JPH10157910A - シート印刷機のノンストップ排紙装置で主パイルから補助パイルを分離する方法及びノンストップ排紙装置 - Google Patents
シート印刷機のノンストップ排紙装置で主パイルから補助パイルを分離する方法及びノンストップ排紙装置Info
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- JPH10157910A JPH10157910A JP9324861A JP32486197A JPH10157910A JP H10157910 A JPH10157910 A JP H10157910A JP 9324861 A JP9324861 A JP 9324861A JP 32486197 A JP32486197 A JP 32486197A JP H10157910 A JPH10157910 A JP H10157910A
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- B65H2801/00—Application field
- B65H2801/03—Image reproduction devices
- B65H2801/21—Industrial-size printers, e.g. rotary printing press
Abstract
(57)【要約】
【課題】 補助パイル支持台を支障なく押し込むことが
できるようにし，シートの変形が生じないようにする。 【解決手段】 主パイル（５）の前縁の範囲内で，補助
パイル支持台（１２）の案内（１５）の下側に少なくと
も１つの押さえ器（１７）を配置し，この押さえ器（１
７）が主パイル（５）の最上シート（１６）上に旋回せ
しめられるようにする。
できるようにし，シートの変形が生じないようにする。 【解決手段】 主パイル（５）の前縁の範囲内で，補助
パイル支持台（１２）の案内（１５）の下側に少なくと
も１つの押さえ器（１７）を配置し，この押さえ器（１
７）が主パイル（５）の最上シート（１６）上に旋回せ
しめられるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，シート印刷機のノ
ンストップ排紙装置で，シート前縁のところで主パイル
から補助パイルを分離する方法並びにシート印刷機の主
パイルから補助パイルを分離するノンストップ排紙装置
であって，シート前縁のためのストッパ及び持ち上げ器
とシート後縁のためのストッパとを有し，その際パイル
後縁の範囲において，シート寸法に応じて調整可能なシ
ートブレーキのところに，シート後縁のための不動のス
トッパを有する横材が配置されている形式のものに関す
る。
ンストップ排紙装置で，シート前縁のところで主パイル
から補助パイルを分離する方法並びにシート印刷機の主
パイルから補助パイルを分離するノンストップ排紙装置
であって，シート前縁のためのストッパ及び持ち上げ器
とシート後縁のためのストッパとを有し，その際パイル
後縁の範囲において，シート寸法に応じて調整可能なシ
ートブレーキのところに，シート後縁のための不動のス
トッパを有する横材が配置されている形式のものに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】このような形式の方法並びに装置はドイ
ツ連邦共和国特許第４３１７３５７号明細書並びにドイ
ツ連邦共和国特許第４４０５５８６号明細書によって公
知である。これら公知の排紙装置は排紙するシートを揃
えるための前方及び後方のシートストッパ，並びにパイ
ル交換の際にシートを受け止めるための，シート走行方
向とは逆の方向に押し込み可能な補助パイル支持台，例
えばレーキ又は板，を有している。この場合補助パイル
支持台を押し込む際に，主パイルと補助パイルとの分離
が行われる。このようなノンストップ排紙装置はその機
能を実証されているが，補助パイル支持台を押し込む際
に，例えばシートの寸法及び又は坪量並びに機械速度に
関連して，排紙パイルの個々のシートの間に空気クッシ
ョンが封入されていることがある。このため正確なパイ
ルが形成されない。それはシートが平らに位置しておら
ず，主として排紙パイルの中央範囲が空気クッションに
よって高くなっているからである。したがって補助パイ
ル支持台を押し込む際に，主パイルの上方の複数のシー
トがシート走行方向とは逆の方向に連行されたり，変形
せしめられたりすることがある。
ツ連邦共和国特許第４３１７３５７号明細書並びにドイ
ツ連邦共和国特許第４４０５５８６号明細書によって公
知である。これら公知の排紙装置は排紙するシートを揃
えるための前方及び後方のシートストッパ，並びにパイ
ル交換の際にシートを受け止めるための，シート走行方
向とは逆の方向に押し込み可能な補助パイル支持台，例
えばレーキ又は板，を有している。この場合補助パイル
支持台を押し込む際に，主パイルと補助パイルとの分離
が行われる。このようなノンストップ排紙装置はその機
能を実証されているが，補助パイル支持台を押し込む際
に，例えばシートの寸法及び又は坪量並びに機械速度に
関連して，排紙パイルの個々のシートの間に空気クッシ
ョンが封入されていることがある。このため正確なパイ
ルが形成されない。それはシートが平らに位置しておら
ず，主として排紙パイルの中央範囲が空気クッションに
よって高くなっているからである。したがって補助パイ
ル支持台を押し込む際に，主パイルの上方の複数のシー
トがシート走行方向とは逆の方向に連行されたり，変形
せしめられたりすることがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は，公知の方法及び装置の前述の欠点を取り除
き，特に，補助パイル支持台が支障なく押し込まれ，シ
ートのずれ動きや変形が生じないようにすることであ
る。
する課題は，公知の方法及び装置の前述の欠点を取り除
き，特に，補助パイル支持台が支障なく押し込まれ，シ
ートのずれ動きや変形が生じないようにすることであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題は，本発明によ
れば，最初に述べた形式の方法において，補助パイル支
持台を押し込む際に，主パイルの最上シート及びその下
方に続く複数のシートを，シート前縁の範囲で，位置固
定することによって，また，最初に述べた形式の装置に
おいて，補助パイル支持台のための案内の下側に配置さ
れている少なくとも１つの押さえ器が，主パイルの前縁
の範囲で，主パイルの最上シート上に旋回可能であるよ
うにすることによって，解決された。
れば，最初に述べた形式の方法において，補助パイル支
持台を押し込む際に，主パイルの最上シート及びその下
方に続く複数のシートを，シート前縁の範囲で，位置固
定することによって，また，最初に述べた形式の装置に
おいて，補助パイル支持台のための案内の下側に配置さ
れている少なくとも１つの押さえ器が，主パイルの前縁
の範囲で，主パイルの最上シート上に旋回可能であるよ
うにすることによって，解決された。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の有利な実施の形態は，請
求項２・３及び５に記載したとおりである。位置固定は
有利には，主パイルの最上シートをその下方に続く複数
のシートと摩擦力結合させて行われる。摩擦力結合は，
最上シートに上方からほぼ鉛直方向に力を作用させるこ
とによって，かつ又は最上シートをその下方に続く複数
のシートと形状結合させることによって，達成される。
形状結合は多数のシートに対して行うことができる。
求項２・３及び５に記載したとおりである。位置固定は
有利には，主パイルの最上シートをその下方に続く複数
のシートと摩擦力結合させて行われる。摩擦力結合は，
最上シートに上方からほぼ鉛直方向に力を作用させるこ
とによって，かつ又は最上シートをその下方に続く複数
のシートと形状結合させることによって，達成される。
形状結合は多数のシートに対して行うことができる。
【０００６】
【実施例】以下においては，図面に示した実施例に基づ
いて本発明の構成を具体的に説明する。
いて本発明の構成を具体的に説明する。
【０００７】ノンストップ排紙装置１はグリッパ機構３
を備えた循環鎖４を有しており，グリッパ機構３は前方
に配置された印刷装置又は高級化処理ユニットから来る
シート２をシート走行方向９で主パイル５に供給する。
この場合シート２は不動のシート案内装置８及び寸法と
印刷像とに関連して調節可能なシート案内装置１０に沿
って導かれる。シート案内装置８・１０は選択的に吹き
付け空気又は吸い込み空気を作用させるように切り替え
可能である。主パイル５の上方の領域には吹き付け装置
６が配置されており，この吹き付け装置６の目的は，到
着するシート２の主パイル５若しくは補助パイル２８上
への降下運動を助けることである。到着するシート２は
周知の形式でシートブレーキ７によって制動され，前縁
ストッパ１１に当て付けられて，主パイル５上におろさ
れる。
を備えた循環鎖４を有しており，グリッパ機構３は前方
に配置された印刷装置又は高級化処理ユニットから来る
シート２をシート走行方向９で主パイル５に供給する。
この場合シート２は不動のシート案内装置８及び寸法と
印刷像とに関連して調節可能なシート案内装置１０に沿
って導かれる。シート案内装置８・１０は選択的に吹き
付け空気又は吸い込み空気を作用させるように切り替え
可能である。主パイル５の上方の領域には吹き付け装置
６が配置されており，この吹き付け装置６の目的は，到
着するシート２の主パイル５若しくは補助パイル２８上
への降下運動を助けることである。到着するシート２は
周知の形式でシートブレーキ７によって制動され，前縁
ストッパ１１に当て付けられて，主パイル５上におろさ
れる。
【０００８】ノンストップ排紙装置１の側方フレームに
対して平行に，補助パイル支持台１２，例えば板又はレ
ーキ，を案内する旋回可能な案内１５，例えばＬ字形レ
ール，が配置されている。検査用のシートを取り出すた
め，あるいは補助パイル２８を形成するために， 選択
的に吹き付け空気か吸い込み空気を作用させるシート前
縁持ち上げ器１４がシートの全幅にわたって配置されて
いる。このシート前縁持ち上げ器１４は水平平面に対し
て鋭角に傾斜して，主パイル５若しくは補助パイル２８
の範囲内に突入している。この場合シート前縁持ち上げ
器１４は，シート前縁の範囲において主パイル５及び補
助パイル２８の外側の待機位置から，到着するグリッパ
機構３の下側の主パイル５及び補助パイル２８の範囲内
に動くことができ，補助パイル２８を形成するために到
着したシート２を支えながら下降可能である。
対して平行に，補助パイル支持台１２，例えば板又はレ
ーキ，を案内する旋回可能な案内１５，例えばＬ字形レ
ール，が配置されている。検査用のシートを取り出すた
め，あるいは補助パイル２８を形成するために， 選択
的に吹き付け空気か吸い込み空気を作用させるシート前
縁持ち上げ器１４がシートの全幅にわたって配置されて
いる。このシート前縁持ち上げ器１４は水平平面に対し
て鋭角に傾斜して，主パイル５若しくは補助パイル２８
の範囲内に突入している。この場合シート前縁持ち上げ
器１４は，シート前縁の範囲において主パイル５及び補
助パイル２８の外側の待機位置から，到着するグリッパ
機構３の下側の主パイル５及び補助パイル２８の範囲内
に動くことができ，補助パイル２８を形成するために到
着したシート２を支えながら下降可能である。
【０００９】主パイル５の前縁の範囲内で案内１５の下
側に，シートの幅方向で間隔をおいて２つの押さえ器１
７が配置されている。その都度の作業条件に応じて，た
だ１つの押さえ器１７を使用することもできる。シート
の幅寸法が大きい場合には３つ以上の押さえ器１７を使
用することもできる。
側に，シートの幅方向で間隔をおいて２つの押さえ器１
７が配置されている。その都度の作業条件に応じて，た
だ１つの押さえ器１７を使用することもできる。シート
の幅寸法が大きい場合には３つ以上の押さえ器１７を使
用することもできる。
【００１０】両方の押さえ器１７は，主パイル５の前縁
に対して平行なほぼ鉛直の待機位置（鎖線で示す）か
ら，主パイル５の最上シート１６及びその下側に続く複
数のシート２の前縁範囲に作用する位置（実線で示す）
に旋回可能である。このために，ノンストップ排紙装置
１の側方フレームに固定された軸２０の回りに，各押さ
え器１７は中空軸２４によって旋回可能に支承されてい
る。中空軸２４には連接板１８が固定されており，この
連接板１８は連接継ぎ手２５によって操作装置１９，例
えば空気力式の作業シリンダ，と連結されている。押さ
え器１７自体は連接継ぎ手２９を有しており，この連接
継ぎ手２９は押さえ器１７を中空軸２４の連結部材２６
と連結している。更に押さえ器１７は連接継ぎ手３０に
よって，引きばね２１の一方の端部を支えており，この
引きばね２１の他方の端部は中空軸２４の連接継ぎ手２
５に取り付けられている。これによって軸２０を中心に
して旋回可能なリンク仕掛けが構成されている。更に側
方フレームに固定された軸２０には保持部材２７が固定
されており，この保持部材２７は，押さえ器１７の制御
カム２３と協働するローラ２２を保持している。押さえ
器１７の旋回運動は，制御カム２３及びローラ２２から
成るカム伝動装置と，リンク仕掛けとによって，制御可
能である。引きばね２１は，制御カム２３が常にローラ
２２に圧着されているようにする。制御カム２３の形状
は次ぎのように設計されている。すなわち，押さえ器１
７が鉛直の待機位置（鎖線で示す）から主パイル５及び
補助パイル２８の範囲内に旋回せしめられ，次いでほぼ
鉛直の運動方向で最上シート１６上に達するように，設
計されている。押さえ器１７がほぼ鉛直の運動方向で最
上シート１６上に達することによって，押さえ器１７が
最上シート１６上をしゅう動することはない。
に対して平行なほぼ鉛直の待機位置（鎖線で示す）か
ら，主パイル５の最上シート１６及びその下側に続く複
数のシート２の前縁範囲に作用する位置（実線で示す）
に旋回可能である。このために，ノンストップ排紙装置
１の側方フレームに固定された軸２０の回りに，各押さ
え器１７は中空軸２４によって旋回可能に支承されてい
る。中空軸２４には連接板１８が固定されており，この
連接板１８は連接継ぎ手２５によって操作装置１９，例
えば空気力式の作業シリンダ，と連結されている。押さ
え器１７自体は連接継ぎ手２９を有しており，この連接
継ぎ手２９は押さえ器１７を中空軸２４の連結部材２６
と連結している。更に押さえ器１７は連接継ぎ手３０に
よって，引きばね２１の一方の端部を支えており，この
引きばね２１の他方の端部は中空軸２４の連接継ぎ手２
５に取り付けられている。これによって軸２０を中心に
して旋回可能なリンク仕掛けが構成されている。更に側
方フレームに固定された軸２０には保持部材２７が固定
されており，この保持部材２７は，押さえ器１７の制御
カム２３と協働するローラ２２を保持している。押さえ
器１７の旋回運動は，制御カム２３及びローラ２２から
成るカム伝動装置と，リンク仕掛けとによって，制御可
能である。引きばね２１は，制御カム２３が常にローラ
２２に圧着されているようにする。制御カム２３の形状
は次ぎのように設計されている。すなわち，押さえ器１
７が鉛直の待機位置（鎖線で示す）から主パイル５及び
補助パイル２８の範囲内に旋回せしめられ，次いでほぼ
鉛直の運動方向で最上シート１６上に達するように，設
計されている。押さえ器１７がほぼ鉛直の運動方向で最
上シート１６上に達することによって，押さえ器１７が
最上シート１６上をしゅう動することはない。
【００１１】押さえ器１７の先端は，最上シート１６及
びそれから下方に続いている複数のシート２に鉛直下方
に向かう弾性的な力を作用させる。このようにする代わ
りに，押さえ器１７の先端を短い針又は類似のものによ
って構成して，最上シート１６をその下方に続く複数の
シートと形状結合させることも可能である。また押さえ
器１７はただ１つの操作装置１９によって，適当な連結
機構を介して同期的に操作することも可能である。
びそれから下方に続いている複数のシート２に鉛直下方
に向かう弾性的な力を作用させる。このようにする代わ
りに，押さえ器１７の先端を短い針又は類似のものによ
って構成して，最上シート１６をその下方に続く複数の
シートと形状結合させることも可能である。また押さえ
器１７はただ１つの操作装置１９によって，適当な連結
機構を介して同期的に操作することも可能である。
【００１２】パイル後縁の範囲において，シートの寸法
に関連して調節可能なシートブレーキ７のところに，シ
ート後縁のための不動のストッパ１１′を有する横材
７′が配置されている。
に関連して調節可能なシートブレーキ７のところに，シ
ート後縁のための不動のストッパ１１′を有する横材
７′が配置されている。
【００１３】図示のノンストップ排紙装置は次のように
動作する。周知の形式でシート２がグリッパ機構３によ
ってシート走行方向９で主パイル５に供給され，主パイ
ル５上におろされる。主パイル５は排紙台（図示せず）
上にあり，この排紙台はパイル高さが増大するにつれて
下降可能である。主パイル５が所定の高さに達すると，
印刷作業を続けたままで，補助パイル２８が形成され
る。主パイル５は更に下降せしめられ，補助パイル支持
台１２が押し込まれた後に，搬出可能である。
動作する。周知の形式でシート２がグリッパ機構３によ
ってシート走行方向９で主パイル５に供給され，主パイ
ル５上におろされる。主パイル５は排紙台（図示せず）
上にあり，この排紙台はパイル高さが増大するにつれて
下降可能である。主パイル５が所定の高さに達すると，
印刷作業を続けたままで，補助パイル２８が形成され
る。主パイル５は更に下降せしめられ，補助パイル支持
台１２が押し込まれた後に，搬出可能である。
【００１４】補助パイル２８を形成するために，センサ
によってシート前縁持ち上げ器１４が作動せしめられ
て，水平平面に対して鋭角に傾斜した状態で，循環する
グリッパ機構３の直ぐ下側の主パイル５及び補助パイル
２８の範囲内に旋回せしめられる。その後で到着したシ
ート２はその前縁の範囲をシート前縁持ち上げ器１４に
よって支えられ，補助パイル２８を形成し始める。シー
ト前縁持ち上げ器１４は補助パイル２８を形成するため
に吸い込み空気を作用させることができる。これによっ
て補助パイル２８の最下シート２は位置を固定される。
によってシート前縁持ち上げ器１４が作動せしめられ
て，水平平面に対して鋭角に傾斜した状態で，循環する
グリッパ機構３の直ぐ下側の主パイル５及び補助パイル
２８の範囲内に旋回せしめられる。その後で到着したシ
ート２はその前縁の範囲をシート前縁持ち上げ器１４に
よって支えられ，補助パイル２８を形成し始める。シー
ト前縁持ち上げ器１４は補助パイル２８を形成するため
に吸い込み空気を作用させることができる。これによっ
て補助パイル２８の最下シート２は位置を固定される。
【００１５】シート前縁持ち上げ器１４の旋回によっ
て，後で補助パイル支持台１２を押し込み方向１３で案
内１５内に押し込むための透き間が形成される。この場
合センサ，例えば反射ヘッド，によって主パイル５が下
降せしめられる。補助パイル支持台１２を押し込む際
に，操作装置１９がセンサによって作動せしめられ，押
さえ器１７がリンク仕掛けによって待機位置から主パイ
ル５の範囲に旋回せしめられ，主パイル５の最上シート
１６及びその下方に続く複数のシート２前縁範囲に鉛直
方向で下方に向かう力を作用させ，あるいは針によって
これらのシートを突き刺して，これらのシートの位置を
固定する。これによって補助パイル支持台１２を後縁ス
トッパにまで押し込んでも，主パイル５の最上シート１
６及びその下方に続くシート２が押し込み方向１３にず
れ動くことはない。主パイル５内に空気クッションが封
入されていても，パイル交換に支障をきたすことはな
い。補助パイル支持台１２がその終端位置に達すると，
シート前縁持ち上げ器１４が補助パイル２８の範囲から
待機位置に戻される。この場合吸い込み空気から吹き付
け空気への切り替えが行われ，補助パイル２８の最下シ
ート２がシート前縁持ち上げ器１４から離される。次い
で押さえ器１７がその待機位置に戻される。主パイル５
は搬出することができる。主パイル５の排紙台はローラ
鎖によって上方の出発位置に動かされ，案内１５が待機
位置に旋回せしめられることによって，補助パイル２８
を有する補助パイル支持台１２を受け取る。
て，後で補助パイル支持台１２を押し込み方向１３で案
内１５内に押し込むための透き間が形成される。この場
合センサ，例えば反射ヘッド，によって主パイル５が下
降せしめられる。補助パイル支持台１２を押し込む際
に，操作装置１９がセンサによって作動せしめられ，押
さえ器１７がリンク仕掛けによって待機位置から主パイ
ル５の範囲に旋回せしめられ，主パイル５の最上シート
１６及びその下方に続く複数のシート２前縁範囲に鉛直
方向で下方に向かう力を作用させ，あるいは針によって
これらのシートを突き刺して，これらのシートの位置を
固定する。これによって補助パイル支持台１２を後縁ス
トッパにまで押し込んでも，主パイル５の最上シート１
６及びその下方に続くシート２が押し込み方向１３にず
れ動くことはない。主パイル５内に空気クッションが封
入されていても，パイル交換に支障をきたすことはな
い。補助パイル支持台１２がその終端位置に達すると，
シート前縁持ち上げ器１４が補助パイル２８の範囲から
待機位置に戻される。この場合吸い込み空気から吹き付
け空気への切り替えが行われ，補助パイル２８の最下シ
ート２がシート前縁持ち上げ器１４から離される。次い
で押さえ器１７がその待機位置に戻される。主パイル５
は搬出することができる。主パイル５の排紙台はローラ
鎖によって上方の出発位置に動かされ，案内１５が待機
位置に旋回せしめられることによって，補助パイル２８
を有する補助パイル支持台１２を受け取る。
【００１６】
【発明の効果】以上述べた構成によって，主パイルの上
方範囲内に空気クッションが封入されていても，補助パ
イル支持台の押し込みは支障なく行われる。損紙が生ず
るようなことはない。それは主パイルの最上シート若し
くはその下方に続く複数のシートがその位置を固定され
ていて，補助パイル支持台，例えばレーキ又は板，を押
し込む際に，これらのシートがシート走行方向とは逆の
方向に連行されたり，変形せしめられたりすることがな
いからである。補助パイル支持台の押し込みによる主パ
イルと補助パイルとの分離に要する操作時間は更に短縮
される。
方範囲内に空気クッションが封入されていても，補助パ
イル支持台の押し込みは支障なく行われる。損紙が生ず
るようなことはない。それは主パイルの最上シート若し
くはその下方に続く複数のシートがその位置を固定され
ていて，補助パイル支持台，例えばレーキ又は板，を押
し込む際に，これらのシートがシート走行方向とは逆の
方向に連行されたり，変形せしめられたりすることがな
いからである。補助パイル支持台の押し込みによる主パ
イルと補助パイルとの分離に要する操作時間は更に短縮
される。
【図１】シート印刷機のノンストップ排紙装置の概略図
である。
である。
【図２】ノンストップ排紙装置の前縁範囲の概略図であ
る。
る。
１ ノンストップ排紙装置， ２ シート， ３ グリ
ッパ機構， ４ 循環鎖， ５ 主パイル， ６ 吹き
付け装置， ７ シートブレーキ， ７′ 横材， ８
シート案内装置， ９ シート走行方向， １０ シ
ート案内装置，１１ 前縁ストッパ， １１′ 後縁ス
トッパ， １２ 補助パイル支持台，１３ 押し込み方
向， １４ シート前縁持ち上げ器， １５ 案内，
１６最上シート， １７ 押さえ器， １８ 連接板，
１９ 操作装置， ２０軸， ２１ 引きばね， ２
２ ローラ， ２３ 制御カム， ２４ 中空軸， ２
５ 連接継ぎ手， ２６ 連結部材， ２７ 保持部
材， ２８ 補助パイル， ２９及び３０ 連接継ぎ手
ッパ機構， ４ 循環鎖， ５ 主パイル， ６ 吹き
付け装置， ７ シートブレーキ， ７′ 横材， ８
シート案内装置， ９ シート走行方向， １０ シ
ート案内装置，１１ 前縁ストッパ， １１′ 後縁ス
トッパ， １２ 補助パイル支持台，１３ 押し込み方
向， １４ シート前縁持ち上げ器， １５ 案内，
１６最上シート， １７ 押さえ器， １８ 連接板，
１９ 操作装置， ２０軸， ２１ 引きばね， ２
２ ローラ， ２３ 制御カム， ２４ 中空軸， ２
５ 連接継ぎ手， ２６ 連結部材， ２７ 保持部
材， ２８ 補助パイル， ２９及び３０ 連接継ぎ手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エーリッヒ ラング ドイツ連邦共和国 カールシュタイン ユ ーリウス−クレーマンシュトラーセ 33 (72)発明者 ハールヴィン ラウマン ドイツ連邦共和国 ディーツェンバッハ マインシュトラーセ 28
Claims (5)
- 【請求項１】 シート印刷機のノンストップ排紙装置
で，シート前縁のところで主パイルから補助パイルを分
離する方法において，補助パイル支持台を押し込む際
に，主パイルの最上シート及びその下方に続く複数のシ
ートを，シート前縁の範囲で，位置固定することを特徴
とする，シート印刷機のノンストップ排紙装置で主パイ
ルから補助パイルを分離する方法。 - 【請求項２】 主パイルの最上シートをその下方に続く
複数のシートと摩擦力結合させて，位置固定することを
特徴とする，請求項１記載の方法。 - 【請求項３】 主パイルの最上シートをその下方に続く
複数のシートと形状結合させて，位置固定することを特
徴とする，請求項１記載の方法。 - 【請求項４】 シート印刷機の主パイルから補助パイル
を分離するノンストップ排紙装置であって，シート前縁
のためのストッパ及び持ち上げ器とシート後縁のための
ストッパとを有し，その際パイル後縁の範囲において，
シート寸法に応じて調整可能なシートブレーキのところ
に，シート後縁のための不動のストッパを有する横材が
配置されている形式のものにおいて，補助パイル支持台
（１２）のための案内（１５）の下側に配置されている
少なくとも１つの押さえ器（１７）が，主パイル（５）
の前縁の範囲で，主パイル（５）の最上シート（１６）
上に旋回可能であることを特徴とする，シート印刷機の
ノンストップ排紙装置。 - 【請求項５】 ノンストップ排紙装置の側方フレームに
軸（２０）が固定されていて，この軸（２０）の回りに
中空軸（２４）が配置されており，その際中空軸（２
４）は，引きばね（２１）及び連結部材（２６）をもっ
て，連接継ぎ手（２９・３０）を介して押さえ器（１
７）と連結されており，中空軸（２４）に固定されてい
る連接板（１８）が連接継ぎ手（２５）を介して押さえ
器（１７）の操作装置（１９）と連結されており，押さ
え器（１７）が制御カム（２３）を有していて，この制
御カム（２３）と側方フレームに固定されているローラ
（２２）とがカム伝動装置を構成していることを特徴と
する，請求項４記載のシート印刷機のノンストップ排紙
装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19649341.2 | 1996-11-28 | ||
| DE19649341A DE19649341C2 (de) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | Ausleger einer bogenverarbeitenden Druckmaschine mit einer Hilfsstapeleinrichtung |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10157910A true JPH10157910A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=7813036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9324861A Pending JPH10157910A (ja) | 1996-11-28 | 1997-11-26 | シート印刷機のノンストップ排紙装置で主パイルから補助パイルを分離する方法及びノンストップ排紙装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0845431B1 (ja) |
| JP (1) | JPH10157910A (ja) |
| AT (1) | ATE197283T1 (ja) |
| DE (2) | DE19649341C2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19928367A1 (de) * | 1999-06-21 | 2000-12-28 | Will E C H Gmbh & Co | Verfahren und Vorrichtung zum Wechseln von Paletten für Bogenstapel |
| DE10129894A1 (de) * | 2000-07-28 | 2002-05-02 | Heidelberger Druckmasch Ag | Ausleger für eine flächige Bedruckstoffe verarbeitende Maschine, insbesondere eine Druckmaschine |
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| DE4213032A1 (de) * | 1992-04-21 | 1993-10-28 | Kba Planeta Ag | Einrichtung zur Probebogenentnahme in Auslagen von Druckmaschinen |
| DE4317357C1 (de) * | 1993-05-25 | 1994-11-24 | Roland Man Druckmasch | Verfahren und Vorrichtung zur exakten Trennung eines Hilfsstapels von einem Hauptstapel bei Non-Stop-Auslegern von bogenverarbeitenden Druckmaschinen |
| DE4405586C1 (de) * | 1993-05-25 | 1995-06-08 | Roland Man Druckmasch | Vorrichtung zur exakten Trennung eines Hilfsstapels von einem Hauptstapel bei einem Non-Stop-Ausleger in einer bogenverarbeitenden Druckmaschine |
| DE19516071C2 (de) * | 1995-05-04 | 1997-12-04 | Heidelberger Druckmasch Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Wechseln eines Hauptstapels an Bogendruckmaschinen bei kontinuierlicher Zuführung von Bogen |
-
1996
- 1996-11-28 DE DE19649341A patent/DE19649341C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-11-20 AT AT97120321T patent/ATE197283T1/de not_active IP Right Cessation
- 1997-11-20 EP EP97120321A patent/EP0845431B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-11-20 DE DE59702562T patent/DE59702562D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-11-26 JP JP9324861A patent/JPH10157910A/ja active Pending
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|---|---|
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| EP0845431A2 (de) | 1998-06-03 |
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