JPH10159956A - 車両用自動変速機の液圧制御システム - Google Patents

車両用自動変速機の液圧制御システム

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JPH10159956A
JPH10159956A JP9204629A JP20462997A JPH10159956A JP H10159956 A JPH10159956 A JP H10159956A JP 9204629 A JP9204629 A JP 9204629A JP 20462997 A JP20462997 A JP 20462997A JP H10159956 A JPH10159956 A JP H10159956A
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pressure
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダンパクラッチの作動とは独立的に3、4変速
段でライン圧の変化が行われるように制御し、トランス
ミッション制御ユニットの作動不能時に遊星ギヤセット
のインターロックの発生を防止し、スキップ変速時に摩
擦要素の独立的な制御により変速が可能な液圧制御シス
テムを提供する。 【解決手段】液圧を調節する圧力調節手段と、変速モー
ドを形成する手動及び自動コントロール手段と、変速感
及び応答性能を調節する液圧コントロール手段と、ダン
パクラッチ作動のためのダンパクラッチコントロール手
段と、第1、第2、第3、第4、第5摩擦要素に適切な
液圧を供給分配する液圧分配手段とを備えてなり、前記
液圧分配手段は、1−2シフトバルブ36と、コントロ
ールスイッチバルブ38と、フェイルセーフバルブ40
と、ハイ/ロー圧力バルブ46と、2−3/4−3シフ
トバルブ48と、3−4シフトバルブ50とを有するも
のとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用自動変速機
に適用される液圧制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両用自動変速機は、トルクコ
ンバータと、このトルクコンバータに連結されている多
段変速ギヤメカニズムとを備えており、車両の走行状態
に応じて変速ギヤメカニズムのギヤ段中のいずれか一つ
のギヤ段を選択するための液圧によって作動する摩擦要
素を含んでいる。
【0003】車両用自動変速機の液圧制御システムは、
オイルポンプから発生した液圧をコントロールバルブを
通じて摩擦要素を選択して作動させることによって、車
両の走行状態に応じて適切な変速が自動的に行われるよ
うに作用する。
【0004】そして、この液圧制御システムは、オイル
ポンプから発生した液圧を調節する圧力調節手段と、変
速モードを形成する手動及び自動変速コントロール手段
と、変速時に円滑な変速モードを形成するために、変速
感及び応答性能を調節する液圧コントロール手段と、ト
ルクコンバータのダンパクラッチ作動のためのダンパク
ラッチコントロール手段と、各摩擦要素に適切な液圧供
給を分配する液圧分配手段とを含んでなる。
【0005】この液圧制御システムは、トランスミッシ
ョン制御ユニットによりオン/オフされるソレノイドバ
ルブおよびデューティ制御されるソレノイドバルブによ
り、液圧分配手段の液圧分配を異ならせることによっ
て、摩擦要素の作動が選択されて変速段制御が実現され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような液圧制御システムにおいては、ライン圧を制御す
る際に、ダンパクラッチと連動して制御する方式を採用
しているので、変速開始点と変速中にダンパクラッチを
スリップ状態で作動する期間において、ライン圧を正確
に制御するには多大な困難があると共に、ダンパクラッ
チが作動するときに無条件でライン圧を変化させなけれ
ばならないという問題点を有していた。
【0007】そして、現在の変速段から他の変速段への
変速制御の際、現在作動している摩擦要素に供給されて
いる液圧を解除したのち、新たな摩擦要素に液圧を供給
すべきタイミングが変速感に多大な影響を与えており、
且つ、エンジンの回転数が急上昇したり遊星ギヤセット
のインターロック現象はもちろん、一時的な中立状態が
発生するおそれがあるという問題点を有していた。
【0008】さらに、前記液圧供給タイミングを調節し
て変速感を向上させるためには、変速バルブの構造を変
更することが考えられるが、この場合、変速バルブの構
造が複雑になるという問題点を有していた。
【0009】従って、本発明は、上記問題点を解決する
ために案出されたもので、その目的は、ダンパクラッチ
の作動とは独立的に3速および4速変速段でライン圧の
変化が行われるようにして制御を容易にし、車両の走行
中においてトランスミッション制御ユニットの作動不能
時に、遊星ギヤセットのインターロックの発生を防止
し、4速変速段から2速変速段へのスキップ変速時に摩
擦要素の独立的な制御により変速が行われ得るようにし
た車両用自動変速機の液圧制御システムを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、オイルポンプによって生成された液圧を
調節する圧力調節手段と、自動変速機の変速モードを形
成する手動及び自動コントロール手段と、変速の際の円
滑な変速モードを形成するために変速感及び応答性能を
調節する液圧コントロール手段と、トルクコンバータの
ダンパクラッチ作動を制御するダンパクラッチコントロ
ール手段と、自動変速機の有する各変速段で入力要素ま
たは反力要素として作用する第1、第2、第3、第4お
よび第5摩擦要素と、前記第1、第2、第3、第4およ
び第5摩擦要素に適切な液圧を供給分配し、前記手動及
び自動コントロール手段のシフトコントロールバルブの
2速圧により制御される液圧分配手段とを有し、前記液
圧分配手段は、第1圧力制御バルブから供給される液圧
をコントロールスイッチバルブと2−3/4−3シフト
バルブとに供給し、これらコントロールスイッチバルブ
および2−3/4−3シフトバルブに連結される摩擦要
素に液圧が供給されるよう液路を形成する1−2シフト
バルブと、前記第3摩擦要素に供給される液圧の供給時
期と2速変速段及び4速変速段で反力要素として作用す
る前記第2摩擦要素の制御時期を調節できる手段を有
し、4速変速段から2速変速段へのスキップ変速の際
に、前記第2摩擦要素の作動側チャンバの作動圧を2速
圧に代置し、前記第3摩擦要素の作動圧を前記第1圧力
制御バルブの作動圧と一致させて当該第2摩擦要素の解
除側チャンバの解除圧を制御できるよう液路を形成する
コントロールスイッチバルブと、前記第1、第2、第3
および第4摩擦要素に供給される液圧により制御され、
前記第2摩擦要素の作動側チャンバに供給される液圧を
制御するフェイルセーフバルブと、タイミング制御管路
からソレノイドバルブのオン/オフ制御による制御圧が
供給されて制御され、3速変速段および4速変速段への
変速完了の後、第3速圧を圧力調節バルブに供給してラ
イン圧を変化させ得るよう液路を形成するハイ/ロー圧
力バルブと、3速変速段及び4速変速段で左右側に供給
される第3、4速圧により制御され、前記1−2シフト
バルブから供給される液圧と、後進変速段で3−4シフ
トバルブから供給される液圧を選択的に前記第2摩擦要
素の解除側チャンバと前記第4摩擦要素とに供給する液
路を形成する2−3/4−3シフトバルブと、前記手動
及び自動コントロール手段のシフトコントロールバルブ
の4速圧により制御され、1速、2速および3速変速段
で第2圧力制御バルブから供給される液圧を前記第1摩
擦要素に供給し、4速変速段で2−3/4−3シフトバ
ルブに4速圧を供給してこのバルブを制御することによ
って、前記第2摩擦要素の解除側チャンバ及び第4摩擦
要素に供給される液圧を遮断すると共に、この解除圧を
制御できるよう液路を形成する3−4シフトバルブとを
有することを特徴とする。
【0011】前記1−2シフトバルブは、前記シフトコ
ントロールバルブから2速圧を供給されるポートと、前
記液圧コントロール手段の第1圧力制御バルブ及び後進
第2制御管路と連結されるポートと、前記第1圧力制御
バルブから供給される液圧を2−3/4−3シフトバル
ブとコントロールスイッチバルブとフェイルセーフバル
ブとに供給するポートと、前記後進第2制御管路から供
給される液圧を前記第5摩擦要素に供給するポートとを
含んでなる。
【0012】前記コントロールスイッチバルブは、1速
管路に連結されるタイミング制御管路から制御圧を右側
端に供給されるポートと、1−2シフトバルブとシフト
コントロールバルブの2、3速管路から液圧をそれぞれ
供給されるポートと、前記ポートに供給される液圧を選
択的にフェイルセーフバルブと第3摩擦要素とにそれぞ
れ供給するポートとを含んでなり、前記1速管路から液
圧を供給されるポートは、第5ソレノイドバルブにより
制御され得る。
【0013】また、本発明は、トランスミッション制御
ユニットの制御により直接に制御され、そのオン/オフ
動作を通じてコントロールスイッチバルブ及びハイ/ロ
ー圧力バルブを直接に制御するソレノイドバルブを有す
る。
【0014】前記コントロールスイッチバルブと連通す
る3速管路は末端部の中間部に循環管路を形成してこれ
にオリフィスを設け、3速管路上にコントロールスイッ
チバルブに供給される液圧を遮断できるチェックバルブ
を配置してなる。
【0015】前記フェイルセーフバルブは、前記コント
ロールスイッチバルブと連通する2つのポートと、前記
シフトコントロールバルブの2速管路と連結されるポー
トと、前記第1摩擦要素に供給される液圧の一部を供給
されるポートと、前記第2摩擦要素の解除側チャンバと
第4摩擦要素に供給される液圧の一部を供給されるポー
トと、2速圧を供給されるポートと、前記コントロール
スイッチバルブから供給される液圧を前記第2摩擦要素
の作動側チャンバに供給するポートとを含んでなる。
【0016】前記ハイ/ロー圧力バルブは、タイミング
制御管路と連通するポートと、3速管路と連通して3速
圧を供給されるポートと、この供給された3速圧を圧力
調節バルブに供給するポートとを備える。
【0017】前記2−3/4−3シフトバルブは、3速
管路と連結される左側端ポートと、4速管路と3−4シ
フトバルブを経由して連結される右側端ポートと、1−
2シフトバルブと連通して液圧を供給されるポートと、
3−4シフトバルブを経由したり迂回する後進第1制御
管路と連通するポートと、第2摩擦要素の解除側チャン
バ及び第4摩擦要素と連通して液圧を供給するポートと
からなる。
【0018】前記3−4シフトバルブは、4速管路から
液圧を供給されてこれを再び2−3/4−3シフトバル
ブに供給するポートと、第2圧力制御バルブと連通する
ポートと、後進第1制御管路から液圧を供給されてこれ
を再び2−3/4−3シフトバルブに供給する二つのポ
ートと、第2圧力制御バルブから供給される液圧を第1
摩擦要素に供給するポートとからなる。
【0019】前記3−4シフトバルブは、シフトコント
ロールバルブの4速圧により制御され、1、2、3速で
第2圧力制御バルブから供給される液圧が第1摩擦要素
に供給されるようにすることはもちろん、3→4変速の
際第1摩擦要素に供給された液圧が直接に排出されるよ
うにし、3→4、3→2変速の際第2摩擦要素の解除側
チャンバと第4摩擦要素に供給された液圧が2−3/4
−3シフトバルブと後進第1制御管路を経由してマニュ
アルバルブを通じて排出されるよう構成することを特徴
とする車両用自動変速機の液圧制御システムを提供す
る。
【0020】前記3−4シフトバルブは、4速管路から
液圧を供給されてこれを再び2−3/4−3シフトバル
ブに供給する2つのポートと、第2圧力制御バルブと連
通するポートと、後進第1制御管路と連通すると共に2
−3/4−3シフトバルブと連通する2つのポートと、
第2圧力制御バルブから供給される液圧を第1摩擦要素
に供給するポートと、第1摩擦要素に液圧を供給するポ
ートの左右側に液圧を循環させ得るよう形成される循環
管路の両ポートとを備えてなるバルブボディと、左右2
つのスプールからなり第1スプールは4速圧により制御
され、第2スプールは第2圧力制御バルブの制御圧によ
り制御されるようにし、その他側に弾性部材が弾性的に
支持されるバルブスプールと、を含んでなることを特徴
とする車両用自動変速機の液圧制御システムを提供す
る。
【0021】また、本発明は、4速から2速へのスキッ
プ変速の際反力要素のオン状態でクラッチとクラッチを
オン/オフして3速制御の後2速に制御するクラッチ−
クラッチ制御方法を提供する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を添付した図面に基づいてより詳細に説明する。
【0023】[第1実施形態]図1は、本発明による第
1実施形態の液圧制御システムを示すもので、セレクタ
レバーが中立(N)レンジにあるときの状態を示す。本
発明による液圧制御システムは、ダンパクラッチDを有
し、エンジンから伝達される動力をトルク変換して変速
機側に伝達するトルクコンバータ2と、このトルクコン
バータ2と変速段制御に要するオイルと潤滑に要するオ
イルとを吐出するオイルポンプ4とを含む。
【0024】前記オイルポンプ4によって生成される液
圧が流れる管路6には、この管路6に沿って流れるオイ
ルを一定の圧力にする圧力調節バルブ8と、トルクコン
バータ2のオイル及び潤滑用オイルの圧力を一定に調節
するトルクコンバータ制御バルブ10と、トルクコンバ
ータ2の動力伝達効率を高めるためのダンパクラッチ制
御バルブ12とが連結されており、これらが本発明の圧
力調節手段及びダンパクラッチコントロール手段を構成
している。
【0025】オイルポンプ4で生成されるオイルの一部
は、ライン圧より常に低い圧を維持可能な減圧バルブ1
4と、運転席にあるセレクタレバーの位置に応じて連動
して作動することによって、液路を切換えるマニュアル
バルブ16に供給され得る。
【0026】減圧バルブ14で減圧された一定の液圧
は、第1圧力制御バルブ18及び第2圧力制御バルブ2
0に供給され、これら第1圧力制御バルブ18及び第2
圧力制御バルブ20が変速段制御圧として使用され得る
液圧コントロール手段を構成している。そして、これら
第1、第2圧力制御バルブ18、20に供給される液圧
の一部は、中立(N)レンジから後進(R)レンジへの
モード変更の際に、変速衝撃を減少させるN−R制御バ
ルブ22の制御圧として使用され得る。
【0027】マニュアルバルブ16が走行(D)レンジ
にあるとき、液圧が流れる管路24には、トランスミッ
ション制御ユニットによりオン/オフ制御される第1ソ
レノイドバルブS1及び第2ソレノイドバルブS2の作
用で液路を切換えるシフトコントロールバルブ26が連
通しており、シフトコントロールバルブ26がマニュア
ルバルブ16と共に手動及び自動変速コントロール手段
を構成している。
【0028】シフトコントロールバルブ26には、2速
管路28、3速管路30、4速管路32がそれぞれ連結
されており、それぞれの変速段制御のために液圧分配手
段の1−2シフトバルブ36、2−3/4−3シフトバ
ルブ48および3−4シフトバルブ50にそれぞれ制御
液圧を供給できるよう構成されている。
【0029】管路24上には、1速管路34が分岐され
ており、この1速管路34によって第1、第2圧力制御
バルブ18、20にライン圧を供給できる。これら第
1、第2圧力制御バルブ18、20は、第3、第4ソレ
ノイドバルブS3、S4により液路を切換えられるよう
構成されており、第1圧力制御バルブ18は変速制御中
に摩擦要素に制御圧を供給でき、第2圧力制御バルブ2
0は1速段の入力要素として作用する第1摩擦要素C1
にドライブ圧を供給できる。
【0030】シフトコントロールバルブ26の2速管路
28の液圧は、1−2シフトバルブ36の左側端ポート
に供給され、この1−2シフトバルブ36を制御する。
且つ、コントロールスイッチバルブ38と安全手段であ
るフェイルセーフバルブ40に供給され、コントロール
スイッチバルブ38に供給される液圧は、当該コントロ
ールスイッチバルブ38の制御により第2摩擦要素C2
の作動側チャンバh1に作動圧として供給される。
【0031】3速管路30は、2つの管路42、44に
分岐されているが、第1分岐管路42の液圧は、2−3
/4−3シフトバルブ48の左側端ポートに供給されて
このバルブを制御できるよう構成され、第2分岐管路4
4は、その末端部が分岐されてその一つはコントロール
スイッチバルブ38を経由して第3摩擦要素C3に液圧
を供給でき、他の一つはハイ/ロー圧力バルブ46を経
由して圧力調節手段である圧力調節バルブ8に液圧を供
給できるように構成されている。
【0032】4速管路32は、3−4シフトバルブ50
の左側端ポートとシフトコントロールバルブ26の右側
端ポートとを連通しており、これらバルブを制御できる
よう構成される。
【0033】1速管路34には、タイミング制御管路5
2が連結されており、この管路52に沿って流れる1速
圧をコントロールスイッチバルブ38とハイ/ロー圧力
バルブ46の制御圧として使用可能としており、この制
御圧はタイミング制御管路52上に配置される第5ソレ
ノイドバルブS5により制御される。
【0034】マニュアルバルブ16が後進(R)レンジ
にあるとき、後進第1制御管路54に供給される液圧
は、3−4シフトバルブ50と2−3/4−3シフトバ
ルブ48とを通って第4摩擦要素C4に供給され、且
つ、後進第2制御管路56に供給される液圧が1−2シ
フトバルブ36を経由して後進変速段で反力要素として
作用する第5摩擦要素C5に供給されるように構成して
いる。前記において、第4摩擦要素C4に供給される液
圧の一部は、第2摩擦要素C2の解除側チャンバh2に
同時に供給され得る。
【0035】前述のように液圧分配手段を形成するバル
ブにおいて、1−2シフトバルブ36は、シフトコント
ロールバルブ26の2速圧によって制御され、第1圧力
制御バルブ18から供給される液圧をコントロールスイ
ッチバルブ38と2−3/4−3シフトバルブ48とに
供給し、これらコントロールスイッチバルブ38および
2−3/4−3シフトバルブ48に連結される摩擦要素
に液圧が供給されるようにする。そして、後進第2制御
管路56に供給される液圧を直接に第5摩擦要素C5に
供給できるよう液路を構成している。
【0036】これによって、1−2シフトバルブ36
は、シフトコントロールバルブ26から2速圧を供給さ
れるポートと、液圧コントロール手段の第1圧力制御バ
ルブ18及び後進第2制御管路56と連結されるポート
と、第1圧力制御バルブ18から供給される液圧を2−
3/4−3シフトバルブ48と、コントロールスイッチ
バルブ38及びフェイルセーフバルブ40に供給するポ
ートと、後進第2制御管路56から供給される液圧を第
5摩擦要素C5に供給するポートとを含んでなる。ここ
で、フェイルセーフバルブ40に供給される液圧はこの
バルブの制御圧として供給されるのである。
【0037】コントロールスイッチバルブ38は、1速
管路34から供給される液圧を制御する第5ソレノイド
バルブS5の制御圧によりシフトコントロールバルブ2
6の2、3速ライン圧と、1−2シフトバルブ36を経
由する第1圧力制御バルブ18の制御圧とを供給され、
液圧をフェイルセーフバルブ40と第3摩擦要素C3に
供給する機能を有する。もちろん、フェイルセーフバル
ブ40に供給される液圧は選択的に第2摩擦要素C2の
作動側チャンバh1に供給される。
【0038】なお、コントロールスイッチバルブ38
は、第3摩擦要素C3に供給される液圧の供給時期と2
速変速段及び4速変速段において反力要素として作用す
る第2摩擦要素C2の制御時期を調節できる手段を有す
ることはもちろん、4→2スキップ変速時(4速変速段
から2速変速段へのスキップ変速時)に、第2摩擦要素
C2の作動側チャンバh1の作動圧を2速圧(管路28
からの液圧)に代置し、第3摩擦要素C3の作動圧を第
1圧力制御バルブ18と一致させて解除圧を制御できる
よう機能する。
【0039】コントロールスイッチバルブ38は、1速
ライン34に連結されるタイミング制御管路52から制
御圧をその右側端に供給されるポートと、1−2シフト
バルブ36とシフトコントロールバルブ26の2、3速
管路28、30のそれぞれから液圧を供給されるポート
と、前記ポートに供給される液圧を選択的にフェイルセ
ーフバルブ40と第3摩擦要素C3のそれぞれに供給す
るポートとを含んでなり、1速ライン34から液圧を供
給されるポートは第5ソレノイドバルブS5により制御
され得るよう構成される。
【0040】前述において、コントロールスイッチバル
ブ38と連通する3速管路30には、末端部の付近に循
環管路58を形成してこれにオリフィス60を設け、3
速管路30上にはコントロールスイッチバルブ38に供
給される液圧を遮断できるチェックバルブ62を配置し
た。
【0041】これによって、車両の1、2速変速段で走
行中にトランスミッション制御ユニットの作動不能や各
シフトバルブのスチック現象が発生して3速にホールド
されるとき、第3摩擦要素C3に供給される液圧をオリ
フィス60にて遮断して第1摩擦要素C1及び第4摩擦
要素C4のみが作動されて3速にホールドされるように
することによって、遊星ギヤセットにインターロック現
象の発生を防止するよう機能する。そして、フェイルセ
ーフバルブ40は、第1、2、3、4摩擦要素に供給さ
れる液圧により制御され、第2摩擦要素C2の作動側チ
ャンバh1に供給される液圧を制御する。
【0042】フェイルセーフバルブ40は、コントロー
ルスイッチバルブ38と連通する2つのポートと、シフ
トコントロールバルブ26の2速管路28と連結される
ポートと、第1摩擦要素C1に供給される液圧の一部を
供給されるポートと、第2摩擦要素C2の解除側チャン
バh2及び第4摩擦要素C4に供給される液圧の一部を
供給されるポートと、2速圧を供給されるポートと、コ
ントロールスイッチバルブ38から供給される液圧を第
2摩擦要素C2の作動側チャンバh1に供給するポート
とを含んでなる。
【0043】そして、ハイ/ロー圧力バルブ46は、タ
イミング制御管路52から第5ソレノイドバルブS5の
オン/オフ制御による制御圧が供給されて制御され、
3、4速変速段への変速完了後、3速圧を圧力調節バル
ブ8に供給してライン圧を変化させ得るようにする。ハ
イ/ロー圧力バルブ46は、タイミング制御管路52と
連通するポートと、3速管路30と連通して3速圧を供
給されるポートと、この供給された3速圧を圧力調節バ
ルブ8に供給するポートとを備える。
【0044】2−3/4−3シフトバルブ48は、3速
及び4速変速段で左右側に供給される3、4速圧により
制御され、1−2シフトバルブ36から供給される液圧
と、後進変速段で3−4シフトバルブ50から供給され
る液圧とを選択的に第2摩擦要素C2の解除側チャンバ
h2及び第4摩擦要素C4に供給するよう機能する。
【0045】2−3/4−3シフトバルブ48は、3速
管路30と連結される左側端ポートと、4速管路32と
3−4シフトバルブ50と──由して連結される右側端
ポートと、1−2シフトバルブ36と連通して液圧を供
給されるポートと、3−4シフトバルブ50を経由した
り迂回する後進第1制御管路54と連通するポートと、
第2摩擦要素C2の解除側チャンバh2及び第4摩擦要
素C4と連通して液圧を供給するポートとからなる。
【0046】3−4シフトバルブ50は、シフトコント
ロールバルブ26の4速圧により制御され、1速、2速
および3速変速段で第2圧力制御バルブ20から供給さ
れる液圧が第1摩擦要素C1に供給され、4速変速段で
2−3/4−3シフトバルブ48に4速圧を供給してこ
のバルブを制御することによって、第2摩擦要素C2の
解除側チャンバh2及び第4摩擦要素C4に供給される
液圧を遮断すると共に、この解除圧を制御するよう機能
する。
【0047】3−4シフトバルブ50は、4速管路32
から液圧が供給され、これを再び2−3/4−3シフト
バルブ48に供給するポートと、第2圧力制御バルブ2
0と連通するポートと、後進第1制御管路54から液圧
が供給され、これを再び2−3/4−3シフトバルブ4
8に供給する2つのポートと、第2圧力制御バルブ20
から供給される液圧を第1摩擦要素C1に供給するポー
トとを備える。前述において、後進第1制御管路54の
液圧が供給され、これを再び2−3/4−3シフトバル
ブ48に供給する2つのポートは、後進第1制御管路5
4の末端部分に形成される循環管路64と連通され、こ
の循環管路64には、リターンする液圧を制御できるチ
ェックバルブ66を配置して解除圧を制御できるように
した。
【0048】第2摩擦要素C2には、作動側チャンバh
1にキックダウンスイッチ68が設けられており、この
キックダウンスイッチ68は、作動側チャンバh1に液
圧が供給されたときはオフされ、解除側チャンバh2に
供給されたときオン状態に制御され、その信号をトラン
スミッション制御ユニットに伝達できるよう構成され
る。図において説明されなかった符号S6は、ダンパク
ラッチ制御バルブ12を制御してダンパクラッチを作動
させたり作動を解除する第6ソレノイドバルブである。
【0049】前述したように構成される本発明の第1実
施形態による液圧制御システムは、図1に示す如く、中
立(N)レンジではオイルポンプ4から吐出される液圧
が圧力調節バルブ8により一定の液圧に調節され、減圧
バルブ14を通じて減圧された後、それぞれダンパクラ
ッチ制御バルブ12と第1及び第2圧力制御バルブ1
8、20とに供給される。このとき、トランスミッショ
ン制御ユニットによりデューティ制御される第3及び第
4ソレノイドバルブS3、S4は、オフ状態に制御さ
れ、これら圧力制御バルブのスプールを右側に移動させ
た状態で中立状態を維持する。
【0050】図2は、中立(N)レンジから後進(R)
レンジにセレクトされたときの変速過程の液圧の流れを
示すもので、このときには、マニュアルバルブ16から
の液圧が後進第1制御管路54、3−4シフトバルブ、
そして2−3/4−3シフトバルブ48を経由して第2
摩擦要素C2の解除側チャンバh2と第4摩擦要素C4
に直接に供給される。
【0051】そして、マニュアルバルブ16に供給され
る液圧の一部が第3ソレノイドバルブS3のデューティ
制御によりN−R制御バルブ22で制御され、後進第2
制御管路56と1−2シフトバルブ36とを経由して第
5摩擦要素C5に供給される。このような経路で液圧が
供給された後は、第3ソレノイドバルブS3がオフさ
れ、第5摩擦要素C5に供給された液圧が制御圧からド
ライブ圧に変換されることによって後進変速が完了す
る。
【0052】前記中立(N)状態において、セレクタレ
バーが走行(D)レンジに選択されると、図3に示す如
く、マニュアルバルブ16に供給される液圧の一部がシ
フトコントロールバルブ26と第1、第2圧力制御バル
ブ18、20に供給される。このとき、変速制御手段で
ある第1、2ソレノイドバルブS1、S2はすべてがオ
ン状態に制御され、このシフトコントロールバルブ26
のポートを最初の状態のままに維持する。
【0053】この状態で圧力制御手段である第1、第2
圧力制御バルブ18、20に供給される液圧は、第3ソ
レノイドバルブS3がオン制御されることによって第1
圧力制御バルブ18では遮断され、第2圧力制御バルブ
20に供給される液圧は、第4ソレノイドバルブS4の
オフ制御により3−4シフトバルブ50を経由して前進
1速の際に入力要素として作用する第1摩擦要素C1に
供給されて1速制御を完了する。
【0054】前記1速制御状態において車速が増加する
ことに伴ってスロットルバルブの開度率が増加すると、
2速変速段への変速を行なうようになるが、このときに
はトランスミッション制御ユニットは、図4に示す如
く、オン状態に制御されていた第3ソレノイドバルブS
3をデューティ制御すると共に第1ソレノイドバルブS
1をオフ状態に制御する。
【0055】そうすると、第2摩擦要素C2の作動側チ
ャンバh1に供給されていた液圧は、第3ソレノイドバ
ルブS3のデューティ制御により制御圧が供給され、シ
フトコントロールバルブ26から供給される2速圧は1
−2シフトバルブ36の左側ポートに供給され、このバ
ルブスプールを右側に移動させると共に、コントロール
スイッチバルブ38とフェイルセーフバルブ40とに供
給されて待機する。そして、タイミング制御管路52を
通じて供給される液圧は第5ソレノイドバルブS5のオ
フ制御により、コントロールスイッチバルブ38とハイ
/ロー圧力バルブ46とに供給され、これらバルブのバ
ルブスプールを左側に移動させる。
【0056】このような状態の変速完了時点において、
図5に示す如く、第3ソレノイドバルブS3がオフ制御
されると、第2摩擦要素C2の作動側チャンバh1に供
給された液圧が制御圧から2速圧に変換されて2速制御
が完了する。
【0057】前記2速制御状態において、車速がさらに
増加することに伴ってスロットルバルブの開度率が増加
すると、図6に示す如く、変速制御手段の第1、2ソレ
ノイドバルブS1、S2をすべてオフ状態に制御すると
共に、第3ソレノイドバルブS3をデューティ制御す
る。
【0058】そうすると、第2摩擦要素C2の作動側チ
ャンバh1に供給されていた液圧は第3ソレノイドバル
ブS3のデューティ制御により制御圧が供給され、シフ
トコントロールバルブ26では2速管路28と3速管路
30に液圧が流れるようになるが、このとき、3速管路
30の液圧は2−3/4−3シフトバルブ48の左側ポ
ートに流入されてバルブスプールを右側に移動させ、コ
ントロールスイッチバルブ38とハイ/ロー圧力バルブ
46に供給される。
【0059】これによって、2速変速段制御の際に、2
−3/4−3シフトバルブ48で待機していた液圧が第
2摩擦要素C2の解除側チャンバh2及び第4摩擦要素
C4に供給され、第2摩擦要素C2の作動を中断させる
と共に、第4摩擦要素C4を作動させる。また、コント
ロールスイッチバルブ38は、そのバルブスプールが第
5ソレノイドバルブS5のオフ制御により左側に移動し
た状態を維持するようになるので、これに供給される3
速圧が第3摩擦要素C3に供給される。第3摩擦要素C
3の作動は第2摩擦要素C2と第4摩擦要素C4の作動
制御の後最終的に行われる。
【0060】この状態において、図7に示す如く、オフ
制御されていた第5ソレノイドバルブS5が変速末期に
オン制御されると、コントロールスイッチバルブ38と
ハイ/ロー圧力バルブ46のバルブスプールが右側に移
動し、これによって第2摩擦要素C2の作動側チャンバ
h1に供給されていた液圧が2速圧に変換されると共
に、第3摩擦要素C3に供給される液圧が第1圧力制御
バルブ18を経由する1速圧に変換されて供給されるこ
とによって変速を完了する。
【0061】そして、3速管路30の液圧は、ハイ/ロ
ー圧力バルブ46を通じて圧力調節バルブ8に供給され
てライン圧を調節する。すなわち、3速変速段でのライ
ン圧の変化は、2→3変速中(2速変速段から3速変速
段への変速中)には行わず、変速が完了してから第5ソ
レノイドバルブS5がオン状態に制御され、ハイ/ロー
圧力バルブ46のバルブスプールが右側に移動するとき
から変化が行われるのである。このようなライン圧の調
節は実質的にライン圧を低めることであるが、これは、
オイルポンプの駆動損失を減少して高速段で燃費を向上
させるという効果を得るためである。
【0062】前記3速変速段制御状態において、車速が
さらに増加することに伴ってスロットルバルブの開度率
が増加すると、トランスミッション制御ユニットは、図
8に示す如く、第1ソレノイドバルブS1をオン状態に
制御し、第2ソレノイドバルブS2をオフ状態に制御
し、第3ソレノイドバルブS3をデューティ制御し、且
つ第5ソレノイドバルブS5をオフ制御する。
【0063】そうすると、第2摩擦要素C2の作動側チ
ャンバh1に供給されていた液圧は第3ソレノイドバル
ブS3のデューティ制御により制御圧が供給され、シフ
トコントロールバルブ26では、2速、3速、4速管路
28、30、32のすべてに液圧が流れる。
【0064】これによって、4速管路32の液圧は、3
−4シフトバルブ50を制御すると共に、2−3/4−
3シフトバルブ48を制御して3−4シフトバルブ50
と2−3/4−3シフトバルブ48のバルブスプールを
それぞれ右側と左側に移動させる。
【0065】そうすると、第1摩擦要素C1に供給され
ていた作動圧が3−4シフトバルブ50の排出ポートE
Xを通じて迅速に排出されると共に、第4摩擦要素C4
及び第2摩擦要素C2の解除側チャンバh2に供給され
ていた作動圧が2−3/4−3シフトバルブ48、3−
4シフトバルブ50、そして後進第1制御管路54を経
由してマニュアルバルブ16を通じて排出される。この
とき、第4摩擦要素C4と第2摩擦要素C2の解除側チ
ャンバh2で排出される解除圧は作動側チャンバh1に
供給されるデューティ制御圧により排圧制御が行われ
る。
【0066】ライン圧を変化させていた液圧は、第5ソ
レノイドバルブS5のオフ制御によりハイ/ロー圧力バ
ルブ46の排出ポートEXを通じて解除されて一時的に
ライン圧制御が停止される。
【0067】前述したように制御された後は、図9に示
す如く、第5ソレノイドバルブS5がオン状態に制御さ
れてコントロールスイッチバルブ38のバルブスプール
を右側に移動させ、第2摩擦要素C2の作動側チャンバ
h1に正常な2速圧を供給し、3速圧がハイ/ロー圧力
バルブ46を通じて圧力調節バルブ8に供給されてライ
ン圧の変化が行われるようにすることによって4速制御
を完了する。
【0068】また、車両の走行中の走行条件に応じてダ
ウンシフトが行われるときの制御過程を説明すると、先
ず4速から3速へのダウンシフトが行われるときには、
図10に示す如く、4速でオン制御された第1ソレノイ
ドバルブS1がオフ制御され、4速管路32に供給され
た液圧はシフトコントロールバルブ26を通じて排出さ
れ、これによって3−4シフトバルブ50のバルブスプ
ールは左側に移動する。
【0069】そして、第2摩擦要素C2の作動側チャン
バh1に供給されていた作動圧が第5ソレノイドバルブ
S5のオフ制御によって、第3ソレノイドバルブS3に
よりデューティ制御される制御圧に変更され、この制御
圧の一部が2−3/4−3シフトバルブ48を通じて第
2摩擦要素C2の解除側チャンバh2及び第4摩擦要素
C4に供給される。
【0070】また、第4ソレノイドバルブS4のデュー
ティ制御による第2圧力制御バルブ20の制御圧は、3
−4シフトバルブ50を通じて第1摩擦要素C1に液圧
が供給されて変速が行われる。即ち、前述のような4→
3変速の際には、第1摩擦要素C1の作動圧が第4ソレ
ノイドバルブS4のデューティ制御により供給されるの
で、変速衝撃が大きく発生せず、且つ変速過程で一時的
に中立状態になることを防止できるようになる。
【0071】図11は、3→2ダウンシフト過程を説明
するためのもので、このときには3速でオフ制御されて
いた第2ソレノイドバルブS2がオン制御されることに
よって、第3摩擦要素C3に供給された液圧を3速管路
30とシフトコントロールバルブ26を通じて迅速に排
出させる。これによって、2−3/4−3シフトバルブ
48のバルブスプールが左側に移動され、第2摩擦要素
C2の解除側チャンバh2及び第4摩擦要素C4に供給
された液圧は2−3/4−3シフトバルブ48、3−4
シフトバルブ50、そして後進第1制御管路54を経由
してマニュアルバルブ16を通じて排出される。
【0072】そして、第3ソレノイドバルブS3のデュ
ーティ制御と第5ソレノイドバルブS5のオフ制御によ
り、第2摩擦要素C2の作動側チャンバh1に供給され
ていた液圧が制御圧に変換され、変速完了の後の第3ソ
レノイドバルブS3のオフ制御により再び1速圧に変換
されて供給されることによって、図5に示すような液圧
回路図の状態になって変速が完了する。
【0073】図12は、2→1ダウンシフトの際の液圧
流れ状態を示すものであり、このときには、第1ソレノ
イドバルブS1がオフ状態を維持し、変速末期にオン状
態に制御され、第2ソレノイドバルブS2はオン状態に
制御され、第3、5ソレノイドバルブS3、S5はオフ
状態を維持する。従って、2速管路28に供給された液
圧は、シフトコントロールバルブ26の排出ポートEX
を通じて迅速に排出され、第2摩擦要素C2の作動側チ
ャンバh1に供給された液圧はフェイルセーフバルブ4
0を通じて排出されることによって2→1変速が行われ
る。
【0074】図13は、4→2ダウンスキップ変速の際
の液圧流れ状態を示すものであり、このときには4速の
状態から第3、4ソレノイドバルブS3、S4はデュー
ティ制御され、第5ソレノイドバルブS5はオン状態に
制御される。そうすると、3速及び4速管路30、32
に供給された液圧がシフトコントロールバルブ26の排
出ポートを通じて排出されて3−4シフトバルブ50と
2−3/4−3シフトバルブ48のバルブスプールが左
側に移動する。そして、第3ソレノイドバルブS3のデ
ューティ制御により第3摩擦要素C3に供給された液圧
が第1圧力制御バルブ18の排出ポートを通じて排出さ
れ、第2圧力制御バルブ20により制御された制御圧は
3−4シフトバルブ50を通じて第1摩擦要素C1に供
給されることによって変速が行われる。
【0075】即ち、前述したような4→2スキップ変速
の際に、第2摩擦要素C2の作動側チャンバh1の液圧
を2速圧に代置し、第3摩擦要素C3の作動圧を第1圧
力制御バルブ18と一致して解除させ、第1摩擦要素C
1は独立的に制御されることによって、クラッチ−クラ
ッチ制御方式の制御が行われる。
【0076】[第2実施形態]図14は、本発明による
第2実施形態の構成を示すもので、これは液圧分配手段
において、3−4シフトバルブ50が4速圧と第2圧力
制御バルブ20の制御圧により制御され、バルブスプー
ル64を弾力的に支持している弾性部材66により復帰
されるよう液路を構成した。即ち、3−4シフトバルブ
50は、シフトコントロールバルブ26の4速圧により
制御され、1速、2速および3速変速段で第2圧力制御
バルブ20から供給される液圧を第1摩擦要素C1に供
給し、3→4変速(3速変速段から4速変速段への変
速)の際に第1摩擦要素C1に供給された液圧を直接に
排出し、3→4、3→2変速の際に第2摩擦要素C2の
解除側チャンバh2及び第4摩擦要素C4に供給された
液圧が2−3/4−3シフトバルブ48と後進第1制御
管路54とを経由してマニュアルバルブ16を通じて排
出されるよう機能する。
【0077】3−4シフトバルブ50のバルブボディ
は、4速管路32から液圧を供給されてこれを再び2−
3/4−3シフトバルブ48に供給する2つのポート
と、第2圧力制御バルブ20と連通するポートと、後進
第1制御管路54と連通すると共に2−3/4−3シフ
トバルブ48と連通する2つのポートと、第2圧力制御
バルブ20から供給される液圧を第1摩擦要素C1に供
給するポートと、第1摩擦要素C1に液圧を供給するポ
ートの左右側に液圧を循環させ得るよう形成される循環
管路68の両ポートとを備える。
【0078】前記バルブボディに内装されるバルブスプ
ール64は、左右2つのスプール70、72からなる
が、第1スプール70は、4速圧により制御され、第2
スプール72は、第2圧力制御バルブ20の制御圧によ
り制御され、且つ第2スプール72の一側に弾性部材6
6を弾力的に支持させる構造から形成した。
【0079】前記のような3−4シフトバルブ50が適
用される第2実施形態の液圧制御システムによると、4
速変速段では図15に示す如く、トランスミッション制
御ユニットが第1ソレノイドバルブS1をオン状態に制
御し、第2ソレノイドバルブS2をオフ状態に制御して
2速、3速、4速管路28、30、32のすべてに液圧
が流れるようにし、第3ソレノイドバルブS3と第4ソ
レノイドバルブS4のオフ制御されることによって第2
摩擦要素C2の作動側チャンバh1と第3摩擦要素C3
に液圧が供給されて4速変速段をなす。もちろん、この
4速変速段状態においては、ハイ/ロー圧力バルブ46
を通じて圧力調節バルブ8に液圧が供給されてライン圧
の変化が行われる。
【0080】前記4速変速段状態において、車両の走行
中の走行条件に応じて4→3ダウンシフトが行われると
きの制御過程を説明すると、図16に示す如く、4速変
速段でオン制御された第1ソレノイドバルブS1がオフ
制御されることによって4速管路32に供給された液圧
はシフトコントロールバルブ26を通じて排出され、こ
れによって3−4シフトバルブ50と2−3/4−3シ
フトバルブ48のバルブスプールが左側に移動する。こ
のとき、3−4シフトバルブ50のバルブスプール64
はこれを弾力的に支持している弾性部材66と第2圧力
制御バルブ20の制御圧により左側に移動して第1摩擦
要素C1に制御圧を供給する。
【0081】また、第3、4ソレノイドバルブS3、S
4のデューティ制御により第1圧力制御バルブ18で制
御されて1−2シフトバルブ36を経由してコントロー
ルスイッチバルブ38に供給される一部の液圧は、第5
ソレノイドバルブS5のオフ制御により第2摩擦要素C
2の作動側チャンバh1に供給され、他の一部の液圧
は、2−3/4−3シフトバルブ48を通じて第4摩擦
要素C4及び第2摩擦要素C2の解除側チャンバh2に
供給される。同時に、第2圧力制御バルブ20により制
御された液圧は3−4シフトバルブ50を経由して第1
摩擦要素C1に供給され、変速完了の後は第3、4ソレ
ノイドバルブS3、S4のオフ制御により正常なライン
圧が供給される。
【0082】図17は、4→2ダウンスキップ変速の際
の液圧の流れを示すもので、このときには、4速でオフ
制御されていた第2ソレノイドバルブS2をオン制御し
て3速及び4速管路30、32に供給された液圧がシフ
トコントロールバルブ26の排出ポートを通じて排出さ
れて3−4シフトバルブ50と2−3/4−3シフトバ
ルブ48のバルブスプールとが左側に移動する。そし
て、第3、4ソレノイドバルブ18、20はデューティ
制御して第3摩擦要素C3に供給された液圧が第1圧力
制御バルブ18の排出ポートを通じて排出され、第2圧
力制御バルブ20により制御された制御圧は3−4シフ
トバルブ50を通じて第1摩擦要素C1に供給される。
【0083】この状態で変速末期に第3ソレノイドバル
ブS3をオン制御して第4ソレノイドバルブS4をオフ
制御することによって、第1摩擦要素C1に供給されて
いた液圧が1速圧に変換されて2速へのスキップ変速が
行われる。
【0084】このようなスキップ変速過程では、第1摩
擦要素C1と第3摩擦要素C3が独立的に制御されるた
め制御が非常に容易であるという長所を有する。また、
4速の状態では第2圧力制御バルブ20の作動圧が第2
スプール72の最右側端のランド面に作用するので、4
速変速段の状態でトランスミッション制御ユニットの作
動が停止しても第2スプール72は現在状態を維持しな
がら第1摩擦要素C1に液圧が供給されるのを防止でき
る。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による液圧
制御システムは、ダンパクラッチの作動に関わらず3、
4変速段でライン圧の変化が行われるようにして、制御
を容易にすることができる。また、1、2速走行中トラ
ンスミッション制御ユニットの作動不能時3速にホール
ドされるとき、第3摩擦要素に供給される液圧を遮断し
て第1、4摩擦要素の作動により3速を維持するように
したり、4速の状態でトランスミッション制御ユニット
の作動不能時3−4シフトバルブから第1摩擦要素C1
に供給される液圧を遮断することにより、遊星ギヤセッ
トのインターロックの発生を防止できる。
【0086】さらに、4→2スキップ変速の際第1、3
摩擦要素のそれぞれが独立的に制御されることによっ
て、クラッチ−クラッチ制御方式が可能となり制御を容
易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施形態の液圧制御システム
において、中立(N)レンジでの液圧の流れ状態を示す
図である。
【図2】本発明による第1実施形態の液圧制御システム
において、中立(N)レンジから後進(R)レンジにマ
ニュアル変速が行われるときの液圧の流れ状態を示す図
である。
【図3】本発明による第1実施形態の液圧制御システム
において、走行(D)レンジの1速での液圧の流れ状態
を示す図である。
【図4】本発明による第1実施形態の液圧制御システム
において、走行(D)レンジの1→2アップシフトのと
きの液圧の流れ状態を示す図である。
【図5】本発明による第1実施形態の液圧制御システム
において、走行(D)レンジの2速での液圧の流れ状態
を示す図である。
【図6】本発明による第1実施形態の液圧制御システム
において、走行(D)レンジの2→3アップシフトのと
きの液圧の流れ状態を示す図である。
【図7】本発明による第1実施形態の液圧制御システム
において、走行(D)レンジの3速での液圧の流れ状態
を示す図である。
【図8】本発明による第1実施形態の液圧制御システム
において、走行(D)レンジの3→4アップシフトのと
きの液圧の流れ状態を示す図である。
【図9】本発明による第1実施形態の液圧制御システム
において、走行(D)レンジの4速での液圧の流れ状態
を示す図である。
【図10】本発明による第1実施形態の液圧制御システ
ムにおいて、走行(D)レンジの4→3ダウンシフトの
ときの液圧の流れ状態を示す図である。
【図11】本発明による第1実施形態の液圧制御システ
ムにおいて、走行(D)レンジの3→2ダウンシフトの
ときの液圧の流れ状態を示す図である。
【図12】本発明による第1実施形態の液圧制御システ
ムにおいて、走行(D)レンジの2→1ダウンシフトの
ときの液圧の流れ状態を示す図である。
【図13】本発明による第1実施形態の液圧制御システ
ムにおいて、走行(D)レンジの4→2ダウンスキップ
シフトのときの液圧の流れ状態を示す図である。
【図14】本発明による第2実施形態の液圧制御システ
ムにおいて、中立(N)レンジの液圧の流れ状態を示す
図である。
【図15】本発明による第2実施形態の液圧制御システ
ムにおいて、走行(D)レンジの4速での液圧の流れ状
態を示す図である。
【図16】本発明による第2実施形態の液圧制御システ
ムにおいて、走行(D)レンジの4→3ダウンシフトの
ときの液圧の流れ状態を示す図である。
【図17】本発明による第2実施形態の液圧制御システ
ムにおいて、走行(D)レンジの4→2ダウンスキップ
シフトのときの液圧の流れ状態を示す図である。
【符号の説明】
2…トルクコンバータ 4…オイルポンプ 6…管路 8…圧力調節バルブ 10…トルクコンバータ制御バルブ 12…ダンパクラッチ制御バルブ 14…減圧バルブ 16…マニュアルバルブ 18…第1圧力制御バルブ 20…第2圧力制御バルブ 22…N−R制御バルブ 24…管路 26…シフトコントロールバルブ 28…2速管路 30…3速管路 32…4速管路 34…1速管路 36…1−2シフトバルブ 38…コントロールスイッチバルブ 40…フェイルセーフバルブ 42…第1分岐管路 44…第2分岐管路 46…ハイ/ロー圧力バルブ 48…2−3/4−3シフトバルブ 50…3−4シフトバルブ 52…タイミング制御管路 54…後進第1制御管路 56…後進第2制御管路 58…循環管路 60…オリフィス 62…チェックバルブ 64…循環管路 66…チェックバルブ 68…キックダウンスイッチ C1…第1摩擦要素 C2…第2摩擦要素 h1…作動側チャンバ h2…解除側チャンバ C3…第3摩擦要素 C4…第4摩擦要素 C5…第5摩擦要素 S1…第1ソレノイドバルブ S2…第2ソレノイドバルブ S3…第3ソレノイドバルブ S4…第4ソレノイドバルブ S5…第5ソレノイドバルブ S6…第6ソレノイドバルブ TCU…トランスミッション制御ユニット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルポンプによって生成された液圧を調
    節する圧力調節手段と、自動変速機の変速モードを形成
    する手動及び自動コントロール手段と、変速の際の円滑
    な変速モードを形成するために変速感及び応答性能を調
    節する液圧コントロール手段と、トルクコンバータのダ
    ンパクラッチ作動を制御するダンパクラッチコントロー
    ル手段と、自動変速機の有する各変速段で入力要素また
    は反力要素として作用する第1、第2、第3、第4およ
    び第5摩擦要素と、前記第1、第2、第3、第4および
    第5摩擦要素に適切な液圧を供給分配し、前記手動及び
    自動コントロール手段のシフトコントロールバルブの2
    速圧により制御される液圧分配手段とを有し、 前記液圧分配手段は、 第1圧力制御バルブから供給される液圧をコントロール
    スイッチバルブと2−3/4−3シフトバルブとに供給
    し、これらコントロールスイッチバルブおよび2−3/
    4−3シフトバルブに連結される摩擦要素に液圧が供給
    されるよう液路を形成する1−2シフトバルブと、 前記第3摩擦要素に供給される液圧の供給時期と2速変
    速段及び4速変速段で反力要素として作用する前記第2
    摩擦要素の制御時期を調節できる手段を有し、4速変速
    段から2速変速段へのスキップ変速の際に、前記第2摩
    擦要素の作動側チャンバの作動圧を2速圧に代置し、前
    記第3摩擦要素の作動圧を前記第1圧力制御バルブの作
    動圧と一致させて当該第2摩擦要素の解除側チャンバの
    解除圧を制御できるよう液路を形成するコントロールス
    イッチバルブと、 前記第1、第2、第3および第4摩擦要素に供給される
    液圧により制御され、前記第2摩擦要素の作動側チャン
    バに供給される液圧を制御するフェイルセーフバルブ
    と、 タイミング制御管路からソレノイドバルブのオン/オフ
    制御による制御圧が供給されて制御され、3速変速段お
    よび4速変速段への変速完了の後、第3速圧を圧力調節
    バルブに供給してライン圧を変化させ得るよう液路を形
    成するハイ/ロー圧力バルブと、 3速変速段及び4速変速段で左右側に供給される第3、
    4速圧により制御され、前記1−2シフトバルブから供
    給される液圧と、後進変速段で3−4シフトバルブから
    供給される液圧を選択的に前記第2摩擦要素の解除側チ
    ャンバと前記第4摩擦要素とに供給する液路を形成する
    2−3/4−3シフトバルブと、 前記手動及び自動コントロール手段のシフトコントロー
    ルバルブの4速圧により制御され、1速、2速および3
    速変速段で第2圧力制御バルブから供給される液圧を前
    記第1摩擦要素に供給し、4速変速段で2−3/4−3
    シフトバルブに4速圧を供給してこのバルブを制御する
    ことによって、前記第2摩擦要素の解除側チャンバ及び
    第4摩擦要素に供給される液圧を遮断すると共に、この
    解除圧を制御できるよう液路を形成する3−4シフトバ
    ルブとを含んでなることを特徴とする車両用自動変速機
    の液圧制御システム。
  2. 【請求項2】前記1−2シフトバルブは、前記シフトコ
    ントロールバルブから2速圧を供給されるポートと、 前記液圧コントロール手段の第1圧力制御バルブ及び後
    進第2制御管路と連結されるポートと、 前記第1圧力制御バルブから供給される液圧を2−3/
    4−3シフトバルブとコントロールスイッチバルブとフ
    ェイルセーフバルブとに供給するポートと、 前記後進第2制御管路から供給される液圧を前記第5摩
    擦要素に供給するポートとを含んでなる請求項1に記載
    の車両用自動変速機の液圧制御システム。
  3. 【請求項3】前記コントロールスイッチバルブは、1速
    管路に連結されるタイミング制御管路から制御圧を右側
    端に供給されるポートと、 1−2シフトバルブとシフトコントロールバルブの2、
    3速管路から液圧をそれぞれ供給されるポートと、 前記ポートに供給される液圧を選択的にフェイルセーフ
    バルブと第3摩擦要素とにそれぞれ供給するポートとを
    含んでなり、 前記1速管路から液圧を供給されるポートは、第5ソレ
    ノイドバルブにより制御され得る請求項1に記載の車両
    用自動変速機の液圧制御システム。
  4. 【請求項4】トランスミッション制御ユニットの制御に
    より直接に制御され、そのオン/オフ動作を通じてコン
    トロールスイッチバルブ及びハイ/ロー圧力バルブを直
    接に制御するソレノイドバルブを有する請求項3に記載
    の車両用自動変速機の液圧制御システム。
  5. 【請求項5】前記コントロールスイッチバルブと連通す
    る3速管路は、末端部の中間部に循環管路を形成してこ
    れにオリフィスを設け、3速管路上にコントロールスイ
    ッチバルブに供給される液圧を遮断できるチェックバル
    ブを配置してなる請求項1に記載の車両用自動変速機の
    液圧制御システム。
  6. 【請求項6】前記フェイルセーフバルブは、前記コント
    ロールスイッチバルブと連通する2つのポートと、 前記シフトコントロールバルブの2速管路と連結される
    ポートと、 前記第1摩擦要素に供給される液圧の一部を供給される
    ポートと、 前記第2摩擦要素の解除側チャンバと第4摩擦要素とに
    供給される液圧の一部を供給されるポートと、 2速圧を供給されるポートと、 前記コントロールスイッチバルブから供給される液圧を
    前記第2摩擦要素の作動側チャンバに供給するポートと
    を含んでなる請求項1に記載の車両用自動変速機の液圧
    制御システム。
  7. 【請求項7】前記ハイ/ロー圧力バルブは、タイミング
    制御管路と連通するポートと、 3速管路と連通して3速圧を供給されるポートと、 この供給された3速圧を圧力調節バルブに供給するポー
    トとを備える請求項1に記載の車両用自動変速機の液圧
    制御システム。
  8. 【請求項8】前記2−3/4−3シフトバルブは、3速
    管路と連結される左側端ポートと、 4速管路と3−4シフトバルブを経由して連結される右
    側端ポートと、 1−2シフトバルブと連通して液圧を供給されるポート
    と、 3−4シフトバルブを経由したり迂回する後進第1制御
    管路と連通するポートと、 第2摩擦要素の解除側チャンバ及び第4摩擦要素と連通
    して液圧を供給するポートとからなる請求項1に記載の
    車両用自動変速機の液圧制御システム。
  9. 【請求項9】前記3−4シフトバルブは、4速管路から
    液圧を供給されてこれを再び2−3/4−3シフトバル
    ブに供給するポートと、 第2圧力制御バルブと連通するポートと、 後進第1制御管路から液圧を供給されてこれを再び2−
    3/4−3シフトバルブに供給する二つのポートと、 第2圧力制御バルブから供給される液圧を第1摩擦要素
    に供給するポートとからなる請求項1に記載の車両用自
    動変速機の液圧制御システム。
  10. 【請求項10】前記3−4シフトバルブは、シフトコン
    トロールバルブの4速圧により制御され、1速、2速お
    よび3速変速段で第2圧力制御バルブから供給される液
    圧を前記第1摩擦要素に供給し、3速変速段から4速変
    速段への変速の際に前記第1摩擦要素に供給された液圧
    が直接に排出されるようにし、3速変速段から4速変速
    段および3速変速段から2速変速段への変速の際に前記
    第2摩擦要素の解除側チャンバと前記第4摩擦要素に供
    給された液圧とが前記2−3/4−3シフトバルブと後
    進第1制御管路とを経由してマニュアルバルブを通じて
    排出されるよう構成される請求項1に記載の車両用自動
    変速機の液圧制御システム。
  11. 【請求項11】前記3−4シフトバルブは、4速管路か
    ら液圧を供給されてこれを再び2−3/4−3シフトバ
    ルブに供給する2つのポートと、 第2圧力制御バルブと連通するポートと、 後進第1制御管路と連通すると共に2−3/4−3シフ
    トバルブと連通する2つのポートと、 第2圧力制御バルブから供給される液圧を第1摩擦要素
    に供給するポートと、 第1摩擦要素に液圧を供給するポートの左右側に液圧を
    循環させ得るよう形成される循環管路の両ポートとを備
    えてなるバルブボディと、 左右2つのスプールからなり第1スプールは4速圧によ
    り制御され、第2スプールは第2圧力制御バルブの制御
    圧により制御されるようにし、その他側に弾性部材が弾
    性的に支持されるバルブスプールと、 を含んでなる請求項10に記載の車両用自動変速機の液
    圧制御システム。
  12. 【請求項12】4速変速段から2速変速段へのスキップ
    変速の際に反力要素のオン状態でクラッチとクラッチを
    オン/オフして3速制御の後2速に制御するクラッチ−
    クラッチ制御方法。
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