JPH10157490A - 車両用インストルメントパネル構造 - Google Patents

車両用インストルメントパネル構造

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JPH10157490A
JPH10157490A JP8323089A JP32308996A JPH10157490A JP H10157490 A JPH10157490 A JP H10157490A JP 8323089 A JP8323089 A JP 8323089A JP 32308996 A JP32308996 A JP 32308996A JP H10157490 A JPH10157490 A JP H10157490A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インストルメントパネルの生産性及び経済性
を高めること。 【解決手段】 フロントデフロスタ開口部を有するイン
ストルメントパネル本体を構成する芯材を射出成形する
とき、その芯材の辺縁に上記フロントデフロスタ開口部
に対応するデフロスタグリルを薄肉ヒンジを介して一体
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体に取
付け使用されるインストルメントパネル構造に係り、特
にインストルメントパネルに設けられているフロントデ
フロスタ開口部(通気孔)の辺縁に被着されるデフロス
タグリルをインストルメントパネルと一体に成形する車
両用インストルメントパネル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に知られているインストル
メントパネルの構造は、図8で示すように、硬質樹脂で
形成されている芯材1、この芯材の表面に層成される発
泡層2、この発泡層2の表面に一体形成されている表皮
層3からなり、しかも所定位置にフロントデフロスタ開
口部4を穿設せしめてなるインストルメントパネル本体
5と、このインストルメントパネル本体5における芯材
1の裏面に、シール材7を介して例えば接着、溶着等に
よる取付手段により固定されるエアダクト部材6と、上
記インストルメントパネル本体5に形成されているフロ
ントデフロスタ開口部4の開口縁に被着されるデフロス
タグリル8とからなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のイン
ストルメントパネルにあっては、そのインストルメント
パネルの構成部材が、インストルメントパネル本体5の
外に、エアダクト部材6及びデフロスタグリル8の各構
成部材が必要となり、このため、それぞれの成形工程で
樹脂成形されるインストルメントパネル本体5、エアダ
クト部材6及びデフロスタグリル8からなる各構成部材
を予め用意しなければならない。またこれら各構成部材
の樹脂成形時には、それぞれの全型を用いそれぞれの成
形工程で成形しなければならないことから、それら各構
成部材成形のための設備費及び生産費が嵩み経済性の点
で問題が生じている。
【0004】本発明は、かかる問題点に着目してなされ
たもので、フロントデフロスタを有するインストルメン
トパネル本体を構成する芯材を射出成形するとき、その
芯材の辺縁にフロントデフロスタ開口部に対応するデフ
ロスタグリルを薄肉ヒンジを介して一体形成して、これ
によりインストルメントパネルの生産性及び経済性を高
めることを第1の目的としている。
【0005】また本発明では、インストルメントパネル
を構成する芯材を射出成形するとき、その芯材と一体に
エアダクト部材及びデフロスタグリルを一体形成して、
従来例で述べたインストルメントパネル本体、デフロス
タグリル、エアダクト部材等の各構成部材の成形作業及
びそれら構成部材の組立作業を省力化してインストルメ
ントパネルの生産性及び経済性を高めることを第2の目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1では、芯材及び該芯材の表面に層成さ
れる発泡層及び該発泡層の表面に層成される表皮層とか
らなり、かつ所定位置にフロントデフロスタ開口部を穿
設せしめてなるインストルメントパネル本体と、上記フ
ロントデフロスタ開口部に通じるエアダクトと、上記フ
ロントデフロスタ開口部の開口縁に被着されるデフロス
タグリルを有するインストルメントパネルにおいて、上
記芯材の射出成形時に、上記フロントデフロスタ開口部
に対応位置されるデフロスタグリルを、上記芯材の一辺
より薄肉ヒンジを介して一体に延設し、上記デフロスタ
グリルを薄肉ヒンジを境にインストルメントパネルの表
側よりフロントデフロスタ開口部に被着せしめる車両用
インストルメントパネル構造であることを特徴としてい
る。
【0007】また本発明の請求項2では、上記請求項1
に加えて芯材に形成するデフロスタグリルに通じるエア
ダクトを、その芯材と一体に射出成形する車両用インス
トルメントパネル構造であることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基いて詳細に説明する。
【0009】図1及び図2は、本発明の第1の実施形態
を示すものであって、11は自動車の車体に設備される
インストルメントパネルであって、このインストルメン
トパネル11は、射出成形手段により成形されると共に
フロントデフロスタ開口部14を形成している熱可塑性
樹脂製の芯材12及びこの芯材12表面の所望面に層成
されるラミネートシート状のクッション層13とからな
るインストルメントパネル本体と、上記芯材12に対し
て例えば溶着又は接着等による取付手段により上記芯材
12のフロントデフロスタ開口部14に取付けられるエ
アダクト15と、上記デフロスタグリル開口部14の上
面に被着されるデフロスタグリル16とからなってい
る。
【0010】本実施形態では、上記芯材12の射出成形
時において、その芯材12とデフロスタグリル16を予
め一体に射出成形することを特長としているものであ
る。つまり芯材12を射出成形するに際し、所定成形型
(図示せず)を用いて図3で示す如く、フロントデフロ
スタ開口部14を形成した芯材12、及びこの芯材12
の前縁に一体形成されている薄肉ヒンジ17を介して連
設され、かつ上記フロントデフロスタ開口部14上に被
せられる形状に設定されたデフロスタグリル16を一体
成形したものである。さらにそのデフロスタグリル16
には、上記フロントデフロスタ開口部14に対応し得る
エア吹出し口18と、このデフロスタグリル16をデフ
ロスタグリル開口部上で被着維持せしめるための係止爪
19が形成されている。
【0011】上記のエアダクト15は、上記芯材12と
は別体構造の樹脂製であって、該エアダクト15にはエ
アの吐出口20が形成されている。そしてこのエアダク
ト15は、上記芯材12に形成されているデフロスタ開
口部14の口縁に、例えば熱板溶着、超音波溶着、粘着
テープ等による接着手段によって芯材12と一体に結合
される。
【0012】上記クッション層13は、発泡層21と、
その発泡層21の表面に層成される表皮層22とからな
っており、このクッション層13は、上記芯材12表面
の所望面にキャビティ型等による加圧加熱力を利用して
熱融着される。
【0013】このようにして芯材12に対してエアダク
ト15及びクッション層13を取付けてなるインストル
メントパネル11は、上記芯材12と一体のデフロスタ
グリル16を薄肉ヒンジ17を境として芯材12の表面
側に折り曲げ、さらにそのデフロスタグリル16に形成
されている係止爪19をデフロスタ開口部14の口縁に
係止させることで、そのデフロスタグリル16のデフロ
スタ開口部14上面での被着が維持されるものである。
【0014】このように本実施形態にあっては、インス
トルメントパネル11を構成するに使用される芯材12
とデフロスタグリル16とが予め一体に形成されるもの
であることから、従来例のように、芯材12とは別のデ
フロスタグリル16部材を成形するための金型、及び成
形工程が省け、これによってインストルメントパネルの
生産性及び経済性が高められるものである。
【0015】次に図4に示す第2の実施形態について述
べると、この実施形態においては、芯材12の射出成形
時にエアダクト15となる凹溝23をその芯材12と一
体に射出成形すると共に、その芯材12の前縁に上記同
様に薄肉ヒンジ17を介してデフロスタグリル16を芯
材12と一体に成形したものである。
【0016】従ってこの第2の実施形態によれば、芯材
12とエアダクト15及びデフロスタグリル16の三者
が予め一体に成形することができるので、上記第1の実
施形態の作用効果に加えて、エアダクト15成形のため
の金型及びその成形工程を省くことができ、これによっ
て、インストルメントパネルの生産性及び経済性が一層
高められる。
【0017】さらに、図5乃至図7に示す第3乃至第5
の実施形態について説明すると、これらの実施形態にお
いては、インストルメントパネル11のウインドウシー
ルドガラス(図示せず)側端部が湾曲しており、かつデ
フロスタグリルもそれに沿って湾曲させたものである。
まず図5に示す第3の実施形態について説明すると、こ
の実施形態においては、インストルメントパネル11と
デフロスタグリル161とを一体に接続するヒンジ17
1を直線的で幅広のものとし、それに伴いデフロスタグ
リル161とそれに対応する吐出口201を複数に分割
したものである。また、図6に示す第4の実施例形態に
ついて説明すると、この実施形態においては、ヒンジ1
72を幅狭のものとし、かつデフロスタグリル162と
それに対応する吐出口202を1つにしたものである。
さらにまた、図7に示す第5の実施形態について説明す
ると、この実施形態においては、ヒンジ173を第4の
実施形態と同様に幅狭のものとしたものであるが、デフ
ロスタグリル162とそれに対応する吐出口202は2
分割したものである。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インスト
ルメントパネルの芯材12を射出成形するとき、その芯
材12と一体にデフロスタグリル16及びエアダクト1
5を同時成形する構成であるから、芯材12とは別に形
成したデフロスタグリル及びエアダクト15を組合せる
従来のインストルメントパネルの構成に比して経済性と
生産性が大幅に向上されるという作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなる車両用インストルメントパネル
構造の第1の実施形態を示した斜視図。
【図2】図1におけるA−A線拡大断面図。
【図3】本発明の第1の実施形態で示される芯材を示し
た断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態であるインストルメン
トパネルの断面図。
【図5】本発明の第3の実施形態であるインストルメン
トパネルの斜視図。
【図6】本発明の第4の実施形態であるインストルメン
トパネルの斜視図。
【図7】本発明の第5の実施形態であるインストルメン
トパネルの斜視図。
【図8】従来のインストルメントパネルの構成を示した
断面図。
【符号の説明】
11…インストルメントパネル 12…芯材 13…クッション層 14…デフロスタ開口部 15…エアダクト 16,161,162,163…デフロスタグリル 17,171,172,173…薄肉ヒンジ 18…エア吹出し口 19…係止爪 20,201,202,203…エア吐出口 21…発泡層 22…表皮層 23…凹溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材(12)及び該芯材(12)の表面
    に層成される発泡層(21)及び該発泡層(21)の表
    面に層成される表皮層(22)とからなり、かつ所定位
    置にフロントデフロスタ開口部(14)を穿設せしめて
    なるインストルメントパネル本体と、上記フロントデフ
    ロスタ開口部(14)に通じるエアダクト(15)と、
    上記フロントデフロスタ開口部(14)の口縁に被着さ
    れるデフロスタグリル(16)を有するインストルメン
    トパネル(11)において、上記芯材(12)の射出成
    形時に、上記フロントデフロスタ開口部(14)に対応
    位置されるデフロスタグリル(16)を、上記芯材(1
    2)の一辺より薄肉ヒンジ(17)を介して一体に延設
    し、上記デフロスタグリル(16)を薄肉ヒンジ(1
    7)を境にインストルメントパネルの表側よりフロント
    デフロスタ開口部(14)に被着せしめることを特徴と
    する車両用インストルメントパネル構造。
  2. 【請求項2】 芯材(12)及び該芯材(12)の表面
    に層成される発泡層(21)及び該発泡層(21)の表
    面に層成される表皮層(22)とからなり、かつ所定位
    置にフロントデフロスタ開口部(14)を穿設せしめて
    なるインストルメントパネル本体と、上記フロントデフ
    ロスタ開口部(14)に通じるエアダクト(15)と、
    上記フロントデフロスタ開口部(14)の口縁に被着さ
    れるデフロスタグリル(16)を有するインストルメン
    トパネル(11)において、上記芯材(12)の射出成
    形時に、上記フロントデフロスタ開口部(14)に対応
    位置されるデフロスタグリル(16)を、上記芯材(1
    2)の一辺より薄肉ヒンジ(17)を介して一体に延設
    すると共に、上記芯材(12)に、エアダクト(15)
    となる凹溝を一体成形し、上記デフロスタグリル(1
    6)を薄肉ヒンジ(17)を境にインストルメントパネ
    ルの表側よりフロントデフロスタ開口部(14)に被着
    せしめることを特徴とする車両用インストルメントパネ
    ル構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005538909A (ja) * 2002-09-18 2005-12-22 インテル イーカーエーアー システムズ ベスローテン フェンノートシャップ 載置用レッジ
DE10062151B4 (de) * 2000-12-14 2014-01-02 Volkswagen Ag Instrumententafel, insbesondere für ein Kraftfahrzeug, mit einem Grundkörper und einer Abdeckung

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DE10062151B4 (de) * 2000-12-14 2014-01-02 Volkswagen Ag Instrumententafel, insbesondere für ein Kraftfahrzeug, mit einem Grundkörper und einer Abdeckung
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