JPH10156200A - 自動精米装置 - Google Patents
自動精米装置Info
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- JPH10156200A JPH10156200A JP33468496A JP33468496A JPH10156200A JP H10156200 A JPH10156200 A JP H10156200A JP 33468496 A JP33468496 A JP 33468496A JP 33468496 A JP33468496 A JP 33468496A JP H10156200 A JPH10156200 A JP H10156200A
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Abstract
きるようにする。 【構成】 重量検出手段15によって米重量の変化を求
めて精米歩合を検出する。精米パターンは、精米機の回
転数、負荷値、流量を精米歩合に応じて設定したもの
で、メモリ33cに記憶されている。精米すべき玄米の
性質を、その心白形状によって、線状型、中間型、菊花
(眼状)型に分類し、玄米の性質情報入力手段41によ
って該当する心白形状を入力する。制御部33bは、入
力された性質情報(心白形状情報)に基づいて精米パタ
ーンを設定し、設定された精米パターンに基づいて各ア
クチュエータ23,31,17を制御する。
Description
じて精米機の回転数、負荷等を変化させて自動的に精米
する自動精米装置に関する。
(流量、負荷値、回転数等)を設定し、精米中の精米歩
合を検出して、設定した制御値になるように精米機を制
御する自動精米装置が知られている。ここで精米歩合に
応じて設定される諸制御値の組を「精米パターン」と呼
んでいる。
ーンを設定するためには、精米についての知識と経験が
要求されるため、最近では、熟練した精米職人が少なく
なったこともあって、上記のような自動精米装置を十分
に使いこなせる作業者が少なくなってきている。また、
上記精米装置においては、設定画面(CRT等)をみな
がらキーボード入力により精米パターンを設定していく
ためキー操作が複雑になり、高齢者や素人にとって簡単
に設定できるものではなかった。
ので、自動精米装置において、諸制御値を簡単に設定で
きるようにすることを目的とする。
に、本発明においては、精米すべき玄米の性質情報を入
力する入力手段と、入力された玄米の性質情報に基づい
て精米パターンを設定する精米パターン設定手段を設け
るようにした。玄米の性質情報としては、例えば心白形
状、心白発現率、心白率、等級、吸水性、硬度等のうち
のいずれか1つまたはそれらの組み合わせを入力する。
き玄米の性質情報を入力するだけで、希望する精米パタ
ーンを設定することができる。
図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態の
一例の回路構成を示すブロック図、図2は装置の全体構
成のブロック図である。
米張込み口が設けられ、張込まれた玄米は昇降機1によ
り上方に搬送され、切替器3を経て、精米タンク5に収
容される。精米タンク5の米はシャッタ7で流量を規制
されて、精米機9へ流下し、精米機9において精米され
て精米機の排出口9aから再び昇降機1へ戻され、米は
循環されて精米される。一方、精米機9において発生し
た糠は糠タンク11へ送られる。精米終了後は、切替器
3が切替えられて、精米された米は白米タンク13へ送
られる。
えばロードセル)が取り付けられている。シャッタ7は
精米タンク5から精米機9へ至る通路を遮断したり、そ
の開度を4段階(1〜4)に調整できる。シャッタ開度
は、たとえば遮断板(図示せず)により調整し、その遮
断板はシャッタモータ17により開閉駆動される。シャ
ッタ7の開度は流量検出手段19(たとえばリミットス
イッチ)によって検出される。
白ロール(図示せず)が主モータ21によって回転さ
れ、主モータ21の回転数はインバータ23によって制
御される。負荷検出手段25は主モータ21に流れる電
流によって精米機に加えられる負荷の大きさを検出す
る。回転数検出手段27は、インバータ23からモータ
21の回転数を検出する。
われ、抵抗蓋にはウエイト29によって圧力がかけられ
ており、ウエイトモータ31によってウエイト29の位
置を移動させて抵抗蓋にかかる圧力を調節する。
各部を制御する制御装置であり、操作部35を有する。
図3に示すように、操作部35の上部には、歩合表示3
7が設けられ、それに現在の精米歩合が表示される。歩
合表示37の下方には、目標歩合設定手段としての目標
歩合設定ダイアル39が設けられている。ダイアル39
は4桁の数字を設定することができ、各桁ごとに設けら
れた減少ボタン39a、増加ボタン39bを操作するこ
とにより、ダイアル39の値を増減して希望する精米歩
合を設定することができる。
の性質情報入力手段41が設けられている。性質情報入
力手段41は、回転式のつまみになっている。玄米の性
質情報は、酒造好適米に関しては心白形状によって3つ
に分類し、うるち米に関しては硬度によって2つに分類
した。その内容は次のとおりである。 A:酒造好適米、心白形状が線状型。 B:酒造好適米、心白形状が中間型。 C:酒造好適米、心白形状が菊花(眼状)型。 D:うるち米(硬い) E:うるち米(軟らかい)
の性質情報に応じて精米パターンが設定される。
ターンは目標歩合ごとに作成されて制御装置33内の記
憶手段(図1のメモリ33c)内に記憶される。図4か
ら図6までは酒造好適米の精米パターンであり、図4は
目標歩合が70%以上のときの精米パターン、図5は目
標歩合は50%以上70%未満、図6は目標歩合が30
%以上50%未満のときの精米パターンである。また図
7はうるち米の精米パターンであって図7(A)が目標
歩合が70%以上、(B)は目標歩合が50%以上70
%未満のときの精米パターンである。表中「回転数」は
精白ロールの回転数を示す。また「電流」は主モータ2
1の電流値であって負荷値を示し、「シャッタ」はシャ
ッタ開度であって流量を示す。
選択されると、精米機の回転数、電流、シャッタ開度と
しては図4,5,6のA欄に記載された数値が精米パタ
ーンとして設定される。同様に、B(中間型)、C(菊
花型)が選択されると、それぞれ図4,5,6のB欄、
C欄に記載された数値によって精米パターンが設定され
る。なお、図4,5,6の例では、回転数および電流値
はA、B、Cの順に大きく設定されている。
によってD(硬い)が選択されると、図7のD欄に記載
された数値で精米パターンが設定され、E(軟らかい)
が選択されると図7のE欄に記載された数値で精米パタ
ーンが設定される。
1の右隣には微調整手段43が配置されている。この微
調整手段43は、実施例においては、回転つまみ式のも
ので、100%から70%まで5%ごとに段階的に調整
することができる。100%にセットすると、精米パタ
ーンは図4〜7に記載された数値どおり設定され、95
%にセットすると、回転数および電流値が図4〜7の数
値の95%に減少され、90%にセットしたときは図4
〜7の数値の90%に減少されるといった具合である。
よる。すなわち、入力手段41からの入力に基づいて精
米パターンを設定したとしても、その精米パターンの数
値を変更したい場合がある。というのは、米の性質、形
状等は産地や収穫年によって微妙に異なるもので、それ
は年始めの精米においては必ずしもわからない場合があ
る。したがって、設定した精米パターンが最適値でない
場合もあり、そのため、精米途中で、予期していなかっ
た米割れや変形が生じ、砕米が多く発生じてしまうこと
もあり得る。このような場合、精米機の諸制御値を変更
する必要があるが、従来の精米装置においては、制御値
を変更するためには精米についての経験や知識、さらに
複雑なキー操作をマスターしなければならず、一旦設定
した精米パターンを簡単に微調整することはできなかっ
た。
入力手段41の入力に基づいて一旦設定した数値を、微
調整手段43を操作することによって簡単に微調整でき
るようにした。もちろん、実施例のように各制御値を減
少させるだけではなく、増加させるようにしてもよい
し、変化の具合も段階的にではなく連続的になるように
してもよい。
ック図であり、鎖線で囲んだ部分が図2の制御装置33
に相当する。各種検出手段15,19,25,27から
の信号はA/D変換器33aを経て制御部33bへ送ら
れる。制御部33bは、たとえばシーケンサ、CPU、
プログラマブルコントローラ等で構成される。メモリ3
3cには図4から図7に示す精米パターンが記憶されて
いる。各種設定手段39,41,43からの入力は入力
部33dにおいて信号処理され、制御部33bへ送られ
る。
て機能し、目標歩合設定手段39によって設定された目
標歩合、性質情報入力手段41によって入力された玄米
の性質情報、微調整手段43からの情報、メモリ33c
に記憶された精米パターンを使用して、実際に精米時に
使用する精米パターンを設定する。この精米パターンに
基づいて、制御部33bからの指令が出力ドライブ回路
33eに送られ、それに応じてドライブ回路33eによ
って各種アクチュエータ23,31,17が駆動され
る。
例の動作について説明する。まず目標歩合設定手段39
によって目標歩合を設定し(ステップ101)、次に玄
米の性質情報として性質情報入力手段41によってA〜
Eのうちのいずれかを入力する(ステップ102)。さ
らに微調整を加えたいときは微調整手段43によって微
調整し(ステップ103)、運転開始ボタン(図示せ
ず)を押して運転を開始させる(ステップ104)。な
お、ステップ101の前に手動運転にして昇降機1を作
動させて玄米を精米タンク5へ搬入しておく。
が駆動され、シャッタ7が開放されて米が循環される
が、しばらくしてシャッタ7を閉じ、米がタンク5に回
収されて計量が行われ(ステップ105)、その計測値
はメモリ33cに記憶される。その後、流量(シャッタ
7の開度)、負荷値(モータ21の電流値)、主モータ
21の回転数が、設定された精米パターンの値になるよ
うに設定される(ステップ106)。その後、微調整が
あるかどうかチェックされ(ステップ107)、微調整
があれば、精米パターンの値が微調整手段43の設定に
応じて変更され(ステップ108)、その値に基づい
て、インバータ23、ウエイトモータ31、シャッタモ
ータ17が駆動されて精米が行われる(ステップ10
9)。
米パターン)の諸制御値に基づいて行われ、その間、精
米歩合が目標歩合になったかどうかチェックされる(ス
テップ110)。
ては色々あるが、本実施例においては、精米タンク5中
の米重量を重量検出手段(ロードセル)15で検出し、
その値に精米タンク5外にある循環中の米の重量として
予め予測した値を加えて現在の米重量とし、この現在の
米重量を精米開始前にステップ105で測定した玄米の
総重量で除して精米歩合を算出する。
はステップ106に戻り、同様の動作を繰り返す。この
とき、実際の精米の具合をみて、たとえば米割れや形く
ずれ等が発生している場合は、微調整手段43を操作し
て(ステップ107,108)精米機の回転数や負荷値
を下げ適正な値で精米を行うことができる。
て設定された精米パターンは、設定した日の日付ととも
に、自動的に(または何らかの入力操作により)メモリ
33cに保存される。そして、後でメモリ33cから読
み出して使用することができる。これにより最適な精米
パターンを瞬時に再現することができる。
110)、シャッタ7を閉じて(ステップ111)、計
量を行い(ステップ112)、設定歩合どおりの重量に
なっているのを確認して精米を終了する。なお、フロチ
ャートには示していないが、精米後は、手動運転に切り
替え、シャッタ7を開放して精米機9、昇降機1を駆動
させ、切替器3を切り替えて米を白米タンク13へ回収
する。
入力手段41によって玄米の性質情報を入力するだけで
簡単に最適な精米パターンを設定することができる。す
なわち、従来の装置のように画面表示を見ながら複雑な
キー操作をすることにより精米パターンを設定するので
はなく、専用の入力手段を操作するだけ(実施例では回
転つまみ41を回すだけ)でよいから、高齢者や素人で
も簡単に操作できる。さらに、設定された精米パターン
の各制御値を、運転中であっても簡単に変更することが
できるので、精米の出来具合を見て最適な制御値になる
ように簡単に調整することができる。
て、酒造好適米については、心白形状を用いた。しかし
本発明はそれに限らず、米の吸水性、硬度、その他の性
質情報を用いてもよいし、またこれらの情報を組み合わ
せて利用してもよい。例えば、吸水性によって米の性質
を分ける場合は、上記実施例のA、B、Cを次のとおり
に分類する。 A:吸水性が小さい(吸水が遅い)。 B:吸水性が中位。 C:吸水性が大きい(吸水が速い)。 さらに、硬度によって米の性質を分ける場合は、上記実
施例のA、B、Cを次のとおりに分類する。 A:硬い。 B:中位。 C:軟らかい。
ついては3種類に分類したが、それに限らず、4,5種
類に増やしてもよいし、逆に2種類に減らしてもよい。
種類が少ないほど操作しやすくなる。また図4〜図7に
示す精米パターンの各数値は固定でもよいし、あるいは
適当な入力画面を設けてユーザーが可変設定できるよう
にしてもよい。同様に、精米パターンは精米途中におい
ても変更できるようにしてもよい。さらに、精米パター
ンは、精米機の回転数、負荷値、流量の3つすべてを設
定する必要はなく、前記3つのうち少なくとも1つを精
米歩合に応じて設定したものであればよい。
るち米かの2分類だけ入力してもよいし、等級(1等、
2等、3等)を入力するようにしてもよい。
転数を共に同じ調整率で調整したが、それぞれ独立に調
整するようにしてもよい。またシャッタ開度については
微調整していないが微調整するようにしてもよい。たと
えばシャッタ開度を連続的に設定可能にしておけば負荷
値や回転数と同様に微調整可能である。
して、実施例では回転つまみ式にしたが、それらに限定
されず、たとえばスライド式、押しボタン式、タッチパ
ネル式であってもよい。要するにオペレータが操作でき
るように構成されていればよい。また入力された性質情
報はCRT等の表示手段で表示されるようにしてもよ
い。
自動精米機の諸制御値を簡単に設定することができ、熟
練者でなくても自動精米機を簡単に操作することができ
るという効果が得られる。
回路構成を示すブロック図である。
る。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 精米中の米の精米歩合を検出する精米歩
合検出手段と、精米機の回転数、負荷値、流量のうち少
なくとも1つを前記精米歩合に応じて設定し、設定され
た精米パターンに基づいて精米機の回転数、負荷値また
は流量を制御して精米を行う自動精米機において、精米
すべき玄米の性質情報を入力する入力手段と、前記入力
された玄米の性質情報に応じて精米パターンを設定する
精米パターン設定手段とを設けたことを特徴とする自動
精米装置。 - 【請求項2】 前記精米パターン設定手段によって設定
された値を微調整する微調整手段を設けた請求項1に記
載の自動精米装置。 - 【請求項3】 前記玄米の性質情報は、玄米の心白形
状、心白発現率、心白率、等級、吸水性、硬度のうちの
いずれか1つまたはそれらの組み合わせである請求項1
または2に記載の自動精米装置。 - 【請求項4】 目標歩留設定手段を設け、前記精米パタ
ーン設定手段は、前記目標設定手段によって設定された
目標歩留に応じて精米パターンを設定する請求項1ない
し3のいずれか1項に記載の自動精米装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33468496A JP3745059B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 自動精米装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33468496A JP3745059B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 自動精米装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10156200A true JPH10156200A (ja) | 1998-06-16 |
JP3745059B2 JP3745059B2 (ja) | 2006-02-15 |
Family
ID=18280084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33468496A Expired - Lifetime JP3745059B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 自動精米装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3745059B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009006278A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Kubota Corp | 精米処理設備 |
JP2013010095A (ja) * | 2011-05-31 | 2013-01-17 | Yamamoto Denki Kk | 精白度測定装置、精白度測定方法、精穀機、及び精穀方法 |
CN109813403A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-05-28 | 上海熙壤农业科技有限公司 | 平移型米种精准计重装置及其多仓碾米机 |
JP2019147135A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-05 | 楯の川酒造株式会社 | 酒造用精米方法 |
WO2023286607A1 (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-19 | 株式会社サタケ | 精米機、精米施設、精米機の運転管理システム |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP33468496A patent/JP3745059B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009006278A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Kubota Corp | 精米処理設備 |
JP2013010095A (ja) * | 2011-05-31 | 2013-01-17 | Yamamoto Denki Kk | 精白度測定装置、精白度測定方法、精穀機、及び精穀方法 |
JP2016144810A (ja) * | 2011-05-31 | 2016-08-12 | 山本電気株式会社 | 精白度測定装置、精白度測定方法、精穀機、及び精穀方法 |
JP2019147135A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-05 | 楯の川酒造株式会社 | 酒造用精米方法 |
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WO2023286607A1 (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-19 | 株式会社サタケ | 精米機、精米施設、精米機の運転管理システム |
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JP3745059B2 (ja) | 2006-02-15 |
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