JP2014045952A - 遊技媒体計数装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各台計数装置3は、遊技者が手元に所有しているメダル数である所有メダル数が規定数以上であり、且つ連続貸出と判定していない場合に、計数が必要であると見做して計数可能状態とする一方、所有メダル数が規定数未満であると判定した場合や、所有メダル数が規定数以上であっても連続貸出と判定している場合に、計数可能状態としない。遊技で負けた遊技者(所有メダル数が規定数未満の遊技者、連続貸出を受けて所有メダル数を意図的に増やした遊技者)が異物を投入口39に投入することを防止できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技者の悪戯行為を抑制することができる遊技媒体計数装置を提供することにある。
「アウト信号」:遊技に使用された遊技価値数(使用数、アウト)を特定可能な使用信号である。ゲームの開始操作に応じてBET状態のメダル数(3枚又は1枚)分がパルス出力されるので、アウト信号数×1をアウトとして特定する。尚、リプレイ役入賞時にも対応分が出力される。
「セーフ信号」:遊技者に付与した(遊技者が獲得した)遊技価値数(付与数、セーフ)を特定可能な付与信号である。メダルが1枚払出される毎に1パルスが出力されるので、セーフ信号数×1をセーフとして特定する。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームに使用されたメダル分が出力される。
「RB信号」:RB(レギュラーボーナス)状態を特定可能な信号である。RB状態中にレベル出力されるので、RB信号入力中をRB状態中として特定する。BB信号と同様に、大当たり状態の発生を特定可能な大当たり信号である。
貸出間差メダル数=払出メダル数−投入メダル数
端末管理装置5は、このようにして算出した所有メダル数を特定可能な信号、及び貸出間差メダル数を特定可能な信号を各台計数装置3に出力する。この場合、端末管理装置5は、所有メダル数を特定可能な信号や貸出間差メダル数を特定可能な信号を自発的に出力しても良いし、各台計数装置3からそれぞれの要求信号を入力したことを条件として出力しても良い。
「千円札」、「2千円札」、「5千円札」、「1万円札」の4種類の紙幣を紙幣投入口28にて受付可能であり、何れかの紙幣を紙幣投入口28にて受付けると、50枚のメダルを貸出部40により貸出す。即ち、例えばメダルの貸単価が20円であれば、1000円分に相当するメダルを貸出す。この場合、「千円札」の紙幣を紙幣投入口28にて受付けていれば、1000円分に相当する50枚のメダルを貸出し、残クレジット数(メダルに換金していない金額)を0円として記憶し、「5千円札」の紙幣を紙幣投入口28にて受付けていれば、1000円分に相当する50枚のメダルを貸出し、残クレジット数を4000円として記憶する。尚、メダルを5枚貸出す毎に貸出信号を1パルスで出力する。即ち、1000円分に相当する50枚のメダルを貸出す際には貸出信号を10パルスで出力する。貸出信号数×5が貸出メダル数に相当し、その貸出メダル数に貸出単価を乗じた値が売上額に相当する。残クレジット数がある状態では、遊技者が貸出ボタン31を押下する毎に、1000円分のメダルを貸出部40により貸出し、残クレジット数を更新する。
遊技者がメダルを投入口39に投入したことに応じて、投入検知センサ63がメダルを検知すると、投入口39から計数部41へ排出されたメダルを計数部41により計数する(回転盤58を回転させてメダルを排出検知センサ64へ排出し、排出したメダルを検知する)。排出検知センサ64がメダルを検知することに応じて、計数部41により計数した計数値から貸出部40により払出した払出値を差し引いた計数済持玉数をカウントアップする。排出検知センサ64が最後にメダルを検知してからの時間を計測し、その時間が5秒に達すると、回転盤58を1秒間逆方向に回転させ、更に回転盤58を5秒間順方向に回転させる。その間に、排出検知センサ64がメダルを検知しなければ、計数を終了する。回転盤58を逆方向に回転させるのは、メダル詰まりを解消するためである。
遊技者が払出ボタン33を押下すると、計数済持玉数が50枚以上であれば、その範囲内でメダルを50枚単位で貸出部40により払出し、計数済持玉数が50枚未満であれば、その50枚未満の全てのメダルを貸出部40により払出す。
遊技者が発行ボタン34を押下すると、計数済持玉数を持玉券に記録し、その計数済持玉数を記録した持玉券をカード挿入口29から発行すると共に、発行した持玉券に固有のID(持玉券ID)と計数済持玉数とを対応付けた発行信号を出力する。但し、計数済持玉数が所定の発行下限数(遊技場側の設定値であり、例えば50枚)未満である場合には、持玉券を発行しない。尚、会員カードが挿入されている状態で遊技者が発行ボタン34を押下した場合には、計数済持玉数に関わらず、その会員カードのIDに対応する貯玉情報(当日貯玉数)を更新した後に会員カードをカード挿入口29から発行すると共に、発行した会員カードを特定可能なID(会員ID)と計数済持玉数とを対応付けた発行信号を出力する。
通常は、シャッタ部材71を閉鎖位置に移動させて電磁的にロックしており(閉鎖状態を形成しており)、端末管理装置5から入力する信号に応じて特定される所有メダル数や貸出間差メダル数に応じて、電磁的なロックを解除して開放可能な状態(計数可能状態)とし、電磁的にロックして開放不可能な状態(計数不可能状態)とする。遊技者が計数ボタン32を押下すると、シャッタ部材71を開放可能な状態としていれば、開放指令信号を駆動部75に出力し、シャッタ部材71を閉鎖位置から開放位置に移動させ(開放状態を形成し)、シャッタ部材71を開放不可能な状態としていれば、開放指令信号を駆動部75に出力しない。
制御部72は、連続貸出判定処理を開始すると、端末管理装置5から所有メダル数を特定可能な信号を入力したか否かを判定する(S1)。制御部72は、端末管理装置5から所有メダル数を特定可能な信号を入力したと判定すると(S1:YES)、その入力した信号から所有メダル数を特定し(S2)、その特定した所有メダル数が予め規定している規定数(例えば100枚)以上であるか否かを判定する(S3)。
制御部72は、シャッタ部材開閉制御処理を開始すると、端末管理装置5から所有メダル数を特定可能な信号を入力したか否かを判定し(S11)、操作リモコン77からロック解除信号を受信したか否かを判定する(S12)。
シャッタ部材71を開放可能な状態とした後に、遊技者が計数ボタン32を押下したことを条件として、シャッタ部材71を閉鎖位置から開放位置に移動させるようにしたが、遊技者が計数ボタン32を押下する条件を省略しても良い。即ち、シャッタ部材71を開放可能な状態とした直後に、シャッタ部材71を閉鎖位置から開放位置に自動的に移動させても良い。
スロットマシン2からBB信号やRB信号を入力することで、所有メダル数が短時間で大幅に増加する大当たり状態の発生を検知した場合にも、所有メダル数が規定数以上であるか否かに拘らず、遊技者が自らでシャッタ部材71を開放可能な状態とするようにしても良い。大当たり状態では遊技者が異物を投入口39に投入する可能性が極めて低く、遊技者の遊技状態に合わせて臨機応変に対応することができる。
別の各台計数装置3にて発行された持玉券や会員カードがカード挿入口29に挿入された場合に、それら持玉券や会員カードに記録されている計数済持玉数や当日貯玉数が規定数以上であれば、計数可能状態としても良い。
排出検知センサ64がメダルを検知したか否かを判定する期間(タイマがタイムアップする期間)は、例示した5秒以外の値であっても良い。又、この期間は、例えば各台計数装置3を製造する製造メーカが初期値として設定する時間であっても良いし、遊技場の管理者が任意に設定可能な時間であっても良い。
貸出部40と計数部41とが同一の筐体26内に収容される構成を例示したが、貸出部40及び計数部41がスロットマシン2毎に設けられる構成であれば、別々の筐体内に収容される構成でも良い。
例えばタイマによる時間の計測を端末管理装置5や管理装置7が行う等、各台計数装置3が行う情報処理の一部を他の装置にて行っても良い。即ち、本願発明でいう遊技媒体計数装置は、各台計数装置3のみならず端末管理装置5や管理装置7等を含む広義の概念を含んでも良い。
Claims (4)
- 各遊技機と対応する位置に設けられ、貨幣の投入に応じて遊技媒体を貸出すと共に、遊技者が所有する遊技媒体を受入れて計数する遊技媒体計数装置において、
遊技媒体を投入するための投入口と、
前記投入口に投入された遊技媒体を計数する計数手段と、
前記投入口を開閉可能なシャッタ部材を有するシャッタ手段と、
遊技者の貸出操作に応じて予め定められた単位数の遊技媒体を貸出す貸出手段と、
前記遊技機に投入された遊技媒体数、前記遊技機から払出された遊技媒体数、及び前記貸出手段が貸出した遊技媒体数に基づいて、遊技者が現在所有している遊技媒体の数を示す所有遊技媒体数を算出する所有遊技媒体数算出手段と、
前記貸出手段が貸出を実行してから再度貸出を実行するまでの期間において、前記遊技機で消費された遊技媒体の数を算出する貸出間消費遊技媒体数算出手段と、
前記貸出間消費遊技媒体数算出手段により算出された貸出間消費遊技媒体数が基準数未満である場合に連続貸出と判定する連続貸出判定手段と、を備え、
前記シャッタ手段は、前記所有遊技媒体数算出手段により算出された所有遊技媒体数が規定数以上であり、且つ前記連続貸出判定手段が連続貸出と判定していない場合には、前記シャッタ部材を開放可能な状態とする一方、当該所有遊技媒体数が規定数未満であるか、又は前記連続貸出判定手段が連続貸出と判定している場合には、前記シャッタ部材を開放不可能な状態とすることを特徴とする遊技媒体計数装置。 - 遊技者が任意に操作可能な操作手段を備え、
前記シャッタ手段は、前記シャッタ部材が開放可能な状態において前記操作手段が操作された場合には、当該シャッタ部材を閉鎖状態から開放状態へ変化させることを特徴とする請求項1に記載した遊技媒体計数装置。 - 前記シャッタ手段は、遊技場の従業員が携帯可能であって当該従業員の操作に応じて各種の指令信号を出力することが可能な携帯端末装置から前記シャッタ部材の開放指令を受けた場合には、前記所有遊技媒体数が規定数未満であっても当該シャッタ部材を開放可能な状態とすることを特徴とする請求項1又は2に記載した遊技媒体計数装置。
- 前記遊技機において大当たり状態が発生したことを検知する検知手段を備え、
前記シャッタ手段は、前記検知手段が大当たり状態の発生を検知した場合には、前記所有遊技媒体数が規定数未満であっても前記シャッタ部材を開放可能な状態とすることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載した遊技媒体計数装置。
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