JP2011193958A - 計数装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技媒体の計数に係る計数情報が見やすい計数装置を提供すること。
【解決手段】計数装置4では、遊技台3で獲得されたパチンコ玉を計数する装置本体10に、少なくともパチンコ玉の計数に係る計数情報Aが表示される大型ディスプレー11が接続されている。大型ディスプレー11は、複数人が視認可能な表示領域Fを有しているので、この計数装置4では、パチンコ玉の計数に係る計数情報Aが見やすい。
【選択図】図1

Description

この発明は、遊技台で獲得されたパチンコ玉やメダル等の遊技媒体を計数する計数装置に関する。
従来より、パチンコ店等の遊技店には、並んで配置された複数の遊技台で構成された遊技島が複数設けられている。各遊技島の島端には、遊技台で獲得された遊技媒体を計数するための計数装置が設置されている(下記特許文献1参照)。
下記特許文献1に記載の計数装置では、投入口に遊技媒体が投入され、投入された遊技媒体は、計数手段によって計数される。遊技媒体の計数結果は、計数装置において、比較的小さな表示部に表示されるとともに、レシートに記録され、このレシートは、計数装置からユーザに発行される。
特開2008−259895号公報
特許文献1に記載の計数装置の実際の運用として、遊技客が獲得した遊技媒体を遊技店の従業員が受け取り、遊技客でなく、従業員が遊技媒体を投入口に投入して遊技媒体の計数処理を行う。
そのため、遊技客は、計数に係る作業を行うために計数装置の近くにいる従業員の背後に位置して、計数が終了するのを待つこととなるのだが、この場合、遊技客が計数装置の表示部における表示(計数処理の途中結果等)を見たくても、前にいる従業員が邪魔なので、遊技客にとって、表示部の表示が見にくい。
また、遊技島において、遊技台が並んで配置されている部分は、遊技台の装飾や遊技台における演出表示によって大変きらびやかであるが、このような部分に比べて、遊技島の島端は、計数装置が設置されるだけであって、比較的地味である。そのため、計数装置で遊技媒体を計数する以外に、遊技島の島端で人々が立ち止まることはほとんどない。
そこで、計数装置に付加価値を備えることで、遊技島の島端をきらびやかにしつつ、集客効果が図れる場所にできることが望ましい。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、遊技媒体の計数に係る計数情報が見やすい計数装置を提供することを主たる目的とする。
また、この発明は、遊技島の島端をきらびやかにしつつ、集客効果が図れる場所にすることができる計数装置を提供することを別の目的とする。
請求項1記載の発明は、遊技台で獲得された遊技媒体を計数する計数装置本体と、前記計数装置本体に接続され、複数人が視認可能な表示領域を有し、少なくとも遊技媒体の計数に係る計数情報が表示される表示器と、を含むことを特徴とする、計数装置である。
請求項2記載の発明は、前記計数装置本体は、遊技島の島飾りまたは妻板の正面沿いに設置されるものであり、前記表示器は、前記島飾りまたは妻板の正面を利用して設置されることを特徴とする、請求項1記載の計数装置である。
請求項3記載の発明は、前記計数装置本体は、遊技島の島飾りまたは妻板の正面沿いに設置されるものであり、前記表示器は、自立式スタンドに取り付けられて、前記計数装置本体に隣接して設置されることを特徴とする、請求項1記載の計数装置である。
請求項4記載の発明は、前記計数装置本体は、遊技島の島飾りまたは妻板の正面沿いに設置されるものであり、前記計数装置本体には、前記表示器を上方部に保持するアームが設けられ、前記表示器は、前記計数装置本体上部に前記アームで支持されて設置されることを特徴とする、請求項1記載の計数装置である。
請求項5記載の発明は、前記表示器は、前記島飾りまたは妻板の正面に設けられていることを特徴とする、請求項2記載の計数装置である。
請求項6記載の発明は、前記計数装置本体において遊技媒体の計数が行われないときには、前記表示器に計数情報以外の広告情報を表示させ、前記計数装置本体において遊技媒体の計数が行われるときには、前記表示器に前記計数情報を表示させる表示制御手段を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の計数装置である。
請求項7記載の発明は、前記表示器は、前記計数情報が表示される表示領域の周囲に、前記遊技台の少なくとも一部の構成を示す装飾表示領域を含むことを特徴とする、請求項6記載の計数装置である。
請求項8記載の発明は、前記表示制御手段は、前記装飾表示領域に表示される前記遊技台の少なくとも一部の構成についてのイメージ画像、および、前記計数情報の表示を制御することを特徴とする、請求項7記載の計数装置である。
請求項9記載の発明は、前記表示制御手段は、前記表示領域に、前記遊技台にて遊技を演出するための表示をおこなう演出表示部に相当する部分を表示させ、当該部分に前記計数情報をはめこんで表示させることを特徴とする、請求項8記載の計数装置である。
請求項10記載の発明は、これから計数を行う遊技媒体が獲得された前記遊技台を特定するための特定手段と、前記特定手段で特定した前記遊技台についての前記イメージ画像を取得する取得手段と、を含むことを特徴とする、請求項8または9記載の計数装置である。
請求項1記載の発明によれば、計数装置では、遊技台で獲得された遊技媒体を計数する計数装置本体に、少なくとも遊技媒体の計数に係る計数情報が表示される表示器が接続されている。
表示器は、複数人が視認可能な表示領域を有しているので、この計数装置では、遊技媒体の計数に係る計数情報が見やすい。
請求項2記載の発明によれば、計数装置本体は、遊技島の島飾りまたは妻板の正面沿いに設置されるものであり、表示器は、島飾りまたは妻板の正面を利用して設置されるので、遊技店において計数装置を邪魔にならないように設置することができる。
また、請求項3記載の発明のように、計数装置本体が遊技島の島飾りまたは妻板の正面沿いに設置される一方で、表示器は、自立式スタンドに取り付けられて、計数装置本体に隣接して設置されてもよい。
また、請求項4記載の発明のように、計数装置本体が遊技島の島飾りまたは妻板の正面沿いに設置される一方で、計数装置本体に、表示器を上方部に保持するアームが設けられ、表示器は、計数装置本体上部にアームで支持されて設置されてもよい。
また、請求項5記載の発明のように、表示器は、島飾りまたは妻板の正面に設けられてもよい。
請求項6記載の発明によれば、表示制御手段は、計数装置本体において遊技媒体の計数が行われないときには、表示器に計数情報以外の広告情報を表示させ、計数装置本体において遊技媒体の計数が行われるときには、表示器に計数情報を表示させる。
そのため、遊技店では、計数装置本体において遊技媒体の計数が行われない待機状態において、表示器に表示された広告情報が目当ての客を遊技島の島端に集めることができるので、遊技島の島端を、集客効果が図れる場所にすることができる。
請求項7記載の発明によれば、表示器は、計数情報が表示される表示領域の周囲に、遊技台の少なくとも一部の構成を示す装飾表示領域を含んでいるので、遊技媒体の計数が行われる際、装飾表示領域に、現在計数を行っている遊技媒体が獲得された遊技台のイメージ画像を表示することができる。この表示が行われることにより、遊技島の島端をきらびやかにすることができる。
また、現在計数を行っている遊技媒体を獲得した遊技客にとっては、先程遊技した遊技台のイメージ画像が表示器に表示されることで、この遊技台で遊技媒体を獲得したときの満足感を再度得ることができる。
請求項8記載の発明によれば、表示制御手段は、装飾表示領域に表示される遊技台の少なくとも一部の構成についてのイメージ画像、および、計数情報の表示を制御するので、表示器では、遊技台のイメージ画像を表示しつつ、計数情報を表示することができる。
請求項9記載の発明によれば、表示制御手段は、表示領域に、遊技台にて遊技を演出するための表示をおこなう演出表示部に相当する部分を表示させ、当該部分に計数情報をはめこんで表示させる。これにより、表示器では、遊技台のイメージ画像が表示されるとともに、そのイメージ画像において演出表示部に相当する部分には、計数情報が表示される。そのため、表示器を見ている者にとっては、どの機種の遊技台でいくつの遊技媒体が獲得されたのかという情報を、臨場感を持って明確に把握できる。
請求項10記載の発明によれば、計数装置では、特定手段で、これから計数を行う遊技媒体が獲得された遊技台を特定し、取得手段が、特定された遊技台についてのイメージ画像を取得する。そのため、計数を行う毎に、表示器には、計数を行う遊技媒体が獲得された遊技台についてのイメージ画像が正しく表示されることになる。
遊技店内に設けられた計数システム1を示す図である。 計数装置4を正面側から見た斜視図であって、(a)は、大型ディスプレー11に計数情報Aおよびイメージ画像Cが表示されている状態を示し、(b)は、大型ディスプレー11に広告情報Bが表示されている状態を示している。 計数装置4の電気的構成を示すブロック図である。 計数装置4、および、その近傍の島飾り8の斜視図であって、(a)は、第1の例を示し、(b)は、第2の例を示し、(c)は、第3の例を示し、(d)は、第4の例を示している。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、遊技店内に設けられた計数システム1を示す図である。図2は、計数装置4を正面側から見た斜視図であって、(a)は、大型ディスプレー11に計数情報Aおよびイメージ画像Cが表示されている状態を示し、(b)は、大型ディスプレー11に広告情報Bが表示されている状態を示している。
図1を参照して、この発明に係る計数システム1は、管理装置(ターミナルコンピュータ)2と、遊技台(ここでは、パチンコ台とする。)3と、計数装置4とで構成されている。
管理装置2は、遊技台3での遊技媒体(ここでは、パチンコ玉とする)の出入や、計数装置4によるパチンコ玉の計数結果や、遊技店における金銭の流れ等を管理するものであり、たとえば、遊技店における管理室等に配置されている。
遊技台3は、遊技店において、所定の台数毎にまとめて配置されており、まとめて配置された遊技台3は、1つの遊技島Sを構成している。そして、同様の遊技島Sが、遊技店内に幾つもあるものとする。各遊技島Sでは、背中合わせとなった1対の遊技台3の組が、所定方向(図1では右上に向かう方向)に並んで配置されている。
各遊技台3は、たとえば、縦長の板状であり、遊技客に対向する位置に、遊技画面5が設けられている。遊技画面5は、ここでは、縦長の略矩形状であり、遊技画面5には、遊技台3の機種特有の画面デザインDが施されている。なお、遊技画面5は、画面デザインDに相当する彫刻や模様等のデコレーションが薄板の側面に実際に施されたものであってもよいし、画面デザインDのイメージ画像を表示する液晶表示器であってもよい。
なお、この実施形態で出てくる遊技台3の画面デザインDでは、上部に、機種名(「スーパー○×スペシャル」)が記載され、機種名を左右から挟むように人型模様が記載され、機種名の下方に、大きな顔型模様が記載されている。この顔型模様の略中央には、演出表示部E(図1において、「7」が3つ並んでいる部分)が設けられている。
この遊技台3では、上皿6に注いだパチンコ玉(貸玉)で遊技をすることができ、演出表示部Eに、同じ模様や数字が3つ並んだり、その他所定の規則に従って模様や数字が出現したりすると、いわゆる当たりとなり、その見返りに所定数のパチンコ玉(賞玉)が下皿7に払い出される。ここで、演出表示部Eは、遊技台3での遊技(前述した当たり)を演出するための表示を行う部分であるといえる。
このようにしてパチンコ玉を獲得した遊技客は、遊技を終えると、計数装置4でパチンコ玉の計数を行う。
ここで、各遊技島Sの(前記所定方向における)両端(両側の島端)には、島飾り8が配置されており、遊技島Sは、両側の島飾り8によって挟まれた状態になっている。各島飾り8は、遊技島Sの島端を塞ぎ得る大きさを有するボックス状であり、幅広かつ縦長であるとともに、前記所定方向においてやや薄い。島飾り8の内部には、遊技店の備品等が収納される。ここで、島飾り8の代わりに、島飾り8よりも前記所定方向に薄い板状の妻板を用いることができる。
各遊技島Sにおいて一方の島端における島飾り8の正面(図1における手前側の面)8Aの下側部分には、たとえば略直方体形状の台9が隣接配置されている。台9の天面は、水平であり、高さ方向において、たとえば、人の腰周辺に一致する位置にある。
計数装置4は、各遊技島Sの前記一方の島端に設置されている。
計数装置4は、遊技台3で獲得されたパチンコ玉を計数する装置本体10(計数装置本体)と、装置本体10での計数結果を主に表示する大型ディスプレー11(表示器)とを含んでいる。
装置本体10は、図1における左右方向(幅方向)にやや長手のボックス形状である。装置本体10は、台9の天面に配置されている。つまり、装置本体10は、遊技島Sの島端の島飾り8(または妻板)の正面8A沿いに設置されている。なお、島飾り8や妻板は、必ずしも遊技島Sの島端に設けられているとは限らず、遊技島Sの中央位置等に設けられていてもよい。
装置本体10において、その外郭をなす筐体12の天面には、装置本体10(筐体12)の内部に連通する投入口13が形成されている。投入口13は、平面視で左右方向に長手の略矩形状である。筐体12内において、投入口13の下方には、投入口13に連通する空間(ホッパー17)が設けられている。なお、ホッパー17は、左右に並ぶように2つ設けられていて、それぞれのホッパー17が投入口13に連通していてもよい。
筐体12の上端部において投入口13よりも後側(図1における紙面奥側)には、後側かつ上側へ傾斜するように突出する幅方向に長手の突出部14が一体的に設けられている。
突出部14において、手前側の側面の幅方向略中央には、小型表示部15が設けられている。小型表示部15は、たとえば、タッチパネル付きの液晶表示器であり、その形状は、やや小型の略矩形状である。
筐体12の手前側の側面の左端部には、ICタグ読取部16が設けられている。これに関連して、遊技店の従業員は、ICタグ(図示せず)を携帯しており、従業員がICタグをICタグ読取部16にかざすことによってICタグ読取部16がICタグを認識すると、計数装置4ではパチンコ玉の計数ができるようになっている。逆に、ICタグがICタグ読取部16に認識されない限り、計数装置4ではパチンコ玉の計数ができないので、他店から持ってきたパチンコ玉を計数装置4で計数させるような不正が防止されている。
大型ディスプレー11は、正面側(図1における手前側)から見て縦長の略矩形状をなす液晶表示器である。大型ディスプレー11の表示領域F(液晶部分)は、前述した小型表示部15(の液晶部分)に比べれば非常に(ここでは、数十倍程度以上に)大きい。別の言い方をすると、大型ディスプレー11の表示領域Fは、島飾り8の正面8Aにおいて、台9の天面に配置された装置本体10より上側の領域Xをほぼ覆う程度の大きさを有している。そのため、後述するように大型ディスプレー11が上側領域Xに掛けられた状態で遊技島Sの島端に複数の人が群がっていても、これらの人々が一度に(複数のアングルから)大型ディスプレー11の表示領域Fを視認することができる。
ここで、小型表示部15が装置本体10に内蔵されたディスプレーであるのに対し、大型ディスプレー11は、装置本体10に対する外部ディスプレーであるといえる。
大型ディスプレー11の表示領域Fには、計数装置4でのパチンコ玉の計数に係る計数情報A(図2(a)も参照)や、広告情報B(図2(b)参照)が表示される。
ここで、計数情報Aとは、具体的に、パチンコ玉の計数値(総数)と、その総数分のパチンコ玉と交換可能な景品(後述する特殊景品)の数(景品数)と、前記景品数分の景品と交換したときに余る端数分のパチンコ玉の数(余り数)とを含んでいる(図2(a)参照)。大型ディスプレー11は、複数人が視認可能な表示領域Fを有しているので、この計数装置4では、パチンコ玉の計数に係る計数情報Aが見やすい。
また、広告情報Bとは、遊技店におけるイベント情報や、遊技店と提携している会社(ここでは、「○×トラベル」という旅行会社)の広告が含まれる(図2(b)参照)。また、表示領域Fでは、計数情報Aが表示される際に、計数を行っているパチンコ玉が獲得された遊技台3の画面デザインDについてのイメージ画像Cも表示される。詳しくは、後述する。
大型ディスプレー11は、島飾り8の正面8Aの上側領域Xに掛けるように取り付けられている。つまり、大型ディスプレー11は、島飾り8(または妻板)の正面8Aを利用して設置されているととともに、この正面8Aに設けられている。前述したように装置本体10が正面8A沿いに設置されていることから、遊技店において計数装置4全体(装置本体10および大型ディスプレー11)を邪魔にならないように設置することができる。
このように大型ディスプレー11が取り付けられて状態で、表示領域Fは、正面側を向いている。前述したように、表示領域Fは、非常に大きいことから、島飾り8の正面8Aの前に複数の人が群がっていても、群がっている全員が表示領域Fの全域を視認することができる。
この場合、台9に載せられた装置本体10と、島飾り8の正面8Aに掛けられた大型ディスプレー11とは、分離した状態となるが、図示しない電気ケーブル(信号線)によって電気的に接続されている。なお、装置本体10と大型ディスプレー11とが一体化された計数装置4が台9に載せられる構成であってもよい。
次に、計数装置4の電気的構成について説明する。
図3は、計数装置4の電気的構成を示すブロック図である。
図3を参照して、計数装置4には、マイクロコンピュータ等で構成された制御部20が備えられている。制御部20は、CPUやメモリ(ROM、RAM)などを含んでいる。制御部20は、計数装置4の動作を制御するためのものである。
制御部20には、前述した小型表示部15およびICタグ読取部16のそれぞれが電気的に接続されているとともに、通信I/F部21、操作部22(特定手段)、パチンコ玉検知部23、計数部24、記憶部25、レシート発行部26および表示制御部27(表示制御手段)のそれぞれが電気的に接続されている。
通信I/F部21を介して、制御部20(計数装置4)は、管理装置2と通信することができる。操作部22は、小型表示部15(図1参照)に表示されるタッチキーであり、これを操作することによって、計数装置4に計数処理の開始を指示したり、その他所定の指示を与えたりすることができる。
パチンコ玉検知部23は、ホッパー17(図1参照)内にパチンコ玉があるか否かを検知する。計数部24は、ホッパー17内のパチンコ玉を計数する。計数部24として、たとえば、遮光センサ等の計数センサによってパチンコ玉を次々と計数するような公知の構成を用いることができる。
記憶部25は、計数装置4の設定条件や計数結果等の必要な情報を記憶する
レシート発行部26は、計数結果をレシートに印字して、そのレシートを発行する。
表示制御部27は、制御部20に接続されているとともに大型ディスプレー11にも接続されている。表示制御部27は、マイクロコンピュータ等で構成されてCPUやメモリ(ROM、RAM)などを含んでおり、制御部20の指示を受けて、大型ディスプレー11の表示領域F(図1参照)に、前述した計数情報Aやイメージ画像Cや広告情報B(図2参照)を表示させる制御を行う。なお、表示制御部27は、制御部20と一体となって装置本体10に内蔵されていてもよいが、ここでは、大型ディスプレー11に内蔵されているものとする(図2参照)。
表示制御部27は、遊技台3の画面デザインデータのメモリ部28と、スーパーインポーズ処理部29(取得手段)と、計数表示制御部30と、広告表示制御部31と、広告情報のメモリ部32とを含んでいる。
メモリ部28は、前述した遊技台3の画面デザインD(図1参照)のデータを遊技台3の機種毎に記憶している。メモリ部28は、たとえば、前述した「スーパー○×スペシャル」という機種の遊技台3についての画面デザインD(図1参照)のデータ(画面デザインデータ1)や、「○△物語」という機種の遊技台3についての画面デザインデータ2等を記憶している。各画面デザインデータは、大型ディスプレー11の表示領域Fでは、対応する画面デザインDに近似したイメージ画像Cとして表示される(図2(a)参照)。
ここで、各画面デザインデータは、遊技台3のメーカーから入手されて、メモリ部28に記憶される。また、管理装置2(図1参照)に各画面デザインデータが記憶されていて、計数装置4の起動(電源投入)時に、管理装置2から計数装置4に転送されてメモリ部28に記憶されてもよい。
スーパーインポーズ処理部29は、大型ディスプレー11の表示領域F(図1参照)に表示される画像の編集を行う。具体的には、スーパーインポーズ処理部29は、表示領域Fにイメージ画像Cを表示させるともに、表示領域F上のイメージ画像Cにおいて、前述した演出表示部Eに相当する部分(対応部分Hといい、図1参照)に、計数情報Aを重ねて表示させる。換言すれば、スーパーインポーズ処理部29は、表示領域Fに、イメージ画像Cを表示させるとともに、対応部分Hを表示させ、対応部分Hに計数情報Aをはめこんで表示させる。
演出表示部Eは、画面デザインDにおいて略中央に配置されるのが一般的であるから(図1参照)、表示領域Fでは、演出表示部Eに相当する対応部分Hの周り(表示領域Fの周囲)が、遊技台3の構成についてのイメージ画像Cが表示される装飾表示領域Gとなる(図2(a)参照)。ここで、装飾表示領域Gに表示されるイメージ画像Cは、遊技台3の全体構成(画面デザインD全体)についてのイメージ画像であってもよいし、遊技台3(画面デザインD)における特徴的な一部の構成(遊技台3のイメージキャラクター等)についてのイメージ画像であってもよい(図1参照)。
計数表示制御部30は、前述した対応部分Hにおける計数情報Aの表示を制御するものである。たとえば、計数装置4においてパチンコ玉の計数処理が行われている際に、計数表示制御部30は、計数部24の計数結果を受けて、現時点でのパチンコ玉の計数値(総数)、景品数および余り数(図2(a)参照)が対応部分Hにリアルタイムで表示されるようにする。そして、計数表示制御部30は、計数処理の終了時には、最終的な総数、景品数および余り数が対応部分Hに表示されるようにする。
表示制御部27は、このようにスーパーインポーズ処理部29および計数表示制御部30が機能することで、装飾表示領域Gに表示されるイメージ画像Cおよび計数情報A(前述した総数、景品数および余り数)の表示を制御する(図2(a)参照)。これにより、大型ディスプレー11では、遊技台3のイメージ画像Cを表示しつつ、計数情報Aを表示することができる(図2(a)参照)。
広告表示制御部31は、表示領域Fにおける前述した広告情報B(図2(b)参照)の表示を制御する。広告情報Bは、その内容に応じて多数あり、メモリ部32に記憶されている。
ここで、広告情報Bは、広告主から提供されて、メモリ部32に記憶される。また、管理装置2(図1参照)に広告情報Bが記憶されていて、計数装置4の起動(電源投入)時に、管理装置2から計数装置4に転送されてメモリ部32に記憶されてもよい。
次に、図1を参照して、計数装置4におけるパチンコ玉の計数処理の流れを説明する。
まず、いずれかの遊技島Sにおける遊技台3でパチンコ玉を獲得した遊技客は、獲得した(遊技台3の下皿7に溜まった)パチンコ玉を箱に詰めて、遊技島Sの島端の計数装置4へ向かう。その際、遊技店の従業員が、この遊技客に呼び出され、遊技客のパチンコ玉の箱を持って、遊技客とともに計数装置4へ向かう。
ここで、計数装置4は、計数処理を行う場合以外の待機状態(アイドル状態)では、ロックされているので、従業員が、前述したICタグ(図示せず)を計数装置4のICタグ読取部16に読み取らせてロックを解除しない限り、計数装置4で計数処理を行うことができない。また、投入口13を開閉可能であって通常は投入口13を閉じた状態でロックされているシャッター(図示せず)を計数装置4に設けておき、従業員が、前述したICタグや従業員カード等を計数装置4に読み取らせてロックを解除させると、シャッターが開いて投入口13を開放できるようにしてもよい。
計数装置4が待機状態にある場合には、大型ディスプレー11の表示領域Fには、前述した広告情報Bが表示されている(図2(b)参照)。ここで、広告情報Bが複数あれば、表示制御部27の広告表示制御部31(図3参照)が、複数の広告情報Bを所定の表示パターンで切り替え表示させてもよい。
そして、従業員は、ICタグ(図示せず)をICタグ読取部16に読み取らせて計数装置4のロックを解除する。すると、計数装置4が待機状態から計数可能状態に変わる。ことき、計数装置4の小型表示部15には、パチンコ玉を投入口13に投入することを促すメッセージが表示される。
ここで、以降の従業員および遊技客(これから計数するパチンコ玉を獲得した遊技客だけなく、それ以外の遊技客も含む)のそれぞれの立ち位置に関し、従業員は計数装置4の前に立ち、遊技客は、従業員の背後に立っているものとする。そのため、計数装置4と遊技客との間に、従業員が位置していることになる。
前述したロックの解除に続いて、従業員は、操作部22(図3参照)を操作することによって、これから計数するパチンコ玉が獲得された遊技台3(厳密には、遊技台3の機種)を特定する。または、操作部22を操作することで当該遊技台3の識別情報(台番号)を入力してもよい。その場合、計数装置4では、各遊技台3の台番号と、その遊技台3の機種とが関連付けて記憶されており、台番号が入力されると、遊技台3の機種が自動的に特定される。なお、前述したようにICタグ(図示せず)をICタグ読取部16に読み取らせたときに、自動的に、当該遊技台3の機種が特定されたり、当該遊技台3の識別情報(台番号)が入力されたりしてもよい。
このような操作部22の操作(または、ICタグの読み取り)に応じて、メモリ部28(図3参照)に記憶されている当該遊技台3の機種についての画面デザインデータがスーパーインポーズ処理部29(図3参照)によって呼び出される。これにより、スーパーインポーズ処理部29は、呼び出した(操作部22で機種が特定された遊技台3についての)画面デザインデータに対応するイメージ画像Cを取得したこととなり、このイメージ画像Cを大型ディスプレー11の表示領域Fに表示させる(図2(a)も参照)。そのため、計数を行う毎に、大型ディスプレー11には、計数を行うパチンコ玉が獲得された遊技台3についてのイメージ画像Cが正しく表示されることになる。
このようにして、表示領域Fの表示が、広告情報B(図2(b)参照)の表示からイメージ画像Cの表示に切り替わる。そのため、従業員の背後に立っている遊技客(計数するパチンコ玉を獲得した遊技客)は、今まで遊技をしていた遊技台3の遊技画面5の画面デザインDに似たイメージ画像Cが大型ディスプレー11に表示されたのを見て、当該遊技台3で当たりを出したことを思い出して満足感を得る。
その後、従業員は、遊技客から預かった箱に詰まったパチンコ玉の全てを、計数装置4の投入口13に上から投入する。
すると、投入されたパチンコ玉は、計数装置4のホッパー17内に注ぎ込まれ、1つずつ計数部24(図3参照)によって計数される。ここで、パチンコ玉を投入口13に投入すると自動的に計数が開始されてもよいし、パチンコ玉を一旦ホッパー17に注いでから操作部22(図3参照、具体的には、専用の計数開始キー)を操作するのに応じて計数が開始されてもよい。また、計数の開始時に、大型ディスプレー11の表示が、広告情報B(図2(b)参照)の表示からイメージ画像Cの表示に切り替わってもよい。また、前述したパチンコ玉検知部23(図3参照)が、ホッパー17にパチンコ玉が注がれたことを検知することができるので、ホッパー17にパチンコ玉が注がれたときに、大型ディスプレー11の表示が、広告情報Bの表示からイメージ画像Cの表示に切り替わってもよい。
パチンコ玉の計数が開始されて1つ目のパチンコ玉が計数されたのと同時に、スーパーインポーズ処理部29(図3参照)は、表示領域Fのイメージ画像Cにおいて前述した対応部分H(遊技台3の画面デザインDにおける演出表示部Eに相当する部分)に、計数情報Aを重ねて表示させる。このとき(1つ目のパチンコ玉が計数されたとき)の計数情報A(図2(a)参照)では、総数が1で、景品数が零で、余り数が1となっている。
パチンコ玉の計数が進むと、表示領域Fの対応部分Hにおける計数情報Aが逐次更新され、対応部分Hに表示された総数、景品数および余り数のそれぞれが増加していく(余り数は増減する)。
ここで、パチンコ玉の計数が行われる際、大型ディスプレー11の表示領域F(厳密には、前述した装飾表示領域G)に、現在計数を行っているパチンコ玉が獲得された遊技台3のイメージ画像Cが引き続き表示される。この表示が行われることにより、遊技島Sにおいて計数装置4が設置される島端をきらびやかにすることができる。
また、大型ディスプレー11では、遊技台3のイメージ画像Cが表示されるとともに、そのイメージ画像Cにおいて演出表示部Eに相当する対応部分Hには、計数情報Aが表示される。そのため、大型ディスプレー11を見ている者(計数中のパチンコ玉を獲得した遊技客以外の者)にとっては、どの機種の遊技台3でいくつのパチンコ玉が獲得されたのかという情報を、臨場感を持って明確に把握できる。また、遊技客(計数中のパチンコ玉を獲得した遊技客)がどれだけパチンコ玉を獲得したのかが、大型ディスプレー11を見ている他の者に報知されるので、この遊技客は、優越感に浸ることができる。
そして、計数を終えたパチンコ玉は、ホッパー17から無くなる。
そのため、ホッパー17内の全てのパチンコ玉が計数されると(計数が終了すると)、ホッパー17にはパチンコ玉が1つも存在しなくなる。また、対応部分Hには、最終的な総数、景品数および余り数が表示される(図2(a)参照)。図2(a)では、最終的な総数が7635であり、最終的な景品数が1090であり(パチンコ玉7個が景品1個に交換されるとした場合)、最終的な余り数が5である。
その後、ホッパー17にパチンコ玉が1つも存在しなくなったことをパチンコ玉検知部23(図3参照)が検知すると、その検知に応じて、制御部20(図3参照)は、計数情報Aの数値データ(前述した最終的な総数、景品数および余り数の数値データ)を、通信I/F部21(図3参照)を介して管理装置2(図1参照)に送信する。管理装置2は、数値データを受信することによって、計数が終了したことを把握し、そして、受信した数値データを管理する。なお、計数装置4は、計数終了後に数値データを管理装置2に送信する以外に、計数中においてもパチンコ玉を所定数(ここでは、1つ)計数するたびにパルスを1つ管理装置2に出力しており、管理装置2は受信したパルスの総数からパチンコ玉の計数値を得ることができる。また、計数値は、管理装置2ではなく、景品を別途管理している景品管理装置(図示せず)によって管理されてもよい。
数値データの送信の後、制御部20は、レシート発行部26に対して、前述した最終的な総数、景品数および余り数が印字されたレシート(図示せず)を発行させる(図3参照)。
発行されたレシートを受け取った遊技客は、レシートを持って遊技店内の景品カウンタに行き、景品カウンタにおいて、レシートと引き換えに景品を受け取る。
ここで、景品には、菓子やたばこ等の一般景品と、貴金属等の有価物が内蔵された特殊景品とがある。遊技客は、一般景品を選択した場合には、景品カウンタにおいて従業員から手渡しで一般景品を受け取り、特殊景品を選択した場合には、景品カウンタに設置された景品払出機(図示せず)から、前述した景品数分の特殊景品の払い出しを受ける。特殊景品を受け取った遊技客は、特殊景品を特殊景品交換所に持ち込んで買い取ってもらう。
そして、遊技客が計数装置4から発行されたレシートを受け取った時点、または、その時点から所定時間経過した後に、計数装置4における一連の計数処理が完了したこととなる。計数処理の完了に応じて、計数装置4は、待機状態に戻り、表示制御部27の広告表示制御部31(図3参照)が、大型ディスプレー11の表示領域Fにおいて、今までの計数情報Aおよびイメージ画像C(図2(a)参照)の代わりに、図2(b)に示すように広告情報Bを表示させる。
以上のように、表示制御部27(図3参照)は、装置本体10においてパチンコ玉の計数が行われないときには、大型ディスプレー11の表示領域Fに計数情報A以外の広告情報Bを表示させ(図2(b)参照)、装置本体10においてパチンコ玉の計数が行われるときには、表示領域Fに計数情報Aを表示させる(図2(a)参照)。
そのため、遊技店では、装置本体10においてパチンコ玉の計数が行われない待機状態において、大型ディスプレー11に表示された広告情報Bが目当ての客を遊技島Sの島端に集めることができるので、遊技島Sの島端を、集客効果が図れる場所にすることができる(図1および図2(b)参照)。
図1を参照して、従来では、遊技島Sの島端における島飾り8の正面8Aの上側領域X(今回大型ディスプレー11が取り付けられる部分)には、何もなく、あったとしてもポスターが貼られている程度であったので、島端は地味な場所であった。
しかし、今回、この上側領域Xに計数装置4の大型ディスプレー11を取り付けて、大型ディスプレー11に様々な情報を表示することによって、島端でパチンコ玉の計数をしている遊技客だけでなく、トイレ休憩や入店によって島端を通りかかった者が大型ディスプレー11の表示に引き寄せられて島端に集まってくるようになる。そのため、本発明の大型ディスプレー11を有する計数装置4によって、島端は、単にパチンコ玉を計数する場所であるだけでなく、遊技客に対して情報を発信する場所にもなり、遊技台3と同様に、遊技店内の演出に貢献するようになる。
図4は、計数装置4、および、その近傍の島飾り8の斜視図であって、(a)は、第1の例を示し、(b)は、第2の例を示し、(c)は、第3の例を示し、(d)は、第4の例を示している。
前述した実施形態は、図4(a)の第1の例によるものであるが、第2〜第4の例の構成による計数装置4(図4(b)〜図4(d)参照)を用いてもよい。第2〜第4の例と、第1の例との間では、大型ディスプレー11の構成および設置方法だけが異なる。そのため、第2〜第4の例でも、第1の例と同様に、装置本体10は、台9に載せられて遊技島Sの島端の島飾り8(または妻板)の正面8A沿いに設置されている。
図4(b)に示す第2の例の計数装置4では、第1の例の場合とほぼ同じ大きさの大型ディスプレー11が、島飾り8の正面8Aに掛けられておらず、自立式スタンド35に取り付けられて、台9(装置本体10)の水平方向における隣に設置されている。この状態で、高さ方向における大型ディスプレー11の位置は、第1の例の場合(図4(a)参照)とほぼ同じであるとよい。
第2の例では、従業員が計数装置4の前に位置して計数に係る作業をしている場合、大型ディスプレー11が従業員の横隣に位置するので、従業員の背後にいる人(複数いてもよく、以下同じ)は、従業員に邪魔されることなく、大型ディスプレー11の表示領域Fの全域を満足に視認することができる。
図4(c)に示す第3の例の計数装置4では、大型ディスプレー11の表示領域Fの縦方向寸法が、第1および第2の例の場合に比べて(図4(a)および図4(b)参照)、半分程度となる。この場合、計数処理中において、大型ディスプレー11の表示領域Fにイメージ画像Cの全てを映すことが困難なので、前述した対応部分Hと、イメージ画像Cにおいて対応部分Hの周囲の部分とが表示領域Fに表示されることとなる。ただし、第3の例の大型ディスプレー11(表示領域F)は、小さくなったとはいえ、小型表示部15と比べれば、その数十倍の大きさを有していて非常に大きい。
そして、第3の例の計数装置4では、大型ディスプレー11の表示領域Fが小さくなる代わりに、大型ディスプレー11を島飾り8の正面8Aの上端に配置している。ここで、島飾り8には、正面8Aの上端から正面下向きに傾斜して延びるアーム34が設けられており、大型ディスプレー11は、このアーム34に支持されることで島飾り8(または妻板)の正面8Aを利用して設置されている。この状態で、表示領域Fは、従業員の頭上において正面側に露出されることとなる。
この場合、計数装置4の前で作業をしている従業員の背後にいる人は、従業員に邪魔されることなく、大型ディスプレー11の表示領域Fの全域を満足に視認することができる。
図4(d)に示す第4の例の計数装置4では、大型ディスプレー11(表示領域F)の大きさが、第3の例の場合(図4(c)参照)とほぼ同じである。そして、装置本体10には、後端部(図4(d)における背面側の端部)から正面上向きに傾斜して延びるアーム36が設けられており、このアーム36は、大型ディスプレー11を、表示領域Fが正面側を向いた状態で、装置本体10の上方部に保持する。これにより、大型ディスプレー11は、装置本体10の上部で投入口13にかからない後側の位置に、アーム36で支持されて設置されている。
この場合、計数装置4の前で作業している従業員の背後にいる人は、第3の例ほどではないが、大型ディスプレー11の表示領域Fのほぼ全域を満足に視認することができる。
ここで、前述した計数装置4の正面4Aの上側領域Xの全てを大型ディスプレー11の取り付け領域として確保できない場合に、第2〜第4の例の構成は有効である。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、前述した実施形態では、図1に示す遊技台3をパチンコ台とし、遊技媒体をパチンコ玉としたが、遊技台3をメダル台(スロットマシン)とし、遊技媒体をメダルとして、計数装置4がメダルを計数してもよい。
また、台9の天面に、計数装置4の装置本体10に横から並ぶようにカード端末40を配置してもよい。このカード端末40は、計数装置4(装置本体10)に対して電気的に接続されている。カード端末40に関連して、遊技客は、遊技店から個別に支給された(遊技客毎にIDが異なる)カードを有していて、計数装置4での計数に先立って、このカードがカード端末40に受け付けられる。すると、今まで待機状態にあった計数装置4が計数可能状態となって、大型ディスプレー11には、今までの広告情報B(図2(b)参照)の代わりに、イメージ画像Cが表示されることとなる。
そして、計数処理が開始されると、前述したようにイメージ画像Cの対応部分Hに計数情報Aが重ねて表示され、計数処理が終了すると、計数情報Aの数値データがカード端末40に転送され、カード端末40のカードに記憶される。または、この数値データは、カード端末40のカードのIDに関連付けて管理装置2で管理されてもよい。
その後、カードがカード端末40から排出され、このカードを受け取った遊技客は、このカードを景品カウンタに持っていく。景品カウンタには、専用の端末がカードから数値データを読み取る(または、このカードのIDに関連付けて管理装置2で管理されている数値データを呼び出す)。こうして得られた数値データに基づいて、前述した景品交換が行われる。
また、前述した実施形態では、表示制御部27(図3参照)が大型ディスプレー11に内蔵された構成であることから、大型ディスプレー11は、いわゆるインテリジェントデジタルサイネージ(デジタルサイネージ:電子看板)の機能を有している。つまり、この場合には、大型ディスプレー11側で、表示領域Fの表示が独自に制御される。そのため、表示領域Fの表示に関し、管理装置2では計数装置4に特に指示をしない。
この場合、パチンコ玉が所定数(ここでは、1つ)計数される毎にパルスが装置本体10から大型ディスプレー11に出力され、大型ディスプレー11側において、表示制御部27が、受信したパルスをカウントすることで、表示領域Fの対応部分Hの計数情報Aを更新してもよい。
大型ディスプレー11がインテリジェントデジタルサイネージ機能を有する構成に代え、表示制御部27(図3参照)に相当する機能が管理装置2にあり、管理装置2から計数装置4に対して、大型ディスプレー11に表示すべき情報が絶えず送信されてきて、大型ディスプレー11に表示されてもよい。
また、遊技客が遊技店に会員登録している会員客である場合には、管理装置2に、いままでどの機種の遊技台3で最も多くのパチンコ玉を獲得したかが記憶されているので、計数中において、その機種の遊技台3についてのイメージ画像Cを大型ディスプレー11に表示してもよい。
また、前述した待機状態の計数装置4の大型ディスプレー11には、たとえば新しい機種の遊技台3のイメージ画像Cであって、遊技中のシミュレーション画像が広告情報Bとして表示されてもよい。この場合には、新しい機種の遊技台3に興味を持つ遊技客を遊技島Sの島端に集めることができる。
また、計数装置4の設置場所は、遊技店内で特に限定された場所とする必要はない。たとえば、計数装置4の設置場所は、遊技島Sの片方側の島端だけでもよく、また、島端ではなく遊技島Sの中央付近でもよい(図1参照)。他には、計数装置4の設置場所は、遊技島S内でなく、遊技島Sの近辺にある空きスペースであってもよい。
また、大型ディスプレー11において、遊技台3全体のイメージ画像Cの代わりに、遊技台3の機種のイメージキャラクターであって、表示ボードを持った状態のイメージキャラクター(図示せず)を表示させ、この表示ボードの部分に、前述した計数情報Aを表示させてもよい(図1参照)。
3 遊技台
4 計数装置
8 島飾り
8A 正面
10 装置本体
11 大型ディスプレー
22 操作部
27 表示制御部
29 スーパーインポーズ処理部
35 自立式スタンド
36 アーム
A 計数情報
B 広告情報
C イメージ画像
E 演出表示部
F 表示領域
G 装飾表示領域
H 対応部分
S 遊技島

Claims (10)

  1. 遊技台で獲得された遊技媒体を計数する計数装置本体と、
    前記計数装置本体に接続され、複数人が視認可能な表示領域を有し、少なくとも遊技媒体の計数に係る計数情報が表示される表示器と、
    を含むことを特徴とする、計数装置。
  2. 前記計数装置本体は、遊技島の島飾りまたは妻板の正面沿いに設置されるものであり、
    前記表示器は、前記島飾りまたは妻板の正面を利用して設置されることを特徴とする、請求項1記載の計数装置。
  3. 前記計数装置本体は、遊技島の島飾りまたは妻板の正面沿いに設置されるものであり、
    前記表示器は、自立式スタンドに取り付けられて、前記計数装置本体に隣接して設置されることを特徴とする、請求項1記載の計数装置。
  4. 前記計数装置本体は、遊技島の島飾りまたは妻板の正面沿いに設置されるものであり、
    前記計数装置本体には、前記表示器を上方部に保持するアームが設けられ、
    前記表示器は、前記計数装置本体上部に前記アームで支持されて設置されることを特徴とする、請求項1記載の計数装置。
  5. 前記表示器は、前記島飾りまたは妻板の正面に設けられていることを特徴とする、請求項2記載の計数装置。
  6. 前記計数装置本体において遊技媒体の計数が行われないときには、前記表示器に計数情報以外の広告情報を表示させ、前記計数装置本体において遊技媒体の計数が行われるときには、前記表示器に前記計数情報を表示させる表示制御手段を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の計数装置。
  7. 前記表示器は、前記計数情報が表示される表示領域の周囲に、前記遊技台の少なくとも一部の構成を示す装飾表示領域を含むことを特徴とする、請求項6記載の計数装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記装飾表示領域に表示される前記遊技台の少なくとも一部の構成についてのイメージ画像、および、前記計数情報の表示を制御することを特徴とする、請求項7記載の計数装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記表示領域に、前記遊技台にて遊技を演出するための表示をおこなう演出表示部に相当する部分を表示させ、当該部分に前記計数情報をはめこんで表示させることを特徴とする、請求項8記載の計数装置。
  10. これから計数を行う遊技媒体が獲得された前記遊技台を特定するための特定手段と、
    前記特定手段で特定した前記遊技台についての前記イメージ画像を取得する取得手段と、を含むことを特徴とする、請求項8または9記載の計数装置。
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