JPH10157792A - コンテナ用冷凍装置 - Google Patents

コンテナ用冷凍装置

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JPH10157792A
JPH10157792A JP8319044A JP31904496A JPH10157792A JP H10157792 A JPH10157792 A JP H10157792A JP 8319044 A JP8319044 A JP 8319044A JP 31904496 A JP31904496 A JP 31904496A JP H10157792 A JPH10157792 A JP H10157792A
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casing body
container
wall
casing
wall portion
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JP8319044A
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English (en)
Inventor
Kan Ikemiya
完 池宮
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシング本体と冷凍機とを備えて成るコン
テナ用冷凍装置に対し、ケーシングの外板と内板とを樹
脂製とすることでコンテナ装置全体としての重量の軽減
及び製作コストの低減を図りながら、ケーシング全体の
剛性を十分に確保してラッキング強度及び端壁強度を保
障する。 【解決手段】 冷凍コンテナ装置の壁面を構成すると共
に冷凍機が取付けられるケーシング本体(31)を樹脂材料
により形成する。ケーシング本体(31)の内部に、該ケー
シング本体(31)の外縁形状に略合致した鉄製の枠体(10
0) を内装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海上輸送用等とし
て使用されるコンテナ用冷凍装置に係る。特に、ケーシ
ング本体の構成の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平6−94355
号公報に開示されているような冷凍装置を備えた海上輸
送用のコンテナ装置が知られている。この種のコンテナ
装置は、一壁面が開放された箱型のコンテナ本体に対
し、冷凍機が取付けられたケーシングがこの開放部分を
覆うように取付けられて成る。
【0003】上記公報に開示されているケーシングは、
外板と内板との間に断熱材を挟み込んで成る。外板はア
ルミニウムのプレス加工により形成されている。内板は
樹脂製である。つまり、従来のケーシングは、断熱材を
挟み込んだ外板と内板とがその周縁部でボルト止め等の
手段によって一体的に形成されて成る。
【0004】この種のコンテナ装置は、輸送時には複数
個が積み重ねられる。このため、ケーシングには、上側
に積み重ねられるコンテナ装置の重量に絶え得る強度
(一般にラッキング強度と呼ばれる)が必要である。ま
た、輸送時における車両等の発進時や停止時にコンテナ
内で貯蔵物が移動してケーシングに衝突することがある
ので、この衝突荷重に対する強度(一般に端壁強度と呼
ばれる)も必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンテナ装
置にあっては重量の軽量化が求められている。ケーシン
グの軽量化を図ることが可能になればコンテナ装置全体
としての軽量化を図ることができ、この要求に応えるこ
とができる。しかしながら、従来の構成では、このケー
シングの軽量化に限界があった。何故なら、ケーシング
を軽量化しようとした場合、金属材料でなる外板を薄肉
にすることは容易に考えられるが、この外板はプレス加
工により成形されるため、加工時の割れの発生等が懸念
されることから薄肉にするには限界があるからである。
【0006】この点を考慮し、本発明の発明者は、ケー
シングの外板と内板とを樹脂により製作することに関し
て考察した。このように外板と内板とを樹脂により製作
した場合には、ケーシングの重量が軽減できるばかりで
なく、材料費の軽減による製作コストの削減が可能とな
る。
【0007】ところが、単に、ケーシング全体を樹脂に
より作製した場合、その全体の剛性が十分に得られず、
上記ラッキング強度及び端壁強度の面で課題が残る。
【0008】また、従来のコンテナ装置では、外板がア
ルミニウムのプレス加工により形成されているため、こ
の外板を加工するための大型のプレス金型が必要であ
り、生産設備の大型化及び金型作製に伴う製造コストの
増大を招くといった課題もあった。
【0009】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、ケーシング本体と、該ケーシング本体に取
付けられた冷凍機とを備えて成るコンテナ用冷凍装置に
対し、ケーシング本体の外板と内板とを樹脂製とするこ
とでコンテナ装置全体としての重量の軽減及び製作コス
トの低減を図りながら、ケーシング全体の剛性を十分に
確保してラッキング強度及び端壁強度を保障することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ケーシングの外板及び内板を夫々樹脂
材料によって形成し、この両者の間に金属製の骨格部材
を内装して、ケーシングに高い強度を確保するようにし
た。
【0011】具体的に、請求項1記載の発明は、図2に
示すように、ケーシング本体(31)と、該ケーシング本体
(31)に支持された冷凍機(40)とを備えたコンテナ用冷凍
装置を前提とする。上記ケーシング本体(31)を樹脂材料
により形成し、その内部に、複数の金属製板材が組付け
られて成る骨格部材(100) を内装した構成としている。
【0012】請求項2記載の発明は、上述した請求項1
記載の発明と前提を同じくし、ケーシング本体(31)に、
該ケーシング本体(31)の外壁面を構成する外壁部(31a)
と、内壁面を構成する内壁部(31b) とを備えさせ、これ
ら外壁部(31a) 及び内壁部(31b) を夫々樹脂材料により
形成する。また、外壁部(31a) 及び内壁部(31b) の間
に、複数の金属製板材が組付けられて成る骨格部材(10
0) を内装した構成としている。
【0013】この特定事項により、ケーシング本体(31)
全体を樹脂材料で形成しながらも金属製の骨格部材(10
0) により十分な強度を確保することができる。また、
骨格部材(100) はプレス加工により成形されるものでは
ないので、その形状及び板厚寸法は、ケーシング本体(3
1)に十分な強度が確保できる範囲内で任意に設定可能で
ある。このため、従来のものと略同様の強度を確保しな
がら製作コストを低く抑えることができ、且つ略全体が
樹脂材料であるためにコンテナ装置の重量が軽減でき
る。また、従来のような大型のプレス金型も必要ない。
【0014】請求項3記載の発明は、骨格部材(100) の
構成を具体化したものである。つまり、断面L型の鉄部
材(101〜104)をケーシング本体(31)の外縁形状に合致す
るように組付けて成る外枠体(105) を備えさせた構成と
している。
【0015】この特定事項により、ケーシング本体(31)
は、その外縁部分の強度が十分に確保されることにな
る。特に、この外縁部分は、コンテナ本体に対する取付
け部分となるため、その取付け強度が十分に確保される
ことになる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載のコ
ンテナ用冷凍装置において、ケーシング本体(31)の中央
部に、その移送時の支持部となる凹陥部(63,63) を形成
する。鉄部材(101〜104)を矩形状に組付けて外枠体(10
5) を成し、水平方向に対向する鉄部材(102,104) の鉛
直方向の中央部分同士の間に補強板(107) を架設して、
該補強板(107) に、上記凹陥部(63,63) に対応して開口
(107a,107a) を形成した構成としている。
【0017】この特定事項により、ケーシング本体(31)
の移送動作は、例えばフォークリフトのフォークが凹陥
部(63,63) に差し入れられた状態で行われる。この場
合、凹陥部(63,63) の周囲は補強板(107) によって補強
されているため、移送動作を安定して行うことができ
る。
【0018】請求項5及び6記載の発明は、ケーシング
本体(31)を構成する部材として樹脂材料及び断熱材料に
加えてそれ以外のものも採用している。
【0019】請求項5記載の発明は、上記請求項2記載
のコンテナ用冷凍装置において、外壁部(31a) と内壁部
(31b) との間に断熱材料(31c) を挟み込んだ構成として
いる。
【0020】この特定事項により、ケーシング本体(31)
は、断熱材料(31c) を内装した状態で、外壁部(31a) と
内壁部(31b) とを成形型内で一体形成したり、断熱材料
(31c) を挟み込んだ状態で外壁部(31a) と内壁部(31b)
とをボルト止め等によって一体化することにより作製さ
れる。このため、ケーシング本体(31)の断熱構造を比較
的容易に実現でき、また、コンテナ内部の断熱性能が向
上できる。
【0021】請求項6記載の発明は、外壁部(31a) 及び
内壁部(31b) を形成する樹脂材料に補強用繊維材料(31
d,31e) を混入した構成としている。
【0022】この特定事項により、繊維材料(31d,31e)
による補強と骨格部材(100) による剛性の向上とが相俟
ってケーシング本体(31)の強度を大幅に向上することが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を図面に基
づいて詳細に説明する。本形態に係るコンテナ装置(10)
は、食品等の各種の荷物が積み込まれ、該荷物を冷却状
態のままコンテナ船やコンテナ車によって運搬するため
のものである。
【0024】図1の如く、コンテナ装置(10)は、一面
(図1における左側面)が開口された直方体状のコンテ
ナ本体(20)と、この開口を覆うように取付けられたケー
シング(30)とで構成されたコンテナ本来の構成部分とし
ての箱体(11)を備えている。図2に示すように、ケーシ
ング(30)にはコンテナ用冷凍機(40)が取り付けられてお
り、これによりコンテナ用冷凍装置が構成されている。
尚、コンテナ本体(20)の図1における右側面には図示し
ない搬入口が形成されており、該搬入口には開閉自在な
扉が設けられている。
【0025】ケーシング(30)は、ケーシング本体(31)
と、該ケーシング本体(31)の内側に平行に配置された隔
壁(32)とにより構成されている。ケーシング本体(31)
は、周縁部がボルト止めによりコンテナ本体(20)の開口
縁に密着固定されている。また、下半部がコンテナ内部
に向かって凹んでおり、これにより冷凍機(40)の一部を
収納するための収納空間(33)が形成されている。
【0026】ケーシング本体(31)と隔壁(32)との間に
は、収納空間(33)の上方に位置して冷却空間(34)が形成
されると共に、収納空間(33)の内側に位置して空気通路
(35)が形成されている。これら冷却空間(34)と空気通路
(35)とは上下方向で連通している。冷却空間(34)の上端
及び空気通路(35)の下端はそれぞれコンテナ本体(20)の
内部である庫内に連通している。
【0027】冷凍機(40)は、圧縮機(41)と凝縮器(42)と
膨張機構としての膨張弁(45)と蒸発器(43)とが順に図示
しない冷媒配管により接続されて成る。圧縮機(41)、凝
縮器(42)及び膨張弁(45)は凝縮器ファン(42-F)と共に収
納空間(33)に設置されている。蒸発器(43)は蒸発器ファ
ン(43-F)と共に冷却空間(34)に設置されている。この冷
凍機(40)は、圧縮機(41)で圧縮した冷媒を凝縮器(42)で
凝縮させ、膨張弁(45)で減圧した後に蒸発器(43)で蒸発
させて圧縮機(41)に戻る循環を行わせる。収納空間(33)
では、凝縮器ファン(42-F)の駆動に伴って下側から上側
に向って空気が流れ、この空気の大部分が凝縮器(42)を
通過して冷媒との間で熱交換を行うようになっている。
一方、コンテナ本体(20)の庫内空気は、蒸発器ファン(4
3-F)の駆動に伴って冷却空間(34)と庫内空間との間を循
環する。このため、庫内空気は、冷却空間(34)において
蒸発器(43)で冷却された後、空気通路(35)を流れてコン
テナ本体(20)内部に吹き出し、庫内を冷却する。上記冷
却空間(34)には、蒸発器(43)を通過した空気の温度によ
って庫内の温度を検出する温度センサ(44)が設けられて
いる。
【0028】上記冷凍機(40)の制御部であるコントロー
ルボックス(50)は、直方体状の箱体で成り、収納空間(3
3)に設置されていると共に、圧縮機(41)の容量等を制御
して庫内温度が設定温度になるようにしている。
【0029】次に、本形態の特徴であるケーシング本体
(31)の構成について詳細に説明する。図3はケーシング
本体(31)の正面図であり、図4はケーシング本体(31)の
背面図である。
【0030】このケーシング本体(31)は、図5(図3に
おけるA−A線に沿った断面図)に示すように、エポキ
シ樹脂によって製作されている。詳しくは、樹脂製の外
壁部(31a) と内壁部(31b) とが、その外周縁部が連続す
ることで一体化されており、この両者(31a,31b) の間に
は、断熱材として機能する発泡樹脂(31c) 及び本発明の
特徴とする部材である骨格部材としての金属製の枠体(1
00) が内装されている。また、各壁部(31a,31b) の内部
には、必要に応じてガラス繊維(31d) 及び炭素繊維(31
e) が混入されている(製作作業を示す図12参照)。
この枠体(100) 及び繊維材料(31d,31e) の混入によりケ
ーシング本体(31)としての剛性の向上が図られており、
ケーシング本体(31)のラッキング強度及び端壁強度が確
保されている。この枠体(100) の構成及び各繊維(31d,3
1e) の混入箇所については後述する。
【0031】以下、ケーシング本体(31)の各部について
説明する。このケーシング本体(31)は、その上側半分の
中央部分を構成して背面側(図3における紙面奥側)に
上記冷却空間(34)を形成する上側部(60)と、下側半分の
中央部分を構成して前面側(図3における紙面手前側)
に収納空間(33)を形成する下側部(70)と、これら上側部
(60)と下側部(70)との周縁部分に位置しケーシング本体
(31)の外周縁部を構成する外周部(80)とを備えている。
つまり、これら上側部(60)、下側部(70)及び外周部(80)
が、上記繊維(31d,31e) が混入されたエポキシ樹脂(31
a,31b) 、枠体(100) 及び発泡樹脂(31c) により一体的
に形成されている。
【0032】尚、図6は図3におけるB−B線に沿った
断面図を、図7は図3におけるC−C線に沿った断面図
を、図8は図3におけるD−D線に沿った断面図を、図
9は図3におけるE−E線に沿った断面図を、図10は
図3におけるF−F線に沿った断面図を夫々示してい
る。これら各断面図では外壁部(31a) と内壁部(31b) と
の間に内装された発泡樹脂(31c) 及び枠体(100) は省略
している。
【0033】先ず、上側部(60)について説明する。この
上側部(60)にはケーシング本体(31)の板厚方向に貫通す
る左右一対の点検窓(61,61) が形成されている。この各
点検窓(61,61) は、略矩形状の開口であって、図示しな
い点検扉によって開閉可能となっている。この点検扉
は、蒸発器(43)、蒸発器ファン(43-F)及びモータの点検
時に開放される。
【0034】点検窓(61,61) の側方(図3における左
側)には上下一対の換気孔(62,62) が形成されている。
この換気孔(62,62) は箱体(11)内部の空気を外気(新鮮
空気)と入換えるためのものである。
【0035】上記各点検窓(61,61) の下側である上側部
(60)の下端縁部にはフォークポケット部(63)が形成され
ている。このフォークポケット部(63)は、ケーシング本
体(31)の移送時にフォークリフトのフォークを差し入れ
る部分である。図6及び図7に示すように、このフォー
クポケット部(63)は、上側部(60)の前面(図3の手前側
面)が凹陥されて成る。この凹陥部分の凹陥寸法を大き
く確保するために、上側部(60)の背面には箱体内部側に
向って膨出する膨出部(63a,63a) がフォークポケット部
(63)に対応した位置に設けられている(図4参照)。こ
の構成は、フォークポケット部(63)の凹陥寸法を大きく
確保することで、フォークの差し入れ可能な寸法を大き
くし、安定した移送を可能とするためのものである。
【0036】次に、下側部(70)について説明する。この
下側部(70)には、凝縮器取付け部(71)、凝縮器ファン取
付け部(72)、圧縮機取付け台(73)、コントロールボック
ス取付け部(74)が一体形成されている。また、この下側
部(70)における収納空間(33)の各隅角部は、収納空間(3
3)の上面及び底面を形成する水平面(33a,33b) と左右の
各鉛直面(33c,33d) との間が傾斜面(33e,33e, …) によ
って接続されている。これは、この隅角部での応力集中
を回避するための構成である。
【0037】凝縮器取付け部(71)は、下側部(70)の前面
の上下方向の中央部が僅かに凹陥されて成る。該凝縮器
取付け部(71)の形成位置は、下側部(70)の水平方向の全
体である。この凹陥部分のうち2箇所は、その他の部分
よりも凹陥寸法が大きく設定されている。そのうち一方
の凹陥部分は配線挿通部(71a) であり、他方の凹陥部分
は外気バイパス部(71b) である。配線挿通部(71a) は、
例えばコントロールボックス(50)と圧縮機(40)とを接続
する配線が挿通される部分となる。この配線挿通部(71
a) に対応したケーシング本体(31)の背面には、この部
分の板厚寸法を十分に確保するために背面側に膨出する
膨出部(71e) が形成されている(図4参照)。
【0038】外気バイパス部(71b) は、図10に示すよ
うに、凝縮器取付け部(71)に凝縮器(42)が取付けられた
際に、この凝縮器(42)の背面とケーシング本体(31)の前
面との間に隙間を形成し、この隙間に凝縮器(42)をバイ
パスする空気を流すためものである。
【0039】この凝縮器取付け部(71)の左右両側におけ
る左右内側面(33c,33d) には、凝縮器支持突起(71c,71
d) が水平方向内側に向って突設されている。これら突
起(71c,71d) は、図10に仮想線で示すように、凝縮器
(42)の左右両端の管板が載置され、該管板がボルト止め
されて、凝縮器(42)を支持するようになっている。
【0040】凝縮器ファン取付け部(72)は、モータ台(7
2a) とモータ支持凹部(72b) を備えている。モータ台(7
2a) は、下側部(70)の前面から突出して成り、水平方向
に延びる矩形板状の載置部(72c) と、該載置部(72c) の
左右両端から下方に延びる台形板状の補強部(72d,72d)
とで成る。つまり、このモータ台(72)は図3の如く正面
視がコ字状の突起である。
【0041】モータ支持凹部(72b) は、モータ台(72a)
の上側に位置する円形の凹陥部であり、その径は凝縮器
ファン(42-F)のモータ(M) (図7参照)の外径寸法に略
一致している。
【0042】このような構成により、凝縮器ファン(42-
F)が凝縮器ファン取付け部(72)に取付けられた状態で
は、モータ(M) は、その一部(後端部分)がモータ支持
凹部(72b) に嵌め込まれた状態で、ファン(42-F)全体は
モータ台(72a) に載置されて支持される(図2参照)。
【0043】このように、凝縮器ファン(42-F)はモータ
(M) の一部がモータ支持凹部(72b)に嵌め込まれるの
で、該凝縮器ファン(42-F)を収納空間(33)の開放端から
後退した位置に配置でき、これに伴って収容空間(33)の
奥行き寸法の短縮化を可能とする構成となっている。
【0044】圧縮機取付け台(73)は、収納空間(33)の底
面(33b) から上方に突出している。この圧縮機取付け台
(73)は、図3の如く正面視が台形状であって、図7及び
図10の如く側面の水平方向寸法は収容空間(33)の奥行
き寸法に略一致している。また、この各圧縮機取付け台
(73)の上面には圧縮機(41)の取付け脚をボルト止めする
ためのボルト孔(73a,73a) が形成されている。
【0045】上記収納空間(33)の底面(33b) は、該収納
空間(33)の開放側に向うにしたがって次第に下方に傾斜
する傾斜面で形成されている。これは、海上輸送時に収
納空間(33)に海水が流れ込んだ場合の排水性を良好に得
るための構成である。これにより、圧縮機(41)の錆の発
生等が抑制される。
【0046】コントロールボックス取付け部(74)は、上
記凝縮器取付け部(71)の上側に位置し、凹陥部(74a) と
一対の設置台(74b,74b) とを備えている。凹陥部(74a)
は、上記凝縮器取付け部(71)の外気バイパス部(71b) の
形成位置の上側に位置していると共に、コントロールボ
ックス(50)の正面視形状よりも小形の矩形状で成る。設
置台(74b,74b) は、上記凹陥部(74a) の下端部に配置さ
れた突起により構成されている。従って、このコントロ
ールボックス取付け部(74)にコントロールボックス(50)
が取付けられた状態では、該コントロールボックス(50)
が設置台(74b)の上側に載置され、図9に示す如く、コ
ントロールボックス(50)の背面と凹陥部(74a) との間に
は、外気バイパス部(71b) に連通する空間が形成され
る。つまり、この外気バイパス部(71b) を通過した空気
(凝縮器(42)をバイパスすることにより加温されていな
い空気)がコントロールボックス(50)の背面と凹陥部(7
4a)との間の空間に流れ込み、該コントロールボックス
(50)の冷却に寄与する構成となっている。
【0047】図4に示す如く、下側部(70)の背面には上
下方向に延びる複数本の補強リブ(75,75, …) が形成さ
れている。この補強リブ(75)は、左右方向に所定間隔を
存した7本が備えられており、その端面が上記隔壁(32)
に当接して複数の空気通路(35,35, …) を形成してい
る。この補強リブ(75,75, …) は、隔壁(32)をボルト止
めなどによって取付けるための複数の取付け部(75a,75
a, …) を備えている。この取付け部(75a) は、隔壁(3
2)の取付け強度を確保するためにその他の部分よりも厚
肉に形成する必要があるが、この補強リブ(75,75, …)
により形成される空気通路(35,35, …) での空気の流通
抵抗を小さくことを考慮して円柱状に形成されている。
【0048】次に、外周部(80)について説明する。この
外周部(80)には、その全体に亘って、複数のボルト孔(8
1,81, …) が形成されている。このボルト孔(81,81,
…) は、ケーシング本体(31)をコンテナ本体(20)の開口
縁部に締結するためのものであり、上端縁部及び下端縁
部には夫々7個づつ、左右の各側端縁部には夫々8個づ
つ形成されている。
【0049】以上がケーシング本体(31)の形状である。
【0050】−補強繊維の混入箇所− このケーシング本体(31)には、上述したようにガラス繊
維(31d) 及び炭素繊維(31e) が混入されて、全体として
繊維強化樹脂として構成されている。特に、高い剛性が
要求される部分には炭素繊維(31e) が混入されている。
【0051】以下、上述したケーシング本体(31)の各箇
所のうち炭素繊維(31e) が混入されている箇所について
説明する。この炭素繊維が混入されている箇所としては
以下の部分が挙げられる。
【0052】<上側部(60)における炭素繊維混入箇所> ・フォークポケット部(63)の開口周辺部 <下側部(70)における炭素繊維混入箇所> ・凝縮器支持突起(71c,71d) ・モータ台(72a) ・圧縮機取付け台(73) ・コントロールボックス取付け部(74)の設置部(74b,74
b) ・収納空間(33)の隅角部周辺(上記各傾斜面(33e,33e,
…) の周辺部分) <外周部(80)における炭素繊維混入箇所> ・ボルト孔(81)の周縁部
【0053】以上の各箇所に炭素繊維(31e) が混入さ
れ、その他の部分にはガラス繊維(31d) が混入されてい
る。つまり、このケーシング本体(31)は、全体が樹脂で
形成されていながらも、全体に亘って高い剛性が得られ
るようになっており、特に、各機器の支持部などのよう
に、より高い剛性が要求される部分では炭素繊維(31e)
によって剛性の向上が図られている。これら各繊維(31
d,31e) の混入量は、各部で要求される強度の応じて適
宜設定される。つまり、特に、冷凍機(40)の各機器を支
持する部分での炭素繊維(31e) の混入量はその他の部分
に比べて多く設定されることになる。
【0054】次に、上述したケーシング本体(31)に収容
される枠体(100) の構成について説明する。図11は、
枠体(100) を背面側から見た図である。このように、枠
体(100) は、鉄製の断面L型の4本の板材(101〜104)
が、ケーシング本体(31)の外周部(80)に合致した形状に
なるように互いに接合されて成る外枠体(105) を備えて
いる。このL型板材(101〜104)には外周部(80)のボルト
孔(81,81, …) に対応して同様のボルト孔(106,106,
…) が形成されている。具体的には、この枠体(100) の
一辺は約2000mmであって、各板材の厚さ寸法は約3mmと
なっている。従って、従来のように外板の全体を金属材
料(アルミニウム)で構成した場合に比べてかなり軽量
になっている。具体的に従来のものでは金属製外板の板
厚寸法は約20mmであった。
【0055】外枠体(105) の上下方向の中央位置よりも
僅かに上側には、水平方向に延びる鉄製の補強板(107)
が設けられている。この補強板(107) は、断面コ字状の
板材で成り、両端部が外枠体(105) の左右の縦板(102,1
04) に接合されている。この補強板(107) の位置は、上
記フォークポケット部(63,63) の形成位置に対応してお
り、このフォークポケット部(63,63) の凹陥部形状に略
合致した一対の開口(107a,107a) が形成されている。こ
れにより、フォークポケット部(63,63) の周囲の強度が
高く得られ、フォークリフトによる安定した移送作業が
行える。
【0056】各板材(101〜107)同士の接合部分には、鉄
製の補助板(108,108, …) が架設されており、この枠体
(100) 全体としての剛性を確保している。
【0057】次に、上述したケーシング本体(31)の製作
作業について説明する。図12は、ケーシング本体(31)
の製作作業を説明するための成形型(85)に各材料(31c,3
1d,31e,100) が載置された状態を示す模式図である。
【0058】本ケーシング本体(31)の製作に際し、先
ず、発泡樹脂(31c) 及び各繊維(31d,31e) を所定形状に
形成しておく。つまり、発泡樹脂(31c) を、上記上側部
(60)、下側部(70)及び外周部(80)の形状に近似した薄板
状に形成しておく。また、各繊維(31d,31e) としては、
ケーシング本体(31)の前面側の形状に略合致した前面側
繊維材料(86)と、背面側の形状に略合致した背面側繊維
材料(87)とを個別に作製しておく。これら繊維材料(86,
87) は、上述した高い剛性が要求される部分が炭素繊維
(31e) により、それ以外の部分がガラス繊維(31d) によ
り夫々形成されている。つまり、図12には示していな
いが、炭素繊維(31e) を、冷凍機(40)の各機器を支持す
る部分である突出部分やその他高い剛性が要求される部
分の形状にに合致するように成形しておく。
【0059】このようにして発泡樹脂(31c) 、前面側繊
維材料(86)及び背面側繊維材料(87)が所定形状に形成さ
れた状態で、成形型(85)には、下側から順に前面側繊維
材料(86)、枠体(100) 、発泡樹脂(31c) 、背面側繊維材
料(87)が積層される。その後、型閉めした状態で、型内
を真空引きしながら溶融したエポキシ樹脂を流し込み、
冷却する。これにより、前面側繊維材料(86)と背面側繊
維材料(87)とは樹脂を介して一体化される。つまり、前
面側繊維材料(86)とエポキシ樹脂とにより構成される前
面側繊維強化樹脂としての外壁部(31a) と、背面側繊維
材料(87)とエポキシ樹脂とにより構成される背面側繊維
強化樹脂としての内壁部(31b) とが一体化され、その内
部に枠体(100) 及び発泡樹脂(31c) が内装された状態と
なる。その後、型開きして、このケーシング本体(31)が
得られる。
【0060】このようにして製作されたケーシング本体
(31)をコンテナ本体(20)に取付ける際には、先ず、ケー
シング本体(31)を立設状態にしてフォークリフトのフォ
ークをフォークポケット部(63)に挿通して持ち上げ、コ
ンテナ本体(20)の開口を覆う位置に移送する。外周部の
ボルト孔(81,81, …) とコンテナ本体(20)のボルト孔と
を位置合わせし、各部にボルトを締結することにより、
ケーシング本体(31)がコンテナ本体(20)に一体的に取付
けられ箱体(11)が完成する。また、ケーシング本体(31)
の外縁部分の内部には枠体(100) の外枠体(105) が収容
されているため、コンテナ本体(20)に対する取付け強度
が十分に確保されることになる。また、コンテナ本体(2
0)に対する冷凍機(40)の設置作業は、ケーシング本体(3
1)をコンテナ本体(20)に取付ける前に行うか、若しく
は、取付けた後に行われることになる。
【0061】次に、このコンテナ装置(10)による貨物輸
送動作の一例について説明する。先ず、コンテナ装置(1
0)に荷物が積み込まれ、輸送が開始されて冷凍機(40)の
運転が開始される。この運転開始時には、圧縮機(41)が
フルロードで運転し、庫内の急速冷却が行われる(プル
ダウン運転)。これにより、庫内温度が制御温度範囲
(以下、インレンジという。)に急速に低下する。
【0062】そして、このプルダウン運転によって庫内
温度が一旦インレンジ内に低下すると、通常の冷却運転
を実行し、庫内温度がインレンジを維持するように冷凍
機(40)の冷媒循環状態を制御することになる。
【0063】一方、このような運転状態において、蒸発
器(43)がフロスト(着霜)するとデフロスト運転を実行
する。また、このデフロスト運転は、例えば、プルダウ
ン運転中は4時間ごとに実行し、庫内温度がインレンジ
内に維持された冷却運転時は、12時間又は24時間ご
とに実行する。更に、庫内温度がインレンジより高温に
なり、且つこのインレンジより高温の状態が30分継続
した際にもデフロスト運転を実行する。
【0064】以上説明したように、本形態のコンテナ装
置(10)にあっては、略全体が樹脂により成形されたケー
シング本体(31)の内部に金属製の枠体(100) が内装され
ているので、ケーシング本体(31)の強度を十分に確保で
きる範囲内で枠体(100) の重量を必要最小限に抑えるこ
とにより、コンテナ装置全体としての重量の軽減及び製
作コストの低減を図りながら、ケーシング全体の剛性を
十分に確保してラッキング強度及び端壁強度を十分に確
保することができる。つまり、枠体(100) は、従来の外
板のようなプレス加工によるものではないので、板厚に
制約はなくケーシング本体(31)の強度を十分に確保でき
る範囲内で薄肉に設定可能である。また、大型のプレス
型を必要とすることもなく、生産設備の大型化及び金型
作製に伴う製造コストの増大を回避することができる。
【0065】尚、上述した実施形態では、ケーシング本
体(31)をエポキシ樹脂により構成したが、ABS等その
他の樹脂材料を使用してもよい。また、補強用の繊維材
料としてはガラス繊維(31d) と炭素繊維(31e) とを使用
したが、一方のみを使用したり、金属繊維等その他の繊
維材料を使用してもよい。
【0066】また、この枠体(100) を構成する各板材(1
01〜108)の複数箇所に例えば長孔形状の貫通孔を形成し
ておけば、ケーシング本体(31)の製作時に、この貫通孔
に樹脂材料が流れ込むことで、枠体(100) と樹脂材料と
の密着性を良好に得ることができる。更に、枠体(100)
は、各板材(101〜108)同士を溶接して一体形成する場合
に限らず、ボルト止め等の締結手段によって一体形成す
るようにしてもよい。枠体(100) を構成する各部材(101
〜108)の材質も鉄に限らずアルミニウム等その他の材料
を使用してもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明は、コンテナ用冷凍装置を構成するケーシング本
体(31)に対し、ケーシング本体(31)を樹脂材料により形
成し、その内部に、金属製板材が組付けられて成る骨格
部材(100) を内装した。また、請求項2記載の発明は、
ケーシング本体(31)に外壁部(31a) と内壁部(31b) とを
備えさせ、これらを樹脂材料により形成し、この両者の
間に、金属製板材が枠状に組付けられて成る骨格部材(1
00) を内装した。これら発明によれば、ケーシング本体
(31)全体を軽量な樹脂材料で形成しながらも十分な強度
を確保することができる。従って、コンテナ装置全体と
しての重量軽減を図りながら高いラッキング強度及び端
壁強度を得ることができ、コンテナ用冷凍装置を実用性
の高いものにすることができる。また、骨格部材(100)
は、従来の外板のようなプレス加工によるものではない
ので、板厚に制約はなく、且つ大型のプレス型を必要と
することもなく、生産設備の大型化及び金型作製に伴う
製造コストの増大を回避することが可能となる。
【0068】請求項3記載の発明は、断面L型の鉄部材
(101〜104)をケーシング本体(31)の外縁形状に合致する
ように組付けて外枠体(105) を成した。これにより、ケ
ーシング本体(31)は、その外縁部分の強度が十分に確保
されることになる。特に、この外縁部分は、コンテナ本
体に対する取付け部分となるため、その取付け強度が十
分に確保されることになり、コンテナ用冷凍装置の信頼
性の向上を図ることができる。
【0069】請求項4記載の発明は、ケーシング本体(3
1)の中央部に、その移送時に把持される凹陥部(63,63)
を形成し、この部分を枠体(100) の一部によって補強し
た構成としている。このため、例えばフォークリフトの
フォークを凹陥部(63,63) に差し入れた状態で移送を行
うような場合の移送動作を安定して行うことができる。
従って、移送時にケーシング本体(31)が変形したり、落
下して破損するなどといったことが回避される。
【0070】請求項5記載の発明は、外壁部(31a) と内
壁部(31b) との間に断熱材料(31c)を挟み込んだ構成と
している。このため、ケーシング本体(31)の断熱構造を
比較的容易に実現でき、また、コンテナの断熱性能が向
上でき、コンテナ内部の環境を良好に維持することがで
きる。
【0071】請求項6記載の発明は、外壁部(31a) 及び
内壁部(31b) を形成する樹脂材料に補強用繊維材料(31
d,31e) を混入した構成としている。このため、繊維材
料(31d,31e) による補強と枠体(100) による剛性の向上
とが相俟ってケーシング本体(31)の強度を大幅に向上す
ることができ、コンテナ用冷凍装置の実用性の更なる向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍コンテナ装置の斜視図である。
【図2】冷凍機の収容部分を示す断面図である。
【図3】ケーシング本体の正面図である。
【図4】ケーシング本体の背面図である。
【図5】図3におけるA−A線に沿った断面図である。
【図6】図3におけるB−B線に沿った断面図である。
【図7】図3におけるC−C線に沿った断面図である。
【図8】図3におけるD−D線に沿った断面図である。
【図9】図3におけるE−E線に沿った断面図である。
【図10】図3におけるF−F線に沿った断面図であ
る。
【図11】枠体の背面図である。
【図12】ケーシング本体の製作動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
(31) ケーシング本体 (31a) 外壁部 (31b) 内壁部 (31c) 発泡樹脂(断熱材料) (31d) ガラス繊維 (31e) 炭素繊維 (40) 冷凍機 (63) 凹陥部 (100) 枠体(骨格部材) (101〜104) L型部材(鉄部材) (105) 外枠体 (107) 補強板 (107a) 開口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング本体(31)と、該ケーシング本
    体(31)に支持された冷凍機(40)とを備えたコンテナ用冷
    凍装置において、 上記ケーシング本体(31)は、樹脂材料により形成され、
    その内部には、複数の金属製板材が組付けられて成る骨
    格部材(100) が内装されていることを特徴とするコンテ
    ナ用冷凍装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング本体(31)と、該ケーシング本
    体(31)に支持された冷凍機(40)とを備えたコンテナ用冷
    凍装置において、 上記ケーシング本体(31)は、該ケーシング本体(31)の外
    壁面を構成する外壁部(31a) と、内壁面を構成する内壁
    部(31b) とを備え、これら外壁部(31a) 及び内壁部(31
    b) は夫々樹脂材料により形成されていて、 上記外壁部(31a) 及び内壁部(31b) の間には、複数の金
    属製板材が組付けられて成る骨格部材(100) が内装され
    ていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のコンテナ用冷凍
    装置において、 骨格部材(100) は、断面L型の鉄部材(101〜104)がケー
    シング本体(31)の外縁形状に合致するように組付けられ
    て成る外枠体(105) を備えていることを特徴とするコン
    テナ用冷凍装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコンテナ用冷凍装置にお
    いて、 ケーシング本体(31)の中央部には、その移送時の支持部
    となる凹陥部(63,63)が形成されている一方、 外枠体(105) は鉄部材(101〜104)が矩形状に組付けられ
    て成り、水平方向に対向する鉄部材(102,104) の鉛直方
    向の中央部分同士の間には補強板(107) が架設されてい
    て、該補強板(107) には上記凹陥部(63,63) に対応して
    開口(107a,107a) が形成されていることを特徴とするコ
    ンテナ用冷凍装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のコンテナ用冷凍装置にお
    いて、 外壁部(31a) と内壁部(31b) との間には断熱材料(31c)
    が挟み込まれていることを特徴とするコンテナ用冷凍装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のコンテナ用冷凍装置にお
    いて、 外壁部(31a) 及び内壁部(31b) を形成する樹脂材料には
    補強用繊維材料(31d,31e) が混入されていることを特徴
    とするコンテナ用冷凍装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037084A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Mitsubishi Electric Corp 貯湯タンク等のケーシングユニット
KR101437635B1 (ko) * 2013-02-19 2014-09-05 터보만 주식회사 컨테이너 일체형 터보냉동기
WO2023103429A1 (zh) * 2021-12-06 2023-06-15 青岛海尔电冰箱有限公司 紧固件的安装框及冰箱

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