JPH10156706A - 研磨装置及び研磨方法 - Google Patents

研磨装置及び研磨方法

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JPH10156706A
JPH10156706A JP33151696A JP33151696A JPH10156706A JP H10156706 A JPH10156706 A JP H10156706A JP 33151696 A JP33151696 A JP 33151696A JP 33151696 A JP33151696 A JP 33151696A JP H10156706 A JPH10156706 A JP H10156706A
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JP
Japan
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work
polishing
lower platen
vibration
plate
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JP33151696A
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Isao Nagahashi
勲 長橋
Yoshie Takahashi
吉重 高橋
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SpeedFam Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下定盤及び加圧体の少なくともいずれか一方
を所定周波数で振動させることで、研磨レートの向上を
図った研磨装置及び研磨方法を提供する。 【解決手段】 ワーク200を下定盤1上に載置し、ワ
ーク200をプレッシャプレート3で加圧した状態で、
研磨液供給用ノズル4から研磨液Kを供給しながら、下
定盤1とワーク200とを逆方向に回転させて、ワーク
200を研磨する。このとき、下定盤1の下側に設けた
振動機構2によって、下定盤1を振動させると、研磨液
K中の砥粒が、ワーク200と下定盤1との間に均一に
分散すると共にワーク200の下面に深く食い込み、ワ
ーク200の研磨レートが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークと下定盤
との間に研磨液を供給しながらワーク表面を研磨する研
磨装置及び研磨方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の研磨装置の一例を示す
概略図である。この研磨装置は、ワークの片面を研磨す
る片面ラッピング装置である。図12において、符号1
00は下定盤であり、符号101はプレッシャプレート
101であり、符号200がラッピングされるワークで
ある。ワーク200は、プレッシャプレート101の下
面に貼り付けられており、プレッシャプレート101と
一体に下降されて、下定盤100上に加圧される。そし
て、この状態で、研磨液Kを供給しながら、下定盤10
0とプレッシャプレート101とを逆回転させる。する
と、研磨液Kが、ワーク200の下面200aと下定盤
100の上面100aとの間に浸入し、ワーク200の
下面200aが研磨液Kに含まれる砥粒によって研磨さ
れる。
【0003】また、図13は、両面ラッピング装置の概
略図である。この装置は、ワーク200を上定盤110
によって下定盤100側に加圧しながら、上定盤110
と下定盤100とを逆方向に回転させることで、ワーク
200の両面を研磨する装置である。この両面ラッピン
グ装置においては、研磨液Kを、ワーク200の下面2
00aと下定盤100の上面100aとの間に供給する
だけではなく、ワーク200の上面200bと上定盤1
10の下面110aとの間にも供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の研磨装置では、次のような問題がある。上記したよう
に、研磨液Kをワーク200の研磨面に供給する理由
は、研磨液K内の砥粒の研磨作用によってワーク200
の研磨レートを向上させるためである。したがって、例
えば、図12においては、研磨液K内の砥粒が、下定盤
100の上面100aとワーク200の下面200aと
の間に、所定の濃度(10%〜30%)で均一に分散す
ることが望ましい。しかしながら、図12及び図13に
示したラッピング装置では、プレッシャプレート101
や上定盤110がワーク200を下定盤100側に加圧
した状態にあるので、研磨液Kが、下定盤100の上面
100aとワーク200の下面200aとの間や上面2
00bと下面110aとの間に浸入し難い。研磨液Kが
これらの間隙に浸入したとしても、研磨液K内の砥粒が
均一に分散し難く、ワーク200の研磨レートが低い。
【0005】この発明は上述した課題を解決するために
なされたもので、下定盤及び加圧体の少なくともいずれ
か一方を所定周波数で振動させることで、研磨レートの
向上を図った研磨装置及び研磨方法を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、下定盤上に載置され且つ加圧体
によって下方に加圧されたワークを、砥粒を含んだ研磨
液を供給しながら、上記下定盤を回転させて研磨する研
磨装置において、上記下定盤及び加圧体の少なくともい
ずれか一方を所定振動数で振動させる振動機構を設けた
構成としてある。かかる構成により、下定盤上に載置さ
れ且つ加圧体によって下方に加圧されたワークを、砥粒
を含んだ研磨液を供給しながら、下定盤を回転させて研
磨する際に、振動機構により、下定盤及び加圧体の少な
くともいずれか一方を所定周波数で振動させると、研磨
液がワークと下定盤との間やワークと加圧体との間に速
やかに浸入して、砥粒が均一に分散する。また、ワーク
に伝達された振動で、砥粒がワークに深く食い込む。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の研磨装置において、上記振動機構は、上記下定盤及び
加圧体の少なくともいずれか一方を、縦方向に振動させ
るものである構成とし、請求項3の発明では、請求項1
に記載の研磨装置において、上記振動機構は、上記下定
盤及び加圧体の少なくともいずれか一方を、横方向に振
動させるものである構成とした。さらに、請求項4の発
明では、請求項1に記載の研磨装置において、上記振動
機構は、上記下定盤及び加圧体の少なくともいずれか一
方を、斜め方向に振動させるものである構成とした。
【0008】また、請求項5の発明は、ワークを下定盤
上に載置し、このワークを加圧体によって加圧し、砥粒
を含んだ研磨液を供給しながら、上記下定盤を回転させ
ることにより、ワークを研磨する研磨方法において、上
記下定盤及び加圧体の少なくともいずれか一方を所定振
動数で振動させながら、上記ワークを研磨する構成とし
た。かかる構成により、下定盤上に載置したワークを加
圧体によって加圧し、砥粒を含んだ研磨液を供給しなが
ら、下定盤を回転させることにより、ワークを研磨す
る。その際に、下定盤及び加圧体の少なくともいずれか
一方を所定周波数で振動させると、研磨液がワークと下
定盤との間やワークと加圧体との間に速やかに浸入し
て、砥粒が均一に分散する。また、ワークに伝達された
振動で、砥粒がワークに深く食い込む。
【0009】また、請求項6の発明は、請求項5に記載
の研磨方法において、上記振動の方向を縦方向とした構
成とし、請求項7の発明は、請求項5に記載の研磨方法
において、上記振動の方向を横方向とした構成としてあ
る。さらに、請求項8の発明は、請求項5に記載の研磨
方法において、上記振動の方向を斜め方向とした構成と
してある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、この発明の第1の実施形態
に係る研磨装置である片面ラッピング装置を一部破断し
て示す全体図である。この装置は、筐体10の上面部に
回転自在に嵌められた下定盤1と、この下定盤1の下側
に取り付けられた振動機構2と、アーム11に取り付け
られたプレッシャプレート3(加圧体)と、同じくアー
ム11に取り付けられた研磨液供給用ノズル4とを具備
している。
【0011】下定盤1は、中心部にリバースギア1aを
有した円盤状の研磨体であり、モータ12によって回転
制御される。具体的には、モータ12の駆動力が、回転
軸モータ12aに取り付けられたプーリ12bとベルト
13とプーリ14aとを介して、変速機14の回転軸1
4bに伝達され、変速機14で変速される。この変速機
14の出力側回転軸14cの上部は、振動機構2を保持
した保持部材15に固着されており、この振動機構2の
上に、下定盤1が取り付けられている。
【0012】振動機構2は、所定周波数の振動を下定盤
1に対して斜め方向に加える機構である。振動機構2
は、保持部材15に保持された重量の大きな筐体20の
上面に、振動盤25を有しており、この振動盤25は下
定盤1の下面に固着されている。図2は振動機構2の平
面図であり、図3は図2の矢視A−A断面図である。こ
れらの図に示すように、筐体20側には、3つのコイル
21が120°間隔で取り付けられている。また、振動
盤25側には、永久磁石などの3つの磁性体26が、コ
イル21に対向するように取り付けられている。そし
て、3組のコイル21及び磁性体26の間には、板バネ
27が120°間隔で配設されており、各板バネ27
は、角度θだけ傾けられた状態で、筐体20と振動盤2
5との間に取り付けられている。また、各コイル21の
引出導線21aは、保持部材15の下面に取り付けられ
た図1記載の回転端子29aに接続されている。この回
転端子29aは、筐体10側に固定された固定端子29
bに接触され、固定端子29bは、導線28aを介して
発振器28に接続されている。これにより、発振器28
から所定周波数の電流を発振すると、その電流が固定端
子29b及び回転端子29aを介して図3に示す筐体2
0内の3つのコイル21に通電される。すると、振動磁
界が各コイル21に発生し、磁性体26が矢印Bに示す
方向に振動力を受ける。このとき、筐体20と振動盤2
5との間に、板バネ27が取り付けられていることか
ら、板バネ27が共振し、その下端を中心として矢印C
方向に振動する。この結果、振動盤25が、角度θの矢
印D方向に振動し、振動盤25上の下定盤1も、振動盤
25と一体に矢印D方向(斜め方向)に振動することと
なる。
【0013】一方、図1において、プレッシャプレート
3は、円盤体であり、アーム11内部に取り付けられた
加圧シリンダ30のロッド31の下端に固着されてい
る。すなわち、加圧シリンダ30内のエア圧を制御し、
加圧シリンダ30内の図示しないピストンを上下するこ
とで、プレッシャプレート3を昇降させることができ
る。
【0014】また、研磨液供給用ノズル4は、研磨液を
下定盤1に供給するための機具である。研磨液は、筐体
10の外側に設けられたタンク40内に収納されてお
り、ポンプモータ41でタンク40から吸い上げられ、
チューブ42を介して研磨液供給用ノズル4に至る。ま
た、研磨液供給用ノズル4からの研磨液の供給量は、バ
ルブ43によって調整することができる。
【0015】次に、この実施形態の片面ラッピング装置
が示す動作について説明する。なお、この片面ラッピン
グ装置は、その動作時に、この発明の研磨方法を達成す
る。図1において、ワーク200をブロック50の下面
に貼り付け、ブロック50をリバースギア1aに噛み合
った外歯を有するリテーナリング5に嵌める。そして、
加圧シリンダ30を作動させ、プレッシャプレート3を
下降させて、ワーク200をブロック50の上から加圧
する。この状態でモータ12を駆動すると、変速機14
の出力側回転軸14cが回転し、下定盤1が振動機構2
と一体に回転する。すると、リバースギア1aに噛み合
ったリテーナリング5が下定盤1と逆方向に回転して、
ワーク200と下定盤1とが互いに逆方向に回転する。
このモータ12の駆動と並行して、研磨液Kを研磨液供
給用ノズル4から下定盤1上に供給すると共に、振動機
構2を作動させると、下定盤1が図3に示す角度θで矢
印D方向(斜め方向)に振動し、研磨液Kがワーク20
0と下定盤1との間隙に浸入する。
【0016】図4は、研磨液K中の砥粒による研磨作用
を示す断面図である。上記したように、下定盤1は矢印
D方向に振動する。したがって、図4に示すように、矢
印D方向の振動は、横方向の振動Xと縦方向の振動Zの
成分に分けることができる。横方向の振動Xは、研磨液
K中の砥粒Tを下定盤1とワーク200との間に均一に
分散させると考えられる。また、縦方向の振動Zは、ワ
ーク200を僅かではあるが上方にジャンプさせると考
えられる。したがって、ワーク200がジャンプ後砥粒
T上に落ちてきたときの衝撃で、砥粒Tがワーク200
の下面200aに深く食い込むと思われる。また、下定
盤1とワーク200とが逆方向に回転している状態で、
下定盤1が振動するので、砥粒Tが大きな回転力と運動
量を得ることとなる。すなわち、砥粒Tは、振動Xによ
ってワーク200の下側に十分入り込み、所定の濃度
(例えば10%〜30%)で均一に分散すると共に、振
動Zによってジャンプしたワーク200の衝撃でワーク
200に食い込んだ状態で回転すると考えられるので、
ワーク200に対する研磨レートは、下定盤1の非振動
時に比べて著しく大きくなる。実際、振動機構2によ
り、下定盤1を周波数3000回/分〜6000回/分
で振動角θ=20°の方向に振動させて、ワーク200
を研磨したところ、下定盤1を振動させずに研磨した場
合に比べて、ワーク200の研磨レートが15%以上向
上した。
【0017】(第2の実施形態)図5は、この発明の第
2の実施形態に係る研磨装置の要部である振動機構を示
す断面図である。この実施形態では、下定盤1を横方向
にのみ振動させる点が上記実施形態と異なる。すなわ
ち、図5に示すように、板バネ27を筐体20と振動盤
25との間に垂直に取り付けた。これにより、磁性体2
6がコイル21の振動磁界によってB方向に振動する
と、板バネ27も下端を中心として左右に振動する。こ
の結果、振動盤25が、矢印E方向即ち横方向に振動
し、振動盤25と一体の下定盤1も横方向に振動するこ
ととなる。この実施形態では、図4において、砥粒Tが
ワーク200の下側に入り込んで均一に分散する動作が
速やかに行われると考えられる。その他の構成,作用効
果は上記第1の実施形態と同様であるので、その記載は
省略する。
【0018】(第3の実施形態)図6は、この発明の第
3の実施形態に係る研磨装置の要部である振動機構を示
す断面図である。この実施形態では、下定盤1を縦方向
にのみ振動させる点が上記実施形態と異なる。すなわ
ち、図6に示すように、コイル21を上向きに筐体20
に取り付け、このコイル21の真上で対向するように、
磁性体26を振動盤25に取り付けた。また、板バネ2
7は、筐体20と振動盤25との間に水平に取り付け
た。これにより、磁性体26がコイル21の振動磁界に
よってF方向に振動すると、板バネ27が左端を中心と
して上下に振動する。この結果、振動盤25が、矢印G
方向即ち縦方向に振動し、下定盤1が縦方向に振動する
こととなる。この実施形態では、図4において、ワーク
200のジャンプが激しく行われ、砥粒Tがその衝撃に
よってワーク200に非常に深く食い込むと考えられ
る。その他の構成,作用効果は上記第1及び第2の実施
形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0019】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の
変形や変更が可能である。
【0020】例えば、上記実施形態では、下定盤1を振
動させる構成としたが、図7に示すように、プレッシャ
プレート3側を振動させる構成としても良い。すなわ
ち、ロッド31の下端に保持部材15´を固着し、この
保持部材15´で振動機構2を保持する。このとき、振
動機構2を下向きにし、振動盤25をプレッシャプレー
ト3に固着する。これにより、振動機構2を作動させる
と、プレッシャプレート3が振動盤25と一体に振動す
る。また、このように振動機構2をプレッシャプレート
3側に取り付けると共に、下定盤1側にも取り付ける構
成とすることもできる。
【0021】また、上記実施形態では、リバースギア1
aに噛み合った外歯を有するリテーナリング5を用いて
研磨動作を行う片面ラッピング装置について説明した
が、リバースギア1a及びリテーナリング5を用いず
に、ワーク200を研磨する片面ラッピング装置につい
ても適用することができる。この場合には、プレッシャ
プレート3によりブロック50を介して加圧されている
ワーク200が下定盤1と連れ回りし、ワーク200と
下定盤1とが同方向に回転する。また、上記実施形態で
は、この発明を片面ラッピング装置に適用したが、両面
ラッピング装置にも適用することができる。図8は両面
ラッピング装置の全体図である。この装置は、下定盤1
´と上定盤3´(加圧体)とを逆方向に回転させなが
ら、サンギア6を回転させることで、サンギア6とイン
ターナルギア7とに噛み合ったキャリア210が、自転
しながら、サンギア6の周りを公転する。これにより、
キャリア210に保持されたワーク200の両面が下定
盤1´と上定盤3´とによって研磨されるようになって
いる。この装置では、振動機構2´の筐体20を回転軸
16に保持させ、振動盤25を下定盤1´の下面に固着
させる。このとき、サンギア6の回転軸60を振動機構
2´に貫通させる必要があることから、図9に示すよう
に、振動機構2´の中心部に、回転軸60貫通用の孔2
´aを設けておく。なお、このような両面ラッピング装
置においても、片面ラッピング装置と同様に、上定盤3
´を振動させる構成にしたり、下定盤1´と上定盤3´
との両方を振動させる構成にすることができることは勿
論である。さらに、ラッピング装置だけでなく、片面ポ
リッシング装置及び両面ポリッシング装置にも適用する
ことができることは勿論である。
【0022】また、上記実施形態では、振動機構2にお
いて、3組のコイル21及び磁性体26と3つの板バネ
27とを用いたが、その個数は任意であり、これに限定
されるものではない。また、上記実施形態の振動機構2
では、板バネ27を振動盤25に取り付け、振動盤25
の上に下定盤1を取り付けた構成としたが、振動盤25
を用いず、板バネ27を下定盤1に直に取り付ける構成
としても良い。また、振動機構2の代わりに、図10に
示すように、偏心カム8を軸80を中心に回転させ、振
動盤81を振動させる振動機構を用いても良い。さら
に、振動機構2の代わりに、図11に示すように、質量
が偏った回転体9を軸90を中心に回転させることで、
回転体9の慣性による振動を筐体91の一面に発生させ
る振動機構を用いても良い。
【0023】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、この発明に
よれば、ワークの研磨時に、下定盤及び加圧体の少なく
ともいずれか一方を所定周波数で振動させることで、研
磨液の砥粒が、ワークと下定盤との間やワークと加圧体
との間に均一に分散すると共に、ワークに伝達された振
動で、ワークに深く食い込むので、ワークの研磨レート
の向上を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る研磨装置であ
る片面ラッピング装置を一部破断して示す全体図であ
る。
【図2】振動機構の平面図である。
【図3】図2の矢視A−A断面図である。
【図4】研磨液中の砥粒による研磨作用を示す断面図で
ある。
【図5】この発明の第2の実施形態に係る研磨装置の要
部である振動機構を示す断面図である。
【図6】この発明の第3の実施形態に係る研磨装置の要
部である振動機構を示す断面図である。
【図7】片面ラッピング装置の変形例を示す正面図であ
る。
【図8】両面ラッピング装置への適用例を示す装置全体
図である。
【図9】図8に適用される振動機構の平面図である。
【図10】振動機構の変形例を示す概略図である。
【図11】振動機構の他の変形例を示す概略図である。
【図12】従来の研磨装置の一例を示す概略図である。
【図13】両面ラッピング装置の概略図である。
【符号の説明】
1・・・下定盤、 2・・・振動機構、 3・・・プレ
ッシャプレート、 4・・・研磨液供給用ノズル、 2
00・・・ワーク、 K・・・研磨液、 T・・・砥
粒。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下定盤上に載置され且つ加圧体によって
    下方に加圧されたワークを、砥粒を含んだ研磨液を供給
    しながら、上記下定盤を回転させて研磨する研磨装置に
    おいて、 上記下定盤及び加圧体の少なくともいずれか一方を所定
    振動数で振動させる振動機構を設けた、 ことを特徴とする研磨装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の研磨装置において、 上記振動機構は、上記下定盤及び加圧体の少なくともい
    ずれか一方を、縦方向に振動させるものである、 ことを特徴とする研磨装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の研磨装置において、 上記振動機構は、上記下定盤及び加圧体の少なくともい
    ずれか一方を、横方向に振動させるものである、 ことを特徴とする研磨装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の研磨装置において、 上記振動機構は、上記下定盤及び加圧体の少なくともい
    ずれか一方を、斜め方向に振動させるものである、 ことを特徴とする研磨装置。
  5. 【請求項5】 ワークを下定盤上に載置し、このワーク
    を加圧体によって加圧し、砥粒を含んだ研磨液を供給し
    ながら、上記下定盤を回転させることにより、ワークを
    研磨する研磨方法において、 上記下定盤及び加圧体の少なくともいずれか一方を所定
    振動数で振動させながら、上記ワークを研磨する、 ことを特徴とする研磨方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の研磨方法において、 上記振動の方向を縦方向とした、 ことを特徴とする研磨方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の研磨方法において、 上記振動の方向を横方向とした、 ことを特徴とする研磨方法。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の研磨方法において、 上記振動の方向を斜め方向とした、 ことを特徴とする研磨方法。
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