JPH10158314A - 光造形用樹脂組成物 - Google Patents

光造形用樹脂組成物

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JPH10158314A
JPH10158314A JP32125996A JP32125996A JPH10158314A JP H10158314 A JPH10158314 A JP H10158314A JP 32125996 A JP32125996 A JP 32125996A JP 32125996 A JP32125996 A JP 32125996A JP H10158314 A JPH10158314 A JP H10158314A
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tetrakis
dimethyl
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Yasumasa Toba
泰正 鳥羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型の光源と光造形装置を用いて、精度の良い
三次元光造形硬化物を効率よく製造することができる、
極めてエネルギー線感受性に優れた光造形用樹脂組成物
およびその硬化物を提供する。 【解決手段】オニウムカチオンと一般式(1)のボレー
トアニオンとからなるオニウムボレート錯体である重合
開始剤、および酸硬化性化合物、又は、更にラジカル重
合性化合物を含むことを特徴とする光造形用樹脂組成物
およびその硬化物。 一般式(1) [BYm n - (ただし、Yはフッ素または塩素、Zはフッ素、シアノ
基、ニトロ基、トリフルオロメチル基の中から選ばれる
少なくとも2つ以上の電子吸引性基で置換されたフェニ
ル基、mは0〜3の整数、nは1〜4の整数を表し、m
+n=4である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光造形用樹脂組成
物に関する。さらに詳しくは、光、特にレーザー光の照
射により、該光造形用樹脂組成物を短時間に硬化させ、
良好な物性を持った硬化物を得るための光造形用樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】光硬化性樹脂組成物を用い、レーザー光
を照射することにより硬化させ、三次元の造形物を成形
する技術は、光造形法やステレオリソグラフィーとして
良く知られている。それに関するものとしては、例え
ば、ポリマー・エンジニアリング・アンド・サイエン
ス,オクトーバー(POLYMER ENGINEERING AND SCINECE,O
CTOBER) 、第32巻、20号、1481頁(1992
年)や、特公昭63ー40650号等に公知の技術とし
て知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これまでの光造形法に
用いられている硬化性樹脂組成物は、光に対する硬化性
が不十分である(すなわち、感度が低い)ため、極めて
高い出力のエネルギーを発生する光源を用いるか、より
低エネルギーの光で十分に硬化するような高い感度をも
った光硬化性樹脂組成物を開発する必要があった。
【0004】しかし、極めて高い出力のエネルギーを発
生する光源を用いようとすると、大規模な光源およびそ
の付帯装置(冷却装置や光保護装置)が必要なため、そ
の導入コストやランニングコストを上げるばかりでな
く、特に光源が、大型の紫外光源である場合には、人体
に対する影響が懸念され、取り扱い上の十分な注意が必
要となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明者は、鋭意研究の結果、より低エネルギーの
光で十分に硬化するような高い感度をもった光造形用樹
脂組成物を開発するに至った。すなわち、本発明におけ
る第一の発明は、オニウムカチオンと、一般式(1)の
ボレートアニオンとからなるオニウムボレート錯体であ
る重合開始剤および酸硬化性化合物を含むことを特徴と
する光造形用樹脂組成物であり、本発明における第二の
発明は、オニウムカチオンと、一般式(1)のボレート
アニオンとからなるオニウムボレート錯体である重合開
始剤およびラジカル重合性化合物を含むことを特徴とす
る光造形用樹脂組成物であり、本発明における第三の発
明は、これら光造形用樹脂組成物の硬化物である。
【0006】一般式(1) [BYm n - (ただし、Yはフッ素または塩素、Zはフッ素、シアノ
基、ニトロ基、トリフルオロメチル基の中から選ばれる
少なくとも2つ以上の電子吸引性基で置換されたフェニ
ル基、mは0〜3の整数、nは1〜4の整数を表し、m
+n=4である。)
【0007】
【発明の実施の形態】以下、詳細にわたって本発明を説
明する。まず初めに、本発明の重合開始剤について説明
する。本発明の重合開始剤を構成するオニウムカチオン
とは、ヨードニウム、スルホニウム、スルホキソニウ
ム、セレノニウム、ホスホニウム、アンモニウム、金属
アレーンカチオンのほか、ピリジニウム、キノリニウ
ム、イソキノリニウム、ベンゾオキサゾリウム、ベンゾ
チアゾリウム等の複素環カチオンをあげることができ
る。
【0008】この内、本発明の重合開始剤として好まし
いオニウムカチオンの構造としては、一般式(2)〜一
般式(13)から選ばれるオニウムカチオンをあげるこ
とができる。 一般式(2)
【0009】
【化1】
【0010】一般式(3)
【0011】
【化2】
【0012】一般式(4)
【0013】
【化3】
【0014】一般式(5)
【0015】
【化4】
【0016】一般式(6)
【0017】
【化5】
【0018】一般式(7)
【0019】
【化6】
【0020】一般式(8)
【0021】
【化7】
【0022】一般式(9)
【0023】
【化8】
【0024】一般式(10)
【0025】
【化9】
【0026】一般式(11)
【0027】
【化10】
【0028】一般式(12)
【0029】
【化11】
【0030】一般式(13)
【0031】
【化12】
【0032】(ただし、R1 は、一般式(2)〜一般式
(8)に共通して、ベンジル基、置換されたベンジル
基、フェナシル基、置換されたフェナシル基、アリル
基、置換されたアリル基、アルコキシル基、置換された
アルコキシル基、アリールオキシ基、置換されたアリー
ルオキシ基から選ばれる基を表す。R2 は、一般式
(2)〜一般式(4)に共通して、それぞれ独立に、フ
ッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシル基、メルカプ
ト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で置換されていて
も良いC1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、環状アルキル基
もしくは、フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシル
基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で置
換されていても良いC6 〜C18の単環、縮合多環アリー
ル基のいずれかを表す。R3 は、それぞれ独立に、水
素、メルカプト基あるいは、フッ素、塩素、臭素、水酸
基、カルボキシル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ
基、アジド基で置換されていても良いC1 〜C18の直鎖
状、分岐鎖状、環状アルキル基もしくは、フッ素、塩
素、臭素、水酸基、カルボキシル基、メルカプト基、シ
アノ基、ニトロ基、アジド基で置換されていても良いC
1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、環状アルキルチオ基から
選ばれる基を表す。R4 は、それぞれ独立に、フッ素、
塩素、臭素、水酸基、カルボキシル基、メルカプト基、
シアノ基、ニトロ基、アジド基で置換されていても良い
1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、環状アルキル基もしく
は、フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシル基、メ
ルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で置換され
ていても良いC1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、環状アル
コキシル基のいずれかを表す。Rは、一般式(5)〜一
般式(8)に共通して、それぞれ独立に、フッ素、塩
素、臭素、水酸基、カルボキシル基、メルカプト基、シ
アノ基、ニトロ基、カルバモイル基に加え、以下の有機
残基から選ばれる基を表す。ここで有機残基とは、フッ
素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシル基、メルカプト
基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で置換されていても
良い C1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、環状アルキル基、C2
〜C18の直鎖状、分岐鎖状、環状アルケニル基、C6
18の単環、縮合多環アリール基、C7 〜C18の単環、
縮合多環アリールアルキル基、C1 〜C18の直鎖状、分
岐鎖状、環状アルコキシル基、C6 〜C18の単環、縮合
多環アリールオキシ基、C1 〜C18の直鎖状、分岐鎖
状、環状脂肪族もしくはC7〜C19の単環、縮合多環
芳香族アシル基、C2 〜C19の直鎖状、分岐鎖状、環状
アルコキシカルボニル基、C7 〜C19の単環、縮合多環
アリールオキシカルボニル基、のいずれかを表す。Ar
は、一般式(10)〜一般式(13)に共通して、それ
ぞれ独立に、フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシ
ル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で
置換されていても良いC6 〜C18の単環、縮合多環アリ
ール基を表す。Cpは、シクロペンタジエニル基を表
す。Xは、酸素もしくは硫黄原子を表す。iは0〜5の
整数を表す。jは、一般式(6)〜一般式(8)に共通
して、0〜4の整数を表す。kは、一般式(6)〜一般
式(7)に共通して、0〜3の整数を表す。さらに、隣
接した、R同士、R2 同士、Ar同士、もしくは、R1
とR2 、R1とR3 は、互いに共有結合によって環構造
を形成していてもよい。)
【0033】この内、より好ましいオニウムカチオンの
構造としては、重合開始剤のオニウムカチオン中心元素
に、ベンジル基、置換されたベンジル基、フェナシル
基、置換されたフェナシル基、アリル基、置換されたア
リル基、アルコキシル基、置換されたアルコキシル基、
アリールオキシ基、置換されたアリールオキシ基から選
ばれる基が、直接化学結合しているものであり、具体的
には、一般式(2)、一般式(3)、一般式(5)およ
び一般式(7)から選ばれるオニウムカチオンである。
【0034】また、他のより好ましいオニウムカチオン
の構造として、一般式(9)〜一般式(13)のオニウ
ムカチオンがあげられる。
【0035】この理由として、上に説明したオニウムカ
チオンは、概して、その還元電位が高いこと、すなわ
ち、電子受容性が高いことがあげられる。そのため、エ
ネルギー線、ことに光の照射によって、分解し、容易に
酸を発生する。それは、特に増感剤と組み合わせた場合
に顕著な結果として認められる。
【0036】以下に、本発明の重合開始剤を構成するオ
ニウムカチオン中の置換基について説明する。まず、本
発明の重合開始剤を構成する一般式(2)〜一般式
(8)で表されるオニウムカチオンにおける置換基R1
において、
【0037】置換されたベンジル基とは、フッ素、塩
素、臭素、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル
基、水酸基、メルカプト基、メチルスルフィニル基、メ
チルスルホニル基、アセチル基、ベンゾイル基、C1
18の直鎖状、分岐鎖状、環状アルキル基、C1 〜C18
の直鎖状、分岐鎖状、環状アルコキシル基、C2 〜C18
の直鎖状、分岐鎖状、環状アルコキシカルボニル基から
選ばれる基で置換されたベンジル基があげられ、さら
に、ベンジル基中のベンゼン環が、不飽和炭化水素基に
よって、C10〜C22の縮合多環芳香族環を形成していて
も良い構造があげられる。
【0038】これら置換されたベンジル基の具体例とし
ては、o−フルオロベンジル基、m−フルオロベンジル
基、p−フルオロベンジル基、o−クロロベンジル基、
m−クロロベンジル基、p−クロロベンジル基、o−ブ
ロモベンジル基、m−ブロモベンジル基、p−ブロモベ
ンジル基、o−シアノベンジル基、m−シアノベンジル
基、p−シアノベンジル基、o−ニトロベンジル基、m
−ニトロベンジル基、p−ニトロベンジル基、2,4−
ジフルオロフェニルメチル基、2、6−ジクロロフェニ
ルメチル基、2、4、6−トリブロモフェニルメチル
基、ペンタフルオロフェニルメチル基、p−(トリフル
オロメチル)ベンジル基、3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)フェニルメチル基、o−ヒドロキシベンジル
基、m−ヒドロキシベンジル基、p−ヒドロキシベンジ
ル基、o−メルカプトベンジル基、m−メルカプトベン
ジル基、p−メルカプトベンジル基、o−メチルスルフ
ィニルベンジル基、m−メチルスルフィニルベンジル
基、p−メチルスルフィニルベンジル基、o−メチルス
ルホニルベンジル基、m−メチルスルホニルベンジル
基、p−メチルスルホニルベンジル基、o−アセチルベ
ンジル基、m−アセチルベンジル基、p−アセチルベン
ジル基、o−ベンゾイルベンジル基、m−ベンゾイルベ
ンジル基、p−ベンゾイルベンジル基、o−メチルベン
ジル基、m−メチルベンジル基、p−メチルベンジル
基、p−エチルベンジル基、p−プロピルベンジル基、
p−イソプロピルベンジル基、p−t−ブチルベンジル
基、p−オクタデシルベンジル基、p−シクロヘキシル
ベンジル基、o−メトキシベンジル基、m−メトキシベ
ンジル基、p−メトキシベンジル基、p−エトキシベン
ジル基、p−プロポキシベンジル基、p−イソプロポキ
シベンジル基、p−t−ブトキシベンジル基、p−オク
タデシルオキシベンジル基、p−シクロヘキサンオキシ
ベンジル基、o−メトキシカルボニルベンジル基、m−
メトキシカルボニルベンジル基、p−メトキシカルボニ
ルベンジル基、p−エトキシカルボニルベンジル基、p
−プロポキシカルボニルベンジル基、p−イソプロポキ
シカルボニルベンジル基、p−t−ブトキシカルボニル
ベンジル基、p−オクタデシルオキシカルボニルベンジ
ル基、p−シクロヘキサンオキシカルボニルベンジル
基、1−ナフチルメチル基、2−ナフチルメチル基、9
−アンスリルメチル基、1−ピレニルメチル基、5−ナ
フタセニルメチル基、6−ペンタセニルメチル基などが
あげられる。
【0039】また、置換基R1 における置換されたフェ
ナシル基とは、フッ素、塩素、臭素、シアノ基、ニトロ
基、トリフルオロメチル基、水酸基、メルカプト基、メ
チルスルフィニル基、メチルスルホニル基、アセチル
基、ベンゾイル基、C1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、環
状アルキル基、C1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、環状ア
ルコキシル基、C2 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、環状ア
ルコキシカルボニル基から選ばれる基で置換されたフェ
ナシル基があげられ、さらに、フェナシル基中のベンゼ
ン環が、不飽和炭化水素基によって、C10〜C22の縮合
多環芳香族環を形成していても良い構造があげられる。
【0040】これら置換されたフェナシル基の具体例と
しては、o−フルオロフェナシル基、m−フルオロフェ
ナシル基、p−フルオロフェナシル基、o−クロロフェ
ナシル基、m−クロロフェナシル基、p−クロロフェナ
シル基、o−ブロモフェナシル基、m−ブロモフェナシ
ル基、p−ブロモフェナシル基、o−シアノフェナシル
基、m−シアノフェナシル基、p−シアノフェナシル
基、o−ニトロフェナシル基、m−ニトロフェナシル
基、p−ニトロフェナシル基、2,4−ジフルオロフェ
ニルカルボニルメチル基、2、6−ジクロロフェニルカ
ルボニルメチル基、2、4、6−トリブロモフェニルカ
ルボニルメチル基、ペンタフルオロフェニルカルボニル
メチル基、p−(トリフルオロメチル)フェナシル基、
3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルボニ
ルメチル基、o−ヒドロキシフェナシル基、m−ヒドロ
キシフェナシル基、p−ヒドロキシフェナシル基、o−
メルカプトフェナシル基、m−メルカプトフェナシル
基、p−メルカプトフェナシル基、o−メチルスルフィ
ニルフェナシル基、m−メチルスルフィニルフェナシル
基、p−メチルスルフィニルフェナシル基、o−メチル
スルホニルフェナシル基、m−メチルスルホニルフェナ
シル基、p−メチルスルホニルフェナシル基、o−アセ
チルフェナシル基、m−アセチルフェナシル基、p−ア
セチルフェナシル基、o−ベンゾイルフェナシル基、m
−ベンゾイルフェナシル基、p−ベンゾイルフェナシル
基、o−メチルフェナシル基、m−メチルフェナシル
基、p−メチルフェナシル基、p−エチルフェナシル
基、p−プロピルフェナシル基、p−イソプロピルフェ
ナシル基、p−t−ブチルフェナシル基、p−オクタデ
シルフェナシル基、p−シクロヘキシルフェナシル基、
o−メトキシフェナシル基、m−メトキシフェナシル
基、p−メトキシフェナシル基、p−エトキシフェナシ
ル基、p−プロポキシフェナシル基、p−イソプロポキ
シフェナシル基、p−t−ブトキシフェナシル基、p−
オクタデシルオキシフェナシル基、p−シクロヘキサン
オキシフェナシル基、o−メトキシカルボニルフェナシ
ル基、m−メトキシカルボニルフェナシル基、p−メト
キシカルボニルフェナシル基、p−エトキシカルボニル
フェナシル基、p−プロポキシカルボニルフェナシル
基、p−イソプロポキシカルボニルフェナシル基、p−
t−ブトキシカルボニルフェナシル基、p−オクタデシ
ルオキシカルボニルフェナシル基、p−シクロヘキサン
オキシカルボニルフェナシル基、1−ナフトイルメチル
基、2−ナフトイルメチル基、9−アンスロイルメチル
基、1−ピレニルカルボニルメチル基、5−ナフタセニ
ルカルボニルメチル基、6−ペンタセニルカルボニルメ
チル基などがあげられる。
【0041】また、置換基R1 における置換されたアリ
ル基とは、フッ素、ニトロ基、トリフルオロメチル基、
シアノ基、アセチル基、ベンゾイル基、C1 〜C18の直
鎖状、分岐鎖状、環状アルキル基、C2 〜C18の直鎖
状、分岐鎖状、環状アルコキシカルボニル基、フェニル
基から選ばれる基で置換されたアリル基があげられる。
【0042】これら置換されたアリル基の具体例として
は、2,3,3−トリフルオロ−2−プロペニル基、
3,3−ジニトロ−2−プロペニル基、3,3−ビス
(トリフルオロメチル)−2−プロペニル基、3,3−
ジシアノ−2−プロペニル基、2−メチル−3,3−ジ
シアノ−2−プロペニル基、2−ヘキシル−3,3−ジ
シアノ−2−プロペニル基、2−オクタデシル−3,3
−ジシアノ−2−プロペニル基、2−イソプロピル−
3,3−ジシアノ−2−プロペニル基、2−t−ブチル
−3,3−ジシアノ−2−プロペニル基、2−シクロヘ
キシル−3,3−ジシアノ−2−プロペニル基、2−ア
セチル−3,3−ジシアノ−2−プロペニル基、2−ベ
ンゾイル−3,3−ジシアノ−2−プロペニル基、2−
フェニル−3,3−ジシアノ−2−プロペニル基、3,
3−ビス(メトキシカルボニル)−2−プロペニル基、
2−メチル−3,3−ビス(メトキシカルボニル)−2
−プロペニル基、2−ヘキシル−3,3−ビス(メトキ
シカルボニル)−2−プロペニル基、2−オクタデシル
−3,3−ビス(メトキシカルボニル)−2−プロペニ
ル基、2−イソプロピル−3,3−ビス(メトキシカル
ボニル)−2−プロペニル基、2−t−ブチル−3,3
−ビス(メトキシカルボニル)−2−プロペニル基、2
−シクロヘキシル−3,3−ビス(メトキシカルボニ
ル)−2−プロペニル基、2−アセチル−3,3−ビス
(メトキシカルボニル)−2−プロペニル基、2−ベン
ゾイル−3,3−ビス(メトキシカルボニル)−2−プ
ロペニル基、2−フェニル−3,3−ビス(メトキシカ
ルボニル)−2−プロペニル基、2−フェニル−3,3
−ビス(ヘキシルオキシカルボニル)−2−プロペニル
基、2−フェニル−3,3−ビス(オクタデシルオキシ
カルボニル)−2−プロペニル基、2−フェニル−3,
3−ビス(t−ブトキシカルボニル)−2−プロペニル
基、2−フェニル−3,3−ビス(シクロヘキシルオキ
シカルボニル)−2−プロペニル基などががあげられ
る。
【0043】また、置換基R1 におけるアルコキシル基
としては、C1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、環状アルコ
キシル基があげられ、メトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、ブトキシ基、オクチルオキシ基、オクタデカン
オキシ基、イソプロポキシ基、t−ブトキシ基、シクロ
ペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基等があげら
れる。
【0044】また、置換基R1 における置換されたアル
コキシル基とは、フッ素、塩素、臭素、シアノ基、ニト
ロ基、トリフルオロメチル基、水酸基から選ばれる基で
置換されたC1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状アルコキシル
基があげられ、フルオロメトキシ基、2−クロロエトキ
シ基、3−ブロモプロポキシ基、4−シアノブトキシ
基、8−ニトロオクチルオキシ基、18−トリフルオロ
メチルオクタデカンオキシ基、2−ヒドロキシイソプロ
ポキシ基、トリクロロメトキシ基等があげられる。
【0045】また、置換基R1 におけるアリールオキシ
基とは、C6 〜C18の単環、縮合多環アリールオキシ基
であり、フェノキシ基、1ーナフチルオキシ基、2−ナ
フチルオキシ基、9−アンスリルオキシ基、9−フェナ
ントリルオキシ基、1−ピレニルオキシ基、5−ナフタ
セニルオキシ基、1−インデニルオキシ基、2−アズレ
ニルオキシ基、1−アセナフチルオキシ基、9−フルオ
レニルオキシ基、o−トリルオキシ基、m−トリルオキ
シ基、p−トリルオキシ基、2,3−キシリルオキシ
基、2,5−キシリルオキシ基、メシチルオキシ基、p
−クメニルオキシ基、p−デシルフェノキシ基、p−シ
クロヘキシルフェノキシ基、4−フェニルフェノキシ基
等があげられる。
【0046】また、置換基R1 における置換されたアリ
ールオキシ基とは、フッ素、塩素、臭素、水酸基、カル
ボキシル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジ
ド基から選ばれる基で置換されたC6 〜C18の単環、縮
合多環アリールオキシ基であり、o−フルオロフェノキ
シ基、m−クロロフェノキシ基、p−ブロモフェノキシ
基、p−ヒドロキシフェノキシ基、m−カルボキシフェ
ノキシ基、o−メルカプトフェノキシ基、p−シアノフ
ェノキシ基、m−ニトロフェノキシ基、m−アジドフェ
ノキシ基、2−クロロ−1−ナフチルオキシ基、10−
シアノ−9−アンスリルオキシ基、11−ニトロ−5−
ナフタセニルオキシ基等があげられる。
【0047】以上述べた置換基R1 において、好ましい
ものとしては、フッ素、シアノ基、ニトロ基、トリフル
オロメチル基、C1 〜C4 の直鎖状、分岐鎖状アシル
基、C 2 〜C5 の直鎖状、分岐鎖状アルコキシカルボニ
ル基、ベンゾイル基、メチルスルフィニル基、メチルス
ルホニル基、p−トシル基といった電子吸引性基で置換
されたベンジル基、フェナシル基、アリル基があげられ
る。そのような具体例としては、
【0048】o−シアノベンジル基、p−シアノベンジ
ル基、o−ニトロベンジル基、p−ニトロベンジル基、
ペンタフルオロフェニルメチル基、3,5−ビス(トリ
フルオロメチル)フェニルメチル基、o−アセチルベン
ジル基、p−アセチルベンジル基、o−メトキシカルボ
ニルベンジル基、p−メトキシカルボニルベンジル基、
o−t−ブトキシカルボニルベンジル基、p−t−ブト
キシカルボニルベンジル基、o−ベンゾイルベンジル
基、p−ベンゾイルベンジル基、o−メチルスルフィニ
ルベンジル基、p−メチルスルフィニルベンジル基、o
−メチルスルホニルベンジル基、p−メチルスルホニル
ベンジル基、o−(p−トシル)ベンジル基、
【0049】o−シアノフェナシル基、p−シアノフェ
ナシル基、o−ニトロフェナシル基、p−ニトロフェナ
シル基、ペンタフルオロベンゾイルメチル基、3,5−
ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイルメチル基、o−
アセチルフェナシル基、p−アセチルフェナシル基、o
−メトキシカルボニルフェナシル基、p−メトキシカル
ボニルフェナシル基、o−t−ブトキシカルボニルフェ
ナシル基、p−t−ブトキシカルボニルフェナシル基、
o−ベンゾイルフェナシル基、p−ベンゾイルフェナシ
ル基、o−メチルスルフィニルフェナシル基、p−メチ
ルスルフィニルフェナシル基、o−メチルスルホニルフ
ェナシル基、p−メチルスルホニルフェナシル基、o−
(p−トシル)フェナシル基、p−(p−トシル)フェ
ナシル基、
【0050】3,3−ジシアノ−2−プロペニル基、1
−メチル−3,3−ジシアノ−2−プロペニル基、2−
フェニル−3,3−ジシアノ−2−プロペニル基、3,
3−ビス(メトキシカルボニル)−2−プロペニル基、
2−フェニル−3,3−ビス(メトキシカルボニル)−
2−プロペニル基、シアノメトキシ基、アセチルメトキ
シ基、ベンゾイルメトキシ基、p−シアノフェノキシ
基、ペンタフルオロフェニルメトキシ基があげられる。
【0051】この理由として、これらベンジル基やフェ
ナシル基、アリル基、アルコキシル基、アリールオキシ
基中に、シアノ基、ニトロ基、フルオロ基、トリフルオ
ロメチル基、アセチル基、メトキシカルボニル基、t−
ブトキシカルボニル基、ベンゾイル基、メチルスルフィ
ニル基、メチルスルホニル基、p−トシル基などの電子
吸引性基を導入することにより、オニウムカチオンがエ
ネルギー線の作用で、電子を受けて、非可逆的な反応に
よる還元、分解をする際に、置換基R1 が脱離しやすく
なると共に、該オニウムカチオンの還元電位が高めら
れ、すなわち電子受容性が高められるものと考えられ
る。
【0052】さらに、本発明の重合開始剤を構成する一
般式(2)〜一般式(4)で表されるオニウムカチオン
における置換基R2 、一般式(8)で表されるオニウム
カチオンにおける置換基R3 、一般式(9)で表される
オニウムカチオンにおける置換基R4 、一般式(5)〜
一般式(8)で表されるオニウムカチオンにおける置換
基Rにおいて、
【0053】フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシ
ル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で
置換されていても良いC1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、
環状アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル
基、デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、イソプロ
ピル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、4−デシル
シクロヘキシル基、フルオロメチル基、クロロメチル
基、ブロモメチル基、トリフルオロメチル基、トリクロ
ロメチル基、トリブロモメチル基、ヒドロキシメチル
基、カルボキシメチル基、メルカプトメチル基、シアノ
メチル基、ニトロメチル基、アジドメチル基等があげら
れる。
【0054】また、本発明の重合開始剤を構成する一般
式(2)〜一般式(4)で表されるオニウムカチオンに
おける置換基R2 、一般式(5)〜一般式(8)で表さ
れるオニウムカチオンにおける置換基R、一般式(1
0)〜一般式(13)で表されるオニウムカチオンにお
ける置換基Arにおいて、
【0055】フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシ
ル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で
置換されていても良いC6 〜C18の単環、縮合多環アリ
ール基としては、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナ
フチル基、9−アンスリル基、9−フェナントリル基、
1−ピレニル基、5−ナフタセニル基、1−インデニル
基、2−アズレニル基、1−アセナフチル基、9−フル
オレニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル
基、2,3−キシリル基、2,5−キシリル基、メシチ
ル基、p−クメニル基、p−ドデシルフェニル基、p−
シクロヘキシルフェニル基、4−ビフェニル基、o−フ
ルオロフェニル基、m−クロロフェニル基、p−ブロモ
フェニル基、p−ヒドロキシフェニル基、m−カルボキ
シフェニル基、o−メルカプトフェニル基、p−シアノ
フェニル基、m−ニトロフェニル基、m−アジドフェニ
ル基等があげられる。
【0056】さらに、本発明の重合開始剤を構成する一
般式(8)で表されるオニウムカチオンにおける置換基
3 において、
【0057】フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシ
ル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で
置換されていても良いC1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、
環状アルキルチオ基としては、メチルチオ基、エチルチ
オ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、ペンチルチオ
基、ヘキシルチオ基、オクチルチオ基、デシルチオ基、
ドデシルチオ基、オクタデシルチオ基、イソプロピルチ
オ基、イソブチルチオ基、sec−ブチルチオ基、t−
ブチルチオ基、シクロペンチルチオ基、シクロヘキシル
チオ基、4−デシルシクロヘキシルチオ基、フルオロメ
チルチオ基、クロロメチルチオ基、ブロモメチルチオ
基、トリフルオロメチルチオ基、トリクロロメチルチオ
基、トリブロモメチルチオ基、ヒドロキシメチルチオ
基、カルボキシメチルチオ基、メルカプトメチルチオ
基、シアノメチルチオ基、ニトロメチルチオ基、アジド
メチルチオ基等があげられる。
【0058】また、本発明の重合開始剤を構成する一般
式(9)で表されるオニウムカチオンにおける置換基R
4 、一般式(5)〜一般式(8)で表されるオニウムカ
チオンにおける置換基Rにおいて、
【0059】フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシ
ル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で
置換されていても良いC1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、
環状アルコキシル基としては、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、オクチルオキシ基、オ
クタデカンオキシ基、イソプロポキシ基、t−ブトキシ
基、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ
基、フルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、ブロモメ
トキシ基、トリフルオロメトキシ基、トリクロロメトキ
シ基、トリブロモメトキシ基、ヒドロキシメトキシ基、
カルボキシメトキシ基、メルカプトメトキシ基、シアノ
メトキシ基、ニトロメトキシ基、アジドメトキシ基等が
あげられる。
【0060】さらに、本発明の重合開始剤を構成する一
般式(5)〜一般式(8)で表されるオニウムカチオン
における置換基Rにおいて、
【0061】フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシ
ル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で
置換されていても良いC2 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、
環状アルケニル基としては、ビニル基、1−プロペニル
基、2−プロペニル基、1−オクテニル基、1−オクタ
デセニル基、イソプロペニル基、1−シクロヘキセニル
基、トリフルオロエテニル基、1−クロロエテニル基、
2,2−ジブロモエテニル基、4−ヒドロキシ−1−ブ
テニル基、1−カルボキシエテニル基、5−メルカプト
−1−ヘキセニル基、1−シアノエテニル基、3−ニト
ロ−1−プロペニル基、4−アジド−2−ブテニル基等
があげられる。
【0062】フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシ
ル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で
置換されていても良いC7 〜C18の単環、縮合多環アリ
ールアルキル基としては、ベンジル基、p−トリルメチ
ル基、2−ナフチルメチル基、9−アンスリルメチル
基、4−(9−アンスリル)ブチル基、o−フルオロベ
ンジル基、m−クロロベンジル基、p−ブロモベンジル
基、p−ヒドロキシベンジル基、m−カルボキシベンジ
ル基、o−メルカプトベンジル基、p−シアノベンジル
基、m−ニトロベンジル基、m−アジドベンジル基等が
あげられる。
【0063】フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシ
ル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で
置換されていても良いC6 〜C18の単環、縮合多環アリ
ールオキシ基としては、フェノキシ基、1ーナフチルオ
キシ基、2−ナフチルオキシ基、9−アンスリルオキシ
基、9−フェナントリルオキシ基、1−ピレニルオキシ
基、5−ナフタセニルオキシ基、1−インデニルオキシ
基、2−アズレニルオキシ基、1−アセナフチルオキシ
基、9−フルオレニルオキシ基、o−トリルオキシ基、
m−トリルオキシ基、p−トリルオキシ基、2,3−キ
シリルオキシ基、2,5−キシリルオキシ基、メシチル
オキシ基、p−クメニルオキシ基、p−デシルフェノキ
シ基、p−シクロヘキシルフェノキシ基、4−ビフェノ
キシ基、o−フルオロフェノキシ基、m−クロロフェノ
キシ基、p−ブロモフェノキシ基、p−ヒドロキシフェ
ノキシ基、m−カルボキシフェノキシ基、o−メルカプ
トフェノキシ基、p−シアノフェノキシ基、m−ニトロ
フェノキシ基、m−アジドフェノキシ基等があげられ
る。
【0064】フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシ
ル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で
置換されていても良いC1 〜C18の直鎖状、分岐鎖状、
環状脂肪族もしくはC7 〜C19の単環、縮合多環芳香族
アシル基としては、ホルミル基、アセチル基、ヘキサノ
イル基、ラウロイル基、パルミトイル基、ステアロイル
基、イソブチリル基、イソバレリル基、ピバロイル基、
シクロペンチルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニ
ル基、ベンゾイル基、1−ナフトイル基、2−ナフトイ
ル基、9−アンスロイル基、5−ナフタセロイル基、シ
ンナモイル基、α−フルオロアセチル基、α−クロロア
セチル基、α−ブロモアセチル基、α−ヒドロキシアセ
チル基、α−カルボキシアセチル基、α−メルカプトア
セチル基、α−シアノアセチル基、α−ニトロアセチル
基、α−アジドアセチル基等があげられる。
【0065】フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシ
ル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で
置換されていても良いC2 〜C19の直鎖状、分岐鎖状、
環状アルコキシカルボニル基としては、メトキシカルボ
ニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル
基、ブトキシカルボニル基、オクチルオキシカルボニル
基、オクタデカンオキシカルボニル基、イソプロポキシ
カルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、シクロペン
チルオキシカルボニル基、シクロヘキシルオキシカルボ
ニル基、フルオロメトキシカルボニル基、クロロメトキ
シカルボニル基、ブロモメトキシカルボニル基、トリフ
ルオロメトキシカルボニル基、トリクロロメトキシカル
ボニル基、トリブロモメトキシカルボニル基、ヒドロキ
シメトキシカルボニル基、カルボキシメトキシカルボニ
ル基、メルカプトメトキシカルボニル基、シアノメトキ
シカルボニル基、ニトロメトキシカルボニル基、アジド
メトキシカルボニル基等があげられる。
【0066】フッ素、塩素、臭素、水酸基、カルボキシ
ル基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、アジド基で
置換されていても良いC7 〜C19の単環、縮合多環アリ
ールオキシカルボニル基としては、フェノキシカルボニ
ル基、1ーナフチルオキシカルボニル基、2−ナフチル
オキシカルボニル基、9−アンスリルオキシカルボニル
基、9−フェナントリルオキシカルボニル基、1−ピレ
ニルオキシカルボニル基、5−ナフタセニルオキシカル
ボニル基、1−インデニルオキシカルボニル基、2−ア
ズレニルオキシカルボニル基、1−アセナフチルオキシ
カルボニル基、9−フルオレニルオキシカルボニル基、
o−トリルオキシカルボニル基、m−トリルオキシカル
ボニル基、p−トリルオキシカルボニル基、2,3−キ
シリルオキシカルボニル基、2,5−キシリルオキシカ
ルボニル基、メシチルオキシカルボニル基、p−クメニ
ルオキシカルボニル基、p−シクロヘキシルフェノキシ
カルボニル基、4−フェニルフェノキシカルボニル基、
o−フルオロフェノキシカルボニル基、m−クロロフェ
ノキシカルボニル基、p−ブロモフェノキシカルボニル
基、p−ヒドロキシフェノキシカルボニル基、m−カル
ボキシフェノキシカルボニル基、o−メルカプトフェノ
キシカルボニル基、p−シアノフェノキシカルボニル
基、m−ニトロフェノキシカルボニル基、m−アジドフ
ェノキシカルボニル基等があげられる。
【0067】さらに隣接した、R同士、R2 同士、Ar
同士、もしくは、R1 とR2 、R1とR、R1 とR
3 は、互いに共有結合によって環構造を形成していても
よく、このようなものとして例えば、メチレン基、エチ
レン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基等のアル
キレン基、エチレンジオキシ基、ジエチレンジオキシ基
等のエーテル基、エチレンジチオ基、ジエチレンジチオ
基等のチオエーテル基等があげられるが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
【0068】以下に、本発明の重合開始剤の一般式
(2)〜一般式(13)で表されるオニウムカチオンの
構造の具体例をあげる。
【0069】一般式(2)に該当するオニウムカチオン
(スルホニウムカチオン):
【0070】ベンジルスルホニウムカチオンの例:ジメ
チル(ベンジル)スルホニウム、ジメチル(o−フルオ
ロベンジル)スルホニウム、ジメチル(m−クロロベン
ジル)スルホニウム、ジメチル(p−ブロモベンジル)
スルホニウム、ジメチル(p−シアノベンジル)スルホ
ニウム、ジメチル(m−ニトロベンジル)スルホニウ
ム、ジメチル(2,4,6−トリブロモフェニルメチ
ル)スルホニウム、ジメチル(ペンタフルオロフェニル
メチル)スルホニウム、ジメチル(p−(トリフルオロ
メチル)ベンジル)スルホニウム、ジメチル(p−ヒド
ロキシベンジル)スルホニウム、ジメチル(p−メルカ
プトベンジル)スルホニウム、ジメチル(p−メチルス
ルフィニルベンジル)スルホニウム、ジメチル(p−メ
チルスルホニルベンジル)スルホニウム、ジメチル(o
−アセチルベンジル)スルホニウム、ジメチル(o−ベ
ンゾイルベンジル)スルホニウム、ジメチル(p−メチ
ルベンジル)スルホニウム、ジメチル(p−イソプロピ
ルベンジル)スルホニウム、ジメチル(p−オクタデシ
ルベンジル)スルホニウム、ジメチル(p−シクロヘキ
シルベンジル)スルホニウム、ジメチル(p−メトキシ
ベンジル)スルホニウム、ジメチル(o−メトキシカル
ボニルベンジル)スルホニウム、ジメチル(p−イソプ
ロポキシカルボニルベンジル)スルホニウム、ジメチル
(2−ナフチルメチル)スルホニウム、ジメチル(9−
アンスリルメチル)スルホニウム、ジエチル(ベンジ
ル)スルホニウム、メチルエチル(ベンジル)スルホニ
ウム、メチルフェニル(ベンジル)スルホニウム、ジフ
ェニル(ベンジル)スルホニウム、ジイソプロピル(ベ
ンジル)スルホニウムなど。
【0071】フェナシルスルホニウムカチオンの例:ジ
メチル(フェナシル)スルホニウム、ジメチル(o−フ
ルオロフェナシル)スルホニウム、ジメチル(m−クロ
ロフェナシル)スルホニウム、ジメチル(p−ブロモフ
ェナシル)スルホニウム、ジメチル(p−シアノフェナ
シル)スルホニウム、ジメチル(m−ニトロフェナシ
ル)スルホニウム、ジメチル(2,4,6−トリブロモ
フェニルメチル)スルホニウム、ジメチル(p−(トリ
フルオロメチル)フェナシル)スルホニウム、ジメチル
(p−ヒドロキシフェナシル)スルホニウム、ジメチル
(p−メルカプトフェナシル)スルホニウム、ジメチル
(p−メチルスルフィニルフェナシル)スルホニウム、
ジメチル(p−メチルスルホニルフェナシル)スルホニ
ウム、ジメチル(o−アセチルフェナシル)スルホニウ
ム、ジメチル(o−ベンゾイルフェナシル)スルホニウ
ム、ジメチル(p−メチルフェナシル)スルホニウム、
ジメチル(p−イソプロピルフェナシル)スルホニウ
ム、ジメチル(p−オクタデシルフェナシル)スルホニ
ウム、ジメチル(p−シクロヘキシルフェナシル)スル
ホニウム、ジメチル(p−メトキシフェナシル)スルホ
ニウム、ジメチル(o−メトキシカルボニルフェナシ
ル)スルホニウム、ジメチル(p−イソプロポキシカル
ボニルフェナシル)スルホニウム、ジメチル(2−ナフ
トイルメチル)スルホニウム、ジメチル(9−アンスロ
イルメチル)スルホニウム、ジエチル(フェナシル)ス
ルホニウム、メチルエチル(フェナシル)スルホニウ
ム、メチルフェニル(フェナシル)スルホニウム、ジフ
ェニル(フェナシル)スルホニウム、ジイソプロピル
(フェナシル)スルホニウム、テトラメチレン(フェナ
シル)スルホニウム、ペンタメチレン(フェナシル)ス
ルホニウム、ヘキサメチレン(フェナシル)スルホニウ
ム、エチレンジオキシ(フェナシル)スルホニウム、ジ
エチレンジオキシ(フェナシル)スルホニウム、エチレ
ンジチオ(フェナシル)スルホニウムなど。
【0072】アリルスルホニウムカチオンの例:ジメチ
ル(アリル)スルホニウム、ジメチル(2,3,3−ト
リフルオロ−2−プロペニル)スルホニウム、ジメチル
(3,3−ジシアノ−2−プロペニル)スルホニウム、
ジメチル(2−メチル−3,3−ジシアノ−2−プロペ
ニル)スルホニウム、ジメチル(2−アセチル−3,3
−ジシアノ−2−プロペニル)スルホニウム、ジメチル
(2−ベンゾイル−3,3−ジシアノ−2−プロペニ
ル)スルホニウム、ジメチル(2−フェニル−3,3−
ジシアノ−2−プロペニル)スルホニウム、ジメチル
(3,3−ビス(メトキシカルボニル)−2−プロペニ
ル)スルホニウムなど。
【0073】アルコキシスルホニウムカチオンの例:ジ
メチル(メトキシ)スルホニウム、ジメチル(エトキ
シ)スルホニウム、ジメチル(プロポキシ)スルホニウ
ム、ジメチル(ブトキシ)スルホニウム、ジメチル(オ
クチルオキシ)スルホニウム、ジメチル(オクタデカン
オキシ)スルホニウム、ジメチル(イソプロポキシ)ス
ルホニウム、ジメチル(t−ブトキシ)スルホニウム、
ジメチル(シクロペンチルオキシ)スルホニウム、ジメ
チル(シクロヘキシルオキシ)スルホニウム、ジメチル
(フルオロメトキシ)スルホニウム、ジメチル(2−ク
ロロエトキシ)スルホニウム、ジメチル(3−ブロモプ
ロポキシ)スルホニウム、ジメチル(4−シアノブトキ
シ)スルホニウム、ジメチル(8−ニトロオクチルオキ
シ)スルホニウム、ジメチル(18−トリフルオロメチ
ルオクタデカンオキシ)スルホニウム、ジメチル(2−
ヒドロキシイソプロポキシ)スルホニウム、ジメチル
(トリス(トリクロロメチル)メチル)スルホニウムな
ど。
【0074】アリールオキシスルホニウムカチオンの
例:ジメチル(フェノキシ)スルホニウム、ジメチル
(1ーナフチルオキシ)スルホニウム、ジメチル(2−
ナフチルオキシ)スルホニウム、ジメチル(9−アンス
リルオキシ)スルホニウム、ジメチル(9−フェナント
リルオキシ)スルホニウム、ジメチル(p−トリルオキ
シ)スルホニウム、ジメチル(2,3−キシリルオキ
シ)スルホニウム、ジメチル(o−フルオロフェノキ
シ)スルホニウム、ジメチル(m−クロロフェノキシ)
スルホニウム、ジメチル(p−ブロモフェノキシ)スル
ホニウム、ジメチル(p−ヒドロキシフェノキシ)スル
ホニウム、ジメチル(m−カルボキシフェノキシ)スル
ホニウム、ジメチル(o−メルカプトフェノキシ)スル
ホニウム、ジメチル(p−シアノフェノキシ)スルホニ
ウム、ジメチル(m−ニトロフェノキシ)スルホニウ
ム、ジメチル(m−アジドフェノキシ)スルホニウム、
ジメチル(2−クロロ−1−ナフチルオキシ)スルホニ
ウム、ジメチル(11−ニトロ−5−ナフタセニル)ス
ルホニウムなど。
【0075】一般式(3)に該当するオニウムカチオン
(スルホキソニウムカチオン):
【0076】ベンジルスルホキソニウムカチオンの例:
ジメチル(ベンジル)スルホキソニウム、ジメチル(p
−ブロモベンジル)スルホキソニウム、ジメチル(p−
シアノベンジル)スルホキソニウム、ジメチル(m−ニ
トロベンジル)スルホキソニウム、ジメチル(ペンタフ
ルオロフェニルメチル)スルホキソニウム、ジメチル
(p−ヒドロキシベンジル)スルホキソニウム、ジメチ
ル(o−アセチルベンジル)スルホキソニウム、ジメチ
ル(o−ベンゾイルベンジル)スルホキソニウム、ジメ
チル(p−イソプロピルベンジル)スルホキソニウム、
ジメチル(p−メトキシベンジル)スルホキソニウム、
ジメチル(o−メトキシカルボニルベンジル)スルホキ
ソニウム、ジメチル(2−ナフチルメチル)スルホキソ
ニウム、ジメチル(9−アンスリルメチル)スルホキソ
ニウム、ジエチル(ベンジル)スルホキソニウム、メチ
ルエチル(ベンジル)スルホキソニウム、メチルフェニ
ル(ベンジル)スルホキソニウム、ジフェニル(ベンジ
ル)スルホキソニウム、ジイソプロピル(ベンジル)ス
ルホキソニウムなど。
【0077】フェナシルスルホキソニウムカチオンの
例:ジメチル(フェナシル)スルホキソニウム、ジメチ
ル(p−ブロモフェナシル)スルホキソニウム、ジメチ
ル(p−シアノフェナシル)スルホキソニウム、ジメチ
ル(m−ニトロフェナシル)スルホキソニウム、ジメチ
ル(2、4、6−トリブロモフェニルメチル)スルホキ
ソニウム、ジメチル(p−ヒドロキシフェナシル)スル
ホキソニウム、ジメチル(p−メルカプトフェナシル)
スルホキソニウム、ジメチル(o−ベンゾイルフェナシ
ル)スルホキソニウム、ジメチル(p−メチルフェナシ
ル)スルホキソニウム、ジメチル(p−メトキシフェナ
シル)スルホキソニウム、ジメチル(o−メトキシカル
ボニルフェナシル)スルホキソニウム、ジメチル(2−
ナフチルメチル)スルホキソニウム、ジメチル(9−ア
ンスリルメチル)スルホキソニウム、ジエチル(フェナ
シル)スルホキソニウム、メチルエチル(フェナシル)
スルホキソニウム、メチルフェニル(フェナシル)スル
ホキソニウム、ジフェニル(フェナシル)スルホキソニ
ウム、ジイソプロピル(フェナシル)スルホキソニウ
ム、テトラメチレン(フェナシル)スルホキソニウムな
ど。
【0078】アリルスルホキソニウムカチオンの例:ジ
メチル(アリル)スルホキソニウム、ジメチル(3,3
−ジシアノ−2−プロペニル)スルホキソニウム、ジメ
チル(2−ベンゾイル−3,3−ジシアノ−2−プロペ
ニル)スルホキソニウム、ジメチル(2−フェニル−
3,3−ジシアノ−2−プロペニル)スルホキソニウ
ム、ジメチル(3,3−ビス(メトキシカルボニル)−
2−プロペニル)スルホキソニウムなど。
【0079】アルコキシスルホキソニウムカチオンの
例:ジメチル(エトキシ)スルホキソニウム、ジメチル
(プロポキシ)スルホキソニウム、ジメチル(オクチル
オキシ)スルホキソニウム、ジメチル(イソプロポキ
シ)スルホキソニウム、ジメチル(シクロヘキシルオキ
シ)スルホキソニウム、ジメチル(2−クロロエトキ
シ)スルホキソニウムなど。
【0080】アリールオキシスルホキソニウムカチオン
の例:ジメチル(フェノキシ)スルホキソニウム、ジメ
チル(2−ナフチルオキシ)スルホキソニウム、ジメチ
ル(9−アンスリルオキシ)スルホキソニウム、ジメチ
ル(p−トリルオキシ)スルホキソニウム、ジメチル
(m−クロロフェノキシ)スルホキソニウム、ジメチル
(m−カルボキシフェノキシ)スルホキソニウム、ジメ
チル(p−シアノフェノキシ)スルホキソニウムなど。
【0081】一般式(4)に該当するオニウムカチオン
(ホスホニウムカチオン):
【0082】ベンジルホスホニウムカチオンの例:トリ
メチルベンジルホスホニウム、トリエチルベンジルホス
ホニウム、トリフェニルベンジルホスホニウム、トリフ
ェニル(p−フルオロベンジル)ホスホニウム、トリフ
ェニル(o−クロロベンジル)ホスホニウム、トリフェ
ニル(m−ブロモベンジル)ホスホニウム、トリフェニ
ル(p−シアノベンジル)ホスホニウム、トリフェニル
(m−ニトロベンジル)ホスホニウム、トリフェニル
(o−ヒドロキシベンジル)ホスホニウム、トリフェニ
ル(o−アセチルベンジル)ホスホニウム、トリフェニ
ル(m−ベンゾイルベンジル)ホスホニウム、トリフェ
ニル(p−メチルベンジル)ホスホニウム、トリフェニ
ル(p−イソプロポキシベンジル)ホスホニウム、トリ
フェニル(o−メトキシカルボニルベンジル)ホスホニ
ウム、トリフェニル(1−ナフチルメチル)ホスホニウ
ム、トリフェニル(9−アンスリルメチル)ホスホニウ
ムなど。
【0083】フェナシルホスホニウムカチオンの例:ト
リメチルフェナシルホスホニウム、トリエチルフェナシ
ルホスホニウム、トリフェニルフェナシルホスホニウ
ム、トリフェニル(p−フルオロフェナシル)ホスホニ
ウム、トリフェニル(o−クロロフェナシル)ホスホニ
ウム、トリフェニル(m−ブロモフェナシル)ホスホニ
ウム、トリフェニル(p−シアノフェナシル)ホスホニ
ウム、トリフェニル(m−ニトロフェナシル)ホスホニ
ウム、トリフェニル(o−ヒドロキシフェナシル)ホス
ホニウム、トリフェニル(o−アセチルフェナシル)ホ
スホニウム、トリフェニル(m−ベンゾイルフェナシ
ル)ホスホニウム、トリフェニル(p−メチルフェナシ
ル)ホスホニウム、トリフェニル(p−イソプロポキシ
フェナシル)ホスホニウム、トリフェニル(o−メトキ
シカルボニルフェナシル)ホスホニウム、トリフェニル
(1−ナフチロイルメチル)ホスホニウム、トリフェニ
ル(9−アンスロイルメチル)ホスホニウムなど。
【0084】アリルホスホニウムカチオンの例:トリフ
ェニルアリルホスホニウム、トリフェニル(3,3−ジ
シアノ−2−プロペニル)ホスホニウム、トリフェニル
(2−ヘキシル−3,3−ジシアノ−2−プロペニル)
ホスホニウム、トリフェニル(2−アセチル−3,3−
ジシアノ−2−プロペニル)ホスホニウム、トリフェニ
ル(2−フェニル−3,3−ジシアノ−2−プロペニ
ル)ホスホニウムなど。
【0085】アルコキシホスホニウムカチオンの例:ト
リフェニルメトキシホスホニウム、トリフェニルブトキ
シホスホニウム、トリフェニルオクタデシルオキシホス
ホニウム、トリフェニルイソプロポキシホスホニウム、
トリフェニル(2−クロロエトキシ)ホスホニウム、ト
リフェニル(4−シアノブトキシ)ホスホニウムなど。
【0086】アリールオキシホスホニウムカチオンの
例:トリフェニルフェノキシホスホニウム、トリフェニ
ル(1−ナフチルオキシ)ホスホニウム、トリフェニル
(2−ナフチルオキシ)ホスホニウム、トリフェニル
(9−アンスリルオキシ)ホスホニウム、トリフェニル
(p−トリルオキシ)ホスホニウム、トリフェニル
(2,3−キシリルオキシ)ホスホニウム、トリフェニ
ル(p−ヒドロキシフェノキシ)ホスホニウム、トリフ
ェニル(m−カルボキシフェノキシ)ホスホニウムな
ど。
【0087】一般式(5)に該当するオニウムカチオン
(ピリジニウムカチオン):
【0088】ベンジルピリジニウムカチオンの例:N−
ベンジルピリジニウム、N−(o−クロロベンジル)ピ
リジニウム、N−(m−クロロベンジル)ピリジニウ
ム、N−(p−シアノベンジル)ピリジニウム、N−
(o−ニトロベンジル)ピリジニウム、N−(p−アセ
チルベンジル)ピリジニウム、N−(p−イソプロピル
ベンジル)ピリジニウム、N−(p−オクタデシルオキ
シベンジル)ピリジニウム、N−(p−メトキシカルボ
ニルベンジル)ピリジニウム、N−(9−アンスリルメ
チル)ピリジニウム、2−クロロ−1−ベンジルピリジ
ニウム、2−シアノ−1−ベンジルピリジニウム、2−
メチル−1−ベンジルピリジニウム、2−ビニル−1−
ベンジルピリジニウム、2−フェニル−1−ベンジルピ
リジニウム、1,2−ジベンジルピリジニウム、2−メ
トキシ−1−ベンジルピリジニウム、2−フェノキシ−
1−ベンジルピリジニウム、2−アセチル−1−ベンジ
ルピリジニウム、2−メトキシカルボニル−1−ベンジ
ルピリジニウム、3−フルオロ−1−ベンジルピリジニ
ウム、4−メチル−1−ベンジルピリジニウムなど。
【0089】フェナシルピリジニウムカチオンの例:N
−フェナシルピリジニウム、N−(o−クロロフェナシ
ル)ピリジニウム、N−(m−クロロフェナシル)ピリ
ジニウム、N−(p−シアノフェナシル)ピリジニウ
ム、N−(o−ニトロフェナシル)ピリジニウム、N−
(p−アセチルフェナシル)ピリジニウム、N−(p−
イソプロピルフェナシル)ピリジニウム、N−(p−オ
クタデシルオキシフェナシル)ピリジニウム、N−(p
−メトキシカルボニルフェナシル)ピリジニウム、N−
(9−アンスロイルメチル)ピリジニウム、2−クロロ
−1−フェナシルピリジニウム、2−シアノ−1−フェ
ナシルピリジニウム、2−メチル−1−フェナシルピリ
ジニウム、2−ビニル−1−フェナシルピリジニウム、
2−フェニル−1−フェナシルピリジニウム、1,2−
ジフェナシルピリジニウム、2−メトキシ−1−フェナ
シルピリジニウム、2−フェノキシ−1−フェナシルピ
リジニウム、2−アセチル−1−フェナシルピリジニウ
ム、2−メトキシカルボニル−1−フェナシルピリジニ
ウム、3−フルオロ−1−フェナシルピリジニウム、4
−メチル−1−フェナシルピリジニウムなど。
【0090】アリルピリジニウムカチオンの例:N−ア
リルピリジニウム、N−(2−メチル−3,3−ジシア
ノ−2−プロペニル)ピリジニウム、N−(2−イソプ
ロピル−3,3−ジシアノ−2−プロペニル)ピリジニ
ウム、N−(2−ベンゾイル−3,3−ジシアノ−2−
プロペニル)ピリジニウム、N−(2−ヘキシル−3,
3−ビス(メトキシカルボニル)−2−プロペニル)ピ
リジニウムなど。
【0091】N−アルコキシピリジニウムカチオンの
例:N−メトキシピリジニウム、N−オクチルオキシピ
リジニウム、N−オクタデシルオキシピリジニウム、N
−イソプロポキシピリジニウム、N−シクロヘキシルオ
キシピリジニウム、1−エトキシ−2−メチルピリジニ
ウム、N−(2−クロロエトキシ)ピリジニウムなど。
【0092】N−アリールオキシピリジニウムカチオン
の例:N−フェノキシピリジニウム、N−(2−ナフチ
ルオキシ)ピリジニウム、N−(9−アンスリルオキ
シ)ピリジニウム、N−(p−トリルオキシ)ピリジニ
ウム、N−(2,3−キシリルオキシ)ピリジニウム、
N−(p−ブロモフェノキシ)ピリジニウム、N−(p
−ヒドロキシフェノキシ)ピリジニウムなど。
【0093】一般式(6)に該当するオニウムカチオン
(キノリニウムカチオン):
【0094】ベンジルキノリニウムカチオンの例:N−
ベンジルキノリニウム、N−(o−クロロベンジル)キ
ノリニウム、N−(m−クロロベンジル)キノリニウ
ム、N−(p−シアノベンジル)キノリニウム、N−
(o−ニトロベンジル)キノリニウム、N−(p−アセ
チルベンジル)キノリニウム、N−(p−イソプロピル
ベンジル)キノリニウム、N−(p−オクタデシルオキ
シベンジル)キノリニウム、N−(p−メトキシカルボ
ニルベンジル)キノリニウム、N−(9−アンスリルメ
チル)キノリニウム、2−クロロ−1−ベンジルキノリ
ニウム、2−シアノ−1−ベンジルキノリニウム、2−
メチル−1−ベンジルキノリニウム、2−ビニル−1−
ベンジルキノリニウム、2−フェニル−1−ベンジルキ
ノリニウム、1,2−ジベンジルキノリニウム、2−メ
トキシ−1−ベンジルキノリニウム、2−フェノキシ−
1−ベンジルキノリニウム、2−アセチル−1−ベンジ
ルキノリニウム、2−メトキシカルボニル−1−ベンジ
ルキノリニウム、3−フルオロ−1−ベンジルキノリニ
ウム、4−メチル−1−ベンジルキノリニウムなど。
【0095】フェナシルキノリニウムカチオンの例:N
−フェナシルキノリニウム、N−(o−クロロフェナシ
ル)キノリニウム、N−(m−クロロフェナシル)キノ
リニウム、N−(p−シアノフェナシル)キノリニウ
ム、N−(o−ニトロフェナシル)キノリニウム、N−
(p−アセチルフェナシル)キノリニウム、N−(p−
イソプロピルフェナシル)キノリニウム、N−(p−オ
クタデシルオキシフェナシル)キノリニウム、N−(p
−メトキシカルボニルフェナシル)キノリニウム、N−
(9−アンスロイルメチル)キノリニウム、2−クロロ
−1−フェナシルキノリニウム、2−シアノ−1−フェ
ナシルキノリニウム、2−メチル−1−フェナシルキノ
リニウム、2−ビニル−1−フェナシルキノリニウム、
2−フェニル−1−フェナシルキノリニウム、1,2−
ジフェナシルキノリニウム、2−メトキシ−1−フェナ
シルキノリニウム、2−フェノキシ−1−フェナシルキ
ノリニウム、2−アセチル−1−フェナシルキノリニウ
ム、2−メトキシカルボニル−1−フェナシルキノリニ
ウム、3−フルオロ−1−フェナシルキノリニウム、4
−メチル−1−フェナシルキノリニウムなど。
【0096】アリルキノリニウムカチオンの例:N−ア
リルキノリニウム、N−(2−メチル−3,3−ジシア
ノ−2−プロペニル)キノリニウム、N−(2−イソプ
ロピル−3,3−ジシアノ−2−プロペニル)キノリニ
ウム、N−(2−ベンゾイル−3,3−ジシアノ−2−
プロペニル)キノリニウム、N−(2−ヘキシル−3,
3−ビス(メトキシカルボニル)−2−プロペニル)キ
ノリニウムなど。
【0097】N−アルコキシキノリニウムカチオンの
例:N−メトキシキノリニウム、N−オクチルオキシキ
ノリニウム、N−オクタデシルオキシキノリニウム、N
−イソプロポキシキノリニウム、N−シクロヘキシルオ
キシキノリニウム、1−エトキシ−2−メチルキノリニ
ウム、N−(2−クロロエトキシ)キノリニウムなど。
【0098】N−アリールオキシキノリニウムカチオン
の例:N−フェノキシキノリニウム、N−(2−ナフチ
ルオキシ)キノリニウム、N−(9−アンスリルオキ
シ)キノリニウム、N−(p−トリルオキシ)キノリニ
ウム、N−(2,3−キシリルオキシ)キノリニウム、
N−(p−ブロモフェノキシ)キノリニウム、N−(p
−ヒドロキシフェノキシ)キノリニウムなど。
【0099】一般式(7)に該当するオニウムカチオン
(イソキノリニウムカチオン):
【0100】ベンジルイソキノリニウムカチオンの例:
N−ベンジルイソキノリニウム、N−(o−クロロベン
ジル)イソキノリニウム、N−(m−クロロベンジル)
イソキノリニウム、N−(p−シアノベンジル)イソキ
ノリニウム、N−(o−ニトロベンジル)イソキノリニ
ウム、N−(p−アセチルベンジル)イソキノリニウ
ム、N−(p−イソプロピルベンジル)イソキノリニウ
ム、N−(p−オクタデシルオキシベンジル)イソキノ
リニウム、N−(p−メトキシカルボニルベンジル)イ
ソキノリニウム、N−(9−アンスリルメチル)イソキ
ノリニウム、1,2−ジベンジルイソキノリニウムな
ど。
【0101】フェナシルイソキノリニウムカチオンの
例:N−フェナシルイソキノリニウム、N−(o−クロ
ロフェナシル)イソキノリニウム、N−(m−クロロフ
ェナシル)イソキノリニウム、N−(p−シアノフェナ
シル)イソキノリニウム、N−(o−ニトロフェナシ
ル)イソキノリニウム、N−(p−アセチルフェナシ
ル)イソキノリニウム、N−(p−イソプロピルフェナ
シル)イソキノリニウム、N−(p−オクタデシルオキ
シフェナシル)イソキノリニウム、N−(p−メトキシ
カルボニルフェナシル)イソキノリニウム、N−(9−
アンスロイルメチル)イソキノリニウムなど。
【0102】アリルイソキノリニウムカチオンの例:N
−アリルイソキノリニウム、N−(2−メチル−3,3
−ジシアノ−2−プロペニル)イソキノリニウム、N−
(2−イソプロピル−3,3−ジシアノ−2−プロペニ
ル)イソキノリニウム、N−(2−ベンゾイル−3,3
−ジシアノ−2−プロペニル)イソキノリニウム、N−
(2−ヘキシル−3,3−ビス(メトキシカルボニル)
−2−プロペニル)イソキノリニウムなど。
【0103】N−アルコキシイソキノリニウムカチオン
の例:N−メトキシイソキノリニウム、N−オクチルオ
キシイソキノリニウム、N−オクタデシルオキシイソキ
ノリニウム、N−イソプロポキシイソキノリニウム、N
−シクロヘキシルオキシイソキノリニウムなど。
【0104】N−アリールオキシイソキノリニウムカチ
オンの例:N−フェノキシイソキノリニウム、N−(2
−ナフチルオキシ)イソキノリニウム、N−(9−アン
スリルオキシ)イソキノリニウム、N−(p−トリルオ
キシ)イソキノリニウム、N−(2,3−キシリルオキ
シ)イソキノリニウム、N−(p−ブロモフェノキシ)
イソキノリニウム、N−(p−ヒドロキシフェノキシ)
イソキノリニウムなど。
【0105】一般式(8)に該当するオニウムカチオン
(ベンゾオキサゾリウムカチオン、ベンゾチアゾリウム
カチオン):
【0106】ベンゾオキサゾリウムカチオンの例:N−
ベンジルベンゾオキサゾリウム、N−(p−フルオロベ
ンジル)ベンゾオキサゾリウム、N−(p−クロロベン
ジル)ベンゾオキサゾリウム、N−(p−シアノベンジ
ル)ベンゾオキサゾリウム、N−(o−メトキシカルボ
ニルベンジル)ベンゾオキサゾリウム、N−フェナシル
ベンゾオキサゾリウム、N−(o−フルオロフェナシ
ル)ベンゾオキサゾリウム、N−(p−シアノフェナシ
ル)ベンゾオキサゾリウム、N−(m−ニトロフェナシ
ル)ベンゾオキサゾリウム、N−(p−イソプロポキシ
カルボニルフェナシル)ベンゾオキサゾリウム、N−ア
リルベンゾオキサゾリウム、N−(2−メチル−3,3
−ジシアノ−2−プロペニル)ベンゾオキサゾリウム、
N−(2−ベンゾイル−3,3−ジシアノ−2−プロペ
ニル)ベンゾオキサゾリウム、N−(3,3−ビス(メ
トキシカルボニル)−2−プロペニル)ベンゾオキサゾ
リウム、N−メトキシベンゾオキサゾリウム、N−(t
−ブトキシ)ベンゾオキサゾリウム、N−(3−ブロモ
プロポキシ)ベンゾオキサゾリウム、N−フェノキシベ
ンゾオキサゾリウム、N−(1−ナフチルオキシ)ベン
ゾオキサゾリウム、N−(m−カルボキシフェノキシ)
ベンゾオキサゾリウム、2−メルカプト−3−ベンジル
ベンゾオキサゾリウム、2−メチル−3−ベンジルベン
ゾオキサゾリウム、2−メチルチオ−3−ベンジルベン
ゾオキサゾリウム、6−ヒドロキシ−3−ベンジルベン
ゾオキサゾリウム、7−メルカプト−3−ベンジルベン
ゾオキサゾリウム、4,5−ジフルオロ−3−ベンジル
ベンゾオキサゾリウムなど。
【0107】ベンゾチアゾリウムカチオンの例:N−ベ
ンジルベンゾチアゾリウム、N−(p−フルオロベンジ
ル)ベンゾチアゾリウム、N−(p−クロロベンジル)
ベンゾチアゾリウム、N−(p−シアノベンジル)ベン
ゾチアゾリウム、N−(o−メトキシカルボニルベンジ
ル)ベンゾチアゾリウム、N−フェナシルベンゾチアゾ
リウム、N−(o−フルオロフェナシル)ベンゾチアゾ
リウム、N−(p−シアノフェナシル)ベンゾチアゾリ
ウム、N−(m−ニトロフェナシル)ベンゾチアゾリウ
ム、N−(p−イソプロポキシカルボニルフェナシル)
ベンゾチアゾリウム、N−アリルベンゾチアゾリウム、
N−(2−メチル−3,3−ジシアノ−2−プロペニ
ル)ベンゾチアゾリウム、N−(2−ベンゾイル−3,
3−ジシアノ−2−プロペニル)ベンゾチアゾリウム、
N−(3,3−ビス(メトキシカルボニル)−2−プロ
ペニル)ベンゾチアゾリウム、N−メトキシベンゾチア
ゾリウム、N−(t−ブトキシ)ベンゾチアゾリウム、
N−(3−ブロモプロポキシ)ベンゾチアゾリウム、N
−フェノキシベンゾチアゾリウム、N−(1−ナフチル
オキシ)ベンゾチアゾリウム、N−(m−カルボキシフ
ェノキシ)ベンゾチアゾリウム、2−メルカプト−3−
ベンジルベンゾチアゾリウム、2−メチル−3−ベンジ
ルベンゾチアゾリウム、2−メチルチオ−3−ベンジル
ベンゾチアゾリウム、6−ヒドロキシ−3−ベンジルベ
ンゾチアゾリウム、7−メルカプト−3−ベンジルベン
ゾチアゾリウム、4,5−ジフルオロ−3−ベンジルベ
ンゾチアゾリウムなど。
【0108】一般式(9)に該当するオニウムカチオン
(フリルもしくはチエニルヨードニウムカチオン):
【0109】ジフリルヨードニウム、ジチエニルヨード
ニウム、ビス(4,5−ジメチル−2−フリル)ヨード
ニウム、ビス(5−クロロ−2−チエニル)ヨードニウ
ム、ビス(5−シアノ−2−フリル)ヨードニウム、ビ
ス(5−ニトロ−2−チエニル)ヨードニウム、ビス
(5−アセチル−2−フリル)ヨードニウム、ビス(5
−カルボキシ−2−チエニル)ヨードニウム、ビス(5
−メトキシカルボニル−2−フリル)ヨードニウム、ビ
ス(5−フェニル−2−フリル)ヨードニウム、ビス
(5−(p−メトキシフェニル)−2−チエニル)ヨー
ドニウム、ビス(5−ビニル−2−フリル)ヨードニウ
ム、ビス(5−エチニル−2−チエニル)ヨードニウ
ム、ビス(5−シクロヘキシル−2−フリル)ヨードニ
ウム、ビス(5−ヒドロキシ−2−チエニル)ヨードニ
ウム、ビス(5−フェノキシ−2−フリル)ヨードニウ
ム、ビス(5−メルカプト−2−チエニル)ヨードニウ
ム、ビス(5−ブチルチオ−2−チエニル)ヨードニウ
ム、ビス(5−フェニルチオ−2−チエニル)ヨードニ
ウムなど。
【0110】一般式(10)に該当するオニウムカチオ
ン(ジアリールヨードニウムカチオン):
【0111】ジフェニルヨードニウム、ビス(p−トリ
ル)ヨードニウム、ビス(p−イソプロピルフェニル)
ヨードニウム、ビス(p−t−ブチルフェニル)ヨード
ニウム、ビス(p−オクチルフェニル)ヨードニウム、
ビス(p−オクタデシルフェニル)ヨードニウム、ビス
(p−オクチルオキシフェニル)ヨードニウム、ビス
(p−オクタデシルオキシフェニル)ヨードニウム、p
−トリル(p−イソプロピルフェニル)ヨードニウム、
フェニル(p−オクタデシルオキシフェニル)ヨードニ
ウムなど。
【0112】一般式(11)に該当するオニウムカチオ
ン(トリアリールスルホニウムカチオン):
【0113】トリフェニルスルホニウム、トリス(p−
トリル)スルホニウム、トリス(フェニル)スルホニウ
ム、トリス(2,6−ジメチルフェニル)スルホニウ
ム、トリス(p−シアノフェニル)スルホニウム、トリ
ス(p−クロロフェニル)スルホニウムなど。
【0114】一般式(12)に該当するオニウムカチオ
ン(トリアリールスルホキソニウムカチオン):
【0115】トリフェニルスルホキソニウム、トリス
(p−トリル)スルホキソニウム、トリス(フェニル)
スルホキソニウム、トリス(2,6−ジメチルフェニ
ル)スルホキソニウム、トリス(p−シアノフェニル)
スルホキソニウム、トリス(p−クロロフェニル)スル
ホキソニウムなど。
【0116】一方、本発明の重合開始剤を構成する一般
式(1)で表されるボレートアニオンにおける置換基Z
としては、3,5−ジフルオロフェニル基、2,4,6
−トリフルオロフェニル基、2,3,4,6−テトラフ
ルオロフェニル基、ペンタフルオロフェニル基、2,4
−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基、3,5−ビ
ス(トリフルオロメチル)フェニル基、2,4,6−ト
リフルオロ−3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェ
ニル基、3,5−ジニトロフェニル基、2,4,6−ト
リフルオロ−3,5−ジニトロフェニル基、2,4−ジ
シアノフェニル基、4−シアノ−3,5−ジニトロフェ
ニル基、4−シアノ−2,6−ビス(トリフルオロメチ
ル)フェニル基等があげられるが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0117】したがって、本発明の重合開始剤のボレー
トアニオンの構造として、具体的には、ペンタフルオロ
フェニルトリフルオロボレート、3,5−ビス(トリフ
ルオロメチル)フェニルトリフルオロボレート、ビス
(ペンタフルオロフェニル)ジフルオロボレート、ビス
[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ジフ
ルオロボレート、トリス(ペンタフルオロフェニル)フ
ルオロボレート、トリス[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)フェニル]フルオロボレート、テトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、テトラキス[3,5
−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート等が
あげられる。この内、本発明の重合開始剤のボレートア
ニオンの構造として、特に好ましいものは、テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートである。
【0118】したがって、本発明の重合開始剤を構成す
る好ましいオニウムボレート錯体の具体例としては、以
下に掲げるものをあげることができるが、本発明は、な
んらこれらに限定されるものではない。
【0119】ベンジルスルホニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレートの例:ジメチル(ベンジ
ル)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ジメチル(p−ブロモベンジル)スルホ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、ジメチル(p−シアノベンジル)スルホニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル
(m−ニトロベンジル)スルホニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(ペンタフル
オロフェニルメチル)スルホニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、ジメチル(p−(トリフ
ルオロメチル)ベンジル)スルホニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(p−メチ
ルスルホニルベンジル)スルホニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(o−アセチ
ルベンジル)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレート、ジメチル(o−ベンゾイルベンジ
ル)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ジメチル(p−イソプロピルベンジル)
スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、ジメチル(p−メトキシベンジル)スルホニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジ
メチル(2−ナフチルメチル)スルホニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(9−
アンスリルメチル)スルホニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、ジエチル(ベンジル)スル
ホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、メチルエチル(ベンジル)スルホニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、メチルフェニル
(ベンジル)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレート、ジフェニル(ベンジル)スルホニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートな
ど。
【0120】フェナシルスルホニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレートの例:ジメチル(フェナ
シル)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ジメチル(p−シアノフェナシル)スル
ホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、ジメチル(m−ニトロフェナシル)スルホニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチ
ル(p−(トリフルオロメチル)フェナシル)スルホニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
ジメチル(p−メチルスルホニルフェナシル)スルホニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
ジメチル(o−アセチルフェナシル)スルホニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル
(o−ベンゾイルフェナシル)スルホニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(p−
イソプロピルフェナシル)スルホニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(p−イソ
プロポキシカルボニルフェナシル)スルホニウムテトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル
(2−ナフトイルメチル)スルホニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(9−アン
スロイルメチル)スルホニウムテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、ジエチル(フェナシル)スル
ホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、メチルエチル(フェナシル)スルホニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、メチルフェニ
ル(フェナシル)スルホニウムテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、ジフェニル(フェナシル)ス
ルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、テトラメチレン(フェナシル)スルホニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0121】アリルスルホニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレートの例:ジメチル(アリル)ス
ルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、ジメチル(3,3−ジシアノ−2−プロペニル)
スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、ジメチル(2−メチル−3,3−ジシアノ−2
−プロペニル)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボレート、ジメチル(2−ベンゾイル−
3,3−ジシアノ−2−プロペニル)スルホニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル
(3,3−ビス(メトキシカルボニル)−2−プロペニ
ル)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートなど。
【0122】アルコキシスルホニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレートの例:ジメチル(メトキ
シ)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ジメチル(エトキシ)スルホニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル
(ブトキシ)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレート、ジメチル(イソプロポキシ)スル
ホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、ジメチル(4−シアノブトキシ)スルホニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0123】アリールオキシスルホニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:ジメチル
(フェノキシ)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボレート、ジメチル(1ーナフチルオキ
シ)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ジメチル(2−ナフチルオキシ)スルホ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、ジメチル(9−アンスリルオキシ)スルホニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチ
ル(p−トリルオキシ)スルホニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(p−ブロモ
フェノキシ)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレートなど。
【0124】ベンジルスルホキソニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレートの例:ジメチル(ベン
ジル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボレート、ジメチル(p−ブロモベンジル)ス
ルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、ジメチル(p−シアノベンジル)スルホキソ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、ジメチル(m−ニトロベンジル)スルホキソニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメ
チル(ペンタフルオロフェニルメチル)スルホキソニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジ
メチル(p−(トリフルオロメチル)ベンジル)スルホ
キソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、ジメチル(p−メチルスルホニルベンジル)スル
ホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、ジメチル(o−アセチルベンジル)スルホキソ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、ジメチル(o−ベンゾイルベンジル)スルホキソニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
ジメチル(p−イソプロピルベンジル)スルホキソニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジ
メチル(p−メトキシベンジル)スルホキソニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル
(2−ナフチルメチル)スルホキソニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(9−
アンスリルメチル)スルホキソニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、ジエチル(ベンジル)
スルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、メチルエチル(ベンジル)スルホキソニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
メチルフェニル(ベンジル)スルホキソニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジフェニル
(ベンジル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレートなど。
【0125】フェナシルスルホキソニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:ジメチル
(フェナシル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、ジメチル(p−シアノフェ
ナシル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレート、ジメチル(m−ニトロフェナシ
ル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、ジメチル(p−(トリフルオロメチ
ル)フェナシル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、ジメチル(p−メチルス
ルホニルフェナシル)スルホキソニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(o−アセ
チルフェナシル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、ジメチル(o−ベンゾイ
ルフェナシル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、ジメチル(p−イソプロピ
ルフェナシル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、ジメチル(p−イソプロポ
キシカルボニルフェナシル)スルホキソニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(2
−ナフトイルメチル)スルホキソニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(9−アン
スロイルメチル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、ジエチル(フェナシル)
スルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、メチルエチル(フェナシル)スルホキソ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、メチルフェニル(フェナシル)スルホキソニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジフェ
ニル(フェナシル)スルホキソニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、テトラメチレン(フェ
ナシル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレートなど。
【0126】アリルスルホキソニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレートの例:ジメチル(アリ
ル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、ジメチル(3,3−ジシアノ−2−プ
ロペニル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボレート、ジメチル(2−メチル−3,3
−ジシアノ−2−プロペニル)スルホキソニウムテトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル
(2−ベンゾイル−3,3−ジシアノ−2−プロペニ
ル)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、ジメチル(3,3−ビス(メトキシカ
ルボニル)−2−プロペニル)スルホキソニウムテトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0127】アルコキシスルホキソニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:ジメチル
(メトキシ)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、ジメチル(エトキシ)スルホ
キソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、ジメチル(ブトキシ)スルホキソニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチル(イ
ソプロポキシ)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、ジメチル(4−シアノブト
キシ)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボレートなど。
【0128】アリールオキシスルホキソニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:ジメチル
(フェノキシ)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、ジメチル(1ーナフチルオ
キシ)スルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボレート、ジメチル(2−ナフチルオキシ)ス
ルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、ジメチル(9−アンスリルオキシ)スルホキ
ソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、ジメチル(p−トリルオキシ)スルホキソニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチ
ル(p−ブロモフェノキシ)スルホキソニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0129】ベンジルホスホニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレートの例:トリメチルベンジル
ホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、トリエチルベンジルホスホニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルベ
ンジルホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、トリフェニル(p−シアノベンジル)ホ
スホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、トリフェニル(m−ニトロベンジル)ホスホニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ト
リフェニル(1−ナフチルメチル)ホスホニウムテトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニ
ル(9−アンスリルメチル)ホスホニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0130】フェナシルホスホニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレートの例:トリエチルフェナ
シルホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、トリフェニルフェナシルホスホニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフ
ェニル(p−シアノフェナシル)ホスホニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニル
(m−ニトロフェナシル)ホスホニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニル(1−
ナフタロイルメチル)ホスホニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、トリフェニル(9−アン
スロイルメチル)ホスホニウムテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレートなど。
【0131】アリルホスホニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレートの例:トリフェニルアリルホ
スホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、トリフェニル(3,3−ジシアノ−2−プロペニ
ル)ホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、トリフェニル(2−フェニル−3,3−
ジシアノ−2−プロペニル)ホスホニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0132】アルコキシホスホニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレートの例:トリフェニルメト
キシホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、トリフェニルイソプロポキシホスホニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ト
リフェニル(2−クロロエトキシ)ホスホニウムテトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0133】アリールオキシホスホニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:トリフェニ
ルフェノキシホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレート、トリフェニル(9−アンスリルオ
キシ)ホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、トリフェニル(p−トリルオキシ)ホス
ホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、トリフェニル(p−ヒドロキシフェノキシ)ホスホ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート
など。
【0134】ベンジルピリジニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレートの例:N−ベンジルピリジ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、N−(p−シアノベンジル)ピリジニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N−(o−ニ
トロベンジル)ピリジニウムテトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボレート、N−(p−アセチルベンジル)
ピリジニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、N−(9−アンスリルメチル)ピリジニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、4−シ
アノ−1−ベンジルピリジニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレートなど。
【0135】フェナシルピリジニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレートの例:N−フェナシルピ
リジニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、N−(p−シアノフェナシル)ピリジニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N−(o
−ニトロフェナシル)ピリジニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、N−(p−アセチルフェ
ナシル)ピリジニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、N−(9−アンスロイルメチル)ピリ
ジニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、2−シアノ−1−フェナシルピリジニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0136】アリルピリジニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレートの例:N−アリルピリジニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N
−(2−イソプロピル−3,3−ジシアノ−2−プロペ
ニル)ピリジニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、N−(2−ベンゾイル−3,3−ジシア
ノ−2−プロペニル)ピリジニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレートなど。
【0137】N−アルコキシピリジニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:N−メトキ
シピリジニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、1−エトキシ−2−メチルピリジニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N−(2
−クロロエトキシ)ピリジニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレートなど。
【0138】N−アリールオキシピリジニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:N−フェ
ノキシピリジニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、N−(9−アンスリルオキシ)ピリジニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
N−(p−トリルオキシ)ピリジニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0139】ベンジルキノリニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレートの例:N−ベンジルキノリ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、N−(p−シアノベンジル)キノリニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N−(o−ニ
トロベンジル)キノリニウムテトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボレート、N−(p−アセチルベンジル)
キノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、N−(9−アンスリルメチル)キノリニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、2−シ
アノ−1−ベンジルキノリニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレートなど。
【0140】フェナシルキノリニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレートの例:N−フェナシルキ
ノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、N−(p−シアノフェナシル)キノリニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N−(o
−ニトロフェナシル)キノリニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、N−(p−イソプロピル
フェナシル)キノリニウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレート、N−(p−メトキシカルボニルフ
ェナシル)キノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボレート、N−(9−アンスロイルメチル)キ
ノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、2−シアノ−1−フェナシルキノリニウムテトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0141】アリルキノリニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレートの例:N−アリルキノリニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N
−(2−ベンゾイル−3,3−ジシアノ−2−プロペニ
ル)キノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、N−(2−ヘキシル−3,3−ビス(メ
トキシカルボニル)−2−プロペニル)キノリニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0142】N−アルコキシキノリニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:N−メトキ
シキノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、N−イソプロポキシキノリニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、1−エトキシ−
2−メチルキノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボレート、N−(2−クロロエトキシ)キノリ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート
など。
【0143】N−アリールオキシキノリニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:N−フェ
ノキシキノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、N−(2−ナフチルオキシ)キノリニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N
−(9−アンスリルオキシ)キノリニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N−(p−トリ
ルオキシ)キノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボレート、N−(p−ブロモフェノキシ)キノ
リニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
トなど。
【0144】ベンジルイソキノリニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレートの例:N−ベンジルイ
ソキノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、N−(p−シアノベンジル)イソキノリニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N
−(o−ニトロベンジル)イソキノリニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N−(9−アン
スリルメチル)イソキノリニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、1,2−ジベンジルイソキ
ノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ートなど。
【0145】フェナシルイソキノリニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:N−フェナ
シルイソキノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、N−(p−シアノフェナシル)イソキ
ノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、N−(p−アセチルフェナシル)イソキノリニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N
−(p−メトキシカルボニルフェナシル)イソキノリニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
N−(9−アンスロイルメチル)イソキノリニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0146】アリルイソキノリニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレートの例:N−アリルイソキ
ノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、N−(2−イソプロピル−3,3−ジシアノ−2
−プロペニル)イソキノリニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、N−(2−ベンゾイル−
3,3−ジシアノ−2−プロペニル)イソキノリニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0147】N−アルコキシイソキノリニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:N−メト
キシイソキノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、N−オクタデシルオキシイソキノリニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
N−イソプロポキシイソキノリニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレートなど。
【0148】N−アリールオキシイソキノリニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:N−
フェノキシイソキノリニウムテトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボレート、N−(9−アンスリルオキシ)
イソキノリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、N−(p−トリルオキシ)イソキノリニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
N−(p−ヒドロキシフェノキシ)イソキノリニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0149】ベンゾオキサゾリウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレートの例:N−ベンジルベンゾ
オキサゾリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、N−(p−シアノベンジル)ベンゾオキサゾ
リウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、N−フェナシルベンゾオキサゾリウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N−(p−シア
ノフェナシル)ベンゾオキサゾリウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、N−アリルベンゾオキ
サゾリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、N−(2−メチル−3,3−ジシアノ−2−プロ
ペニル)ベンゾオキサゾリウムテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、N−メトキシベンゾオキサゾ
リウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、N−(3−ブロモプロポキシ)ベンゾオキサゾリウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N
−フェノキシベンゾオキサゾリウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、N−(1−ナフチルオキ
シ)ベンゾオキサゾリウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレート、2−メルカプト−3−ベンジルベ
ンゾオキサゾリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、2−メチルチオ−3−ベンジルベンゾオ
キサゾリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レートなど。
【0150】ベンゾチアゾリウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレートの例:N−ベンジルベンゾチ
アゾリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、N−(p−シアノベンジル)ベンゾチアゾリウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N−
フェナシルベンゾチアゾリウムテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、N−(p−シアノフェナシ
ル)ベンゾチアゾリウムテトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボレート、N−アリルベンゾチアゾリウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N−(2
−メチル−3,3−ジシアノ−2−プロペニル)ベンゾ
チアゾリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、N−メトキシベンゾチアゾリウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N−(3−ブロ
モプロポキシ)ベンゾチアゾリウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、N−フェノキシベンゾチ
アゾリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、N−(1−ナフチルオキシ)ベンゾチアゾリウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、2−
メルカプト−3−ベンジルベンゾチアゾリウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、2−メチルチ
オ−3−ベンジルベンゾチアゾリウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレートなど。
【0151】フリルもしくはチエニルヨードニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:ジフ
リルヨードニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ジチエニルヨードニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、ビス(4,5−ジメ
チル−2−フリル)ヨードニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、ビス(5−クロロ−2−チ
エニル)ヨードニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、ビヨードニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、ビス(5−アセチル−2−
フリル)ヨードニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、ビス(5−(p−メトキシフェニル)
−2−チエニル)ヨードニウムテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレートなど。
【0152】ジアリールヨードニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレートの例:ジフェニルヨード
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、ビス(p−オクタデシルフェニル)ヨードニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ビス
(p−オクタデシルオキシフェニル)ヨードニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、フェニル
(p−オクタデシルオキシフェニル)ヨードニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0153】トリアリールスルホニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレートの例:トリフェニルス
ルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、トリス(p−トリル)スルホニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリス(2,6
−ジメチルフェニル)スルホニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、トリス(p−シアノフェ
ニル)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートなど。
【0154】トリアリールスルホキソニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートの例:トリフェニ
ルスルホキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、トリス(p−トリル)スルホキソニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリ
ス(2,6−ジメチルフェニル)スルホキソニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリス
(p−シアノフェニル)スルホキソニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートなど。
【0155】また、下記化学式で示される各オニウムボ
レート錯体も、好ましい例としてあげられる。
【0156】
【化13】
【0157】
【化14】
【0158】本発明の重合開始剤は、エネルギー線、特
に光の照射によって、容易に分解して、強い酸を発生す
るという特徴を有する。ここで発生する酸は、従来知ら
れていたBF4 - 、PF6 - 、AsF6 - 、SbF6 -
といったアニオンをもつオニウム塩よりも、強い酸であ
ると考えられる。しかも、分解して、酸を発生した後に
加熱することにより、酸が残存しないといった特徴を有
する。
【0159】また、本発明の重合開始剤であるオニウム
ボレート錯体は、高い電子受容性を有し、エネルギー線
の照射による分解を受けやすいため、重合性組成物とし
た際に高い感度を与える。これらオニウムボレート錯体
の電子受容性は、ポーラログラフィーもしくは、サイク
リックボルタンメトリー等の電気化学的測定法で求めら
れる還元電位で説明できる。なお、本明細書中で述べて
いるオニウムボレート錯体の還元電位は、ジャーナル・
オブ・ポリマー・サイエンス・パートA・ポリマー・ケ
ミストリー(J.Polym.Sci.,A,Poly
m.Chem.)、第28巻、3137頁(1990
年)や、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソ
サエティー(J.Am.Chem.Soc.)、第10
6巻、4121頁(1984年)記載の方法で、容易に
測定が可能である。
【0160】さらに、本発明の重合開始剤は、従来知ら
れていたBF4 - 、PF6 - 、AsF6 - 、SbF6 -
といったアニオンをもつオニウム塩よりも、種々の有機
溶媒やポリマー、オリゴマーに対する相溶性、溶解性が
極めて高いことがあげられる。
【0161】また、本発明の光造形用樹脂組成物は、カ
ルコン誘導体やジベンザルアセトン等に代表される不飽
和ケトン類、ベンジルやカンファーキノン等に代表され
る1,2−ジケトン誘導体、ベンゾイン誘導体、フルオ
レン誘導体、ナフトキノン誘導体、アントラキノン誘導
体、キサンテン誘導体、チオキサンテン誘導体、キサン
トン誘導体、チオキサントン誘導体、クマリン誘導体、
ケトクマリン誘導体、シアニン誘導体、メロシアニン誘
導体、オキソノール誘導体等のポリメチン色素、アクリ
ジン誘導体、アジン誘導体、チアジン誘導体、オキサジ
ン誘導体、インドリン誘導体、アズレン誘導体、アズレ
ニウム誘導体、スクアリリウム誘導体、ポルフィリン誘
導体、テトラフェニルポルフィリン誘導体、トリアリー
ルメタン誘導体、テトラベンゾポルフィリン誘導体、テ
トラピラジノポルフィラジン誘導体、フタロシアニン誘
導体、テトラアザポルフィラジン誘導体、テトラキノキ
サリロポルフィラジン誘導体、ナフタロシアニン誘導
体、サブフタロシアニン誘導体、ピリリウム誘導体、チ
オピリリウム誘導体、テトラフィリン誘導体、アヌレン
誘導体、スピロピラン誘導体、スピロオキサジン誘導
体、チオスピロピラン誘導体、金属アレーン錯体、有機
ルテニウム錯体といった増感剤を含むことによって、特
に可視域の光に対する感度を向上させることができる。
【0162】これら、増感剤の中で特に好ましいものと
しては、アントラセン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、
キサンテン誘導体、チオキサントン誘導体、クマリン誘
導体、ケトクマリン誘導体、ピリリウム誘導体、チオピ
リリウム誘導体、スチリル誘導体があげられる。これ
ら、増感剤の具体例として、以下のものがあげられる
が、本発明は何らこれらに限定されるものではない。
【0163】(アントラセン誘導体の具体例)アントラ
セン、1−アントラセンカルボン酸、2−アントラセン
カルボン酸、9−アントラセンカルボン酸、9−アント
ラアルデヒド、9,10−ビス(クロロメチル)アント
ラセン、9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラ
セン、9−ブロモアントラセン、1−クロロ−9,10
−ビス(フェニルエチニル)アントラセン、9−クロロ
メチルアントラセン、9−シアノアントラセン、9,1
0−ジブロモアントラセン、9,10−ジクロロアント
ラセン、9,10−ジシアノアントラセン、9,10−
ジメチルアントラセン、9,10−ジブチルアントラセ
ン、9,10−ジフェニルアントラセン、9,10−ジ
−p−トリルアントラセン、9,10−ビス(p−メト
キシフェニル)アントラセン、2−ヒドロキシメチルア
ントラセン、9−ヒドロキシメチルアントラセン、9−
メチルアントラセン、9−フェニルアントラセン、9,
10−ジメトキシアントラセン、9,10−ジブトキシ
アントラセン、9,10−ジフェノキシアントラセン、
9,10−ジメトキシアントラセン−2−スルホン酸ナ
トリウム、1,4,9,10−テトラヒドロキシアント
ラセン、2,2,2−トリフルオロー1−(9−アンス
リル)エタノール、1,8,9−トリヒドロキシアント
ラセン、1,8−ジメトキシ−9,10−ビス(フェニ
ルエチニル)アントラセン、9−ビニルアントラセン、
9−アントラセンメタノール、9−アントラセンメタノ
ールのトリメチルシロキシエーテル等。
【0164】(ベンゾフェノン誘導体の具体例)ベンゾ
フェノン、4,4’−ジメチルベンゾフェノン、4,
4’−ジ−tert−ブチル−ベンゾフェノン、4,
4’−ジメトキシベンゾフェノン、4,4’−ジブトキ
シベンゾフェノン、4,4’−ビス(メチルチオ)ベン
ゾフェノン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾ
フェノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフ
ェノン、4−ブチルベンゾフェノン、日本化薬(株)社
製のカヤキュアー(KAYACURE)BMS等。
【0165】(キサンテン誘導体およびチオキサントン
誘導体の具体例)キサンテン、3,6−ジメトキシキサ
ントン、3,6−ジメトキシキサンタン、ローズベンガ
ル、エオシンY、ローダミンB、ローダミン6G、エリ
スロシン、フルオレセイン、ウラニン、2,4,5,7
−テトラヨード−3−ヒドロキシ−6−フルオロン、3
−ブトキシ−5,7−ジヨード−6−フルオロン、9−
シアノ−3−ブトキシ−5,7−ジヨード−6−フルオ
ロン、2−オクタノイル−4,5,7−トリヨード−6
−フルオロン、9−シアノ−2−オクタノイル−4,
5,7−トリヨード−3−ヒドロキシ−6−フルオロ
ン、2−オクチル−4,5,7−トリヨード−3−ヒド
ロキシ−6−フルオロン、9−シアノ−2−オクチル−
4,5,7−トリヨード−3−ヒドロキシ−6−フルオ
ロン、チオキサントン、日本化薬(株)社製のカヤキュ
アー(KAYACURE)BMS、カヤキュアーCPT
X、カヤキュアーITX、カヤキュアーDETX−S、
カヤキュアー等。
【0166】(クマリン誘導体およびケトクマリン誘導
体の具体例)クマリン、7−メチルクマリン、7−メト
キシクマリン、7−ジメチルアミノクマリン、7−ジエ
チルアミノクマリン、5,7−ジメトキシクマリン、
6,7−ジメトキシクマリン、7−ジエチルアミノ−4
−メチルクマリン、7−ジエチルアミノ−4−シアノク
マリン、7−ジエチルアミノ−4−トリフルオロメチル
クマリン、7−ジエチルアミノ−3−アセチルクマリ
ン、7−ジエチルアミノ−3−ベンゾイルクマリン、7
−ジエチルアミノ−3−エトキシカルボニルクマリン、
7−ジエチルアミノ−3−(2−ベンゾチアゾリル)ク
マリン、7−ジエチルアミノ−3−(2−ベンゾオキサ
ゾリル)クマリン、7−ジエチルアミノ−3−(2−ベ
ンゾイミダゾリル)クマリン、7−ジエチルアミノ−3
−(2−ベンゾチアゾリル)クマリン、3,3’−カル
ボニルビス(クマリン)、3,3’−カルボニルビス
(7−メチルクマリン)、3,3’−カルボニルビス
(7−ブチルクマリン)、3,3’−カルボニルビス
(7−tert−ブチルクマリン)、3,3’−カルボ
ニルビス(7−メトキシクマリン)、3,3’−カルボ
ニルビス(7−ブトキシクマリン)、3,3’−カルボ
ニルビス(7−tert−ブトキシクマリン)、3,
3’−カルボニルビス(7−ジメチルアミノクマリ
ン)、3,3’−カルボニルビス(7−ジエチルアミノ
クマリン)、3,3’−カルボニルビス(7−ジブチル
アミノクマリン)、10,10’−カルボニルビス
[1,1,7,7−テトラメチル−2,3,6,7−テ
トラヒドロ−1H,5H,11H−[1]ベンゾピラノ
[6,7,8−ij]キノリジン−11−オン]、さら
に、日本感光色素研究所(株)社製のNKX−131
7、NKX−1318、NKX−1767、NKX−1
768、NKX−1320、NKX−1769、NKX
−1770、NKX−1771等。
【0167】(ピリリウム誘導体の具体例)2,4,6
−トリフェニルピリリウムテトラフルオロボレート、
2,4,6−トリ(p−トリス)ピリリウムテトラフル
オロボレート、2,4,6−トリス(4−ブチルフェニ
ル)ピリリウムテトラフルオロボレート、2,4,6−
トリス(4−tert−ブチルフェニル)ピリリウムテ
トラフルオロボレート、2,4,6−トリス(4−メト
キシフェニル)ピリリウムテトラフルオロボレート、
2,4,6−トリス(4−ブトキシフェニル)ピリリウ
ムテトラフルオロボレート、2,4,6−トリス(4−
tert−ブトキシフェニル)ピリリウムテトラフルオ
ロボレート、2,4,6−トリス(4−ジメチルアミノ
フェニル)ピリリウムテトラフルオロボレート、2,
4,6−トリス(4−ジエチルアミノフェニル)ピリリ
ウムテトラフルオロボレート、4−(4−ブチルフェニ
ル)−2,6−ジフェニルピリリウムテトラフルオロボ
レート、4−(4−tert−ブチルフェニル−)2,
6−ジフェニルピリリウムテトラフルオロボレート、4
−(4−メトキシフェニル)−2,6−ジフェニルピリ
リウムテトラフルオロボレート、4−(4−ブトキシフ
ェニル)−2,6−ジフェニルピリリウムテトラフルオ
ロボレート、4−(4−tert−ブトキシフェニル)
−2,6−ジフェニルピリリウムテトラフルオロボレー
ト、4−(4−ジメチルアミノフェニル)−2,6−ジ
フェニルピリリウムテトラフルオロボレート、4−(4
−ジエチルアミノフェニル)−2,6−ジフェニルピリ
リウムテトラフルオロボレート、4−(4−ブトキシフ
ェニル)−2,6−ビス(メトキシフェニル)ピリリウ
ムテトラフルオロボレート、4−(4−ジエチルアミノ
フェニル)−2,6−ビス(メトキシフェニル)ピリリ
ウムテトラフルオロボレート、2−(4−メトキシフェ
ニル)−4,6−ジフェニルピリリウムテトラフルオロ
ボレート、2−(4−ジエチルアミノフェニル)−4,
6−ジフェニルピリリウムテトラフルオロボレート、
2,4,6−トリフェニルピリリウムパークロレート、
2,4,6−トリフェニルピリリウムヘキサフルオロホ
スフェート、2,4,6−トリフェニルピリリウムテト
ラフェニルボレート、2,4,6−トリフェニルピリリ
ウムトリフェニルブチルボレート等。
【0168】(チオピリリウム誘導体の具体例)2,
4,6−トリフェニルチオピリリウムテトラフルオロボ
レート、2,4,6−トリ(p−トリス)チオピリリウ
ムテトラフルオロボレート、2,4,6−トリス(4−
ブチルフェニル)チオピリリウムテトラフルオロボレー
ト、2,4,6−トリス(4−tert−ブチルフェニ
ル)チオピリリウムテトラフルオロボレート、2,4,
6−トリス(4−メトキシフェニル)チオピリリウムテ
トラフルオロボレート、2,4,6−トリス(4−ブト
キシフェニル)チオピリリウムテトラフルオロボレー
ト、2,4,6−トリス(4−tert−ブトキシフェ
ニル)チオピリリウムテトラフルオロボレート、2,
4,6−トリス(4−ジメチルアミノフェニル)チオピ
リリウムテトラフルオロボレート、2,4,6−トリス
(4−ジエチルアミノフェニル)チオピリリウムテトラ
フルオロボレート、4−(4−ブチルフェニル)−2,
6−ジフェニルチオピリリウムテトラフルオロボレー
ト、4−(4−tert−ブチルフェニル−)2,6−
ジフェニルチオピリリウムテトラフルオロボレート、4
−(4−メトキシフェニル)−2,6−ジフェニルチオ
ピリリウムテトラフルオロボレート、4−(4−ブトキ
シフェニル)−2,6−ジフェニルチオピリリウムテト
ラフルオロボレート、4−(4−tert−ブトキシフ
ェニル)−2,6−ジフェニルチオピリリウムテトラフ
ルオロボレート、4−(4−ジメチルアミノフェニル)
−2,6−ジフェニルチオピリリウムテトラフルオロボ
レート、4−(4−ジエチルアミノフェニル)−2,6
−ジフェニルチオピリリウムテトラフルオロボレート、
4−(4−ブトキシフェニル)−2,6−ビス(メトキ
シフェニル)チオピリリウムテトラフルオロボレート、
4−(4−ジエチルアミノフェニル)−2,6−ビス
(メトキシフェニル)チオピリリウムテトラフルオロボ
レート、2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ジフ
ェニルチオピリリウムテトラフルオロボレート、2−
(4−ジエチルアミノフェニル)−4,6−ジフェニル
チオピリリウムテトラフルオロボレート、2,4,6−
トリフェニルチオピリリウムパークロレート、2,4,
6−トリフェニルチオピリリウムヘキサフルオロホスフ
ェート、2,4,6−トリフェニルチオピリリウムテト
ラフェニルボレート、2,4,6−トリフェニルチオピ
リリウムトリフェニルブチルボレート等。
【0169】(スチリル誘導体の具体例)2−[2−
(4−ジメチルアミノ)フェニル]エチニル]ベンゾオ
キサゾール、2−[2−(4−ジメチルアミノ)フェニ
ル]エチニル]ベンゾチアゾール、2−[2−(4−ジ
メチルアミノ)フェニル]エチニル]−3,3−ジメチ
ル−3H−インドール、2−[2−(4−ジメチルアミ
ノ)フェニル]エチニル]キノリン、4−[2−(4−
ジメチルアミノ)フェニル]エチニル]キノリン、2−
[2−(4−ジメチルアミノ)フェニル]エチニル]ナ
フト[1,2−d]チアゾール、さらに、日本感光色素
研究所(株)社製のNK−528、NK−97、NK−
91、NK−342、NK−1055、NK−557、
NK−92、NK−96、NK−375、NK−37
6、NK−383、NK−526、NK−3578、N
K−3576、NK−3798、NKX−1595、N
K−1473等。
【0170】つぎに、本発明の光造形用樹脂組成物に使
用される酸硬化性化合物について説明する。ここで、酸
硬化性化合物とは、本明細書中における重合開始剤の共
存下、光の作用によって、重合もしくは架橋反応によっ
て高分子量物質に変換可能な化合物を意味し、例えば、
エポキシ化合物、スチレン類、ビニル化合物、ビニルエ
ーテル化合物、スピロオルソエステル類、ビシクロオル
ソエステル類、スピロオルソカーボナート類、環状エー
テル類、ラクトン類、オキサゾリン類、アジリジン類、
シクロシロキサン類、ケタール類、環状酸無水物類、ラ
クタム類およびアリールジアルデヒド類などがあげられ
る。
【0171】この内、特に好ましい酸硬化性化合物とし
て、エポキシ化合物およびビニルエーテル化合物があげ
られる。エポキシ化合物は、硬化物の強靱性を高め、耐
磨耗性、耐屈曲性、耐熱性等の特性向上に寄与し、一
方、ビニルエーテル化合物は、組成物の高感度化、すな
わち硬化時の速硬化性の向上に寄与する。これらは、単
独で使用しても構わないし、任意の比率で混合して使用
しても構わない。
【0172】まず、エポキシ化合物としては、従来、公
知の芳香族エポキシ化合物、脂環式エポキシ化合物、脂
肪族エポキシ化合物、更にはエポキシド単量体、エピサ
ルファイト単量体類があげられる。芳香族エポキシ化合
物の例としては、フェニルグリシジルエーテルなどの単
官能エポキシ化合物や、少なくとも1個の芳香族核を有
する多価フェノールまたはそのアルキレンオキサイド付
加体のポリグリシジルエーテルであって、例えばビスフ
ェノールA、テトラブロモビスフェノールA、ビスフェ
ノールF、ビスフェノールS等のビスフェノール化合物
またはビスフェノール化合物のアルキレンオキサイド
(例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド等)付加体とエピクロルヒドリ
ンとの反応によって製造されるグリシジルエーテル類、
ノボラック型エポキシ樹脂類(例えば、フェノール・ノ
ボラック型エポキシ樹脂、クレゾール・ノボラック型エ
ポキシ樹脂、臭素化フェノールノボラック型エポキシ樹
脂等)、トリスフェノールメタントリグリシジルエーテ
ル等があげられる。
【0173】脂環式エポキシ化合物としては、4−ビニ
ルシクロヘキセンモノエポキサイド、ノルボルネンモノ
エポキサイド、リモネンモノエポキサイド、リモネンジ
オキサイド、3,4−エポキシシクロヘキシシルメチル
−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、
ビス−(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジ
ペート、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,
5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサノン−メ
タ−ジオキサン、ビス(2,3−エポキシシクロペンチ
ル)エーテル、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル
−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン
−メタ−ジオキサン、2,2−ビス[4−(2,3−エ
ポキシプロポキシ)シクロヘキシル]ヘキサフルオロプ
ロパン等があげられる。
【0174】脂肪族エポキシ化合物としては、例えば
1,4−ブタンジオールジクリシジルエーテル、1,6
−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、エチレング
リコールジグリシジルエーテル、エチレングリコールモ
ノグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシ
ジルエーテル、プロピレングリコールモノグリシジルエ
ーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオ
ペンチルグルコールジグリシジルエーテル、ネオペンチ
ルグルコールモノグリシジルエーテル、グリセロールジ
グリシジルエーテル、グルセロールトリグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパンジグリシジルエーテル、
トリメチロールプロパンモノグリシジルエーテル、トリ
メチロールプロパントリグリシジルエーテル、ジグリセ
ロールトリグリシジルエーテル、ソルビトールテトラグ
リシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、2−エ
チルヘキシルグリシジルエーテル等があげられる。
【0175】スチレン類としては、スチレン、α−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロメチルス
チレン等があげられる。ビニル化合物としては、N−ビ
ニルカルバゾール、N−ビニルピロリドンなどがあげら
れる。
【0176】ビニルエーテル化合物としては、例えばn
−(またはiso−、t−)ブチルビニルエーテル、シ
クロヘキシルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニル
エーテル、1,4ブタンジオールジビニルエーテル、エ
チレングリゴールジビニルエーテル、エチレングリコー
ルモノビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニ
ルエーテル、テトラエチレングリコールジビニルエーテ
ル、プロピレングリコールジビニルエーテル、プロピレ
ングリコールモノビニルエーテル、ネオペンチルグリコ
ールジビニルグリコール、ネオペンチルグリコールモノ
ビニルグリコール、グリセロールジビニルエーテル、グ
リセロールトリビニルエーテル、トリメチロールプロパ
ンモノビニルエーテル、トリメチロールプロパンジビニ
ルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテ
ル、ジグリセロールトリビニルエーテル、ソルビトール
テトラビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジ
ビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ド
デシルビニルエーテル2,2−ビス(4−シクロヘキサ
ノール)プロパンジビニルエーテル、2,2−ビス(4
−シクロヘキサノール)トリフルオロプロパンジビニル
エーテルなどのアルキルビニルエーテル化合物、アリル
ビニルエーテルなどのアルケニルビニルエーテル化合
物、エチニルビニルエーテル、1−メチル−2−プロペ
ニルビニルエーテルなどのアルキニルビニルエーテル化
合物、4−ビニルエーテルスチレン、ハイドロキノンジ
ビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、p−メトキ
シフェニルビニルエーテル、ビスフェノールAジビニル
エーテル、テトラブロモビスフェノールAジビニルエー
テル、ビスフェノールFジビニルエーテル、フェノキシ
エチレンビニルエーテル、p−ブロモフェノキシエチレ
ンビニルエーテルなどのアリールビニルエーテル化合
物、1,4−ベンゼンジメタノールジビニルエーテル、
N−m−クロロフェニルジエタノールアミンジビニルエ
ーテル、m−フェニレンビス(エチレングリコール)ジ
ビニルエーテル等のアラルキルジビニルエ一テル類、ウ
レタンポリビニルエーテル(例えば、ALLIED−S
IGNAL社製、VECtomer2010)等をあげ
ることができる。
【0177】スピロオルソエステル類としては、1,
4,6−トリオキサスピロ(4,4)ノナン、2−メチ
ル−1,4,6−トリオキサスピロ(4,4)ノナン、
1,4,6−トリオキサスピロ(4,5)デカンなど
が、ビシクロオルソエステル類としては、1−フェニル
−4−エチル−2,6,7−トリオキサビシクロ(2,
2,2)オクタン、1−エチル−4−ヒドロキシメチル
−2,6,7−トリオキサビシクロ(2,2,2)オク
タンなどが、スピロオルソカーボナート類としては、
1,5,7,11−テトラオキサスピロ(5,5)ウン
デカン、3,9−ジベンジル−1,5,7,11−テト
ラオキサスピロ(5、5)ウンデカンなどのような環状
エ一テル類があげられる。
【0178】環状エーテル類としては、オキセタン、フ
ェニルオキセタンなどのオキセタン類、テトラヒドロフ
ラン、2−メチルテトラヒドロフランなどのテトラヒド
ロフラン類、テトラヒドロピラン、3−プロピルテトラ
ヒドロピランなどのテトラヒドロピラン類およびトリメ
チレンオキサイド、s−トリオキサンなどがあげられ
る。ラクトン類としては、β−プロピオラクトン、γ−
ブチルラクトン、δ−カプロラクトン、δ−バレロラク
トンなどがあげられる。オキサゾリン類としては、オキ
サゾリン、2−フェニルオキサゾリン、2−デシルオキ
サゾリンなどがあげられる。
【0179】アジリジン類としては、アジリジン、N−
エチルアジリジンなどがあげられる。シクロシロキサン
類としては、ヘキサメチルトリシロキサン、オクタメチ
ルシクロテトラシロキサン、トリフェニルトリメチルシ
クロトリシロキサンなどがあげられる。ケタール類とし
ては、1,3−ジオキソラン、1,3−ジオキサン、
2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン、2−フェニル
−1,3−ジオキサン、2,2−ジオクチル−1,3−
ジオキソランなどがあげられる。環状酸無水物類として
は、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水コハク酸など
が、ラクタム類としてはβ−プロピオラクタム、γ−ブ
チロラクタム、δ−カプロラクタムなどがあげられる。
また、アリールジアルデヒド類としては1,2−ベンゼ
ンジカルボキシアルデヒド、1,2−ナフタレンジアル
デヒドなどがあげられる。
【0180】さらに、本発明の光造形用樹脂組成物に使
用するラジカル重合性化合物について説明する。本発明
の光造形用樹脂組成物に、以下に示すラジカル重合性化
合物を含有させることによって、さらに高い感度を持っ
た光造形用樹脂組成物の構築が可能となる。
【0181】本発明でいう、ラジカル重合性化合物と
は、分子中にラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合
を少なくとも一つ以上を有する化合物を指し、モノマ
ー、オリゴマー、ポリマー等の化学形態を持ち、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン
酸、イソクロトン酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸
およびそれらの塩、エステル、ウレタン、アミドや無水
物、アクリロニトリル、スチレン、さらに種々の不飽和
ポリエステル、不飽和ポリエーテル、不飽和ポリアミ
ド、不飽和ポリウレタン等のラジカル重合性化合物があ
げられる。
【0182】したがって、本発明でいう、ラジカル重合
性化合物として、具体的には、2−エチルヘキシルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ブトキ
シエチルアクリレート、カルビトールアクリレート、シ
クロヘキシルアクリレート、テトラヒドロフルフリルア
クリレート、ベンジルアクリレート、ビス(4−アクリ
ロキシポリエトキシフェニル)プロパン、ネオペンチル
グリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオール
ジアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、
ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレング
リコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジ
アクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ペンタ
エリスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトール
トリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチ
ロールメタンテトラアクリレート、オリゴエステルアク
リレート、N−メチロールアクリルアミド、ジアセトン
アクリルアミド、エポキシアクリレート等のアクリル酸
誘導体、メチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレ
ート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルメ
タクリレート、アリルメタクリレート、グリシジルメタ
クリレート、ベンジルメタクリレート、ジメチルアミノ
メチルメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメ
タクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、
トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコ
ールジメタクリレート、トリメチロールエタントリメタ
クリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキシフ
ェニル)プロパン等のメタクリル酸誘導体、その他、ア
リルグリシジルエーテル、ジアリルフタレート、トリア
リルトリメリテート等のアリル化合物の誘導体等があげ
られ、さらに具体的には、山下晋三ら編、「架橋剤ハン
ドブック」、(1981年、大成社)や加藤清視編、
「UV・EB硬化ハンドブック(原料編)」、(198
5年、高分子刊行会)、ラドテック研究会編、「UV・
EB硬化技術の応用と市場」、79頁、(1989年、
シーエムシー)、赤松清編、「新・感光性樹脂の実際技
術」、(1987年、シーエムシー)、遠藤剛編、「熱
硬化性高分子の精密化」、(1986年、シーエムシ
ー)、滝山榮一郎著、「ポリエステル樹脂ハンドブッ
ク」、(1988年、日刊工業新聞社)に記載の市販品
もしくは業界で公知のラジカル重合性ないし架橋性のモ
ノマー、オリゴマー、ポリマーがあげられる。
【0183】本発明で使用する重合開始剤の使用量は、
光造形用樹脂組成物の0.1重量%〜10重量%の範囲
内が好ましく、特に好ましくは、光造形用樹脂組成物の
1重量%〜5重量%である。
【0184】本発明の硬化性組成物を重合させる際の光
源としては、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、
キセノンランプ、カーボンアーク灯、メタルハライドラ
ンプ、蛍光灯、タングステンランプ等があげられるが、
特に好ましくはレーザー光源である。それらレーザー光
源の例としては、アルゴンイオンレーザ、ヘリウムカド
ミウムレーザ、ヘリウムネオンレーザ、クリプトンイオ
ンレーザ、各種半導体レーザ、YAGレーザがあげられ
る。
【0185】本発明の光造形用樹脂組成物によって三次
元光造形硬化物を製造する装置としては、例えば、デン
ケンエンジニアリング社製SLP−3000三次元積層
造形装置等があげられる。
【0186】本発明の光造形用樹脂組成物によって得ら
れる三次元光造形硬化物は、付着した未硬化の光造形用
樹脂組成物を除去するために、水、界面活性剤含有水、
アルカリ含有水、溶剤等で洗浄し、洗浄後、加熱乾燥す
ることが好ましい。
【0187】
【作用】本発明の重合開始剤は、エネルギー線の照射に
よって、分子内で、エネルギー移動もしくは電子移動反
応を起こして、極めて効率よく分解することにより、酸
およびラジカルを発生するものと考えられる。また、重
合開始剤と増感剤を含んだ感エネルギー線酸発生剤組成
物とした場合には、エネルギー線の照射によって、増感
剤から重合開始剤への、エネルギーもしくは電子の移動
が起こり、該重合開始剤が分解して、酸およびラジカル
を発生するものと考えられる。以上、該重合開始剤が分
解して、酸およびラジカルを発生する過程で、酸硬化性
化合物あるいはラジカル重合性化合物のいずれかが共存
すると、発生した酸およびラジカルによって、酸硬化性
化合物あるいはラジカル重合性化合物の重合もしくは硬
化が起こると考えられる。
【0188】したがって、本発明の重合開始剤を含む光
造形用樹脂組成物は、エネルギー線の照射により短時間
に硬化し、結果として、良好な寸法精度を有する硬化物
を与えるのである。
【0189】
【実施例】以下、実施例にて本発明を具体的に説明する
が、本発明は下記の実施例のみに、なんら限定されるも
のではない。尚、特に断りのない限り、例中、部とは重
量部を示す。また、底面の一辺の長さ1cm、高さ2c
mの四角錐造形物の任意の3ヶ所をノギスで計測し、所
定寸法からの平均誤差を求め、造形精度とした。
【0190】実施例1 重合開始剤として、ジフェニル(9−アンスリルメチ
ル)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートを3部、ラジカル重合性化合物として、ペ
ンタエリスリトールトリアクリレート90部およびテト
ラヒドロフルフリルアクリレート10部を混合して、本
発明の光造形用樹脂組成物を得た。次いで、この光造形
用樹脂組成物を光造形装置(デンケンエンジニアリング
社製SLP−3000三次元積層造形装置、レーザー光
波長335nm、レーザー光出力10W)を用い、底面
の一辺の長さ1cm、高さ2cmの四角錐造形物の硬化
物を得た。この硬化物に付着した未硬化の光造形用樹脂
組成物を除去するために、メタノールで洗浄し、洗浄
後、循環オーブン中、60℃で加熱乾燥した。このよう
にして得られた硬化物は、歪みがなく、その造形精度は
1%であった。また、本硬化物を得るに必要なレーザー
走査速度は2mm/秒であった。
【0191】実施例2 重合開始剤として、ジメチルフェナシルスルホニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを3部、
増感剤として、3,3’−カルボニルビス(7−ジエチ
ルアミノクマリン)を0.5部、ラジカル重合性化合物
として、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート
90部およびイソボルニルメタクリレート10部を混合
して、本発明の光造形用樹脂組成物を得た。次いで、こ
の光造形用樹脂組成物を光造形装置(デンケンエンジニ
アリング社製SLP−3000三次元積層造形装置、レ
ーザー光波長488nm、レーザー光出力20W)を用
い、底面の一辺の長さ1cm、高さ2cmの四角錐造形
物の硬化物を得た。この硬化物に付着した未硬化の光造
形用樹脂組成物を除去するために、メタノールで洗浄
し、洗浄後、循環オーブン中、60℃で加熱乾燥した。
このようにして得られた硬化物は、歪みがなく、その造
形精度は1%であった。また、本硬化物を得るに必要な
レーザー走査速度は5mm/秒であった。
【0192】実施例3 重合開始剤として、ジフェニル(9−アンスリルメチ
ル)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートを3部、酸硬化性化合物として、ERL−
4221(ダイセル化学工業(株)社製)100部を混
合して、本発明の光造形用樹脂組成物を得た。次いで、
この光造形用樹脂組成物を用いて、実施例1と同様に、
底面の一辺の長さ1cm、高さ2cmの四角錐造形物の
硬化物を得た。この硬化物に付着した未硬化の光造形用
樹脂組成物を除去するために、メタノールで洗浄し、洗
浄後、循環オーブン中、60℃で加熱乾燥した。このよ
うにして得られた硬化物は、歪みがなく、その造形精度
は0.2%であった。また、本硬化物を得るに必要なレ
ーザー走査速度は1mm/秒であった。
【0193】実施例4 重合開始剤として、ジメチルフェナシルスルホニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを3部、
増感剤として、9,10−ビス(フェニルエチニル)ア
ントラセンを0.5部、酸硬化性化合物として、トリメ
チロールプロパントリビニルエーテル90部、イソブチ
ルビニルエーテル10部を混合して、本発明の光造形用
樹脂組成物を得た。次いで、この光造形用樹脂組成物を
用いて、実施例1と同様に、底面の一辺の長さ1cm、
高さ2cmの四角錐造形物の硬化物を得た。この硬化物
に付着した未硬化の光造形用樹脂組成物を除去するため
に、メタノールで洗浄し、洗浄後、循環オーブン中、6
0℃で加熱乾燥した。このようにして得られた硬化物
は、歪みがなく、その造形精度は0.5%であった。ま
た、本硬化物を得るに必要なレーザー走査速度は2mm
/秒であった。
【0194】実施例5 重合開始剤として、ジフェニル(9−アンスリルメチ
ル)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートを3部、ラジカル重合性化合物として、ペ
ンタエリスリトールトリアクリレート40部およびテト
ラヒドロフルフリルアクリレート10部、酸硬化性化合
物として、ERL−4221(ダイセル化学工業(株)
社製)40部を混合して、本発明の光造形用樹脂組成物
を得た。次いで、この光造形用樹脂組成物を用いて、実
施例1と同様に、底面の一辺の長さ1cm、高さ2cm
の四角錐造形物の硬化物を得た。この硬化物に付着した
未硬化の光造形用樹脂組成物を除去するために、メタノ
ールで洗浄し、洗浄後、循環オーブン中、60℃で加熱
乾燥した。このようにして得られた硬化物は、歪みがな
く、その造形精度は0.4%であった。また、本硬化物
を得るに必要なレーザー走査速度は1mm/秒であっ
た。
【0195】実施例6 重合開始剤として、ジメチルフェナシルスルホニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート3部、増
感剤として、1−メトキシ−9,10−ビス(フェニル
エチニル)アントラセン0.3部および3,3’−カル
ボニルビス(7−ジエチルアミノクマリン)0.2部、
ラジカル重合性化合物として、テトラメチロールプロパ
ントリアクリレート40部およびテトラヒドロフルフリ
ルアクリレート10部、酸硬化性化合物として、ERL
−4221(ダイセル化学工業(株)社製)100部、
熱重合禁止剤としてp−メトキシフェノール0.05部
を混合して、本発明の光造形用樹脂組成物を得た。次い
で、この光造形用樹脂組成物を用いて、実施例1と同様
に、底面の一辺の長さ1cm、高さ2cmの四角錐造形
物の硬化物を得た。この硬化物に付着した未硬化の光造
形用樹脂組成物を除去するために、メタノールで洗浄
し、洗浄後、循環オーブン中、60℃で加熱乾燥した。
このようにして得られた硬化物は、歪みがなく、その造
形精度は0.2%であった。また、本硬化物を得るに必
要なレーザー走査速度は2mm/秒であった。
【0196】
【発明の効果】本発明の光造形用樹脂組成物は、小型の
光源と光造形装置を用いて、精度の良い三次元光造形硬
化物を効率よく製造することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オニウムカチオンと一般式(1)のボレ
    ートアニオンとからなるオニウムボレート錯体である重
    合開始剤、および酸硬化性化合物を含むことを特徴とす
    る光造形用樹脂組成物。 一般式(1) [BYm n - (ただし、Yはフッ素または塩素、Zはフッ素、シアノ
    基、ニトロ基、トリフルオロメチル基の中から選ばれる
    少なくとも2つ以上の電子吸引性基で置換されたフェニ
    ル基、mは0〜3の整数、nは1〜4の整数を表し、m
    +n=4である。)
  2. 【請求項2】 更にラジカル重合性化合物を含む請求項
    1記載の光造形用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ラジカル重合性化合物が、アクリル酸誘
    導体もしくはメタクリル酸誘導体のいずれかであること
    を特徴とする請求項2記載の光造形用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 酸硬化性化合物が、エポキシ化合物もし
    くはビニルエーテル化合物のいずれかである請求項1な
    いし3いずれか記載の光造形用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載の樹脂組
    成物の硬化物。
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