JPH10159592A - エンジンに供給される流体の流量制御装置 - Google Patents

エンジンに供給される流体の流量制御装置

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JPH10159592A
JPH10159592A JP8317623A JP31762396A JPH10159592A JP H10159592 A JPH10159592 A JP H10159592A JP 8317623 A JP8317623 A JP 8317623A JP 31762396 A JP31762396 A JP 31762396A JP H10159592 A JPH10159592 A JP H10159592A
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JP
Japan
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drive
engine
flow rate
drive speed
valve
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Application number
JP8317623A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sato
正博 佐藤
Seiji Asano
誠二 浅野
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量制御弁を制御する同期式モータの脱調を
防止し、良好なエミッション性能、快適な運転性能を得
る。 【解決手段】 駆動速度変化量演算手段48により、出
力タイミング毎の同期式モータの駆動速度の変化量を算
出する。駆動速度の変化量が所定のしきい値を越える場
合には、駆動速度緩和手段45により駆動信号を出力す
る所定出力タイミングの周期の延長、またはステップモ
ータの励磁相を変更し、更にその状態を所定期間継続す
ることにより、モータの駆動速度に制限を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの運転状
態に応じてエンジンに供給される流体の流量を制御する
流量制御装置に関し、より詳細にはその制御弁開度を制
御する同期式モータの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン制御における流体パラメータの
制御装置としては、アイドル回転数を一定に維持するた
めに吸気の補助空気量を制御するISC(Idle Speed C
ontrol)制御装置や吸気管面積を制御するためにスロッ
トルバルブを駆動するスロットルバルブ制御装置に代表
される吸入空気量制御装置、蒸発燃料を吸気管へ導入す
るキャニスタパージ量を制御するエバポ制御装置、ある
いは吸気管への排気ガス還流量を制御するEGR制御装
置などがある。
【0003】これらの流体パラメータは、主に吸気管負
圧と大気又は排気圧との差圧で決まり、最適な流量制御
を行うには制御弁の開度制御を行う必要がある。制御弁
の開度制御方式としては、デューティ信号の通電、非通
電時間の比で開度を設定するデューティ式比例ソレノイ
ドバルブ方式と、特定の励磁相に通電することによりバ
ルブを駆動し開度を設定する同期式モータ方式(ステッ
プモータ方式)とが代表的である。
【0004】このうち、デューティ式比例ソレノイドバ
ルブ方式は、構造的に簡単でありコスト的に優れるが、
開弁力を確保するために消費電流が大きくなり、また温
度上昇による内部抵抗増大によって開弁力が低下するた
め、開度フィードバックや電流補正を必要とし、開度モ
ニタ用のリフトセンサや電流検出装置(回路)を設置す
る必要があるなど、流量制御の複雑化を伴うことにな
る。一方、同期式モータ方式はコスト的に劣るものの、
全閉でのシート性に優れ、また開度がモータの回転角度
で一義的に決まるので開度フィードバックの必要がな
く、流量制御の簡素化が可能である。
【0005】近年では、排気ガス規制や燃費規制、自己
診断要求などの制御処理が増大してきており、エンジン
を制御するエンジン制御装置(制御用マイコン)の処理
負荷、メモリ使用量が急増しており、ソフト負荷の少な
い同期式モータ式制御バルブを用いることが多い。この
ように同期式モータ式制御バルブを用いた例としては、
特開昭60−93166号公報などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】エンジンに供給される
流体の流量制御に同期式モータ式流量制御装置を用いた
場合、同期式モータは当然エンジンルーム内へ設置する
ことになる。この時の使用環境は、−20℃以下の極寒
の状態から+120℃以上の極暑の状態にまで及び、非
常に過酷な条件になる。更にEGRバルブの場合には、
排気ガス温度での昇温により+200℃以上になること
も考えられる。このような使用環境下で同期式モータを
用いた場合、内部フリクションの変動によってバルブ内
のローターシャフトの動作が正常状態から逸脱し、脱調
(ミスステップ)を引き起こす危険性がある。
【0007】従来制御では、なるべくこのような運転状
態での動作は禁止したり、また動作させる場合には、こ
まめに0点校正(イニシャライズ動作)を行うことによ
り、万が一に脱調してもすぐに0点校正処理をし、エン
ジン制御への影響を最小限に食い止めていた。しかし、
この方法では0点である全閉位置に何度もバルブを打ち
つけるため、バルブの耐久性が問題となり、バルブ強度
確保のためにコストアップを招いていた。0点校正はな
るべく行わない方がバルブ強度を最適化でき、コスト的
にも有利になる。
【0008】また近年では、排気ガス規制強化や運転性
向上の要求に応えるために緻密な流量制御を行ってお
り、流量制御バルブの脱調による流量変化はエンジンが
要求する流量との間にアンマッチを生じ、エミッション
悪化や運転性悪化(エンストや回転変動)が懸念され
る。従って、同期式モータ式流量制御装置を用いた場合
には、脱調の発生を抑制する制御が必要になってきてい
た。
【0009】本発明は、このような要求に応えるために
なされたものであり、過酷な環境でエンジンに供給され
る流体の流量制御を行う同期式モータを、脱調を防止し
て制御することのできる制御装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、前回
の制御タイミングにおける駆動速度と今回の制御タイミ
ングにおいて設定された駆動速度との差として同期式モ
ータの駆動速度の変化量を算出し、その変化量が脱調限
界を越える場合は今回の駆動速度を補正して低下させる
駆動速度緩和手段を備えることにより前記目的を達成す
る。駆動速度の変化量算出は常時行うのではなく、目標
とする同期式モータのステップ位置までのステップ数が
小さくなって、駆動停止、反転、駆動速度変動等、駆動
速度の変化を伴う駆動制御が予想される時点になってか
ら行うのが好ましい。
【0011】すなわち、本発明は、エンジンに供給され
る流体の流量を制御する流量制御弁と、流量制御弁の開
度を制御する同期式モータと、エンジンの運転状態を検
出する運転状態検出手段と、エンジンの運転状態に応じ
て流体の目標流量を設定する目標流量設定手段と、目標
流量に応じて流量制御弁の目標開度を設定する目標開度
設定手段と、目標開度により同期式モータの回転方向と
回転量を設定するモータ回転設定手段と、同期式モータ
の駆動速度を設定する駆動速度設定手段と、目標開度、
回転方向、回転量、駆動速度に応じて出力タイミングに
あわせて同期式モータへ駆動信号を出力するモータ駆動
出力手段とを備えたエンジンに供給される流体の流量制
御装置において、出力タイミング毎の同期式モータの駆
動速度の変化量を算出する駆動速度変化量算出手段と、
駆動速度変化量が所定の閾値を越える場合には駆動速度
変化量が閾値以内となるように駆動速度を補正する駆動
速度緩和手段と備えたことを特徴とする。
【0012】同期式モータの駆動速度変化量は、駆動信
号を出力する出力タイミングの周期の変化により検出す
ることができる。駆動速度緩和手段は、駆動信号を出力
する周期を延長することにより駆動速度の補正を行うこ
とができる。駆動速度緩和手段はまた、同期式モータの
励磁パターンを変更することにより駆動速度の補正を行
うことができる。
【0013】駆動速度の補正を行った場合は、その補正
を行っている状態を所定期間継続することが望ましく、
補正を行っている状態を所定期間継続させる場合の目標
開度は、駆動出力による同期式モータの駆動期間及び/
又は駆動速度に応じて設定することができる。なお、流
量制御弁により制御される流体は、排気管から吸気管へ
還流される排気ガス、あるいは大気からエンジンに流入
する吸入空気とすることができる。
【0014】本発明の流量制御装置によると、同期式モ
ータの駆動速度が急激に変化することがないので、脱調
を防止でき、良好なエミッション性能、快適な運転性能
を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、エンジンの吸気管への排気
ガス還流量を制御するEGR制御を例にとり、図面を参
照して本発明の実施の形態を説明する。図2は、EGR
制御のシステム構成図である。空気はエアクリーナ1の
入口部より入り、スロットルセンサ12を備えるスロッ
トルバルブ3を通り、吸気管4を通ってエンジン5のシ
リンダ内に吸入される。吸入空気量は熱線式空気流量計
2によって検出され、検出信号はコントロールユニット
7に入力される。
【0016】一方燃料は、図示していない燃料タンクか
ら燃料噴射弁(インジェクタ)14を経て噴射され、吸
入通路内で吸入空気と混合されエンジン5のシリンダ内
に供給される。燃料と空気との混合気はエンジン5で圧
縮され、点火プラグ15により着火された爆発後に排気
管6から排出される。エンジンの情報は、前述の熱線式
空気流量計2、スロットルセンサ12の他にクランク角
センサ13(エンジン回転数センサ)、水温センサ11
により検出され、コントロールユニット7に入力され
る。これらの情報は、燃料噴射量や点火時期などの演算
に用いられる。
【0017】EGR制御システムのEGRガスは、排気
管6から分岐したパイプを通り、EGRバルブ8を経由
して吸気管4に還流される。EGRバルブ8では、バル
ブ開度を制御することによりEGRガス流量を制御す
る。コントロールユニット7は、各種センサ類から入力
される信号に基づいてEGRバルブ8の制御量を演算
し、EGRバルブ8にEGRバルブ駆動信号を出力す
る。
【0018】なお、EGR通路の吸気管側にはEGRガ
ス温度センサ10が設置され、吸気管上流のコレクタ部
には吸気管圧力センサ9が設置されている。このEGR
ガス温度センサ10及び吸気管圧力センサ9の一方又は
両方は、EGR制御が正常に動作しているかどうかの自
己診断を行うために用いられる。図3は、EGRバルブ
8の構造を模式的に示す断面図である。図3を用いて、
まず機械的な動作から説明する。コントロールユニット
7からの信号は、車両ハーネス、コネクタ20を経由し
てステータコイル21、22に通電される。ロータ23
はベアリング29、30で支えられている永久磁石であ
り、ステータコイル21、22への通電により発生され
た磁力により回転する。ロータ23の内側にはねじ24
が切られており、ロータ23はこのねじ24を介してシ
ャフト25と連結している。シャフト25は軸方向に溝
が切ってあり、バルブ本体に固定された突起がその溝に
係合して回転しないようになっている。
【0019】ロータ23が回転運動を開始すると、シャ
フト25は軸方向の溝に突起が係合して回転を抑制され
ているため、ロータ23の回転運動はねじ24を介して
シャフト25を軸方向(上下方向)に移動させる一次元
方向の運動に変換される。シャフト25が上下方向に運
動すると、シャフト25の先端に連結されているバルブ
26が上下し、バルブ26とバルブシートとの間の隙間
が変化する。図示していないが、シャフト25とバルブ
26との間にはばねが介在し、バルブ全閉時のシート性
を確保(漏れ量を無くす)するとともに、耐久性の向上
が図られている。
【0020】EGRバルブ8のこのような動作により、
EGRガス流入口27からEGRガス流出口28間の通
路面積が変化し、EGRガス流量が制御される。また、
31は戻しばねであり、戻しばね31はハーネス断線等
により無励磁状態でEGRバルブが制御不能になったと
きのために装着されている。すなわち、無励磁の状態に
なると、バルブ26は戻しばね31の作用により機械的
に全閉位置まで閉弁する。
【0021】次に、ステップモータの励磁に関する説明
を図4、5を用いて行う。図4はコントロールユニット
7内部の駆動回路とEGRバルブの各ステータコイルと
の結線を示したものであり、この例ではEGRバルブ8
のコイル構成はバイファイラ巻き構成、コントロールユ
ニット4の駆動回路はユニポーラ駆動回路としている。
【0022】コントロールユニット7にはマイコン31
が備えられており、マイコン31の中で目標EGRガス
流量や目標バルブ開度を算出し、駆動回路(ユニポーラ
駆動回路なのでトランジスタが4個)で、車両ハーネス
で結線されているEGRバルブ8内の各ステータコイル
への通電、非通電を行う。図4のステータコイルφA、
φ/A(Aバーを、/Aのように記す。以下同じ)は図
3のステータコイル21と同一のコイルであり、図4の
ステータコイルφB、φ/Bは図3のステータコイル2
2と同一のコイルである。また、φAとφ/A、φBと
φ/Bは同一コイル上で逆方向に巻いてあり、通電する
と逆向きの磁界を発生する。
【0023】これら、4つのステータコイルφA、φ/
A、φB、φ/Bに対する通電パターンでモータの回転
方向や回転量を設定するが、その場合の励磁パターンを
図5に示す。図5において、パターン0はバルブが全閉
時すなわち0点を意味しており、図中でONとはそのス
テータコイル(相)に通電することを示す。また、1つ
のステータコイル(相)に通電することを1相励磁、こ
の1相励磁で駆動する駆動を1相励磁駆動、2つのステ
ータコイル(相)に通電することを2相励磁、この2相
励磁で駆動する駆動を2相励磁駆動、また1相励磁と2
相励磁を交互に繰り返す駆動を1−2相励磁駆動とい
う。通常は2相励磁駆動や1−2相励磁駆動を用い、1
相励磁駆動は駆動トルクが小さいため用いない。2励磁
駆動は1−2相励磁駆動よりも1ステップ当たりの変位
量が大きく駆動速度が速い。一方、1−2相励磁駆動
は、駆動速度が遅くなる代わりに流量分解能を高めるこ
とができる。
【0024】駆動の例として、例えば2相励磁にて3ス
テップ(パターン)開弁方向に駆動したい場合には、例
えば図5のパターン0を起点にパターン2、パターン
4、パターン6とパターンを変えて、各パターンにおい
てONと表示したステータコイル(相)に通電する。ま
た、1−2相励磁にて3ステップ(パターン)駆動した
い場合には、例えば図5のパターン0を起点にパターン
1、パターン2、パターン3とパターンを変えて、各パ
ターンにおいてONと表示したステータコイル(相)に
通電していく。閉弁方向へ駆動するには、開弁のときと
逆の駆動順序で通電していく。なお、開弁時にはパター
ン7の次がパターン0へ、閉弁時にはパターン0の次が
パターン7へ続くものとする。
【0025】EGRバルブ8は上記1ステップ(1パタ
ーン)当たりの流量を規定し、製造されているため、上
記のような通電動作を連続することにより、EGRガス
を所定の流量に制御することが可能になる。また、通電
の間隔(駆動周期)を可変にすることにより、素早い制
御応答性が欲しい時は制御周期を短く(駆動速度を早
く)、駆動トルクを確保したい場合には制御周期を長く
(駆動速度を遅く)することで対応することができ、制
御の柔軟性を確保できる。
【0026】図1は、本発明による流量制御装置の制御
ブロックを制御の流れとともに示した図である。この制
御はコントロールユニット7内で行われる。まず、図2
に示した熱線式空気流量計2、スロットルセンサ12、
クランク角センサ13(エンジン回転数センサ)、水温
センサ11等からなる運転状態センサ40からの信号を
信号入力手段41にて受け、運転状態に最も適したEG
R率をEGR率演算手段42にて算出する。
【0027】目標バルブ開度演算手段43は、EGR率
演算手段42で算出されたEGR率を目標EGRガス流
量に変換し、EGRバルブの目標バルブ開度(開口面
積)を演算する。次に、新ステップ状態設定手段44で
は、目標バルブ開度(開口面積)をEGRバルブの1ス
テップ当たりの流量分解能(バルブシートとの隙間面
積)で除算し、新たな目標ステップ数(ステップ位置)
の演算を行い、現在のステップ数と目標ステップ数とを
比較することで回転方向や駆動ステップ数(量)、信号
出力周期(駆動速度)などの演算を行う。
【0028】従来の技術では、この後、駆動信号出力手
段46(図4の駆動用トランジスタなどの駆動回路)に
て、図5で説明した如き駆動動作を実施していた。本発
明の特徴は、新ステップ状態設定手段44と駆動信号出
力手段46の間に、駆動速度をメモリから読み出す前回
ステップ状態検出手段47、駆動速度変化量演算手段4
8、駆動速度緩和手段(ステップ状態変更手段)45を
追加した点にある。
【0029】先ず、図6により、前回ステップ状態検出
手段47、駆動速度変化量演算手段48、駆動速度緩和
手段45がない従来の制御装置におけるステップモータ
(EGRバルブ)の動作を説明する。図6は、(a)が
ステップ数の変化、(b)がバルブ駆動周波数(駆動速
度)変化、(c)が駆動周波数変化量(駆動速度変化
量)を各々示している。
【0030】図6(a)において、点線は目標ステップ
数、実線は実ステップ数(コントロールユニット7が認
識している出力ステップ数)を表している。この図は一
連のバルブ動作の中の一部を取り出して示したものであ
り、閉弁駆動から目標値と一致したため停止、その後開
弁駆動、目標位置が反転したため一旦停止動作をおいて
から閉弁駆動、再度目標値が反転したため一旦停止動作
をおいてから開弁駆動している図である。
【0031】EGRバルブの駆動において、閉弁側への
駆動は応答遅れがあると、例えばスロットルをOFFし
た減速時に残留EGRガスによるエンストや回転不安定
が発生するため、応答遅れを嫌って制御周期をt1と短
くし、開弁側への駆動は前述した戻りばねに打ち勝つト
ルク確保のため、制御周期をt2と長くしている。ま
た、目標値反転時には、脱調防止のために一旦停止さ
せ、バルブ挙動を安定させてから追従させている。
【0032】この駆動パターンにおける駆動速度(駆動
周波数)は図6(b)に示すようになり、駆動方向が変
わる場合や停止するときに駆動速度差が生じている。こ
の駆動速度(駆動周波数)の変化量を示したものが、図
6(c)である。速度変化量が大きいとロータ23の慣
性をモータのトルクが押さえきれず、ロータの実際の挙
動不安定、例えばオーバーシュートの増大や収束時間の
増大を引き起こし、制御しようとするステップ数からの
逸脱(脱調、ミスステップ)が発生する危険性がある。
これはモータトルクとロータ23の慣性力との関係で決
まるものであり、開弁側をプラス方向とすると、プラス
方向、マイナス方向の各々に逸脱限界線(脱調限界線)
を引くことができる。図6(c)中のA部やB部のよう
に、駆動速度変化量(駆動周波数変化量)がこの脱調限
界線をオーバーするような場合、脱調を完全に抑制する
ことは不可能になる。
【0033】更に、ベアリング29、30やねじ部24
のフリクションなどによっても挙動不安定さは変動し、
特に高温動作時でのグリス抜けによるオーバーシュート
分の抑制(ダンパー)作用の低下した時には、脱調を完
全に抑制することはできない。近年の排気ガス規制の強
化によってEGRガス還流量は増加の一途をたどり、従
来の規制値では問題なかったが、今後この様な脱調モー
ドが十分に考えられ、この改善を行うことが必要であ
る。
【0034】ちなみに、図6(c)に示したように、プ
ラス側とマイナス側で脱調限界線が異なっているのは、
戻りばねによる影響である。図10(a)に示すよう
に、戻りばねのばね力に反する方向へ駆動し、そこから
ばね力に従属する方向へ駆動(停止)する場合のロータ
の挙動(図中ではモータ変位)は小さい。逆に、図10
(b)に示すように、ばね力に従属する方向へ駆動し、
そこからばね力に反する方向へ駆動(停止)する場合の
ロータの挙動は非常に大きい。このため、プラス側とマ
イナス側とで脱調限界線が異なっている。
【0035】次に、図7及び図8のフローチャートを参
照して、本発明の流量制御装置による制御フローの例に
ついて詳細に説明する。まず、図7に示した制御フロー
について説明する。S50のfPTRNは、本発明の特
徴である駆動速度の緩和手段が作動中であるかどうかを
識別する識別フラグであり、fPTRN=1であれば緩
和手段を継続作動中、fPTRN=0であれば緩和手段
を非作動中であることを示す。S50の判定において、
fPTRN=0であった場合、S51以降の目標ステッ
プ数計算、駆動速度差計算に移行するが、fPTRN=
1であった場合、目標ステップ数や駆動速度差の計算を
スキップしてS60に移行する。
【0036】S50の判定結果によりS51へ移行した
ならば、バルブの目標開度すなわちステップモータの目
標ステップ数STPDを読み出す。目標EGR率、目標
EGR流量、目標ステップ数は別のタスクで求められ、
所定メモりに格納されている。したがって、S51で
は、別タスクで求められてメモリに格納されている目標
ステップ数STPDを読み出すことになる。
【0037】S52では、前回の駆動時のステップ数S
TPMoldを読み出す。このフローには記述していな
いが、駆動信号を出力した後は、現在のステップ数(ス
テップ位置)をメモり内に記憶する。したがって、S5
2ではメモリに記憶されているステップ数STPMol
dの読み出しを行う。ステップ差を計算するS53で
は、S51、S52で読み出した目標ステップ数STP
Dと前回の駆動によるステップ数STPMoldとの差
DSTPを算出する。
【0038】S54では、ステップ差DSTPの絶対値
と所定の値LDSTPとを比較し、ステップ差DSTP
の絶対値が所定値LDSTPよりも大きい場合は、目標
値に対し現在のステップ数がまだ遠いと見做し、S55
以降の処理をジャンプしてS59へ移行する。一方、ス
テップ差DSTPの絶対値が所定値LDSTPよりも小
さい場合は、ステップモータのステップ数が目標位置に
対して接近していると判断し、停止の準備を行うため、
あるいは反転又は駆動速度変動に対応するため、S55
に移行する。
【0039】S55では今回のステップモータ(バル
ブ)駆動のために算出した駆動周期TSTPを読み出
し、続くS56では前回のステップモータ(バルブ)駆
動の際に記憶しておいた駆動周期TSTPMoldを読
み出す。駆動周期TSTPは、別タスクで計算してメモ
リに格納しておいてもよいし、このS55の段階で計算
して求めてもよい。
【0040】駆動速度差を計算するS57では、今回算
出された駆動周期TSTPと前回の駆動手記TSTPM
oldの差DTSTPを算出する。算出されたDTST
Pの絶対値は次のS58で所定値LDTSTPと比較判
定され、駆動速度の変化が小さく脱調の危険性が無いと
判断されれば、駆動速度緩和は行わず、S65に進ん
で、実際の駆動制御に使用する駆動周期TSTMPに演
算されたままの駆動周期TSTPをセットし、駆動信号
を出力するS64にて駆動信号をEGRバルブ(ステッ
プモータ)に対し出力する。S64については、後で図
14を用いて説明する。
【0041】一方、S58の判定において、今回算出さ
れた駆動周期TSTPと前回の駆動手記TSTPMol
dの差DTSTPを所定値LDTSTPと比較した結
果、駆動速度の変化が大きく脱調の危険性があると判断
したならば、S59に進んで、一旦目標ステップ数ST
PDを別タスクのSTPD演算結果に依らない仮想目標
値STPDDとして置き換え(STPDをSTPDDと
して一時保管し)、S60にて実際の駆動制御に使用す
る駆動周期TSTPMとしてTSTPよりも駆動速度が
遅い(駆動周期が長い)TLSTPをセットする。
【0042】なお、EGRバルブで戻りばねのばね力が
大きい場合、開弁側と閉弁側とで脱調限界に差があるた
め、S58のLDTSTPは開弁側と閉弁側とで値を分
け、開弁側は開弁用の所定値LDTSTPを、閉弁側は
閉弁用の所定値LDTSTPを用いるのがよい。S61
は、コントロールユニットが認識しているステップ数S
TPMと仮想目標ステップ数STPDDとを比較し、ス
テップ数STPMが仮想目標値STPDDに到達するか
どうかを判定するステップであり、両者が一致していた
らS63に進んで識別フラグfPTRN=0とし、S6
4にて駆動信号を出力する。STPMとSTPDDとが
一致していなかった場合は、駆動速度の緩和手段を継続
させるために、S62に進んで継続実行フラグfPTR
N=1とする。
【0043】次の制御周期においては、前述のように、
S50において識別フラグfPTRNの判別を行い、識
別フラグfPTRN=1のときは、S60にスキップし
て遅い駆動周期TSTPM=TLSTPによるステップ
モータ(バルブ)の駆動制御を継続する。このように、
識別フラグfPTRNは、図7の制御フロー(制御ルー
チン)が起動する初期の段階で有効に作用し、一旦緩和
手段が働いたら一定期間は継続させるように作用して、
ステップモータの脱調を防止することができる。ステッ
プモータは、別途図12にて説明するが、一定方向に駆
動すると特定周期のロータ振動を生じ、振動と駆動方向
とが一致してしまうと脱調の危険性があるが、駆動速度
を緩和させることによりロータ振動を減少(収束)させ
ることができ、収束させるには収束期間が必要になるた
め、緩和手段を一定期間継続させている。
【0044】ここで、前述のS64における駆動信号出
力の詳細を図14を用いて説明する。まず、S70にお
いて駆動周期TSTPMを計測するためのカウンタnを
カウントアップする。次に、S71に進んで、駆動周期
TSTPMが経過したか否かを判定する。例えば駆動周
期TSTPMが12msに設定され、図7の処理が4m
sのルーチンで回っているとすると、カウンタnは4m
s毎にカウントアップされ、カウンタ値が3になったと
き(4ms×3=12ms)、S71は成立し、S72
に進む。カウンタnが2以下ではS71は不成立である
(TSTPMになっていない)のでS74へ移行する。
【0045】S72,S74は、図5に示したステップ
モータの各励磁相のパターンを更新するか、そのままの
状態を保持させるかの処理である。S72では図5のパ
ターンをインクリメント又はデクリメントさせ、S74
では現在の励磁パターンを保持する。S73では、ステ
ップモータの駆動周期を正確に計測するためにTSTP
M用カウンタnをクリアする。S75では、それぞれの
励磁パターンに合わせ、励磁相(φA,φB,φ/A,
φ/B)に対応した駆動手段であるトランジスタ駆動用
の出力ポートをON又はOFFする。これにより、定め
られた駆動周期毎にステップモータを駆動させることが
できる。
【0046】次に、図8に示した本発明による制御フロ
ーの他の例について説明する。図8の制御フローは図7
の制御フロートとほぼ同等であるが、図7では駆動周期
を長くすることにより緩和手段を作動させていたが、図
8では1−2相励磁駆動を用いることにより駆動速度
(単位時間当たりの移動量)を低下させて緩和手段を作
動させている点で異なる。
【0047】すなわち、図8の制御フローでは、図7の
制御フローのS60がS66に、S65がS67に置換
されている。S66のSTPM±1は、図5に示した励
磁のパターンを一つずつ加算または減算させて1−2相
励磁駆動を行うことを意味する。したがって、S66の
経路を通ると、駆動周期が長くなりステップモータ(バ
ルブ)の駆動速度が遅くなる。一方、S67では2相励
磁駆動のままステップモータを駆動するため、S67の
経路を通るとステップモータの駆動周期、したがって駆
動速度は変更されない。
【0048】図8のS64にも図14に示したフローを
共通に用いることができる。この場合、駆動周期TST
PMはTSTPで固定となるが、励磁相の駆動方法で駆
動速度を低下させる。すなわち、S72の励磁パターン
の更新方法が図7の制御フローの場合と異なる。図7の
場合の制御フローは2相励磁駆動であるため、例えば図
5に示した励磁パターンを開弁であれば0,2,4の順
で更新するが、図8の制御フローは2相励磁駆動と1−
2相励磁駆動を切り換えて用いるため、励磁パターンは
0,2,4の順に更新される2相励磁の場合と0,1,
2,3,4の順に更新される1−2相励磁の場合とがあ
る。S67で1−2相励磁駆動が選択され、図5の励磁
パターンが0,1,2,3,4の順に更新されるときス
テップモータの駆動速度が低下する。以上により、ステ
ップモータの駆動が実行される。
【0049】なお、図7の制御フローで採用した緩和手
段と、図8の制御フローで採用した緩和手段とを同時に
用いても構わない。すなわち、緩和手段として駆動周期
を長くしつつ、1−2相励磁を行う手段を採用してもよ
い。緩和手段を用いてステップモータを駆動した場合の
動作図を図9に示す。図9は、(a)がステップ数の変
化、(b)がバルブ駆動周波数(駆動速度)変化、
(c)が駆動周波数変化量(駆動速度変化量)を各々示
している。図9の駆動パターンは、図6と比較しやすい
ように図6の駆動パターンと同一とした。ここで、図9
のA部のように、目標値が一定で変動しない場合に、目
標値にある程度接近した段階で駆動速度を低下させる制
御は既に行われている。したがって、図9のA部に関し
ては、特に本発明を必要とせずとも他の方法で脱調の抑
制が可能である。
【0050】本発明が有効なのは、図9のB部に示すよ
うに、制御の途中で目標値自体が変動した場合である。
このような場合、目標値が変化することによって駆動速
度が変化し、駆動速度の変化量が脱調限界を超えてしま
うことが生じる。本発明の制御装置によると、ステップ
モータの駆動制御中に目標値が変化して駆動速度の変化
量が脱調限界を超えるとき駆動速度の変化を緩和する手
段が作動するため、図9に示すように、A部のみならず
B部においても駆動周波数(駆動速度)変化量を脱調限
界以内に収めることができるようになり、脱調を抑制す
ることができる。
【0051】次に、速度緩和手段起動時のステップモー
タのステップ数の仮想目標値STPDDの決め方につい
て説明する。図7、図8の制御フローでは、速度緩和手
段起動時のステップ数の仮想目標値STPDDとして、
S59において設定された速度緩和手段起動前の目標値
STPDを採用した。ここでは、他の例として次の2つ
の例について説明する。
【0052】まず、第1に取り上げるのは、目標ステッ
プ数STPDに現在のステップ数STPMが接近し、速
度緩和手段を起動中に目標ステップ数STPDが反転す
る場合の仮想目標値STPDDの決め方の例である。こ
の例では、目標ステップ数STPDに近付いて速度補正
を行うが、速度補正中の目標ステップ数STPDの反転
に備え、速度緩和手段起動時の目標ステップ数STPD
を仮想目標値STPDDとする。図11に示すように、
実際に目標ステップ数STPDが反転した時は、この仮
想目標値STPDDを用いて制御を実行する。この場合
には、図11にも示されているように、一旦速度緩和手
段が起動されると、途中で目標ステップ数STPDが反
転したとしても、速度緩和手段起動時の目標ステップ数
STPD(=STPDD)に到達するまで速度緩和を継
続し、その後、反転した目標ステップ数に向けての制御
を開始することになる。
【0053】第2に取り上げるのは、目標ステップ数S
TPDに近付く前に目標ステップ数STPDが反転した
場合の仮想目標値STPDDの決め方の例である。これ
は、目標ステップ数STPDに対して現在のステップ数
STPMが遠い位置にあるときに目標ステップ数STP
Dが反転した場合であるが、この場合、速度補正をどれ
位の期間継続させるかが焦点になる。
【0054】図12に示すように、ステップモータは一
定方向に一定速度で駆動するとある周期のローター振
動、すなわち出力に対して遅れたり進んだりしながら追
従するうねりが生じ、目標ステップ数STPDの反転
時、この振動方向と駆動方向が一致してしまうと脱調限
界を超えてしまう危険が生じる。よって目標ステップ数
STPD反転時は、この振動の周期分以上の緩和手段の
継続が必要になり、この周期をαとすると、この様な反
転を検出した場合には、図13に示すように現在のステ
ップ数STPMに対しαに相当するステップ数SALF
を加算して、仮想目標値STPDDとする。この周期α
は駆動速度(駆動周期)により変化するため、SALF
は駆動速度によって選択しても良い。
【0055】前述したとおり、駆動速度は(駆動周期×
n)で設定される。また、図10に示したステップモー
タのロータ振動はロータ質量やバネ定数による振動特性
で定まることが知られている。ここで、本制御装置を多
種類のバルブ(ステップモータ)に適用する場合、駆動
方向と各ステップモータに特有なロータ振動方向とが一
致してしまう危険性があることを考慮しておく必要があ
り、この場合にはロータ振幅が大きくなるため脱調の危
険性が増大してしまう。(当然、バルブ共振点は駆動速
度と別離しておくことはいうまでもない。)従って、こ
の場合は駆動周期に応じたSALF設定が必要になる。
図15(a)は駆動周期毎にSALFを設定可能にした
設定例であり、横軸は駆動周期である。図15(a)
は、駆動周期f3がロータの振動方向と一致してしまっ
た場合を想定した設定例を示しており、SALFは通常
はSALF1とし、駆動周期f3のときだけSALF2
として設定している。これにより、駆動周期毎のSAL
F設定を可能とすることができる。
【0056】また、駆動周期とロータ振動とが完全に一
致していなくても駆動回数(連続駆動ステップ回数)が
多くなるにつれ、徐々に振幅が大きくなる(発振する)
危険性に対しても考慮しておく必要がある。この場合、
連続駆動ステップ回数を計測し、これに比例したSAL
Fを設定しておけばよいが、あまりにも長すぎるSAL
Fはエンジン制御への悪影響を誘発する。すなわち、バ
ルブの追従性が悪化し、運転性や排気性能が悪化する。
【0057】従って、図15(b)のように、連続ステ
ップ回数(RS1,RS2,RS3)に応じたSALF
を設定可能としておく。図15(b)に示した例では、
SALFとしてRS1まではSALF1を、RS2〜R
S3間はSALF2を、RS1〜RS2の間はSALF
1とSALF2とを補間計算して求めた値を用いること
で脱調抑制と応答性とを両立させることができる。
【0058】図15(a)(b)への設定データはステ
ップモータの性能やエンジン特性により定められるもの
であり、このようなデータ設定の手法は本発明を多種類
のエンジン制御システムに適応させるために必要であ
る。以上のように、本発明によると、緩和手段を有効に
活用することによって、脱調の発生を未然に防止するこ
とができる。
【0059】なお、ここで説明した例はあくまでもEG
Rバルブにステップモータを用いた場合の一例にすぎ
ず、本発明はISCバルブやスロットルバルブ、エバポ
パージバルブにステップモータを用いた場合にも同様に
適用できることは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】発明によると、ステップモータを用いた
エンジンに供給される流体の制御装置において、流量制
御バルブの脱調を防止し、安定したステップモータ駆動
を実現することができ、排気エミッションの悪化の防
止、エンストや回転変動などの運転性不調を排除するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流量制御装置の制御ブロックを制
御の流れとともに示した図。
【図2】EGR制御のシステム構成図。
【図3】EGRバルブの構造を模式的に示す断面図。
【図4】コントロールユニット内部の駆動回路とEGR
バルブの各ステータコイルとの結線を示した図。
【図5】ステップモータの励磁パターンを示す図。
【図6】従来の制御装置のステップモータ(EGRバル
ブ)の動作を説明する図。
【図7】本発明の流量制御装置による制御フローの一例
を説明するフローチャート。
【図8】本発明の流量制御装置による制御フローの他の
例を説明するフローチャート。
【図9】本発明による制御装置のステップモータの動作
を説明する図。
【図10】バルブに戻しばねがある場合のモータ挙動を
示す図。
【図11】仮想目標値STPDD設定の一例を説明する
図。
【図12】一定方向、速度で駆動した場合のロータ振動
を示す図。
【図13】仮想目標値STPDD設定の他の例を説明す
る図。
【図14】ステップモータ駆動の一例を説明するフロー
チャート。
【図15】駆動周期、ステップ数に応じた緩和手段の継
続の一例を示す図。
【符号の説明】
1…エアクリーナ、2…熱線式空気流量計、3…スロッ
トルバルブ、4…吸気管、5…エンジン、6…排気管、
7…コントロールユニット、8…EGRバルブ、9…吸
気管圧力センサー、10…EGRガス温度センサー、1
1…水温センサー、12…スロットルセンサー、13…
クランク角センサー、14…燃料噴射弁、15…点火プ
ラグ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに供給される流体の流量を制御
    する流量制御弁と、前記流量制御弁の開度を制御する同
    期式モータと、エンジンの運転状態を検出する運転状態
    検出手段と、エンジンの運転状態に応じて前記流体の目
    標流量を設定する目標流量設定手段と、目標流量に応じ
    て前記流量制御弁の目標開度を設定する目標開度設定手
    段と、目標開度により前記同期式モータの回転方向と回
    転量を設定するモータ回転設定手段と、前記同期式モー
    タの駆動速度を設定する駆動速度設定手段と、前記目標
    開度、回転方向、回転量、駆動速度に応じて出力タイミ
    ングにあわせて前記同期式モータへ駆動信号を出力する
    モータ駆動出力手段とを備えたエンジンに供給される流
    体の流量制御装置において、 前記出力タイミング毎の前記同期式モータの駆動速度の
    変化量を算出する駆動速度変化量算出手段と、駆動速度
    変化量が所定の閾値を越える場合には駆動速度変化量が
    前記閾値以内となるように駆動速度を補正する駆動速度
    緩和手段と備えたことを特徴とするエンジンに供給され
    る流体の流量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記同期式モータの駆動速度変化量は、
    前記駆動信号を出力する出力タイミングの周期の変化に
    より検出することを特徴とする請求項1記載のエンジン
    に供給される流体の流量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動速度緩和手段は駆動信号を出力
    する周期を延長することにより駆動速度の補正を行うこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のエンジンに供給さ
    れる流体の流量制御装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動速度緩和手段は前記同期式モー
    タの励磁パターンを変更することにより駆動速度の補正
    を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のエンジン
    に供給される流体の流量制御装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動速度の補正を行った場合は、そ
    の補正を行っている状態を所定期間継続することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項記載のエンジンに供
    給される流体の流量制御装置。
  6. 【請求項6】 前記補正を行っている状態を所定期間継
    続させる場合の目標開度を駆動出力による前記同期式モ
    ータの駆動期間及び/又は駆動速度に応じて設定するこ
    とを特徴とする請求項5記載のエンジンに供給される流
    体の流量制御装置。
  7. 【請求項7】 前記流量制御弁により制御される流体は
    排気管から吸気管へ還流される排気ガスであることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のエンジンに
    供給される流体の流量制御装置。
  8. 【請求項8】 前記流量制御弁により制御される流体は
    大気からエンジンに流入する吸入空気であることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項記載のエンジンに供
    給される流体の流量制御装置。
JP8317623A 1996-11-28 1996-11-28 エンジンに供給される流体の流量制御装置 Pending JPH10159592A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000039446A1 (fr) * 1998-12-25 2000-07-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Soupape et procede de commande de soupape

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000039446A1 (fr) * 1998-12-25 2000-07-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Soupape et procede de commande de soupape
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