JPH10160013A - 高圧流体用逆止弁とそれを用いる燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプ - Google Patents
高圧流体用逆止弁とそれを用いる燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプInfo
- Publication number
- JPH10160013A JPH10160013A JP8315742A JP31574296A JPH10160013A JP H10160013 A JPH10160013 A JP H10160013A JP 8315742 A JP8315742 A JP 8315742A JP 31574296 A JP31574296 A JP 31574296A JP H10160013 A JPH10160013 A JP H10160013A
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- Japan
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- valve
- elastic seal
- check sheet
- fuel
- check
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Check Valves (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐久性の低下等の不具合を招くことなく、高
圧流体の逆流を確実に防止する。 【解決手段】 チェックシート41の流体導入孔40の
端縁に環状突起45を形成する。弁体42に、チェック
シート41の環状突起45に密接する弾性シール46
と、チェックシート41の一般面に当接する環状の端面
47を設ける。環状の端面47はチェックシート41に
当接して弾性シール46の過大変形を規制する。弁体4
2はスプリング43によって閉弁方向に付勢する。閉弁
時にはシール性能の高い弾性シール46で流体導入孔4
0を閉塞することができるため、流体の逆流を確実に防
止することができる。弾性シール46の過大変形を弁体
42の端面とチェックシート41との接触によって規制
することができるため、弾性シール46の耐久性も向上
する。
圧流体の逆流を確実に防止する。 【解決手段】 チェックシート41の流体導入孔40の
端縁に環状突起45を形成する。弁体42に、チェック
シート41の環状突起45に密接する弾性シール46
と、チェックシート41の一般面に当接する環状の端面
47を設ける。環状の端面47はチェックシート41に
当接して弾性シール46の過大変形を規制する。弁体4
2はスプリング43によって閉弁方向に付勢する。閉弁
時にはシール性能の高い弾性シール46で流体導入孔4
0を閉塞することができるため、流体の逆流を確実に防
止することができる。弾性シール46の過大変形を弁体
42の端面とチェックシート41との接触によって規制
することができるため、弾性シール46の耐久性も向上
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧流体の逆流を
確実に防止することのできる高圧流体用逆止弁とそれを
用いる燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプに関する。
確実に防止することのできる高圧流体用逆止弁とそれを
用いる燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等に用いられる燃料噴射装置は、
エンジン駆動されるポンプによって燃料を高圧に加圧
し、その加圧された燃料をインジェクターによってエン
ジン内部に噴射する。
エンジン駆動されるポンプによって燃料を高圧に加圧
し、その加圧された燃料をインジェクターによってエン
ジン内部に噴射する。
【0003】このような燃料噴射装置の場合、エンジン
始動時には燃料を早急に昇圧しなければならず、この燃
料の昇圧が遅れるとエンジンの速やかな始動が難しくな
る。この昇圧遅れの一つの原因としては、エンジン停止
時に、ポンプ本体とインジェクターを連通する吐出通路
の燃料圧が低下し、その燃料圧の低下に伴って発生した
ベーパが昇圧を遅らせることが考えられるが、この燃料
圧の低下の問題に対して現状ではポンプ本体の吐出逆止
弁の作用に専ら頼り、それ以外の特別な対策は何等施し
ていない。
始動時には燃料を早急に昇圧しなければならず、この燃
料の昇圧が遅れるとエンジンの速やかな始動が難しくな
る。この昇圧遅れの一つの原因としては、エンジン停止
時に、ポンプ本体とインジェクターを連通する吐出通路
の燃料圧が低下し、その燃料圧の低下に伴って発生した
ベーパが昇圧を遅らせることが考えられるが、この燃料
圧の低下の問題に対して現状ではポンプ本体の吐出逆止
弁の作用に専ら頼り、それ以外の特別な対策は何等施し
ていない。
【0004】尚、この関連技術は、例えば、特開平7−
12029号公報等に示されている。
12029号公報等に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ポンプ本体に用いられ
る吐出逆止弁は金属面同士の接触によって閉弁時の密閉
を保つようにしているため、その密閉には限界があり、
エンジン停止時にポンプ本体の内部圧が低下すると、吐
出通路とポンプ本体との圧力差により吐出通路の圧力が
数分で大きく低下してしまう(図8中の破線参照)。こ
のため、エンジンの停止時間が長いと、吐出通路の圧力
が大きく低下し、その結果、吐出通路内にベーパが発生
してエンジン始動時の昇圧遅れを招き易くなる。
る吐出逆止弁は金属面同士の接触によって閉弁時の密閉
を保つようにしているため、その密閉には限界があり、
エンジン停止時にポンプ本体の内部圧が低下すると、吐
出通路とポンプ本体との圧力差により吐出通路の圧力が
数分で大きく低下してしまう(図8中の破線参照)。こ
のため、エンジンの停止時間が長いと、吐出通路の圧力
が大きく低下し、その結果、吐出通路内にベーパが発生
してエンジン始動時の昇圧遅れを招き易くなる。
【0006】また、逆止弁に関しては、閉弁時の密閉を
より高める手段としてゴム材料等の弾性シールを用いる
ことが考えられるが、弾性シールはシール性能は高い反
面、耐久面においては金属シールに劣るため、このよう
な逆止弁を燃料加圧用ポンプのような高圧流体が作用す
る部位に用いた場合には、弾性シールが大きな流体圧で
チェックシートに押し付けられたときに弾性シールのシ
ール面に劣化を生じることが考えられる。このため、高
圧流体の作用する部位には、弾性シールを用いた上記の
ような逆止弁は採用することができないというのが現状
である。
より高める手段としてゴム材料等の弾性シールを用いる
ことが考えられるが、弾性シールはシール性能は高い反
面、耐久面においては金属シールに劣るため、このよう
な逆止弁を燃料加圧用ポンプのような高圧流体が作用す
る部位に用いた場合には、弾性シールが大きな流体圧で
チェックシートに押し付けられたときに弾性シールのシ
ール面に劣化を生じることが考えられる。このため、高
圧流体の作用する部位には、弾性シールを用いた上記の
ような逆止弁は採用することができないというのが現状
である。
【0007】そこで本発明は、耐久性の低下等の不具合
を招くことなく高圧流体の逆流を確実に防止することの
できる高圧流体用逆止弁とそれを用いる燃料噴射装置の
燃料加圧用ポンプを提供しようとするものである。
を招くことなく高圧流体の逆流を確実に防止することの
できる高圧流体用逆止弁とそれを用いる燃料噴射装置の
燃料加圧用ポンプを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための手
段として、請求項1の発明は、高圧流体用逆止弁におい
て、流体導入孔の端縁に環状突起を有するチェックシー
トと、前記環状突起に密接して前記流体導入孔を閉塞す
る弾性シールと前記チェックシートまたは他の固定部材
に当接して前記弾性シールの過大変形を規制するストッ
パとを有する弁体と、この弁体を閉弁方向に付勢するス
プリングと、を備えた構成とした。閉弁状態において
は、弁体がスプリングの付勢力によってチェックシート
方向に押し付けられ、弁体の弾性シールがチェックシー
トの環状突起に密接して流体導入孔を閉塞すると共に、
ストッパがチェックシートまたは他の固定部材に当接し
て弾性シールの過大変形を規制する。このため、スプリ
ング側の高圧流体により弁体がチェックシートに強力に
押し付けられても弾性シールには必要以上の荷重が加わ
らなくなる。
段として、請求項1の発明は、高圧流体用逆止弁におい
て、流体導入孔の端縁に環状突起を有するチェックシー
トと、前記環状突起に密接して前記流体導入孔を閉塞す
る弾性シールと前記チェックシートまたは他の固定部材
に当接して前記弾性シールの過大変形を規制するストッ
パとを有する弁体と、この弁体を閉弁方向に付勢するス
プリングと、を備えた構成とした。閉弁状態において
は、弁体がスプリングの付勢力によってチェックシート
方向に押し付けられ、弁体の弾性シールがチェックシー
トの環状突起に密接して流体導入孔を閉塞すると共に、
ストッパがチェックシートまたは他の固定部材に当接し
て弾性シールの過大変形を規制する。このため、スプリ
ング側の高圧流体により弁体がチェックシートに強力に
押し付けられても弾性シールには必要以上の荷重が加わ
らなくなる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明のスト
ッパを、弾性シールを囲繞するように環状に形成して、
その環状の端面をチェックシートまたは他の固定部材に
密接するようにした。この場合、閉弁時にストッパが弾
性シールの周域においてチェックシートまたは他の固定
部材に密接し、弾性シールと共に二重のシールとして機
能するようになる。
ッパを、弾性シールを囲繞するように環状に形成して、
その環状の端面をチェックシートまたは他の固定部材に
密接するようにした。この場合、閉弁時にストッパが弾
性シールの周域においてチェックシートまたは他の固定
部材に密接し、弾性シールと共に二重のシールとして機
能するようになる。
【0010】請求項3の発明は、燃料噴射装置の燃料加
圧用ポンプにおいて、ポンプ本体と燃料噴射装置のイン
ジェクターを連通する吐出通路に高圧流体用逆止弁を介
装し、この高圧流体用逆止弁を、流体導入孔の端縁に環
状突起を有するチェックシートと、前記環状突起に密接
して前記流体導入孔を閉塞する弾性シールと前記チェッ
クシートまたは他の固定部材に当接して前記弾性シール
の過大変形を規制するストッパとを有する弁体と、この
弁体を閉弁方向に付勢するスプリングと、を備えた構成
とした。エンジン停止時には、高圧流体用逆止弁の弾性
シールがチェックシートの流体導入孔を確実に閉塞する
ため、このとき吐出通路の内部はほぼエンジン停止前の
高い圧力に維持される。
圧用ポンプにおいて、ポンプ本体と燃料噴射装置のイン
ジェクターを連通する吐出通路に高圧流体用逆止弁を介
装し、この高圧流体用逆止弁を、流体導入孔の端縁に環
状突起を有するチェックシートと、前記環状突起に密接
して前記流体導入孔を閉塞する弾性シールと前記チェッ
クシートまたは他の固定部材に当接して前記弾性シール
の過大変形を規制するストッパとを有する弁体と、この
弁体を閉弁方向に付勢するスプリングと、を備えた構成
とした。エンジン停止時には、高圧流体用逆止弁の弾性
シールがチェックシートの流体導入孔を確実に閉塞する
ため、このとき吐出通路の内部はほぼエンジン停止前の
高い圧力に維持される。
【0011】請求項4の発明は、請求項3の発明のスト
ッパを、弾性シールを囲繞するように環状に形成して、
その環状の端面をチェックシートまたは他の固定部材に
密接するようにした。
ッパを、弾性シールを囲繞するように環状に形成して、
その環状の端面をチェックシートまたは他の固定部材に
密接するようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例を図1〜
図8に基づいて説明する。
図8に基づいて説明する。
【0013】この実施例は、自動車の燃料噴射装置の燃
料加圧用のポンプにアキシャルプランジャポンプ1を適
用したもので、図2,3に示すように、モータM駆動す
る供給ポンプ2を介して燃料タンク3から供給されたガ
ソリン等の燃料をこのアキシャルプランジャポンプ1に
よって所定の圧力に加圧してインジェクター4に供給
し、その燃料をインジェクター4でエンジンのシリンダ
(図示せず。)内に噴射すると共に、インジェクター4
での射出圧を調整する高圧レギュレータ70において余
剰燃料をポンプ1の吸入通路5に戻すようになってい
る。
料加圧用のポンプにアキシャルプランジャポンプ1を適
用したもので、図2,3に示すように、モータM駆動す
る供給ポンプ2を介して燃料タンク3から供給されたガ
ソリン等の燃料をこのアキシャルプランジャポンプ1に
よって所定の圧力に加圧してインジェクター4に供給
し、その燃料をインジェクター4でエンジンのシリンダ
(図示せず。)内に噴射すると共に、インジェクター4
での射出圧を調整する高圧レギュレータ70において余
剰燃料をポンプ1の吸入通路5に戻すようになってい
る。
【0014】アキシャルプランジャポンプ1は、ポンプ
ハウジング6が凹部を有するハウジング本体7と、その
前端部に取り付けられるフロントカバー8とから成り、
ハウジング本体7の凹部内には、バルブブロック9とシ
リンダブロック10とが重合状態でボルト11によって
結合されている。また、フロントカバー8には、駆動軸
12がニードルベアリング及びメタルベアリングから成
るラジアル軸受13a,13bを介して支持されてお
り、この駆動軸12のポンプハウジング6内に臨む側の
端部には、その端面が軸線に対して所定角度に傾斜した
斜板14が一体に形成され、ポンプハウジング6の外部
に突出する側の端部には、エンジンのカムシャフト(図
示せず。)と結合するためのカップリング15が設けら
れている。
ハウジング6が凹部を有するハウジング本体7と、その
前端部に取り付けられるフロントカバー8とから成り、
ハウジング本体7の凹部内には、バルブブロック9とシ
リンダブロック10とが重合状態でボルト11によって
結合されている。また、フロントカバー8には、駆動軸
12がニードルベアリング及びメタルベアリングから成
るラジアル軸受13a,13bを介して支持されてお
り、この駆動軸12のポンプハウジング6内に臨む側の
端部には、その端面が軸線に対して所定角度に傾斜した
斜板14が一体に形成され、ポンプハウジング6の外部
に突出する側の端部には、エンジンのカムシャフト(図
示せず。)と結合するためのカップリング15が設けら
れている。
【0015】前記シリンダブロック10は、軸方向に沿
ったシリンダ孔16が周方向等間隔に複数個形成されて
おり、この各シリンダ孔16に、前記斜板14方向にス
プリング付勢されたプランジャ17が進退自在に収容さ
れている。この各プランジャ17は、その頂部面に半球
状の凹部が形成され、この凹部にシュー18が摺動自在
に嵌合保持されている。
ったシリンダ孔16が周方向等間隔に複数個形成されて
おり、この各シリンダ孔16に、前記斜板14方向にス
プリング付勢されたプランジャ17が進退自在に収容さ
れている。この各プランジャ17は、その頂部面に半球
状の凹部が形成され、この凹部にシュー18が摺動自在
に嵌合保持されている。
【0016】また、このシリンダブロック10の背部の
バルブブロック9には、シリンダブロック10の各シリ
ンダ孔16に連通する複数個の吸入ポート19と吐出ポ
ート20が形成されており、各吸入ポート19には吸入
チェック弁21が、また、各吐出ポート20には吐出チ
ェック弁22が夫々設けられている。このうち吸入ポー
ト19は、対応するシリンダ孔16からバルブブロック
9の軸方向に沿って形成され、バルブブロック9の背部
において、ハウジング本体7の底壁内面に形成された吸
入側環状溝23に連通し、この環状溝23を介してハウ
ジング本体7の吸入通路5に連通している。これに対し
て、前記吐出ポート20は、対応するシリンダ孔16か
らバルブブロック9の径方向外側に放射状に形成され、
バルブブロック9の外周面に形成された吐出側環状溝2
4に連通し、この環状溝24を介してハウジング本体7
の吐出通路25に連通している。したがって、各プラン
ジャ17がシリンダ孔16内で進退動作した場合には、
吸入側環状溝23を介して各シリンダ孔16内に燃料が
吸い入れられ、その燃料が吐出側環状溝24を通して吐
出通路25に送り出される。尚、この実施例において、
ポンプ本体は、斜板14、シリンダブロック10、バル
ブブロック9等によって構成されている。
バルブブロック9には、シリンダブロック10の各シリ
ンダ孔16に連通する複数個の吸入ポート19と吐出ポ
ート20が形成されており、各吸入ポート19には吸入
チェック弁21が、また、各吐出ポート20には吐出チ
ェック弁22が夫々設けられている。このうち吸入ポー
ト19は、対応するシリンダ孔16からバルブブロック
9の軸方向に沿って形成され、バルブブロック9の背部
において、ハウジング本体7の底壁内面に形成された吸
入側環状溝23に連通し、この環状溝23を介してハウ
ジング本体7の吸入通路5に連通している。これに対し
て、前記吐出ポート20は、対応するシリンダ孔16か
らバルブブロック9の径方向外側に放射状に形成され、
バルブブロック9の外周面に形成された吐出側環状溝2
4に連通し、この環状溝24を介してハウジング本体7
の吐出通路25に連通している。したがって、各プラン
ジャ17がシリンダ孔16内で進退動作した場合には、
吸入側環状溝23を介して各シリンダ孔16内に燃料が
吸い入れられ、その燃料が吐出側環状溝24を通して吐
出通路25に送り出される。尚、この実施例において、
ポンプ本体は、斜板14、シリンダブロック10、バル
ブブロック9等によって構成されている。
【0017】ここで、前記ハウジング本体7の吸入通路
5は、供給ポンプ2に配管接続される吸入配管接続口2
6(図3参照。)と前記吸入側環状溝23(図2参
照。)とを連通する通路で、その通路途中には、供給ポ
ンプ2から送られた燃料を所定低圧に調圧するための低
圧レギュレータ27が介装されている。この低圧レギュ
レータ27は、ハウジング本体7の最上部に組付けら
れ、吸入通路5の圧力が設定圧以上になると、余剰分の
燃料をドレーン通路28に排出し、残余の燃料を吸入通
路5の後流側(環状溝23側)に流すようになってい
る。
5は、供給ポンプ2に配管接続される吸入配管接続口2
6(図3参照。)と前記吸入側環状溝23(図2参
照。)とを連通する通路で、その通路途中には、供給ポ
ンプ2から送られた燃料を所定低圧に調圧するための低
圧レギュレータ27が介装されている。この低圧レギュ
レータ27は、ハウジング本体7の最上部に組付けら
れ、吸入通路5の圧力が設定圧以上になると、余剰分の
燃料をドレーン通路28に排出し、残余の燃料を吸入通
路5の後流側(環状溝23側)に流すようになってい
る。
【0018】一方、駆動軸12に形成された斜板14の
端面には、有底円筒状の補助プレート29が相対回動可
能に取り付けられている。この補助プレート29は、そ
の斜板14側の端面の中央にボス30が突設され、この
ボス30が、斜板14の端面中央に形成された支持穴3
1に相対回転可能に嵌入されている。そして、この補助
プレート29のシリンダブロック10側の端面には、硬
度が高く、摩擦係数の小さい円環状のスラストプレート
32が結合され、このスラストプレート32に、前記シ
ュー18が摺動自在に当接するようになっている。各プ
ランジャ17は前述のように斜板14方向にスプリング
付勢されているため、各シュー18はこのプランジャ1
7の付勢力を受けて常時スラストプレート32に押し付
けられている。また、フロントカバー8と斜板14の
間、及び、斜板14と補助プレート29の間にはスラス
ト軸受33a,33bが夫々介装されている。
端面には、有底円筒状の補助プレート29が相対回動可
能に取り付けられている。この補助プレート29は、そ
の斜板14側の端面の中央にボス30が突設され、この
ボス30が、斜板14の端面中央に形成された支持穴3
1に相対回転可能に嵌入されている。そして、この補助
プレート29のシリンダブロック10側の端面には、硬
度が高く、摩擦係数の小さい円環状のスラストプレート
32が結合され、このスラストプレート32に、前記シ
ュー18が摺動自在に当接するようになっている。各プ
ランジャ17は前述のように斜板14方向にスプリング
付勢されているため、各シュー18はこのプランジャ1
7の付勢力を受けて常時スラストプレート32に押し付
けられている。また、フロントカバー8と斜板14の
間、及び、斜板14と補助プレート29の間にはスラス
ト軸受33a,33bが夫々介装されている。
【0019】さらにまた、前記補助プレート29とスラ
ストプレート32の間には、円環状の樹脂製ダイヤフラ
ム34の内周縁部が密閉状態で挟着されている。このダ
イヤフラム34の外周縁部は、ハウジング本体7とフロ
ントカバー8の接合部間に密閉状態で挟着されていて、
ポンプ内部がこのダイヤフラム34によってシリンダブ
ロック10側の作動液室35と駆動軸12側の潤滑液室
36とに隔成されている。そして、作動液室35はシリ
ンダブロック10からの漏出燃料によって満たされるよ
うになっており、潤滑液室36には、駆動軸12の周域
の軸受33a,33b等を潤滑するための潤滑液が封入
されている。
ストプレート32の間には、円環状の樹脂製ダイヤフラ
ム34の内周縁部が密閉状態で挟着されている。このダ
イヤフラム34の外周縁部は、ハウジング本体7とフロ
ントカバー8の接合部間に密閉状態で挟着されていて、
ポンプ内部がこのダイヤフラム34によってシリンダブ
ロック10側の作動液室35と駆動軸12側の潤滑液室
36とに隔成されている。そして、作動液室35はシリ
ンダブロック10からの漏出燃料によって満たされるよ
うになっており、潤滑液室36には、駆動軸12の周域
の軸受33a,33b等を潤滑するための潤滑液が封入
されている。
【0020】ところで、ポンプ本体とインジェクター4
を連通する前記吐出通路25の吐出側環状溝24の近傍
位置には、高圧流体用逆止弁38がフィルター39と共
に取れ付けられている。この高圧流体用逆止弁38は、
図1,図7に示すように、吐出側環状溝24側に連通す
る流体導入孔40を有するチェックシート41と、この
チェックシート41に近接離反して流体導入孔40を開
閉する弁体42と、この弁体42をチェックシート41
方向に付勢するスプリング43とを備えており、スプリ
ング43の端部は、フィルター39を吐出通路25内に
固定するためのフィルターリテーナ44によって支持さ
れている。チェックシート41は、流体導入孔40の弁
体42側の端縁に環状突起45が一体に形成されてお
り、弁体42には、この環状突起45に密接するゴム材
等から成る弾性シール46が取り付けられている。弁体
42は、チェックシート41に臨む側の先端部略中央に
凹部が形成されていて、この凹部に前記弾性シール46
が嵌着固定されている。そして、前記凹部の周縁を成す
弁体42の環状の端面47は本発明におけるストッパを
構成するようになっている。この環状の端面47は、弁
体42がチェックシート41方向に変位したときにチェ
ックシート41の環状突起45の周域の一般面に当接
し、それによって弾性シール46の過大変形を規制する
ようになっている。
を連通する前記吐出通路25の吐出側環状溝24の近傍
位置には、高圧流体用逆止弁38がフィルター39と共
に取れ付けられている。この高圧流体用逆止弁38は、
図1,図7に示すように、吐出側環状溝24側に連通す
る流体導入孔40を有するチェックシート41と、この
チェックシート41に近接離反して流体導入孔40を開
閉する弁体42と、この弁体42をチェックシート41
方向に付勢するスプリング43とを備えており、スプリ
ング43の端部は、フィルター39を吐出通路25内に
固定するためのフィルターリテーナ44によって支持さ
れている。チェックシート41は、流体導入孔40の弁
体42側の端縁に環状突起45が一体に形成されてお
り、弁体42には、この環状突起45に密接するゴム材
等から成る弾性シール46が取り付けられている。弁体
42は、チェックシート41に臨む側の先端部略中央に
凹部が形成されていて、この凹部に前記弾性シール46
が嵌着固定されている。そして、前記凹部の周縁を成す
弁体42の環状の端面47は本発明におけるストッパを
構成するようになっている。この環状の端面47は、弁
体42がチェックシート41方向に変位したときにチェ
ックシート41の環状突起45の周域の一般面に当接
し、それによって弾性シール46の過大変形を規制する
ようになっている。
【0021】また、弁体42は、図4〜図6に示すよう
に、チェックシート41に臨む先端側がテーパ状に形成
されると共に、半円状の軸方向溝48が外周面に複数個
形成され、さらにこの各軸方向溝48に連通する径方向
溝49がスプリング43側の端面に複数個形成されてい
る。これらの軸方向溝48と径方向溝49は、図7に示
すように、弁体42が流体導入孔40を開いたときに通
路の内壁及びフィルターリテーナ44との間に燃料の流
路を確保できるようにしている。尚、チェックシート4
1及び弁体42は金属材料によって形成されている。
に、チェックシート41に臨む先端側がテーパ状に形成
されると共に、半円状の軸方向溝48が外周面に複数個
形成され、さらにこの各軸方向溝48に連通する径方向
溝49がスプリング43側の端面に複数個形成されてい
る。これらの軸方向溝48と径方向溝49は、図7に示
すように、弁体42が流体導入孔40を開いたときに通
路の内壁及びフィルターリテーナ44との間に燃料の流
路を確保できるようにしている。尚、チェックシート4
1及び弁体42は金属材料によって形成されている。
【0022】以上の構成において、エンジンの始動に伴
って駆動軸12が回転すると、駆動軸12と一体の斜板
14が回転し、これにより、補助プレート29が斜板1
4と相対回転しつつこの斜板14と一体に揺動(首振
り)する。こうして補助プレート29が揺動すると、ス
ラストプレート32とそれに摺接するシュー18を介し
てシリンダブロック10上のプランジャ17が順次進退
動作を繰り返し、それによってポンプ作用が連続的に為
されるようになる。このとき、燃料タンク3から供給ポ
ンプ2を介して吸入通路5に供給された燃料は、低圧レ
ギュレータ27で設定低圧に調圧された後、吸入側環状
溝23、吸入ポート19、吸入チェック弁21を順次介
してシリンダ孔16に吸い入れられ、ここでプランジャ
17によって加圧された後にシリンダ孔16から吐出チ
ェック弁22、吐出ポート20、吐出側環状溝24を順
次通り、さらにそこから高圧流体用逆止弁38を開いて
吐出通路25からインジェクター4へと供給される。
って駆動軸12が回転すると、駆動軸12と一体の斜板
14が回転し、これにより、補助プレート29が斜板1
4と相対回転しつつこの斜板14と一体に揺動(首振
り)する。こうして補助プレート29が揺動すると、ス
ラストプレート32とそれに摺接するシュー18を介し
てシリンダブロック10上のプランジャ17が順次進退
動作を繰り返し、それによってポンプ作用が連続的に為
されるようになる。このとき、燃料タンク3から供給ポ
ンプ2を介して吸入通路5に供給された燃料は、低圧レ
ギュレータ27で設定低圧に調圧された後、吸入側環状
溝23、吸入ポート19、吸入チェック弁21を順次介
してシリンダ孔16に吸い入れられ、ここでプランジャ
17によって加圧された後にシリンダ孔16から吐出チ
ェック弁22、吐出ポート20、吐出側環状溝24を順
次通り、さらにそこから高圧流体用逆止弁38を開いて
吐出通路25からインジェクター4へと供給される。
【0023】また、この状態からエンジンが停止する
と、アキシャルプランジャポンプ1の運転が停止してポ
ンプ本体側の圧力が低下し、その結果、高圧流体用逆止
弁38の弁体42がチェックシート41の流体導入孔4
0を閉塞して、吐出通路25内の燃料の逆流(圧力の低
下)を即座に阻止するようになる。
と、アキシャルプランジャポンプ1の運転が停止してポ
ンプ本体側の圧力が低下し、その結果、高圧流体用逆止
弁38の弁体42がチェックシート41の流体導入孔4
0を閉塞して、吐出通路25内の燃料の逆流(圧力の低
下)を即座に阻止するようになる。
【0024】このとき、高圧流体用逆止弁38は、図1
に示すように、弁体42の弾性シール46がチェックシ
ート41の環状突起45に密接すると共に、弁体42の
環状の端面47がチェックシート41の環状突起45の
周域部分に当接する。これにより、流体導入孔40は弾
性シール46と環状の端面47とによって二重に封止さ
れることとなる。ところで、このときの流体導入孔40
の密閉は主にシール性能の高い弾性シール46によって
行われるが、弾性シール46の変形代は、弁体42の端
面47とチェックシート41の金属接触部分で規制され
るため、アキシャルプランジャポンプ1の運転の停止に
伴ってポンプ本体側の圧力が低下し、弁体42に吐出通
路25内の高圧が作用しても、弾性シール46にはこの
高圧による過負荷が加えられることがない。
に示すように、弁体42の弾性シール46がチェックシ
ート41の環状突起45に密接すると共に、弁体42の
環状の端面47がチェックシート41の環状突起45の
周域部分に当接する。これにより、流体導入孔40は弾
性シール46と環状の端面47とによって二重に封止さ
れることとなる。ところで、このときの流体導入孔40
の密閉は主にシール性能の高い弾性シール46によって
行われるが、弾性シール46の変形代は、弁体42の端
面47とチェックシート41の金属接触部分で規制され
るため、アキシャルプランジャポンプ1の運転の停止に
伴ってポンプ本体側の圧力が低下し、弁体42に吐出通
路25内の高圧が作用しても、弾性シール46にはこの
高圧による過負荷が加えられることがない。
【0025】したがって、エンジン停止時には、シール
性能に優れる弾性シール46によって吐出通路25内の
高圧が確実に維持されることとなり、しかも、弾性シー
ル46は常に必要以上に押し潰されることがないことか
ら、その性能が長期間に亙って維持される。
性能に優れる弾性シール46によって吐出通路25内の
高圧が確実に維持されることとなり、しかも、弾性シー
ル46は常に必要以上に押し潰されることがないことか
ら、その性能が長期間に亙って維持される。
【0026】尚、図8中の実線は、このアキシャルプラ
ンジャポンプ1の場合の、エンジン停止後の吐出通路2
5内の圧力変化を示すもので、同図から明らかなように
このアキシャルプランジャポンプ1においては、エンジ
ンを停止して1時間後であっても吐出通路25内を充分
に高い圧力(1.4MPa)に維持することができる。よっ
て、このアキシャルプランジャポンプ1においては、エ
ンジン停止後にも吐出通路25内を充分に高い圧力に維
持することができ、そのために、雰囲気温度が高い場合
であっても吐出通路25内にはベーパが発生しにくくな
る。その結果、エンジンの再始動時にベーパによる昇圧
遅れが生じなくなり、エンジンの始動性能が確実に高ま
る。
ンジャポンプ1の場合の、エンジン停止後の吐出通路2
5内の圧力変化を示すもので、同図から明らかなように
このアキシャルプランジャポンプ1においては、エンジ
ンを停止して1時間後であっても吐出通路25内を充分
に高い圧力(1.4MPa)に維持することができる。よっ
て、このアキシャルプランジャポンプ1においては、エ
ンジン停止後にも吐出通路25内を充分に高い圧力に維
持することができ、そのために、雰囲気温度が高い場合
であっても吐出通路25内にはベーパが発生しにくくな
る。その結果、エンジンの再始動時にベーパによる昇圧
遅れが生じなくなり、エンジンの始動性能が確実に高ま
る。
【0027】尚、本発明の実施例は以上で説明したもの
に限るものではなく、例えば、高圧流体用逆止弁におけ
る弁体のストッパは環状でなくても良く、また、ストッ
パが当接する部材もチェックシート以外の固定部材であ
っても良い。
に限るものではなく、例えば、高圧流体用逆止弁におけ
る弁体のストッパは環状でなくても良く、また、ストッ
パが当接する部材もチェックシート以外の固定部材であ
っても良い。
【0028】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、流体導
入孔の端縁に環状突起を有するチェックシートと、前記
環状突起に密接して前記流体導入孔を閉塞する弾性シー
ルと前記チェックシートまたは他の固定部材に当接して
前記弾性シールの過大変形を規制するストッパとを有す
る弁体と、この弁体を閉弁方向に付勢するスプリング
と、を備えた高圧流体用逆止弁の構成としたため、閉弁
時に、弾性シールでチェックシートの流体導入孔を確実
にシールすることができるうえ、弾性シールにかかる過
負荷をストッパによって無くすことができ、その結果、
高圧流体の逆流の確実な防止と、耐久性の向上とを共に
実現することができる。
入孔の端縁に環状突起を有するチェックシートと、前記
環状突起に密接して前記流体導入孔を閉塞する弾性シー
ルと前記チェックシートまたは他の固定部材に当接して
前記弾性シールの過大変形を規制するストッパとを有す
る弁体と、この弁体を閉弁方向に付勢するスプリング
と、を備えた高圧流体用逆止弁の構成としたため、閉弁
時に、弾性シールでチェックシートの流体導入孔を確実
にシールすることができるうえ、弾性シールにかかる過
負荷をストッパによって無くすことができ、その結果、
高圧流体の逆流の確実な防止と、耐久性の向上とを共に
実現することができる。
【0029】また、請求項3の発明は、燃料噴射装置の
燃料加圧用ポンプにおいて、ポンプ本体と燃料噴射装置
のインジェクターを連通する吐出通路に高圧流体用逆止
弁を介装し、この高圧流体用逆止弁を、流体導入孔の端
縁に環状突起を有するチェックシートと、前記環状突起
に密接して前記流体導入孔を閉塞する弾性シールと前記
チェックシートまたは他の固定部材に当接して前記弾性
シールの過大変形を規制するストッパとを有する弁体
と、この弁体を閉弁方向に付勢するスプリングと、を備
えた構成としたため、高圧流体用逆止弁によりエンジン
停止時における吐出通路内の圧力の低下を確実に防止す
ることができ、その結果、吐出通路内でのベーパの発生
を極力少なくしてエンジン始動時における燃料の昇圧性
能を確実に高めることができる。
燃料加圧用ポンプにおいて、ポンプ本体と燃料噴射装置
のインジェクターを連通する吐出通路に高圧流体用逆止
弁を介装し、この高圧流体用逆止弁を、流体導入孔の端
縁に環状突起を有するチェックシートと、前記環状突起
に密接して前記流体導入孔を閉塞する弾性シールと前記
チェックシートまたは他の固定部材に当接して前記弾性
シールの過大変形を規制するストッパとを有する弁体
と、この弁体を閉弁方向に付勢するスプリングと、を備
えた構成としたため、高圧流体用逆止弁によりエンジン
停止時における吐出通路内の圧力の低下を確実に防止す
ることができ、その結果、吐出通路内でのベーパの発生
を極力少なくしてエンジン始動時における燃料の昇圧性
能を確実に高めることができる。
【0030】さらに、請求項2,4の発明は、請求項1
または3の発明のストッパを、弾性シールを囲繞するよ
うに環状に形成して、その環状の端面をチェックシート
または他の固定部材に密接するようにしたため、閉弁時
にストッパが弾性シールと共に二重のシールとして機能
するようになり、その結果、高圧流体の逆流をより確実
に防止することが可能になる。
または3の発明のストッパを、弾性シールを囲繞するよ
うに環状に形成して、その環状の端面をチェックシート
または他の固定部材に密接するようにしたため、閉弁時
にストッパが弾性シールと共に二重のシールとして機能
するようになり、その結果、高圧流体の逆流をより確実
に防止することが可能になる。
【図1】本発明の一実施例を示す要部の拡大断面図。
【図2】同実施例を示す断面図。
【図3】同実施例を示す図2のA−A線に沿う断面図。
【図4】同実施例を示す部品の正面図。
【図5】同実施例を示す図4のB−B線に沿う断面図。
【図6】同実施例を示す部品の背面図。
【図7】同実施例を示す要部の拡大断面図。
【図8】同実施例と従来の技術の吐出通路内圧力の変化
を示すグラフ。
を示すグラフ。
1…アキシャルプランジャポンプ(燃料加圧用ポン
プ)、 25…吐出通路、 38…高圧流体用逆止弁、 40…流体導入孔、 41…チェックシート、 45…環状突起、 46…弾性シール、 47…環状の端面(ストッパ)。
プ)、 25…吐出通路、 38…高圧流体用逆止弁、 40…流体導入孔、 41…チェックシート、 45…環状突起、 46…弾性シール、 47…環状の端面(ストッパ)。
Claims (4)
- 【請求項1】 流体導入孔の端縁に環状突起を有するチ
ェックシートと、前記環状突起に密接して前記流体導入
孔を閉塞する弾性シールと前記チェックシートまたは他
の固定部材に当接して前記弾性シールの過大変形を規制
するストッパとを有する弁体と、この弁体を閉弁方向に
付勢するスプリングと、を備えたことを特徴とする高圧
流体用逆止弁。 - 【請求項2】 前記ストッパを、前記弾性シールを囲繞
するように環状に形成して、その環状の端面を前記チェ
ックシートまたは他の固定部材に密接させるようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の高圧流体用逆止弁。 - 【請求項3】 ポンプ本体と燃料噴射装置のインジェク
ターを連通する吐出通路に高圧流体用逆止弁を介装し、
この高圧流体用逆止弁を、流体導入孔の端縁に環状突起
を有するチェックシートと、前記環状突起に密接して前
記流体導入孔を閉塞する弾性シールと前記チェックシー
トまたは他の固定部材に当接して前記弾性シールの過大
変形を規制するストッパとを有する弁体と、この弁体を
閉弁方向に付勢するスプリングと、を備えた構成とした
ことを特徴とする燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプ。 - 【請求項4】 前記ストッパを、前記弾性シールを囲繞
するように環状に形成して、その環状の端面を前記チェ
ックシートまたは他の固定部材に密接させるようにした
ことを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射装置の燃料
加圧用ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8315742A JPH10160013A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 高圧流体用逆止弁とそれを用いる燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8315742A JPH10160013A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 高圧流体用逆止弁とそれを用いる燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10160013A true JPH10160013A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18068997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8315742A Pending JPH10160013A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 高圧流体用逆止弁とそれを用いる燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10160013A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011040275A1 (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-07 | Ntn株式会社 | 密封型転がり軸受 |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP8315742A patent/JPH10160013A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011040275A1 (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-07 | Ntn株式会社 | 密封型転がり軸受 |
JP2011074945A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Ntn Corp | 密封型転がり軸受 |
US8956051B2 (en) | 2009-09-29 | 2015-02-17 | Ntn Corporation | Sealed rolling bearing |
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