JPH1015233A - 遊技島台の景品媒体計数器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投入口へのいたずら等を防止するとともに、
景品玉の返却が途中で停止されることのないパチンコ島
台の景品玉計数器を提供すること。 【解決手段】 玉投入部の上面が開閉扉によって通常は
閉塞されているため、玉投入部内にパチンコ玉以外のゴ
ミ等が投入されるといったいたずら等を防止できる。ま
た、前記開閉扉は、遊技者が獲得した景品玉数が、選択
・入力手段により玉受入れ許容量内にあることを確認さ
れた上で操作可能となるようになっているため、景品玉
の受け入れ途中でパチンコ島台内のパチンコ玉が飽和状
態となり、受入れ不能になることを回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遊技島台に設けら
れ、遊技者の獲得した景品媒体を計数し、該景品媒体を
パチンコ島台内に返却するための景品媒体計数器に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば景品玉計数器が設けられて
いるパチンコ島台にあって、それぞれのパチンコ島台
が、各自のパチンコ島台の貯留玉量の検出手段を有し、
かつその貯留玉量の増減に応じて自身の、又は他の遊技
島台の景品玉計数器への景品玉の返却を自動的に阻止
し、各々のパチンコ島台内の貯留玉量を調整出来るよう
にしたもの等がある。

【０００３】これらのパチンコ島台の景品玉計数器に
は、通常、景品玉返却用の投入口が備えられており、こ
の投入口の上面が、パチンコ島台の貯留玉量に応じて自
動的に開閉する開閉扉等によって覆われることで、景品
玉の返却が阻止できるようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパチンコ島台の景品玉計数器にあっては、前記投入
口の上面を自在に開閉する開閉扉が、通常時において開
放しているため、景品玉を返却する遊技者が居ない時
に、前記投入口に他の遊技者等によりパチンコ玉以外の
ゴミ等が投入されるといったいたずらをされることがあ
った。

【０００５】また、前記開閉扉はパチンコ島台内の貯留
玉量が最大になるより若干前の時点で閉じるように設定
されているものの、特に一人の遊技者が一度に大量の景
品玉を返却する場合等にあっては、途中で開閉扉が閉じ
てしまったり、特に一度返却が開始されると開閉扉が閉
じないようになっているものにあっては、パチンコ玉が
詰って流れなくなるといったことがあった。

【０００６】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、投入口へのいたずら等を防止するとともに、景品
玉の返却が途中で停止されることのないパチンコ島台の
景品玉計数器を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、複数の遊技機が列設されてなる遊技島台
に備えられ、遊技者が獲得した景品媒体を計数し、遊技
島台内に返却するとともに、必要に応じて景品媒体の返
却を阻止する返却阻止手段が設けられた景品媒体計数器
であって、遊技者が自分で獲得した景品媒体量を、選択
又は入力可能とする選択、入力手段と、遊技島台内の遊
技媒体の貯留量を検出する遊技媒体の貯留量検出手段
と、を備え、前記景品媒体の返却阻止手段は、通常景品
媒体の返却阻止状態にあり、遊技者により前記選択・入
力手段が選択又は入力され、遊技島台内にその遊技媒体
量の貯留量に余裕がある時にのみ前記返却阻止状態を解
除することができるようになっていることを特徴として
いる。この特徴によれば、玉投入部の上面が開閉扉によ
って通常は閉塞されているため、玉投入部内にパチンコ
玉以外のゴミ等が投入されるといったいたずら等を防止
できる。また、前記開閉扉は、遊技者が獲得した景品玉
数が、選択・入力手段により玉受入れ許容量内にあるこ
とを確認された上で操作可能となるようになっているた
め、景品玉の受け入れ途中でパチンコ島台内のパチンコ
玉が飽和状態となり、受入れ不能になることを回避でき
る。

【０００８】本発明の遊技島台の景品媒体計数器は、前
記選択・入力手段により選択又は入力操作がなされた
時、その入力信号値が、島台内の景品媒体検出センサで
算出される景品媒体の受入れ許容範囲内であった場合、
その時点で返却阻止状態が自動的に解除されるようにな
っていることが好ましい。このようにすることで、島台
の景品媒体の分散位置およびその量が容易に確認できる
とともに、景品媒体の受入れ可能状態をも予測して、よ
り余裕のある受入れ信号を流すこともできる。

【０００９】本発明の遊技島台の景品媒体計数器は、景
品媒体計数器又はその近傍に案内手段が設けられ、制御
装置により算出された景品媒体の受入れ許容量が、予め
前記案内手段に表示されていることが好ましい。このよ
うにすることで、遊技者は予め自分の景品媒体数と表示
装置に表示された受入れ許容量とを比較できるため、無
駄な操作を行うことがなくなる。

【００１０】本発明の遊技島台の景品媒体計数器は、選
択・入力手段が、適宜景品媒体量が各々表示された複数
の選択ボタンからなり、前記選択ボタンのうち、受入れ
許容範囲内にある選択ボタンのみが点灯するようになっ
ていることが好ましい。このようにすることで、遊技者
は、景品媒体の受入れ許容量をより明確に確認すること
ができる。

【００１１】本発明の遊技島台の景品媒体計数器は、案
内手段がタッチパネル式の表示装置であり、該表示装置
内に、少なくとも選択・入力手段が表示されるようにな
っていることが好ましい。このようにすることで、景品
媒体計数器前面に種々の装置を設ける必要がなくなり、
外観が向上するとともに、適宜操作も容易となるため、
１人あたりの遊技者の景品媒体の返却時間を短縮でき
る。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず図１における１は、本発明が
適用されるパチンコ島台を示し、２は前記パチンコ島台
１の長手方向両側面に複数列設されるパチンコ機、３は
遊技者の景品玉のパチンコ島台１内への返却に用いられ
る玉計数器であり、前記パチンコ島台１の端面に形成さ
れたカウンタ台４の上部に配設されている。

【００１３】５は各パチンコ機２に配給するパチンコ玉
を保留する上部タンクであり、この上部タンク５内に貯
留されたパチンコ玉は、図２に示されるようにパチンコ
島台１の長手方向に配設される本流樋６内に流入される
ようになっている。本流樋６内のパチンコ玉は、本流樋
に所定間隔おきに設けられる補給シュート７及び該補給
シュート７の下端より各パチンコ機２に延設される補給
ジャバラ８を通り、さらに補給カウンタ９を介して各パ
チンコ機２の上部供給皿（図示略）内に配給されるよう
になっている。

【００１４】各パチンコ機２よりアウト玉として排出さ
れるパチンコ玉は、各パチンコ機２の裏側に配設される
玉排出装置１０内に収容され、そこからパチンコ島台１
内下部長手方向に敷設される回収樋１１、１１’内に排
出されるようになっている。尚、前記玉排出装置１０内
にはカウンタ３８が内蔵されており、各パチンコ機２の
アウト玉数を計数できるようになっている。

【００１５】本実施例の形態におけるパチンコ島台１内
下部には下部タンク１２、１２’が配設されており、適
宜量のパチンコ玉が貯留されるようになっている。特に
パチンコ島台１の両端寄りの回収樋１１’内に収容され
たパチンコ玉は一旦下部タンク１２’内に貯留され、そ
の後リフト装置１３を介して隣の下部タンク１２内に収
容されるようになっている。また、これら各下部タンク
１２、１２’内には玉量検出センサ１４が設けられてお
り、各下部タンク１２、１２’内のパチンコ玉が所定貯
留量に達したことを確認できるようになっている。

【００１６】本流樋６の端部と回収樋１１’の端部と
は、両端に取付部材１８、１９を有する連結ホース１７
を介して連結されており、前記連結ホース１７の上部の
取付部材１８には上部タンク５より延設されるオーバー
フロー樋１６の端部が連結され、また下部取付部材１９
には後述する景品玉計数器３の連結管が連結されてい
る。

【００１７】回収樋１１、１１’及び下部タンク１２、
１２’内に収容されたパチンコ玉は全て揚装装置１５内
に集められた後、上方に搬送され、再び上部タンク５内
に適宜量のパチンコ玉が還元される。このようにパチン
コ玉はパチンコ島台１内を循環するようになっている。

【００１８】景品玉計数器３は、特に図３〜図５に示さ
れるように、主に内部に各種装置等を有する本体部２０
と、該本体部２０の下部より前方に突設されたパチンコ
玉返却部２１とから構成される。前記本体部２０の前面
には、各種文字又は画像情報を表示する表示装置２２の
ディスプレイ部２２ａと、総玉数表示部２３ａ、景品数
表示部２３ｂ、余り玉数表示部２３ｃとからなる表示装
置２３と、音声情報出力用のスピーカー部２４と、後述
する玉返却部２１の開閉扉を開放させるための選択・入
力手段としての選択ボタン２５及びレシート又は磁気カ
ード等の受取部２６とがそれぞれ形成されている。

【００１９】玉返却部２１の上面には特に図４に示され
るように所定深さを有するパチンコ玉の投入口２７が形
成されており、適宜量のパチンコ玉を一時的に受入れる
ことが出来るようになっている。そしてこの投入口２７
の底面略中央には、パチンコ玉の排出口２８が形成され
ている。前記排出口２８の下方には、下方に傾斜するガ
イドレール２９が設けられ、前述のパチンコ島台１の連
結ホース１７の下部取付部材１９に連結する連結管３０
に接続されている。

【００２０】前記ガイドレール２９は、特に図示しない
が、複数本のガイドレールがパチンコ玉の外径より若干
大寸の幅間隔おきに列設されてなるもので、これらガイ
ドレール２９内を通過する際にパチンコ玉が整列される
ようになっている。そしてこのガイドレール２９の下方
にはパチンコ玉のカウンタ３１が設けられており、返却
される景品玉数を計数出来るようになっている。

【００２１】図４、５における３２は、玉返却部２１の
投入口２７上面を開閉可能とする開閉扉である。該開閉
扉３２は、ゴムシート部３２ａと、該ゴムシート３２ａ
の周縁に設けられるガイド部３２ｂとからなる。ガイド
部３２ｂはプラスチック製の複数の板材が折曲可能に連
結されてなるものであり、前記ゴムシート部３２ａを張
設するために設けられている。

【００２２】前記開閉扉３２は、本体部２０内に内設さ
れる巻取ドラム３３に巻取り自在に取付けられている。
そしてこの巻取ドラム３３は、ベルト３４を介してモー
ター３５の回転軸に連結されているので、モーター３５
の駆動により開閉扉３２の巻取り、引出しが行えるよう
になっている。

【００２３】このように構成される前記開閉扉３２は、
巻取りドラム３３に巻取られている状態でモータ３５が
駆動すると、前記巻取りドラム３３の下部に設けられた
案内板３６上面を滑るように前方に移動し、本体部２０
の前板２０ａに形成された開口３７から玉返却部２１上
面に引出され、引出された開閉扉３２の両端のガイド３
２ｂは、自動的に溝部３８に摺動自在に嵌入されるよう
になっている。

【００２４】こうして開閉扉３２が完全に引出される
と、投入口２７の上面は完全に覆われ、景品玉の返却が
不可能な状態になる。また、モーター３５を逆回動させ
れば、開閉扉３２が巻取ドラム３３により巻取られ、投
入口２７の上面が開放されることになる。

【００２５】これら景品玉計数器３内の表示装置２２、
２３、選択手段としての選択ボタン２５、カウンタ３
１、扉開閉手段としての開閉扉３２を開閉させるモータ
３５は、図４又は図６（ａ）に示されるように全て制御
装置４０に連結され、制御されている。そして本実施の
形態において前記制御装置４０には、パチンコ島台１内
の下部タンク１２、１２’内にそれぞれ設けられた玉量
検出センサ１４が連結されている。

【００２６】ここで、前記景品玉計数器３の制御装置４
０には玉量検出センサ１４が直接連結されていたが、パ
チンコ島台１内のパチンコ玉の貯留量が把握出来るもの
に連結されていれば、例えば図６（ｂ）に示されるよう
に、パチンコ島台１内の各パチンコ機２に設けられる補
給玉カウンタ及びアウト玉カウンタ等に連結しているパ
チンコ島台１内全体のパチンコ玉数を管理、制御する管
理装置等と連結されていてもよい。

【００２７】以下、本発明の実施の形態として玉計数器
の使用状態及び作用を図７〜図１０に基づいて説明して
いく。

【００２８】まず図１０に示されるように、パチンコ島
台１内の各種装置及び景品玉計数器３本体の電源を全て
ＯＮにする。この時、景品玉計数器３の開閉扉３２によ
り投入口２７の上面が閉塞され、（又は予め閉塞されて
いる）この状態が維持されている。ここで景品玉計数器
３の制御装置４０が、玉量検出センサ１４からの出力信
号の有無を確認し、景品玉の受入れが可能かどうかを確
認する。そして前記各玉量検出センサ１４からの信号に
基づき、パチンコ玉の受け入れ可能量を算出し、図７に
示されるように適宜選択ボタン２５を点灯させると同時
に表示装置２２のディスプレイ部２２ａに、「あなたの
持箱数を右の点灯中のボタンより選んで押して下さい」
の文字を表示する。

【００２９】ここで、各玉量検出センサ１４からの信号
によりパチンコ玉の受け入れが不可能な状態（全ての下
部タンク１２、１２’が満タン）であると判断される
と、図８に示されるようにディスプレイ部２２ａに「調
整中です。他の計数器へお回り下さい」の文字を表示す
る。この時、選択ボタン２５は全て消灯状態にある。こ
こで、誤って所定のボタンが押されても開閉扉３２は開
放しないようになっている。そしてこのように開閉扉３
２により玉受入凹部２７上面が閉塞された状態が適宜量
のパチンコ玉受入れが可能になるまで維持される。

【００３０】次に、前述のようにディスプレイ部２２ａ
に「あなたの持箱数…押して下さい」の表示がある時、
景品玉を返却しに来た遊技者は点灯中の選択ボタン２５
の中から適宜ボタンを選択し、押圧する。前記選択ボタ
ン２５の適宜ボタンが押圧されると、押圧されたボタン
の選択が誤っていないかどうか、即ち受入れ許容範囲内
のボタン（点灯中のボタン）が選択されたかどうかが再
度確認される。

【００３１】そして選択されたボタンが正しければ（点
灯中のボタンのうちのいずれかが押圧された）、制御装
置４０はモータ３５を駆動させて、開閉扉３２を開放さ
せる。また、誤って消灯中のボタン等が押圧された場
合、開閉扉３２は閉塞されたままで、例えばディスプレ
イ部２２ａに「申し訳ございませんが、あなたの持玉は
一度に受付けられませんので、他の計数器へお回り下さ
い」等の案内が数秒間表示された後、再び図７の表示画
面に戻るか、スピーカー部２４より前記案内の内容が音
声により案内される。

【００３２】開閉扉３２が開放された後は、選択者はデ
ィスプレイ部２２ａによる文字表示、又はスピーカー部
２４からの音声による案内等に従って持玉を玉受入凹部
２７内に投入する。景品玉が投入されると、カウンタ３
１により返却玉が計数され、総玉数表示部２３ａ、景品
数表示部２３ｂ、余り玉表示部２３ｃにそれぞれ数量が
表示される。尚、これら計数された景品玉はガイドレー
ル２９及び連結管３０を通過して、連結ホース１７の下
部取付部材１９内に流入し、下部タンク１２内に収容さ
れるようになっている。

【００３３】全ての景品玉の返却が終了したら、前記デ
ィスプレイ部２２ａ又はスピーカー部２４による案内に
よりレシート発券ボタン５０のうち、全玉交換ボタン５
０ａか余り玉返却ボタン５０ｂのいずれかを選択して押
圧し、適宜情報の記録されたレシート（又は磁気カー
ド）を受け取ることにより景品玉の返却が終了するとと
もに、ここで開閉扉３２は自動的に閉る。

【００３４】ここで、本実施の形態においては、適宜案
内情報を表示する表示装置２２と選択手段としての選択
ボタン２５とが別々に形成されているが、図９に示され
るように表示装置２２のディスプレイ部２２ａ内に選択
手段としての選択ボタン２５を表示し、選択出来るタッ
チパネルとし、適宜状況、操作に応じて画面がスクロー
ルして情報が表示されるようにしてもよい。また、図中
に示されるように受入れ許容箱数を予め表示されておけ
ば、選択ボタン２５を予め複数設ける必要がなくなる。

【００３５】以上説明してきたように、本発明の実施の
形態としての玉計数器にあっては、玉投入部の上面が開
閉扉によって通常は閉塞されているため、玉投入部内に
パチンコ玉以外のゴミ等が投入されるといったいたずら
等を防止できる。また、前記開閉扉は、遊技者が獲得し
た景品玉数が、選択手段により玉受入れ許容量内にある
ことを確認された上で操作可能となるようになっている
ため、景品玉の受け入れ途中でパチンコ島台内のパチン
コ玉が飽和状態となり、受入れ不能になることを回避で
きる。

【００３６】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。

【００３７】すなわち、以下のような実施の態様が含ま
れる。 （１）開閉扉３２は完全に玉受入凹部２７を閉塞するよ
うにしているが、両側部が若干開いたような可撓板のよ
うなものでもよく、客に対して玉の返却ができない印象
を与えるものであればよい。

【００３８】（２）また、表示装置２２や選択ボタン２
５、２５’等の組合わせを示したが、これらに限定され
るものではなく、客と景品玉計数器との対話により、す
なわち景品玉計数器の示す受入れ可能量に対して客が玉
量を申請することによって景品玉計数器が許可もしくは
拒否をするシステムであれば、どのような組合わせ手段
をも含むものである。

【００３９】（３）景品玉計数器は全て自動式として示
したが、店員が鍵又はボタン操作等で手動で又は自動で
開閉扉３２を開閉する機構を設けることも自由である。

【００４０】（４）本実施例は独立島について説明した
が、島間で玉を循環させる渡りを有する島にも適用でき
ることは明らかである。

【００４１】

【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。

【００４２】（ａ）請求項１の発明によれば、玉投入部
の上面が開閉扉によって通常は閉塞されているため、玉
投入部内にパチンコ玉以外のゴミ等が投入されるといっ
たいたずら等を防止できる。また、前記開閉扉は、遊技
者が獲得した景品玉数が、選択・入力手段により玉受入
れ許容量内にあることを確認された上で操作可能となる
ようになっているため、景品玉の受け入れ途中でパチン
コ島台内のパチンコ玉が飽和状態となり、受入れ不能に
なることを回避できる。

【００４３】（ｂ）請求項２の発明によれば、島台の景
品媒体の分散位置およびその量が容易に確認できるとと
もに、景品媒体の受入れ可能状態をも予測して、より余
裕のある受入れ信号を流すこともできる。

【００４４】（ｃ）請求項３の発明によれば、遊技者は
予め自分の景品媒体数と表示装置に表示された受入れ許
容量とを比較できるため、無駄な操作を行うことがなく
なる。

【００４５】（ｄ）請求項４の発明によれば、遊技者
は、景品媒体の受入れ許容量をより明確に確認すること
ができる。

【００４６】（ｅ）請求項５の発明によれば、景品媒体
計数器前面に種々の装置を設ける必要がなくなり、外観
が向上するとともに、適宜操作も容易となるため、１人
あたりの遊技者の景品媒体の返却時間を短縮できる。

【００４７】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用されるパチンコ島台の斜視図であ
る。

【図２】図１のパチンコ島台の内部構造図である。

【図３】景品玉計数器の正面図である。

【図４】景品玉計数器の内部構造図である。

【図５】図３の要部拡大斜視図である。

【図６】（ａ）は本実施例の形態の各種装置の連係関係
を示すチャート図であり、（ｂ）は他の連係関係を示す
チャート図である。

【図７】景品玉計数器の表示の一態様を示す図である。

【図８】同じく景品玉計数器の表示の一態様を示す図で
ある。

【図９】他の実施の形態としての景品玉計数器の表示の
一態様を示す図である。

【図１０】景品玉計数器の一連の使用動作を示すフロー
チャート図である。

【符号の説明】

１ パチンコ島台 ２ パチンコ機 ３ 景品玉計数器 ４ カウンタ台 ５ 上部タンク ６ 本流樋 ７ 補給シュート ８ 補給ジャバラ ９ 補給カウンタ １０ 玉排出装置 １１、１１’ 回収樋 １２、１２’ 下部タンク １３ リフト装置 １４ 玉量検出センサ（景品媒体検出センサ） １５ 揚送装置 １６ オーバーフロー樋 １７ 連結ホース １８、１９ 取付部材 ２０ 本体部 ２１ パチンコ玉返却部 ２２ 表示装置 ２２ａ ディスプレイ部（案内手段） ２３ 表示装置 ２３ａ 返却総玉数表示部 ２３ｂ 景品数表示部 ２３ｃ 余り玉表示部 ２４ スピーカー部（案内手段） ２５、２５’ 選択ボタン（選択・入力手段） ２６ 受取部 ２７ 玉受入凹部 ２８ 排出口 ２９ ガイドレール ３０ 連結管 ３１、３８ カウンタ ３２ 開閉扉（返却阻止手段） ３２ａ ゴムシート部 ３２ｂ ガイド ３３ 巻取ドラム ３４ ベルト ３５ モータ ３６ 案内板 ３７ 開口 ４０ 制御装置 ５０ レシート発券ボタン ５０ａ 全交換ボタン ５０ｂ 余り玉返却ボタン

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の遊技機が列設されてなる遊技島台
   に備えられ、遊技者が獲得した景品媒体を計数し、遊技
   島台内に返却するとともに、必要に応じて景品媒体の返
   却を阻止する返却阻止手段が設けられた景品媒体計数器
   であって、 遊技者が自分で獲得した景品媒体量を、選択又は入力可
   能とする選択、入力手段と、 遊技島台内の遊技媒体の貯留量を検出する遊技媒体の貯
   留量検出手段と、を備え、 前記景品媒体の返却阻止手段は、通常景品媒体の返却阻
   止状態にあり、遊技者により前記選択・入力手段が選択
   又は入力され、遊技島台内にその遊技媒体量の貯留量に
   余裕がある時にのみ前記返却阻止状態を解除することが
   できるようになっていることを特徴とする遊技島台の景
   品媒体計数器。
2. 【請求項２】 前記選択・入力手段により選択又は入力
   操作がなされた時、その入力信号値が、島台内の景品媒
   体検出センサで算出される景品媒体の受入れ許容範囲内
   であった場合、その時点で返却阻止状態が自動的に解除
   されるようになっている請求項１に記載の遊技島台の景
   品媒体計数器。
3. 【請求項３】 景品媒体計数器又はその近傍に案内手段
   が設けられ、制御装置により算出された景品媒体の受入
   れ許容量が、予め前記案内手段に表示されている請求項
   １又は２に記載の遊技島台の景品媒体計数器。
4. 【請求項４】 選択・入力手段が、適宜景品媒体量が各
   々表示された複数の選択ボタンからなり、前記選択ボタ
   ンのうち、受入れ許容範囲内にある選択ボタンのみが点
   灯するようになっている請求項１ないし３のいずれかに
   記載の遊技島台の景品媒体計数器。
5. 【請求項５】 案内手段がタッチパネル式の表示装置で
   あり、該表示装置内に、少なくとも選択・入力手段が表
   示されるようになっている請求項１ないし３のいずれか
   に記載の遊技島台の景品媒体計数器。