JP5839380B1 - 景品提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 人的コストや場所のコストが抑制され、ゲーム性もあって非常に効果的な景品提供が行える景品提供装置を提供する。【解決手段】 自動販売機1と、抽選器2と、景品払い出し制御ユニット4とを備えた景品提供装置であり、自販機制御ユニット13は、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能である。福引き器を模した抽選器2の抽選制御ユニット21は、抽選実行部211で実行された抽選の結果が当たりの際に抽選結果を抽選結果出力部212から景品払い出し制御ユニット4に出力し、景品払い出し制御ユニット4は、自販機制御ユニット13に対し通常モードから無料モードに切り替える信号を出力する。景品の払い出し後、景品払い出し制御ユニット4は、自販機制御ユニット13に対し通常モードに切り替える信号を出力する。【選択図】 図1

Description

この出願の発明は、飲料自動販売機のような自動販売機を利用して景品を提供する景品提供装置に関する。
各種のプロモーション(販売促進)の一環として、景品を提供することが従来から行われている。例えば、クーポン券を配布したり、先着何名に限って無料の物品を贈呈したり、くじや抽選で何名かに無料の物品を提供したりといった具合である。スクラッチカードの配布も、くじによる景品提供の一つである。この他、街頭で配布されているテッシュ等の有価物も、ある種の景品である。尚、本願において、「景品」とは広い意味であり、商品やサービスの販売促進、イベント会場や各種サービス施設への来場促進等の目的で無料で提供される物品を意味する。
特開2007−11941号公報
このような景品提供によるプロモーションは効果を発揮する場合が多いが、しばしばそのコストが問題となる。テッシュ配りのように不特定多数の者に一律に景品を提供するプロモーションの場合、購入や来場の可能性の無い者に対してまで景品を提供していることになるので、コスト上の問題が大きい。
購入量に応じて景品を提供したり(例えば次回購入の際に使用できるポイントの付与)、先着購入者何名に限って景品を提供したりする場合は、景品の量を制限できるので、景品に要するコストは抑えられる。ただ、多く購入をしなければならなかったり、いち早く来店して購入しなければならなかったりと、被提供者にとっては条件が課されるため、あまりインセンティブにならない場合が多い。これにくらべると、くじや抽選による景品提供は、ある意味公平であり、またゲーム性も加わるため、購入や来場への大きなインセンティブにつながり易い。
他方、抽選やくじによる景品提供は、公正さを確保する等のため、実施に際して人的なコストが発生することが避けられない。例えば、商店街等では福引きによる景品提供がしばしば行われている。加盟する商店で購入量に応じて抽選券が配布され、一定量の抽選券の提示と引き替えに福引きを行う権利(福引き器を使用する権利)が与えられる。この際、抽選の結果、当たりであった場合、当たりの種類に応じた景品を取り出して参加者に提供する係員を配置することが必要である。この他、福引き器による抽選の結果を確認したり福引き器の操作の監視(不正な操作がないか等)をしたりするための人員も必要なため、かなりの人的コストがかかる。この他、商品を置いておく場所等の専用のスペースも必要になるため、場所のコストも発生する。
スクラッチカードによる景品提供の場合、当たりのスクラッチカードであるかどうかを係員が判断する必要があるため、その点で人的コストが発生する。また、ボックスから券を引く単純なくじ引きの場合には、当たり券の確認にさほど手間はかからないが、ボックス内に適量の当たり券を入れ、外れ券とともに十分に均一に混ぜ合わせる等の準備作業が必要であり、やはり手間(人的コスト)がかかる。
本願発明は、このような課題を解決するために為されたものであり、人的コストや場所のコストが抑えられ、ゲーム性もあって非常に効果的な景品提供が行える景品提供装置を提供することを解決課題とするものである。
上記課題を解決するため、この出願の請求項1記載の発明は、自動販売機と、自動販売機に対して設けられている抽選器と、景品払い出し制御ユニットとを備えた景品提供装置であって、自動販売機は、通常は有料販売される商品を景品として無料提供することが可能なものであり、
自動販売機は、
筐体と、
筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
筐体に設けられた商品取り出し口と、
複数の商品選択ボタンと、
金銭投入部と
を備えており、
自動販売機の筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する自販機制御ユニットとが設けられており、
自販機制御ユニットは、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能であって、無料モードは、商品収容部に収容された商品を無料で払い出すモードであり、
抽選器は、抽選制御ユニットを備えており、抽選制御ユニットは、抽選を電子的に行う抽選実行部と、抽選実行部で抽選が実行された際に当たりの旨の結果を景品払い出し制御ユニットに出力する出力部とを備えており、
景品払い出し制御ユニットは、抽選制御ユニットの出力部から当たりの出力がされた際に自販機制御ユニットに対し通常モードから無料モードに切り替える信号を出力するものであり、
自販機制御ユニットは、抽選制御ユニットの出力部から当たりの出力があって通常モードから無料モードに切り替えた後、景品としての商品の払い出しが完了した際に当該払い出し完了の信号を景品払い出し制御ユニットに出力するものであって、景品払い出し制御ユニットは、払い出し完了の信号が自販機制御ユニットから出力された際、自販機制御ユニットに対し無料モードから通常モードに切り替える信号を出力するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記抽選器は撤去可能な状態で設けられており、撤去後に他の自動販売機に対して再利用可能な状態で設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項1又は2の構成において、前記抽選器は、福引き器を模したものであって、抽選参加者が回すことができる回転ドラムを備え、回転ドラムが一回転した際に前記抽選実行部が抽選を行うよう構成されたものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1、2又は3の構成において、前記抽選器で抽選する権利を示すものである抽選券を読み取る抽選券読み取り機が、前記抽選器に対して設けられており、
抽選券読み取り機は、抽選参加者が持参した抽選券を読み取って真正なものであるかどうか判断するものであって、真正なものであると判断した際に前記抽選器の抽選制御ユニットに対して抽選を行わせるための信号を出力するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項4の構成において、前記抽選券はカード状のものであり、前記抽選券読み取り機は、前記抽選券を再利用可能な状態で回収する回収部を備えているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の発明は、前記請求項1乃至5いずれかの構成において、前記自販機制御ユニットは、前記複数の商品選択ボタンのうちの任意の商品選択ボタンで選択される商品について無料モードとすることができるものであり、
前記抽選実行部による抽選結果における当たりは、順位のある複数の当たりであって、前記景品払い出し制御ユニットは、当たりの順位に応じて無料モードする前記商品選択ボタンの範囲を指定する信号を前記自販機制御ユニットに出力するものであり、前記自販機制御ユニットは、指定された範囲の前記商品ボタンについて無料モードとする制御を行うものであるという構成を有する。
以下に説明する通り、この出願の請求項1記載の発明によれば、自動販売機を利用して景品提供がされるので、景品提供のために人員を配置したり、景品を置いておく特別の場所を用意したりする必要はない。自動販売機は、景品提供が完了した後は自動的に通常モードに復帰するので、オペレーション(運用)のために特段の操作は必要ない。景品提供のためには抽選器を追加すれば足り、必要な追加スペースは僅かである。したがって、実施形態の景品提供装置は、景品提供に要する全体の人的コスト、設備コストが低く抑えられ、狭いスペースで行える極めて好適な販売促進策を可能にするものとなっている。また、抽選器による抽選の結果に従って景品が提供されるので、ゲーム性も有している。
また、請求項2記載の発明によれば、上記効果に加え、抽選器が他の自動販売機に対して再利用可能であるので、この点でより低コストの景品提供装置となる。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、抽選器が福引き器を模したものであるので、よりエンターテイメント性が高くなっている。
また、請求項4記載の発明によれば、上記効果に加え、抽選券読み取り機を備えているので、抽選をする権利を有することを抽選券により確認することが可能で、その際、抽選券の確認のために特に係員を配置する必要はなく、この点で人的コストがさらに低く抑えられる景品提供装置となる。
また、請求項5記載の発明によれば、上記効果に加え、抽選カードが再利用されるので、この点でより低コストの景品提供が行える。
また、請求項6記載の発明によれば、上記効果に加え、複数の順位のある当たりに対応して適宜景品が提供されるので、この点で好適なものとなっている。
実施形態に係る景品提供装置の斜視概略図である。 図1に示す自販機1において前面扉12を開けた状態の斜視概略図である。 抽選器2を構成するドラムユニット22の側面断面概略図である。 抽選カード2の一例について示した概略図である。 カード読み取り機3の正面断面概略図である。 カード読み取り機3の側面断面概略図である。 読み取りセンサ32について示した斜視概略図である。 カード読み取り機3の動作について示した正面断面概略図である。 実施形態の景品提供装置の制御系について示したブロック図である。 リセット用センサ28及び回転センサ27の配置位置及び動作について示した正面概略図である。
次に、この出願発明を実施するための形態(以下、実施形態)について説明する。
図1は、実施形態に係る景品提供装置の斜視概略図である。この装置は、自動販売機を利用して景品提供を行う装置となっており、自動販売機(以下、自販機)1と、自販機1に対して設けられている抽選器2と、景品払い出し制御ユニット4とを備えている。
自販機1としては、この実施形態では飲料自動販売機が採用されている。自販機1は、図1に示すように、筐体11と、筐体11の前面に設けられた前面扉12とを備えている。図2は、図1に示す自販機1において前面扉12を開けた状態の斜視概略図である。
この自販機1は、清涼飲料水の自動販売機となっており、図2に示すように、筐体11内には、販売する缶入り又はPETボトル入りの清涼飲料を収容した商品収容部111が設けられている。図2に示すように、前面扉12には、商品の見本を展示した展示部121、購入する商品を選択する複数の商品選択ボタン122、購入のための硬貨や紙幣を投入する金銭投入部123、購入した商品を取り出す取り出し口124などが設けられている。金銭投入部123は、コインメックやビルバリを含んでおり、投入された硬貨や紙幣が真正なものであるかどうか判断し、真正なものであればその種別、合計額を算出するものである。
また、筐体11内には、自販機1の動作を制御する制御ユニット(以下、自販機制御ユニット)13が設けられている。図2に示すように、自販機制御ユニット13は、前面扉12の裏面に固定されている。自販機制御ユニット13は、プロセッサや記憶部(メモリ)等を備え、金銭投入部123で投入された金銭が規定の金額に達しているかどうかの判断等を行うものである。
商品収容部111は、自販機制御ユニット13からの信号に従って商品を一つずつ払い出す払い出し機構14を備えており、自販機制御ユニット13は、投入された金銭が所定の金額に達していると判断した場合、払い出し機構14に信号を送り、選択された商品を取り出し口124に払い出すようになっている。これらの構成や機構の構造は、通常の自動販売機と同様のものとすることができる。
一方、抽選器2としては、この実施形態では電子的に抽選を行うものが使用されている。即ち、抽選器2は抽選制御ユニット21を備えており、抽選制御ユニット21は、電子回路で構成された抽選実行部211と、抽選実行部211での抽選結果を出力する抽選結果出力部212とを含んでいる。但し、この実施形態では、抽選器2は、いわゆる福引きを模したものとなっており、抽選制御ユニット21に動作指令を出力する機構部分22が福引き器を模して構成されている。機構部分22は、回転ドラム23を含んでおり、以下、ドラムユニットと呼ぶ。尚、この実施形態では、抽選制御ユニット21や景品払い出し制御ユニット4は、自販機1の筐体11内の空きスペースに収容されている。
図3は、抽選器2を構成するドラムユニット22の側面断面概略図である。ドラムユニット22は、回転ドラム23と、回転ドラム23に固定されたハンドル231と、回転軸24を介して回転ドラム23を回転可能に保持した保持板25等から構成されている。
図1及び図3に示すように、保持板25は、垂直に立てた姿勢の方形の板である。下面に、姿勢を安定させるためのベース板253が設けられている。
回転ドラム23は、正面視が正多角形状の中空の部材であり、前面板232と、ボックス状のドラム体233とから形成されている。ハンドル231は、前面板232に固定されている。
保持板25には、回転軸24を水平に挿通させた貫通穴が形成されている。回転軸24の先端は、前面板232の中央に固定されている。保持板25の前面には、回転軸24を回転可能に支えるための保持枠251が固定されている。保持枠251内には、軸受け252が設けられており、回転軸24は軸受け252に挿通されている。軸受け252としては、オイレス軸受けが使用されている。
回転ドラム23内には、ワンウェイクラッチ234が設けられている。図3に示すように、ドラム体233の背面部には、回転軸24を挿通させた開口が形成されており、開口の内側にワンウェイクラッチ234が固定されている。ワンウェイクラッチ234としては、カムクラッチが使用されている。
また、回転軸24には、ブレーキユニット26が取り付けられている。ブレーキユニット26としては、この実施形態では、電磁ブレーキユニットが使用されている。ブレーキユニット26は、永久磁石が固定されたロータ261と、電磁石が設けられたステータ262とを含んでいる。ロータ261が回転軸24の後端部分に固定され、ステータ262は保持板25の背面に固定されている。ステータ262は、ほぼ円筒状の形状であり、内側に軸受け263を介して回転軸24を挿通させている。ステータ262の後端面とロータ261の前面とは、短い所定の間隔で対向している。ステータ262内の不図示の電磁石が励磁されることで、ロータ261の回転が停止する(ブレーキが作動する)。保持板25の後ろ側において、回転軸24は軸受け263を介して保持板25に保持されている。
また、回転軸24には、回転ドラム23が一回転したことを検出する検出する回転センサ27が取り付けられている。図3に示すように、回転軸24の後端部分はロータ261を貫通しており、後方に突出した部分にアーム241が固定されている。アーム241の先端には、図3に示すように前側に折れ曲がっており、その前面に反射部242が形成されている。反射部242は、アーム241の先端の前面を鏡面加工して反射面とするか反射板を設けることで形成される。そして、保持板25の背面のうち、反射部242に対向し得る場所には、回転センサ27として反射型フォトセンサが取り付けられている。尚、図3では不図示であるが、この他、リセット用センサ28が同様に保持板25の背面に取り付けられている。リセット用センサ28は、回転センサ27と同様の反射型フォトセンサであり、回転軸24を中心とした同一円周上に回転センサ27とリセット用センサ28とが取り付けられている。
尚、この実施形態では、抽選器2は福引き器を模していることを考慮し、臨場感を高めるための音声発生部29が設けられている。音声発生部29は、福引き器が発生させる音声と同様の音声を発生させるものである。図3に示すように、音声発生部29は、回転ドラム23に固定された容器291と、容器291内に収容された多数の粒状体292とによって構成されている。粒状体292は、3〜10mm程度の球状のものであり、材質は、プラスチック、木、セラミックス又は金属等である。回転ドラム23が回転した際、容器291内で多数の粒状体292が移動してジャラジャラと音を立てる。このため、抽選参加者にとっては福引き器を操作しているのと同様の感覚となり、臨場感が高められる。
また、図3に示すように、保持板25と回転ドラム23との間には、必要に応じて回転抵抗体255が設けられる。回転抵抗体255は、回転ドラム23が勢い良く回ってしまうのを避けるためのものである。回転抵抗体255としては、例えば表面が凹凸状となっているクッション材が使用され、保持板25に固定される。凹凸状の表面が回転ドラム23に軽く接触する状態とされ、摩擦力により回転に対して適度な抵抗(負荷)が加わる状態とされる。
一方、この実施形態では、抽選券を持参した者のみが抽選に参加できるようになっている。そして、実施形態の景品提供装置は、抽選券を読み取る抽選券読み取り機3を備えている。抽選券としてはカード状のもの(以下、抽選カード)30を使用することが想定されている。したがって、抽選券読み取り機3は、この実施形態では抽選カードを読み取るもの(以下、カード読み取り機3)となっている。抽選カード30及びカード読み取り機3について、図1、図4、図5及び図6を使用して説明する。図4は、抽選カード30の概略図、図5はカード読み取り機3の正面断面概略図、図6はカード読み取り機3の側面断面概略図である。
図4に示すように、抽選カード30は長方形の名刺サイズのものである。抽選カード30は、PVC(ポリ塩化ビニール)やPET(ポリエチレンテレフタレート)のような樹脂製の透明な基材301に情報担持部30a〜30dが設けられることにより構成されている。抽選カード30には、景品提供のための抽選券である旨の印刷がされている。情報担持部30a〜30dも、この実施形態では印刷により設けられている。但し、シール貼り等の他の方法による場合もある。
情報担持部30a〜30dは、抽選カード30として真正なものであることを示すための情報である。実施形態の装置を使用した景品提供は、例えば商店街やデパート等での販売促進の一環として行われる。景品は自販機1で提供されるものであるため、それほど高額なものではないが、偽造したカードの使用を防止するため、情報担持部30a〜30dをカード読み取り機3で読み取らせてから抽選を行わせるようにしている。
この実施形態では、情報担持部30a〜30dは、フォトセンサで読み取られるようになっており、光を遮断する黒色のパターンと、光と透過させる透明なパターンとを組み合わせた比較的シンプルなものとなっている。具体的には、図4に示すように、情報担持部30a〜30dは、一つの辺に二箇所、合計四箇所設けられている。各情報担持部30a〜30dで担持される情報は、この実施形態では同じである。
図4に示すように、各情報担持部30a〜30dは、小さな方形の領域(以下、単位領域という。)300が連続したものであり、この実施形態では、五つの単位領域300で一つの情報担持部30a〜30dが形成されている。各単位領域300は、黒色の印刷がされるか、印刷がされずに透明なままとされるかとなっている。以下、説明の都合上、黒色の印刷がされて形成された単位領域300を黒色領域と呼び、透明なままとされた単位領域300を透明領域と呼ぶ。透明領域には実際には輪郭がないが、理解のため、各図では透明領域の輪郭が描かれている。
四つの情報担持部30a〜30dを、第一の情報担持部30a、第二の情報担持部30b、第三の情報担持部30c、第四の情報担持部30dとする。第一第二の情報担持部30a,30bは、一方の側の辺上にあり、第三第四の情報担持部30c,30dは他方の辺上にある。第一と第三の情報担持部30a,30cは向かい合っており、第二第四の情報担持部30b,30dは向かい合っている。
説明の都合上、抽選カード30は長辺方向を上下方向にした姿勢であるとし、第一第三の情報担持部30a,30cが設けられた側を上側とし、第二第四の情報担持部30b,30dが設けられた側を下側とする。第一と第三の情報担持部30a,30cは上下方向で同じ位置にあり、第二第四の情報担持部30b,30dは上下方向で同じ位置にある。図3に示すように、第一第三の情報担持部30a〜30dでは、上から順に、黒色領域、透明領域、黒色領域、黒色領域、透明領域が並んでいる。そして、第二第四の情報担持部30b,30dでは並びが上下方向で逆となっており、上から順に、透明領域、黒色領域、黒色領域、透明領域、黒色領域となっている。
図1、図5及び図6に示すように、カード読み取り機3は、円筒状のケーシング31と、ケーシング31内に設けられた読み取りセンサ32と、真正な抽選カードのみ通過させるゲート部33と、読み取りセンサ32からの出力により真正な抽選カードかどうかを判断して制御や信号出力を行う読み取り制御部34等から構成されている。
ケーシング31は、上板部311及び底板部312を有する円筒状である。図5及び図6に示すように、ケーシング31内は、水平な区画板35により上下に区画されている。ケーシング31のうち、区画板35より下側の部分36は、抽選カード30の回収用の空間を形成している(以下、カード回収部という)。図3に示すように、カード回収部36には、不図示の鍵穴を備えた開閉扉361が設けられている。
図1、図5及び図6に示すように、ケーシング31の上板部311には、カード挿入口310が形成されている。カード挿入口310はスリット状であり、抽選カード30の幅よりも少し長く、抽選カード30の厚さよりも少し幅広である。
ケーシング31内には、カード挿入口310から下方に延びるようにして角筒状のガイド37が設けられている。ガイド37の内面における長尺方向の幅は、抽選カード30の幅よりも少し大きく、短尺方向の幅は抽選カード30の厚さよりも少し大きい。尚、図3は、ガイド37の短尺方向での断面概略図であり、図4は、ガイド37の長尺方向での断面概略図である。
図5及び図6に示すように、区画板35には落とし込み孔350が形成されている。落とし込み孔350は、ガイド37の下端開口と同様の寸法形状のスリットであり、ガイド37の下端開口と連通している。
ゲート部33は、高さ方向の途中でガイド37の内部空間を閉鎖するよう設けられた受け具331と、受け具331を駆動する駆動機構332とから構成されている。図5に示すように、ガイド37は高さ方向途中の位置に進退孔が形成されている。進退孔は、ガイド37を構成する長尺方向の一対の側板の双方に形成されている。
駆動機構332は、直動ソレノイドのような直線駆動機構であり、受け具331を所定のストロークで進退運動させる機構である。受け具331は、駆動機構332によって前進位置と後退位置との間で移動する。前進位置は、図5に示すように受け具331が進退孔に挿入されてガイド37内を遮断する状態となる位置である。後退位置は、受け具331がガイド37内を遮断しない位置である。尚、受け具331は、通常状態では、前進位置に位置している。
そして、進退孔の少し上側の位置に、読み取りセンサ32が設けられている。図7は、読み取りセンサ32について示した斜視概略図である。図7に示すように、この実施形態では、読み取りセンサ32は、複数の透過型のフォトセンサ321によって構成されている。フォトセンサ321は、発光素子と受光素子とが光軸320上に設けられて一対となったものである。フォトセンサ321の数は、一つの情報担持部30a〜30dに設けられた単位領域300の数に一致しており、且つ光軸320の離間距離は、各単位領域300の中心間の距離に一致している。
尚、受け具331は前述したように通常状態では前進位置にあるが、この状態で受け具331の上に抽選カード30が乗った際、当該抽選カード30の向きに応じていずれかの情報担持部30a〜30dが読み取りセンサ32を臨む状態となる。「臨む状態」とは、いずれかの情報担持部30a〜30dの各単位領域300が各フォトセンサ321の光軸320上に位置する状態である。このような状態となるよう、受け具331の前進位置との関係で各フォトセンサ321の配置位置が決定されている。
各フォトセンサ321の受光素子は読み取り制御部34に接続されており、各フォトセンサ321のオンオフ信号が読み取り制御部34に入力されるようになっている。読み取り制御部34は、真正な抽選カード30の場合の識別情報を保持した識別情報保持回路341と、入力された各フォトセンサ321からの信号をデジタル情報として受信する受信回路342と、受信したデジタル情報を識別情報保持回路341で保持された識別情報とを対比して真正な抽選カード30であるかどうかの判断等を行う判断回路343と、駆動機構332や抽選器2の抽選制御ユニット21に信号を出力する出力回路344等から構成されている。これら各回路341,342,343,344は、ROMや論理回路等の比較的簡単な回路で構成できるので、詳細は省略する。
尚、ガイド37の上端付近には挿入検出センサ371が配置されており、落とし込み孔350の下側位置には、回収検出センサ372が配置されている。挿入検出センサ371は、カードが挿入されたことを検出するセンサであり、回収検出センサ372は抽選カード30により抽選が行われて抽選カード30が回収されるのを検出するセンサである。カード読み取り機3は、不図示の電源回路を備えているが、読み取りセンサ32や読み取り制御部34は、挿入検出センサ37がカードの検出をした際に給電されて動作が開始するようになっている。
ケーシング31の上板部は、アクリル樹脂のような乳白色の板となっており、内部にLEDのような光源313が内蔵されている。ケーシング31内には、光源313の点灯回路314が設けられている。真正な抽選カードであると判断されると、点灯回路314が動作して光源313が点灯するようになっている。
次に、このようなカード読み取り機3の動作について、図8を使用して説明する。図8は、カード読み取り機3の動作について示した側面断面概略図である。まず、図8(1)に示すように、抽選カード30がカード挿入口310から挿入される。通常状態では受け具331は前進位置にあるので、カードは受け具331に当たってそれ以上は差し込まれない状態となる。この際、挿入検出センサ371がオンとなり、読み取りセンサ32や出力制御回路34の動作が開始される。
図8(1)に示す状態では、受け具331の上に抽選カード30が乗った状態であるので、図5に示すようにいずれかの情報担持部30a〜30dが読み取りセンサ32を臨む状態となる。この結果、情報担持部30a〜30dの各単位領域300のパターンに応じて各フォトセンサ321がオンオフされる。各フォトセンサ321の出力は読み取り制御部34に入力され、保持されている情報と比較される。図5に示す例を真正な情報カードである場合のパターンとし、「黒色」を0、「透明」を1とすると、上から順に10010の信号が得られた場合、そのカードは真正な抽選カードであると判断される。
尚、真正な抽選カード30については、実際は二つの意味がある。前述したように、この実施形態では、景品提供は、商店街やデパート等での販売促進キャンペーンの一環として行われる。従って、真正な抽選カード30であるということは、抽選とは全く関係のないカードではないという意味と、他の販売促進キャンペーンで配布された抽選券(他の商店街やデパート等で行われた配布された抽選券)ではないという意味がある。この種の景品提供装置は、自販機1を設置して商品の販売を行う業者(以下、自販機業者)が、追加のサービスとして行う場合が多い。自販機業者は、商店街の一角やデパートの休憩コーナー等に自販機1を置かせてもらって商品販売を行っているが、商店街やデパート等への追加サービスとして、販売促進キャンペーンとして景品提供を行う。この際、各抽選券の情報担持部30a〜30dには、当該キャンペーン専用の識別情報を担持される。自販機業者は、他の商店街やデパートでも同様のサービスを行う場合があり得るが、その際の識別情報は、異なる識別情報とされる。
したがって、全く関係がないカードをカード挿入口310に差し込むと、情報担持部30a〜30dがないので、真正な抽選カード30ではないと判断される。また、抽選カード30ではあっても、他のキャンペーン施設で提供された抽選カード30を差し込むと、識別情報が異なるので真正な抽選カード30ではないとされる。上記の例でいうと、黒色領域及び透明領域のパターンが例えば10101であった場合、抽選カード30ではあるが識別情報が一致しないので真正ではないとされる。
カード読み取り機3の読み取り制御部34において、真正な抽選カード30であると判断されると、読み取り制御部34の出力回路344の値が切り替わり、真正な抽選カード30であることが確認された旨の信号(以下、読み取りOK信号)が抽選器2の抽選制御ユニット21に送られる。これにより、後述するように、抽選器2の使用が可能になる。この際、点灯回路314が動作して上板部311の光源313が点灯する。これは、抽選カード30が真正なものとして判断されたことを利用者に知らせるためである。その後、抽選器2のリセット用センサ28からリセット信号を受信すると、駆動機構332が動作する。これにより、受け具331が後退位置まで後退し、図8(2)に示すように、抽選カード30が落下してカード回収部36に収容される(図8(3))。
尚、真正な抽選カードではない場合、受け具331は後退せず、カードは回収されずにそのままの状態となる。例えば、利用者が誤って別のカードを挿入してしまった場合が考えられる。このような場合、そのカードを取り出す必要があるが、カードを取り出し易いよう、図1及び図5に示すようにカード挿入口310の縁には切り欠き315が設けられている。
上記説明から解るように、抽選カード30が挿入される際、上下が逆になったり左右が逆になったりしても、いずれかの情報担持部30a〜30dが読み取りセンサ32で読み取られる。各情報担持部30a〜30dには同じ識別情報が担持されているので、いずれの姿勢で抽選カード30を挿入してもエラーなく識別情報が読み取られる。
次に、このような景品提供装置の全体の制御系について図9を使用して説明する。図9は、実施形態の景品提供装置の制御系について示したブロック図である。
図9に示すように、抽選制御ユニット21は、ドラム制御部213、抽選実行部211、抽選結果出力部212等を備えている。ドラム制御部213は、回転センサ27からの出力により回転ドラム23の回転を停止させたり抽選実行部211に抽選実行信号を出力したりする部分である。尚、図1及び図2に示す筐体11の背面を貫通した状態で信号線が延びており、信号線によって抽選制御ユニット21とドラムユニット22とが結線されている。筐体11内において、抽選制御ユニット21は景品払い出しユニットに図2中不図示の信号線によって接続され、景品払い出しユニットは図2中不図示の信号線によって自販機制御ユニット13に接続されている。これら信号線は、商品払い出しに支障がないように設けられている。
一方、自販機制御ユニット13は、モニタ出力端子131を備えている。モニタ出力端子131は、自販機1の状態が、定常状態、払い出しスタンバイ状態のいずれかであるかを出力する端子である。規定量の金銭の投入があって商品の払い出しが可能な状態が払い出しスタンバイ状態である。払い出しスタンバイ状態では、払い出し可能な商品についての商品選択ボタンのランプが点灯する。図9に示すように、モニタ出力端子131は、カード読み取り機31の読み取り制御部34に接続されている。
図9に示すように、読み取り制御部34の出力回路344は、抽選器2の抽選制御ユニット21に接続されている。抽選制御ユニット21のドラム制御部213は、通常状態では、ブレーキユニット26にオン信号を出力してブレーキを作動させており、カード読み取り機3の読み取り制御部34の出力回路344から読み取りOK信号の入力があった場合に限り、ブレーキユニット26のステータ262にオフ信号を出力し、ブレーキを解除するよう構成されている。
ブレーキが解除されると、回転ドラム23は回転可能な状態となる。回転ドラム23の回転は、抽選参加者がハンドル231を握って回すことで行われるが、この際、回転ドラム23の回転は、リセット用センサ28及び回転センサ27で検出される。これらセンサからの信号は、回転ドラム23の停止制御とともに、抽選の実行制御に利用される。以下、この点について、図9及び図10を参照しながら説明する。図10は、リセット用センサ28及び回転センサ27の配置位置及び動作について示した正面概略図である。
図9に示すように、リセット用センサ28は、抽選制御ユニット21の抽選実行部211及びカード読み取り機3の読み取り制御部34に接続されている。また、回転センサ27は、ドラム制御部213に接続されている。図10に示すように、回転ドラム23の回転中心(回転軸24の中心)Cを中心とする同一円周上に、回転センサ27とリセット用センサ28が設けられている。図9に示すように、ワンウェイクラッチ234により規制された回転の向きを例えば時計回りの方向とする。図9に示すように、回転の向きに対してリセット用センサ28が後方、回転センサ27が前方に位置している。回転センサ27とリセット用センサ28は、ともに反射型のフォトセンサであるが、反射部242は共用されている。
図10(1)には、回転ドラム23が回転中の状態が示されている。回転が進むと、図10(2)に示すように、反射部242はまずリセット用センサ28に対向した状態となる。これにより、リセット用センサ28のオン信号(リセット信号)がカード読み取り機3の読み取り制御部34及び抽選制御ユニット21の抽選実行部211に送られる。さらに回転が進み、図10(3)に示すように反射部242が回転センサ27に対向した状態になると、回転センサ27のオン信号がドラム制御部213に送られる。
抽選制御ユニット21は、これらセンサ27,28からの信号に従って回転ドラム23を停止させたり、抽選を実行したりするよう構成されている。具体的には、まず、リセット用センサ28からオン信号が送られた際、抽選制御ユニット21は抽選実行部211をリセットする。そして、回転センサ27からオン信号が送られた際、抽選制御ユニット21はドラム制御部213から信号を送り、ブレーキユニット26を動作させるとともに、抽選実行部211を作動させて抽選を実行させる。ブレーキユニット26では、ステータ262が励磁されてブレーキがかかり、回転軸24及びこれに固定された回転ドラム23の回転が停止する。抽選実行部211では、所定のアルゴリズムにより抽選が行われ、抽選結果が景品払い出し制御ユニット4に出力される。抽選制御ユニット21は、ROMのような論理回路で形成されており、上記のようなシーケンスで動作するようプログラムが書き込まれている。尚、抽選実行部211は、リセットされていない状態で回転センサ27のオン信号が送られた場合には抽選を行わない。
また、カード読み取り機3の読み取り制御部34は、不図示の状態判定回路を備えており、ここでは、状態を示す値としてリセット状態を意味する“0”と非リセット状態を意味する“1”のいずれかが保持されるようになっている。リセット用センサ28からのオン信号の入力があると、状態判定回路の値は“0”にされる。抽選カード30が読み取られ、真正なものであると判断され、その旨の信号が抽選器2の抽選制御ユニット21に送信された際、状態判定回路の値は“1”に変更される。そして、抽選参加者が回転ドラム23を回し、リセット用センサ28が再びオンした際、読み取り制御部34は駆動機構332を動作させて抽選カード30を落下させるとともに、状態判定回路の値を“1”から“0”に変更する。その後、読み取り制御部34は、駆動回路332を逆向きに動作させ、受け具331を当初の姿勢に戻す。つまり、状態判定回路の値は、真正な抽選カード30が読み取られた旨の信号が抽選器2の抽選制御ユニット21に出力されてからリセット用センサ28のオン信号を受信するまでが“1”であり、その他の時間帯は“0”ということになる。
上記のような制御の下で実行される抽選の結果に従い、景品が無料提供される。このための構成には、自販機1の機能が利用されている。以下、この点について説明する。
現在市販されている自動販売機の中には、商品を無料で提供できるものが存在している。これは、主として災害等を考慮したもので、災害等の緊急時に飲料等を無料で提供できるようにしたものである。自動販売機内の制御ユニットは、有料モード(通常モード)と無料モードで動作できるようになっている。筐体の前面扉又は筐体内には、有料モードと通常モードとの切り替えを行う鍵穴が設けられていて、切り替え用の専用鍵は、自動販売機が置かれた場所の管理者が保有している。例えば大地震があって被災者がある施設に避難してきた場合、その施設に設置されている自動販売機において管理者が自動販売機を無料モードにして被災者に飲料等を無料提供することが想定されている。
実施形態の景品提供装置は、この種の自動販売機を利用したものであり、無料モードを景品提供に利用するものとなっている。より具体的に説明すると、図9に示すように、自販機制御ユニット13は、モード制御部15を備えている。モード制御部15は、前面扉12に設けられた無料モード用鍵穴につながっており、無料モード用鍵穴に付設された切替スイッチ151から信号が入力されるユニットである。尚、モード制御部15が自販機制御ユニット13内に一要素として設けられている場合もある。
モード制御部15は、無料で払い出す旨の信号を自販機制御ユニット1に出力する部分である。モード制御部15では、無料モードにおいて無料提供される商品を設定できるようになっている。例えば飲料の自動販売機では、缶コーヒーや炭酸飲料といった飲料の他、ペットボトル入りのミネラルウォーターも販売している。したがって、ミネラルウォーターのみ無料提供するよう設定することができるようになっている。
より具体的に説明すると、商品収容部111は、カラムと呼ばれるエリア毎に商品を収容している。商品選択ボタン122は、カラムを指定するものとなっており、自販機制御ユニット13は指定されたカラムから商品を払い出すよう払い出し機構14に制御信号を送るものである。モード制御部15は、カラム毎に無料モードとするかどうかを設定する設定回路(以下、カラム別設定回路)152を含んでいる。各カラムは各商品選択ボタン122に対応しているので、無料モードにする商品を設定しているともいえる。尚、カラム別設定回路152での設定は、通常、モード制御部15に付設されたセレクトスイッチ153により手動で行われる。
一方、この実施形態では、このようなタイプの自販機1を使用するものの、モード制御部15に対して無料モード用鍵穴の切替スイッチ151とパラレルに信号線が接続されている。この信号線は、抽選実行部211の出力側に設けられた景品払い出し制御ユニット4から延びたものである。景品払い出し制御ユニット4からは二つの信号線が延びており、一つは無料モード用鍵穴の切替スイッチ151に対してパラレルにモード制御部15に接続されたもの、もう一つはモード制御部15のセレクトスイッチ153に対してパラレルに接続されたものである。
景品払い出し制御ユニット4は、抽選実行部211からの出力により、モード制御部15に対して無料モードとする旨の信号(無料モード用鍵穴が操作されたのと同様の信号、以下、無料モード切替信号)を出力するとともに、無料モードとするカラムを指定する信号(以下、無料カラム設定信号)をモード制御部15に対して出力するものである。
抽選実行部211での抽選は、任意に設定し得るが、例えば1等から4等までとする(空くじなし)。この場合、例えば4等は自販機1で販売される商品のうち最も安いもののみが購入できるとされ、3等は最も安い商品と二番目に安い商品のみが購入できるとされ、2等は最も安い商品と二番目に安い商品と三番目に安い商品のみが購入できるとされ、1等はすべての商品が購入できるとされる。
抽選結果出力部212からは、抽選の結果に応じた信号(以下、抽選結果信号)が景品払い出し制御ユニット4に出力される。そして、抽選結果が当たりであった場合、抽選結果信号に従って景品払い出し制御ユニット4がモード制御部15に無料モード切替信号及び無料カラム設定信号を出力する。上記の例では、4等の場合、最も安い商品が収容されているカラムのみ無料モードとする信号が出力され、3等の場合、最も安い商品と二番目に安い商品が収容されているカラムのみ無料モードとする信号が出力される。2等や1等の場合も同様である。
尚、上記のように無料モードに切り替えられると、一部又は全部の商品が無料購入できる状態となるため、自販機制御ユニット13のモニタ出力端子131からは、自販機1が払い出しスタンバイ状態である旨の信号が出力される。
そして、抽選の結果に従って利用者がいずれかの商品選択ボタンを押すと、無料モードの機能により商品が無料で払い出される。そして、自販機制御ユニット13のモニタ出力端子131からは定常状態を示す信号が出力される。
また、自販機制御ユニット13からは、商品払い出し完了の信号が出力されるようになっている。一般的な自動販売機は、商品の販売個数の管理等のため、商品の払い出し個数を出力する端子を備えている。実施形態における自販機1も同様であり、自販機制御ユニット13は、商品の払い出しが完了するたびに1を出力するカウンタ端子132を備えている。このカウンタ端子132は、景品払い出し制御ユニット4に接続されている。景品払い出し制御ユニット4は、無料モードに切り替える信号をモード制御部15に出力した後、カウンタ端子132をモニタする状態となる。そして、カウンタ端子132から1が出力された際、モード制御部15に対して通常モードに切り替える信号(以下、通常モード復帰信号)を出力するよう構成されている。即ち、無料モードでの景品提供が行われた後、自販機1は、自動的に有料モードに切り替わるようになっている。
尚、図9に示すように、自販機制御ユニット13のモニタ出力端子131は、カード読み取り機3の読み取り制御部34に接続されている。読み取り制御部34は、読み取りOK信号を抽選制御ユニット21に出力する際、モニタ出力端子131の信号を確認するようになっている。即ち、モニタ出力端子131において、自販機1の状態が定常状態の場合に限り読み取りOK信号を出力するようになっている。
次に、このような景品提供装置の全体の動作や使用方法について説明する。
実施形態の景品提供装置は、前述したように例えば商店街やデパート等の販売促進キャンペーンにおいて使用される。この際、キャンペーン用に抽選カード30が多数用意される。即ち、キャンペーンの名前や主催者等の印刷に加え、真正な抽選カードである旨の情報(識別情報)を予め決定して情報担持部30a〜30dを印刷し、抽選カード30を多数用意しておく。また、同一の識別情報をカード読み取り機3の読み取り制御部34の識別情報保持回路341に記憶しておく。そして、期間内での一定以上の金額の購入等、予め条件を設定し、条件を満たした顧客に対して抽選カード30を進呈する。
抽選参加者は、抽選カード30をカード挿入口310に挿入する。抽選カード30は、受け具331の上に乗り、いずれかの情報担持部30a〜30dが読み取りセンサ32により読み取られる。
抽選カード30が真正であると判断されると、読み取り制御部34は、モニタ出力端子131からの信号に従って自販機1が定常状態であるかどうか判断し、定常状態の場合、出力回路344が読み取りOK信号を抽選器2の抽選制御ユニット21に送信する。この結果、抽選制御ユニット21のドラム制御部213がブレーキを解除し、回転ドラム23を回転可能にする。また、カード読み取り機3の読み取り制御部34は、不図示の状態判定回路の値を“0”から“1”に変更する。
抽選カード30の読み取りが完了したのは、カード読み取り機3のケーシング31の上面の光源313の点灯により確認される。その後、抽選参加者は、抽選器2の回転ドラム23のハンドル231を握って回す。この際、最初にリセット用センサ28がオンになり、リセット信号が抽選制御ユニット21の抽選実行部211と、カード読み取り機3の読み取り制御部34に送られる。読み取り制御部34では、駆動機構332が動作して受け具331が後退し、抽選カード30が回収される。また、状態判定回路の値は、“1”から“0”に変更される。
さらに回転ドラム23が回転し、ほぼ一回転すると、回転センサ27がオンになる。これにより、ドラム制御部213がブレーキユニット26を動作させ、回転ドラム23が停止させられる。それとともに、抽選実行部211において抽選が行われ、抽選結果が当たりであった場合、その抽選結果が抽選結果出力部212から景品払い出し制御ユニット4に出力される。
景品払い出し制御ユニット4は、モード制御部15に無料モード切替信号を送り、通常モードから無料モードへの切り替えを行わせる。それとともに、無料カラム設定信号が送られ、無料カラム設定回路152での設定が行われる。例えば抽選結果が4等であった場合、最も安い商品のカラムを無料とするよう設定が行われる。
モード制御部15の動作により、自販機1では、無料カラム設定回路152で無料とされたカラムに対応した商品選択ボタン122のランプが点灯する。抽選参加者は、点灯している商品選択ボタン122のうち任意の商品のものを押す。これにより当該商品が払い出され、景品として無料提供を受ける。
商品の払い出しに伴い、自販機制御ユニット13のカウンタ端子132において1が加算される。これにより、景品払い出し制御ユニット4は、モード制御部15に通常モード復帰信号を送り、通常モードへの切り替えを行わせる。これにより、景品提供装置の一連の動作が終了する。
上記のような景品提供装置の動作が繰り返されると、カード読み取り機3のカード回収部36には、使用された抽選カード30が多数溜まっていく。ある程度の数の抽選カード30が溜まると、係員が不図示の鍵穴に鍵を差し込んで開閉扉361を開け、抽選カード30を回収する。そして、再び顧客に提供して販売促進の一助とする(即ち、再利用する)。
尚、多数の抽選参加者が抽選カード30を持参して一度に景品提供装置の所に来た場合、列を作って順番待ちになることも想定される。この場合、最初の参加者が抽選カード30を挿入した後、続いて次の参加者が抽選カード30を挿入しようとしてしまうことが想定され、場合によって、最初の抽選カード30による抽選が行われた後に、抽選結果に従った景品の払い出しが終了していないうちに次の抽選が行われて抽選結果が上書きされてしまうようなエラーが生じ得る。
しかしながら、実施形態の景品提供装置は、このようなことがないように配慮している。即ち、実施形態の景品提供装置では、最初の参加者が抽選カード30を挿入して読み取りがされた後、回転ドラム23を回してリセット用センサ28がオンになるまで、カード読み取り機3の駆動機構332は動作せず、抽選カード30は受け具331の上に載ったままである。リセット用センサ28がオンになってから抽選カード30は落下して回収される。この状態で初めて、次の抽選カード30の挿入が可能になる。そして、抽選の結果、当たりであった場合、自販機1の状態が払い出しスタンバイ状態から定常状態に戻らない限り(景品の払い出しが完了しない限り)、次の抽選カード30が読み取られていたとしても、読み取りOK信号は抽選制御ユニット22には出力されない。つまり、前の人の景品払い出しが完全に完了してからでないと、次の人の抽選カード30が真正に読み取られたとしても抽選器2は使用できない。このため、抽選結果が上書きされてしまうような誤動作は発生せず、動作が混乱することはない。
尚、上記のように景品提供によるプロモーションを行った後、抽選器2及びカード読み取り機3は、設置されたままとされる場合もあるが、必要に応じて取り外され、撤去される。撤去後は、自販機1はそのまま残り、通常の自動販売機として利用される。また、撤去された抽選器2及びカード読み取り機3は、別のプロモーションのために他の場所に設置されている自販機1(他の商店街やデパート等に設置されている自販機1)に対して接続され、同様に景品提供装置を構成して利用される。このような取り外し及び再設置のため、筐体11内において抽選制御ユニット21や景品払い出し制御ユニット4は着脱容易な状態で取り付けられている。
上記構成及び動作に係る実施形態の景品提供装置によれば、自販機1を利用して景品提供がされるので、景品提供のために人員を配置したり、景品を置いておく特別の場所を用意したりする必要はない。自販機1は、通常の自動販売機として利用されているものであり、景品提供が完了した後は自動的に通常モードに復帰するので、オペレーション(運用)のために特段の操作は必要ない。景品提供のために追加される設備は、カード読み取り機3と抽選器2だけであり、必要な追加スペースは僅かである。したって、実施形態の景品提供装置は、景品提供に要する全体の人的コスト、設備コストが低く抑えられ、狭いスペースで行える極めて好適な販売促進策を可能にするものとなっている。
実施形態の景品提供装置で販売促進キャンペーンを行う場合、主催者は、キャンペーンを行う期間のみカード読み取り機3や抽選器2を借り受けてキャンペーンを行う期間のみ設置するだけで足り、極めて簡便である。コスト的には、抽選カード30を用意するコスト及び景品のコストは発生するが、抽選カード30は、上記のように回収されて再利用されるので、大きなコストはかからない。抽選カード30の回収は係員が行う必要があるが、これは、場合によっては自販機業者のサービスマン(商品の補充や代金の回収を行うサービスマン)が行うことも可能である。このようにすれば、キャンペーンを行う側の人的コストは実質的にゼロである。
さらに、商店街やデパート等の施設は、自販機業者に対して自販機1の設置スペースを提供しており、自販機1の通常の営業(動作)について商品販売のマージンを受け取っている。この分を差し引くと、景品のコストも低く抑えられる。このように、実施形態の景品提供装置は、低コスト、省スペース、簡便なオペレーションで販売促進が行える極めて好適なものとなっている。
また、実施形態の景品提供装置は、単に自販機1の商品を景品として提供するのではなく、抽選器2による抽選の結果に従って景品が提供されるので、ゲーム性がある。その上、抽選器2が福引き器を模したものであるため、抽選参加者にとっては福引きを行って景品をもらっているような感覚となり、エンターテイメント性も兼ね備えたものとなっている。尚、臨場感を高めるための音声発生部29としては、福引き器が操作された際の音声データを記憶した記憶媒体と、記憶媒体に記憶された音声データを再生するスピーカーとによって構成しても良い。また、抽選器2としては福引き器を模したもの以外でも良い。例えばスロットマシンのようなゲーム機を模した抽選器2とし、ゲームの結果が抽選結果とする構成が考えられる。この他、抽選ボタンを押すと抽選結果が表示されるような単純なものであっても良い。
尚、福引き器を模した抽選器2においては、回転ドラム23が一回転した際に抽選実行部211で抽選が行われるが、一回転したことの検出は、上述した構成以外にも各種のものがあり得る。例えば、回転ドラム23の軸にロータリーエンコーダーのような回転角度検出センサを設け、このセンサからの出力をモニタすることで一回転したことの検出をしても良い。また、回転ドラム23が一回転した際にオンになるリミットスイッチのような機械的スイッチを設け、このスイッチを利用して抽選実行部211を制御する構成も考えられる。尚、回転ドラム23が二回転(又はそれ以上)した場合に抽選が行われるよう構成することも考えられる。つまり、「一回転」とは、少なくとも一回転という意味である。
上述した実施形態の景品提供装置において、抽選結果については種々のものを設定し得る。上述した例は空くじ(外れ)がないものであったが、空くじがあっても良い。また、当たりの種類として、購入できる商品の範囲が1〜4等で異なるとしたが、購入できる商品の個数が異なるとしても良い。例えば、4等は1個、3等は2個、2等は3個、1等は4個という具合である。
賞によって個数が異なるようにする場合、景品払い出し制御ユニット4に、無料モードでの賞品の払い出し個数をカウントする手段を設ける。具体的には、無料モードに切り替えた後、自販機制御ユニット13のカウンタ端子132の出力をモニタするようにし、無料モードに切り替えた後のカウンタの数が、当該賞で与えられた個数に達したかどうかを判断する回路を設ける。そして、当該個数に達するまで無料モードを維持し、個数に達した時点で通常モードに自動的に切り替えるようモード制御部15に信号を出力する。
また、本願発明の実施に際して、抽選券読み取り機を備えることは必須条件ではなく、抽選券読み取り機が無くても実施が可能である。この場合、抽選券の確認用の人員が少なくとも一人配置され、参加者が持参した抽選券を係員が確認した上で抽選器2を使用させることになる。上記実施形態の景品提供装置は無人稼働させることも可能であるが、安全管理上の配慮や運営をスムーズにする等の配慮から係員を配置させる場合もあり、この場合には、特に抽選券読み取り機が設けられていなくても問題になることはない。その場合でも、抽選に基づく景品提供は自動化されるので、人的コスト抑制の効果は同様に得られる。
尚、上記実施形態では自販機1は清涼飲料の自動販売機であり、従って景品は清涼飲料であったが、自販機1は清涼飲料以外の飲料(例えばアルコール飲料)の自動販売機であっても良い。また、飲料以外の商品例えばお菓子のような食品の自動販売機であっても良く、おもちゃのような食品以外の商品の自動販売機であっても良い。
また、上記実施形態では、抽選券は抽選カード30であったが、カード以外のものであっても良い。例えば、紙片であってバーコードやQRコード(登録商標)のようなコードが印刷されていて、それが情報担持部になっているものであっても良い。カードの場合でも、磁気的に読み取られるものであってもよく、ICカードのように非接触で読み取るカードであっても良い。また、抽選券は専用コインであっても良く、専用コインを読み取る機械をカード読み取り機3の代わりに用いても良い。さらに、抽選券は、デジタルデータ自体の場合もあり、スマートフォンやタブレットPCのような携帯端末にダウンロードされて保存されているデジタルデータを画面に表示し、それを光学的な手段によって読み取ることで抽選の権利があることを確認しても良い。尚、抽選カード30を光学的に読み取る構成については、本願の出願人が先に出願した特願2015−3639の明細書及び図面に開示された各構成を採用することも可能である。
上記実施形態の景品提供装置は、商店街やデパートのような物販系の施設における販売促進キャンペーンで使用される場合の他、ホテルや旅館、スポーツ施設、ゲームセンターといった有料サービスを提供する施設での販売促進(来場促進)のために使用することができる。また、コンサートやパーティ、その他の各種イベントにおいて実施形態の景品提供装置を使用することも可能である。例えばパーティの各参加者に抽選カード30を配り、余興の一つとして抽選器2を使用して景品を当ててもらうことが想定される。
尚、抽選器2及びカード読み取り機3は取り外されて別の場所の自販機1に対して接続される(再利用される)と説明したが、これをより容易にする構成として、カード用看取り機3の読み取り制御部34の出力回路344と抽選制御ユニット21との間において無線通信(赤外線又はBluetooth等、Bluetoothは登録商標)を行う構成を採用したり、抽選制御ユニット21の抽選結果出力部212と景品払い出し制御ユニット4との間で無線通信を行う構成を採用したりすると、配線の接続や撤去が省けるので、より好適である。
また、上記実施形態において、抽選の結果、当たりであることは自販機1の商品選択ボタンの点灯により確認できるが、抽選の結果を表示するディスプレイを別途設けても良い。もしくは、音声により抽選結果を知らせるようにすることもできる。
1 自動販売機
11 筐体
12 前面扉
122 商品選択ボタン
13 自販機制御ユニット
14 払い出し機構
15 モード制御部
2 抽選器
21 抽選制御ユニット
211 抽選実行部
212 抽選結果出力部
213 ドラム制御部
22 ドラムユニット
23 回転ドラム
27 回転センサ
29 音声発生部
3 カード読み取り機
30 抽選カード
31 ケーシング
310 カード挿入口
32 読み取りセンサ
320 光軸
321 フォトセンサ
33 ゲート部
34 読み取り制御部
36 カード回収部
361 開閉扉
4 景品払い出し制御ユニット

Claims (6)

  1. 自動販売機と、自動販売機に対して設けられた抽選器と、景品払い出し制御ユニットとを備えた景品提供装置であって、自動販売機は、通常は有料販売される商品を景品として無料提供することが可能なものであり、
    自動販売機は、
    筐体と、
    筐体内に設けられた商品収容部及び商品払い出し機構と、
    筐体設けられた商品取り出し口と、
    複数の商品選択ボタンと、
    金銭投入部と
    を備えており、
    自動販売機の筐体内には、商品選択ボタンで選択された商品と金銭投入部から投入された金銭とに従って商品払い出し機構を制御する自販機制御ユニットが設けられており、
    自販機制御ユニットは、通常モードと無料モードとを切り替えることが可能であって、無料モードは、商品収容部に収容された商品を無料で払い出すモードであり、
    抽選器は、抽選制御ユニットを備えており、抽選制御ユニットは、抽選を電子的に行う抽選実行部と、抽選実行部で抽選が実行された際に当たりの旨の結果を景品払い出し制御ユニットに出力する出力部とを備えており、
    景品払い出し制御ユニットは、抽選制御ユニットの出力部から当たりの出力がされた際に自販機制御ユニットに対し通常モードから無料モードに切り替える信号を出力するものであり、
    自販機制御ユニットは、抽選制御ユニットの出力部から当たりの出力があって通常モードから無料モードに切り替えた後、景品としての商品の払い出しが完了した際に当該払い出し完了の信号を景品払い出し制御ユニットに出力するものであって、景品払い出し制御ユニットは、払い出し完了の信号が自販機制御ユニットから出力された際、自販機制御ユニットに対し無料モードから通常モードに切り替える信号を出力するものであることを特徴とする景品提供装置。
  2. 前記抽選器は撤去可能な状態で設けられており、他の自動販売機に対して再利用可能な状態で設けられていることを特徴とする請求項1記載の景品提供装置。
  3. 前記抽選器は、福引き器を模したものであって、利用者が回すことができる回転ドラムを備え、回転ドラムが一回転した際に前記抽選実行部が抽選を行うよう構成されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の景品提供装置。
  4. 前記抽選器で抽選する権利を示すものである抽選券を読み取る抽選券読み取り機が、前記抽選器に対して設けられており、
    抽選券読み取り機は、抽選参加者が持参した抽選券を読み取って真正なものであるかどうか判断するものであって、真正なものであると判断した際に前記抽選器の抽選制御ユニットに対して抽選を行わせるための信号を出力するものであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の景品提供装置。
  5. 前記抽選券はカード状のものであり、前記抽選券読み取り機は、前記抽選券を再利用可能な状態で回収する回収部を備えていることを特徴とする請求項4記載の景品提供装置。
  6. 前記自販機制御ユニットは、前記複数の商品選択ボタンのうちの任意の商品選択ボタンで選択される商品について無料モードとすることができるものであり、
    前記抽選実行部による抽選結果における当たりは、順位のある複数の当たりであって、前記景品払い出し制御ユニットは、当たりの順位に応じて無料モードする前記商品選択ボタンの範囲を指定する信号を前記自販機制御ユニットに出力するものであり、前記自販機制御ユニットは、指定された範囲の前記商品ボタンについて無料モードとする制御を行うものであることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の景品提供装置。
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