JPH08303576A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH08303576A
JPH08303576A JP7112053A JP11205395A JPH08303576A JP H08303576 A JPH08303576 A JP H08303576A JP 7112053 A JP7112053 A JP 7112053A JP 11205395 A JP11205395 A JP 11205395A JP H08303576 A JPH08303576 A JP H08303576A
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JP
Japan
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shift
gear
speed
automatic transmission
power
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Application number
JP7112053A
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English (en)
Inventor
Masato Shiaki
明 真 人 仕
Taku Futamura
村 卓 二
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/08Timing control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16HGEARING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワーオンダウンシフト時に、エンジン吹き
上がりや変速ショックが生じない自動変速機の制御装置
を提供すること。 【構成】 エンジン回転軸と出力軸の間に配設され、係
合および解放することによりエンジン回転軸から出力軸
への変速段を制御する複数の多板摩擦係合要素と、複数
の多板摩擦係合要素のそれぞれの係合または解放を制御
する制御手段と、を備える自動変速機の制御装置におい
て、制御手段は、自動変速機のパワーオンダウンシフト
時に同じ変速段にダウンシフトする場合、変速段が1段
だけ下がるときと変速段が2段以上下がるときのアプラ
イ時間を変化させるようにした自動変速機の制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機の変速制御装
置に関するものであり、特にキックダウン時等のパワー
オンダウンシフト時に最適な変速タイミングを得ること
のできる変速制御装置である。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動変速機における変速の構成
としては、ワンウェイクラッチ、バンドブレーキおよび
多板摩擦係合要素(クラッチおよびブレーキ)の係合の
組み合わせによるものや、多板摩擦係合要素同士の組み
合わせによるものがある。
【0003】このうち、多板摩擦係合要素同士の係合の
組み合わせによる変速制御装置においてパワーオンダウ
ンシフト時における変速ショックのコントロールは、解
放側の係合要素の油圧低下に合わせて上昇する係合側の
係合要素の油圧上昇速度または油圧上昇タイミングを、
その時の車速に応じて遅らせることにより行う方式が知
られている。
【0004】このような方式でパワーオンダウンシフト
時における変速ショックコントロールを行う変速制御装
置としては、トヨタ・トヨエース新型車解説書(198
5−8)・5頁〜53頁に記載のものが掲げられる。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来技術のパワ
ーオンダウンシフトを図8に示す。上記従来技術による
と、車速に応じて係合側の係合要素の油圧上昇速度を遅
らせているが、パワーオンダウンシフト時に同じ車速で
同じ変速段にダウンシフトする場合には係合側の係合要
素の係合タイミングは常に一定である。しかし、自動変
速機のパワーオンダウンシフトには、例えば3−2変速
(変速段が3速から2速へダウンシフトするときの変
速)や、4−2変速(変速段が4速から2速へダウンシ
フトするときの変速)等の複数の変速モードがあり、従
来技術では上記のような場合を含む複数の変速モードに
対しては、図8に示すようにパワーオンダウンシフト時
にエンジン吹き上がりや変速ショックが生じる、という
問題があった。
【0006】そこで本発明は、上記に示すような同じ変
速段にパワーオンダウンシフトする場合にも、エンジン
吹き上がりや変速ショックが生じない自動変速機の制御
装置を提供することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1では、エンジン回転軸と出力軸の間に配設さ
れ、係合および解放することによりエンジン回転軸から
出力軸への変速段を制御する複数の多板摩擦係合要素
と、複数の多板摩擦係合要素のそれぞれの係合または解
放を制御する制御手段と、を備える自動変速機の制御装
置において、制御手段は、自動変速機のパワーオンダウ
ンシフト時に同じ変速段にダウンシフトする場合、変速
段が1段だけ下がるときと変速段が2段以上下がるとき
のアプライ時間を変化させるようにした。
【0008】請求項2は、エンジン回転軸と出力軸の間
に配設され、係合および解放することによりエンジン回
転軸から出力軸への変速段を制御する複数の多板摩擦係
合要素と、複数の多板摩擦係合要素のそれぞれの係合ま
たは解放を制御する制御手段と、を備える自動変速機の
制御装置において、制御手段が自動変速機のパワーオン
ダウンシフト変速時におけるスロットル開度の開く速度
が所定速度以下のときと、所定速度より大きいときのア
プライ時間を変化させるようにした。
【0009】ここで、アプライ時間とは、自動変速機が
変速を開始してから、実際に多板摩擦係合要素の係合側
が係合を開始するまでの時間のことである。
【0010】
【作用】請求項1によると、パワーオンダウンシフト時
において同じ変速段にダウンシフトする場合、変速段が
1段だけ下がる場合と2段以上下がる場合とでは変速前
後のエンジン回転数の差が異なる。しかし、変速段が1
段だけ下がるときと変速段が2段以上下がるときの多板
摩擦係合要素のアプライ時間を変化させることによっ
て、エンジンの吹き上がりや変速ショックを低減するこ
とが可能になる。
【0011】請求項2によると、スロットル開度の開く
速度により変速途中のエンジン回転数の上昇スピードが
推測できる。これによりエンジン回転数が自動変速機の
高速側ギア段から低速側ギア段に同期するまでに要する
時間を推測して、この時間に合わせて多板摩擦係合要素
のアプライ時間を変えている。従って、同じ車速で同じ
パワーオンダウンシフトを行っている場合でも変速終了
後のエンジン回転数を一定にすることが可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を用いた一実施例を図面に基づ
いて説明する。本実施例においては、自動変速機本体は
従来使用されている4速(オーバードライブ付)のもの
を使用している。本実施例ではオーバードライブを4速
と呼ぶこととする。
【0013】図1を参照して、この自動変速機の動作を
説明する。タービン軸3はトルクコンバータ2を介して
図示しないエンジンのエンジン回転軸10と結合されて
いる。トルクコンバータ2はこのトルクコンバータ2の
働きを阻止しエンジン回転軸10とタービン軸3を直結
させるためのロックアップクラッチ1を備える。タービ
ン軸3は遊星歯車装置のキャリア4に連結されている。
キャリア4により回転可能に支持されたプラネタリピニ
オン5はODプラネタリギア16を介して中間軸17に
連結されている。またプラネタリピニオン5はサンギア
18と噛み合っている。サンギア18とキャリア4との
間には1ウェイクラッチ19とODクラッチC0が設け
られている。サンギア18とハウジング20との間には
ODブレーキB0が設けられている。中間軸17と中間
軸21の間にはフォワードクラッチC1が設けられてい
る。また、中間軸17とサンギア軸22の間にはダイレ
クトクラッチC2が設けられている。サンギア軸22と
ハウジング20との間にはセカンドブレーキB1が設け
られている。出力軸23に連結されたキャリア24によ
り回転可能に支持されたプラネタリピニオン25はキャ
リア26を介して中間軸21と連結されている。またプ
ラネタリピニオン25はサンギア軸22と噛み合ってい
る。プラネタリピニオン27はキャリア24およびサン
ギア軸22と噛み合っている。プラネタリピニオン27
とハウジング20との間には1stアンドRevブレー
キB2及び1ウェイクラッチF1が設けられている。上
記のクラッチC0,C1,C2,ブレーキB0,B1が
本実施例における多板摩擦係合要素である。
【0014】本実施例の自動変速機の各変速段における
各多板摩擦係合要素の係合は、表1に示す通りである。
【0015】
【表1】
【0016】このクラッチC0,C1,C2およびブレ
ーキB0,B1,B2は、図3に示す制御手段である電
子制御回路30のソレノイドバルブにより制御された油
圧回路によって制御される。電子制御回路30はシフト
レバーの位置と変速段に応じて変速可否を判断し、その
シフトの状況に応じて表2に基づいてブレーキ・クラッ
チの係合・解放を制御する。
【0017】
【表2】
【0018】表2において、逆シフト時には係合側と解
放側のソレノイドバルブが逆になる。
【0019】ここで、3→2パワーオンダウンシフト
は、表2よりクラッチC2を解放してブレーキB1を係
合することにより行われる。また、4−2パワーオンダ
ウンシフトはクラッチC2およびブレーキB0を解放し
てブレーキB1を係合することにより行われる。
【0020】図2に油圧回路の一部を示す。図2は図1
の自動変速機による3→2パワーオンダウンシフトを行
うための油圧制御回路を示しており、11が3→2パワ
ーオンダウンシフトオリフィスコントロールバルブ、1
2がB1アキュムレータである。3→2パワーオンダウ
ンシフトオリフィスコントロールバルブ(以下、コント
ロールバルブ)11の端部に形成されるチャンバには、
油路L11から第1ポート11aを介して一定圧に調圧
されたモジュレータ圧PM が導入され、このチャンバ内
の油圧がランド11A′に作用してスプリング11Bに
抗してスプール11Aを図面下方向に付勢するようにな
っている。そしてモジュレータ圧PM を導入する油路L
11には、ソレノイドバルブ13(本実施例ではノーマ
ルオープンタイプであるが、ノーマルクローズタイプの
ものを用いてもよい)が接続されている。
【0021】また、図示しない2→3シフトバルブから
のライン圧PL (セカンドブレーキB1へのアプライ
圧)が導入される油路L12は、第1オリフィス14−
油路L13を介してコントロールバルブ11の第2ポー
ト11bに接続されており、さらに第1オリフィス14
−第2オリフィス15−油路L14を介してコントロー
ルバルブ11の第3ポート11cに接続されている。そ
して、コントロールバルブ11のスプール11Aが図面
上位置(図面右の状態)にあるときには、第2ポート1
1bおよび第3ポート11cは、セカンドブレーキB1
およびB1アキュムレータ12に接続された出力ポート
11dに共に接続され、スプール11Aが図面下位置
(図面左の状態)にあるときには、第2ポート11bが
閉じられ第3ポート11cのみが出力ポート11dと連
通されるようになっている。
【0022】4−2パワーオンダウンシフトを行うため
の油圧制御回路については、上記3−2パワーオンダウ
ンシフトに加えてブレーキの係合とクラッチの解放が加
わるだけであるので図示および説明は省略する。
【0023】車両に搭載されるバッテリ50の端子には
イグニッションスイッチ51を介して定電圧電源52の
入力端が接続されている。定電圧電源52の出力端には
中央処理ユニットCPUの電源端子VCCおよびGND
が接続されている。定電圧電源22はバッテリ50の出
力電圧を中央処理ユニットCPUが動作可能な電圧に変
換するためのものである。
【0024】中央処理ユニットCPUの各入力端子に
は、出力軸回転センサ31,スロットルセンサ32,ニ
ュートラルスタートスイッチ33,アイドルスイッチ3
4およびブレーキスイッチ35が接続されている。図2
では簡略のために各センサおよびスイッチの入力インタ
ーフェースは省略している。
【0025】出力軸回転センサ31は、自動変速機の出
力軸の回転数を検出するセンサである。出力軸回転セン
サ31は自動変速機の出力軸の近傍に配設され、自動変
速機の出力軸の回転数に応じた周波数を有するパルス信
号を出力する。本実施例では、出力軸回転センサ31は
出力軸23に取りつけられたギアの歯に対向して設置さ
れた電磁ピックアップ式の回転センサであり、ギア1回
転に対し18パルスを出力する。この出力は中央処理ユ
ニットCPUに送信される。なお、出力軸回転センサ
は、自動変速機の出力軸と車輪の回転数の関係が明確に
分かっておれば、車両の速度を検出する他の種類の車速
センサで代用してもよい。
【0026】スロットルセンサ32は、エンジンのスロ
ットルバルブの開度を検出するセンサである。スロット
ルセンサには、スロットルバルブの回転角度をスイッチ
により検出しスロットルバルブの開度を分割するデジタ
ル式,機械式のスロットルセンサと、スロットルバルブ
の回転角度を電圧値に変換し,A/Dコンバータを使用
してスロットルバルブの開度を分割するアナログ式,電
気式のスロットルセンサがある。本発明では、両方のス
ロットルセンサを持ち合わせており、切り換えて使用し
ているが、通常の装置では何方か一方だけでもかまわな
い。スロットルセンサは、スロットルバルブの開度を1
6分割した信号を4本の信号ラインから出力する。全閉
状態をθ0 ,全開状態をθ15とする。θ0 とθ15の間は
θ1 〜θ14とする。
【0027】ニュートラルスタートスイッチ33はシフ
トレバーの位置を検出するものであり、D(ドライブ)
レンジスイッチ,L(ロー)レンジスイッチ,2(セカ
ンド)レンジスイッチ,3(サード)レンジスイッチ,
N(ニュートラル)レンジスイッチ,R(リバース)レ
ンジスイッチおよびP(パーキング)レンジスイッチを
有し、D,L,2,3,N,R,Pの各レンジを検出す
る。
【0028】アイドルスイッチ34は、エンジンのアイ
ドル状態を検出するセンサであり、アイドル時(本実施
例ではスロットル開度1.5%以下)に接点がONにな
る。
【0029】ブレーキスイッチ35は、ブレーキのオン
・オフを検出する。
【0030】中央処理ユニットCPUの各出力端子に
は、クラッチC0制御用ソレノイドバルブ41,クラッ
チC2制御用ソレノイドバルブ42,ブレーキB0制御
用ソレノイドバルブ43,ブレーキB1制御用ソレノイ
ドバルブ44,ブレーキB2制御用ソレノイドバルブ4
5,ロー・リバースシフト禁止用ソレノイドバルブ4
6,ロックアップ制御用ソレノイドバルブ47およびラ
イン圧制御用ソレノイドバルブ48が接続されている。
本実施例ではロー・リバースシフト禁止用ソレノイドバ
ルブ46はコントロールバルブの制御にも用いられる。
図3では簡略のために各ソレノイドの出力インターフェ
ースまたは駆動装置は省略している。
【0031】中央処理ユニットCPUは、内部にRA
M,ROM等のメモリー,タイマー,レジスタを有して
おり、イグニッションスイッチがオンとなり、中央処理
ユニットCPUに電圧が供給されはじめると図4のメイ
ンルーチンを実行し始める。
【0032】(メインルーチン)中央制御ユニットCP
Uがスタートすると、まず各入出力ポートの入出力方向
の設定,各メモリのイニシャライズ,割り込みの有無の
設定等が行われる(ステップ50)。
【0033】そのあと、入出力読み込みルーチンが実行
され、入力に接続された各センサ,スイッチの状態の読
み込みやノイズ除去,そして各センサ,スイッチの状態
に応じたデータの設定が行われる(ステップ51)。
【0034】次に、回転数演算処理ルーチンが実行さ
れ、車速の演算が行われる(ステップ52)。出力軸と
車軸のギア比および車輪の半径は予め求められるので、
この出力軸回転数N0 から車速を求めることができる。
【0035】上記の処理が終了すると、次に変速判断ル
ーチン(ステップ53)にて変速判断が行われる。ここ
では、シフトレバーの位置、車速、スロットル開度に応
じて現在の変速段とは異なる変速段に変速すべきか否か
が判断される。
【0036】次に、ステップ54、55において、変速
判断ルーチン(ステップ53)において変速可であると
判断され,かつ現在変速中でないときには変速処理ルー
チン(ステップ57)が実行され、変速処理が行われ
る。また、変速処理ルーチン(ステップ57)に続いて
パワーオンダウンシフト処理ルーチンが実行される。変
速処理ルーチンでは変速制御に用いるタイマーの値を設
定する。
【0037】次に、ロックアップ判断ルーチンが実行さ
れ、ロックアップの変更有りの場合にはロックアップ処
理ルーチンが実行され、ロックアップの処理が行われ
る。
【0038】次に、フェールセーフ制御が行われ、フェ
ールセーフ処理が行われる(ステップ64)。
【0039】最後に、出力制御ルーチンが実行され、出
力制御が行われる(ステップ65)。
【0040】出力制御ルーチンでは、変速許可フラグが
オン時に、Rレンジのときおよびアップシフト時かつパ
ワーオフ(θ<θ2 またはアイドルスイッチオン)時に
はパワーオフアップシフトフラグをセットし、変速許可
フラグをクリアし、変速中フラグをセットする。Rレン
ジ以外でアップシフト時かつパワーオン(θ≧θ2 )時
にはパワーオンアップシフトフラグをセットし、変速許
可フラグをクリアし、変速中フラグをセットする。Rレ
ンジ以外でダウンシフト時にはダウンシフトフラグをセ
ットし、変速許可フラグをクリアし、変速中フラグをセ
ットする。
【0041】変速許可フラグがオン時または変速中フラ
グがオンの時には、ダウンシフトフラグがオンであれば
ダウンシフトルーチンが実行され、パワーオフアップシ
フトフラグオンであればパワーオフアップシフトルーチ
ンが実行され、パワーオンアップシフトフラグオンであ
ればパワーオンアップシフトルーチンが実行される。
【0042】各シフトルーチン内では、変速処理ルーチ
ン(ステップ57)で求めたタイマー値を元にシフト用
ソレノイドバルブ,タイミングソレノイドバルブをオン
/オフする。例えば、3−2シフト時には3−2シフト
用ソレノイドバルブをオンし、制御タイマーを走らせて
制御タイマー終了時にタイミングソレノイドバルブ73
をオンとしている。これにより、図6に示すようなパワ
ーオンダウンシフトが行われる。この後、他のソレノイ
ドバルブ,例えばロックアップ制御用ソレノイドバルブ
を変化させる必要があれば、そのソレノイドバルブを駆
動するように出力を出し、その後、メインルーチンに復
帰する。
【0043】図6について説明すると、同じ速度で車輌
が走行している場合には3速の方が4速よりエンジン回
転数が大きい(例えば、3速:3000rpm,4速:
2000rpm)ので、2速(4000rpm)にダウ
ンシフトする迄の時間(アプライ時間)は、3−2変速
と4−2変速では3−2変速の方が短かくなる。従って
図6に示すように4−2変速のアプライ時間を3−2変
速に較べて長くして、変速終了後のエンジン回転数が同
じになるように制御している。アプライ時間の中のアン
ダラップ時間は係合側および解放側の両方の係合要素の
油圧が低くなっているときで、このときには実質的に多
板摩擦係合要素は全て解放の状態であり、アンダラップ
時間中にエンジンの回転が3速および4速から2速へ移
行する。
【0044】この制御方法については図5のフローチャ
ートを用いて説明する。ここで、4−2変速では、3−
2変速に加えてブレーキB0の解放を行っているが、ブ
レーキB0の解放における油圧の減圧速度および減圧タ
イミングはC2と殆ど変わらないので、図6では簡略化
のためにブレーキB0とクラッチC2の解放の油圧線図
を同一の線で表している。
【0045】本実施例の作動について図5のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0046】図5のフローチャートは図4のステップ5
7のサブルーチンを示す図であり、パワーオンダウンシ
フトに関する変速処理を行っている。図5を用いて本実
施例のパワーオンダウンシフト時におけるマイクロコン
ピュータによるタイマー制御について説明する。ステッ
プ71にて3−2変速か否かを判定する。3−2変速で
ある場合にはステップ72にてスロットル開度の開く速
度が所定速度V1より大きいか否かを判定する。スロッ
トル開度の開く速度が所定速度V1より大きい場合には
ステップ73に進んでマップ1を選択する。スロットル
開度の開く速度が所定速度V1より小さい場合にはステ
ップ74に進んでマップ2を選択する。
【0047】ステップ71にて3−2変速でないと判定
された場合には、ステップ75に進んで4−2変速か否
かを判定する。4−2変速であると判断すると、ステッ
プ76にてスロットルの開き速度が所定速度V2より大
きいか否かを判定する。スロットル開度の開く速度が所
定速度V2より大きい場合にはステップ77に進んでマ
ップ3を選択する。スロットル開度の開く速度が所定速
度V2より小さい場合にはステップ78に進んでマップ
4を選択する。マップ1〜4の何れかを選択すると、ス
テップ79に進んでアウトプット回転を読み込み、ステ
ップ80にて、マップとステップ79のアウトプット回
転とから制御タイマーを決定する。そして、ステップ8
1にてステップ80で決定した制御タイマーに従って変
速を行う。
【0048】ここで、上記フローチャートのステップ8
1の変速は低速側クラッチ圧を上昇させるタイミングを
マップに応じて変化させることである。アウトプット回
転数とマップの各領域から図7に示すように制御タイマ
ー値が決定される。
【0049】本実施例によると、自動変速機のパワーオ
ンダウンシフト時における3−2変速および4−2変
速、それぞれの場合のスロットル開度の開く速度、に応
じて適正となるようにアプライ時間を制御しているの
で、従来のようなエンジン吹き上がりや変速ショックを
防ぐことが可能になる。
【0050】なお、本実施例は3−2変速と4−2変速
の場合について説明したが、特にこれに限定する意図は
なく、例えば5−2変速(5速自動変速機の場合)の場
合についても同様の制御装置を用いることが可能であ
る。
【0051】また、本発明の他の実施例として、多板摩
擦係合要素の油圧制御をソレノイドバルブのデューティ
制御によって行うこともできる。
【0052】
【効果】請求項1によると、パワーオンダウンシフト時
において同じ変速段にダウンシフトする場合、変速段が
1段だけ下がる場合と2段以上下がる場合とでは変速前
後のエンジン回転数の差が異なる。しかし、変速段が1
段だけ下がるときと変速段が2段以上下がるときのアプ
ライ時間を変化させることによって、エンジンの吹き上
がりや変速ショックを低減することができる。
【0053】請求項2によると、スロットル開度の開く
速度により変速途中のエンジン回転数の上昇スピードを
推測しているので、エンジン回転数が自動変速機の高速
側ギア段から低速側ギア段に同期するまでに要する時間
を推測して、この時間に合わせてアプライ時間を変える
ことにより、同じ車速でパワーオンダウンシフトが同じ
で場合に、スロットル開度の開く速度が異なるときでも
変速直後のエンジン回転数を一定にすることが可能にな
り、エンジンの吹き上がりや変速ショックを低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動変速機のギアトレーン
を示す図である。
【図2】本発明の一実施例を示す油圧回路図である。
【図3】本実施例の電子制御回路のブロック図である。
【図4】本実施例におけるコンピュータ制御のためのフ
ローチャートである。
【図5】図4のサブルーチンのフローチャートである。
【図6】本実施例のパワーオンダウンシフトを示す図で
ある。
【図7】本実施例におけるコンピュータ制御におけるマ
ップである。
【図8】従来技術のパワーオンダウンシフトを示す図で
ある。
【符号の説明】
1・・・ロックアップクラッチ 2・・・トルク
コンバータ 3・・・タービン軸 4,26・・・
キャリア 5・・・プラネタリピニオン 11・・・コン
トロールバルブ 12・・・アキュムレータ 13・・・ソレ
ノイドバルブ 14・・・第1オリフィス 15・・・第2
オリフィス 16・・・ODプラネタリギア 17,21・・
・中間軸 18・・・サンギア 19・・・1ウ
ェイクラッチ 20・・・ハウジング 22・・・サン
ギア軸 23・・・出力軸 24・・・キャ
リア 25,27・・・プラネタリピニオン C0,C1,C2,B0,B1・・・多板摩擦係合要素 30・・・電子制御回路(制御手段) 31・・・出力
軸回転センサ 32・・・スロットルセンサ 33・・・ニュートラルスタートスイッチ 34・・・アイドルスイッチ34 35・・・ブレ
ーキスイッチ CPU・・・中央処理ユニット 50・・・バッ
テリ 51・・・イグニッションスイッチ 52・・・定電
圧電源 71・・・コントロールバルブ 72・・・アキ
ュムレータ L71・・・油路 ソレノイドバル
ブ73

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン回転軸と出力軸の間に配設さ
    れ、係合および解放することによりエンジン回転軸から
    出力軸への変速段を制御する複数の多板摩擦係合要素
    と、 該複数の多板摩擦係合要素のそれぞれの係合または解放
    を制御する制御手段と、 を備える自動変速機の制御装置において、 前記制御手段は、自動変速機のパワーオンダウンシフト
    時に同じ変速段にダウンシフトする場合、変速段が1段
    だけ下がるときと変速段が2段以上下がるときのアプラ
    イ時間を変化させることを特徴とする自動変速機の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 エンジン回転軸と出力軸の間に配設さ
    れ、係合および解放することによりエンジン回転軸から
    出力軸への変速段を制御する複数の多板摩擦係合要素
    と、 該複数の多板摩擦係合要素のそれぞれの係合または解放
    を制御する制御手段と、 を備える自動変速機の制御装置において、 前記制御手段は、自動変速機のパワーオンダウンシフト
    変速時におけるスロットル開度の開く速度が所定速度以
    下のときと、所定速度より大きいときのアプライ時間を
    変化させることを特徴とする自動変速機の制御装置。
JP7112053A 1995-05-10 1995-05-10 自動変速機の変速制御装置 Pending JPH08303576A (ja)

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