、それを所定長に切断してモ
ール１０を形成する。モール１０を構成する熱可塑性プ
ラスチックは、高周波加熱が可能なように誘電損失の大
きな材質、たとえば塩化ビニル樹脂、または塩化ビニル
樹脂を主体とする樹脂等からなる。
長尺の押出成形品を形成し、それを所定長に切断してモ
ール１０を形成する。モール１０を構成する熱可塑性プ
ラスチックは、高周波加熱が可能なように誘電損失の大
きな材質、たとえば塩化ビニル樹脂、または塩化ビニル
樹脂を主体とする樹脂等からなる。
【００１２】次にそのモール１０の端末１２を、図２の
ように高周波発生装置１３に連結した電極１４，１４間
に挟み高周波電圧を印加する。それによって誘電損失の
大なるモールの端末１２が内部から加熱されて軟化す
る。また、モールの端末１２部分のみが電極１４，１４
で挟まれるため、端末１２のみが選択的に加熱され、端
末１２から遠くになるにつれて加熱されなくなる。なお
高周波加熱は、モールの構成材であるプラスチックの軟
化点以上融点以下、好ましくは軟化点よりわずか高い温
度にモール端末を加熱して行う。それは、モール端末を
融点以上に加熱すると、プラスチックの溶融、流動を生
じ、好ましくないからである。プラスチックの軟化点お
よび融点の具体的数値についてはプラスチックの種類、
プラスチックの可塑剤、充填剤等により異なるため、モ
ールの材質毎に定められる。
ように高周波発生装置１３に連結した電極１４，１４間
に挟み高周波電圧を印加する。それによって誘電損失の
大なるモールの端末１２が内部から加熱されて軟化す
る。また、モールの端末１２部分のみが電極１４，１４
で挟まれるため、端末１２のみが選択的に加熱され、端
末１２から遠くになるにつれて加熱されなくなる。なお
高周波加熱は、モールの構成材であるプラスチックの軟
化点以上融点以下、好ましくは軟化点よりわずか高い温
度にモール端末を加熱して行う。それは、モール端末を
融点以上に加熱すると、プラスチックの溶融、流動を生
じ、好ましくないからである。プラスチックの軟化点お
よび融点の具体的数値についてはプラスチックの種類、
プラスチックの可塑剤、充填剤等により異なるため、モ
ールの材質毎に定められる。
【００１３】そしてその軟化したモールの端末１２を、
図３のようにモール端末にふさわしい所望形状、たとえ
ば流線形状からなる型面１６を有するプレス型１８で挟
み、プレス型１８の型面１６にならった表面形状にプレ
ス成形する。プレス型１８は、アルミニウム、鉄等の金
属製からなる。またプレス型１８の型面は、腐食を防止
する為および表面精度を向上させる為から、硬質クロム
メッキ等を施しておくのが好ましい。プレス成形の際、
モール端末１２は軟化状態にあり、きわめて容易にプレ
ス型１８の型面１６形状に変形し、かつプレス型が前述
の通り金属製である為、型面１６を摩耗させることも少
ない。しかもプレス型１８で挟まれたモール端末１２
は、その保有熱が金属製のプレス型１８によって徐々に
奪われて冷却する。そしてモール端末の冷却をまってプ
レス型１８を開けば、図４に示すような所望の形状に加
工された端末１２ａを有するモール１０が得られる。な
お、プレス型１８の型面形状によっては、プレス成形時
にモール端末を構成するプラスチックの一部が型面から
はみ出してバリを形成することもあるが、その場合には
プレス成形後にそのバリを切除すればよい。
図３のようにモール端末にふさわしい所望形状、たとえ
ば流線形状からなる型面１６を有するプレス型１８で挟
み、プレス型１８の型面１６にならった表面形状にプレ
ス成形する。プレス型１８は、アルミニウム、鉄等の金
属製からなる。またプレス型１８の型面は、腐食を防止
する為および表面精度を向上させる為から、硬質クロム
メッキ等を施しておくのが好ましい。プレス成形の際、
モール端末１２は軟化状態にあり、きわめて容易にプレ
ス型１８の型面１６形状に変形し、かつプレス型が前述
の通り金属製である為、型面１６を摩耗させることも少
ない。しかもプレス型１８で挟まれたモール端末１２
は、その保有熱が金属製のプレス型１８によって徐々に
奪われて冷却する。そしてモール端末の冷却をまってプ
レス型１８を開けば、図４に示すような所望の形状に加
工された端末１２ａを有するモール１０が得られる。な
お、プレス型１８の型面形状によっては、プレス成形時
にモール端末を構成するプラスチックの一部が型面から
はみ出してバリを形成することもあるが、その場合には
プレス成形後にそのバリを切除すればよい。
【００１４】このようにして加工されたモール１０の端
末１２ａは、その端末１２ａとそれに続く部分との境界
に接合線がなく、きわめて表面外観の良好なものであ
る。
末１２ａは、その端末１２ａとそれに続く部分との境界
に接合線がなく、きわめて表面外観の良好なものであ
る。
【００１５】
【発明の効果】本発明のプラスチック製モールの端末加
工方法は、前記の構成からなるため端末とそれに続く部
分との境界に接合線がなく、かつ端末表面に歪等のない
良好な表面外観からなるモール端末が得られる。しか
も、プレス型の摩耗も少ないため、一定表面外観のモー
ル端末が継続して得られる効果及び型の修理が殆ど不要
になる効果もある。
工方法は、前記の構成からなるため端末とそれに続く部
分との境界に接合線がなく、かつ端末表面に歪等のない
良好な表面外観からなるモール端末が得られる。しか
も、プレス型の摩耗も少ないため、一定表面外観のモー
ル端末が継続して得られる効果及び型の修理が殆ど不要
になる効果もある。
【図１】本発明によるプラスチック製モールの端末加工
方法の工程図である。
方法の工程図である。
【図２】高周波加熱時を示す断面図である。
【図３】プレス成形時を示す断面図である。
【図４】加工後のモール端末の断面図である。
１０ モール １２ モールの端末 １２ 加工後のモール端末 １４ 電極 １６ プレス型の型面 １８ プレス型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｌ 31:30 4Ｆ
Claims (1)
- 【請求項１】 熱可塑性プラスチックの押出成形品から
なるモールの端末を、高周波加熱により軟化点以上融点
以下に加熱して軟化させた後に所望の型面を有するプレ
ス型で挟み、型面形状にプレス成形することを特徴とす
るプラスチック製モールの端末加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3238790A JPH0550532A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | プラスチツク製モールの端末加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3238790A JPH0550532A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | プラスチツク製モールの端末加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0550532A true JPH0550532A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=17035323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3238790A Pending JPH0550532A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | プラスチツク製モールの端末加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0550532A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0853024A3 (en) * | 1997-01-08 | 2001-09-19 | Inoac Corporation | Roof molding for an automobile and method of trimming the same |
| US6510602B2 (en) | 1998-10-30 | 2003-01-28 | Inoac Corporation | Roof molding for an automobile and method of trimming the same |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP3238790A patent/JPH0550532A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0853024A3 (en) * | 1997-01-08 | 2001-09-19 | Inoac Corporation | Roof molding for an automobile and method of trimming the same |
| US6510602B2 (en) | 1998-10-30 | 2003-01-28 | Inoac Corporation | Roof molding for an automobile and method of trimming the same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |