JP2761009B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JP2761009B2 JP63313118A JP31311888A JP2761009B2 JP 2761009 B2 JP2761009 B2 JP 2761009B2 JP 63313118 A JP63313118 A JP 63313118A JP 31311888 A JP31311888 A JP 31311888A JP 2761009 B2 JP2761009 B2 JP 2761009B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両等に備えられる自動変速機の動作を油
圧を利用して制御するようになされた自動変速機の油圧
制御装置に関する。
(従来の技術) 車両に備えられる自動変速機として、トルクコンバー
タと多段ギア式の変速機構とを組合わせて構成されたも
のが汎用されている。斯かる自動変速機には、通常、油
圧回路部を主要構成部とする油圧制御装置が付設され
る。
油圧制御装置の油圧回路部においては、通常、オイル
ポンプからの油圧を調整してライン圧を形成するレギュ
レータ弁等から成るライン圧形成部と、変速レンジを切
り換えるべく手動操作されるマニュアル操作弁,ライン
圧形成部からのライン圧に基づいて作動油圧を形成し、
その作動油圧を変速機構におけるクラッチ,ブレーキ等
の油圧制御式の複数の摩擦係合要素に選択的に供給する
複数のシフト弁、及び、そのシフト弁の動作状態を切り
換える複数のソレノイド弁等から成る作動油圧供給部と
が設けられる。そして、自動変速機における変速制御に
おいては、油圧制御装置に備えられたコントロールユニ
ットにより、内蔵メモリにマップ化されて記憶されてい
る。シフトパターン線図における変速線とエンジンの負
荷及び車速とが照合されて変速条件が成立したか否かが
判断され、変速条件が成立したと判断された場合には、
コントロールユニットから作動油圧供給部に設けられた
所定のソレノイド弁に駆動信号が供給されてシフト弁の
動作状態が切り換えられ、それにより、複数の摩擦係合
要素のうちの選択されたものが締結、もしくは、解放せ
しめられて、自動変速機における変速レンジ及び変速段
の切り換えが行われる。
斯かる油圧制御装置にあっては、よりきめ細かな制御
が行われるようにすべく、ライン圧形成部にソレノイド
弁が設けられ、このソレノイド弁の開弁期間が制御され
ることにより、ライン圧が、吸気通路に配されたスロッ
トル弁の開度等に応じて変化せしめられるようになされ
たものが、例えば、特公昭54−2349号公報等に示される
如くに知られている。また、ライン圧を変化させるよう
にされた油圧制御装置にあっては、自動変速機における
変速レンジ及び変速段の切り換えが行われるとき、それ
に伴われる変速ショックの抑制を図るべく、ライン圧が
変速レンジ及び変速段の切換態様に応じて変化せしめら
れるようになすことも考えられている。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如くに、ライン圧を変化させるようにされた油
圧制御装置においては、自動変速機における変速レンジ
が、ニュートラルレンジ等の非走行レンジからドライブ
レンジ、もしくは、リバースレンジ等の走行レンジに切
り換えられるとき、例えば、ライン圧が比較的高い値を
とるものとされ、それにより、変速機構に内蔵された摩
擦係合要素に供給される作動油圧が比較的高い値をとる
ものとなって、摩擦係合要素が半締結状態におかれる期
間が比較的短くなるようにされた場合には、変速動作が
比較的短時間で行われることになるが、変速動作に伴わ
れる変速ショックが大となる虞がある。一方、斯かると
き、ライン圧が比較的低い値をとるものとされ、それに
より、摩擦係合要素に供給される作動油圧が比較的低い
値をとるものとなって、摩擦係合要素が半締結状態にお
かれる期間が比較的長くなるようにされた場合には、変
速動作が比較的長時間で行われることになって、変速動
作に伴われる変速ショックを抑制することができるが、
斯かる場合には、摩擦係合要素の摩耗が激しくなってそ
の寿命が短くなる虞が生じる。
斯かる点に鑑み、本発明は、自動変速機における変速
レンジが非走行レンジから走行レンジに切り換えられる
とき、変速機構における摩擦係合要素が半締結状態にお
かれる期間を長くすることなく、従って、変速動作に要
される時間を長くすることが回避されたもとで、変速動
作に伴われる変速ショックを抑制することができるよう
にライン圧の調整が行われるようにされた、自動変速機
の油圧制御装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく本発明に係る自動変速機の油
圧制御装置は、第1図にその基本構成が示される如く、
自動変速機に備えられた油圧発生源からの油圧を調整し
てライン圧を形成するライン圧形成部と、自動変速機に
備えられ、その自動変速機の変速レンジにおける非走行
レンジから走行レンジへのレンジ切換動作時に作動油圧
が供給されることにより締結状態になる摩擦係合要素に
対して、ライン圧形成部からのライン圧を元圧とする作
動油圧を供給する作動油圧供給部と、自動変速機の変速
レンジについての検出を行う変速レンジ検出手段と、制
御手段とを備え、制御手段が、変速レンジ検出手段から
得られる検出出力に基づいて自動変速機の変速レンジに
おける非走行レンジから走行レンジへのレンジ切換動作
が検知されるとき、ライン圧形成部に、変速レンジにお
けるレンジ切換動作に伴う自動変速機の入力回転数の変
化の開始後における摩擦係合要素の解放状態から締結状
態への移行の初期においては、ライン圧の値を変速レン
ジにおける非走行レンジから走行レンジへのレンジ切換
動作が検知される直前の値より増大させ、摩擦係合要素
の解放状態から締結状態への移行の後期においては、ラ
イン圧の値を変速レンジにおける非走行レンジから走行
レンジへのレンジ切換動作が検知される直前の値より小
となす動作を行わせるものとされて、構成される。
(実施例) 第2図は、本発明に係る自動変速機の油圧制御装置の
一例を、それが適用された車両用の自動変速機と共に示
す。
第2図において、自動変速機10は、トルクコンバータ
14及び多段ギア式の変速機構20を含み、さらに、それら
の動作制御に用いられる油圧を生成する油圧回路部40が
付随するものとされている。
トルクコンバータ14は、ポンプインペラー14a,タービ
ンランナー14b,ステータ14c及びケース11から成り、ポ
ンプインペラー14aが連結されるエンジンの出力軸12に
は、ポンプ駆動軸16を介してオイルポンプ15が連結され
ている。タービンランナー14bは、中空のタービン軸17
を介して変速機構20に連結されるとともにロックアップ
クラッチ19を介して出力軸12に連結され、また、ステー
タ14cとケース11との間には、ワンウエイクラッチ18が
介装されていて、ステータ14cが、ポンプインペラー14a
及びタービンランナー14bと同方向に回転するようにな
されている。
変速機構20は、前進4段後退1段を得るためのプラネ
タリギアユニット21を備えている。プラネタリギアユニ
ット21は、小径サンギア22,大径サンギア23,ロングピニ
オンギア24,ショートピニオンギア25、及び、リングギ
ア26を有するものとされる。小径サンギア22とタービン
軸17との間には、前進走行用のフォワードクラッチ27と
コースティングクラッチ28とが並設され、小径サンギア
22とフォワードクラッチ27との間には、ワンウエイクラ
ッチ29が介装されている。大径サンギア23とタービン軸
17との間には、後退走行用のリバースクラッチ30が設け
られるとともに、2−4ブレーキ31が配設され、また、
ロングピニオンギア24とタービン軸17との間には、3−
4クラッチ32が設けられている。ロングピニオンギア24
はキャリア33及びワンウエイクラッチ34を介して変速機
ケース35に連結され、キャリア33と変速機ケース35と
は、ローリバースブレーキ36により係脱されるようにな
されている。そして、リングギア26は、自動変速機10の
出力軸37を介してアウトプットギア38に連結され、出力
軸37に得られるトルクが、図示されないディファレンシ
ャルギアユニット等を介して車両の駆動輪とされる前輪
に伝達される。
斯かる構成を有する多段ギア式の変速機構20において
は、摩擦係合要素であるフォワードクラッチ27,コース
ティングクラッチ28,リバースクラッチ30,2−4ブレー
キ31,3−4クラッチ32及びローリバースブレーキ36が、
夫々、適宜選択作動されることにより、Pレンジ(パー
キングレンジ),Rレンジ(リバースレンジ),Nレンジ
(ニュートラルレンジ)、及び、フォワードレンジを構
成するDレンジ,Sレンジ(2レンジ)及びLレンジ(1
レンジ)の各レンジと、フォワードレンジにおける1速
〜4速の各変速段とを得ることができる。それら各レン
ジ及び変速段を得るための各クラッチ27,28,32及び30、
及び、ブレーキ31及び36の作動関係と、各レンジ及び変
速段が得られるときにおけるワンウエイクラッチ29及び
34の作動状態を、表に示す。
表に示される如くの作動関係をもって、クラッチ27,2
8,32及び30、及び、ブレーキ31及び36の夫々を作動させ
る作動油圧は、油圧回路部40において形成され、斯かる
油圧回路部40の動作制御を行うコントロールユニット10
0が備えられている。
コントロールユニット100には、エンジンの吸気通路
におけるスロットル開度を検出するスロットル開度セン
サ51から得られる検出信号Stと、タービンランナー14b
の回転数(タービン回転数)を検出するタービン回転数
センサ52から得られる検出信号Srと、車速を検出する車
速センサ53から得られる検出信号Svと、シフトレバーの
操作位置を検出するシフトポジションセンサ54から得ら
れる検出信号Ssと、油圧回路40における作動油の温度を
検出する油温センサ56から得られる検出信号Suと、ブレ
ーキペダルの操作状態を検出するブレーキセンサ57から
得られる検出信号Sbとが供給されるとともに、自動変速
機10の制御に必要な他の信号Sxも供給される。
コントロールユニット100は、上述の各検出信号に基
づいて自動変速機10における変速制御及びロックアップ
制御を行う。
コントロールユニット100による変速制御及びロック
アップ制御が行われる際には、コントロールユニット10
0における内蔵メモリにマップ化されて記憶されてい
る、縦軸にスロットル開度THがとられ横軸に車速Vがと
られてあらわされる第3図に示される如くのシフトパタ
ーン線図における、変速線La,Lb,Lc,Ld,Le及びLfと、検
出信号Stがあらわすスロットル開度及び検出信号Svがあ
らわす車速とが照合されて、シフトアップ条件もしくは
シフトダウン条件が成立したか否かが判断され、また、
ロックアップ作動線Lg及びLi、及び、ロックアップ解除
線Lh及びLiと、検出信号Stがあわらすスロットル開度及
び検出信号Svがあらわる車速とが照合されて、ロックア
ップ作動条件もしくはロックアップ解除条件が成立した
か否かが判断される。
なお、第3図において示される変速線La,Lb及びLc
は、夫々、1速から2速へ、2速から3速へ、3速から
4速へのシフトアップに、また、変速線Ld,Le及びLf
は、夫々、2速から1速へ、3速から2速へ、4速から
3速へのシフトダウンに関するものであり、さらに、ロ
ックアップ作動線Lg及びLiは、夫々、3速及び4速状態
でのロックアップの作動に、ロックアップ解除線Lh及び
Ljは、夫々、3速及び4速でのロックアップの解除に関
するものである。
そして、コントロールユニット100は、検出信号Ssに
基づいて、自動変速機10における変速レンジの切換動作
が検知された場合、及び、シフトアップ条件もしくはシ
フトダウン条件が成立したことが判断された場合には、
適宜、駆動信号Ca,Cb,Cc及びCdを形成して、それらを油
圧回路部40における作動油圧供給部に備えられたソレノ
イド弁61,62,63及び64に夫々選択的に供給するようにさ
れる。それにより、作動油圧供給部に備えられた各種の
シフト弁等の動作状態が変化せしめられて、複数の摩擦
係合要素の夫々に対する作動油圧の給排制御が行われ、
それらが上述の表に示される如くに、選択的に締結状態
もしくは解放状態にされ、所望の変速レンジ及び変速段
が得られる。
また、コントロールユニット100は、ロックアップ作
動条件が成立したと判断された場合には、駆動信号Ceを
形成して、それを油圧回路部40における作動油圧供給部
に備えらえたソレノイド弁65に供給し、また、ロックア
ップ解除条件が成立したと判断された場合には、ソレノ
イド弁65に対する駆動信号Ceの供給を停止するようにさ
れる。それにより、複数の摩擦係合要素のうちのロック
アップクラッチ19が、ロックアップ作動線Lg及びLi、及
び、ロックアップ解除線Lh及びjに従って、締結状態と
解放状態とを選択的にとるものとされる。
さらに、コントロールユニット100は、油圧回路部40
におけるライン圧を後述される如くに変化させるべく、
油圧回路部40におけるライン圧形成部に内蔵されたソレ
ノイド弁66に、後述される如くにして設定されるデュー
ティに応じたパルス幅を有する駆動信号Cfを供給して、
油圧回路部40において形成される作動油圧の基礎となる
ライン圧を調整する制御を行う。
このような構成を有する本発明に係る自動変速機の油
圧制御装置の一例は、特に、ライン圧を調整する制御に
特徴を有するものであり、それについて、第4図に示さ
れる如くの、油圧回路部40におけるライン圧形成部44の
具体構成に基づいて説明する。第4図において、ライン
圧形成部44は、油路71を介してオイルポンプ15に接続さ
れたレギュレータ弁72及びリデューシィング弁73と、レ
ギュレータ弁72とリデューシィング弁73との間に配設さ
れたモジュレータ弁75と、モジュレータ弁75の動作制御
を行う常閉型のソレノイド弁66とを有するものとされて
いる。
ライン圧形成部44においては、オイルポンプ15から吐
出された油圧が、油路71を通じてリデューシィング弁73
に供給され、リデューシィング弁73により減圧されて所
定の値をとるものとされる。リデューシィング弁73によ
り減圧された油圧は、油路76及びソレノイド弁66が接続
された油路77aを通じてモジュレータ弁75におけるポー
トaに供給されるとともに、油路76及び77bを通じてモ
ジュレータ弁75におけるポートb及びcにも供給され
る。斯かる際、モジュレータ弁75におけるポートaに供
給される油圧は、駆動信号Cfが有するパルス軸に応じた
ものとなるソレノイド弁66の開弁期間に応じて変化せし
められる。それにより、モジュレータ弁75におけるポー
トb及びcの実効開口面積が変化して、リデューシィン
グ弁73からポートb及びcに供給される油圧が調整され
る。そして、その調整された油圧がポートdに導かれて
ポートeに供給されるとともに、ダンパー78が接続され
た油路80を通じてレギュレータ弁72におけるポートfに
パイロット圧として供給される。
レギュレータ弁72は、2つのスプール72a及び72bとそ
れらの間に配されたスプリング72cとを有し、ポートf
の他に、ポートg及びh、及び、作動油圧供給部42に通
じる油路81,82及び83の夫々に接続されたポートi,j及び
kが設けられている。斯かるレギュレータ弁72において
は、駆動信号Cfが有するパルス幅に応じて調整されて油
路80を通じてポートfに供給されたパイロット圧に応じ
て、ポートg及びhの実効開口面積が変化せしめられ、
それらに得られる油圧が調整されて、ライン圧が形成さ
れる。そして、そのライン圧が、ポートg及びhから油
路85及びその分岐路を通じて作動油圧供給部42に供給さ
れ、作動油圧供給部42においてそれに備えられたシフト
弁等の動作状態に応じたものに調整されて、もしくは、
そのまま作動油圧として複数の摩擦係合要素に選択的に
供給され、それにより、自動変速機10における変速動
作、及び、ロックアップ動作が行われる。
斯かる構成のもとで、コントロールユニット100によ
って行われるライン圧制御においては、車両の走行状態
及びエンジンの運転状態が所定の条件を満たしたもと
で、自動変速機10におけるNレンジからDレンジへの、
もしくは、NレンジからRレンジへの切換動作が行われ
るときと、自動変速機10における変速段の切換動作が行
われるときとを除く定常時には、定常ライン圧制御が行
われ、また、自動変速機10において変速段の切換動作が
行われる変速段切換時には、変速段切換ライン圧制御が
行われ、さらに、車両の走行状態及びエンジンの運転状
態が所定の条件を満たしたもとで、自動変速機10におい
てNレンジからDレンジへの、もしくは、Nレンジから
Rレンジへの切換動作が行われる変速レンジ切換え時に
は、変速レンジ切換ライン圧制御が行われる。
定常ライン圧制御にあっては、検出信号St及びSvがあ
らわすスロットル開度及び車速に基づいて基本ライン圧
が設定され、設定された基本ライン圧と検出信号Suがあ
らわす作動油圧の温度(油温)とに基づいて、駆動信号
Cfのパルス幅を定めるデューティDpが設定される。その
場合、デューティDpは、基本ライン圧が小である程、ま
た、油温が高い程大なる値をとるように設定される。
変速段切換ライン圧制御にあっては、シフトアップ条
件もしくはシフトダウン条件が成立したか否かが判断さ
れる。そして、シフトアップ条件が成立したと判断され
た場合には、その成立したシフトアップ条件に従って行
われるべき変速動作の態様が、1速から2速へ,1速から
3速へ,1速から4速へ,2速から3速へ,2速から4速へ及
び3速から4速への変速動作のうちの何れのものである
か、及び、検出信号Stがあらわすスロットル開度に基づ
いて、変速動作の態様毎に基本ライン圧が設定される。
その場合、基本ライン圧は、検出信号Stがあらわすスロ
ットル開度が大である程大なる値に設定される。
また、シフトダウン条件が成立したと判断された場合
には、その成立したシフトダウン条件に従って行われる
べき変速動作の態様が、4速から3速へ,4速から2速
へ,4速から1速へ,3速から2速へ,3速から1速へ及び2
速から1速への変速動作のうちの何れのものであるか、
及び、検出信号Srがあわらすタービン回転数に基づい
て、変速動作の態様毎に基本ライン圧が設定される。そ
の場合、基本ライン圧は、検出信号Srがあらわすタービ
ン回転数が大である程大なる値に設定される。そして、
設定された基本ライン圧に、第5図に示される如くの、
スロットル開度の変化率ΔTHが所定の値Δa1未満では、
変化率ΔTHが大である程大なる値をとり、変化率ΔTHが
値Δa1以上では一定値をとる補正係数Kが乗じられて、
新たな基本ライン圧が設定される。このようにして、変
速段切換時における基本ライン圧が設定された後は、定
常時の場合と同様に、設定された基本ライン圧と検出信
号Suがあらわす油温とに基づき、駆動信号Cfのパルス幅
を定めるデューティDpが設定される。その場合、デュー
ティDpは、基本ライン圧及び油温が大である程大なる値
に設定される。
このようにして設定されたデューティDpは、第6図に
示される如くの、イグニッションキーがオフ状態からオ
ン状態にされた時点t1から所定の期間Taが経過する時点
t2までは時間tに応じた値に設定され、期間Taが経過し
た後においては1に設定される補正係数Hkが乗じられる
ことにより、補正される。斯かる補正は、イグニッショ
ンキーがオフ状態からオン状態にされた直後において
は、油圧回路部40における作動油中に空気が混入してい
る虞があるので、空気が混入していることに起因して、
油圧回路部40におけるライン圧及び作動油圧が所要の値
より低下したものとなることを回避するために行われ
る。次いで、デューティDpが補正されて得られたデュー
ティDFに応じたパルス幅を有する駆動信号Cfが形成さ
れ、それがソレノイド弁66に供給されて、ソレノイド弁
66が駆動信号Cfのパルス幅に応じた期間だけ開状態とさ
れ、油路77aを通じてモジュレータ弁75のポートaに供
給されるパイロット圧が減圧される。それにより、レギ
ュレータ弁72のポートg及びhに得られるライン圧が調
整される。
さらに、車両の走行状態及びエンジンの運転状態が上
述の所定の条件、例えば、検出信号Sv,Sb,St及びSrに基
づいて、車速が1km/h以下である。ブレーキペダルが踏
み込まれている,スロットル弁が全閉状態である,ター
ビン回転数が所定の値Na以上であることの諸条件を満た
すことが検知されたもとで、検出信号Ssに基づき、自動
変速機10におけるNレンジからDレンジへの、もしく
は、NレンジからRレンジへの切換動作が検知されると
きに行われる変速レンジ切換ライン圧制御にあっては、
自動変速機10におけるNレンジからRレンジへの切換動
作が検知される場合には、上述の表に示される如く、フ
ォワードクラッチ27に対する作動油圧の供給が行われ
て、フォワードクラッチ27が解放状態から締結状態にさ
れるが、斯かる際には、タービン回転数NTが、例えば、
第7図に示される如く、変速レンジの切換動作が開始さ
れる時点t1までは、エンジン回転数に応じたものとなる
値N4をとり、時点t1以後急速に低下し、変速レンジの切
換動作が完了する時点t4においては、値N1(略零)をと
るようにされる。このように変化せしめられるタービン
回転数NTに対して、基本ライン圧Blが、例えば、第8図
に示される如く、フォワードクラッチ27の解放状態から
締結状態への移行が開始される時点、即ち、変速レンジ
の切換動作が開始される時点t1まではタービン回転数NT
の値N4より低い値Paをとり、フォワードクラッチ27の解
放状態から締結状態への移行の初期、即ち、時点t1から
時点t2までの切換動作初期においては、タービン回転数
NTが値N4から低下するに従って、値Paから増大し、時点
t2においてタービン回転数NTの値N4に対応する値Pbをと
り、フォワードクラッチ27の解放状態から締結状態への
移行の中期、即ち、時点t2から時点t3までの切換動作中
期においては、タービン回転数NTが値N3から低下するに
従って、値Pbから減少し、時点t3においてタービン回転
数NTの値N2に対応する値Pcをとり、フォワードクラッチ
27の解放状態から締結状態への移行の後期、即ち、時点
t3から時点t4までの切換動作後期においては、タービン
回転数NTが値N2から低下するに従って、値Pcから増大す
るも、値Paより小とされる値となし、フォワードクラッ
チ27の解放状態から締結状態への移行が完了する時点、
即ち、変速レンジの切換動作が完了する時点t4におい
て、タービン回転数NTの値N3に対応する、切換動作が開
始された時点t1におけるときと同じ値Paをとるようにさ
れる。
なお、上述の所定の値Naは、値N4より小なるものとさ
れる。
このようなタービン回転数NTと基本ライン圧Blとの関
係は、コントロールユニット100に内蔵されたメモリ
に、マップAとして記憶されており、斯かる場合におけ
る基本ライン圧の設定にあたっては、マップAから検出
信号Srがあらわすタービン回転数に応じた基本ライン圧
が読み出されることにより行われる。
一方、自動変速機10におけるNレンジからRレンジへ
の切換動作が検知される場合には、上述の表に示される
如く、リバースクラッチ30及びローリバースブレーキ36
の夫々が解放状態から締結状態にされるが、斯かる際に
は、タービン回転数NTが、第7図に示される如くの、変
速レンジの切換動作が開始される時点t1までは、エンジ
ン回転数に応じたものとなる値N4をとり、時点t1から低
下して、変速レンジの切換動作が完了する時点t4におい
て、エンジン回転数とRレンジにおける変速比とに基づ
いて算出される値をとるようにされる。このように変化
せしめられるタービン回転数NTに対して、基本ライン圧
Blは、第8図に示される如くの、リバースクラッチ30及
びローリバースブレーキ36の夫々の解放状態から締結状
態への移行が開始される時点、即ち、変速レンジの切換
動作が開始される時点t1までは、値Paをとり、リバース
クラッチ30及びローリバースブレーキ36の夫々の解放状
態から締結状態への移行の初期、即ち、時点t1から時点
t2までの切換動作初期においては、タービン回転数NTが
低下するに従って、値Paから増大し、リバースクラッチ
30及びローリバースブレーキ36の夫々の解放状態から締
結状態への移行の中期、即ち、時点t2から時点t3までの
切換動作中期においては、タービン回転数NTが低下する
に従って減少し、さらに、リバースクラッチ30及びロー
リバースブレーキ36の夫々の解放状態から締結状態への
移行の後期、即ち、時点t3から時点t4までの切換動作後
期においては、タービン回転数NTが低下するに従って増
大するも、値Paより小とされる値となし、リバースクラ
ッチ30及びローリバースブレーキ36の夫々の解放状態か
ら締結状態への移行が完了する時点、即ち、切換動作が
完了する時点t4において、切換動作が開始された時点t1
におけるときと同じ値Paをとるようにされる。
このようなタービン回転数NTと基本ライン圧Blとの関
係は、コントロールユニット100に内蔵されたメモリ
に、マップBとして記憶されており、斯かる場合におけ
る基本ライン圧の設定にあたっては、マップBから検出
信号Srがあらわすタービン回転数に応じた基本ライン圧
が読み出されることにより行われる。
このようにして、基本ライン圧が設定された後は、定
常ライン圧制御及び変速段切換ライン圧制御が行われる
ときと同様に、設定された基本ライン圧と検出信号Suが
あらわす油温とに基づいて駆動信号Cfのパルス幅を定め
るデューティDpが設定され、そのデューティDpに補正係
数Hkが乗じられてデューティDpの補正が行われる。そし
て、デューティDpが補正されて得られたデューティDFに
応じたパルス幅を有する駆動信号Cfが形成され、それが
ソレノイド弁66に供給されて、ライン圧が調整される。
上述の如くにして、変速レンジの切換動作時における
基本ライン圧の設定が行われるが、仮に、基本ライン圧
が、変速レンジの切換動作時において値Paに保持される
ように設定された場合には、自動変速機10におけるNレ
ンジからDレンジへの切換動作時においては、自動変速
機10における出力軸37のトルクTrが、例えば、第9図に
おいて一点鎖線で示される如く、切換動作が開始される
時点t1から時点t3まで比較的緩やかに増大して、時点t3
の前後において比較的大なるピーク値をとり、その後時
点t4までの切換動作後期においては、急速に低下するも
のとなるのに対し、第8図に示される如く、基本ライン
圧Blが、切換動作初期においてはタービン回転数NTの低
下に従って増大し、切換動作中期においては減少して、
切換動作後期においては再び増大するように設定されて
いることにより、第9図において実線で示される如く、
自動変速機10における出力軸37のトルクTrは、変速レン
ジの切換動作初期においては、基本ライン圧が比較的大
なる値に設定されているにも関わらずフォワードクラッ
チ27の摩擦係合力が然程大とならないので、時点t1から
比較的緩やかに増大して、時点t2と時点t3との間で比較
的小なるピーク値をとり、その後時点t4まで比較的緩や
かに減少するものとなる。従って、上述の如くに基本ラ
イン圧が設定されることにより、フォワードクラッチ27
が半締結状態におかれる期間を長くすることなく、従っ
て、変速動作に要される時間を長くすることが回避され
たもとで、変速動作に伴われる変速ショックを抑制する
ことができることになる。
また、NレンジからRレンジへの切換動作時において
も、上述のNレンジからRレンジへの切換動作時の場合
と同様に、自動変速機10における出力軸37のトルクTrが
比較的緩やかに変化しするとともに、ピーク値が比較的
小なる値に抑えられて、リバースクラッチ30及びリバー
スブレーキ36が半締結状態におかれる期間を長くするこ
となく、従って、変速動作に要される時間を長くするこ
とが回避されたもとで、変速動作に伴われる変速ショッ
クを抑制することができることになる。
上述の如くの制御動作を行うコントロールユニット10
0は、マイクロコンピュータが用いられて構成される
が、斯かる場合におけるマイクロコンピュータが実行す
るライン圧制御を行うに際してのプログラムの一例を、
第10図〜第13図のフローチャートを参照して説明する。
第10図のフローチャートで示されるメインプログラム
においては、スタート後、プロセス101において初期設
定を行い、プロセス102において、各種検出信号を取り
込み、ディシジョン103においてイグニッションスイッ
チ(IGスイッチ)がオフ状態からオン状態に変化したか
否かを判断し、イグニッションスイッチがオフ状態から
オン状態に変化したと判断された場合には、プロセス10
4において内蔵タイマーをスタートさせて、ディシジョ
ン105に進み、また、ディシジョン103における判断の結
果、イグニッションスイッチの状態が変化していない、
従って、既にオン状態にあると判断された場合には、そ
のままディシジョン105に進む。
ディシジョン105においては、検出信号Ssに基づい
て、NレンジからDレンジへの切換動作中であるか否か
を判断し、NレンジからDレンジへの切換動作中でない
と判断された場合には、ディシジョン106において、N
レンジからRレンジへの切換動作中であるか否かを判断
し、NレンジからRレンジへの切換動作中でないと判断
された場合には、ディシジョン107において、変速段の
切換動作中であるか否かを判断し、変速段の切換動作中
でないと判断された場合には、プロセス110において、
第11図のフローチャートで示される如くの、定常ライン
圧制御プログラムを実行してプロセス102に戻り、ま
た、変速段の切換動作中であると判断された場合にはプ
ロセス108において、第12図のフローチャートで示され
る如くの、変速段切換ライン圧制御プログラムを実行し
てプロセス102に戻る。そして、ディシジョン105におい
て、NレンジからRレンジへの切換動作中であると判断
された場合、及び、ディシジョン106において、Nレン
ジからRレンジへの切換動作中であると判断された場合
には、プロセス112において、第13図に示される如く
の、変速レンジ切換ライン圧制御プログラムを実行して
プロセス102に戻る。
第11図のフローチャートで示される定常ライン圧制御
プログラムにおいては、スタート後、プロセス121にお
いて、検出信号St及びSvがあらわすスロットル開度Th及
び車速vに基づいて基本ライン圧BLを設定し、プロセス
122において、基本ライン圧BL及び検出信号Suがあらわ
す油温Wに基づいてデューティDpを設定し、ディシジョ
ン123において、イグニッションスイッチがスタートし
てから経過した期間Txが所定の期間Taより大であるか否
かを判断し、経過した期間Txが所定の期間Ta以下である
と判断された場合には、プロセス125において、補正係
数Hkを、第6図に示される如くに、1より小なる値に設
定してプロセス128に進み、また、経過した期間Txが所
定の期間Taより大であると判断された場合には、プロセ
ス126においてタイマーをストップして、プロセス127に
おいて、補正係数Hkを1に設定した後、プロセス128に
進む。プロセス128においては、駆動信号Cfのパルス幅
を定めるデューティDFを、プロセス122で設定されたデ
ューティDpに補正係数Hkを乗じた値に設定し、プロセス
129において、デューティDFに対応したパルス幅を有す
る駆動信号Cf形成し、それをソレノイド弁66に送出して
このプログラムを終了する。
第12図のフローチャートで示される変速段切換ライン
圧制御プログラムにおいては、スタート後、ディシジョ
ン141において、変速動作がシフトアップ動作か否かを
判断し、シフトアップ動作であると判断された場合に
は、プロセス142において、シフトアップ動作の態様及
び検出信号Stがあらわすスロットル開度Thに基づき基本
ライン圧BLを設定した後プロセス147に進み、一方、デ
ィシジョン141において、シフトアップ動作でないと判
断された場合、従って、変速動作がシフトダウン動作で
あると判断された場合には、プロセス144において、シ
フトダウン動作の態様及び検出信号Srがあらわすタービ
ン回転数Ntに基づいて基本ライン圧BLを設定し、プロセ
ス145において、補正係数Kを、第5図に示される如く
に、スロットル開度THの変化率ΔTHに応じて設定してプ
ロセス146に進み、プロセス146において、基本ライン圧
BLに補正係数Kを乗じることにより新たな基本ライン圧
BLを設定してプロセス147に進む。そして、プロセス147
からプロセス153に到る各ステップを、第11図において
示された定常ライン圧制御におけるプロセス122からプ
ロセス129に到る各ステップと同様に実行して、このプ
ログラムを終了する。
第13図のフローチャートで示される変速レンジ切換ラ
イン圧制御プログラムにおいては、スタート後、ディシ
ジョン161〜164において順次、検出信号Svがあらわす車
速vが1km/h以下であるか否か,検出信号Sbに基づきブ
レーキペダルが踏み込まれているか否か,検出信号Stに
基づきスロットル弁が全閉状態であるか否か、及び、検
出信号Srがあらわすタービン回転数Ntが値Naより大であ
るか否かを判断し、ディシジョン161において、車速v
が1km/hより大であると判断された場合,ディシジョン1
62において、ブレーキペダルが踏み込まれていないと判
断された場合,ディシジョン163において、スロットル
弁が全閉状態でないと判断された場合、及び、ディシジ
ョン164において、タービン回転数Ntが値Na以下である
と判断された場合には、夫々、プロセス176において、
第11図のフローチャートで示された如くの定常ライン圧
制御プログラムを実行してこのプログラムを終了する。
また、ディシジョン161において、車速vが1km/h以下で
あると判断された場合,ディシジョン162において、ブ
レーキペダルが踏み込まれていると判断された場合,デ
ィシジョン163において、スロットル弁が全閉状態であ
ると判断された場合、及び、ディシジョン164におい
て、タービン回転数Ntが値Naより大であると判断された
場合には、夫々、ディシジョン165に進む。
ディシジョン165において、変速レンジの切換動作が
NレンジからDレンジへの切換動作であるか否かを判断
し、NレンジからDレンジへの切換動作であると判断さ
れた場合には、プロセス166において、タービン回転数N
tをマップAに照合して対応する基本ライン圧Blの値を
読み出すことにより、基本ライン圧BLを設定してプロセ
ス168に進み、また、変速レンジの切換動作がNレンジ
からDレンジへの切換動作でないと判断された場合、従
って、変速レンジの切換動作がNレンジからRレンジへ
の切換動作であると判断された場合には、プロセス167
において、タービン回転数NtをマップBに照合して対応
する基本ライン圧Blの値を読み出すことにより、基本ラ
イン圧BLを設定してプロセス168に進む。そして、プロ
セス168からプロセス174に到る各ステップを、第11図に
おいて示された定常ライン圧制御におけるプロセス122
からプロセス129に到る各ステップと同様に実行して、
このプログラムを終了する。
なお、上述の例においては、変速レンジの切換動作時
における基本ライン圧BLがタービン回転数Ntに基づいて
設定されているが、本発明に係る自動変速機の油圧制御
装置は必ずしもそのようにされる必要はなく、変速レン
ジの切換動作時における基本ライン圧BLが、例えば、変
速レンジの切換動作開始時点からの期間、あるいは、タ
ービン回転数Ntの変化率に基づいて設定されるようにな
されてもよいこと勿論である。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る自動変速
機の油圧制御装置によれば、自動変速機の変速レンジが
非走行レンジから走行レンジに切り換えられるとき、ラ
イン圧の値が、摩擦係合要素の解放状態から締結状態へ
の移行の初期においては、変速レンジの非走行レンジか
ら走行レンジへのレンジ切換動作が開始される直前の値
より増大し、摩擦係合要素の解放状態から締結状態への
移行の後期においては、変速レンジの非走行レンジから
走行レンジへのレンジ切換動作が開始される直前の値よ
り小とされるようになされるので、自動変速機における
摩擦係合要素が半締結状態におかれる期間を長くするこ
となく、従って、変速動作に要される時間を長くするこ
とが回避されたもとで、変速動作に伴われる変速ショッ
クを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動変速機の油圧制御装置を特許
請求の範囲に対応して示す基本構成図、第2図は本発明
に係る自動変速機の油圧制御装置の一例の主要部を模式
的に示す図、第3図は第2図に示される例の動作説明に
供されるシフトパターン線図、第4図は第2図に示され
る例における油圧回路部の主要部を示す図、第5図〜第
9図は第2図に示される例の動作説明に供される特性
図、第10図〜第13図は第2図に示される例のコントロー
ルユニットにマイクロコンピュータが用いられた場合に
おける、斯かるマイクロコンピュータが実行するプログ
ラムの一例を示すフローチャートである。 図中、10は自動変速機、14はトルクコンバータ、20は変
速機構、40は油圧回路部、42は作動油圧供給部、44はラ
イン圧形成部、51はスロットル開度センサ、52はタービ
ン回転数センサ、53は車速センサ、56は油温センサ、57
はブレーキセンサ、66はソレノイド弁、72はレギュレー
タ弁、75はモジュレータ弁、100はコントロールユニッ
トである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹本 和雄 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−31748(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 61/00 - 61/24 F16D 25/00 - 25/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動変速機に備えられた油圧発生源からの
    油圧を調整してライン圧を形成するライン圧形成部と、 上記自動変速機に備えられ、該自動変速機の変速レンジ
    における非走行レンジから走行レンジへのレンジ切換動
    作時に作動油圧が供給されることにより締結状態になる
    摩擦係合要素に対して、上記ライン圧形成部からのライ
    ン圧を元圧とする作動油圧を供給する作動油圧供給部
    と、 上記自動変速機の変速レンジについての検出を行う変速
    レンジ検出手段と、 該変速レンジ検出手段から得られる検出出力に基づいて
    上記自動変速機の変速レンジにおける上記レンジ切換動
    作が検知されるとき、上記ライン圧形成部に、上記レン
    ジ切換動作に伴う上記自動変速機の入力回転数の変化の
    開始後における上記摩擦係合要素の解放状態から締結状
    態への移行の初期においては、上記ライン圧の値を上記
    レンジ切換動作が検知される直前の値より増大させ、上
    記摩擦係合要素の上記解放状態から締結状態への移行の
    後期においては、上記ライン圧の値を上記直前の値より
    小となす動作を行わせる制御手段と、 を具備して構成される自動変速機の油圧制御装置。
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