JP3508716B2 - 保冷庫用蓄冷器 - Google Patents

保冷庫用蓄冷器

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JP3508716B2
JP3508716B2 JP2000324954A JP2000324954A JP3508716B2 JP 3508716 B2 JP3508716 B2 JP 3508716B2 JP 2000324954 A JP2000324954 A JP 2000324954A JP 2000324954 A JP2000324954 A JP 2000324954A JP 3508716 B2 JP3508716 B2 JP 3508716B2
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、トラック等に積
載して輸送される保冷庫において用いられる保冷庫用蓄
冷器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トラック等に積載して輸送され
る保冷庫は、例えば冷凍装置と、該冷凍装置により冷却
蓄冷される蓄冷器とを備えており、前記冷凍装置は、配
送ターミナルの保管倉庫においてのみ運転され、輸送時
においては冷凍装置の運転を行わず、蓄冷器に蓄冷され
た冷熱により保冷庫内に収納された荷物の保冷を行うこ
ととなっている。
【0003】上記構成の保冷庫においては、トラック等
に積載されて輸送されている時には、できるだけ電力を
消費しないようにするのが望ましいところから、保冷室
内の上部に蓄冷器を配設して、冷気の自然対流により保
冷を行うようにした保冷庫が開発されている。
【0004】このような保冷庫の場合、自然対流が生じ
易いように、蓄冷器の構造に特別な工夫を凝らす必要が
あり、例えば、図3ないし図5に示すように、多数平行
に並び、蒸発器として作用すべく冷媒が流通される冷却
管17,17・・と、該冷却管17,17・・における
両端部および中間部を貫通状態で支持する管板28,2
8,28と、前記冷却管17,17・・に隣接して配置
される多数の蓄冷材30,30・・と、該蓄冷材30,
30・・のうちの最外側に位置するものを前記冷却管1
7側へ押し付ける蓄冷材押さえ板32とを備えて構成
し、前記管板28,28,28の上端部および前記蓄冷
材押さえ板32の上端部を保冷室5の上壁5aに固着し
て用いられるものが開発されている。符号29はスペー
サである。
【0005】上記のような構成の蓄冷器の場合、冷却管
17,17・・を管板28,28,28に挿通させてい
るだけの構造となっており、冷却管17,17・・と管
板28,28,28とを固定する加工手段(例えば、拡
管加工等)を講じていないため、管板28,28,28
が冷却管17,17・・に沿って動いてしまって不安定
となり、蓄冷器の取付の際に穴位置を合わせにくいとい
う組付作業上の問題が生じていた。
【0006】そこで、図8に示すように、前記管板28
の底部相互を連結するための断面略L字状の補強板35
を用意し、該補強板35の水平片35bの端部を延設し
て取付片36となすとともに、蓄冷材押さえ板32の下
端部にも水平な取付片42を延設して、管板28の下端
部に対して補強板35の取付片36を蓄冷材押さえ板3
2の取付片42とともにボルト37により共締め固定す
る方法が採用されるようになってきている。符号39は
ウエルドナットである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに、管板28の下端部に対して補強板35の取付片3
6を蓄冷材押さえ板32の取付片42とともにボルト3
7により共締め固定する方法を採用した場合、後付けと
なる蓄冷材押さえ板32と補強板35とがボルト固定さ
れることとなるため、予め補強板35を管板28に取り
付けておくことができず、蓄冷器据え付け時に補強板3
5を取り付けるという手順となる。すると、冷却管1
7,17・・に沿って管板28が動いてしまうこととな
り、作業性が悪くなるという不具合が生ずる。
【0008】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、管板と冷却管との相対的な動きを規制するととも
に、蓄冷材押さえ板の後付けを可能ならしめることによ
り、組付作業性を向上させることを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、多数平行に並び、
蒸発器として作用すべく冷媒が流通される冷却管17,
17・・と、該冷却管17,17・・における少なくと
も両端部を貫通状態で支持する管板28,28,28
と、前記冷却管17,17・・に隣接して配置される多
数の蓄冷材30,30・・と、該蓄冷材30,30・・
のうちの最外側に位置するものを前記冷却管17側へ押
し付ける蓄冷材押さえ板32,32とを備え、前記管板
28,28,28の上端部および前記蓄冷材押さえ板3
2,32の上端部を保冷室5の上壁5aに固着して用い
られる保冷庫用蓄冷器において、前記管板28,28,
28の底部相互を連結する断面略L字状の補強板35を
設けるとともに、該補強板35の垂直片35aに、前記
蓄冷材押さえ板32を蓄冷材30側に押圧する圧力付与
部38を設けている。
【0010】上記のように構成したことにより、管板2
8,28,28の底部相互を補強板35によって連結固
定した状態で組付を行うことができることとなり、管板
28,28,28と冷却管17,17・・との相対的な
動きが規制される。従って、冷却管17,17・・に沿
って管板28,28,28が動いてしまうということが
なくなり、組付時の作業性がよくなる。また、補強板3
5の垂直片35aに、前記蓄冷材押さえ板32を蓄冷材
30側に押圧する圧力付与部38を設けているため、蓄
冷材押さえ板32の下端部を固定する必要がなくなる。
従って、管板28,28,28の底部相互を補強板35
で連結した状態で組み付けた後、蓄冷材押さえ板32を
後付けで組み付けることが可能となり、組付作業性がさ
らに向上することとなる。
【0011】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の保冷庫用蓄冷器において、前記圧力付与部38
を、前記補強板垂直片35aの上端に一体に形成された
くの字状の屈曲部により構成した場合、圧力付与部38
が補強板35と一体に構成できることとなり、構造が簡
略となる。
【0012】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の保冷庫用蓄冷器におい
て、前記蓄冷材30,30・・の上端と前記蓄冷材押さ
え板32の上端との間に所定の隙間Sを形成するととも
に、該蓄冷材押さえ板32に、該蓄冷材押さえ板32の
下端部から前記蓄冷材30の上端とほぼ同一の高さにま
で延びる第1の空気流通口40,40・・と、蓄冷材押
さえ板32のほぼ上端部にまで延びる第2の空気流通口
41,41・・とを混在させて形成した場合、蓄冷材押
さえ板32の外側から蓄冷器14内部へ流れ込む空気の
量を第1の空気流通口40,40・・と第2の空気流通
口41,41・・との混在比によって調整できることと
なり、保冷時間を調節することができる。
【0013】請求項4の発明におけるように、請求項3
記載の保冷庫用蓄冷器において、前記第1の空気流通口
40,40・・と第2の空気流通口41,41・・との
形成個数比を約2:1とした場合、保冷時間を最適とす
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0015】この保冷庫は、トラック等に積載して輸送
されるものであり、図1および図2に示すように、断熱
構造の保冷庫本体1と、該保冷庫本体1の開口部4を開
閉する扉2と、前記保冷庫本体1に配設された保冷手段
3とを備えて構成されている。
【0016】前記保冷庫本体1は、前面に荷物を出し入
れするための開口部4を有する縦長直方体の箱形状とさ
れており、荷物を収納するための保冷室5と該保冷室5
の天板上方に区画形成され且つ蓋カバー7により覆われ
た機械室6とを備えている。符号8は機械室6へ空気を
吸い込むための空気吸込口、9は機械室6から空気を吹
き出すための空気吹出口、10は保冷庫を移動させるた
めのキャスタである。
【0017】前記保冷庫本体1における保冷室5の外壁
は、合成樹脂製(例えば、FRP製)の内外板間に断熱
材を充填してなる断熱構造とされている。
【0018】また、前記扉2は、閉操作時に保冷庫本体
1の開口部4にはめ込まれる構成とされており、前記保
冷庫本体1と同様に合成樹脂製(例えば、FRP製)の
内外板間に断熱材を充填してなる断熱構造とされてい
る。そして、この扉2は、前記開口部4の右側口縁に対
してヒンジ11,11により開閉自在に枢支されてい
る。また、この扉2の閉止状態を保持するためのロック
装置12は、前記開口部4における上下口縁と扉2の上
下端部とに設けられている。
【0019】前記保冷手段3は、冷凍装置13と、該冷
凍装置13により冷却蓄冷される蓄冷器14とにより構
成されている。
【0020】前記冷凍装置13は、前記機械室6内に配
設された圧縮機15および凝縮器16と、前記保冷室5
の上部に配設された蓄冷器14を構成するとともに、前
記凝縮器16からの液冷媒が供給される冷却管17(図
3ないし図5参照)とからなっている。符号18は凝縮
器16を冷却する冷却ファン、19はドレンパンであ
る。前記圧縮機15、凝縮器16および冷却管17は、
図示しない冷媒配管により順次接続されており、圧縮機
15で圧縮された冷媒を凝縮器16で凝縮液化し、膨張
弁(図示省略)により減圧した後、冷却管17で蒸発さ
せ、このときの蒸発潜熱により前記蓄冷器14内に収納
された蓄冷材を冷却することにより蓄冷することとなっ
ている。なお、この冷凍装置13の運転は、配送ターミ
ナルにおける保管倉庫においてのみ行われ、輸送時にお
いては冷凍装置13の運転を行わず、蓄冷器14に蓄冷
された冷熱により保冷庫内に収納された荷物の保冷を行
うこととなっている。
【0021】前記保冷庫本体1における保冷室5の外壁
には、上下方向に3段に分けて両側面から背面にかけて
連続する補強用突部20,20,20が形成されてい
る。
【0022】また、前記扉2にも、前記保冷庫本体1側
の補強用突部20,20,20とそれぞれ連続する補強
用突部21,21,21が形成されている。
【0023】さらに、前記保冷庫本体1側の補強用突部
20,20,20のうちの中段に位置する補強用突部2
0には、前記開口部4の口縁部となる部位の角部および
保冷庫本体1の背面両側となる部位の角部には、保冷庫
を移動させる際に把持される把手22がそれぞれ設けら
れている。
【0024】また、本実施の形態においては、前記保冷
庫本体1の外壁および扉2には、上段側の補強用突部2
0,21および下段側の補強用突出20,21の下側に
隣接するようにして該補強用突部20,21より外方に
突出する緩衝ゴム23,24が取り付けられている。
【0025】前記蓄冷器14は、図3ないし図5に示す
ように、多数平行に並び(即ち、上下方向に4本が1列
に並ぶ冷却管列D,D・・が前後方向に多数列並び)、
蒸発器として作用すべく冷媒が流通される冷却管17,
17・・を有している。さらに、前記蓄冷器14には、
該蓄冷器14への冷媒導入部となる分流器25および蓄
冷器14からの冷媒導出部となるヘッダー26が設けら
れている。符号27は分流器25と冷却管17とを接続
するキャピラリ管である。
【0026】前記冷却管17,17・・における両端部
側および中間部側は、管板28,28,28により支持
されている。
【0027】この蓄冷器14は、図5に示すように、前
記冷却管列D,D,・・間に配設されたスペーサ29,
29・・と、該各スペーサ29と各冷却管列Dとの間に
それぞれ挟持された袋入りの蓄冷材30とを備えてい
る。前記各スペーサ29は、上端から下端に向かって末
広がりとなる略断面ハット形状とされており、その側面
には、開口部(図示省略)が形成されている。また、ス
ペーサ29の下端両側には、挿入される蓄冷材30の下
端を支持する断面略L字状の蓄冷材受け部29a,29
aが一体に突設されている。このように構成すると、蓄
冷材30が冷却管17,17・・に密着することとな
り、蓄冷時において冷却管17により蓄冷材30が効率
良く冷却されることとなる。しかも、蓄冷材30は、ほ
とんど露出状態で冷却管17とスペーサ29とに保持さ
れることとなっているため、保冷時において保冷室5内
の空気と良好に接触することとなり、保冷性能も向上す
ることとなる。
【0028】前記管板28には、図6に示すよう、前記
冷却管17,17・・を挿通させる挿通穴31,31・
・が形成されている。
【0029】前記蓄冷器14には、前述したように蓄冷
材30,30・・が配置されることとなっているが、蓄
冷材30の上端と保冷室5の上壁5aとの間には、自然
対流により循環する空気が蓄冷器14内に入り込み易い
ように隙間Sが形成されることとなっている(図5参
照)。
【0030】また、前記蓄冷器14には、前記蓄冷材3
0,30・・のうちの最外側に位置するものを前記冷却
管17,17・・側へ押し付ける蓄冷材押さえ板32が
設けられている。該蓄冷器押さえ板32は、図6および
図7に示すように、上端部に水平な取付片32aを有
し、下端部に蓄冷材30の下端を支持する断面略L字状
の蓄冷材受け部32bを有しており、前記取付片32a
を保冷室上壁5aにボルト33により固定することによ
り取り付けられている。そして、この蓄冷材押さえ板3
2の下端部は自由状態とされている。また、前記各管板
28の上端部も、保冷室5の上壁5aにボルト34によ
り固着されており、前記管板28,28,28の底部相
互は、断面略L字状の補強板35によって連結されてい
る。つまり、図6に示すように、この補強板35の水平
片35bから延設された取付片36を管板28の下端部
28aにボルト37により固着することにより管板2
8,28,28は補強板35によって連結されることと
なっているのである。そして、前記補強板35の垂直片
35aには、前記蓄冷材押さえ板32を蓄冷材30側に
押圧する圧力付与部38が設けられている。該圧力付与
部38は、前記補強板垂直片35aの上端に一体に形成
されたくの字状の屈曲部により構成されている。このよ
うにすると、圧力付与部38が補強板35と一体に構成
できることとなり、構造が簡略となる。符号39は管板
28の下端部28aに溶接されたウエルドナットであ
る。
【0031】さらに、前記蓄冷材押さえ板32の側面に
は、図7に示すように、該蓄冷材押さえ板32の下端部
から前記蓄冷材30の上端とほぼ同一の高さにまで延び
る(即ち、開口面積の小さく、蓄冷材30によってほぼ
塞がれている)第1の空気流通口40と、蓄冷材押さえ
板32のほぼ上端部にまで延びる(即ち、開口面積が大
きく、蓄冷材30より上の部分が開放されている)第2
の空気流通口41とが混在して形成されている。このよ
うにすると、蓄冷材押さえ板32の外側から蓄冷器14
内部へ流れ込む空気の量を第1の空気流通口40と第2
の空気流通口41との混在比によって調整できることと
なり、保冷時間の調節が可能となる。本実施の形態にお
いては、前記第1の空気流通口40と第2の空気流通口
41との形成個数比は約2:1とされており、保冷時間
を18時間保冷に最適とすることができる。
【0032】上記のように構成された保冷庫用蓄冷器に
おいては、次のような作用効果が得られる。
【0033】本実施の形態においては、管板28,2
8,28の底部相互を補強板35によって連結固定した
状態で組付を行うことができることとなり、管板28,
28,28と冷却管17,17・・との相対的な動きが
規制される。従って、冷却管17,17・・に沿って管
板28,28,28が動いてしまうということがなくな
り、組付時の作業性がよくなる。また、補強板35の垂
直片35aに、蓄冷材押さえ板32を蓄冷材30側に押
圧する圧力付与部38を設けているため、蓄冷材押さえ
板38の下端部を固定する必要がなくなる。従って、管
板28,28,28の底部相互を補強板35で連結した
状態で組み付けた後、蓄冷材押さえ板32を後付けで組
み付けることが可能となり、組付作業性がさらに向上す
ることとなる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、多数平行に並
び、蒸発器として作用すべく冷媒が流通される冷却管1
7,17・・と、該冷却管17,17・・における少な
くとも両端部を貫通状態で支持する管板28,28,2
8と、前記冷却管17,17・・に隣接して配置される
多数の蓄冷材30,30・・と、該蓄冷材30,30・
・のうちの最外側に位置するものを前記冷却管17側へ
押し付ける蓄冷材押さえ板32,32とを備え、前記管
板28,28,28の上端部および前記蓄冷材押さえ板
32,32の上端部を保冷室5の上壁5aに固着して用
いられる保冷庫用蓄冷器において、前記管板28,2
8,28の底部相互を連結する断面略L字状の補強板3
5を設けるとともに、該補強板35の垂直片35aに、
前記蓄冷材押さえ板32を蓄冷材30側に押圧する圧力
付与部38を設けて、管板28,28,28の底部相互
を補強板35によって連結固定し且つ圧力付与部38に
よって蓄冷材押さえ板32を蓄冷材30側に押圧した状
態で組付を行うことができるようにしたので、管板2
8,28,28と冷却管17,17・・との相対的な動
きが規制される結果、冷却管17,17・・に沿って管
板28,28,28が動いてしまうということがなくな
るとともに、蓄冷材押さえ板32の下端部を固定する必
要がなくなるところから、管板28,28,28の底部
相互を補強板35で連結した状態で組み付けた後、蓄冷
材押さえ板32を後付けで組み付けることが可能とな
り、組付作業性が向上するという効果がある。
【0035】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の保冷庫用蓄冷器において、前記圧力付与部38
を、前記補強板垂直片35aの上端に一体に形成された
くの字状の屈曲部により構成した場合、圧力付与部38
が補強板35と一体に構成できることとなり、構造が簡
略となる。
【0036】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の保冷庫用蓄冷器におい
て、前記蓄冷材30,30・・の上端と前記蓄冷材押さ
え板32の上端との間に所定の隙間Sを形成するととも
に、該蓄冷材押さえ板32に、該蓄冷材押さえ板32の
下端部から前記蓄冷材30の上端とほぼ同一の高さにま
で延びる第1の空気流通口40,40・・と、蓄冷材押
さえ板32のほぼ上端部にまで延びる第2の空気流通口
41,41・・とを混在させて形成した場合、蓄冷材押
さえ板32の外側から蓄冷器14内部へ流れ込む空気の
量を第1の空気流通口40,40・・と第2の空気流通
口41,41・・との混在比によって調整できることと
なり、保冷時間を調節することができる。
【0037】請求項4の発明におけるように、請求項3
記載の保冷庫用蓄冷器において、前記第1の空気流通口
40,40・・と第2の空気流通口41,41・・との
形成個数比を約2:1とした場合、保冷時間を最適とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる保冷庫用蓄冷器
を備えた保冷庫の側面図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる保冷庫用蓄冷器
を備えた保冷庫の正面図である。
【図3】本願発明の実施の形態にかかる保冷用蓄冷器の
下面図である。
【図4】本願発明の実施の形態にかかる保冷庫用蓄冷器
の側面図である。
【図5】本願発明の実施の形態にかかる保冷庫用蓄冷器
の要部を示す拡大断面図である。
【図6】本願発明の実施の形態にかかる保冷庫用蓄冷器
の要部を示す拡大分解斜視図である。
【図7】本願発明の実施の形態にかかる保冷庫用蓄冷器
における蓄冷材押さえ板の拡大正面図である。
【図8】従来の保冷庫用蓄冷器の要部を示す拡大分解斜
視図である。
【符号の説明】
5は保冷室、14は蓄冷器、17は冷却管、28は管
板、30は蓄冷材、32は蓄冷材押さえ板、35は補強
板、35aは垂直片、38は圧力付与部(屈曲部)、4
0は第1の空気流通口、41は第2の空気流通口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 16/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数平行に並び、蒸発器として作用すべ
    く冷媒が流通される冷却管(17),(17)・・と、
    該冷却管(17),(17)・・における少なくとも両
    端部を貫通状態で支持する管板(28),(28)・・
    と、前記冷却管(17),(17)・・に隣接して配置
    される多数の蓄冷材(30),(30)・・と、該蓄冷
    材(30),(30)・・のうちの最外側に位置するも
    のを前記冷却管(17),(17)・・側へ押し付ける
    蓄冷材押さえ板(32),(32)とを備え、前記管板
    (28),(28)・・の上端部および前記蓄冷材押さ
    え板(32),(32)の上端部を保冷室(5)の上壁
    (5a)に固着して用いられる保冷庫用蓄冷器であっ
    て、前記管板(28),(28)・・の底部相互を連結
    する断面略L字状の補強板(35)を設けるとともに、
    該補強板(35)の垂直片(35a)には、前記蓄冷材
    押さえ板(32),(32)を蓄冷材(30)側に押圧
    する圧力付与部(38)を設けたことを特徴とする保冷
    庫用蓄冷器。
  2. 【請求項2】 前記圧力付与部(38)を、前記補強板
    垂直片(35a)の上端に一体に形成されたくの字状の
    屈曲部により構成したことを特徴とする前記請求項1記
    載の保冷庫用蓄冷器。
  3. 【請求項3】 前記蓄冷材(30)の上端と前記蓄冷材
    押さえ板(32)の上端との間には所定の隙間(S)を
    形成するとともに、該蓄冷材押さえ板(32)には、該
    蓄冷材押さえ板(32)の下端部から前記蓄冷材(3
    0)の上端とほぼ同一の高さにまで延びる第1の空気流
    通口(40),(40)・・と、蓄冷材押さえ板(3
    2)のほぼ上端部にまで延びる第2の空気流通口(4
    1),(41)・・とを混在させて形成したことを特徴
    とする前記請求項1および2のいずれか一項記載の保冷
    庫用蓄冷器。
  4. 【請求項4】 前記第1の空気流通口(40),(4
    0)・・と第2の空気流通口(41),(41)・・と
    の形成個数比を約2:1としたことを特徴とする前記請
    求項3記載の保冷庫用蓄冷器。
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