JPH10156185A - アクリロニトリルへのプロピレンのアンモ酸化のための触媒 - Google Patents

アクリロニトリルへのプロピレンのアンモ酸化のための触媒

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JPH10156185A
JPH10156185A JP9212289A JP21228997A JPH10156185A JP H10156185 A JPH10156185 A JP H10156185A JP 9212289 A JP9212289 A JP 9212289A JP 21228997 A JP21228997 A JP 21228997A JP H10156185 A JPH10156185 A JP H10156185A
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シン チェン
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リアンファ ウー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アクリロニトリルへのプロピレンのアンモ酸
化のための改良された流動床触媒を提供する。 【解決手段】 一般式 Ab b c d Nae Fef Big Moh X (AはK、Rb、Cs、Tl又はそれらの混合物;Bは
Mn、Mg、Sr、Ca、Ba、希土類金属(但しPr
およびNdを除く)またはそれらの混合物;CはP、A
s、B、Sb、Cr、W、Vまたはそれらの混合物;D
はNiおよび(または)CoLi、PrNdを表し;a
=0.001〜2.0、b=0〜4.5、c=0.01
〜8.0、d=0.01〜22.0、e=0.01〜
0.7、f=0.01〜8.0、g=0.01〜6.
0、h=8〜16でありそしてxは必要とされる酸素原
子の数である。)で表される触媒組成物およびb)シリ
カ担体より成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンモ酸化触媒に関
し、特にアクリロニトリルへのプロピレンのアンモ酸化
のための流動床触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】数十年間にわたって、多成分モリブデン
/ビスマス触媒がアクリロニトリルを生成するためのプ
ロピレンのアンモ酸化方法において広く使用されてい
る。そのような方法の効率をさらに増大させるために、
多成分Mo/Bi触媒の性能を改良する試みがなされて
来た。
【0003】米国特許第4,443,556号はMo−
Bi−Fe−Na−Pシステムの触媒を開示している。
その特許においてその触媒は大気圧下での固定床におい
て評価され、したがって増大された圧力での流動床にお
いて示されるその性能を反映することが出来ない。
【0004】米国特許第4,978,765号は追加の
金属元素なしにモリブデン/ビスマス/鉄/アンチモン
/ニッケル/アルカリ金属(1種または複数種)を含む
触媒を開示している。その触媒は大気圧で評価された。
【0005】米国特許第5,212,137号はCo、
Mn、Cr、P、Sb、Te、Na、Ce又はW(但
し、ナトリウムは必須元素ではない)から選ばれた任意
の元素を有するFe−Bi−Mo−Ni−Mg−Cs−
Kシステムの触媒を開示している。さらにその触媒の結
果は固定床において得られる。
【0006】しかしながら、今日ではアクリロニトリル
製造者は経済的理由のために、新しいプラントを取り付
けるよりもむしろ既存のプラントのアクリロニトリルの
生産高を上昇させることに一層注意がはらわれており、
したがって増大した圧力下に高いアクリロニトリルの収
率を提供することが出来る触媒を必要とする。一方で
は、そのような触媒は殆どのプロピレンのアンモ酸化プ
ラントで使用されている流動床操作のために適当である
ことが期待される。
【0007】米国特許第5,134,105号は希土類
元素およびアルカリ金属から選ばれた任意の元素を有す
るMo−Bi−Fe−Co−Ni−Crシステムの触媒
を開示しているが、しかしながらその明細書を通じて特
定の希土類元素およびナトリウムに関して記載がなされ
てなかった。その触媒は80.2%までのワンススルー
(once−through)アクリロニトリル収率を
提供する。
【0008】米国特許第5,235,088号はPおよ
び(または)Sb、アルカリ金属、およびアルカリ土類
金属、希土類金属、Nb、Tl、As、Mg、Zn、C
d、V、B、Ca、Sn、Ge、Mn、Wおよび(また
は)Teから選ばれた追加の元素を有する、Mo−Bi
−Fe−Co−Ni−Crシステムの触媒を開示してい
る。そのような触媒は、80.2%までのワンススルー
アクリロニトリル収率を達成する。
【0009】本発明者への米国特許第5,223,46
9号は或る種の追加の元素を有するNi−Co−Na−
Fe−Bi−Moシステムの触媒を開示している。その
触媒は81.9%までのワンススルーアクリロニトリル
収率を提供する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】プロピレンをアンモ酸
化してアクリロニトリルを得るために、費用のかかる新
しいプラントを取り付けることなしに、既存のプラント
を使用してアクリロニトリルの生産高を増大させるため
に、費用のかからない改良された触媒を開発することが
望まれる。
【0011】
【課題を解決するための手段】米国特許第5,223,
469号に基づいて、本発明者はさらに検討を行いそし
て多成分Mo/Bi触媒が、幾種かの特定の金属および
それとCo及び(または)Niとの組み合わせを導入す
ることにより、増大した圧力下の流動床プロピレンアン
モ酸化法に関してさらに改良されることが出来ることを
見い出し、かくして本発明を完成させた。
【0012】本発明の目的:したがって本発明の目的
は、a)次の一般式 Aa b c d Nae Fef Big Moh x (式中、AはK、Rb、Cs、Tl又はそれらの混合物
を表し;BはMn、Mg、Sr、Ca、Ba、希土類金
属(但しPr及びNdを除く)又はそれらの混合物を表
し;CはP、As、B、Sb、Cr、W、V又はそれら
の混合物を表し;そしてDはNi及び(又は)Coそし
てさらに場合によりLi、Pr及び(又は)Ndを表
し;a=0.001〜2.0、b=0〜4.5、c=
0.01〜8.0、d=0.01〜22.0、e=0.
01〜0.7、f=0.01〜8.0、g=0.01〜
6.0、h=8〜16でありそしてx=存在する他の元
素の原子価要件を満足するのに必要とされる酸素原子の
数であり;但し、DはCoとNiとの単純な組み合わせ
を表さないことを条件とする)により表される触媒組成
物、およびb)シリカ担体を含む、増大した圧力下での
流動床反応における高い性能を達成する、アクリロニト
リルへのプロピレンのアンモ酸化のための流動床触媒を
提供することである。
【0013】本発明の詳細な記載:本発明は、a)次の
一般式 Aa b c d Nae Fef Big Moh x (式中、AはK、Rb、Cs、Tl又はそれらの混合物
を表し;BはMn、Mg、Sr、Ca、Ba、希土類金
属(但しPrおよびNdを除く)またはそれらの混合物
を表し:CはP、As、B、Sb、Cr、W、Vまたは
それらの混合物を表し;そしてDはNiおよび(また
は)Coそしてさらに場合によりLi、Prおよび(ま
たは)Ndを表し;そしてa=0.001〜2.0、b
=0〜4.5、c=0.01〜8.0、d=0.01〜
22.0、e=0.01〜0.7、f=0.01〜8.
0、g=0.01〜6.0、h=8〜16でありそして
x=存在する他の元素の原子価要件を満足するのに必要
とされる酸素原子の数であり;但し、DはCoとNiと
の単一組み合わせを表さないことを条件とする)により
表される触媒組成物およびb)シリカ担体を含む、アク
リロニトリルへのプロピレンのアンモ酸化のための流動
床触媒を提供する。
【0014】本発明に従う触媒は、触媒組成物とシリカ
担体を含む。シリカ担体の含有量は触媒の合計の重量の
30〜70重量%、そして好ましくは40〜60重量%
である。
【0015】Aにより表される元素の中で、BおよびC
により表される元素に適用する、1種またはそれ以上の
元素が本発明の触媒において存在することが出来る。本
発明の目的のために希土類元素はSc、Y、La、C
e、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、H
o、Er、Tm、YbおよびLuを包含する。
【0016】米国特許第5,223,469号において
本発明者によって提案された触媒に比較して、本発明の
触媒の主要な改良は、とりわけLi、Prおよび(また
は)NdおよびそれとCoおよび(または)Niとの組
み合わせの導入にある。
【0017】本発明の好ましい態様によれば触媒組成物
の元素の原子比は次の通りである:a=0.01〜1.
0、b=0.05〜2.0、c=0.4〜4.0、d=
0.5〜20.0、e=0.2〜0.5、f=0.4〜
4.0、g=0.1〜4.0およびh=12〜14であ
り、但しDは米国特許第5,223,469号において
本発明者によって提案された触媒に関する場合であるC
oとNiとの単一組み合わせを表さないことを条件とす
る。
【0018】本発明の他の好ましい態様によれば、Dが
Niおよび(または)Co、およびPrおよび(また
は)Ndを表しそしてd=0.01〜20.0、好まし
くは1.0〜10.0である触媒が提供される。その触
媒において、Coおよび(または)Ni対Prおよび
(または)Ndの原子比は3〜15:1そして好ましく
は5〜13:1であるけれども、Co対Niの原子比お
よびPr対Ndの原子比は臨界的ではない。
【0019】本発明のさらに好ましい態様によれば、D
がLi、NiおよびCoを表し、b=0.01〜3.0
そして好ましくは0.5〜2.0でありそしてd=0.
01〜20.0そして好ましくは1.0〜13.0であ
る触媒が提供される。Li対NiおよびCoの原子比は
0.005〜0.1でありそしてNi対Coの原子比は
0.1〜3.0そして好ましくは0.1〜1.0であ
る。上に示された原子比の範囲内で、本触媒は良好な性
能を示す。
【0020】本発明のなおさらに好ましい態様によれ
ば、DがNiを表しそしてd=0.5〜9.0である触
媒が提供される。本発明において、触媒からのCoの不
存在はその性能に多くは影響しないことが予想外に見い
出される。一方では触媒の性能を減少させることなしに
触媒から、高価な元素であるコバルトの排除により触媒
の費用を減少させることが出来るので、そのことは有意
義な発見である。どんな理論にも束縛されることなし
に、Co、Ni、MnおよびMgの、モリブデン酸の中
でモリブデン酸コバルトがプロピレンのアンモ酸化方法
において最も高い活性を示し、したがって二酸化炭素の
形成を優先し、それ故に触媒からのコバルトが存在しな
いとアクリロニトリルへの選択率の増大に導くことが本
発明者の発見に基づいて信じられる。
【0021】本発明により提供される触媒は増大した圧
力下でさえ流動床プロピレンアンモ酸化方法において、
高いワンススルー(once−through)アクリ
ロニトリル収率を達成し、したがって追加の装置の費用
をかけることなしに既存のアクリロニトリルプラントの
生産高の増大を可能にする。
【0022】本発明の触媒は同じ種類の触媒を造るため
の任意の慣用の方法により、例えば水中で種々の成分を
共沈殿させることによりあるいは別法として水中で触媒
成分を担体と混合し、次に噴霧乾燥しそしてカ焼するこ
とにより造られることが出来る。
【0023】Aにより表される元素を触媒中に導入する
ためにカ焼の際、対応する酸化物を生ずることが出来る
硝酸塩、水酸化物およびその塩を使用することが出来
る。Bにより表される元素を触媒中に導入するために、
その酸化物あるいはカ焼の際その酸化物を生成すること
が出来るその塩を使用することが出来る。
【0024】触媒中にP、AsまたはBを導入するため
に、その酸又はそのアンモニウム塩を使用することが好
ましい。Crについて、三酸化クロム、硝酸クロム又は
その混合物を使用することが好ましい。アンチモンにつ
いてSb2 3 、Sb2 5またはハロゲン化アンチモ
ン、および酸化アンチモンに加水分解することが出来る
アンチモンゾルを使用することが好ましい。タングステ
ンについて酸化タングステン又はタングステン酸アンモ
ニウムを使用することが出来そしてバナジウムについ
て、メタバナジン酸アンモニウムを使用することが出来
る。
【0025】ナトリウムを触媒中に導入するために、硝
酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、珪酸ナトリウム、あ
るいは分解してNa2 Oを生成することが出来る任意の
他の化合物を使用することが出来る。Ni、Co、P
r、Nd、FeおよびBiを触媒中に導入するために、
それらの酸化物あるいは分解してそれらの酸化物を提供
することが出来るそれらの塩を使用することが出来そし
て塩は水溶性硝酸塩が好ましい。
【0026】Moを導入するために、酸化モリブデンま
たはモリブデン酸アンモニウムを使用することが出来
る。シリカ担体としてシリカゾル、例えば40重量%の
シリカ含有量を有する、NH3 −安定化Na不含有シリ
カゾルが用いられるのが好ましい。触媒の製造を容易に
するために、ナトリウム成分をNH3 −安定化シリカゾ
ル中に予め加えるのが、ときには望ましいが、しかしな
がらシリカ含有量が40重量%である場合、触媒のナト
リウム含有量は1000ppm未満であるのが好まし
い。
【0027】触媒を造るために、最初に種々の触媒成
分、支持体および水を混合してスラリーを形成し、50
〜120℃の温度で少なくとも10分間スラリーを加熱
処理し、次にそれを噴霧乾燥して球状粒子を生成しそし
て最後にその粒子をカ焼して触媒を提供することが出来
る。噴霧乾燥操作について、圧力ノズル、二重流噴霧乾
燥器または遠心式回転ディスクを使用することが出来そ
して良好な粒子寸法分布範囲を得るために、遠心式回転
ディスクを使用することが好ましい。
【0028】触媒のカ焼は2段階で達成される。最初
に、0.5〜2時間200〜400℃の温度で触媒が加
熱されて種々の元素の塩を分解し、次に450〜800
℃、好ましくは500〜650℃の温度に加熱されて触
媒をカ焼する。その二段階は、その時間中に触媒上に空
気流を通過させながら、別々に行われるかまたは連続的
に行われることが出来る。
【0029】本触媒を使用する、アクリロニトリルへの
流動床プロピレンアンモ酸化方法は従来用いられている
のと同じである方法パラメーターを用いて行われること
が出来る。即ちそれは、本発明の流動床触媒を装填した
反応器にプロピレン、アンモニアおよび酸素を供給する
ことによって行われることが出来る。飽和炭化水素は反
応に殆ど影響しないけれども、経済的観点から供給材料
におけるプロピレン含有量は少なくとも85モル%が好
ましい。アンモニア源として肥料級の液体アンモニアを
使用するのが好ましい。酸素源として純粋な酸素または
酸素富化空気を使用することが出来そして経済的理由で
酸素源として空気を好ましく使用することが出来る。
【0030】供給ガス中の酸素対プロピレンのモル比
は、0.8:1〜10:1、好ましくは1.0:1〜
3:1の範囲で変化させることが出来る。空気対プロピ
レンの実際のモル比は8:1〜10:1が好ましい。そ
のような低い比は本発明の触媒の利点を構成する。勿
論、所望ならば、反応に有害な作用を及ぼすことなしに
その比は11:1に上昇させることが出来る。しかしな
がら、安全に対する考慮から、反応ガス中の酸素の容量
割合は7%より多くなく、好ましくは4%より多くな
い。
【0031】本発明の触媒が流動床反応器において用い
られるとき、反応温度は420〜490℃の範囲、好ま
しくは440〜460℃の範囲でありそして圧力は、通
常、0.01〜0.2Mpa、好ましくは0.04〜
0.2Mpaの範囲にある。
【0032】時間当たり触媒の単位重量当たりのプロピ
レン供給物の重量(WWH)は0.04〜0.20の範
囲、好ましくは0.05〜0.10の範囲にある。WW
Hの定義はWWH=プロピレン供給物の重量/触媒の重
量.時間である。
【0033】本発明の触媒を用いるアクリロニトリルを
造るための、生成物回収および精製技術は慣用技術と同
じである。流動床反応器からの流出液中の未反応アンモ
ニアは中和塔中で除去され、すべての有機成分は吸収塔
で水により吸収される。吸収された液体からシアン化水
素および水を除去するために抽出蒸留が使用されて高い
純度のアクリロニトリル生成物を得る。
【0034】
【発明の実施の形態】
【実施例】本発明は実施例に関連して一層詳細にさらに
記載され、実施例において、プロピレン転換率、アクリ
ロニトリル選択率およびワンススルー(once−th
rough)アクリロニトリル収率は以下の通りに定義
される。
【数1】
【数2】
【数3】
【0035】例 1:材料(I)は20重量%硝酸カリ
ウム溶液の9.0g、20重量%硝酸ルビジウム溶液の
17.0g、20重量%硝酸セシウム溶液の7.0gお
よび20重量%硝酸ナトリウムの18.5gを混合する
ことにより造られた。
【0036】材料(II)は5重量%アンモニア水の10
0ml中にタングステン酸アンモニウムの19.7gを
溶解し、次に50〜95℃の範囲の温度の熱水の300
ml中のモリブデン酸アンモニウムの374.7gの溶
液と混合することにより造られた。
【0037】材料(III )は硝酸ビスマスの78.1
g、硝酸マンガンの51.9g、硝酸鉄の149.3
g、硝酸コバルトの63.9g、硝酸ニッケルの21
5.0g、硝酸クロムの4.4gおよび硝酸プラセオジ
ムの23.9gの混合物を水の70ml中に加熱により
溶解することにより造られた。
【0038】材料(I)を、40重量%のアンモニア安
定化ナトリウム不含有シリカゾルの1250gと混合
し、それに85重量%燐酸の4.2g、材料(II)およ
び材料(III )をかき混ぜながら加えた。完全にかき混
ぜた後、ペーストが形成され、それを慣用の方法に従っ
て噴霧乾燥して微細球を得、次に、89mmの内径およ
び1700mmの長さ(φ89x170mm)を有する
回転オーブン中で1時間、670℃でカ焼した。造られ
た触媒は次の通りの組成を有した: Mo14.50.5 Bi1.1 Fe2.5 Co1.5 Ni5.0 Mn
1.0 Cr0.3 0.25 Na0.3 0.1 Rb0.1 Cs0.05Pr1.0 +50%Si
2
【0039】その触媒は38mmの内径を有する流動床
反応器において評価された。反応温度は435℃であ
り、圧力は0.08Mpaであり、プロピレン:アンモ
ニア:空気のモル比は1:1.2:9.8でありそして
WWHは0.045であった。結果は次の通りであっ
た:プロピレン転換率=98.5%;アクリロニトリル
選択率=83.7%;ワンススルーアクリロニトリル収
率=82.4% 上記比でのプロピレンの供給速度が245ml/分であ
ったとき、生成したアクリロニトリルの量は、(245
/22.4)x0.824x53=477.7mg/分
であった。他の操作パラメーターを変化させずに原料材
料のモル比をプロピレン:アンモニア:空気=1:1.
5:10.5に変化させたとき、評価結果は次の通りで
あった:プロピレン転換率=98.8%;アクリロニト
リル選択率=82.1%;ワンススルーアクリロニトリ
ル収率=81.1% この比でのプロピレンの供給速度が219ml/分であ
ったとき、生成したアクリロニトリルの量は、(219
/22.4)x0.811x53=420.2mg/分
であった。
【0040】例 2:触媒は例1において記載された方
法により造られた。材料(I)は17.0gの硝酸ルビ
ジウム、14.5gの硝酸カリウム、13.0gの硝酸
サマリウムおよび19.0gの硝酸ナトリウムを、それ
ぞれ含む一連の20重量%溶液を混合することにより造
られた。
【0041】材料(II)は5重量%アンモニア水の30
0ml中のタングステン酸アンモニウムの40.2gの
溶液を、50〜95℃の範囲の温度の熱水の350ml
中のモリブデン酸アンモニウムの355.4gの他の溶
液と混合することにより造られた。材料(III )は硝酸
ビスマスの72.3g、硝酸鉄の109.5g、硝酸マ
ンガンの63.4g、硝酸コバルトの130.2g、硝
酸ニッケルの153.3g、硝酸クロムの6.0g、硝
酸プラセオジムの9.8g、硝酸ネオジムの14.9g
および水の100mlを混合することにより造られた。
【0042】例1において記載された方法に従って、上
記材料を40重量%シリカゾルの1000gおよび85
重量%燐酸の4.3gと混合し、成形しそしてカ焼した
後に、得られた触媒は次の通りの組成を有した: Mo13.51.0 Bi1.0 Fe1.8 Co3.0 Ni3.5 Mn
1.2 Cr0.4 0.25 Rb0.1 Cs0.1 Sm0.1 Na0.3 Pr0.4 Nd0.6
40%SiO2
【0043】触媒活性についての評価方法は例1の方法
と同じであった。操作パラメーターは、プロピレン:ア
ンモニア:空気のモル比が1:1.2:9.4であった
以外は例1のパラメーターとまた同じであった。結果は
次の通りであった:プロピレン転換率=98.5%;ア
クリロニトリル選択率=84.9%;ワンススルーアク
リロニトリル収率=83.6%。
【0044】例 3:触媒は例1において記載された方
法により造られた。材料(I)は硝酸カリウムの9.9
g、硝酸セシウムの8.0g、硝酸第一タリウムの2
2.0g、硝酸サマリウムの29.0gおよび硝酸ナト
リウムの21.0gを、それぞれ含む一連の20重量%
溶液を混合することにより造られた。
【0045】材料(II)は5重量%アンモニア水の50
ml中のタングステン酸アンモニウムの26.9gの溶
液を、50〜95℃の範囲の温度の熱水の300ml中
のモリブデン酸アンモニウムの346.4gの他の溶液
と混合することにより造られた。材料(III )は硝酸ビ
スマスの64.5g、硝酸鉄の149.3g、硝酸コバ
ルトの193.6g、硝酸ニッケルの112.4g、硝
酸マンガンの58.9g、硝酸クロムの6.7g、硝酸
プラセオジムの13.6gおよび水の70mlを混合す
ることにより造られた。
【0046】例1において記載された方法に従って、上
記材料を40重量%シリカゾルの1250gおよび85
重量%燐酸の2.9gと混合し、成形しそしてカ焼した
後に、得られた触媒は次の通りの組成を有した: Mo11.80.6 Bi0.8 Fe2.2 Co4.0 Ni2.3 Mn
1.0 Cr0.4 0.15 Na0.3 0.1 Cs0.05Tl0.1 Sm0.2 Pr0.5 +5
0%SiO2
【0047】触媒活性についての評価方法は例1の方法
と同じであった。操作パラメーターはプロピレン:アン
モニア:空気のモル比が1:1:8.9であった以外は
例1のパラメーターと同じであった。結果は次の通りで
あった:プロピレン転換率=97.4%;アクリロニト
リル選択率=83.1%;ワンススルーアクリロニトリ
ル収率=80.9%
【0048】例 4:触媒は例1において記載された方
法により造られた。材料(I)は硝酸セシウムの9.0
g、硝酸サマリウムの15.5g、硝酸第一タリウムの
24.0gおよび硝酸ナトリウムの23.0gを、それ
ぞれ含む一連の20重量%溶液を混合することにより造
られた。
【0049】材料(II)は5重量%アンモニア水の10
0ml中のタングステン酸アンモニウムの24.4gの
溶液を、50〜95℃の範囲の温度の熱水の300ml
中のモリブデン酸アンモニウムの366.4gの他の溶
液と混合することにより造られた。材料(III )は硝酸
ビスマスの78.8g、硝酸鉄の132.6g、硝酸マ
ンガンの76.7g、硝酸マグネシウムの92.6g、
硝酸コバルトの105.1g、硝酸ニッケルの122.
0g、硝酸クロムの7.3g、硝酸ネオジムの15.0
gおよび水の70mlを混合することにより造られた。
【0050】例1において記載された方法に従って、上
記材料を40重量%シリカゾルの1250gと混合し、
成形しそしてカ焼した後に、得られた触媒は次のとおり
の組成を有した: Mo11.50.5 Bi0.9 Fe1.8 Co2.0 Mg2.0 Ni
2.3 Mn1.2 Cr0.4 Cs0.05Sm0.1 Tl0.1 Na0.3 Nd0.5 +50%S
iO2
【0051】触媒活性の評価方法は例1の方法と同じで
あった。操作パラメーターはプロピレン:アンモニア:
空気のモル比が1:1.15:9.5であった以外は例
1のパラメーターと同じであった。結果は次のとおりで
あった:プロピレン転換率=96.7%;アクリロニト
リル選択率=82.8%;ワンススルーアクリロニトリ
ル収率=80.1%
【0052】例 5:触媒は例1に記載された方法によ
り造られた。材料(I)は硝酸ナトリウムの20.5
g、硝酸カリウムの19.8gおよび硝酸セシウムの
8.0gを、それぞれ含む一連の20重量%溶液を混合
することにより造られた。
【0053】材料(II)は50〜95℃の範囲の温度の
熱水の300ml中にメタバナジン酸アンモニウムの1
1.2gおよびモリブデン酸アンモニウムの348.9
gを溶解することにより造られた。材料(III )は硝酸
ビスマスの77.3g、硝酸鉄の130.1g、硝酸ニ
ッケルの234.1g、硝酸ストロンチウムの67.1
g、硝酸マンガンの56.5g、硝酸クロムの4.8
g、硝酸プラセオジムの13.0g、硝酸ネオジムの2
6.6gおよび水の100mlを混合することにより造
られた。
【0054】例1において記載された方法に従って、上
記材料を40重量%シリカゾルの1250gと混合し、
成形しそしてカ焼した後に、得られた触媒は次の通りの
組成を有した: Mo12.40.6 Bi1.0 Fe2.0 Sr2.0 Ni5.0 Mn
1.0 Cr0.3 Na0.30.2 Cs0.05Pr0.5 Nd0.5 +50%SiO2
【0055】触媒の評価方法は例1の方法と同じであっ
た。操作パラメーターはプロピレン:アンモニア:空気
のモル比が1:1.1:9.4であった以外は例1のパ
ラメーターと同じであった。結果は次の通りであった:
プロピレン転換率=97.8%;アクリロニトリル選択
率=82.8%;ワンススルーアクリロニトリル収率=
81.0%
【0056】例 6:触媒は例1において記載された方
法により造られた。材料(I)は硝酸ナトリウムの2
1.5g、硝酸カリウムの9.9g、硝酸ルビジウムの
19.5g、硝酸セシウムの8.0gおよび硝酸サマリ
ウムの14.5gを、それぞれ含む一連の20重量%溶
液を混合することにより造られた。
【0057】材料(II)は硝酸ビスマスの81.9g、
硝酸鉄の124.0g、硝酸カルシウムの14.2g、
硝酸コバルトの245.5g、硝酸ニッケルの98.6
g、硝酸マンガンの89.7g、硝酸クロムの5.1
g、硝酸プラセオジムの11.0gおよび水の80ml
を混合することにより造られた。材料(III )は50〜
95℃の範囲の温度の熱い5重量%アンモニア水の30
0ml中にモリブデン酸アンモニウムの312.8g、
タングステン酸アンモニウムの54.6gおよびメタバ
ナジン酸アンモニウムの5.9gを溶解することにより
造られた。
【0058】例1において記載された方法に従って、上
記材料を40重量%シリカゾルの1250gと混合し、
成形しそしてカ焼した後に、得られた触媒は次の通りの
組成を有した: Mo10.51.2 0.3 Bi1.0 Fe1.8 Ca1.5 Co
5.0 Mn1.5 Cr0.3 Na0.3 0.1 Rb0.1 Cs0.05Sm0.1 Pr0.4 +5
0%SiO2
【0059】触媒活性の評価方法は例1の方法と同じで
あった。操作パラメーターはプロピレン:アンモニア:
空気のモル比が1:1.15:9.1であった以外は例
1のパラメーターと同じであった。結果は次のとおりで
あった:プロピレン転換率=97.2%;アクリロニト
リル選択率=83.7%;ワンススルーアクリロニトリ
ル収率=81.4%
【0060】例 7:材料(I)は硝酸カリウムの1
0.8g、硝酸ルビジウムの62.0g、硝酸セシウム
の8.5g、硝酸ナトリウムの23.0gおよび硝酸リ
チウムの3.0gを、それぞれ含む一連の20重量%溶
液を混合することにより造られた。材料(II)は5重量
%アンモニア水の100ml中にタングステン酸アンモ
ニウムの58.4gを溶解し、次に50〜95℃の範囲
の温度の熱水の300ml中のモリブデン酸アンモニウ
ムの343.7gの溶液と混合することにより造られ
た。材料(III )は硝酸ビスマスの70.0g、硝酸マ
ンガンの63.9g、硝酸鉄の132.4g、硝酸コバ
ルトの183.6g、硝酸ニッケルの148.3gおよ
び硝酸クロムの7.3gを水の70ml中に加熱により
溶解することにより造られた。
【0061】材料(I)を40重量%アンモニア安定化
ナトリウム不含有シリカゾルの1250gと混合し、そ
れに85重量%燐酸の5.1g、材料(II)および材料
(III )を、かき混ぜながら加えた。完全にかき混ぜた
後に、ペーストが形成され、これを慣用方法にしたがっ
て噴霧乾燥して微細球を得、次に89mmの内径および
1700mmの長さ(φ89x1700mm)を有する
回転オーブン中で1時間、670℃でカ焼した。造られ
た触媒は次のとおりの組成を有した: Mo10.81.2 Bi0.8 Fe1.8 Co3.5 Ni2.8 Mn
1.0 Cr0.4 0.25 Na0.3 Li0.050.1 Rb0.3 Cs0.05+50%Si
2
【0062】触媒は38mmの内径を有する流動床反応
器において評価された。反応温度は435℃であり、圧
力は0.08Mpaであり、プロピレン:アンモニア:
空気のモル比は1:1.2:9.2でありそしてWWH
は0.045であった。結果は次の通りであった:プロ
ピレン転換率=96.2%;アクリロニトリル選択率=
85.5%;ワンススルーアクリロニトリル収率=8
2.2%
【0063】上記比でのプロピレン供給速度が245m
l/分であったとき、生成したアクリロニトリルの量
は、(245/22.4)x0.822x53=47
6.5mg/分であった。
【0064】他の操作パラメーターを変化させずに、原
料材料のモル比をプロピレン:アンモニア:空気=1:
1.5:10.5に変化させたとき、評価結果は次の通
りであった:プロピレン転換率=97.8;アクリロニ
トリル選択率=83.1%;ワンススルーアクリロニト
リル収率=81.3%
【0065】この比でのプロピレンの供給速度が219
ml/分であったとき、生成したアクリロニトリルの量
は、(219/22.4)x0.813x53=42
0.9mg/分であった。
【0066】例 8:触媒は例7において記載された方
法により造られた。材料(I)は硝酸ルビジウムの9.
0g、硝酸セシウムの12.0g、硝酸サマリウムの
6.5g、硝酸ナトリウムの19.5gおよび硝酸リチ
ウムの16.0gを、それぞれ含む一連の20重量%溶
液を混合することにより造られた。
【0067】材料(II)は、5重量%アンモニア水の3
00ml中のタングステン酸アンモニウムの20.9g
の溶液を、50〜95℃の範囲の温度の熱水の350m
l中のモリブデン酸アンモニウムの388.2gの他の
溶液と混合することにより造られた。材料(III )は硝
酸ビスマスの90.1g、硝酸鉄の113.8g、硝酸
マンガンの54.9g、硝酸コバルトの180.3g、
硝酸ストロンチウムの42.4g、硝酸ニッケルの4
5.5g、硝酸クロムの4.7gおよび水の100ml
を混合することにより造られた。
【0068】例7において記載された方法に従って、上
記材料を40重量%シリカゾルの1000gおよび85
重量%燐酸の8.8gと混合し、成形しそしてカ焼した
後に、得られた触媒は次の通りの組成を有した: Mo14.20.5 Bi1.2 Fe1.8 Sr1.3 Co4.0 Ni
1.0 Mn1.0 Cr0.30.5 Rb0.05Cs0.1 Sm0.05Na0.3 Li0.3 +4
0%SiO2
【0069】触媒活性についての評価方法は例7の方法
と同じであった。操作パラメーターはプロピレン:アン
モニア:空気のモル比が1:1.2:9.4であった以
外は例7のパラメーターとまた同じであった。結果は次
の通りであった:プロピレン転換率=98.5%;アク
リロニトリル選択率=85.0%;ワンススルーアクリ
ロニトリル収率=83.7%
【0070】例 9:触媒は例7において記載された方
法により造られた。材料(I)は硝酸カリウムの11.
0g、硝酸リチウムの27.0g、硝酸第一タリウムの
10.5gおよび硝酸ナトリウムの20.0gを、それ
ぞれ含む一連の20重量%溶液を混合することにより造
られた。
【0071】材料(II)は5重量%アンモニア水の50
ml中のタングステン酸アンモニウムの42.5gおよ
びメタバナジン酸アンモニウムの3.7gの溶液を、5
0〜95℃の範囲の温度の熱水の300ml中のモリブ
デン酸アンモニウムの356.0gの他の溶液と混合す
ることにより造られた。材料(III )は硝酸ビスマスの
76.4g、硝酸鉄の160.8g、硝酸コバルトの9
1.7g、硝酸ニッケルの162.0g、硝酸カルシウ
ムの8.8g、硝酸マンガンの83.7g、硝酸クロム
の6.4gおよび水の70mlを混合することにより造
られた。
【0072】例7において記載された方法に従って、上
記材料を40重量%シリカゾルの1250g、85重量
%燐酸の2.7gおよび10mlの水中のホウ酸の9.
7gの溶液と混合し、成形しそしてカ焼した後に、得ら
れた触媒は次の通りの組成を有した: Mo12.81.0 0.2 Bi1.0 Fe2.5 Ca1.0 Ni
3.5 Co2.0 Mn1.5 Cr0.4 0.151.0 Na0.3 Li0.5 Tl0.05+50
%SiO2
【0073】触媒活性についての評価方法は例7の方法
と同じであった。操作パラメーターはプロピレン:アン
モニア:空気のモル比が1:1:8.9であった以外は
例7のパラメーターと同じであった。結果は次の通りで
あった:プロピレン転換率=96.8%;アクリロニト
リル選択率=83.9%;ワンススルーアクリロニトリ
ル収率=81.2%
【0074】例 10:触媒は例7において記載された
方法により造られた。材料(I)は硝酸セシウムの8.
5g、硝酸サマリウムの15.0g、硝酸第一タリウム
の23.5g、硝酸ナトリウムの22.5gおよび硝酸
リチウムの18.0gを、それぞれ含む一連の20重量
%溶液を混合することにより造られた。
【0075】材料(II)は、5重量%アンモニア水の1
00ml中のタングステン酸アンモニウムの93.9g
およびメタバナジン酸アンモニウムの10.2gの溶液
を、50〜95℃の範囲の温度の熱水の300ml中の
モリブデン酸アンモニウムの291.8gの他の溶液と
混合することにより造られた。材料(III )は硝酸ビス
マスの84.4g、硝酸鉄の142.0g、硝酸マンガ
ンの61.6g、硝酸マグネシウムの44.6g、硝酸
コバルトの202.5g、硝酸ニッケルの102.2
g、硝酸クロムの3.6gおよび水の70mlを混合す
ることにより造られた。
【0076】例7において記載された方法に従って、上
記材料を40重量%シリカゾルの1250gと混合し、
成形しそしてカ焼した後に、得られた触媒は次の通りの
組成を有した: Mo9.5 2.0 0.5 Bi1.0 Fe2.0 Mg1.0 Co
4.0 Ni2.0 Mn1.0 Cr0.2 Cs0.05Sm0.1 Tl0.1 Na0.3 Li0.3
50%SiO2
【0077】触媒活性についての評価方法は例7の方法
と同じであった。操作パラメーターはプロピレン:アン
モニア:空気のモル比が1:1.15:9.5であった
以外は例7のパラメーターと同じであった。結果は次の
通りであった:プロピレン転換率=97.1%;アクリ
ロニトリル選択率=83.3%;ワンススルーアクリロ
ニトリル収率=80.9%
【0078】例 11:触媒は例7において記載された
方法により造られた。材料(I)は硝酸ナトリウムの2
1.5g、硝酸カリウムの20.7g、硝酸セシウムの
16.5g、硝酸ルビジウムの14.5gおよび硝酸リ
チウムの8.5gを、それぞれ含む一連の20重量%溶
液を混合することにより造られた。
【0079】材料(II)は50〜95℃の範囲の温度の
熱水の300ml中にタングステン酸アンモニウムの
9.1gおよびモリブデン酸アンモニウムの379.6
gを溶解することにより造られた。材料(III )は硝酸
ビスマスの73.3g、硝酸鉄の123.4g、硝酸第
一セリウムの109.4g、硝酸コバルトの171.1
g、硝酸マンガンの29.8g、硝酸クロムの5.1
g、硝酸ニッケルの98.7gおよび水の100mlを
混合することにより造られた。
【0080】例7において記載された方法に従って、上
記材料を40重量%シリカゾルの1250gと混合し、
成形しそしてカ焼した後に、得られた触媒は次の通りの
組成を有した: Mo12.80.2 Bi0.9 Fe1.8 Ce1.5 Co3.5 Ni
2.0 Mn0.5 Cr0.3 Na0.3 Li0.150.2 Cs0.1 Rb0.15+50%Si
2
【0081】触媒評価方法は例1の方法と同じであっ
た。操作パラメーターはプロピレン:アンモニア:空気
のモル比が1:1.1:9.4であった以外は例7のパ
ラメーターとまた同じであった。結果は次の通りであっ
た:プロピレン転換率=97.8%;アクリロニトリル
選択率=82.2%;ワンススルーアクリロニトリル収
率=80.4%
【0082】例 12:触媒は例7において記載された
方法により造られた。材料(I)は硝酸ナトリウムの2
1.5g、硝酸カリウムの10.8g、硝酸サマリウム
の14.5g、硝酸セシウムの5.0g、硝酸リチウム
の11.5gおよび硝酸第一タリウムの11.5gを、
それぞれ含む一連の20重量%溶液を混合することによ
り造られた。
【0083】材料(II)は硝酸ビスマスの82.1g、
硝酸鉄の138.2g、硝酸ランタンの93.1g、硝
酸コバルトの147.8g、硝酸ニッケルの149.2
g、硝酸マンガンの60.0g、硝酸クロムの13.7
gおよび水の80mlを混合することにより造られた。
材料(III )は50〜95℃の範囲の温度の熱い5重量
%アンモニア水の300ml中にモリブデン酸アンモニ
ウムの298.9gおよびタングステン酸アンモニウム
の54.8gを溶解することにより造られた。
【0084】例7において記載された方法に従って、上
記材料を40重量%シリカゾルの1250gと混合し、
成形しそしてカ焼した後に、得られた触媒は次のとおり
の組成を有した: Mo10.01.2 Cr0.8 Bi1.0 Fe2.0 La1.5 Co
3.0 Ni3.0 Mn1.0 Na0.3 Li0.2 0.1 Cs0.03Tl0.05Sm0.1 +5
0%SiO2
【0085】触媒活性についての評価方法は例7の方法
と同じであった。操作パラメーターはプロピレン:アン
モニア:空気のモル比が1:1.15:9.1であった
以外は例7のパラメーターとまた同じであった。結果は
次の通りであった:プロピレン転換率=97.6%;ア
クリロニトリル選択率=84.4%;ワンススルーアク
リロニトリル収率=82.4%
【0086】例 13:材料(I)は硝酸カリウムの1
1.1g、硝酸ルビジウムの10.50g、硝酸セシウ
ムの8.8gおよび硝酸ナトリウムの23.0gを、そ
れぞれ含む一連の20重量%溶液を混合することにより
造られた。材料(II)は、5重量%アンモニア水の10
0ml中にタングステン酸アンモニウムの39.3gを
溶解し、次に、50〜95℃の温度の熱水の300ml
中のモリブデン酸アンモニウムの359.9gの溶液と
混合することにより造られた。材料(III )は硝酸ビス
マスの88.3g、硝酸マンガンの129.0g、硝酸
鉄の126.3g、硝酸ニッケルの283.4gおよび
硝酸クロムの7.4gを、水の70ml中に加熱により
溶解することにより造られた。
【0087】材料(I)を、40重量%のアンモニア安
定化ナトリウム不含有シリカゾルの1250gと混合
し、それに85重量%燐酸の3.1g、材料(II)およ
び材料(III )をかき混ぜながら加えた。完全にかき混
ぜた後に、ペーストが形成され、それを慣用方法にした
がって噴霧乾燥して微細球を得、次に89mmの内径お
よび1700mmの長さ(φ89x1700mm)を有
する回転オーブン中で1時間670℃でカ焼した。造ら
れた触媒は次の通りの組成を有した: Mo11.20.8 Bi1.0 Fe1.7 Ni5.3 Mn2.0 Cr
0.4 0.15Na0.30.1 Rb0.1 Cs0.05+50%SiO2
【0088】触媒は38mmの内径を有する流動床反応
器において評価された。反応温度は435℃であり、圧
力は0.08Mpaであり、プロピレン:アンモニア:
空気のモル比は1:1.2:9.2でありそしてWWH
は0.045であった。結果は次の通りであった:プロ
ピレン転換率=96.2%;アクリロニトリル選択率=
84.4%;ワンススルーアクリロニトリル収率=8
1.2%
【0089】上記比でのプロピレンの供給速度が245
ml/分であったとき、生成したアクリロニトリルの量
は、(245/22.4)x0.812x53=47
0.7mg/分であった。
【0090】他の操作パラメーターを変化させずに、原
料材料のモル比をプロピレン:アンモニア:空気=1:
1.5:10.5に変化させたとき、評価結果は次の通
りであった:プロピレン転換率=97.8%;アクリロ
ニトリル選択率=82.1%;ワンススルーアクリロニ
トリル収率=80.3% この比でのプロピレンの供給速度が219ml/分であ
ったとき、生成したアクリロニトリルの量は、(219
/22.4)x0.803x53=415.7mg/分
であった。
【0091】例 14:触媒は例13において記載され
た方法により造られた。材料(I)は硝酸ルビジウムの
9.5g、硝酸セシウムの15.5g、硝酸サマリウム
の14.0gおよび硝酸ナトリウムの20.5gを、そ
れぞれ含む一連の20重量%溶液を混合することにより
造られた。材料(II)は5重量%アンモニア水の300
ml中のタングステン酸アンモニウムの21.7gの溶
液を、50〜95℃の範囲の温度の熱水の350ml中
のモリブデン酸アンモニウムの398.3gの他の溶液
と混合することにより造られた。材料(III )は硝酸ビ
スマスの70.4g、硝酸鉄の131.5g、硝酸マン
ガンの131.3g、硝酸ニッケルの236.7g、硝
酸クロムの6.5gおよび水の100mlを混合するこ
とにより造られた。
【0092】例13に記載された方法に従って上記材料
を40重量%シリカゾルの1000gおよび85重量%
燐酸の4.6gと混合し、成形しそしてカ焼した後に、
得られた触媒は次の通りの組成を有した: Mo14.00.5 Bi0.9 Fe2.0 Ni5.0 Mn2.3 Cr
0.4 0.25Rb0.1 Cs0.1 Sm0.1 Na0.3 +40%SiO2
【0093】触媒についての評価方法は例13の方法と
同じであった。操作パラメーターはプロピレン:アンモ
ニア:空気のモル比が1:1.2:9.4であった以外
は例13のパラメーターと同じであった。結果は次の通
りであった:プロピレン転換率=98.5%;アクリロ
ニトリル選択率=84.0%;ワンススルーアクリロニ
トリル収率=82.7%
【0094】例 15:触媒は例13において記載され
た方法により造られた。材料(I)は硝酸カリウムの1
0.8g、硝酸セシウムの8.5g、硝酸第一タリウム
の23.5gおよび硝酸ナトリウムの22.5gを、そ
れぞれ含む一連の20重量%溶液を混合することにより
造られた。
【0095】材料(II)は5重量%アンモニア水の50
ml中のタングステン酸アンモニウムの28.4gの溶
液を、50〜95℃の範囲の温度の熱水の300ml中
のモリブデン酸アンモニウムの365.0gの他の溶液
と混合することにより造られた。材料(III )は硝酸ビ
スマスの59.5g、硝酸鉄の128.7g、硝酸ニッ
ケルの334.6g、硝酸マンガンの62.1g、硝酸
クロムの7.1gおよび水の70mlを混合することに
より造られた。
【0096】例13に記載された方法に従って上記材料
を40重量%シリカゾルの1250g、85重量%燐酸
の3.0gおよび水の10ml中のホウ酸の1.1gの
溶液と混合し、成形しそしてカ焼した後に、得られた触
媒は次の通りの組成を有した: Mo11.80.6 Bi0.7 Fe1.8 Ni6.5 Mn1.0 Cr
0.4 0.150.1 Na0.3 0.1 Cs0.05Tl0.1 +50%SiO2
【0097】触媒活性についての評価方法は例13の方
法は同じであった。操作パラメーターはプロピレン:ア
ンモニア:空気のモル比が1:1:8.9であった以外
は例の13のパラメーターとまた同じであった。結果は
次の通りであった:プロピレン転換率=96.1%;ア
クリロニトリル選択率=83.7%;ワンススルーアク
リロニトリル収率=80.4%
【0098】例 16:触媒は例13において記載され
た方法により造られた。材料(I)は硝酸セシウムの
8.0g、硝酸サマリウムの14.5g、硝酸第一タリ
ウムの22.0gおよび硝酸ナトリウムの21.5g
を、それぞれ含む一連の20重量%溶液を混合すること
により造られた。
【0099】材料(II)は5重量%アンモニア水の10
0ml中のタングステン酸アンモニウムの27.0gの
溶液を、50〜95℃の範囲の温度の熱水の300ml
中のモリブデン酸アンモニウムの368.1gの他の溶
液と混合することにより造られた。材料(III )は硝酸
ビスマスの80.9g、硝酸鉄の136.2g、硝酸マ
ンガンの47.3g、硝酸ニッケルの352.8g、硝
酸クロムの6.7gおよび水の70mlを混合すること
により造られた。
【0100】例13において記載された方法に従って、
上記材料を40重量%シリカゾルの1250gおよび8
5重量%燐酸の4.8gと混合し、成形しそしてカ焼し
た後に、得られた触媒は次の通りの組成を有した: Mo12.50.6 Bi1.0 Fe2.0 Ni7.2 Mn0.8 Cr
0.4 0.25Cs0.05 Sm0.1 Tl0.1 Na0.3 +50%SiO2
【0101】触媒活性についての評価方法は例13の方
法と同じであった。操作パラメーターはプロピレン:ア
ンモニア:空気のモル比が1:1.15:9.5であっ
た以外は例13のパラメーターとまた同じであった。結
果は次の通りであった:プロピレン転換率=95.5
%;アクリロニトリル選択率=83.1%;ワンススル
ーアクリロニトリル収率=79.4%
【0102】例 17:触媒は例13において記載され
た方法により造られた。材料(I)は硝酸ナトリウムの
19.5g、硝酸カリウムの18.9gおよび硝酸セシ
ウムの7.5gを、それぞれ含む一連の20重量%溶液
を混合することにより造られた。
【0103】材料(II)は50〜95℃の範囲の温度の
熱水の300ml中にメタバナジン酸アンモニウムの
3.6gおよびモリブデン酸アンモニウムの382.7
g及びタングステン酸アンモニウムの16.5gを溶解
することにより造られた。材料(III )は、硝酸ビスマ
スの81.5g、硝酸鉄の124.6g、硝酸ストロン
チウムの80.4g、硝酸ニッケルの201.8g、硝
酸クロムの4.6g、硝酸タリウムの8.1gおよび水
の100mlを混合することにより造られた。
【0104】例13において記載された方法に従って、
上記材料を40重量%シリカゾルの1250gおよびホ
ウ酸の14.1gと混合し、成形しそしてカ焼した後
に、得られた触媒は次の通りの組成を有した: Mo14.20.2 0.4 Bi1.1 Fe2.0 Sr2.5 Ni
4.5 Cr0.3 Na0.30.2 Tl0.2 Cs0.051.5 +50%SiO2
【0105】触媒評価方法は例13の方法と同じであっ
た。操作パラメーターは、プロピレン:アンモニア:空
気のモル比が1:1.1:9.4であった以外は例13
のパラメーターとまた同じであった。結果は次の通りで
あった:プロピレン転換率=97.8%;アクリロニト
リル選択率=81.5%;ワンススルーアクリロニトリ
ル収率=79.7%
【0106】例 18:触媒は例13において記載され
た方法により造られた。材料(I)は硝酸ナトリウムの
20.5g、硝酸カリウムの9.9g、硝酸ルビジウム
の18.5gおよび硝酸セシウムの8.0gを、それぞ
れ含む一連の20重量%溶液を混合することにより造ら
れた。
【0107】材料(II)は硝酸ビスマスの78.3g、
硝酸鉄の131.7g、硝酸ランタンの88.6g、硝
酸ニッケルの237.0g、硝酸マンガンの85.7
g、硝酸クロムの4.9gおよび水の80mlを混合す
ることにより造られた。材料(III )は50〜95℃の
範囲の温度の熱い5重量%アンモニア水の300ml中
にモリブデン酸アンモニウムの327.5g、タングス
テン酸アンモニウムの52.2gおよびメタバナジン酸
アンモニウムの5.7gを溶解することにより造られ
た。
【0108】例13において記載された方法に従って、
上記材料を40重量%シリカゾルの1250gと混合
し、成形しそしてカ焼した後に、得られた触媒は次の通
りの組成を有した: Mo11.51.2 0.3 Bi1.0 Fe2.0 La1.5 Ni
5.0 Mn1.5 Cr0.3 Na0.3 0.1 Rb0.1 Cs0.05+50%SiO2
【0109】触媒活性についての評価方法は例13の方
法と同じであった。操作パラメーターはプロピレン:ア
ンモニア:空気のモル比が1:1.15:9.1であっ
た以外は例13のパラメーターと同じであった。結果は
次の通りであった:プロピレン転換率=94.5%;ア
クリロニトリル選択率=85.0%;ワンススルーアク
リロニトリル収率=80.3%

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)次の一般式 Ab b c d Nae Fef Big Moh x (式中、AはK、Rb、Cs、Tl又はそれらの混合物
    を表し;BはMn、Mg、Sr、Ca、Ba、希土類金
    属(但しPrおよびNdを除く)またはそれらの混合物
    を表し;CはP、As、B、Sb、Cr、W、Vまたは
    それらの混合物を表し;そしてDはNiおよび(また
    は)Coそしてさらに場合によりLi、Prおよび(ま
    たは)Ndを表し;そしてa=0.001〜2.0、b
    =0〜4.5、c=0.01〜8.0、d=0.01〜
    22.0、e=0.01〜0.7、f=0.01〜8.
    0、g=0.01〜6.0、h=8〜16でありそして
    x=存在する他の元素の原子価要件を満足するのに必要
    とされる酸素原子の数であり;但し、DはCoとNiと
    の単純な組み合わせを表さないことを条件とする)によ
    り表される触媒組成物およびb)シリカ担体を含む、ア
    クリロニトリルへのプロピレンのアンモ酸化のための触
    媒。
  2. 【請求項2】 b=0.05〜2.0である、請求項1
    の触媒。
  3. 【請求項3】 DがCoおよび(または)Ni、および
    Prおよび(または)Ndを表しそしてd=0.01〜
    20.0である、請求項1の触媒。
  4. 【請求項4】 d=1.0〜10.0である、請求項3
    の触媒。
  5. 【請求項5】 Coおよび(または)Ni対Prおよび
    (または)Ndの原子比が3〜15:1である、請求項
    4の触媒。
  6. 【請求項6】 Coおよび(または)Ni対Prおよび
    (または)Ndの原子比が5〜13:1である、請求項
    5の触媒。
  7. 【請求項7】 DがLi、NiおよびCoを表し、b=
    0.01〜3.0でありそしてd=0.01〜20.0
    である、請求項1の触媒。
  8. 【請求項8】 b=0.5〜2.0でありそしてd=
    1.0〜13.0である、請求項7の触媒。
  9. 【請求項9】 Li対NiおよびCoの原子比が0.0
    05〜0.1である、請求項8の触媒。
  10. 【請求項10】 NiとCoとの間の原子比が0.1〜
    3.0である、請求項9の触媒。
  11. 【請求項11】 NiとCoとの間の原子比が0.1〜
    1.0である、請求項10の触媒。
  12. 【請求項12】 DがNiを表しそしてd=0.5〜
    9.0である、請求項1の触媒。
  13. 【請求項13】 シリカ担体の含有量が触媒の合計重量
    の30〜70重量%である、請求項1の触媒。
  14. 【請求項14】 シリカ担体の含有量が触媒の合計重量
    の40〜60重量%である、請求項13の触媒。
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